JP2006269170A - 光源装置及びそれを備えたプロジェクタ - Google Patents

光源装置及びそれを備えたプロジェクタ Download PDF

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Abstract

【課題】光源ランプと凹面リフレクタとからなる光源部を、その出射光の光軸を任意の光出射方向に向けて支持することができる光源装置を提供する。
【解決手段】光源ランプ16と凹面リフレクタ17とからなる光源部15を光源部支持部材24に支持させ、この光源部支持部材24を所定位置に設けたベース部材26に、光源部15の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、光源部支持部材24の傾動中心を囲む三角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において光源部支持部材24をベース部材方向に締付け、その締付け力調整により光源部支持部材24の傾き方向及び傾き角を調整する締付けねじ28を設けた。
【選択図】図3

Description

この発明は、光源装置及びそれを備えたプロジェクタに関する。
画像表示素子の表示画像を投影するプロジェクタは、プロジェクタケース内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、光源装置と、前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けた構成となっている(特許文献1参照)。
このプロジェクタには、光源ランプとリフレクタとからなり、前記光源ランプからの放射光を前記リフレクタにより反射して前方に出射する光源部を備えた光源装置が用いられており、この光源装置は、前記光源部の中心軸を前記光源側光学系の軸線に一致させて配置されている。
なお、前記プロジェクタの光源装置には、前記光源部の中心軸を前記光源側光学系の軸線に一致させるために、前記光源部を、その中心軸に垂直な面に沿った互いに直交するX軸方向とY軸方向とに移動可能に支持したものもある(特許文献2参照)。
特開2003―149599号公報 特開2003―330114号公報
前記光源装置の光源部は、光源ランプから放射され、リフレクタにより反射された出射光の光軸が前記光源部の中心軸に一致するように設計されているが、前記光源部の組立て誤差によりリフレクタに対する光源ランプの位置がずれると、光源部からの出射光の光軸が光源部の中心軸からずれる。
そして、前記光源装置を前記光源部の中心軸を前記光源側光学系の軸線に一致させて配置しているプロジェクタにおいては、前記光源部からの出射光の光軸が光源部の中心軸からずれていると、その出射光が前記光源側光学系にその軸線に対してずれた方向から入射するため、前記光源部からの出射光の一部が前記光源側光学系に入射せずに無駄になり、前記光源部からの出射光の利用効率が低下するだけでなく、前記光源側光学系を介して前記画像表示素子の表示領域に入射する光が部分的に暗くなり、前記画像表示素子の表示に輝度むらが生じて投影画像の品質が悪くなる。
なお、光源部を、その中心軸に垂直な面に沿った互いに直交するX軸方向とY軸方向とに移動可能に支持した光源装置は、前記光源部のX,Y軸方向への移動により光源部の中心軸の位置を調整し、前記光源部からの出射光を効率良く前記光源側光学系に入射させるようにすることができる。
しかし、この光源装置は、光源部をX,Y軸方向、つまり光源部の中心軸に対して垂直な方向に平行移動させるものであるため、前記光源部からの出射光の光軸と前記光源側光学系の軸線との斜め方向のずれは補正することができず、そのために、この光源装置を用いたプロジェクタでも、画像表示素子の表示に輝度むらが生じて投影画像の品質が悪くなる。
この発明は、光源ランプと凹面リフレクタとからなる光源部を、その出射光の光軸を任意の光出射方向に向けて支持することができる光源装置を提供するとともに、その光源装置を備えたプロジェクタを提供することを目的としたものである。
この発明の光源装置は、光源ランプと凹面リフレクタとからなり、前記光源ランプからの放射光を前記リフレクタにより反射して前方に光源部と、前記光源部を支持する光源部支持部材と、所定位置に設けられ、前記光源部支持部材を支持するベース部材とを備え、前記ベース部材に前記光源部支持部材を、前記光源部の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材の傾動中心を囲む多角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材の傾き方向及び傾き角を調整する締付け手段を設けたことを特徴とする。
この光源装置は、前記光源部のリフレクタを、前記光源ランプからの放射光を前記光源部の中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタとし、前記光源部の出射側に、前記光源部からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッドを、その入射端面を前記光源部からの出射光の集光点付近に位置させて配置するとともに、前記光源部支持部材を、前記各締付け手段の締付け力調整により、前記光源部からの出射光の光軸が前記導光ロッドの中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整されるように設けるのが望ましい。
また、前記光源部支持部材は、前記ベース部材に、球面または円錐面を有する支点部を介して全周方向に傾動可能に支持させるのが望ましい。
その場合は、前記光源部支持部材を傾動可能に支持する支点部を球体とし、この球体を、その一方の面と他方の面を前記ベース部材と前記光源部支持部材とにそれぞれ設けられた円形孔または球面状凹部からなる球体受け部に摺動可能に当接させて前記ベース部材と光源部支持部材との間に挟持するのが好ましい。
また、この光源装置においては、前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付ける支持部材固定手段を、工具により回される締付けねじとし、この締付けねじを、前記ベース部材と光源部支持部材の一方に設けたねじ挿通孔を通して前記ベース部材と光源部支持部材の他方に設けたねじ孔に螺合させるのが望ましい。
その場合は、前記締付けねじにそれぞれ、コイルばねを遊嵌させ、そのコイルばねを、前記ベース部材と前記光源部支持部材との間に圧縮状態で挟持させるのが好ましい。
この発明のプロジェクタは、
プロジェクタケース内に、
入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、
前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、
光源ランプとリフレクタとからなり、前記光源ランプからの放射光を前記リフレクタにより反射して前方に出射する光源部と、前記光源部を支持する光源部支持部材と、前記プロジェクタケース内の所定位置に設けられ、前記光源部支持部材を支持するベース部材とを備え、前記ベース部材に前記光源部支持部材を、前記光源部の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材の傾動中心を囲む多角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材の傾き方向及び傾き角を調整する締付け手段を設けた光源装置と、
前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けたことを特徴とする。
このプロジェクタにおいて、前記光源装置は、前記光源部のリフレクタを、前記光源ランプからの放射光を前記光源部の
中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタとし、前記光源部の出射側に、前記光源部からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッドを、その入射端面を前記光源部からの出射光の集光点付近に位置させて配置するとともに、前記光源部支持部材を、前記各締付け手段の締付け力調整により、前記光源部からの出射光の光軸が前記導光ロッドの中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整されるように設けるのが望ましい。
また、このプロジェクタにおいては、前記プロジェクタケースの底面に、蓋板の取外しにより開口されるランプ交換口を設け、そのランプ交換口に、前記光源装置のベース部材を、光源部支持部材及び光源部と一緒に前記プロジェクタケース外に取出し可能に取付けるのが望ましい。
その場合は、前記光源装置の光源部支持部材をベース部材方向に締付ける締付け手段を、工具により回される締付けねじとし、この締付けねじを、前記ベース部材に設けたねじ挿通孔を通して前記光源部支持部材に設けたねじ孔に螺合させるのが好ましい。
この発明の光源装置は、光源ランプと凹面リフレクタとからなる光源部を光源部支持部材に支持させ、前記光源部支持部材を所定位置に設けたベース部材に、前記光源部の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材の傾動中心を囲む多角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材の傾き方向及び傾き角を調整する締付け手段を設けたものであるため、前記光源部を、その出射光の光軸を任意の光出射方向に向けて支持することができる。
この光源装置は、前記光源部のリフレクタを、前記光源ランプからの放射光を前記光源部の中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタとし、前記光源部の出射側に、前記光源部からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッドを、その入射端面を前記光源部からの出射光の集光点付近に位置させて配置するとともに、前記光源部支持部材を、前記各締付け手段の締付け力調整により、前記光源部からの出射光の光軸が前記導光ロッドの中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整されるように設けるのが望ましく、このようにすることにより、前記光源部からの出射光を前記導光ロッドに効率良く入射させ、この導光ロッドにより強度分布を均一化された光を出射させることができる。
また、前記光源部支持部材は、前記ベース部材に、球面または円錐面を有する支点部を介して全周方向に傾動可能に支持させるのが望ましく、このようにすることにより、前記光源部支持部材の支持構造を簡単にし、光源装置の製造コストを低減することができる。
その場合は、前記光源部支持部材を傾動可能に支持する支点部を球体とし、この球体を、その一方の面と他方の面を前記ベース部材と前記光源部支持部材とにそれぞれ設けた円形孔または球面状凹部からなる球体受け部に摺動可能に当接させて前記ベース部材と光源部支持部材との間に挟持するのが好ましく、このようにすることにより、前記光源部支持部材の支持構造を簡単にするとともに、前記光源部支持部材を、全周方向に安定に傾動させることができる。
また、この光源装置においては、前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付ける支持部材固定手段を、工具により回される締付けねじとし、この締付けねじを、前記ベース部材と光源部支持部材の一方に設けたねじ挿通孔を通して前記ベース部材と光源部支持部材の他方に設けたねじ孔に螺合させるのが望ましく、このようにすることにより、光源装置をさらに低コストに製造することができる。
その場合は、前記締付けねじにそれぞれ、コイルばねを遊嵌させ、そのコイルばねを、前記ベース部材と前記光源部支持部材との間に圧縮状態で挟持させるのが好ましく、このようにすることにより、振動等による前記締付けねじの緩みを無くし、前記光源部支持部材を、調整された傾き状態を維持することができる。
この発明のプロジェクタは、プロジェクタケース内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、光源ランプと凹面リフレクタとからなる光源部を光源部支持部材に支持させ、前記光源部支持部材を所定位置に設けたベース部材に、前記光源部の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材の傾動中心を囲む多角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材の傾き方向及び傾き角を調整する締付け手段を設けた光源装置と、前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けたものであり、前記光源装置は上述したように、前記光源部をその出射光の光軸を任意の光出射方向に向けて支持することができるため、前記光源装置からの出射光を効率良く前記光源側光学系に入射させ、その光を前記画像表示素子の表示領域全体に入射させることができ、したがって、前記画像表示素子に輝度むらの無い高品質の画像を表示させ、その画像を投影することができる。
このプロジェクタにおいて、前記光源装置は、前記光源部のリフレクタを、前記光源ランプからの放射光を前記光源部の中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタとし、前記光源部の出射側に、前記光源部からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッドを、その入射端面を前記光源部からの出射光の集光点付近に位置させて配置するとともに、前記光源部支持部材の傾き方向及び傾き角を、前記各締付け手段の締付け力調整により、前記光源部からの出射光の光軸が前記導光ロッドの中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整するようにするのが望ましく、このようにすることにより、前記光源部からの出射光を前記導光ロッドに効率良く入射させ、前記光源装置から前記導光ロッドにより強度分布を均一化された光を出射させることができるため、前記画像表示素子により高品質の画像を表示させ、その画像を投影することができる。
また、このプロジェクタにおいては、前記プロジェクタケースの底面に、蓋板の取外しにより開口されるランプ交換口を設け、そのランプ交換口に、前記光源装置のベース部材を、前記光源部支持部材及び光源部と一緒に前記プロジェクタケース外に取出し可能に取付けるのが望ましく、このようにすることにより、前記光源装置の光源ランプの交換を容易に行なうことができる。
その場合は、前記光源装置の光源部支持部材をベース部材方向に締付ける締付け手段を、工具により回される締付けねじとし、この締付けねじを、前記ベース部材に設けたねじ挿通孔を通して前記光源部支持部材に設けたねじ孔に螺合させるのが好ましく、このようにすることにより、前記締付けねじの締付け力調整を、前記ランプ交換口を利用してプロジェクタケース外から行なうことができる。
図1〜図7はこの発明の一実施例を示しており、図1及び図2はプロジェクタの斜視図及び水平面に沿う断面図、図3は前記プロジェクタの光源装置配置部の垂直面に沿う拡大断面図、図4は図3のIV−IV線に沿う断面図、図5は前記光源装置の平面図、図6は前記光源装置の光源部の底面図、図7は図3のVII部の拡大断面図である。
まず、図1及び図2に示したプロジェクタについて説明すると、このプロジェクタは、薄箱状のプロジェクタケース1内に、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子11と、前記画像表示素子11の表示画像を図示しない外部の投影面に投影する投影レンズ12と、前記画像表示素子11に入射させる光を出射する光源装置14と、前記光源装置14からの出射光を前記画像表示素子11に入射させる光源側光学系32とを設けたものである。
前記投影レンズ12はズーミングレンズであり、プロジェクタケース1の左右いずれか一方の側面の近傍に、レンズ光軸をプロジェクタケース1の前後方向に向けるとともに、出射端をプロジェクタケース1の前面に設けられた投影窓2に対向させ、ズーミング操作部13を前記プロジェクタケース1の側面に設けられたズーミング用開口3に対応させて配置されている。
前記画像表示素子11は、その表示面から入射した光を反射して前記表示面から出射する反射型表示素子であり、この実施例では、複数のマイクロミラー(図示せず)が行方向及び列方向にマトリックス状に配列した表示エリアを有するマイクロミラー表示素子を用いている。以下、この反射型画像表示素子11をマイクロミラー表示素子という。
このマイクロミラー表示素子11は、その正面方向に対して一方の方向に傾いた入射方向から所定の入射角で入射した光の反射方向を、前記複数のマイクロミラーの傾き方向の切換えにより前記正面方向と斜め方向とに制御して画像を表示するものであり、前記投影レンズ12の後方に、正面方向に反射される画像光の出射方向を投影レンズ12の入射端に向けて配置されている。
そして、前記光源装置14は、前記プロジェクタケース1内のマイクロミラー表示素子11及び投影レンズ12の配置側とは反対側、つまり前記マイクロミラー表示素子11から出射して投影レンズ12に入射する画像光の光路の側方に配置されており、この光源装置14と前記マイクロミラー表示素子11との間に、前記光源装置14からの出射光をマイクロミラー表示素子11にその表示面から入射させる光源側光学系32が設けられている。
また、前記プロジェクタケース1のマイクロミラー表示素子11及び投影レンズ12が配置された側の側面には外気を取込む吸気部5が設けられ、その反対側、つまり光源装置14が配置された側の側面には内部の空気を排出する排気部6が設けられており、プロジェクタケース1内には、前記排気部6に対応させて、プロジェクタケース1内の空気を強制排気するための複数台の空冷ファン7a,7b,7cが配置されている。
さらに、前記プロジェクタケース1の上面には放音部8とキーボード9が設けられており、プロジェクタケース1内には、前記放音部8に対応させて図示しないスピーカが配置されるとともに、前記マイクロミラー表示素子11、投影レンズ12、光源装置14及び光源側光学系32の配置部を避けて、電源部、表示素子駆動回路、光源駆動回路、スピーカ駆動回路、ファン駆動回路等を備えた制御ユニット10が配置されている。
次に、前記プロジェクタの光源装置14について説明すると、この光源装置14は、図2〜図6に示したように、光源ランプ16と前面が開放する凹面リフレクタ17とからなり、前記リフレクタ17内に配置された前記光源ランプ16からの放射光を前記リフレクタ17により集光方向に反射してその前面の開放部から前方に出射する光源部15を備えている。
前記光源部15の光源ランプ16は、例えば超高圧水銀ランプであり、その軸線が光源部15の中心軸、つまり前記リフレクタ17の中心軸に一致するように位置決めして前記リフレクタ17内に配置され、その一端部をリフレクタ後端の中心に設けられたランプ挿通孔に挿通されて、前記リフレクタ17の後端の中心部の外側に設けられたランプ支持部18に支持されている。
前記リフレクタ17は、耐熱性ガラスからなるリフレクタ本体の内周面または外周面に反射膜(図示せず)を設けたガラスリフレクタであり、その反射面は、前記光源ランプ16からの放射光を前記光源部15の中心軸(リフレクタ17の中心軸)の延長線上の一点に集光する方向に反射してリフレクタ前面の開放部から前方に出射する楕円球面に形成されている。
また、前記光源部15は、前記リフレクタ17の開放部の周縁から前方に張出す筒状の防爆カバー19と、この防爆カバー19の前端の開口部に設けられた透明な防爆ガラス20とを備えており、前記防爆ガラス20は、防爆カバー19の開口部に嵌装され、前記防爆カバー19の開口縁にビス止めされた防爆ガラス押え21により固定されている。
前記防爆ガラス押え21は、前記光源部15からの出射光のうち、前記リフレクタ17により集光方向に反射された光を透過させ、前記光源ランプ16から直接前記リフレクタ17の開放部に向かって放射されて集光されることなく出射した広がり角の大きい不要光を遮断するものであり、前記防爆ガラス20の外面全体を覆う面積を有し、前記光源部15からのリフレクタ17により集光方向に反射された出射光が入射する部分にその光の透過孔21aが設けられたアルミニウム板等の遮光板からなっている。
また、この実施例では、前記光源ランプ16から放射され、前記リフレクタ17により集光方向に反射された光のうち、前記防爆ガラス20のガラス面で反射されてリフレクタ17内に戻った光が光源ランプ16に集光して前記光源ランプ16をさらに昇熱させるのを防ぐため、前記防爆ガラス20を前記光源部15の中心軸に対して斜めに傾けて設けている。
なお、図では省略しているが、前記防爆カバー19の周面には、プロジェクタケース1内を流れる冷却空気をリフレクタ17及び防爆カバー19内に流してその内部を空冷するための吸気口及び排気口が設けられている。
さらに、図では省略しているが、前記光源ランプ16の両端にはそれぞれ、この光源ランプ16を前記制御ユニット10の光源駆動回路に接続するためのリード線が接続されており、そのうち、リフレクタ17内側のランプ端に接続されたリード線は、リフレクタ17の一部に設けられたリード通し孔からリフレクタ17外に導出されている。
また、この光源装置14は、前記光源ランプ16と凹面リフレクタ17及び防爆ガラス20を備えた防爆カバー19とからなる光源部15を支持する光源部支持部材24と、所定位置に設けられ、前記光源部支持部材24を支持するベース部材26とを備えている。
前記光源部支持部材24とベース部材26はそれぞれ、ステンレス鋼板または硬質樹脂板等の硬質板であり、前記光源部支持部材24は、前記光源部15の長さと同程度かあるいはそれよりも僅かに大きい長さと前記光源部15の幅よりも大きい幅を有する矩形板状に形成されている。
そして、前記光源部支持部材24は、その板面を前記光源部15の中心軸と平行にして水平に配置されており、前記光源部15は、前記光源部支持部材24の上に、光源部ホルダ25を介して支持されている。
なお、前記光源部ホルダ25は、前記光源部支持部材24の上面に固定された足板と、この足板上に立設された前記リフレクタ17の開放部に対応する開口を有する光源部固定板とからなっており、前記光源部は、前記リフレクタ17の開放端及び前記防爆カバー19のリフレクタ側端部の外周にそれぞれ設けられたフランジ部の間に前記光源部固定板を挟持し、前記リフレクタ17と防爆カバー19の両方のフランジ部をボルトにより締付けることにより前記光源部固定板に固定されている。
また、前記ベース部材26は、前記光源部支持部材24よりも僅かに大きい外形を有する矩形板状に形成されており、前記光源部支持部材24の下側、つまり光源部15とは反対側に、前記光源部支持部材24の板面に対向させて配置されている。
そして、前記光源部支持部材24は、前記ベース部材26に、前記光源部15の中心軸上の一点に対応させて設けられた球面を有する支点部を介して、前記中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持されている。
この実施例では、前記光源部支持部材24を傾動可能に支持する支点部を鋼球からなる球体27とし、この球体27を、その一方の面と他方の面を前記ベース部材26と前記光源部支持部材24とにそれぞれ設けた前記球体27よりも僅かに小径な円形孔からなる球体受け部26a,24aに摺動可能に当接させて前記ベース部材26と光源部支持部材24との間に挟持させることにより、前記ベース部材26に前記光源部支持部材24を全周方向に傾動可能に支持させている。
また、前記光源部支持部材24の傾動中心を囲む任意の形状の多角形、例えば三角形の各角部に対応する部分にはそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材24を前記ベース部材26方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材24の傾き方向及び傾き角を調整する締付け手段が設けられている。
この支持部材固定手段は、ドライバー等の工具により回される締付けねじ28であり、図7に示したように、前記ベース部材26に設けられたねじ挿通孔26bを通して前記光源部支持部材24に設けられたねじ孔24bに螺合されている。なお、前記ねじ挿通孔26bは、前記締付けねじ28を前記光源部支持部材24の傾動にともなって自由に傾動させるため、締付けねじ28の径よりもある程度大径に形成されている。
さらに、前記各締付けねじに28にはそれぞれ、コイルばね29が遊嵌されており、そのコイルばね29は、前記ベース部材26と前記光源部支持部材24との間に圧縮状態で挟持されている。
一方、前記プロジェクタケース1の底面には、前記光源部15の配置部に対応させて、蓋板1bの取外しにより開口されるランプ交換口1aが設けられており、前記光源装置14のベース部材26は、前記ランプ交換口1aに、ビス止め等の手段により、前記光源部支持部材24及び光源部15と一緒にプロジェクタケース1外に取出し可能に取付けられている。
さらに、前記光源装置14は、前記光源部15の出射側に配置された導光ロッド30を備えている。この導光ロッド30は、前記マイクロミラー表示素子11の表示エリアに対応する断面形状を有する角棒体または角筒体からなっており、その一端面から入射した光をロッド外周面と外気(空気)との界面またはロッド外周面に形成された反射膜により反射しながら導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する。
前記導光ロッド30は、そのロッド中心を、前記ベース部材26をプロジェクタケース底面のランプ交換口1aに取付けたときの前記球体27の真上位置におけるリフレクタ中心高さに略一致させ、この導光ロッド30の入射端面を前記光源部15からの前記リフレクタ17による反射光の集光点付近に位置させて水平に配置されている。
そして、前記光源部支持部材24は、前記各締付けねじ28の締付け力調整により、前記光源部15からの出射光の光軸Oが前記導光ロッド30の中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整される。
また、前記光源装置14は、前記光源部15及び前記導光ロッド30の配置部の上方及び側方を囲んで配置された光源ハウジング31を備えている。この光源ハウジング31は、アルミニウム板等の金属板を角筒体の一側面を開放させた溝型形状に加工したものであり、その開放面を下方に向けてプロジェクタケース1内に配置され、前記開放面の両側の縁部を前記プロジェクタケース1の底面板にビス止め等の手段により固定されている。
前記光源装置14は、前記光源ランプ16と凹面リフレクタ17及び防爆ガラス20を備えた防爆カバー19とからなる光源部15を光源部支持部材24に支持させ、前記光源部支持部材24を所定位置、つまりプロジェクタケース1の底面のランプ交換口1aに設けたベース部材26に、前記光源部15の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材24の傾動中心を囲む三角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材24を前記ベース部材26方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材24の傾き方向及び傾き角を調整する締付けねじ28を設けたものであるため、前記光源部15を、その出射光の光軸Oを任意の光出射方向に向けて支持することができる。
すなわち、前記光源部15は、光源ランプ16から放射され、リフレクタ17により反射された出射光の光軸が前記光源部15の中心軸に一致するように設計されており、そのために光源ランプ16は、上述したように、その軸線が光源部15の中心軸に一致するように位置決めして前記リフレクタ17内に配置されている。
しかし、前記光源ランプ16は、その一端部を前記リフレクタ17の後端の中心部に片持ち状態で支持されるため、光源部15の組立て誤差によりリフレクタ17に対する光源ランプ16の位置がずれ、光源部15からの出射光の光軸Oが前記光源部15の中心軸からずれることがあり、このように出射光の光軸Oが中心軸からずれた光源部15を、前記中心軸を所定の光出射方向に向けて固定したのでは、光源部15からの出射光の光軸Oが前記所定の光出射方向と一致しなくなる。
それに対して、この実施例の光源装置14は、前記光源部15を支持させた光源部支持部材24を所定位置に設けたベース部材26に、前記光源部15の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させ、前記光源部支持部材24の傾き方向及び傾き角を、その傾動中心を囲む三角形の各角部に対応する部分にそれぞれ設けた締付けねじ28の締付け力調整により調整するようにしているため、前記光源部支持部材24の傾き方向及び傾き角の調整により、前記光源部15を、その出射光の光軸Oを任意の光出射方向に向けて支持することができる。
そして、この光源装置14は、前記光源部15のリフレクタ17を、前記光源ランプ16からの放射光を前記光源部15の中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタとし、前記光源部15の出射側に、前記光源部15からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッド30を、その入射端面を前記光源部15からの出射光の集光点付近に位置させて配置するとともに、前記光源部支持部材24の傾き方向及び傾き角を、前記各締付けねじ28の締付け力調整により、前記光源部15からの出射光の光軸Oが前記導光ロッド30の中心軸に略一致するように調整するようにしているため、前記光源部15からの出射光を前記導光ロッド30に効率良く入射させ、この導光ロッド30により強度分布を均一化された光を出射させることができる。
また、この光源装置14は、前記光源部支持部材24を、前記ベース部材26に、球面を有する支点部を介して全周方向に傾動可能に支持させているため、前記光源部支持部材24の支持構造を簡単にし、光源装置14の製造コストを低減することができる。
すなわち、上記実施例の光源装置14は、前記光源部支持部材24を傾動可能に支持する支点部を球体27とし、この球体27を、その一方の面と他方の面を前記ベース部材26と前記光源部支持部材24とにそれぞれ設けた円形孔からなる球体受け部26a,24aに摺動可能に当接させて前記ベース部材26と光源部支持部材24との間に挟持させることにより、前記ベース部材26に前記光源部支持部材24を全周方向に傾動可能に支持させているため、前記光源部支持部材24の支持構造を簡単にするとともに、前記光源部支持部材を、全周方向に安定に傾動させることができる。
また、この光源装置14は、前記光源部支持部材24を前記ベース部材26方向に締付ける支持部材固定手段を、工具により回される締付けねじ28とし、この締付けねじ28を、前記ベース部材26に設けたねじ挿通孔26bを通して前記光源部支持部材24に設けたねじ孔24bに螺合させているため、光源装置14をさらに低コストに製造することができる。
そして、この光源装置14は、前記締付けねじ28にそれぞれ、コイルばね29を遊嵌させ、そのコイルばね29を、前記ベース部材26と前記光源部支持部材24との間に圧縮状態で挟持させているため、振動等による前記締付けねじ28の緩みを無くし、前記光源部支持部材24を、調整された傾き状態を維持することができる。
前記光源装置14は、図2に示したように、前記プロジェクタケース1内に、この光源装置14からの光の出射方向を、前記マイクロミラー表示素子11から出射して投影レンズ12に入射する画像光の光路に向けて配置されている。
また、前記光源装置14からの出射光を前記マイクロミラー表示素子11に入射させる光源側光学系32は、前記光源装置14から前記導光ロッド30により強度分布を均一化されて出射した光を平行光に補正するコンデンサレンズ33と、前記コンデンサレンズ33からの出射光を反射して前記マイクロミラー表示素子11にその表示面から所定の入射角(マイクロミラー表示素子11の正面方向に対して一方の方向に傾いた入射角)で入射させる反射板34とにより構成されており、前記コンデンサレンズ33は、前記マイクロミラー表示素子11から出射して投影レンズ12に入射する画像光の光路と前記光源装置14との間に配置され、前記反射板34は、前記画像光の光路を挟んで前記光源装置14の配置側とは反対側に配置されている。
さらに、このプロジェクタは、前記マイクロミラー表示素子11にフィールドシーケンシャル表示によりカラー画像を表示させるため、前記光源装置14からの出射光を赤、緑、青の3色の単位色に順次着色するカラーホィール35を備えている。
このカラーホィール35は、赤、緑、青の3色のカラーフィルタ(図示せず)を周方向に交互に並べて設けた回転板からなっており、その中心をホィール回転モータ36の回転軸に固定されている。
前記カラーホィール35は、前記モータ36により高速で回転駆動されて前記光源装置14からの出射光を赤、緑、青の3色の単位色に順次着色するものであり、この実施例では、このカラーホィール35を、前記光源装置14の光源部15と導光ロッド30との間に、カラーホィール35の回転中心から一方の側を前記光源部15からの出射光の光路と交差させて配置している。
さらに、この実施例では、前記カラーホィール35の入射側面(光源部15側の面)に近接させて、前記光源部15からの出射光のうち、前記リフレクタ17により集光方向に反射された光を透過させて前記カラーホィール35に入射させ、前記リフレクタ17による反射光とは異なる方向に向かう光、つまり光源ランプ16から直接リフレクタ17の開放部に向かって放射されて集光されることなく出射した広がり角の大きい不要光を遮断するカラーホィールカバー37を設けている。
このカラーホィールカバー37は、前記カラーホィール35よりも若干大径な円板部とその周縁部に形成された前記カラーホィール35の外周を囲む環状縁とからなるステンレス鋼板等の遮光板であり、その円板部の一部に、前記光源部15からの出射光のうちのリフレクタ17による反射光を透過させる光透過孔37aが設けられている。
そして、このプロジェクタは、前記光源装置14から前記カラーホィール35により着色されて出射した赤、緑、青の3色の単位色光を順次マイクロミラー表示素子11に入射させるとともに、前記マイクロミラー表示素子11の各画素に、前記赤、緑、青の3色の単位色光の入射期間に対応させて赤、緑、青の3色の単位色画像データを順次書込むことにより、前記マイクロミラー表示素子11に赤、緑、青の3色の単位色画像を順次表示させ、その単位色画像を順次外部の投影面に投影して赤、緑、青の3色の単位色画像が重なって見えるフルカラー画像を投影面に表示する。
なお、この実施例では、前記カラーホィール35を前記光源装置14の光源部15と導光ロッド30との間に配置しているが、このカラーホィール35は、他の位置、例えば前記光源装置14の出射側(導光ロッド30の出射側)と前記光源側光学系32のコンデンサレンズ33との間に配置してもよい。
このプロジェクタは、プロジェクタケース1内に、入射光の出射を制御して画像を表示するマイクロミラー表示素子11と、前記マイクロミラー表示素子11の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズ12と、光源ランプ16と凹面リフレクタ17及び防爆ガラス20を備えた防爆カバー19とからなる光源部15を光源部支持部材24に支持させ、前記光源部支持部材24を所定位置に設けたベース部材26に、前記光源部15の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材24の傾動中心を囲む三角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材24を前記ベース部材26方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材24の傾き方向及び傾き角を調整する締付けねじ28を設けた光源装置14と、前記光源装置14からの出射光を前記マイクロミラー表示素子11に入射させる光源側光学系32とを設けたものであり、前記光源装置14は上述したように、前記光源部15をその出射光の光軸Oを任意の光出射方向に向けて支持することができるため、前記光源装置14からの出射光を効率良く前記光源側光学系32に入射させ、その光を前記マイクロミラー表示素子11の表示領域全体に入射させることができ、したがって、前記マイクロミラー表示素子11に輝度むらの無い高品質の画像を表示させ、その画像を投影することができる。
この実施例のプロジェクタは、前記光源装置14を、前記光源部15のリフレクタ17を光源ランプ16からの放射光を前記光源部15の中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタとし、前記光源部15の出射側に、前記光源部15からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッド30をその入射端面を前記光源部15からの出射光の集光点付近に位置させて配置するとともに、前記光源部支持部材24を、前記各締付けねじ28の締付け力調整により前記光源部15からの出射光の光軸Oが前記導光ロッド30の中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整されるように設けているため、前記光源部15からの出射光を前記導光ロッド30に効率良く入射させ、前記光源装置14から前記導光ロッド30により強度分布を均一化された光を出射させることができ、したがって、前記マイクロミラー表示素子11により高品質の画像を表示させ、その画像を投影することができる。
また、このプロジェクタにおいては、前記プロジェクタケース1の底面に、蓋板1bの取外しにより開口されるランプ交換口1aを設け、そのランプ交換口1aに、前記光源装置14のベース部材26を、前記光源部支持部材24及び光源部15と一緒にプロジェクタケース1外に取出し可能に取付けているため、前記光源装置14の光源ランプ16の交換を容易に行なうことができる。
なお、前記光源装置14の光源ランプ16の交換は、プロジェクタケース1外において、前記光源部支持部材24上の光源部ホルダ25から前記光源部15のリフレクタ17を取外して行なわれる。
そして、このプロジェクタは、前記光源装置14の光源部支持部材24をベース部材26方向に締付ける締付け手段を、工具により回される締付けねじ28とし、この締付けねじ28を、前記ベース部材26に設けたねじ挿通孔26bを通して前記光源部支持部材24に設けたねじ孔24bに螺合させているため、前記締付けねじ28の締付け力調整を、前記ランプ交換口1aを利用してプロジェクタケース1外から行なうことができる。
なお、上記実施例の光源装置14では、光源部支持部材24を傾動可能に支持する球体27を、その一方の面と他方の面をベース部材26と前記光源部支持部材24とにそれぞれ設けられた円形孔からなる球体受け部26a,24aに摺動可能に当接させて前記ベース部材26と光源部支持部材24との間に挟持させているが、前記球体受け部26a,24aは、球面状の凹部としてもよく、また前記球体27は、前記ベース部材26と光源部支持部材24の一方に溶接または接着等の手段により固定し、他方に摺動可能に当接させてもよい。
また、前記光源部支持部材24は、前記ベース部材26と光源部支持部材24の一方に球面または円錐面を有する突起状の支点部を設け、その支点部の球面または円錐面の頂部に前記ベース部材26と光源部支持部材24の他方を当接させることにより傾動可能に支持してもよい。
さらに、上記実施例の光源装置14では、締付けねじ28を、前記ベース部材26に設けたねじ挿通孔26bを通して光源部支持部材24に設けたねじ孔24bに螺合させているが、前記締付けねじ28は、上記実施例と逆に、光源部支持部材24に設けたねじ挿通孔を通してベース部材26に設けたねじ孔に螺合させてもよい。
また、前記ベース部材26に前記光源部支持部材24を締付ける手段は、前記締付けねじ28に限らず、例えば前記光源部支持部材24を回転カムまたは支持部材当接面を斜面に形成した摺動部材等によりベース部材26側に押付ける機構でもよい。
さらにまた、上記実施例の光源装置14は、前記光源部支持部材24の傾動中心を囲む三角形の各角部に対応する部分に締付け手段を設けたものであるが、前記締付け手段は、前記光源部支持部材24の傾動中心を囲む四角形またはそれ以上の多角形の各角部に対応する部分に設けてもよい。
また、上記実施例のプロジェクタは、入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子としてマイクロミラー表示素子11を用いたものであるが、前記画像表示素子は反射型液晶表示素子でもよく、さらに、前記画像表示素子を透過型液晶表示素子とし、その後側に前記光源装置14を配置してもよい。
さらに、前記画像表示素子は、各画素にそれぞれ対応させて赤、緑、青のカラーフィルタを設けたカラー画像を表示する液晶表示素子でもよく、その場合は上述したカラーホィール35は不要である。
この発明の一実施例を示すプロジェクタの斜視図。 前記プロジェクタの水平面に沿う断面図。 前記プロジェクタの光源装置配置部の垂直面に沿う拡大断面図。 図3のIV−IV線に沿う断面図。 前記光源装置の平面図。 前記光源装置の光源部の底面図。 図3のVII部の拡大断面図。
符号の説明
1…プロジェクタケース、1a…ランプ交換口、1b…蓋板、11…マイクロミラー表示素子(画像表示素子)、12…投影レンズ、14…光源装置、15…光源部、16…光源ランプ、17…リフレクタ、19…防爆カバー、20…防爆ガラス、24…光源部支持部材、24a…球体受け部、24b…ねじ孔、26…ベース部材、26a…球体受け部、26b…ねじ挿通孔、27…球体(支点部)、28…締付けねじ(締付け手段)、29…コイルばね、30…導光ロッド、32…光源側光学系、35…カラーホィール。

Claims (10)

  1. 光源ランプとリフレクタとからなり、前記光源ランプからの放射光を前記リフレクタにより反射して前方に出射する光源部と、前記光源部を支持する光源部支持部材と、所定位置に設けられ、前記光源部支持部材を支持するベース部材とを備え、
    前記ベース部材に前記光源部支持部材を、前記光源部の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材の傾動中心を囲む多角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材の傾き方向及び傾き角を調整する締付け手段を設けたことを特徴とする光源装置。
  2. 光源部のリフレクタは、光源ランプからの放射光を前記光源部の中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタであり、前記光源部の出射側に、前記光源部からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッドが、その入射端面を前記光源部からの出射光の集光点付近に位置させて配置されており、光源部支持部材は、各締付け手段の締付け力調整により、前記光源部からの出射光の光軸が前記導光ロッドの中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整されることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 光源部支持部材は、ベース部材に、球面または円錐面を有する支点部を介して全周方向に傾動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 光源部支持部材を傾動可能に支持する支点部は、球体からなっており、その一方の面と他方の面をベース部材と前記光源部支持部材とにそれぞれ設けられた円形孔または球面状凹部からなる球体受け部に摺動可能に当接されて前記ベース部材と光源部支持部材との間に挟持されていることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 光源部支持部材をベース部材方向に締付ける支持部材固定手段は、工具により回される締付けねじであり、前記ベース部材と光源部支持部材の一方に設けられたねじ挿通孔を通して前記ベース部材と光源部支持部材の他方に設けられたねじ孔に螺合されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  6. 締付けねじにそれぞれ、コイルばねが遊嵌されており、そのコイルばねが、ベース部材と前記光源部支持部材との間に圧縮状態で挟持されていることを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  7. プロジェクタケース内に、
    入射光の出射を制御して画像を表示する画像表示素子と、
    前記画像表示素子の表示画像を外部の投影面に投影する投影レンズと、
    光源ランプとリフレクタとからなり、前記光源ランプからの放射光を前記リフレクタにより反射して前方に出射する光源部と、前記光源部を支持する光源部支持部材と、前記プロジェクタケース内の所定位置に設けられ、前記光源部支持部材を支持するベース部材とを備え、前記ベース部材に前記光源部支持部材を、前記光源部の中心軸上の一点に対応する部分を中心として全周方向に傾動可能に支持させるとともに、前記光源部支持部材の傾動中心を囲む多角形の各角部に対応する部分にそれぞれ、その部分において前記光源部支持部材を前記ベース部材方向に締付け、その締付け力調整により前記光源部支持部材の傾き方向及び傾き角を調整する締付け手段を設けた光源装置と、
    前記光源装置からの出射光を前記画像表示素子に入射させる光源側光学系とを設けたことを特徴とするプロジェクタ。
  8. 光源装置の光源部のリフレクタは、光源ランプからの放射光を前記光源部の中心軸の延長線上の一点に集光する方向に反射する楕円球面リフレクタであり、前記光源部の出射側に、前記光源部からの出射光を一端面から入射させ、その光を導いて他端面から均一な強度分布の光を出射する導光ロッドが、その入射端面を前記光源部からの出射光の集光点付近に位置させて配置されており、光源部支持部材は、各締付け手段の締付け力調整により、前記光源部からの出射光の光軸が前記導光ロッドの中心軸に略一致するように傾き方向及び傾き角を調整されることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
  9. プロジェクタケースの底面に、蓋板の取外しにより開口されるランプ交換口が設けられており、そのランプ交換口に、光源装置のベース部材が、光源部支持部材及び光源部と一緒に前記プロジェクタケース外に取出し可能に取付けられていることを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ。
  10. 光源装置の光源部支持部材をベース部材方向に締付ける締付け手段は、工具により回される締付けねじであり、前記ベース部材に設けられたねじ挿通孔を通して前記光源部支持部材に設けられたねじ孔に螺合されていることを特徴とする請求項9に記載のプロジェクタ。
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