JP2006271092A - ヨークハウジング及びモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、信頼性の高いシール構造を実現することができるヨークハウジングを提供する。
【解決手段】ヨークハウジング4は、略筒状に形成され、その開口部4aに径方向外側に延びるように形成されたフランジ部4cが、環状のシール部材Sを介在させてポンプハウジング27に固定されている。フランジ部4cは、シール部材Sが配置された平面部41と、平面部41よりも径方向外側に突出すると共に軸方向にポンプハウジング27側に突出して形成され、ポンプハウジング27に締結固定される第1着座部42と、平面部41よりも径方向外側に突出すると共に軸方向にポンプハウジング27側に第1着座部42よりも突出して形成された第2着座部43とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヨークハウジング及びモータに関するものである。
従来、モータとしては、略有底筒状に形成されたヨークハウジング内に周方向に複数のマグネットが配置されてステータが形成され、このステータ内をロータ(回転子)が回転可能に収容されたものがある。このようなモータがポンプ装置等に固定される場合、特許文献1に開示されるように、例えば、図6(a),(b)に示すように、シール部材を介在させた状態で、ヨークハウジング101とポンプハウジング102とが固定される。
ここでは、ヨークハウジング101の開口部にフランジ部103が形成され、このフランジ部103に周方向複数箇所に形成された固定部104がポンプハウジング102に締結固定されることで、ヨークハウジング101がポンプハウジング102に固定されている。そして、ヨークハウジング101の開口部の内周側端部に形成された略三角形状凹部101aにOリングR(シール部材)が収容された状態で、フランジ部103の平面部103aとポンプハウジング102の平面部102aとが当接している。この構成により、ヨークハウジング101とポンプハウジング102との間のシール性が確保され、外部からの異物の侵入を阻止することができる。
特開平5−288143号公報
しかしながら、上記従来の構成であると、三角形状凹部に収容されたOリングに好適なシール性を発揮させるためには、Oリングをヨークハウジング及びポンプハウジングに圧接させる必要があり、前記三角形状凹部を高精度で形成する必要がある。例えば、Oリングに対して三角形状凹部が大きく形成されると、Oリングは三角形状凹部内部で遊動してしまい、Oリングとヨークハウジング及びポンプハウジングとの間に隙間が形成されてしまい、シール性が損なわれる。
また、Oリングがヨークハウジングやポンプハウジングに十分に圧接された状態で三角形状凹部に収容されていなければ、Oリングとヨークハウジング及びポンプハウジングとの間に隙間が形成されてしまう場合があるため、Oリングは必要なシール性を確保するように、圧縮された状態で三角形状凹部に収容されている。すると、フランジ部の平面部は、周方向において固定部ではポンプハウジングに確実に当接するが、固定部間ではシール部材の反圧縮力によりポンプハウジングから多少浮き上がる場合がある。このため、モータに振動荷重やピストン荷重による繰り返し荷重が加わると、この部分のシール部材の弾性が失われて、フランジ部がポンプハウジング側に変形する虞があった。更には、その場合、固定部においてねじの緩みが発生する虞もあった。また、モータに大きな振動が加わると、固定部間のフランジ部が浮き上がり、シール性が低下する虞があった。これらの問題を解消するためには、固定箇所を増やして固定部間の浮き上がりを防止することが考えられるが、そうすると部品点数や製造工程の増加を招く。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、簡易な構成で、信頼性の高いシール構造を実現することができるヨークハウジング及びモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、略筒状に形成され、その開口部に径方向外側に延びるように形成されたフランジ部が、環状のシール部材を介在させてハウジングに固定されたヨークハウジングであって、前記フランジ部は、前記シール部材が配置された平面部と、前記平面部よりも径方向外側に突出すると共に軸方向に前記ハウジング側に突出して形成され、前記ハウジングに締結固定される第1着座部と、前記平面部よりも径方向外側に突出すると共に軸方向に前記ハウジング側に前記第1着座部よりも突出して形成された第2着座部と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヨークハウジングにおいて、前記第2着座部は、周方向に前記第1着座部間に1つ形成されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のヨークハウジングにおいて、前記シール部材は液状パッキンである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のヨークハウジングと、コアに巻線が巻装された電機子とコンミテータとが回転軸に固定されてなり、前記ヨークハウジング内に回転可能に収容されたロータと、前記回転軸が貫通される貫通孔が形成されており、前記ヨークハウジングの開口部を閉止するベースプレートと、を備えたモータであって、前記回転軸は、その基端側の端部が基端側軸受を介して前記ヨークハウジングに支持され、先端側が前記貫通孔の内周面に保持される先端側軸受を介して前記ベースプレートに支持されており、径方向に偏心運動する偏心運動部を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のモータにおいて、前記ロータは、コアに巻装された巻線の軸方向のコイルエンドの間に、前記基端側軸受又は前記コンミテータの少なくとも一方が配置されている。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ハウジングに締結固定される固定部を有する第1着座部よりも、周方向に第1着座部の間に形成された第2着座部の方が、軸方向にハウジング側に突出して形成されている。このため、第1着座部がハウジングに固定されることで、第2着座部が軸方向に僅かに反ハウジング側に変形した状態でヨークハウジングがハウジングに固定されている。つまり、第1着座部がハウジングに当接するとともに、第2着座部がハウジングに圧接する状態とされており、第2着座部は締結固定されていなくてもハウジングに対して軸方向に加圧された状態とされている。このように、フランジ部に締結固定される部分を増やさなくても、周方向に第1着座部間に、ヨークハウジングとハウジングとが確実に固定される部分を増やすことができる。この結果、振動荷重等が加わることにより、フランジ部の周方向固定部間の部分が変形するのを防止することができ、この部分のシール部材の劣化を抑制することができる。また、第2着座部は、軸方向にハウジングに対して加圧された状態とされているため、シール部材の反圧縮力によりこの部分のフランジ部が変形することが防止されるため、例えば周方向に形成された締結固定される部分のみでハウジングに固定される場合と比較して、シール性を周方向に均一化できるとともに、必要なシール性を確保することができる。従って、簡易な構成で、信頼性の高いシール構造を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、第2着座部は周方向に第1着座部間に1つのみ形成されているため、ヨークハウジングに形成される複数の第2着座部のハウジング側への突出高さを高精度で均等としなくても、確実にハウジングに圧接される。このように、簡易な構成で、シール部材のシール性を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、シール部材は液状パッキンであるため、シール部材はヨークハウジングとハウジングとの間の隙間に対応した形状とされる。このため、シール部材に軸方向に加わる圧縮力は周方向に一様とされるとともに、必要なシール性を確保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、偏心運動部が偏心運動することで回転軸に偏心荷重が加わると、回転軸の先端側を支持しているベースプレート、及びベースプレートを嵌合しているヨークハウジングの開口部に偏心荷重が加わる。すると、ヨークハウジングとハウジングとの間に偏荷重が加わるが、この荷重はこの荷重は第1着座部及び第2着座部で受け止められるため、シール部材に偏荷重が加わることが防止される。このため、シール部材のシール性の耐久性を向上することができる。
請求項5に記載の発明によれば、コアに巻装された巻線の軸方向のコイルエンドの間に、基端側軸受又はコンミテータの少なくとも何れか一方が配置されているため、基端側軸受と電機子、又はコンミテータと電機子とが軸方向に重ねられ、モータを軸方向に小型化することができる。この場合、回転軸に加わる偏心荷重による反力は大きくなるが、この荷重は第1着座部及び第2着座部で受け止められるため、シール部材に偏荷重が加わることが防止される。
本発明によれば、簡易な構成で、信頼性の高いシール構造を実現することができる。
以下、本発明を具体化した実施の形態を図面に従って説明する。
図1(a)は、本発明にかかるモータをポンプ装置に用いた一例を示す概略断面図である。ポンプ装置1は、モータ部2と、モータの回転により流体を圧送するポンプ部3とを備えている。
モータ部2は、略筒状であって底部を有するヨークハウジング4と、ヨークハウジング4に収容されたロータ5と、ヨークハウジング4の開口部4aに設けられたブラシホルダ装置6とを備えている。
ヨークハウジング4の内周側には磁石7が固定されており、該磁石7に対向してロータ5が回転可能に収容されている。ロータ5は、コア8に巻線9が巻装された電機子10とコンミテータ11とが回転軸12に固定されて構成されている。コンミテータ11の外周面は、ブラシホルダ装置6のロータ5側に設けられたブラシ13に摺接されており、電機子10はこのブラシ13からの給電により回転する。
回転軸12は、電機子10側の端部(基端部)に組み付けた基端側軸受としてのボールベアリング14と、ややポンプ部3側の部分に組み付けた先端側軸受としてのボールベアリング15とにより回転可能に支持されている。ボールベアリング14はヨークハウジング4の底部中央に形成された収容部4dに皿バネ16を挟んだ状態で収容保持されており、ボールベアリング15はブラシホルダ装置6の略中央部に形成された貫通孔6a(図2参照)の内周面に保持されている。
また、ブラシホルダ装置6の貫通孔6aが形成された部分の厚みは、ボールベアリング15の軸方向の厚みより小さいものとされており、ボールベアリング15のポンプ部3側の端部はブラシホルダ装置6から露出するように設けられている。
回転軸12は、ブラシホルダ装置6を貫通してポンプ部3側に突出しており、回転軸12のポンプ部3側に突出した部分には、回転軸12と共に回転する偏心運動部としての偏心ベアリング17が固定されている。この偏心ベアリング17は、ボール軸受18とその内輪に圧入された偏心ブッシュ19とを備えており、回転軸12が偏心ブッシュ19の軸芯部に圧入されて固定されている。このため、回転軸12が回転すると、偏心ベアリング17は偏心運動する。
ブラシホルダ装置6は、樹脂製のベースプレート20を備え、該ベースプレート20はヨークハウジング4の開口部4aに圧入固定されて該開口部4aを閉止している。このベースプレート20は、ヨークハウジング4の開口部4a付近に形成された段差部4bに挿入方向(軸方向)に移動を規制されてヨークハウジング4に固定されている。
図1(a)〜(c)に示すように、ヨークハウジング4は、シール部材Sを介してポンプハウジング27に固定されている。図2に示すように、ヨークハウジング4の開口部4aには径方向外側に延びるフランジ部4cが形成されている。図3(a)〜(c)に示すように、フランジ部4cは、シール部材Sが環状に配置される平面部41と、第1着座部42と、第2着座部43とを備えている。平面部41は、開口部4aに沿ってフランジ部4cのポンプハウジング27側の面に周方向に形成されている。第1着座部42は、平面部41よりも径方向外側に突出すると共に軸方向にポンプハウジング27側にZL1だけ突出して形成されており、ポンプハウジング27にボルト21により締結固定されるボルト穴44が形成されている。第2着座部43は、平面部41よりも径方向外側に突出すると共に軸方向にポンプハウジング27側に第1着座部42よりも突出して形成されており、平面部41よりもZL2(ZL2>ZL1)だけ突出して形成されている。また、第2着座部43は、周方向に第1着座部42間に1つ形成されている。なお、本実施の形態では、シール部材Sは液状パッキンとされており、ヨークハウジング4とポンプハウジング27とを組み付ける際に、液状パッキンをフランジ部4cに塗布することにより、シール部材Sが環状に設けられている。
図1(a)に示すように、ヨークハウジング4のボルト穴44にボルト21が固定されることで、ヨークハウジング4がポンプハウジング27に固定されており、この状態でブラシホルダ装置6はポンプ装置1において位置を固定されている。
また、ベースプレート20は、ロータ5側の面には前記ブラシ13をコンミテータ11の径方向に移動可能に保持するためのホルダ本体22が設けられ、反ロータ5側の面には回転軸12を支持するボールベアリング15を保持するための保持部23が設けられている。ブラシホルダ装置6は樹脂製とされており、ベースプレート20、ホルダ本体22及び保持部23は、一体成型によって形成されている。ブラシ13はホルダ本体22内でバネ24により径方向外側から内側に向けて付勢され、その先端面がコンミテータ11に摺接するように設けられている。また、保持部23は反ロータ5側に突出形成されており、その中央部に前記貫通孔6aが形成されている。
なお、図4に示すように、モータ部2がポンプハウジング27に固定された状態で、ボールベアリング15はポンプハウジング27に形成された大径部28aに収容され、保持部23は同じくポンプハウジング27に形成された環状凹部28bに収容されている。
また、図4に示すように、コンミテータ11は、略円筒形状の絶縁体25と、該絶縁体25の外周面に周方向に配設された複数の金属製のセグメント26とを備えている。コンミテータ11は、その絶縁体25の外径が、ボールベアリング15の外径BDよりも大きくなるように設定されている。
なお、図5に示すように、電機子10はコア8に巻線9が軸方向に巻装されて形成されている。この巻線9においてコア8の軸方向両端面よりも軸方向に突出した部分をコイルエンド9aとすると、モータ部2において前記ボールベアリング14とコンミテータ11とは、軸方向に巻線9のコイルエンド9aの間に配設されている。
なお、ボールベアリング14はコア8のボールベアリング14側に形成された収容凹部8aに収容されることで、巻線9のコイルエンド9a間に配設されている。また、コンミテータ11は、その電機子10側の端部が、コア8の径方向外側部に巻装された巻線9のコイルエンド9aの内周側に収容されることで、軸方向にコイルエンド9a間に配設されている。
一方、ポンプ部3は、ポンプハウジング27を備え、ポンプハウジング27には、上記偏心ベアリング17が挿入される収容部28が形成されている。偏心ベアリング17の外周面一部には、ポンプハウジング27内に配置されたプランジャ29が当接している。このため、回転軸12の回転により、ポンプハウジング27に形成された吸入孔30から吸入されたオイルが吐出孔31から吐出される。
また、ポンプハウジング27は、図1(a)図示状態で偏心ベアリング17よりも若干下側に、回転軸12の軸方向に貫通孔32が形成されており、この貫通孔32内にはブラシホルダ装置6に形成された保持部33が収容されている。保持部33には、配線兼用プレート34が埋設されており、保持部33は貫通孔32を貫通して配線兼用プレート34の一端側をポンプハウジング27から露出させている。そして、この配線兼用プレート34の他端側はブラシ13に電気的に接続されている。
上記の構成のポンプ装置1において、配線兼用プレート34を介してブラシ13に給電されると、ロータ5が回転し、偏心ベアリング17が偏心運動する。すると、偏心ベアリング17の周面の一部に当接しているプランジャ29が往復運動する。これにより、チェックボールが規則的に開放状態と閉塞状態とを繰り返し、吸入孔30から吸入されたオイルが吐出孔31から吐出される。
次に、本実施形態におけるポンプ装置1の特徴的な作用効果を記載する。
(1)ポンプハウジング27に締結固定される固定部を有する第1着座部42よりも、周方向に第1着座部42の間に形成された第2着座部43の方が、軸方向にポンプハウジング27側に突出して形成されている。このため、ボルト穴44にボルト21が締結固定されることで、ヨークハウジング4がポンプハウジング27に固定されると、第2着座部43が軸方向に僅かに反ポンプハウジング27側に変形した状態とされる。つまり、第1着座部42がポンプハウジング27に当接するとともに、第2着座部43がポンプハウジング27に圧接する状態とされており、第2着座部43はボルト穴がなくても(締結固定されなくても)ポンプハウジング27に対して軸方向に加圧された状態とされている。このように、フランジ部4cに締結固定する部分を増やさなくても、周方向に第1着座部42(ボルト穴44)間に、ヨークハウジング4とポンプハウジング27とが確実に固定される部分を増やすことができる。この結果、振動荷重等が加わることにより、フランジ部4cの周方向第1着座部42間の部分が変形するのを防止することができ、この部分のシール部材Sの劣化を抑制することができる。また、第2着座部43は、軸方向にポンプハウジング27に対して加圧された状態とされているため、シール部材Sの反圧縮力によりこの部分のフランジ部4cが変形することが防止される。このため、例えば周方向に形成されたボルト穴44(締結固定する部分)のみでポンプハウジングに固定される場合と比較して、シール性を周方向に均一化できるとともに、必要なシール性を確保することができる。従って、簡易な構成で、信頼性の高いシール構造を実現することができる。
(2)第2着座部43は周方向に第1着座部42間に1つのみ形成されているため、ヨークハウジング4に形成される複数の第2着座部43のポンプハウジング27側への突出高さを高精度で均等としなくても、確実にポンプハウジング27に圧接される。このように、簡易な構成でシール部材Sのシール性を確保することができる。
(3)シール部材Sは液状パッキンであるため、シール部材Sはヨークハウジング4とポンプハウジング27との間の隙間に対応した形状とされる。このため、シール部材Sに軸方向に加わる圧縮力は周方向に一様とされるとともに、必要なシール性を確保することができる。
(4)偏心ベアリング17が偏心運動することで回転軸12に偏心荷重が加わると、回転軸12の先端側を支持しているベースプレート20、及びベースプレート20を嵌合しているヨークハウジング4の開口部4aに偏心荷重が加わる。すると、ヨークハウジング4とポンプハウジング27との間に偏荷重が加わるが、この荷重はこの荷重は第1着座部42及び第2着座部43で受け止められるため、シール部材Sに偏荷重が加わることが防止される。このため、シール部材Sのシール性の耐久性を向上することができる。
(5)コア8に巻装された巻線9の軸方向のコイルエンド9aの間に、ボールベアリング14及びコンミテータ11が配置されているため、ボールベアリング14と電機子10、及び、コンミテータ11と電機子10とが軸方向に重ねられ、モータ部2を軸方向に小型化することができる。この場合、回転軸12に加わる偏心荷重による反力は大きくなるが、この荷重は第1着座部42及び第2着座部43で受け止められるため、シール部材Sに偏荷重が加わることが防止される。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、ヨークハウジング4のフランジ部4cは、第2着座部43は周方向に第1着座部42間に1つ形成されているものとしたが、第2着座部を周方向に第1着座部間に複数形成してもよい。その場合、シール部材のシール性を確保するように、各第2着座部の高さを設定すればよい。また、上記実施の形態では各第1着座部42間に第2着座部43が形成されるものとしたが、ヨークハウジング4が確実にポンプハウジング27に固定されるのであれば、第1着座部42間の少なくとも1箇所に第2着座部43が形成されていればよい。
・上記実施の形態では、シール部材Sを液状パッキンとしたが、シール部材Sは液状パッキンに限定されない。シール性を確保できるのであれば、シール部材をどのように形成してもよい。
・モータ部2をポンプ装置1以外の装置に適用してもよく、ヨークハウジングをポンプハウジング以外のハウジングに固定してもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項4又は5に記載のモータにおいて、前記コンミテータは、略円筒形状の絶縁体と該絶縁体の外周面に周方向に配設された複数の金属製セグメントとを備え、前記絶縁体の外径は前記先端側軸受の外径よりも大きくなるように形成されていることを特徴とするモータ。
(ロ)請求項4,5又は上記(イ)に記載のモータにおいて、前記先端側軸受の反ロータ側の端部は前記ベースプレートから露出するように設けられていることを特徴とするモータ。
(a)はポンプ装置の概略断面図、(b),(c)は(a)の部分拡大図。 ヨークハウジングの平面図。 (a)は図2に示すヨークハウジングのA−A線断面図、(b),(c)は(a)の部分拡大図。 モータを説明するための図1の部分拡大図。 モータを説明するための図1の部分拡大図。 (a)は従来のモータの断面図、(b)は(a)の部分拡大図。
符号の説明
1…モータとしてのポンプ装置、2…モータ部、3…ポンプ部、4…ヨークハウジング、4a…開口部、4c…フランジ部、5…ロータ、6a…貫通孔、8…コア、9…巻線、9a…コイルエンド、10…電機子、11…コンミテータ、12…回転軸、14…基端側軸受としてのボールベアリング、15…先端側軸受としてのボールベアリング、20…ベースプレート、26…セグメント、27…ハウジングとしてのポンプハウジング、41…平面部、42…第1着座部、43…第2着座部、S…シール部材。

Claims (5)

  1. 略筒状に形成され、その開口部に径方向外側に延びるように形成されたフランジ部が、環状のシール部材を介在させてハウジングに固定されたヨークハウジングであって、
    前記フランジ部は、
    前記シール部材が配置された平面部と、
    前記平面部よりも径方向外側に突出すると共に軸方向に前記ハウジング側に突出して形成され、前記ハウジングに締結固定される第1着座部と、
    前記平面部よりも径方向外側に突出すると共に軸方向に前記ハウジング側に前記第1着座部よりも突出して形成された第2着座部と、
    を備えたことを特徴とするヨークハウジング。
  2. 請求項1に記載のヨークハウジングにおいて、
    前記第2着座部は、周方向に前記第1着座部間に1つ形成されていることを特徴とするヨークハウジング。
  3. 請求項1又は2に記載のヨークハウジングにおいて、
    前記シール部材は液状パッキンであることを特徴とするヨークハウジング。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のヨークハウジングと、
    コアに巻線が巻装された電機子とコンミテータとが回転軸に固定されてなり、前記ヨークハウジング内に回転可能に収容されたロータと、
    前記回転軸が貫通される貫通孔が形成されており、前記ヨークハウジングの開口部を閉止するベースプレートと、
    を備えたモータであって、
    前記回転軸は、その基端側の端部が基端側軸受を介して前記ヨークハウジングに支持され、先端側が前記貫通孔の内周面に保持される先端側軸受を介して前記ベースプレートに支持されており、径方向に偏心運動する偏心運動部を備えたことを特徴とするモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    前記ロータは、コアに巻装された巻線の軸方向のコイルエンドの間に、前記基端側軸受又は前記コンミテータの少なくとも一方が配置されていることを特徴とするモータ。
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