JP2006269287A - 押しボタンスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノブの操作時にノブが自然状態時の姿勢を維持しながら移動し且つ部品点数、組付け工数を低減することが可能な押しボタンスイッチを提供する。さらに、操作時に剛性感および節度感のある良質な操作感が得られる押しボタンスイッチを提供する。
【解決手段】 ノブ本体31、固定柱32、本体31の側面と固定柱32とを連結する2本の連結桿からなる連結桿群を2群(連結桿群33、34)、ノブ3の移動を接点スイッチ5に伝達する突起部35を一体的に形成している。これにより、ノブの操作時にノブが自然状態時の姿勢を維持しながら移動し且つ部品点数、組付け工数を低減することが可能な押しボタンスイッチが実現できる。また、従来の押しボタンスイッチにおけるリンクの隙間をなくして、操作時に剛性感および節度感のある良質な操作感が得られる押しボタンスイッチを実現できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、押しボタンスイッチに関するものである。
従来の押しボタンスイッチとしては、たとえば、電気回路を開閉するスイッチ部を備えた基板に、2本のリンクを介してノブを結合したものがある(特許文献1参照)。
この押しボタンスイッチにおいて、各リンクは互いに平行に配置されるとともに、それらの基板側端部およびノブ側端部ともに回動自在に係止されている。
このような構成により、操作者がノブを押し下げると、各リンクは、互いに平行関係を維持しつつ基板側端部を支点として回動して、基盤と水平となる方向に傾斜していく。その結果、ノブは、その上面を水平に保ったまま、言い換えると操作者が押す前の姿勢を維持しつつ降下し基板上のスイッチ部を押し付けて電気回路を開閉させる。
特開2000−348562号公報
上述した、従来の押しボタンスイッチにおいては、ノブを2つのリンクを介して基板に結合しているため、部品点数、組付け工数が増大しコストが上昇する。また、各リンクは、ノブおよび基板と回動自在に係合しているため、各係合部には隙間が存在する。そのため、ノブを押したときにノブが隙間分動いて剛性感が感じられず、節度感のある操作フィーリングが得られない、という問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、ノブを押したときにノブが操作者が押す前の姿勢を維持しながら降下するという特徴を保ちながら、部品点数、組付け工数を低減することが可能な押しボタンスイッチを提供することである。もう一つの目的は、操作時に、剛性感および節度感のある操作フィーリングが得られる、すなわち、良質な操作感が得られる押しボタンスイッチを提供することである。
本発明は上記目的を達成する為、以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の押しボタンスイッチは、ハウジング内に移動可能に収容固定されたノブと、ハウジングの背面に配置された回路基板と、回路基板上にノブに臨んで実装され電気回路の導通遮断を切り替える接点スイッチとを備え、操作者によりノブが押し下げられるとノブが移動して接点スイッチが作動する押しボタンスイッチであって、ノブはノブ本体とノブをハウジングに固定するための固定部材とノブの移動を接点スイッチに伝達する伝達部とを備え、ノブは一群を成すように並んで配置され且つノブ本体の側面と固定部材とを連結する複数の連結桿からなる連結桿群を2群備え、固定部材は2群の連結桿群を介してノブ本体に支持され且つハウジングに設けられた固定部に固定され、2群の連結桿群はその延伸方向が互いに交差するように設定され、ノブ本体と固定部材と伝達部と2つの連結桿群とは一体成型され、操作者がノブを押し下げると連結桿は弾性変形しつつノブが移動することを特徴としている。
上述の構成においては、ノブ本体の固定部材がハウジングに設けられた固定部に固定された状態においては、固定部材はハウジングと一体化してハウジングの一部となるため、ノブ本体は、2群の連結桿群を介してハウジングに支持されていると見做すことができる。
したがって、一群の連結桿群を構成する複数の連結桿における任意の2本の両端、つまり各連結桿とノブ本体との接続点および各連結桿と固定部材すなわちハウジングとの接続点により略平行四辺形が形成されている。言い換えると、ノブ本体は、ハウジングに略平行四辺形を成すリンク機構を介して結合されていることになる。
また、上述の構成において、ノブ本体は、複数群の連結桿群を介してハウジングに連結されるとともに、複数群の連結桿群のうち少なくとも2群の連結桿群はその延伸方向が互いに交差するように配置されている。なお、ここでいう連結桿群の延伸方向とは、連結桿群を構成する各連結桿の延伸方向の合成方向を指し、言い換えると各連結桿のベクトルを合成した合成ベクトルのようなものである。
このため、ノブ本体は、延伸方向が互いに交差するように配置された複数の略平行四辺形を成すリンク機構を介してハウジングに連結されることになる。すなわち、略平行四辺形を成すリンク機構を含む平面が互いに交差している。
これにより、操作者がノブを押したときに、ある連結桿群に対してそれを捩るようなモーメント、つまりノブを傾斜させるようなモーメントが発生しても、他の連結桿群によりそれを抑止するモーメント、つまりノブの傾斜を復元させるようなモーメントが発生し、その結果、ノブは傾斜せずに、押される前の自然状態時の姿勢を維持しつつ移動する。
したがって、操作者がノブ上面のどこを押しても、ノブが押し下げられる前の姿勢を維持しながら移動する。
また、本発明の請求項1に記載の押しボタンスイッチにおいては、ノブ本体と固定部材と伝達部と2つの連結桿群とは一体成型によりに形成されている。
このため、ノブをハウジングに固定する工程は、ノブが備える各固定部材をハウジングの固定部に固定するという容易且つ単純な作業により完了する。
これにより、従来の押しボタンスイッチに用いられている複数のリンク部品が不要となるとともに、それらを組み付ける複雑な作業も不要となる。
以上により、ノブを押したときにノブが操作者によって押される以前の姿勢を維持しながら降下するという特徴を保ちながら、部品点数、組付け工数を低減することが可能な押しボタンスイッチを実現することができる。
ところで、従来の押しボタンスイッチは複数のリンク部品を備えているため、それらの係合部の隙間に起因してノブを押したときにノブが隙間分動いて剛性感が感じられず節度感のある操作フィーリングが得られない、という問題があった。
これに対して本発明の請求項1に記載の押しボタンスイッチにおいては、ノブ本体と固定部材と伝達部と2つの連結桿群とを一体に形成しているので、従来の押しボタンスイッチにおけるリンク間の隙間をなくすことができる。したがって、ノブの操作時に剛性感および節度感に優れるフィーリングが得られるような押しボタンスイッチを実現することができる。
本発明の請求項2に記載の押しボタンスイッチは、2つの連結桿群はその延伸方向が互いに直交することを特徴としている。
これにより、ノブ上面における操作者による押圧位置の如何によらず、ノブの移動時における姿勢を自然状態時の姿勢に確実に維持することが可能となる。
本発明の請求項3に記載の押しボタンスイッチは、連結桿群を形成する複数の連結桿は互いに平行且つ長さが等しいことを特徴としている。
これにより、ノブ上面における操作者による押圧位置の如何によらず、ノブの移動時における姿勢を自然状態時の姿勢に確実に維持することが可能となる。
本発明の請求項4に記載の押しボタンスイッチは、ハウジング内に移動可能に収容保持されたノブと、ハウジングの背面に配置された回路基板と、回路基板上にノブに臨んで実装され電気回路の導通遮断を切り替える接点スイッチとを備え、操作者によりノブが押し下げられるとノブが移動して接点スイッチが作動する押しボタンスイッチであって、ノブはノブ本体とノブをハウジングに固定するための複数の固定部材とノブの移動を接点スイッチに伝達する伝達部とを備え、固定部材は、ノブ本体の側面と固定部材とを連結するとともに一群を成すように並んで配置された複数の連結桿からなる連結桿群一群を介してノブ本体に支持され且つハウジングに設けられた固定部に固定され、複数の固定部材のうち少なくとも2つの前記固定部材においてそれぞれに連結される前記連結桿群の延伸方向が互いに交差するように設定され、ノブ本体と固定部材と連結桿群と伝達部とは一体成型され、操作者がノブを押し下げると連結桿は弾性変形しつつノブが移動することを特徴としている。
上述の構成においては、ノブ本体に備えられた複数の固定部材がハウジングに設けられた固定部に固定された状態においては、各固定部材はハウジングと一体化してハウジングの一部となっている。したがって、ノブ本体は、複数群の連結桿群、すなわち固定部材の個数と同数群の連結桿群を介してハウジングに支持されていると見做すことができる。
したがって、ある一群の連結桿群を構成する複数の連結桿における任意の2本の両端、つまり各連結桿とノブ本体との接続点および各連結桿と固定部材すなわちハウジングとの接続点は略平行四辺形を形成している。言い換えると、ノブ本体は、ハウジングに対して略平行四辺形を成すリンク機構を介して結合されていることになる。
また、上述の構成において、ノブ本体は、複数群の連結桿群を介してハウジングに連結されるとともに、複数群の連結桿群のうち少なくとも2群の連結桿群はその延伸方向が互いに交差するように配置されている。なお、ここでいう連結桿群の延伸方向とは、連結桿群を構成する各連結桿の延伸方向の合成方向を指し、言い換えると各連結桿のベクトルを合成した合成ベクトルのようなものである。
このため、ノブ本体は、延伸方向が互いに交差するように配置された2つの略平行四辺形を成すリンク機構を介してハウジングに連結されることになる。すなわち、略平行四辺形を成すリンク機構を含む平面が互いに交差していることになる。
これにより、操作者がノブを押したときに、ある連結桿群に対してそれを捩るようなモーメント、つまりノブをその自然状態時の姿勢から傾斜させるようなモーメントが発生しても、他の連結桿群によりそれを抑止するモーメント、つまりノブの傾斜を復元させるようなモーメントが発生し、その結果、ノブは傾斜せずに、自然状態時の姿勢を維持しつつ移動する。
したがって、操作者がノブ上面のどこを押しても、ノブが押し下げられる前の姿勢を維持しながら移動する。
また、本発明の請求項4に記載の押しボタンスイッチにおいては、ノブ本体と複数の固定部材と伝達部と2つの連結桿群とは一体成型によりに形成されている。
このため、ノブをハウジングに固定する工程は、ノブが備える各固定部材をハウジングの固定部に固定するという容易且つ単純な作業により完了する。
これにより、従来の押しボタンスイッチに用いられている複数のリンク部品が不要となるとともに、それらを組み付ける複雑な作業も不要となる。
以上により、ノブを押したときにノブが操作者によって押される以前の姿勢を維持しながら降下するという特徴を保ちながら、部品点数、組付け工数を低減することが可能な押しボタンスイッチを実現することができる。
ところで、従来の押しボタンスイッチは複数のリンク部品を備えているため、それらの係合部の隙間に起因してノブを押したときにノブが隙間分動いて剛性感が感じられず節度感のある操作フィーリングが得られない、という問題があった。
これに対して本発明の請求項4に記載の押しボタンスイッチにおいては、ノブ本体と固定部材と伝達部と2つの連結桿群とを一体に形成しているので、従来の押しボタンスイッチにおけるリンク間の隙間をなくすことができる。したがって、ノブの操作時に剛性感および節度感に優れるフィーリングが得られるような押しボタンスイッチを実現することができる。
本発明の請求項5に記載の押しボタンスイッチは、2つの連結桿群はその延伸方向が互いに直交することを特徴としている。
これにより、ノブ上面における操作者による押圧位置の如何によらず、ノブの移動時における姿勢を自然状態時の姿勢に確実に維持することが可能となる。
本発明の請求項6に記載の押しボタンスイッチは、連結桿群を形成する複数の連結桿は互いに平行且つ長さが等しいことを特徴としている。
これにより、ノブ上面における操作者による押圧位置の如何によらず、ノブの移動時における姿勢を自然状態時の姿勢に確実に維持することが可能となる。
本発明の請求項7に記載の押しボタンスイッチは、一つのハウジング内にノブが複数個収容され、各ノブに対応して接点スイッチを備えることを特徴としている。
これにより、複数個のノブを有する押しボタンスイッチを、少ない部品点数および組付け工数で提供することができる。
以下、本発明による押しボタンスイッチを、自動車の車室内に設置されたエアコンディショナー操作パネル100に組み込まれている押しボタンスイッチ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100の正面図である。なお、図1において、上方が自動車の上方であり、左右方向が自動車の幅方向となっている。
図2は、図1中のII−II線断面図である。なお、図2において、左側が運転席であり、押しボタンスイッチ1は、図2において、左側から押されて右方向へ移動する。
図3は、図1中のIII−III線断面図である。
図4は、図3中のIV−IV線断面図である。
エアコンディショナー操作パネル100は、当該自動車の車室内の運転席前方且つ運転者が操作可能な位置に設けられている。エアコンディショナー操作パネル100は、当該自動車のエアコンディショナー装置(図示せず)の作動(目標室内温度、送風量、風の吹き出し方向等)を制御するための切り替えスイッチとしての押しボタンスイッチ1を、図1に示すように、3個備えている。運転者は、エアコンディショナー操作パネル100の3個の押しボタンスイッチ1を適宜操作してエアコンディショナー装置を作動させ、車室内温度を所望の温度にすることができる。
押しボタンスイッチ1は、大きくは、図2に示すように、ハウジング2と、ハウジング2内に移動可能に収容固定されたノブ3と、プリント基板4と、プリント基板4上にノブ2に臨んで実装された接点スイッチ5とから構成されている。
以下に、押しボタンスイッチ1の構成について説明する。
ハウジング2は、たとえば樹脂材料等から形成されている。ハウジング2は、図2、図3に示すように、有底の略直方体形状に形成され、その底部の外側は運転者側に露出して配置され、エアコンディショナー操作パネル100の操作パネル2aとなっている。
ハウジング2には、図2に示すように、ガイド孔21が設けられている。ガイド孔21の個数は、押しボタンスイッチ1の個数と同じだけ、すなわち、図1に示すように、3個設けられている。ガイド孔21の中には、図2に示すように、後述するノブ3が移動可能に収容されている。ガイド孔21は、図2に示すように、操作パネル2aの裏面から壁を操作パネル2aと反対側へ(図2の右側へ)突き出させて形成されている。ガイド孔21とノブ3の間には、ノブ3を移動可能とするために隙間が形成されているが、この隙間は、エアコンディショナー操作パネル100の良好な見映えを得るために、ノブ3のガイド孔21の軸方向(図2において左右方向)への移動を妨げない範囲で、できるだけ小さく設定されている。
ハウジング2には、ガイド孔21の操作パネル2aと反対側の端部の一部に、図2に示すように、ノブ3を保持固定するための固定部22が設けられている。固定部22には、図2に示すように、貫通孔22aが設けられている。貫通孔22aは、ガイド孔21の軸方向と平行に設けられている。貫通孔22aには、後述するノブ3の固定柱32の軸部32が嵌合され、それによりノブ3がノブ本体31に固定される。
ノブ3は、たとえば樹脂材料等から形成されている。ノブ3は、図2および図3に示すように、ノブ本体31、ノブ3をハウジング2に固定するための固定部材である固定柱32と、一群を成すように並んで形成されノブ本体31の側面と固定柱32を連結する2本の連結桿からなる連結桿群が2群と、ノブ3の移動を後述する接点スイッチ5へ伝達する伝達部である突起部35とから構成されている。ここで、2群の連結桿群とは、図2に示すように2本の連結桿33a、33bからなる連結桿群33、および図3に示すように2本の連結桿34a、34bからなる連結桿群34である。
すなわち、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1においては、ノブ3は1個の固定柱32を備え、且つ固定柱32は、図4に示すように、2群の連結桿群である連結桿群33、34を介してノブ本体31に連結されている。
固定柱32は、ガイド孔21の軸方向に長さを有する略角柱状に形成され、図2に示すように、その先端に円柱状の軸部32が設けられている。軸部32は、ハウジング2の固定部22に設けられた貫通孔22aに嵌合され、それによりノブ3がハウジング2に固定される。
連結桿群33を構成する連結桿33a、33bは、図2に示すように、互いに平行且つ同じ長さに形成されている。また、連結桿33a、33bは、図4に示すように、ハウジング2のガイド孔21の軸方向(図4において紙面に垂直な方向)に重ねて配置されている。
連結桿群34を構成する連結桿34a、34bは、図3に示すように、互いに平行且つ同じ長さに形成されている。また、連結桿34a、34bは、図4に示すように、ハウジング2のガイド孔21の軸方向(図4において紙面に垂直な方向)に重ねて配置されている。
連結桿群33および連結桿群34は、それぞれの延伸方向が交差するように、詳しくは、図4に示すように直交するように配置されている。
突起部35は、図2に示すように、ノブ本体31の背面側(図2において右側)端部に、そこから突き出して形成されている。突起部35の先端は、図2に示すように、後述する接点スイッチ5に当接している。
また、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1においては、固定柱32、連結桿33a、33b、連結桿34a、34b、及び突起部35は、ノブ本体31と一体的に形成されている。たとえば、ノブ本体31を樹脂成型する際に同時に一体的に形成されている。言い換えると、ノブ3は、一つの部品として形成されている。
ハウジング2の背面側(図3において下側)には、図3に示すように、回路基板であるプリント基板4が配置されている。プリント基板4は、たとえばガラスエポキシ樹脂基板等からなり、エアコンディショナー操作パネル100の電気回路部を形成している。
プリント基板4には、図3に示すように、ノブ3に臨んで接点スイッチ5が実装されている。つまり、ノブ3の突起部35と対応する位置に実装されている。接点スイッチ5は、たとえば弾力性に富むゴムに取り付けられた電気導体からなる接点を移動させて電気回路を開閉する構造のものである。たとえば、自然状態においては電気回路を開いており、押し下げられることで接点により電気回路が閉じられる。ノブ3を押して接点スイッチ5に電気回路の開閉作動をさせて電気信号を発生させると、制御回路(図示せず)がそれを受けて、その信号に基づいて当該自動車のエアコンディショナー装置(図示せず)が所定の作動をするように制御する。
次に、以上説明した、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1の動作について説明する。
ノブ3が押されていない状態、つまり自然状態においては、ノブ3は、図3において3個並んだノブ3のうち両端の2個に示す位置にあり、このとき接点スイッチ5は、電気回路を開いた状態となっている。
運転者がノブ3、つまりノブ本体31を押すと、すなわち図3において3個並んだノブ3のうち中央のノブ3のノブ本体31を押すと、ノブ本体31に作用する力は、図3中の矢印に示す方向に作用する。この力は、ノブ本体31から各連結桿34a、34bへ伝達される。それにより、各連結桿34a、34bが弾性変形して、ノブ本体31は、図3の下方へ移動する。このとき、各連結桿34a、34bの弾性変形による弾性力は、各連結桿34a、34bおよびノブ本体31を自然状態時に戻す方向、すなわち、図3の上方へ向かう方向に作用している。
ここで、連結桿群34を構成する2個の連結桿34a、34bは平行に配置され、且つ長さが等しく設定されている。そのため、各連結桿34a、34bの両端と、ガイド孔21およびノブ本体31との接点は、長方形の4つの頂点を形成する。また、各連結桿34a、34bとノブ本体31との接点を結ぶ方向は、ガイド孔21の軸方向と一致している。
したがって、ノブ本体31は、ガイド孔21の軸方向と平行に移動する。これにより、ノブ3は、自然状態時の姿勢を維持したまま、図3の下方へ移動する。
このとき、連結桿群33を構成する2個の連結桿33a、33bも同時に弾性変形し連結桿群34と同様に、ノブ本体31をガイド孔21の軸方向と平行に移動させる機能を果たす。
ところで、ノブ本体31上における運転者が押す位置、つまり運転者の指先が接触する位置が、連結桿34aの直上にあるときは、各連結桿34a、34bの両端と、ガイド孔21およびノブ本体31との接点により形成される長方形にはその面に沿うように力が作用するので、長方形、言い換えると、ガイド孔21、ノブ本体31および2個の連結桿34a、34bにより形成される擬似リンク機構には、それを捩るようなモーメントは生じない。一方、ノブ本体31上における運転者が押す位置が、連結桿34aの直上から外れた場所にあるときは、ガイド孔21、ノブ本体31および2個の連結桿34a、34bにより形成される擬似リンク機構に、それを捩るようなモーメントが発生する。そのため、ノブ本体31を固定柱32に連結する、言い換えるとノブ本体31をハウジング2に連結する連結桿群が連結桿群34のみであると、ノブ本体31は傾斜してしまう。
しかし、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1では、連結桿群34に加えて、連結桿群34に直交するもうひとつの連結桿群33が配置されている。これにより、2つの連結桿群33、24は、互いに相手に生じる曲げモーメントを打ち消すように作用する。したがって、運転者がノブ3を押す場合、ノブ本体31上のどこを押しても、ノブ本体31は、自然状態時の姿勢を維持したまま、図3の下方へ移動する。それと同時に、突起部35により、接点スイッチ5が押し下げられる。
運転者がさらにノブ3を押し下げていくと、接点スイッチ5は、電気回路を閉じる。そして、接点スイッチ5に内蔵されるストッパ(図示せず)に規制されて、ノブ3の移動が停止する。
運転者がノブ3から指を離すと、各連結桿33a、33b、34a、34bに蓄えられた弾性エネルギにより、ノブ本体31は、自然状態時の位置へ復帰する。それと同時に、接点スイッチ5は、それ自身が持つ復帰機構(たとえば弾性部材を利用したもの)の作用により、電気回路を再び開状態とする。
以上説明した、運転者による一連の押して離す操作により、押しボタンスイッチ1は、開状態→閉状態→開状態となる。これにより、押しボタンスイッチ1からパルス状の電気信号が発せられ、押しボタンスイッチ1に接続された制御回路(図示せず)がその信号を受け、制御回路は、それに基づいて当該自動車のエアコンディショナー装置(図示せず)に所定の作動をさせるように制御する。
次に、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1の組立方法、つまり押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100の組立方法について簡単に説明する。
先ず、ハウジング2に、ノブ3を固定する。すなわち、ハウジング2の固定部22の貫通孔22aに、ノブ3の固定柱32の軸部32を嵌合固定する。ここで、貫通孔22aへの軸部32の固定方法は、圧入固定、接着等いずれであってもよい。
次に、既に接点スイッチ5、制御回路(図示せず)等が実装されているプリント基板4をハウジング2に固定する。
以上で、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100の組立が完了する。
以上説明した、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1においては、ノブ3はノブ本体31とノブ3をハウジング2に固定するための固定柱32とノブ3の移動を接点スイッチ5に伝達する突起部35とを備え、ノブ3は一群を成すように並んで配置され且つノブ本体31の側面と固定柱32とを連結する2本の連結桿からなる連結桿群を2群(連結桿群33、34)備え、固定柱32は2群の連結桿群33、34を介してノブ本体31に支持され且つハウジング2に設けられた固定部22に固定され、2群の連結桿群33、34はその延伸方向が互いに直交するように設定され、ノブ本体31と固定柱32と突起部35と2つの連結桿群33、34とは一体成型され、操作者がノブ3を押し下げると各連結桿33a、33b、34a、34bは弾性変形しつつノブ3が移動する構成としている。
従来の押しボタンスイッチにおいては、ノブをその自然状態時の姿勢を維持しつつ移動させるためのリンク機構が、ハウジングやノブとは独立した別部品として形成されており、部品点数、組付け工数が増大し、押しボタンスイッチのコストが上昇するという問題があった。さらに、リンク機構がハウジングやノブとは独立した別部品であるため、各結合部には隙間が設けられ、操作者がノブを押した際にノブが隙間分動いて剛性感が感じられず、節度感のある操作フィーリングが得られない、という問題があった。
これに対して、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1では、ノブ3をその自然状態時の姿勢を維持しつつ移動させるためのリンク機構としての、ノブ本体、固定柱32、2群の連結桿群33、34(連結桿33a、33b、34a、34b)が、一体成型により形成されている。
これにより、押しボタンスイッチ1の部品点数、組付け工数を大幅に低減することができる。
また、ノブ3をその自然状態時の姿勢を維持しつつ移動させるためのリンク機構が一体成型されているため、従来の押しボタンスイッチのリンク機構に必然的に設けられている隙間は全く無い。
これにより、操作者がノブ3を押した際に、剛性感および節度感が感じられ、優れた操作フィーリングが得られる押しボタンスイッチ1を実現することができる。
(第2実施形態)
図5に、本発明の第2実施形態による押しボタンスイッチ1の断面図を示す。
本発明の第2実施形態による押しボタンスイッチ1は、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1に対して、固定柱32およびそれに連結された2群の連結桿群33、34のセットをもう一組追加配置したものである。
本発明の第2実施形態による押しボタンスイッチ1では、図5に示すように、2個の固定柱32は、略長方形を成すガイド孔21の対角線の両端に配置されている。また、図5に示すように、2群の連結桿群33はそれらの延伸方向が平行となるように、且つ2群の連結桿群34はそれらの延伸方向が平行となるように、配置されている。
本発明の第2実施形態による押しボタンスイッチ1の構成によっても、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1の場合と同様に、押しボタンスイッチ1の部品点数、組付け工数を大幅に低減すると同時に、剛性感および節度感が感じられ、優れた操作フィーリングが得られる押しボタンスイッチ1を実現することができる。
ここで、ノブ3をその自然状態時の姿勢を維持しつつ移動させるためには、互いに交差する、望ましくは直交する2つの連結桿群を備えることが必要十分条件であるが、本発明の第2実施形態による押しボタンスイッチ1では、連結桿群を4群備えることで、ノブ3をその自然状態時の姿勢を確実に維持しつつ移動させることができる。
(第3実施形態)
図6に、本発明の第3実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100の断面図を示す。また、図7に、図6中のIIV−IIV断面図を示す。
本発明の第3実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100は、図6に示すように、押しボタンスイッチ1を2個備え、且つ両押しボタンスイッチ1の2つのノブ3を一体的に形成したものである。さらに、ハウジング2のガイド孔21の個数を1個とする、つまり1個のガイド孔21内に2つのノブ3を移動可能に収容する構成としている。
ノブ3は、図6および図7に示すように、2個のノブ本体31と1個の固定柱32を備えている。そして、各ノブ本体31は、それぞれ2群の連結桿群33、34を介して固定柱32に連結されている。固定柱32には、図6に示すように、2本の軸部32aが設けられている。
ハウジング2のガイド孔21には、図6に示すように、固定部22が1個設けられている。固定部22には、固定柱32の2本の軸部32aに対応して2個の貫通孔22aが設けられている。
2個の押しボタンスイッチ1において、2群の連結桿群33、34の延伸方向が直交すること、各連結桿群33、34においてそれらを構成する2本の連結桿が互いに平行且つ同じ長さに形成されていることは、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1の場合と同様である。
本発明の第3実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100では、押しボタンスイッチ1のガイド孔21を1個とすることにより、エアコンディショナー操作パネル100の幅寸法(図7における左右方向寸法)を短縮して、エアコンディショナー操作パネル100の車室内への搭載性を向上できる。
また、本発明の第3実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100では、2個のノブ3を一個の部品として形成することにより、エアコンディショナー操作パネル100の部品点数および組付け工数を低減することができる。
また、本発明の第4実施形態による押しボタンスイッチ1の構成によっても、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1の場合と同様に、押しボタンスイッチ1の部品点数、組付け工数を大幅に低減すると同時に、剛性感および節度感が感じられ、優れた操作フィーリングが得られる押しボタンスイッチ1を実現することができる。
なお、上述した本発明の第3実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100では、ノブ3の個数、つまり押しボタンスイッチ1の個数を2個としているが、3個あるいはそれ以上に増やすことも容易である。
(第4実施形態)
図8に、本発明の第4実施形態による押しボタンスイッチ1の断面図を示す。
先に説明した、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1においては、ノブ3の固定柱32は、2群の連結桿群33および34を介してノブ本体31に連結されている。
これに対して、本発明の第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、1本の固定柱を1群の連結桿群を介してノブ本体31に連結するとともに、固定柱を2個設けている。すなわち、図8に示すように、連結桿群33を介してノブ本体31に連結される固定柱32、および連結桿群34を介してノブ本体31に連結される固定柱32の2本の固定柱32を設け、且つ連結桿群33、34の延伸方向を直交させている。また、両連結桿群33、34においてそれらを構成する2本の連結桿は互いに平行且つ同じ長さに形成されている。
ハウジング2においては、2本の固定柱32に対応して、固定部22が2個、すなわち貫通孔22aが2個設けられている。
本発明の第4実施形態による押しボタンスイッチ1の構成によっても、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1の場合と同様に、押しボタンスイッチ1の部品点数、組付け工数を大幅に低減すると同時に、剛性感および節度感が感じられ、優れた操作フィーリングが得られる押しボタンスイッチ1を実現することができる。
なお、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、2群の連結桿群33、34の延伸方向を互いに直交させているが、必ずしも直交させる必要は無く、互いに交差する位置関係であれば90°以外の角度で交差してもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態、第3実施形態および第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、ノブ31個につき連結桿群を2群設けているが、2群に限定する必要は無く、3群あるいはそれ以上設けてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、1つの連結桿群を2個の連結桿により構成しているが、2個に限る必要はなく、3個あるいはそれ以上であってもよい。また、押しボタンスイッチ1が備える複数の連結桿群すべてが同数の連結桿により構成される必要は無く、或る連結桿群が2個の連結桿を備え、他の連結桿群が3個の連結桿を備えていてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、連結桿群を構成する2本の連結桿を、ガイド孔21の軸方向において重ねて配置しているが、2個の連結桿は必ずしも重なっていなくてもよい。たとえば、各連結桿およびノブ本体31をハウジング2と一体成型されるが、その際の型の抜き易さを維持する等生産性を向上するために、連結桿群を構成する2本の連結桿を、ガイド孔21の軸方向においてずらして配置してもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、連結桿群を構成する2本の連結桿を、互いに平行且つ同じ長さとしているが、2個の連結桿は必ずしも互いに平行且つ同じ長さではなくてもよい。たとえば、各連結桿およびノブ本体31をハウジング2と一体成型されるが、その際の型の抜き易さを維持する等生産性を向上するために、連結桿群を構成する2本の連結桿の位置関係を平行から若干傾斜させる、あるいは2本の連結桿の長さを若干変えてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、運転者がノブ本体31を直接押す構成としているが、ノブ本体31の運転者側端部に別部品として形成された板状部材を固定し、この板状部材を運転者が指で押す構成としてもよい。このようにすれば、ノブ本体31に、たとえばその押しボタンスイッチ1の機能を表示する表示意匠である文字や図形を形成する場合、複雑な型が必要なノブ本体31は1種類とし、異なる表示意匠を備えた板状部材を必要種類製作することにより、コスト上昇を抑えて対応可能となる。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、ノブ3の操作部31の形状を略長方形としているが、長方形に限る必要は無く、他の形状、たとえば正方形、円形、楕円形等としてもよい。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1においては、プリント基板4に、各ノブ3に対応して光源、たとえば発光ダイオード等を配置して、光源が発する光をノブ3に入射してノブ3を発光表示するように構成してもよい。本発明の第1実施形態〜第4実施形態による押しボタンスイッチ1では、ノブ本体31の略中央部とプリント基板4との間には部品等が配置されていため、ノブ3を発光表示させることは至極容易である。
また、以上説明した、本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1を備えるエアコンディショナー操作パネル100においては、押しボタンスイッチ1を3個備えているが、3個に限る必要は無く、1個、2個あるいは4個以上であってもよい。
また、以上説明した各実施形態は、本発明による押しボタンスイッチ1を、自動車の車室内に設置されたエアコンディショナー操作パネル100に搭載される押しボタンスイッチ1適用した場合を例に説明しているが、その用途をエアコンディショナー操作パネル100に限定する必要無く、自動車に搭載される他の機器の操作スイッチに適用してもよい。さらには、その用途を車両用に限定する必要無く、たとえば民生用各種機器に搭載される押しボタンスイッチ1に適用してもよい。
本発明の第1実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100の正面図である。 図1中のII−II線断面図である。 図1中のIII−III線断面図である。 図3中のIV−IV線断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100の断面図であり、図3のIV−IV線断面図に相当する。 本発明の第3実施形態による押しボタンスイッチ1を備えたエアコンディショナー操作パネル100の断面図である。 図6のIIV−IIV線断面図である。 本発明の第4実施形態による押しボタンスイッチ1の部分断面図であり、図3のIV−IV線断面図に相当する。
符号の説明
1 押しボタンスイッチ
2 ハウジング
2a 操作パネル
21 ガイド孔
22 固定部
22a 貫通孔
3 ノブ
31 ノブ本体
32 固定柱
32a 軸部
33 連結桿群
33a 連結桿
33b 連結桿
34 連結桿群
34a 連結桿
34b 連結桿
35 突起部(伝達部)
4 プリント基板(回路基板)
5 接点スイッチ
100 エアコンディショナー操作パネル

Claims (7)

  1. ハウジング内に移動可能に収容固定されたノブと、
    前記ハウジングの背面に配置された回路基板と、
    前記回路基板上に前記ノブに臨んで実装され電気回路の導通遮断を切り替える接点スイッチとを備え、
    操作者により前記ノブが押し下げられると前記ノブが移動して前記接点スイッチが作動する押しボタンスイッチであって、
    前記ノブはノブ本体と前記ノブを前記ハウジングに固定するための固定部材と前記ノブの移動を前記接点スイッチに伝達する伝達部とを備え、
    前記ノブは一群を成すように並んで配置され且つ前記ノブ本体の側面と前記固定部材とを連結する複数の連結桿からなる連結桿群を2群備え、
    前記固定部材は2群の前記連結桿群を介して前記ノブ本体に支持され且つ前記ハウジングに設けられた固定部に固定され、
    2群の前記連結桿群はその延伸方向が互いに交差するように設定され、
    前記ノブ本体と前記固定部材と前記伝達部と2つの前記連結桿群とは一体成型され、
    操作者が前記ノブを押し下げると前記連結桿は弾性変形しつつ前記ノブが移動することを特徴とする押しボタンスイッチ。
  2. 2つの前記連結桿群はその延伸方向が互いに直交することを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチ。
  3. 前記連結桿群を形成する複数の前記連結桿は互いに平行且つ長さが等しいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の押しボタンスイッチ。
  4. ハウジング内に移動可能に収容保持されたノブと、
    前記ハウジングの背面に配置された回路基板と、
    前記回路基板上に前記ノブに臨んで実装され電気回路の導通遮断を切り替える接点スイッチとを備え、
    操作者により前記ノブが押し下げられると前記ノブが移動して前記接点スイッチが作動する押しボタンスイッチであって、
    前記ノブはノブ本体と前記ノブを前記ハウジングに固定するための複数の固定部材と前記ノブの移動を前記接点スイッチに伝達する伝達部とを備え、
    前記固定部材は、前記ノブ本体の側面と前記固定部材とを連結するとともに一群を成すように並んで配置された複数の連結桿からなる連結桿群一群を介して前記ノブ本体に支持され且つ前記ハウジングに設けられた固定部に固定され、
    複数の前記固定部材のうち少なくとも2つの前記固定部材においてそれぞれに連結される前記連結桿群の延伸方向が互いに交差するように設定され、
    前記ノブ本体と前記固定部材と前記連結桿群と前記伝達部とは一体成型され、
    操作者が前記ノブを押し下げると前記連結桿は弾性変形しつつ前記ノブが移動することを特徴とする押しボタンスイッチ。
  5. 2つの前記連結桿群はその延伸方向が互いに直交することを特徴とする請求項4に記載の押しボタンスイッチ。
  6. 前記連結桿群を形成する複数の前記連結桿は互いに平行且つ長さが等しいことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の押しボタンスイッチ。
  7. 一つの前記ハウジング内に前記ノブが複数個収容され、
    各前記ノブに対応して前記接点スイッチを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の押しボタンスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10720287B2 (en) 2018-06-12 2020-07-21 Denso International America, Inc. Control panel push button

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