JP2006273146A - 自動車用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、乗員に対してより快適な空調を実現することができる自動車用シートを提供する。
【解決手段】 ペルチェ素子等の熱電体22を用いて空気を選択的に加熱または冷却してエア吹出口7,8に送風する空調ユニット10の筐体11内に、熱電体22との熱伝達状態に応じた量の香料成分を放出する香料格納部30を配設する。空調制御部50で、熱電体22の制御によりエア吹出口7,8から吹き出す空気の温度制御を行うとともに、香料格納部30に対する熱電体22からの熱伝達状態を制御してエア吹出口7,8から吹き出す空気の香りを制御する。これにより、簡単な構成で、乗員に対してより快適な空調を実現することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート部の表面に開口するエア吹出口から、乗員に温風或いは冷風を供給する自動車用シートに関する。
従来より、乗員の快適性の向上等を目的として、シート部の表皮にエア吹出口を開口し、エア吹出口から乗員に対して温風或いは冷風を供給する自動車用シートが提案され実用化されている。このような空調制御は、例えば、特許文献1に開示されているように、エア吹出口に連通する連通路に、当該連通路内の空気をエア吹出口に圧送するブロワファンと、連通路内を圧送される空気を選択的に加熱或いは冷却するペルチェ素子とを設けることで実現可能である。
特開平5−277020号公報
ところで、この種の自動車用シートにおいて、乗員の快適性等をより向上するためには、エア吹出口から乗員に供給する空気の空調をより機能的に行うことが望ましい。その一方で、空調を機能的に実現すべく、上述の特許文献1に開示された技術に、別途の新たな構成を大幅に追加することは、構造の複雑化やコストの高騰等を招く要因となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、乗員に対してより快適な空調を実現することができる自動車用シートを提供することを目的とする。
本発明は、シート部の表皮に開口するエア吹出口に連通する連通路と、上記連通路内の空気を上記エア吹出口に圧送する送風手段と、上記送風手段によって上記連通路内を流通する空気を選択的に加熱または冷却可能な熱電体と、上記熱電体と熱伝達可能に配設され、当該熱電体との熱伝達状態に応じた量の香料成分を上記連通路内に放出する香料格納手段と、上記熱電体を制御して上記エア吹出口から吹き出す空気の温度制御を行うとともに、上記香料格納手段に対する上記熱電体からの熱伝達状態を制御して上記連通路内への香料成分の放出量を可変に制御する空調制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の自動車用シートによれば、簡単な構成で、乗員に対してより快適な空調を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一形態に係わり、図1は自動車用シートの概略構成図、図2は空調ユニットの要部断面図、図3は空調ユニットの要部を示す斜視図、図4は空調制御ルーチンのフローチャートである。
図1において、符号1は自動車用のシートを示す。このシート1は、乗員が着座するためのシートクッション2と、乗員の背もたれとなるシートバック3とをシート部として有し、これらシートクッション2及びシートバック3の表皮5,6には複数のエア吹出口7,8がそれぞれ開口されている。
また、シートクッション2の下部には、エア吹出口7,8への送風を行う空調ユニット10が配設されている。この空調ユニット10を構成する筐体11の一端部には外気取入口12が開口しており、筐体11の他端部には、シートクッション2の内部でエア吹出口7に連通するダクト15と、シートバック3の内部でエア吹出口8に連通するダクト16とが連通されている。すなわち、本実施形態において、筐体11は、ダクト15,16とともに、エア吹出口7,8に連通する連通路を構成する。
また、筐体11の内部には、送風手段としてのブロワファン18が配設されており、ブロワファン18は、外気取入口12を介して筐体11内に空気を導入し、導入した空気をダクト15,16を通じてエア吹出口7,8へと圧送するようになっている。
また、図2に示すように、本実施形態において、筐体11の内部は、ブロワファン18の上流側が、隔壁21によって複数の分割通路20(図示の例では、第1〜第4の分割通路20a〜20d)に区画されており、各分割通路20には、当該各分割通路20を流通する空気を選択的に加熱または冷却可能な熱電体22(第1〜第4の熱電体22a〜22d)がそれぞれ配設されている。
ここで、各熱電体22は、例えば、複数のn型半導体とP型半導体とを接合した周知のペルチェ素子で構成されている。各熱電体22の一方の面は各分割通路20内に臨まされており、他方の面は筐体11の外部に露呈されている。そして、熱電体22は、後述する空調制御部50(空調制御手段)を通じた通電制御によって、分割通路20内に臨まされた面が放熱面或いは吸熱面として作用することで、分割通路20内を流通する空気を選択的に加熱または冷却する。なお、図1において、符号24は、熱電体22の各面に固設する熱交換用のフィンを示す。
また、第1〜第3の分割通路20a〜20cは、第1〜第3の熱電体22a〜22cの下流に、隔壁26で画成されたバイパス通路25(第1〜第3のバイパス通路25a〜25c)を有し、各バイパス通路25の上流端には、当該バイパス通路25を開閉するダンパ27(第1〜第3のダンパ27a〜27c)が配設されている。
さらに、各バイパス通路25には、それぞれ所定の香料成分を格納する香料格納手段としての香料格納部30(第1〜第3の香料格納部30a〜30c)が配設されている。そして、各香料格納部30a〜30cは、各熱電体22a〜22cとの熱伝達状態に応じた量の香料成分を、筐体11内に放出するようになっている。本実施形態において、第1の香料格納部30aには、所定の芳香剤成分が香料成分として格納されている。また、第2の香料格納部30bには、第1の香料格納部30aに格納された芳香剤成分とは異なる所定の芳香剤成分が香料成分として格納されている。また、第3の香料格納部30cには、消臭剤成分が香料成分として格納されている。
ここで、図2,3に示すように、各香料格納部30は、筐体11に装脱自在なカートリッジ31(第1〜第3のカートリッジ31a〜31c)に保持されており、これらカートリッジ31の挿脱によって各香料格納部30は適宜交換可能となっている。なお、各香料格納部30は、単一のカートリッジに一体的に保持されるものであってもよい。
空調制御部50には、例えば、空調ユニット10の各種設定等を行うための操作入力部55、自車走行時のふらつきを判定するふらつき判定部56、シート1の前後位置やシートバック3の傾斜角等のシートポジションを検出するシートポジションセンサ57、筐体11内の温度を検出する温度センサ58、及び、筐体11内で所定の臭い成分を検出する臭いセンサ59等の各種スイッチ・センサ類が接続されている。
ここで、操作入力部55は、例えば、エア吹出口7,8から吹き出す空気の温度を所望の温度に設定するための温度設定スイッチ、後述する芳香制御の実行の可否を入力するための芳香スイッチ、芳香制御で生成する香りを所望の香りに設定するための香り設定スイッチ等(何れも図示せず)を有する。
また、ふらつき判定部56は、例えば、車外前方の対象を異なる視点からステレオ撮像する一対のステレオカメラと、ステレオカメラで撮像した画像に対してステレオマッチング等の処理を行い自車前方の白線や先行車等を認識する周知のステレオ画像処理装置とを有する(何れも図示せず)。そして、ふらつき判定部56では、自車の走行状態と白線との関係に基づいて自車走行レーン上での自車のふらつきを計測し、その周波数分析からドライバのよそ見や居眠り等に関係の深いふらつきを判定する。
空調制御部50は、各種スイッチ・センサ類からの入力情報に基づいてブロワファン18、各熱電体22a〜22d、及び、各ダンパ27a〜22cを制御することにより、エア吹出口7,8から吹き出す空気の温度制御を行うとともに、各香料格納部30a〜30cに対する各熱電体22a〜22cからの熱伝達状態を個別に制御して筐体11内への各香料成分の放出量を可変に制御する。
すなわち、本実施形態において、空調制御部50は、操作入力部55の芳香スイッチがONされているとき、例えば、第1〜第4の熱電体22a〜22dの温度を個別に制御するとともに、第1〜第3のバイパス通路25a〜25cに対する第1〜第3のダンパ27a〜27cの開度を個別に制御し、さらに、ブロワファン18による送風量を制御することにより、第1〜第3の香料格納部30a〜30cに対する第1〜第3の熱電体22a〜22cからの熱伝達状態を個別に制御する。これにより、各香料格納部30a〜30cから筐体11内に放出される各香料成分の割合が可変制御され、所望の芳香制御や消臭制御が実現される。その際、空調制御部50は、各熱電体22a〜22dが全体として空気との間で熱交換する熱量を制御することにより、エア吹出口7,8から吹き出される空気の温度を設定温度に制御する。
次に、空調制御部50で実行される空調制御について、図4に示す空調制御ルーチンのフローチャートに従って説明する。このルーチンは所定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、空調制御部50は、先ず、ステップS101で、操作入力部55の芳香スイッチがONされているか否かを調べる。
そして、ステップS101において、芳香スイッチがONされていないと判断すると、空調制御部50は、ステップS102に進み、通常の空調制御を行った後、ルーチンを抜ける。具体的に説明すると、空調制御部50は、各ダンパ27a〜27cを全閉位置まで制御することにより各熱電体22a〜22cから各香料格納部30a〜30cへの熱伝達を遮断する。そして、空調制御部50は、例えば、操作入力部55の温度設定スイッチを通じてユーザ入力された設定温度と温度センサ58の検出温度とに基づき、予め設定されたマップ等を参照してブロワファン18及び各熱電体22a〜22dの制御を行う。
一方、ステップS101において、芳香スイッチがONされていると判断すると、空調制御部50は、ステップS103に進み、現在、消臭判定実行タイミングであるか否かを調べる。ここで、空調制御部50は、例えば、芳香スイッチがONされた直後のタイミング、或いは、前回の消臭判定実行タイミングが判定されてから所定時間(例えば、数十分)経過後のタイミングを消臭判定実行タイミングとして判定する。
そして、ステップS103において、消臭判定実行タイミングであると判定されると、空調制御部50は、ステップS104に進み、消臭判定を行う。具体的に説明すると、空調制御部50は、先ず、ブロワファン18の回転を逆転させてエア吹出口7,8側から外気取入口12側へと空気を流通させる。そして、空調制御部50は、この状態を所定時間保持することで、シート1の表皮5,6近傍の空気を筐体11内に取り込んだ後、臭いセンサ59で特定の臭い成分の検出を行う。そして、空調制御部50は、特定の臭い成分が検出された場合に、消臭制御を実行する必要があると判定する。
一方、ステップS103において、消臭判定実行タイミングではないと判定されると、空調制御部50は、そのまま、ステップS105に進む。
ステップS103或いはステップS104からステップS105に進むと、空調制御部50は、ステップS104の消臭判定結果に基づき、現在、消臭制御の必要があるか否かを調べる。
そして、ステップS105において、消臭制御の必要があると判定した場合、空調制御部50は、ステップS106に進み、消臭制御を伴う空調制御を行った後、ルーチンを抜ける。具体的に説明すると、空調制御部50は、先ず、第1,第2のダンパ27a,27bを全閉位置まで制御することにより、第1,第2の熱電体22a,22bから第1,第2の香料格納部30a,30bへの熱伝達を遮断する。そして、空調制御部50は、例えば、操作入力部55の温度スイッチを通じてユーザ入力された設定温度と温度センサ58の検出温度とに基づき、予め設定されたマップ等を参照してブロワファン18、各熱電体22a〜22d、第3のダンパ27cの制御を行う。その際、空調制御部50は、特に、第3の熱電体22c及び第3のダンパ27cの制御によって第3の香料格納部30cから放出される香料成分(消臭剤成分)の量を制御するが、これら第3の熱電体22c及び第3のダンパ27cの制御量に応じて、ブロワファン18、第1,第2,第4の熱電体22a,22b,22dを協調制御することにより、エア吹出口7,8から吹き出される空気の温度を設定温度に維持する。
一方、ステップS105において、消臭制御の必要がないと判定した場合、空調制御部50は、ステップS107に進み、現在、ふらつき判定部56で自車両のふらつきが検出されているか否かを調べる。
そして、ステップS107において、ふらつきが検出されていると判定した場合、空調制御部50は、ステップS108に進み、予め設定されたドライバ覚醒用の香り(例えば、比較的刺激の強い香り)を芳香制御用の香りとして設定した後、ステップS112に進む。
一方、ステップS107において、ふらつきが検出されていないと判定した場合、空調制御部50は、ステップS109に進み、ユーザにより操作入力部55の香り設定スイッチを通じた入力情報があるか否かを調べる。
そして、ステップS109において、ユーザによる香りの入力情報があると判定すると、空調制御部50は、ステップS110に進み、ユーザ入力に応じた香りを芳香制御用の香りとして設定するとともに、設定した香りを、現在シートポジションセンサ57で検出されているシートポジションと関連付けて記憶した後、ステップS110に進む。
一方、ステップS109において、ユーザによる香りの入力情報がないと判定すると、空調制御部50は、ステップS111に進み、シートポジションと関連付けて記憶された香りの中から、現在のシートポジションに対応する香りを読み出し、当該香りを芳香制御用の香りとして設定した後、ステップS112に進む。なお、現在のシートポジションに関連付けた香りが記憶されていない場合には、空調制御部50は、予め設定されている所定の香りを芳香制御用の香りと設定する。
ステップS108、ステップS110、或いは、ステップS111で芳香制御用の香りを設定してステップS112に進むと、空調制御部50は、設定した香りの芳香制御を伴う空調制御を行った後、ルーチンを抜ける。具体的に説明すると、空調制御部50は、先ず、第3のダンパ27cを全閉位置まで制御することにより、第3の熱電体22cから第3の香料格納部30cへの熱伝達を遮断する。そして、空調制御部50は、例えば、操作入力部55の温度スイッチを通じてユーザ入力された設定温度と温度センサ58の検出温度、設定された芳香制御用の香りに基づき、予め設定されたマップ等を参照してブロワファン18、各熱電体22a〜22d、第1,第2のダンパ27a,27bの制御を行う。その際、空調制御部50は、特に、第1,第2の熱電体22a,22b及び第1,第2のダンパ27a,27bの制御によって第1,第2の香料格納部30a,30bから放出される香料成分(芳香剤成分)の量を制御して所望の香りを生成するが、これら第1,第2の熱電体22a,22b及び第1,第2のダンパ27a,27bの制御量に応じて、ブロワファン18、第3,第4の熱電体22c,22dを協調制御することにより、エア吹出口7,8から吹き出される空気の温度を設定温度に維持する。
このような実施形態によれば、ペルチェ素子等の熱電体22を用いて空気を選択的に加熱または冷却しエア吹出口7,8に送風する空調ユニット10の筐体11内に、熱電体22との熱伝達状態に応じた量の香料成分を放出する香料格納部30を配設し、空調制御部50で、熱電体22の制御によりエア吹出口7,8から吹き出す空気の温度制御を行うとともに、香料格納部30に対する熱電体22からの熱伝達状態を制御してエア吹出口7,8から吹き出す空気の香りを制御することにより、簡単な構成で、乗員に対してより快適な空調を実現することができる。すなわち、香料格納部30から放出される香料成分の量を、熱電体22からの熱伝達状態に応じて制御することにより、新たな構成を大幅に追加することのない簡単な構成で、シート1に香り制御機能を追加することができる。
この場合、特に、空調ユニット10の筐体11内に複数の熱電体22(例えば、第1〜第4の熱電体22a〜22d)を設け、各熱電体22a〜22dを空調制御部50で個別に制御することにより、温度制御と香り制御とを容易に両立させることができる。
また、互いに異なる芳香剤成分を香料成分として放出する2つの香料格納部30(第1,第2の香料格納部30a,30b)を筐体11内に配設し、これらが放出する香料成分の量(割合)を可変制御することにより、各種バリエーションに富んだ芳香制御を実現することができる。
その際、着座する乗員に応じて適宜変更されるシートポジションに応じて各香料成分の割合を変更することにより、各乗員の好みに応じた芳香制御を自動的に実現することができる。
また、芳香制御時において、自車のふらつきを検出した際には、ドライバ覚醒用の香りに切り替えることにより、走行時の安全性を向上することができる。
また、消臭剤成分を香料成分として放出する香料格納部30(第3の香料格納部30c)を筐体11内に配設し、この香料格納部30cから、必要に応じて消臭剤成分を放出することにより、乗員の快適性をより向上させることができる。
また、筐体11に対して装脱自在なカートリッジ31に香料格納部30を保持させることにより、香料格納部30の交換等を容易に実現することができる。
なお、上述の実施形態においては、第1〜第3の分割通路20a〜20cに第1〜第3のバイパス通路25a〜25cと、これらを開閉する第1〜第3のダンパ27a〜27cを設けた例を説明したが、これらを廃止することも可能である。この場合、例えば、芳香剤を分割通路内で空気の流れから適度に離間させた位置で熱交換用フィンに接して配置し、芳香したい場合のみ熱電体の加熱により芳香剤を気化させることで、分割通路内の空気に芳香成分を放出させることが可能である。
また、上述の実施形態においては、互いに異なる芳香剤成分を放出する2つの香料格納部(第1,第2の香料格納部30a,30b)を筐体11内に配設した一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、単一の芳香剤成分を放出する香料格納部を筐体内に設けた構成であってもよく、互いに異なる芳香剤成分を放出する3つ以上の香料格納部を筐体内に設けた構成であってもよいことは勿論である。この場合、特に、互いに異なる芳香剤成分を放出する香料格納部を3つ以上配設することにより、緻密な芳香制御を実現することが可能となる。
また、上述の実施形態においては、各香料格納部30に加え、筐体11内に除湿剤等を配設してもよい。
自動車用シートの概略構成図 空調ユニットの要部断面図 空調ユニットの要部を示す斜視図 空調制御ルーチンのフローチャート
符号の説明
1 … シート
2 … シートクッション(シート部)
3 … シートバック(シート部)
5 … 表皮
6 … 表皮
7 … エア吹出口
8 … エア吹出口
10 … 空調ユニット
11 … 筐体(連通路)
12 … 外気取入口
15 … ダクト(連通路)
16 … ダクト(連通路)
18 … ブロワファン(送風手段)
20 … 分割通路
(20a〜20c … 第1〜第4の分割通路)
22 … 熱電体
(22a〜22d … 第1〜第4の熱電体)
25 … バイパス通路
(25a〜25c … 第1〜第3のバイパス通路)
27 … ダンパ
(27a〜27c … 第1〜第3のダンパ)
30 … 香料格納部(香料格納手段)
30a … 第1の香料格納部(芳香剤成分を放出する香料格納手段)
30b … 第2の香料格納部(芳香剤成分を放出する香料格納手段)
30c … 第3の香料格納部(消臭剤成分を放出する香料格納手段)
31 … カートリッジ
50 … 空調制御部(空調制御手段)
55 … 操作入力部
56 … ふらつき判定部
57 … シートポジションセンサ(シートポジション検出手段)
58 … 温度センサ
59 … 臭いセンサ
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (6)

  1. シート部の表皮に開口するエア吹出口に連通する連通路と、
    上記連通路内の空気を上記エア吹出口に圧送する送風手段と、
    上記送風手段によって上記連通路内を流通する空気を選択的に加熱または冷却可能な熱電体と、
    上記熱電体と熱伝達可能に配設され、当該熱電体との熱伝達状態に応じた量の香料成分を上記連通路内に放出する香料格納手段と、
    上記熱電体を制御して上記エア吹出口から吹き出す空気の温度制御を行うとともに、上記香料格納手段に対する上記熱電体からの熱伝達状態を制御して上記連通路内への香料成分の放出量を可変に制御する空調制御手段とを備えたことを特徴とする自動車用シート。
  2. 複数の上記熱電体と、
    互いに異なる上記熱電体にそれぞれ対応して熱伝達可能に配設され、対応する上記熱電体との熱伝達により上記連通路内に互いに異なる香料成分をそれぞれ放出する複数の上記香料格納手段を有し、
    上記空調制御手段は、上記各香料格納手段に対する上記各熱電体からの熱伝達状態を個別に制御して上記各香料格納手段から放出される各香料成分の割合を可変に制御することを特徴とする請求項1記載の自動車用シート。
  3. 上記各香料格納手段のうちの少なくとも2つは、互いに異なる芳香剤成分を香料成分として格納していることを特徴とする請求項2記載の自動車用シート。
  4. 上記各香料格納手段のうちの少なくとも1つは、消臭剤成分を香料成分として格納していることを特徴とする請求項2または請求項3記載の自動車用シート。
  5. 上記シート部のシートポジションを検出するシートポジション検出手段を有し、
    上記空調制御手段は、上記シート部のシートポジションに応じて上記各香料格納手段から放出される各香料成分の割合を変更することを特徴とする請求項請求項2乃至請求項4の何れか1つに記載の自動車用シート。
  6. 上記香料格納手段は、上記連通路に対して装脱自在なカートリッジに保持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1に記載の自動車用シート。
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