JP2019112940A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータが適切に組み付けられた薄型の圧縮機を提供する。【解決手段】圧縮機1は、上下方向に延びる中心軸301に沿って配置されるクランク軸21を有する圧縮部20と、前記圧縮部が配置されるベース部30と、中心軸A周りに前記クランク軸を回転させるモータ40と、を有する。前記ベース部は、上下方向に延びて前記クランク軸の周りに配置される中空軸301を有する。前記モータは、前記中空軸の径方向外方に配置されるステータコア411を有するステータ41と、前記クランク軸に連結され、前記ステータの径方向外方に配置されるロータ42と、を有する。前記ベース部の下面と前記ステータコアの上面との間には、位置決め部50が介在する。【選択図】図1

Description

本発明は圧縮機に関する。
特開2005−180367号公報には、家庭用の冷蔵庫に適用される圧縮機が開示される。圧縮機はレシプロ式の圧縮要素を形成する。圧縮要素は、シリンダを形成するブロックと、ピストンと、シャフトと、コンロッドとを有する。ピストンはシリンダ内に入れられる。シャフトは、ブロックの軸受部に軸支される主軸部及び偏芯部からなる。コンロッドは偏芯部とピストンを連結する。
圧縮機は電動要素を有する。電動要素は、固定子と回転子を有する。固定子はインバータ駆動回路とつながる。回転子は、永久磁石を内蔵し主軸部に固定される。インバータ駆動回路より固定子に電流が流されると、回転子はシャフトとともに回転する。これに伴い、偏芯部の偏心運動は、コンロッドを介してピストンをシリンダ内で往復運動させる。これにより、シリンダ内に吸入された冷媒ガスが圧縮される。
特開2005−180367号公報
特開2005−180367号公報のように、従来、電動要素としてインナーロータ型のモータを有する圧縮機が知られる。しかし、例えば、冷蔵庫の用途で圧縮機が用いられる場合、冷蔵庫内の容量を増やすため、圧縮機の薄型化が望まれている。
以上の点に鑑みて、本発明は、モータが適切に組み付けられた薄型の圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の例示的な圧縮機は、上下方向に延びる中心軸に沿って配置されるクランク軸を有する圧縮部と、前記圧縮部が配置されるベース部と、中心軸周りに前記クランク軸を回転させるモータと、を有する。前記ベース部は、上下方向に延びて前記クランク軸の周りに配置される中空軸を有する。前記モータは、前記中空軸の径方向外方に配置されるステータコアを有するステータと、前記クランク軸に連結され、前記ステータの径方向外方に配置されるロータと、を有する。前記ベース部の下面と前記ステータコアの上面との間には、位置決め部が介在する。
例示的な本発明によれば、モータが適切に組み付けられた薄型の圧縮機を提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機の概略断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機が有する螺旋状部材の一部を拡大して示す概略平面図である。 図3は、本発明の第1実施形態の圧縮機が有する位置決め部を下方から見た概略平面図である。 図4は、本発明の第1実施形態の位置決め部の変形例を説明するための概略図である。 図5は、本発明の第1実施形態のステータコアの変形例を説明するための概略図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機において潤滑液が循環する様子を示す模式図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機の概略断面図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機が有する中空軸を下方から見た概略平面図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係る圧縮機の概略断面図である。 図10は、第3実施形態の圧縮機3が有する固定部材の構成を示す概略平面図である。 図11は、固定部材による固定構造を拡大して示す概略断面図である。 図12Aは、別実施例の固定部材を例示する概略平面図である。 図12Bは、別実施例の固定部材を例示する概略側面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本明細書では、圧縮機が有するモータの中心軸A(図1等参照)に沿う方向を上下方向とする。また、圧縮機が有するモータの中心軸Aを中心とする径方向及び周方向を単に「径方向」及び「周方向」と呼ぶことにする。なお、上下方向は、あくまで説明の便宜のために定義した方向であって、本発明に係る圧縮機の使用時の姿勢を限定する意図はない。
<1.第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機1の概略断面図である。図1に示すように、圧縮機1は、密閉型の容器10を有する。容器10は、詳細には、容器本体部10aと、容器本体部10aに被せられる容器カバー10bとを有する。容器本体部10a内の底部には、例えばオイル等の潤滑液11が溜められている。容器10内には、冷媒ガスが充填されている。圧縮機1は、圧縮部20と、ベース部30と、モータ40とを有する。圧縮部20、ベース部30、及び、モータ40は、容器10内に収容される。モータ40はアウターロータ型のモータである。
圧縮部20は、上下方向に延びる中心軸Aに沿って配置されるクランク軸21を有する。クランク軸21は中空部材である。クランク軸21は、中心軸A周りに回転する。クランク軸21の下端は、潤滑液11に浸かっている。圧縮部20は、クランク軸21の他に、偏芯部22と、ロッド23と、ピストン24と、シリンダ25とを有する。偏芯部22は、クランク軸21に連結され、クランク軸21の回転とともに中心軸A周りに回転する。ロッド23は、一端が偏芯部22に連結され、他端がピストン24に連結される。ピストン24は、圧縮室を構成するシリンダ25内に配置される。偏芯部22の回転により、ピストン24はシリンダ25内で往復運動する。
ベース部30には、圧縮部20が配置される。ベース部30は、例えば金属ブロックによって構成される。ベース部30は、スプリング31を介して容器10に弾性的に支持される。スプリング31は、例えば上下方向に延びる圧縮コイルバネによって構成される。ベース部30は、上下方向に延びてクランク軸21の周りに配置される中空軸301を有する。中空軸301は、クランク軸21を回転可能に支持する軸受である。ベース部30は、略中央部に上下方向に延びるベース開口部302を有する。ベース開口部302は、上下方向からの平面視において円形状である。中空軸301は、ベース開口部302に挿入され、ベース部30から下方に突出する。中空軸301の上部は、ベース部30に固定される。クランク軸21の下端部は、中空軸301の下端よりも下方に突出している。
モータ40はステータ41を有する。ステータ41は、ステータコア411と、インシュレータ412と、コイル413とを有する。ステータコア411は、中空軸301の径方向外方に配置される。ステータコア411は、例えば複数の磁性鋼板を積層して構成できる。ステータコア411は、環状に設けられ、中央部に貫通孔411aを有する。中空軸301は、その一部が貫通孔411a内に挿入されている。中空軸301の下端部は、ステータコア411の下端よりも下方に突出している。本実施形態では、中空軸301の外周面とステータコア411の内周面とは嵌め合わされている。中空軸301は、ステータコア411の下端面部においてステータコア411に溶接されている。これにより、ステータ41は中空軸301に対して固定される。
インシュレータ412は、ステータコア411の少なくとも一部を覆う。本実施形態では、インシュレータ412は、ステータコア411の一部を覆う。コイル413は、ステータコア411にインシュレータ412を介して巻かれた導線により構成される。インシュレータ412は、ステータコア411と、コイル413を構成する導線とを電気的に絶縁する樹脂製の絶縁部材である。インシュレータ412は、少なくとも、ステータコア411と導線とを電気的に絶縁するという目的を達成する範囲に設けられればよい。本実施形態では、ステータコア411は、コイル413より径方向内側に露出部411bを有する。露出部411bは、インシュレータ412に覆われない。
ステータ41は、その上面側に、ステータコア411の一部及びコイル413を覆う樹脂製の上カバー414を有する。ステータ41は、その下面側に、ステータコア411の一部及びコイル413を覆う樹脂製の下カバー415を有する。上カバー414及び下カバー415は、コイル413と、コイル413の上下に配置される部材とを電気的に絶縁する絶縁部材である。露出部411bは、上カバー414及び下カバー415によって覆われない。
モータ40はロータ42を有する。ロータ42はクランク軸21に連結される。ロータ42はステータ41の径方向外方に配置される。ロータ42は、ステータコア411の径方向外方に対向して配置される磁石421を有する。本実施形態では、ロータ42はカップ型の本体部42aを有する。クランク軸21は、本体部42aの底壁の中央部に固定される。クランク軸21は、本体部42aの底壁を貫き、一部がロータ42から下方に突出する。磁石421は、本体部42aの内側壁に配置される。磁石421は、本体部42aに対して周方向に配列される複数の磁石片で構成されても良いし、リング状の磁石で構成されても良い。
図1に示すように、ベース部30の下面とステータコア411の上面との間には、位置決め部50が介在する。本実施形態では、位置決め部50は、コイル413より径方向内側に位置する。位置決め部50は、ベース部30の下面から突出する突出部303である。突出部303の下端面は、ステータコア411の上面と接する。突出部303は、ベース部30の一部を下方に折り曲げて構成されている。突出部303は、中空軸301に沿って上下方向に延びる。突出部303は、上下方向からの平面視において円環状である。突出部303の内面は、上述のベース開口部302を構成する。本実施形態では、中空軸301の外面と突出部303の内面とは接合されている。
位置決め部50は、モータ40に対するベース部30の上下方向の位置決めを行う。位置決め部50は、剛性の高いステータコア411に接することによってベース部30の位置決めを行う。このために、モータ40に対するベース部30の上下方向の位置決めを精度良く行うことができる。なお、モータ40に対するベース部30の位置決めには、ステータコア411の代わりに絶縁カバー414又はインシュレータ412が利用されてもよい。ただし、本実施形態のように、樹脂製の絶縁カバー414及びインシュレータ412より剛性及び成形の精度が高いステータコア411を利用した方が、位置決めの精度が向上するために好ましい。
本実施形態では、位置決め部50はコイル413より径方向内側に位置する構成としたが、これは例示である。位置決め部50は、ステータコア411の上面に接することができる別の位置に設けられてもよい。例えば、位置決め部50は、ステータコア411の径方向外側の端部に位置してもよい。ただし、本実施形態のように、位置決め部50を径方向内側に配置すると、ステータ41の径方向のサイズが大型化することを防止できる。
位置決め部50は、ベース部30から突出する突出部303以外によって構成してもよい。位置決め部50は、ベース部30とステータコア411との間に介在するスペーサ部材で構成してもよい。スペーサ部材は、例えば金属製のリング部材であってよい。ただし、本実施形態のように、位置決め部50を突出部303とすると、部品点数を増加することなく位置決めを行うことができるために、組立作業が容易になるとともに経済的である。なお、位置決め部50は、ステータコア411から上方に突出する突出部によって構成してもよい。
圧縮機1は、圧縮部20を構成する要素に、容器10の底部に溜められた潤滑液11を供給する循環機構を備える。圧縮機1は、中心軸Aに沿って上下方向に延びる螺旋状部材32を有する。図1に示すように、螺旋状部材32は、その大部分がクランク軸21に挿入される。螺旋状部材32はベース部30に対して固定される。
図2は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機1が有する螺旋状部材32の一部を拡大して示す概略平面図である。螺旋状部材32は、その外周面に螺旋状の突起32aを有する。螺旋状部材32の突起32aが形成される部分の外径は、クランク軸21の内径とほぼ等しい。螺旋状部材32は、クランク軸21の内面との間で潤滑液11を通す螺線溝32bを構成する。
ベース部30は、上下方向に延びる貫通孔304をベース開口部302より径方向外方に有する。貫通孔304の数は特に限定されず、1つでも複数でもよい。位置決め部50は、その外周面に開口部を有する。開口部としては、切り欠き或いは孔部或いは穴部などが考えられる。図3は、本発明の第1実施形態の圧縮機1が有する位置決め部50を下方から見た概略平面図である。図3に示すように、本実施形態では、位置決め部50は、下端部に複数の開口部50aを有する。開口部50aは、詳細には、位置決め部50の下端部において一部の領域を切り欠いて構成される角形の切り欠き形状である。開口部50aの数は、特に限定されず、1つであってもよい。開口部50aの形状は特に限定されず、その形状は適宜変更されてよい。
中空軸301の外周面及びステータコア411の内周面の少なくとも一方には、上下方向に延びる溝部が設けられている。本実施形態では、中空軸301の外周面に溝部301aが設けられている。溝部301aは上下方向に延びる。溝部301aは、上下方向において開口部50aと重なる位置まで延びる。溝部301aは、周方向において、開口部50aとつながる位置に設けられる。溝部301aの下端は、少なくとも、ステータコア411の下端より下側に位置する。本実施形態では、溝部301aの下端は、中空軸301の下端と一致する。溝部301aの数は、特に限定されない。本実施形態では、開口部50aの数と同じである。
なお、開口部50aは、切り欠き形状に代えて孔形状又は穴形状であってもよい。また、位置決め部50は、開口部50aとして、切り欠き形状に加えて孔形状又は穴形状を有してもよい。図4は、本発明の第1実施形態の位置決め部50の変形例を説明するための概略図である。図4に示す位置決め部50は、その外周面に開口部50bを有する。開口部50bは、径方向に延びる貫通孔である。この場合も、溝部301aは、上下方向において開口部50bと重なる位置まで延びて、開口部50bとつながる。
また、中空軸301の外周面に代えて、或いは、中空軸301の外周面に加えて、ステータコア411の内周面に溝部が設けられてよい。図5は、本発明の第1実施形態のステータコア411の変形例を説明するための概略図である。ステータコア411の内周面には、上下方向に延びる溝部411cが設けられている。中空軸301の外周面には溝部が設けられていない。溝部411は、ステータコア411の上面から下面まで延びる。溝部411cは、周方向において、開口部50aとつながる位置に設けられる。
本実施形態の圧縮機1の動作について説明する。コイル413に電流が流されると、ロータ42が回転する。これに伴い、クランク軸21が回転する。クランク軸21の回転により、偏芯部22が回転し、シリンダ25内でピストン24が往復運動する。ピストン24の往復運動によって、冷媒ガスの圧縮動作が行われる。
また、クランク軸21が回転すると、潤滑液11がクランク軸21の回転に引きずられて、螺旋溝32bの中を回転上昇する。図6は、本発明の第1実施形態に係る圧縮機1において潤滑液11が循環する様子を示す模式図である。図6において、矢印は潤滑液11が流れる方向を示す。なお、図6は、潤滑液11の流れの一例を示す図である。
上昇した潤滑液11はクランク軸21の上部に至り、偏芯部22等の圧縮部20を構成する要素の動作を潤滑にする。上部に汲み上げられた潤滑液11は、例えばベース部30の外周端から容器10の底部に落下する。また、上部に汲み上げられた潤滑液11は、例えば図6に矢印で示すルートを通って容器10の底部に落下する。詳細には、潤滑液11は、圧縮部20を構成する要素からベース部30の上面に落ちる。ベース部30の上面に落ちた潤滑液11は貫通孔304を通ってベース部30の下に落ちる。ベース部30の下に落ちた潤滑液11は、開口部50a及び溝部301aを介してステータコア411の下に落ちる。ステータコア411の下の落ちた潤滑液11は、ロータ42の上下方向に延びる貫通孔を通って容器10の底部に落ちる。
本実施形態では、位置決め部50に潤滑液11を通過可能とする開口部50aが設けられる。また、中空軸301に潤滑液11を通過可能とする溝部301aが設けられる。このために、潤滑液11の循環を効率良く行うことができる。その他、本実施形態では、圧縮部20を動作させるモータとして、アウターロータ型のモータ40が使用される。アウターロータ型のモータは、同程度のモータ出力を有するインナーロータ型のモータに比べて軸方向の厚みを小さくすることができる。このために、本実施形態の圧縮機1は、インナーロータ型のモータが使用される圧縮機に比べて薄型化を図ることができる。
<2.第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機2の概略断面図である。第2実施形態の圧縮機2は、第1実施形態の圧縮機1の構成と概ね同じである。第1実施形態の構成と重複する部分については同一の符号を付し、特に必要がない場合には、その説明を省略する。第2実施形態の圧縮機2も、圧縮部20が配置されるベース部30を有する。ただし、ベース部30が有する中空軸305は、第1実施形態の中空軸301とは構成が異なる。
中空軸305は、ベース開口部302に挿入され、ベース部30から下方に突出する。中空軸305は、基部3051と先端部3052とを有する。基部3051は、ベース部30から下方に延びる。先端部3052は、基部3051から下方に延び、基部3051より径方向の幅が狭い。図8は、本発明の第2実施形態に係る圧縮機2が有する中空軸305を下方から見た概略平面図である。
図7及び図8に示すように、基部3051及び先端部3052は、上下方向に延びる円筒形状である。上下方向からの平面視において、基部3051の中心と、先端部3051の中心とは、いずれも中心軸Aに一致する。基部3051の外径は、先端部3052の外径より大きい。基部3051の外径は、ステータコア411の中央部の貫通孔411aの内径より大きい。また、先端部3051の外径は貫通孔411aの内径より小さい、あるいは同じ大きさである。このために、先端部3052は貫通孔411a内に入るが、基部3051は貫通孔411a内に入らない。
基部3051の上端部はベース部30に固定される。先端部3052は、その一部が貫通孔411a内に入れられている。本実施形態では、先端部3052の下端部は、ステータコア411の下端よりも下方に突出している。先端部3052の外周面とステータコア411の内周面とは嵌め合わされている。先端部3052は、ステータコア411の下端面部においてステータコア411に溶接されている。これにより、ステータ41は中空軸305に対して固定される。
図7に示すように、本実施形態では、ベース部30の下面とステータコア411の上面との間には、基部3051の一部が位置する。基部3051の下端面は、ステータコア411の上面に接する。基部3051は、モータ40に対するベース部30の上下方向の位置決めを行う。換言すると、本実施形態では、位置決め部51は、中空軸305に設けられる。位置決め部51は、コイル413より径方向内側に位置する。
位置決め部51は、剛性及び成形の精度が高いステータコア411に接することによって、モータ40に対するベース部30の上下方向の位置決めを行う。このために、モータ40に対するベース部30の上下方向の位置決めを精度良く行うことができる。
図7及び図8に示すように、位置決め部51は、その外周面に開口部51aを有する。詳細には、位置決め部51は、下端部に複数の開口部51aを有する。開口部51aは、詳細には、位置決め部51の下端部において一部の領域を切り欠いて構成される角形の切り欠き形状である。開口部51aの数は特に限定されず、1つであってもよい。開口部51aの形状は特に限定されず、その形状は適宜変更されてよい。
先端部3052の外周面には溝部305aが設けられている。溝部305aは上下方向に延びる。溝部305aは、上下方向において開口部51aと重なる位置まで延びる。溝部305aは、周方向において、開口部51aとつながる位置に設けられる。溝部305aの下端は、少なくとも、ステータコア411の下端より下側に位置する。本実施形態では、溝部305aの下端は、先端部3052の下端と一致する。溝部305aの数は、特に限定されない。本実施形態では、開口部51aの数と同じである。なお、先端部3052の外周面に代えて、或いは、先端部3052の外周面に加えて、ステータコア411の内周面に溝部が設けられてよい。
本実施形態によれば、上部に汲み上げられた潤滑液11は、貫通孔304、開口部51a、溝部305a、ロータ42の上下方向に延びる貫通孔を通って容器10の底部に落下させることができる。このために、潤滑液11の循環を効率良く行うことができる。
なお、開口部51aは、切り欠き形状に代えて孔形状又は穴形状であってよい。また、位置決め部51は、開口部51aとして、切り欠き形状に加えて孔形状又は穴形状を有してもよい。例えば、位置決め部51の外周面に設けられる開口部は穴であってよい。この場合、当該穴は、基部3051の下端面から上方に延びる空洞部と繋がる。先端部3052の外周面に設けられる溝部305aは、当該空洞部を介して開口部に繋がる。
<3.第3実施形態>
図9は、本発明の第3実施形態に係る圧縮機3の概略断面図である。第3実施形態の圧縮機3は、第1実施形態の圧縮機1の構成と概ね同じである。第1実施形態の構成と重複する部分については同一の符号を付し、特に必要がない場合には、その説明を省略する。第3実施形態は、ステータ41の中空軸301に対する固定方法が第1実施形態と異なる。
第1実施形態において、中空軸301は、ステータコア411の下端面部においてステータコア411に溶接され、固定されている。第3実施形態においては、溶接に代えて、中空軸301は、固定部材60によって、ステータ41に固定される。すなわち、圧縮機3においては、ステータ41の中空軸301に対する固定作業を溶接よりも簡単且つ安価に行うことが可能になる。
固定部材60は、環状部61と突起部62とを有する。環状部61は、中空軸301の周りに配置される。突起部62は、環状部61に設けられて、上下方向に延びる。図10は、第3実施形態の圧縮機3が有する固定部材60の構成を示す概略平面図である。図11は、固定部材60による固定構造を拡大して示す概略断面図である。固定部材60は、例えば金属で構成される。
環状部61は、第1の部分611と第2の部分612とを有する。第1の部分611は、C字状に設けられる。第2の部分612は、第1の部分611の2つの端部からそれぞれ径方向外方に突出する一対の壁部612a、612bによって構成される。一対の壁部612a、612bは、第1の部分611から平行に突出し、対向配置されている。一対の壁部612a、612bには、対向する位置に貫通孔が設けられる。一対の壁部612a、612bの貫通孔には、ボルト63が通される。ボルト63の先端には、ナット64が取り付けられる。固定部材60は、環状部61の外周面から径方向に突出する連結部65を有する。連結部65は、第2の部分612が設けられる位置の反対側に設けられる。突起部62は、連結部65の端部から上方に延びる。
ステータ41は、突起部62が挿入される挿入穴66を有する。挿入穴66は上下方向に延びる。本実施形態では、ステータコア411が挿入穴66を有する。ただし、これに限定されず、インシュレータ412が挿入穴を有してもよい。本実施形態では、挿入穴66は、突起部62の形状に合わせて平面視において矩形状である。挿入穴66の形状は、突起部62の形状に合わせて適宜変更されてよい。
固定部材60を中空軸301の下端部に取り付けるに際しては、環状部61が中空軸301の周りを囲む位置に配置される。また、突起部62が挿入穴66に挿入される。この状態で、ボルト63を締める方向に回転させると、環状部61の内径が縮小され、固定部材60は中空軸301から抜けなくなる。これにより、ステータ41が固定部材60に支持される。また、突起部62が、ステータ41の中空軸301周りの回転を防止する。すなわち、固定部材60によって、ステータ41は中空軸301に固定される。
なお、固定部材60は、第2実施形態の構成にも適用することができる。すなわち、固定部材60を用いることによって、第2実施形態の圧縮機2においても、溶接を行うことなく、ステータ41を中空軸305に固定することが可能になる。
以上に示した固定部材60の構成は例示であり、その構成は種々の変更が可能である。図12Aは、別実施例の固定部材70を例示する概略平面図である。図12Bは、別実施例の固定部材70を例示する概略側面図である。固定部材70も環状部71と突起部72とを有する。環状部71は、円環状の円環部711を有する。環状部71は、円環部711の内周から径方向内方に突出する複数の突片712を有する。複数の突片712は周方向に配列される。固定部材70は、環状部71の外周面から径方向に突出する連結部73を有する。突起部72は、連結部73の端部から上方に延びる。
固定部材70を中空軸301、305に取り付けるに際しては、環状部71が中空軸301、305の周りを囲む位置に配置される。また、突起部72がステータ41に設けられる挿入穴66に挿入される。固定部材70においては、中空軸301、305が円環部711の中央に位置する孔に挿し込まれると、複数の突片712が弾性変形される。弾性変形された複数の突片712は、先端側が中空軸301、305の外面に食い込み、中空軸301、305に引っ掛かる。これにより、固定部材70は中空軸301、305から抜けなくなり、ステータ41が固定部材70に支持される。また、突起部72が、ステータ41が中空軸301、305周りの回転を防止する。すなわち、固定部材70によって、ステータ41は中空軸301、305に固定される。
<4.その他>
以上に示した実施形態及び変形例の構成は、本発明の例示にすぎない。実施形態及び変形例の構成は、本発明の技術的思想を超えない範囲で適宜変更されてもよい。また、複数の実施形態及び変形例は、可能な範囲で組み合わせて実施されてよい。
本発明は、例えば冷蔵庫等に好適に利用できる。
1,2,3・・・圧縮機、20・・・圧縮部、21・・・クランク軸、30・・・ベース部、40・・・モータ、41・・・ステータ、42・・・ロータ、50,51・・・位置決め部、50a,50b,51a・・・開口部、60・・・固定部材、61,71・・・環状部、62,72・・・突起部、66・・・挿入穴、301,305・・・中空軸、303・・・突出部、305a,411c・・・溝部、411・・・ステータコア、412・・・インシュレータ、413・・・コイル、3051・・・基部、3052・・・先端部、A・・・中心軸

Claims (8)

  1. 圧縮機であって、
    上下方向に延びる中心軸に沿って配置されるクランク軸を有する圧縮部と、
    前記圧縮部が配置されるベース部と、
    中心軸周りに前記クランク軸を回転させるモータと、
    を有し、
    前記ベース部は、上下方向に延びて前記クランク軸の周りに配置される中空軸を有し、
    前記モータは、
    前記中空軸の径方向外方に配置されるステータコアを有するステータと、
    前記クランク軸に連結され、前記ステータの径方向外方に配置されるロータと、
    を有し、
    前記ベース部の下面と前記ステータコアの上面との間には、位置決め部が介在する、圧縮機。
  2. 前記ステータは、
    前記ステータコアの一部を覆うインシュレータと、
    前記ステータコアに前記インシュレータを介して巻かれた導線により構成されるコイルと、
    を有し、
    前記位置決め部は、前記コイルより径方向内側に位置する、請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記位置決め部は、前記ベース部の下面から突出する突出部であり、
    前記突出部の下端面が、前記ステータコアの上面と接する、請求項1又は2に記載の圧縮機。
  4. 前記位置決め部は、前記中空軸に設けられ、
    前記中空軸は、
    前記ベース部から下方に延びる基部と、
    前記基部から下方に延び、前記基部より径方向の幅が狭い先端部と、
    を有し、
    前記基部の下端面が、前記ステータコアの上面と接する、請求項1又は2に記載の圧縮機。
  5. 前記位置決め部は、その外周面に開口部を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の圧縮機。
  6. 前記中空軸の外周面及び前記ステータコアの内周面の少なくとも一方には、上下方向に延びる溝部が設けられている、請求項5に記載の圧縮機。
  7. 前記中空軸の下端部に、前記ステータを前記中空軸に対して固定する固定部材を有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の圧縮機。
  8. 前記固定部材は、
    前記中空軸の周りに配置される環状部と、
    前記環状部に設けられて、上下方向に延びる突起部と、
    を有し、
    前記ステータは、前記突起部が挿入される挿入穴を有する、請求項7に記載の圧縮機。
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