JP2006270034A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】Vfの増加を抑制しながら、逆回復電流を小さくし、さらに逆回復耐量の向上を図ることができる半導体装置を提供すること。
【解決手段】n形半導体層3の表面層にn形拡散領域4とこのn形拡散領域4と離してp形拡散領域5を形成する。n形拡散領域4の表面層にn形カソード領域6とこのn形カソード領域6と隣接してp形ショート領域8を形成する。p形拡散領域5の表面層にp形アノード領域7とこのp形アノード領域7と隣接してn形ショート領域9を形成する。p形ショート領域8とn形ショート領域5の平面パターンはストライプ状であり、このp形ショート領域8とn形ショート領域5はn形カソード領域6およびp形アノード領域7を挟んでn形カソード領域6およびp形アノード領域7の外側に対向するように配置することで、Vfの増加を抑制しながら、逆回復電流を小さくし、さらに逆回復耐量の向上を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、高耐圧横形ダイオードなどの半導体装置に関する。
近年、接合分離や誘電体分離などの分離技術の進歩により、ダイオードや絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下IGBTと略す)およびMOSFETなどの高耐圧で横形のデバイスとそのデバイスの駆動、制御、保護回路を一つのシリコン基板に集積した高耐圧パワーICの開発が盛んに行なわれている。特に、貼り合わせ基板などのSOI(Semiconductor On Insulator)基板とトレンチ分離技術とを組み合わせたSOI方式の誘電体分離技術の進歩は、複数の高耐圧デバイスを集積したパワーICの製作を可能とし、パワーICの高耐圧化に拍車をかけている。例えば、IGBTなどの高耐圧デバイスを適用したトーテムポール回路の1チップ化、IGBTなどの高耐圧デバイスを適用したマルチ出力を持つディスプレイ駆動用ICなどである。
高耐圧パワーICを搭載した応用製品の中でも、フラットパネルディスプレイや自動車エレクトロニクス、モータ制御機器の市場は急速に拡大している。これらの製品の高付加価値化のために、低消費電力化が求められている。製品の動作時の電力損失の大きな部分は、高耐圧パワーICの出力段から発生するものであり、出力段に高耐圧ダイオードが用いられる場合、その電力損失の軽減も必要となる。
図10は、SOI基板上に形成された従来の高耐圧ダイオードの構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。
n形またはp形の半導体基板51上に酸化膜52を介してn形半導体層53が形成されているSOI基板200を用いて、n形半導体層53の表面層にn形拡散領域54とこのn形拡散領域54と離してp形拡散領域55を形成する。この離す距離はダイオードに要求される耐圧によって決まる。n形拡散領域54の表面層にn形カソード領域56を形成し、p形拡散領域55の表面層にp形アノード領域57を形成する。n形カソード領域56上にカソード電極58を形成し、p形アノード領域57上にアノード電極59を形成する。
n形拡散領域54とp形拡散領域55の平面パターンは長方形であり、互いに対向して配置される。n形カソード領域56とp形アノード領域57の平面パターンは、n形拡散領域54とp形拡散領域55の平面パターンと相似形をしており、互いに対向して配置される。
図10を用いて、ダイオードの動作について簡単に説明する。ダイオードの順方向動作時は、カソード電極58に対してアノード電極59の電圧をプラス0.6V以上に順バイアスする。この順バイアスによりp形アノード領域57から正孔が、そしてn形カソード領域56から電子がn形半導体層53に注入され、ダイオードは導通状態となる。
一方、順方向動作から逆回復動作に移行するときは、カソード電極58に対してアノード電極59の電圧をマイナスにする(逆バイアスする)。これによってp形アノード領域57からの正孔の注入と、n形カソード領域56からの電子の注入が抑えられ、ダイオードは逆回復動作を経て阻止状態となる。
ここで逆回復時には、順方向動作時にn形拡散領域54、n形半導体層53およびp形拡散領域55に蓄積された正孔と電子の掃き出しと再結合により逆回復電流が流れる。この逆回復電流は蓄積された正孔と電子が消滅するまで流れる。また、この逆回復電流は順方向動作時に流れる順電流の向きは反対となる。
順方向動作時に発生するダイオードの順電圧降下(以下、Vfと称す)は、順電流との積によりオン損失となる。一方、逆回復電流は、ダイオードの逆回復電圧との積により逆回復損失となる。さらにダイオードを回路に組み込んだ時にはこの逆回復電流は回路の消費電流となり、この消費電流と回路抵抗との積で回路損失となる。よって、ダイオードに関係した損失の低減を図るためにはVfの低下と逆回復電流の減少が必要となる。
パワーICが高周波動作する場合には、逆回復電流によって素子に発生する逆回復損失が大きくなり、パワーICを破壊させる場合があるので、パワーICに搭載する高耐圧横型ダイオードではこの逆回復電流をいかに小さく抑えるかが重要となる。
逆回復電流を減らすためには、順方向動作時に蓄積される正孔と電子の量を減らすこと、すなわち順方向動作時の正孔と電子の注入量を減らし、正孔と電子の再結合量を増やし、蓄積する正孔と電子の量を減らすこと、および蓄積した正孔と電子を素早く引き抜くことが必要となる。
一方、Vfの低下を図るためには、正孔と電子の注入量を増加させ、正孔と電子の再結合量を減らし、蓄積する正孔と電子の量を増加させること、および蓄積した正孔と電子が再結合によって早く消滅することを防止することが必要となる。
つまり、逆回復電流を低減する方策をとるとVfが増大するという、逆回復電流とVfはトレードオフ(相反する)の関係にある。
高耐圧パワーICに搭載する高耐圧横形ダイオードにおいては、Vfの増加量を抑えながら、逆回復電流をいかに小さくするかが課題となる。
この課題を解決する手法としてHeなどのライフタイムキラーをキャリア(正孔と電子のこと)蓄積層に導入する手法が開示されている(例えば、特許文献1)。この手法ではライフタイムキラーをキャリア蓄積層に導入することにより、少数キャリアの再結合時間(ライフタイム)を短縮し、Vfの増加を抑えながら逆回復電流を小さくすることができる。
しかし、高耐圧パワーICにHeのイオン注入を行う場合、全面にHeがイオン注入されるため(鉛マスクの微細加工が困難なため)、イオン注入を必要とするダイオード部分以外の回路部分にもHeがイオン注入されて、回路部分のライフタイムを短くして回路特性を悪化させる。また、Heによるライフタイムキラーの導入は製造コストを増大させる。
他の手段として、高耐圧横形ダイオードのアノード電極とカソード電極にショットキーコンタクトを形成する手法が開示されている(例えば、特許文献2)。この手法ではショットキーバリアコンタクトによってキャリアの注入量が抑えられ、オーミックコンタクトだけのダイオードと比べて逆回復電流が小さくなる。しかし、ショットキーコンタクトの形成はショットキー接合用の金属を別途必要となり、製造コストを増加させる。また、温度変化に対して安定し、かつ信頼性の高いショットキーコンタクトを形成することは非常に難しい。
また、特許文献2に記載の従来技術では、図11に示す通り、p形アノード領域77およびn形カソード領域76に隣接してn形ショート領域79およびp形ショート領域78をそれぞれ設けることが開示されている。この構造とすることにより、順方向動作時にn形カソード領域76から注入される電子をn形ショート領域79から引き抜き、p形アノード領域77から注入される正孔をp形ショート領域78から引き抜き、またn形カソード領域76とp形アノード領域77の面積を減少することで、n形半導体層73内に蓄積する正孔と電子の量を減少させて、逆回復電流を小さくしている。しかし、この構造では、逆回復動作時の逆回復電流のうちの正孔83による電流がn形ショート領域79の直下を流れてp形アノード領域77に入り込み、n形ショート領域79直下のp形拡散領域75の横方向抵抗84によりp形拡散領域75の電位を0.6V(内蔵電位)以上に上昇させると、n形ショート領域79から電子82がp形拡散領域75へ注入され、寄生サイリスタ(n形ショート領域79−p形拡散領域75−n形半導体層73−n形拡散領域74−p形ショート領域78で構成されるnpnp構造)がオン状態になりラッチアップする。寄生サイリスタがラッチアップすると、このラッチアップした箇所で破壊が起こり、ダイオードの逆回復耐量が低下する。
尚、図中の71は半導体基板、72は酸化膜、80はカソード電極、81はアノード電極、300はSOI基板である。
特開平7−106605号公報 特開平11−233795号公報 (第15図)
前記したように、高耐圧パワーICに搭載される高耐圧横形ダイオードには小さな逆回復電流が求められる。しかし、特許文献1のライフタイムを短縮する方法では逆回復電流の減少に伴うVfの増加は十分小さくならず、また、Heのイオン注入を半導体基板の全面に行うことになり、高耐圧パワーICを構成する回路部分の特性を悪化させ、さらに製造コストも高くなる。また特許文献2の方法では寄生サイリスタが動作して逆回復耐量が小くなる。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、Vfの増加を抑制しながら、逆回復電流を小さくし、さらに逆回復耐量の向上と製造コストの低減を図ることができる半導体装置を提供することにある。
前記の目的を達成するために、第1導電形の半導体層と、該半導体層の表面層に離して形成した第1導電形の第1拡散領域および第2導電形の第2拡散領域と、前記第1拡散領域の表面層に互いに接して形成した第1導電形の第3拡散領域および第2導電形の第4拡散領域と、前記第2拡散領域の表面層に形成した第2導電形の第5拡散領域と、前記第3拡散領域と前記第4拡散領域とに接触した第1主電極と、前記第5拡散領域に接触した第2主電極とを具備し、
前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第4拡散領域と前記第5拡散領域との距離以下である構成とする。
また、第1導電形の半導体層と、該半導体層の表面層に離して形成した第1導電形の第1拡散領域および第2導電形の第2拡散領域と、前記第1拡散領域の表面層に形成した第1導電形の第3拡散領域と、前記第2拡散領域の表面層に互いに接して形成した第2導電形の第5拡散領域および第1導電形の第6拡散領域と、前記第3拡散領域に接触した第1主電極と、前記第5拡散領域と前記第6拡散領域とに接触した第2主電極とを具備し、
前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第3拡散領域と前記第6拡散領域との距離以下である構成とする。
また、第1導電形の半導体層と、該半導体層の表面層に離して形成した第1導電形の第1拡散領域および第2導電形の第2拡散領域と、前記第1拡散領域の表面層に互いに接して形成した第1導電形の第3拡散領域および第2導電形の第4拡散領域と、前記第2拡散領域の表面層に形成した第2導電形の第5拡散領域および第1導電形の第6拡散領域と、前記第3拡散領域と前記第4拡散領域とに接触した第1主電極と、前記第5拡散領域と前記第6拡散領域に接触した第2主電極とを具備し、
前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第4拡散領域と前記第5拡散領域との距離以下であり、前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第3拡散領域と前記第6拡散領域との距離以下であるとよい。
また、前記第3拡散領域が前記第4拡散領域と前記第5拡散領域との間に配置されるとよい。
また、前記第5拡散領域が前記第3拡散領域と前記第6拡散領域との間に配置されるとよい。
また、前記第3拡散領域と前記第5拡散領域とが前記第4拡散領域と前記第6拡散領域との間に配置されるとよい。
また、前記第3拡散領域が前記第6拡散領域と対向し、前記第4拡散領域が前記第5拡散領域と対向するように配置されるとよい。
また、前記第3拡散領域が前記第5拡散領域と対向し、前記第4拡散領域が前記第6拡散領域と対向するように配置されるとよい。
また、前記第3拡散領域と前記第4拡散領域とがそれぞれ複数個交互に配置されるとよい。
さらに、前記第4拡散領域と前記半導体層とに挟まれた前記第1拡散領域の表面上に、絶縁膜を介して設けられた制御電極を備えたものとするとよい。
また、前記第5拡散領域と前記第6拡散領域とがそれぞれ複数個交互に配置されるとよい。
さらに、前記第6拡散領域と前記半導体層とに挟まれた前記第2拡散領域の表面上に、絶縁膜を介して設けられた制御電極を備えたものとするとよい
〔作用〕
本発明では高耐圧パワーICに搭載する高耐圧横形ダイオードにおいて、p形アノード領域が形成される第2拡散領域であるp形拡散領域内にアノード電極とコンタクトするn形ショート領域を形成する。そして、n形カソード領域が形成されるn形拡散領域内にカソード電極とコンタクトするp形ショート領域を形成する。ショート層の割合を調整することにより、順方向動作時のキャリアの注入をコントロールできる。また、注入されたキャリアがショート層に引き抜かれるため、キャリアの蓄積量も調整できる。この蓄積キャリア量のコントロールにより、逆回復特性も制御可能となる。
以上の通り、本発明ではアノード領域とカソード領域にショート領域を隣接して形成し、そのショート領域の割合(以下、ショート率と呼ぶ)を調整することによって、Vfの増加を極力抑えながら逆回復電流を削減することができる。そして、ショート率はショート領域の平面パターンによって調整することができる。ショート率は所望するVfと逆回復電流に応じて調整すればよい。これはマスクパターンの変更によって可能である。
また、p形拡散領域に形成されるn形ショート領域を、p形アノード領域よりもn形カソード領域から遠い距離に、n形拡散領域に形成されるp形ショート領域を、n形カソード領域よりもp形アノード層から遠い距離に配置することにより、逆回復動作時の寄生サイリスタの動作を防ぎ、逆回復耐量を向上させることができる。
さらに、p形拡散領域に形成されるn形ショート領域がp形アノード領域と交互に配置される場合、n形ショート領域とn形半導体層の間に挟まれたp形拡散領域表面上に酸化膜を介して制御電極を形成する。そして、ダイオードの順方向動作時にp形拡散領域表面に反転層が形成される電圧を制御電極に印加する。これにより、制御電極直下の表面領域に低抵抗層が形成され、n形ショート領域への電子の引き抜き効果が増大する。その結果順方向動作時の蓄積電荷量が減少し、ダイオードの高速化を図ることができる。
この制御電極を形成する手法は、n形拡散領域に形成したp形ショート領域とn形カソード領域とが交互に形成される場合でも適用可能である。
この場合には、制御電極下の表面領域に低抵抗層が形成され、p形ショート領域へのホールの引き抜き効果が増大する。その結果、順方向動作時の蓄積電荷量が減少し、ダイオードの高速化を図ることができる。
このように、従来技術のようなショットキーコンタクトの形成やライフタイムキラーの導入をともなうことなく、ダイオードの逆回復電流を小さくできる。また、逆回復耐量を向上させることができる。
この発明によると、横型ダイオードのカソード領域とアノード領域を互いに対向するように配置し、アノード領域側と反対のカソード領域端に接するようにカソード側のショート領域(p形ショート領域)を形成し、カソード領域側と反対側のアノード領域端に接するようにアノード側のショート領域(n形ショート領域)を形成することで、Vfの増加を抑制しながら逆回復電流を低減し、逆回復耐量を向上させることができる。
また、カソード領域とカソード側のショート領域を交互に互いに接して一方向に配置した第1の箇所と、これと同一方向にアノード領域とアノード側のショート領域を交互に互いに接して配置した第2の箇所とを、前記の方向と直交する方向に対向するように配置することで、Vfの増加を抑制しながら逆回復電流を大幅に低減することができる。
さらに、p形拡散領域に形成されるn形ショート領域がp形アノード領域と交互に配置される場合、n形ショート領域とn形半導体層の間に挟まれたp形拡散領域表面上に酸化膜を介して制御電極を形成する。そして、ダイオードの順方向動作時にp形拡散領域表面に反転層が形成される電圧を制御電極に印加する。これにより、制御電極直下の表面領域に低抵抗層が形成され、n形ショート領域への電子の引き抜き効果が増大する。これにより、制御電極直下の表面領域に低抵抗層が形成され、n形ショート領域への電子の引き抜き効果が増大する。その結果、順方向動作時の蓄積電荷量が減少し、ダイオードの高速化を図ることができる。
この制御電極を形成する手法は、n形拡散領域に形成したp形ショート領域とn形カソード領域とが交互に形成される場合でも適用可能である。
この場合には、制御電極下の表面領域に低抵抗層が形成され、p形ショート領域へのホールの引き抜き効果が増大する。その結果、順方向動作時の蓄積電荷量が減少し、ダイオードの高速化を図ることができる。
また、カソード領域とカソード側のショート領域を交互に互いに接して一方向に配置した第1の箇所と、これと同一方向にアノード領域とアノード側のショート領域を交互に互いに接して配置した第2の箇所とを、前記の方向と直交する方向に対向するように配置し、互いに向かい合う前記カソード領域の端部と前記アノード領域の端部との最小の間隔を、互いに向かい合う前記カソード領域の端部と前記アノード側のショート領域との端部の最小の間隔もしくは前記アノード領域の端部と前記カソード側のショート領域との端部の最小の間隔より短くすることで、寄生サイリスタ動作を抑制できるので、逆回復耐量を向上させることができる。勿論、Vfの増加を抑制しながら逆回復電流を大幅に低減することもできる。
また、逆回復電流の減少を平面パターンの変更ででき、また、ライフタイムキラーの導入なしできるので、製造コストを低減することができる。
また、このダイオードを高耐圧パワーICに搭載することにより、高耐圧パワーICの電力損失を低減させることができる。
この発明を実施する最良の形態を以下の実施例で説明する。ここでは第一導電形をn形、第二導電形をp形とした逆にしても構わない。
図1は、この発明の第1実施例の半導体装置の構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のX−X線で切断した要部断面図である。この半導体装置は高耐圧横形ダイオードである。
n形またはp形の半導体基板1上に酸化膜2を介してn形半導体層3が形成されているSOI基板100を用いて、n形半導体層3の表面層にn形拡散領域4とこのn形拡散領域4と離してp形拡散領域5を形成する。n形拡散領域4の表面層にn形カソード領域6とこのn形カソード領域6と隣接してp形ショート領域8を形成する。p形拡散領域5の表面層にp形アノード領域7とこのp形アノード領域7と隣接してn形ショート領域9を形成する。n形カソード領域6上からp形ショート領域8上に渡ってカソード電極10を形成し、p形アノード領域7上からn形ショート領域9上に渡ってアノード電極11を形成する。
耐圧が200V程度の高耐圧横型ダイオードの場合、前記のn形半導体層3の厚みが10μm程度、n形拡散領域4の表面濃度は5×1016cm-3程度で拡散深さは3μm程度、p形拡散領域5の表面濃度は2×1017cm-3程度で拡散深さは3μm程度、n形カソード領域6の表面濃度は5×1019cm-3程度で拡散深さは0.3μm程度、p形アノード領域7の表面濃度は5×1019cm-3程度で拡散深さは0.5μm程度、p形ショート領域8の表面濃度は5×1019cm-3程度で拡散深さは0.5μm、n形ショート領域9の表面濃度は5×1019cm-3程度で拡散深さは0.3μmで、n形拡散領域4とp形拡散領域5の間隔は15μm程度である。
n形拡散領域4とp形拡散領域5の平面パターンは長方形であり、n形拡散領域4とp形拡散領域5は互いに対向して配置される。n形カソード領域6とp形アノード領域7の平面パターンはストライプ状であり、n形カソード領域6とp形アノード領域7は互いに対向して配置される。p形ショート領域8とn形ショート領域5の平面パターンはストライプ状であり、このp形ショート領域8とn形ショート領域5はn形カソード領域6およびp形アノード領域7を挟んでn形カソード領域6およびp形アノード領域7の外側に対向するように配置される。
図2は、図1のダイオードの順方向動作時のオン状態を示す図である。カソード電極10に対してアノード電極11に0.6V以上の正電圧を印加(順バイアス)すると、ダイオードはオン状態となり、p形アノード領域7からp形拡散領域5を通ってn形半導体層3へ正孔22が注入され、n形カソード領域6からn形拡散領域4およびn形半導体層3を通りp形拡散領域5へ電子21が注入される。これらの注入された正孔24と電子23はn形半導体層3、n形拡散領域4およびp形拡散領域5に過剰キャリアとして蓄積される(蓄積されたキャリアとなる)。
蓄積された正孔24のうち一部の正孔26はp形ショート領域8を介してカソード電極10に流れ出し、蓄積された電子23の一部の電子25はn形ショート領域9を介してアノード電極11に流れ出すため、n形半導体層3、n形拡散領域4およびp形拡散領域5に蓄積される過剰キャリア(電子23と正孔24)は、ショート領域を形成していない従来のダイオードと比べると少ない。
また、p形ショート領域8とn形ショート領域9の面積を増やし、n形カソード領域6とp形アノード領域7の面積を減少させることで、蓄積される過剰キャリアを少なくすることができる。
図3は、図1のダイオードの逆回復動作時の状態を示す図である。カソード電極10に対してアノード電極11に負電圧を印加(逆バイアス)して、オン状態で流れている順電流を打ち消すように逆電流を流し、ダイオードを阻止状態とする。この過程で、オン状態で蓄積された過剰キャリアのうち電子23はn形カソード領域6からカソード電極10へ流れ出し、正孔24はp形アノード領域7からアノード電極11へ流れ出して、ダイオードの逆回復電流となる。この蓄積される過剰キャリアが少ないと逆回復電流は小さくなる。
ショート領域8、9から引き抜くことで蓄積される過剰キャリアを少なくする場合は、ライフタイムキラーを導入して過剰キャリアを少なくする場合と比べて、Vfの増加は少なくできる。それは、図示しないが、オン状態での過剰キャリアの分布において、n形半導体層3での過剰キャリアの落ち込みが小さくなるためである。
また、p形ショート領域8とn形ショート領域9の面積を増やし、n形カソード領域6とp形アノード領域7の面積を減少させることで、逆回復電流を小さくすることができる。
また、逆回復電流はショート領域8、9直下を横方向に流れることなくp形アノード領域7とn形カソード領域6に流れ込むことができるため、従来のダイオードのように寄生サイリスタは動作せず、従ってラッチアップすることがないため、特許文献2に示した従来のダイオードよりも逆回復耐量を向上させることができる。
図4は、図1のダイオードのVfと逆回復電流の関係を示す図である。横軸は順方向電流を1000A/cm2流した時のVfであり、縦軸は規格化した逆回復電流である。図中の素子Aから素子Eはショート率が異なる。
ショート率の定義を説明すると、ショート率はカソード側のショート率とアノード側のショート率がある。カソード側のショート率はp形ショート領域の面積/(n形カソード領域の面積+p形ショート領域の面積)であり、アノード側のショート率はn形ショート領域の面積/(p形アノード領域の面積+n形ショート領域の面積)である。ここではカソード側のショート率とアノード側のショート率を同じにして、また、(n形カソード領域の面積+p形ショート領域の面積)と(p形カソード領域の面積+n形ショート領域の面積)を同じにして、ショート率を0%から70%まで変えた素子を製作する。カソード側のショート率はp形ショート領域とn形カソード領域の平面パターンにおける横幅(短辺の長さ)で調整し、アノード側のショート率はn形ショート領域とp形アノード領域の平面パターンにおける横幅(短辺の長さ)で調整する。
素子Aは従来素子でショート率がゼロであり、素子Bから素子Eは本発明の素子である。素子Bのショート率は20%、素子Cのショート率は30%、素子Dのショート率は50%、素子Eのショート率は70%である。
ショート率を素子Bから素子Eへ大きくすると、Vfは微増して、逆回復電流は大きく減少して行く。ショート率を70%とした素子Eの場合、ショート率がゼロの素子AのVfに対して0.2V程度増加し、逆回復電流は40%程度小さくすることができる。逆回復電流を小さすることで、逆回復電流の減衰率(逆回復電流のピーク値から逆回復電流が減少して行くときの傾斜:−di/dt)が小さくなり、図示しない、逆回復動作での飛躍逆電圧(−di/dt×L:Lは回路のインダクタンス)が低く抑制され、素子の電圧破壊(逆回復時の−dV/dt破壊を含む)が防止され、逆回復損失も低減される。
また、小さなVfが要求される場合は、ショート率の小さい素子Bや素子Cで対応し、小さな逆回復電流が要求される場合はショート率の大きい素子Dや素子Eで対応すればよい。つまり、本発明の素子ではショート率を変えることで、幅広い要求に応えることができる。
図5は、図1のダイオードのVfと逆回復電荷量の関係を示す図である。この図は、図4の逆回復電流を時間積分して得た逆回復電荷量を規格化して縦軸に示した。
素子Eの場合、素子Aの逆回復電荷量に対して80%と大幅に逆回復電荷量を小さくすることができる。
従来素子である素子Aと、本発明素子である素子Bから素子Eの構造的な違いはショート率だけであり、これは既存マスクのパターンを変更するだけで対応できる。従って、本発明の高耐圧横型ダイオードを製作するに当たっては追加プロセスは不要であり、コストアップにならない。
尚、図1のストライプパターンではn形拡散領域4ならびにp形拡散領域5の両方にショート領域8、9が形成されているが、ショート領域はどちらか一方の拡散領域内に形成するだけでも良い。これは所望する特性に応じて選択すればよい。
図6は、この発明の第2実施例の半導体装置の構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のX1−X1線で切断した要部断面図、同図(c)は同図(a)のX2−X2線で切断した要部断面図である。この半導体装置は高耐圧横形ダイオードである。
図1との違いは、n形拡散領域4の表面層に形成される細長のn形カソード領域6と細長のp形ショート領域8をn形拡散領域4の長手方向に交互に短冊状に配置し、p形拡散領域5の表面層に形成される細長のp形アノード領域7と細長のn形ショート領域9をp形拡散領域5の長手方向に交互に短冊状に配置し、n形カソード領域6とp形ショート領域8およびp形アノード領域7とn形ショート領域9の細長方向とn形拡散領域4およびp形拡散領域5の長手方向とを直交するように配置した点である。
この場合も第1実施例と同様にVfの増加を抑制して、逆回復電流を小さくすることができる。
尚、図6ではn形カソード領域6とp形アノード領域7およびp形ショート領域8とn形ショート領域9が対向する場合を示したが、n形カソード領域6とn形ショート領域9およびp形アノード領域7とp形ショート領域8を対向させるように配置してもよい。2つのショート領域の形成において重要なことはショート率であり、この対向配置についてはなんら制限はない。
また、ショート率は、各ショート領域8、9とn形カソード領域6ならびにp形アノード領域7の細長形状の幅(短辺の長さ)によって調整する。
図7は、この発明の第3実施例の半導体装置の構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のX1−X1線で切断した要部断面図、同図(c)は同図(a)のX2−X2線で切断した要部断面図である。この半導体装置は高耐圧横形ダイオードである。
図6との違いは、p形拡散領域5と向かい合う側のp形ショート領域の端部8aをn形カソード領域の端部6aより後退させ、n形拡散領域4と向かい合う側のn形ショート領域の端部9aをp形アノード領域の端部7aより後退させることで、p形ショート領域の端部8aとn形ショート領域の端部9aの間隔L1を、n形カソード領域の端部6aとp形アノード領域の端部7aの間隔L2より広くなるようにした点である。
L1をL2より広くすることで、逆回復動作時に、n形半導体層3、n形拡散領域4およびp形拡散領域5に蓄積した電子25と正孔26がp形ショート領域8の直下およびn形ショート領域9の直下を通過することなくn形カソード領域6およびp形アノード領域7に掃き出されるので寄生サイリスタ動作が抑制されて逆回復耐量を向上させることができる。
また、この場合も第1実施例と同様にVfの増加を抑制して、逆回復電流を小さくすることができる。
ところで、図6と図7の短冊パターンではn形拡散領域4ならびにp形拡散領域5の両方にショート領域8、9が形成されているが、ショート領域はどちらか一方の拡散領域内に形成するだけでも良い。
図8は、この発明の第4実施例の半導体装置の構成図であり、同図(a)は要部平面図、同図(b)は同図(a)のX1−X1線で切断した要部断面図、同図(c)は同図(a)のX2−X2線で切断した要部断面図である。この図は、図6の高耐圧横形ダイオードに本発明を施した場合を示している。
図6との違いは、p形拡散領域5に短冊状に配置されたp形アノード領域7とn形ショート領域9のカソード電極10側から、p形拡散領域5をまたがるようにn形半導体層3まで酸化膜13を介して制御電極12が配置されている点にある。
この制御電極12を設けることの効果を、図9を用いて説明する。
図9は、図8に示したダイオードの順方向動作時の電子23と正孔24の流れを示したものである。順方向動作時に、p形拡散領域5の表面に反転層が形成される電圧を制御電極12に印加する。これにより、制御電極12直下のp形拡散領域5の表面層に反転層が形成され、制御電極12直下の表面領域に×印で示した低抵抗領域14を作ることができる。
この低抵抗領域14を介して電子23がn形ショート領域9に流れ込むため、n形ショート領域9の電子引き抜き効果を促進させることができる。その結果、順方向動作時の蓄積電荷量が低減し、ダイオードの高速化を実現することができる。
なお、図8ではp形アノード領域7からn形半導体層3まで絶縁膜13を介した制御電極12が形成されているが、これによる弊害はない。これに対しては、ホトマスクによってp形アノード領域7と半導体層3の間の制御電極12を削除しても良い。
また、制御電極12に印加する電圧はこのダイオードが搭載されるパワーIC内部の電源を利用すれば良い。あるいは、パワーIC内部に制御電極12への印加用の電源を形成すれば良い。
また、図8ではp形拡散領域5側のみに制御電極12を設けているが、n形拡散領域4側にも同様の制御電極を設けて良い。この場合も、順方向動作時にn形拡散領域4の表面層に反転層が形成されるような電圧を制御電極に印加する。
このときには、n形拡散領域4の表面層に形成された低抵抗領域を介してホール24がp形ショート領域9に流れ込むため、p形ショート領域9のホール引き抜き効果を促進させることができる。その結果、順方向動作時の蓄積電荷量が低減し、ダイオードの高速化を図ることができる。
この発明の第1実施例の半導体装置の構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図 図1のダイオードの順方向動作時のオン状態を示す図 図1のダイオードの逆回復動作時の状態を示す図 図1のダイオードのVfと逆回復電流の関係を示す図 図1のダイオードのVfと逆回復電荷量の関係を示す図 この発明の第2実施例の半導体装置の構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX1−X1線で切断した要部断面図、(c)は(a)のX2−X2線で切断した要部断面図 この発明の第3実施例の半導体装置の構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX1−X1線で切断した要部断面図、(c)は(a)のX2−X2線で切断した要部断面図 この発明の第4実施例の半導体装置の構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX1−X1線で切断した要部断面図、(c)は(a)のX2−X2線で切断した要部断面図 図8のダイオードの順方向動作時オン状態を示す図 従来の半導体装置の構成図であり、(a)は要部平面図、(b)は(a)のX−X線で切断した要部断面図 別の従来の半導体装置の要部断面図
符号の説明
1 半導体基板
2 酸化膜
3 n形半導体層
4 n形拡散領域
5 p形拡散領域
6 n形カソード領域
6a n形カソード領域の端部
7 p形アノード領域
7a p形アノード領域の端部
8 p形ショート領域
8a p形ショート領域の端部
9 n形ショート領域
9a n形ショート領域の端部
10 カソード電極
11 アノード電極
21、23、25 電子
22、24、26 正孔
100 SOI基板

Claims (12)

  1. 第1導電形の半導体層と、該半導体層の表面層に離して形成した第1導電形の第1拡散領域および第2導電形の第2拡散領域と、前記第1拡散領域の表面層に互いに接して形成した第1導電形の第3拡散領域および第2導電形の第4拡散領域と、前記第2拡散領域の表面層に形成した第2導電形の第5拡散領域と、前記第3拡散領域と前記第4拡散領域とに接触した第1主電極と、前記第5拡散領域に接触した第2主電極とを具備し、
    前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第4拡散領域と前記第5拡散領域との距離以下であることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1導電形の半導体層と、該半導体層の表面層に離して形成した第1導電形の第1拡散領域および第2導電形の第2拡散領域と、前記第1拡散領域の表面層に形成した第1導電形の第3拡散領域と、前記第2拡散領域の表面層に互いに接して形成した第2導電形の第5拡散領域および第1導電形の第6拡散領域と、前記第3拡散領域に接触した第1主電極と、前記第5拡散領域と前記第6拡散領域とに接触した第2主電極とを具備し、
    前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第3拡散領域と前記第6拡散領域との距離以下であることを特徴とする半導体装置。
  3. 第1導電形の半導体層と、該半導体層の表面層に離して形成した第1導電形の第1拡散領域および第2導電形の第2拡散領域と、前記第1拡散領域の表面層に互いに接して形成した第1導電形の第3拡散領域および第2導電形の第4拡散領域と、前記第2拡散領域の表面層に形成した第2導電形の第5拡散領域および第1導電形の第6拡散領域と、前記第3拡散領域と前記第4拡散領域とに接触した第1主電極と、前記第5拡散領域と前記第6拡散領域に接触した第2主電極とを具備し、
    前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第4拡散領域と前記第5拡散領域との距離以下であり、前記第3拡散領域と前記第5拡散領域との距離が前記第3拡散領域と前記第6拡散領域との距離以下であることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第3拡散領域が前記第4拡散領域と前記第5拡散領域との間に配置されることを特徴とする請求項1または3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記第5拡散領域が前記第3拡散領域と前記第6拡散領域との間に配置されることを特徴とする請求項2または3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記第3拡散領域と前記第5拡散領域とが前記第4拡散領域と前記第6拡散領域との間に配置されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  7. 前記第3拡散領域が前記第6拡散領域と対向し、前記第4拡散領域が前記第5拡散領域と対向するように配置されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  8. 前記第3拡散領域が前記第5拡散領域と対向し、前記第4拡散領域が前記第6拡散領域と対向するように配置されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  9. 前記第3拡散領域と前記第4拡散領域とがそれぞれ複数個交互に配置されることを特徴とする請求項1,3,7および8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 前記第5拡散領域と前記第6拡散領域とがそれぞれ複数個交互に配置されることを特徴とする請求項2,3,7および8のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 前記第4拡散領域と前記半導体層とに挟まれた前記第1拡散領域の表面上に、絶縁膜を介して設けられた制御電極を備えたことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置。
  12. 前記第6拡散領域と前記半導体層とに挟まれた前記第2拡散領域の表面上に、絶縁膜を介して設けられた制御電極を備えたことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
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