JP2006272591A - 流動化剤添加量演算装置、流動化剤添加量演算方法およびミキサ車 - Google Patents

流動化剤添加量演算装置、流動化剤添加量演算方法およびミキサ車 Download PDF

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哲男 笠原
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Abstract

【課題】 作業者の負担を軽減できるとともに適切な流動化剤添加量を演算可能な流動化剤添加量演算装置およびミキサ車を提供することである。
【解決手段】 流動化剤添加量演算装置であって、ミキサ車のドラムDを回転駆動する液圧モータ1の駆動圧力を検出する圧力検出手段5と、ドラムD内に投入されたコンクリートの投入量Lと、コンクリートのドラム内投入時のスランプ値Sと、ドラムDを所定の回転速度にて回転駆動したときにおける液圧モータ1の駆動圧力のコンクリート運搬中の変化量ΔPとに基づいて流動化剤添加量Rを演算する演算手段とを備えた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コンクリートの流動化剤投入量を演算可能な流動化剤添加量演算装置およびミキサ車の改良に関する。
ミキサ車と言われるアジテータトラックにあっては、一般的には、コンクリートプラントで製造されるコンクリートを、打設現場まで運搬するために、架台に回転自在に搭載されるドラムを、コンクリート運搬中にドラムを回転させることでコンクリートの砂利等の骨材とモルタル部分とが分離したり、運搬中にコンクリートが固化してしまったりすることを防止し、打設現場にて排出されるコンクリートのスランプ値を基準値の範囲内に維持するなど、コンクリートの品質を維持するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
しかし、コンクリートのスランプロスが著しい場合には、そのままでは、コンクリートを打設しづらいために、打設現場にてコンクリートに流動化剤を添加することが行われている。
ここで、流動化剤とは、混和剤の一種で、あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに添加した後にこれを攪拌しコンクリートの流動性を増大させることを主目的とした混和剤である。
特開2002−172612号公報
上述したように打設現場にてコンクリートに流動化剤を添加するには、ミキサ車のドラム内にコンクリートの投入量、流動化剤添加前後のスランプ差等に基づいて流動化剤添加量を決定し、添加量分の流動化剤をドラム内に投入し、ドラムを高速回転してコンクリートと流動化剤とを攪拌するようにしている。
そして、プラント側では、経験上、ミキサ車のコンクリート運搬時間や気温、湿度によって打設現場にて必要となるスランプ値を見越してコンクリートを製造するが、打設現場到着後のコンクリートのスランプ値はミキサ車毎にばらつきがでてしまう場合があり、都度、スランプ試験を行わないと流動化剤添加量を決定することができなかった。
また、流動化剤の添加量の管理は、ミキサ車毎に専門知識をもった者が行う必要があるので、流動化添加における作業負担は大きい。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、作業者の負担を軽減できるとともに適切な流動化剤添加量を演算可能な流動化剤添加量演算装置およびミキサ車を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明の流動化剤添加量演算装置は、ドラム内に投入されたコンクリートの投入量とコンクリートのドラム内投入時のスランプ値とミキサ車のドラムを所定の回転速度にて回転駆動したときにおける液圧モータの駆動圧力のコンクリート運搬中の変化量とに基づいて流動化剤添加量を演算する演算手段とを備えた。
また、この発明の流動化剤添加量演算方法は、ミキサ車のドラムを回転駆動する液圧モータの駆動圧力のコンクリート運搬中における変化量とコンクリートのスランプ値を運搬前と略同様にする流動化剤添加量との関係をあらかじめ複数のコンクリート投入量および複数のスランプ値に対して求めておき、コンクリート運搬中の液圧モータの駆動圧力の変化量とドラム内に投入されるコンクリート投入量とドラム内に投入されるコンクリートのスランプ値とに基づいて流動化剤添加量を演算する。
さらに、この発明のミキサ車は、ドラム内に投入されたコンクリートの投入量と、コンクリートのドラム内投入時のスランプ値と、ミキサ車のドラムを所定の回転速度にて回転駆動したときにおける液圧モータの駆動圧力のコンクリート運搬中の変化量と、に基づいて流動化剤添加量を演算する演算手段とを備えた。
本発明によれば、圧力値の変化量、スランプ値およびコンクリート投入量に基づいて流動化剤添加量を演算するので、正確にスランプロスを把握して該スランプロスに見合った最適な流動化剤添加量を演算できる。
したがって、流動化剤添加量の流動化剤をコンクリートに添加すると、コンクリートは、プラント出荷時のスランプ値にまで戻されることになり、ミキサ車で運搬することによるスランプロスをキャンセルすることが可能となる。
また、わざわざミキサ車毎にスランプ試験を行って流動化剤添加量を計算する手間が省け、さらに、圧力値の変化量、スランプ値およびコンクリート投入量に基づいて流動化剤添加量を演算するので、最適な流動化剤添加量を演算可能であるので特に専門的な知識を有しなくとも流動化剤の添加を行うことが可能となる。
したがって、流動化剤添加量の管理が非常に簡易となり、流動化剤添加における作業負担を大幅に軽減することができる。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明する。図1は、一実施の形態のミキサ車における流動化剤添加量演算装置の概念図である。図2は、一実施の形態の流動化剤添加量演算装置における入力装置の一例を示す図である。図3は、実施の形態における流動化剤添加量演算装置の演算手順を示したフローチャートである。図4は、コンクリート積載中のドラムの回転軸に垂直な断面を示した図である。
一実施の形態における流動化剤添加量演算装置はミキサ車(図示せず)に搭載されており、図1に示すように、ドラムDを回転駆動する駆動手段である液圧モータ1および液圧モータ1に液圧を供給する液圧ポンプ2と、液圧モータ1の駆動圧力を検出する圧力検出手段たる圧力センサ5と、流動化剤添加量を演算する演算手段3と、演算手段3に接続され演算手段3にスランプ値等の情報を入力可能な入力装置4と、を備えて構成されている。
液圧ポンプ2は、ミキサ車のエンジンEに、PTO(Power Take Off)を介して接続されており、該エンジンのクランクシャフトの回転運動が伝達されて回転駆動される。
また、液圧ポンプ2は、具体的には、斜板カム(図示せず)の傾角を変更することにより吐出方向および吐出量を可変にするアキシャル形の双方向吐出ポンプとして構成され、該液圧ポンプ2にループ状の管路14を介して接続された液圧モータ1をそれぞれ正回転および逆回転することが可能である。
そして、上記液圧ポンプ2の斜板カムの変更は、具体的にたとえば、サーボシリンダにより行われるが、この液圧ポンプ2の吐出方向および吐出量は、ミキサ車に搭載される制御手段10によって制御されている。そして、この制御手段10は、液圧ポンプ2の吐出方向および吐出量を検知する容量センサ11の信号をフィードバックとしてサーボシリンダを駆動し液圧ポンプ2の吐出方向と吐出量を制御することができるようになっている。
また、液圧モータ1は、具体的にはたとえば、傾転角の変更により容量が変化し回転速度が変化するように設定され、回転速度センサ12で回転方向および回転速度(単位時間あたりの回転数)を検知するようになっており、制御手段10は、回転速度センサ12が検出する回転方向および回転速度をフィードバックとして上記傾転角を調節して液圧モータ1の回転方向および回転速度を制御することができるようになっている。
なお、液圧ポンプ2の吐出方向および吐出容量と、液圧モータ1の傾転角をフィードバックとして液圧モータ1の回転方向および回転速度を制御するとしてもよい。
また、この場合、液圧ポンプ2の吐出容量が可変とされているので、液圧モータ1は容量一定のモータとされてもよく、また、液圧モータ1のみを容量可変として液圧ポンプ2を回転速度に対し一定の容量を吐出するものとしてもよいが、上述のように、液圧モータ1および液圧ポンプ2は供に容量可変とされているので、ドラムDの回転速度の制御をきめ細かく行うことが可能となっている。
そして、上記液圧モータ1がドラムDを投入回転させる時にループ状の管路14のうち該液圧モータ1に液圧を供給する側の管路14aの途中には、圧力センサ5が設けられており、該圧力センサ5は、管路14a内の圧力、すなわち、液圧モータ1の駆動圧力を検出し、その出力電圧からなる吐出圧力信号を演算手段3に伝達するようになっている。
さらに、ドラムDの一端は、液圧モータ1に図示しない回転シャフトに図示しない減速機を介して連結され、ドラムDは、液圧モータ1によって回転駆動されることになる。
エンジンEは、制御手段10からのエンジン回転速度指令信号をうけてエンジンEのスロットル弁(図示せず)の開度を調節するスロットル調整装置(図示せず)によって回転速度が制御される。
このエンジンEの回転速度は、回転速度センサ13によって検出され、この回転速度センサ13が出力するエンジン回転速度は制御手段10に入力される。
そして、制御手段10は、上記エンジン回転速度をフィードバックとしてエンジン回転速度指令信号をスロットル調整装置に出力してスロットル調整装置を制御する。
したがって、ミキサ車停車中であっても、ドラムDの回転駆動が必要な場合には、上記制御手段10がスロットル調整装置を制御して、エンジンEの回転速度を所定の回転速度に維持することができるようになっている。
なお、エンジンEが電子制御可能なガバナを搭載している場合には、該ガバナに信号を送ることでエンジン回転速度を調節可能であるので、上記スロットル調整装置は不要となる。
転じて、入力装置4は、図2の一例に示すように、オペレータの操作によってスランプ値およびドラムDへのコンクリート投入量の各情報を数値として入力可能なテンキー型のスイッチ4aと、入力された各情報を演算手段3に送信する送信スイッチ4bと、オペレータのスイッチ4aの操作によって入力される各情報および演算手段3によって算出される流動化剤添加量を表示する表示部4cと、演算手段3に演算処理を行う指令を信号として与える演算スイッチ4dとを備え、演算手段3に信号線20で接続されることにより演算手段3に対して上記各情報を信号として演算手段3に送信可能とされている。
また、スランプ値等の情報の入力の際に、切換スイッチ4eを押圧操作することにより、入力対象の情報を切換えることができ、この切換スイッチ4eによって入力する情報を選択することができるようになっている。
なお、入力装置4と演算手段3の通信においては、信号線20を介さない無線によって行うとされてもよく、また、スランプ値等の入力に使用されるスイッチはボリューム型とされてもよい。
そして、演算手段3は、圧力センサ5が出力する信号、入力装置4から入力される信号を受け取り、流動化剤添加量を演算し、その結果を入力装置4の表示部4cに出力できるのであればよく、たとえば、ハードウェアとしては図示しないが、各信号を増幅するためのアンプと、アナログ信号をデジタル信号に変換する変換器と、CPU(Central Prossesing Unit)等の演算を実行する装置と、ROM(Read Only Memory)等の記憶装置とから構成され、流動化剤添加量の演算に必要な演算処理手順は、プログラムとしてROMや他の記憶装置に予め格納させておくとする周知なコンピュータシステムとして構成されている。
なお、演算手段3とは別に、制御手段10は、図示しない液圧モータ1の傾転角および液圧ポンプ2の斜板カムの傾角を調節するサーボシリンダに、液圧の供給を可能とする電磁弁のソレノイドに対し制御電圧もしくは制御電流を出力し、液圧モータ1および液圧ポンプ2を駆動制御するとともに、必要な場合にはエンジンEの回転速度を制御することになり、ハードウェアとしては、上述の演算手段3と同様に周知のコンピュータシステムとすればよい。
そしてまた、演算手段3は、制御手段10に適宜ドラムDの回転速度を所定の速度にする指令を信号として出力することができるようになっており、この演算手段3が出力する速度指令信号によって制御手段10は、指令どおりドラムDを一定時間、所定の回転速度にて駆動する制御を行うようになっている。
また、演算装置3は、入力装置4にスランプ値情報が入力されない状態で送信スイッチ4bの押圧がある場合には表示部4cに、たとえば、「Error」といった文字を表示できるようになっている。
そして、上記のように構成された流動化剤添加量演算装置における演算手段3は、図3に示す演算処理手順に従って流動化剤添加量を演算する。また、この演算処理手順は、上述のように、予め演算手段3の記憶装置に格納されている。
なお、この実施の形態に場合、演算手段3と制御手段10とをハードウェアとしては別にしているが、演算手段3と制御手段10のハードウェアを統一してもよい。
以下、この演算処理手順について説明すると、まず、オペレータの入力装置4における送信スイッチ4bの押圧により、演算手段3にドラム内投入時における初期のスランプ値S、コンクリート投入量Lの各情報の信号が送信され、これにより、流動化剤添加量演算に関する以下の演算処理手順が実行される。
なお、オペレータの入力装置4における送信スイッチ4bの押圧は、プラントにてドラムD内にコンクリートを投入後すぐに行われる。
そして、ステップF1では、上記信号のうち初期のスランプ値S、コンクリート投入量Lの入力がなされたか否かの判断を行う。そして、初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの入力がある場合には初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lを記憶装置に記憶してステップF2に移行し、初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの入力がない場合には、ステップF3に移行して、オペレータに入力装置4への初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの入力を促すため、入力装置4の表示部4cに、たとえば、「Error」と表示して、初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの入力を待ち、その後、初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの入力が一定時間経過しても入力されない場合には、流動化剤添加量の演算処理手順を終了する。
したがって、流動化剤添加量演算に必要な初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの入力を促すことができるので、オペレータの入力ミスを防止することができる。
なお、ステップF3で初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの入力がなされる場合、初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lを記憶装置に記憶してステップF2に移行する。
つづいて、ステップF2では、演算手段3は、制御手段10にドラムDを一定時間、所定の回転速度にて回転させるように速度指令信号を出力する。
そして、制御手段10は、この速度指令信号に基づいてドラムDの回転速度を一定時間、所定の回転速度となるように制御する。
なお、ドラムDの所定の回転速度は、ミキサ車のエンジンE、液圧ポンプ2および液圧モータ1の仕様から決せられる限界の範囲内で任意に設定することができるが、コンクリート運搬中のドラムDの総回転数量が多ければ多いほどスランプロスを招くことになるので、コンクリートの分離を招かない程度に低くするほうがよい。
さらに、ステップF4に移行して、演算手段3は、圧力センサ5から入力される圧力値P1を記憶装置に記憶する。
そして、ステップF5に移行し、演算処理指令を待ち、演算スイッチ4dの押圧がある場合、すなわち、演算処理を行う指令がある場合には、ステップF6に移行する。
なお、オペレータの演算スイッチ4dの押圧は、ミキサ車が打設現場に到着後、コンクリートを排出する直前に行われる。
ステップF6では、演算手段3は、制御手段10にドラムDを一定時間、所定の回転速度にて回転させるように速度指令信号を出力する。
つづいて、ステップF7に移行し、演算手段3は、圧力センサ5から入力される圧力値P2を記憶装置に記憶する。
さらに、ステップF8では、演算手段3は、初期のスランプ値S、コンクリート投入量L、圧力値P1,P2から流動化剤添加量Rを演算する。
ここで、液圧モータ1の駆動圧力である圧力値P1,P2は、ドラムDの回転駆動させるときのトルクに比例する。そして、このトルクは、圧力値を採取する時点でのスランプ値とコンクリート投入量Lによって変化する値である。
すなわち、図4に示したコンクリートを積載したドラムDを回転軸に対して垂直な面で切断した断面図を見ると、コンクリートはドラムDが回転すると自身の粘度に比例してコンクリート面CはドラムDの回転方向に傾きθをもって傾くことになり、この断面にコンクリートの重心Cgが存在する場合、コンクリートの重心Cgは、上記コンクリート面Cに対して垂下される仮想線V上にあり、所定の回転速度でドラムDの回転軸O回りに回転させるときの必要トルクは、概ね回転軸Oと重心Cgとの間の長さhとコンクリート投入量Lの質量の積で計算されるモーメントとなる。
また、上述のとおり、圧力値P1,P2は検出時点でのドラムDを回転させるトルクに比例し、上記した傾きθは、スランプ値によって変化するので、圧力値の変化量ΔP(=P2−P1)は、コンクリート投入量Lが一定で、かつ、ドラムDの回転速度が所定の値とされ一定であるので、スランプ値の変化量に依存した値となる。
そこで、あらかじめ、ある初期のスランプ値Sおよびあるコンクリート投入量Lにおける圧力値の変化量ΔPと流動化剤添加量Rとの関係を示すマップを、たとえば、スランプ値を1cm毎、コンクリート投入量を0.1mに変化させるなどして異なる条件で複数作成しておいて記憶装置に記憶させておき、オペレータによって入力される初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lの条件に合致するマップを抽出して、上記圧力値の変化量ΔPから流動化剤添加量Rを演算する。
なお、実際に使用される流動化剤の仕様によって添加量が異なることもあるので、たとえば、入力装置4に流動化剤の種類を入力することができるようにしておき、たとえば、種類毎に番号をあらかじめ決定しておき、この番号を入力させることによって種類を演算手段3に判別させるようにして、流動化剤の種類に対応して流動化剤添加量Rを演算するようにしてもよい。
そして、ステップF9では、演算手段3は、演算された流動化剤添加量Rを表示部4cに表示する。
このように、圧力値の変化量ΔP、初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lに基づいて流動化剤添加量Rを演算するので、正確にスランプロスを把握して該スランプロスに見合った最適な流動化剤添加量Rを演算できる。
したがって、流動化剤添加量Rの流動化剤をコンクリートに添加すると、コンクリートは、プラント出荷時のスランプ値にまで戻されることになり、ミキサ車で運搬することによるスランプロスをキャンセルすることが可能となる。
また、わざわざミキサ車毎にスランプ試験を行って流動化剤添加量を計算する手間が省け、さらに、圧力値の変化量ΔP、初期のスランプ値Sおよびコンクリート投入量Lに基づいて流動化剤添加量Rを演算するので、最適な流動化剤添加量Rを演算可能であるので特に専門的な知識を有しなくとも流動化剤の添加を行うことが可能となる。
したがって、流動化剤添加量の管理が非常に簡易となり、流動化剤添加における作業負担を大幅に軽減することができる。
なお、流動化剤添加量Rの演算に際して、マップを用いて演算しているが、この圧力値の変化量ΔPと初期のスランプ値Sとコンクリート投入量Lとからスランプ値の変化量を演算することも可能であるから、スランプ値の変化量を演算したうえで流動化剤添加量Rを演算するようにしてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態のミキサ車における流動化剤添加量演算装置の概念図である。 一実施の形態の流動化剤添加量演算装置における入力装置の一例を示す図である。 実施の形態における流動化剤添加量演算装置の演算手順を示したフローチャートである。 コンクリート積載中のドラムの回転軸に垂直な断面を示した図である。
符号の説明
1 液圧モータ
2 液圧ポンプ
3 演算手段
4 入力装置
4a スイッチ
4b 送信スイッチ
4c 表示部
4d 演算スイッチ
4e 切換スイッチ
5 圧力検出手段たる圧力センサ
10 制御手段
11 容量センサ
12,13 回転速度センサ
14,14a 管路
20 信号線
D ドラム
E エンジン

Claims (6)

  1. ドラム内に投入されたコンクリートの投入量とコンクリートのドラム内投入時のスランプ値とミキサ車のドラムを所定の回転速度にて回転駆動したときにおける液圧モータの駆動圧力のコンクリート運搬中の変化量とに基づいて流動化剤添加量を演算する演算手段とを備えた流動化剤添加量演算装置。
  2. 演算された流動化剤添加量を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の流動化剤添加量演算装置。
  3. ミキサ車のドラムを回転駆動する液圧モータの駆動圧力のコンクリート運搬中における変化量とコンクリートのスランプ値を運搬前と略同様にする流動化剤添加量との関係をあらかじめ複数のコンクリート投入量および複数のスランプ値に対して求めておき、コンクリート運搬中の液圧モータの駆動圧力の変化量とドラム内に投入されるコンクリート投入量とドラム内に投入されるコンクリートのスランプ値とに基づいて流動化剤添加量を演算することを特徴とする流動化剤添加量演算方法。
  4. ドラム内に投入されたコンクリートの投入量と、コンクリートのドラム内投入時のスランプ値と、ミキサ車のドラムを所定の回転速度にて回転駆動したときにおける液圧モータの駆動圧力のコンクリート運搬中の変化量と、に基づいて流動化剤添加量を演算する演算手段とを備えたミキサ車。
  5. ミキサ車のドラムを回転駆動する液圧モータの駆動圧力を検出する圧力検出手段と、ドラムの回転速度を所定の回転速度に制御する制御手段と、ドラム内に投入されたコンクリートの投入量とコンクリートのドラム内投入時のスランプ値とドラムを所定の回転速度にて回転駆動したときにおける圧力検出手段で検出される駆動圧力のコンクリート運搬中の変化量とに基づいて流動化剤添加量を演算する演算手段とを備えたミキサ車。
  6. 演算された流動化剤添加量を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載のミキサ車。
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