JP2006268667A - 放流警報システムおよび放流警報プログラム - Google Patents

放流警報システムおよび放流警報プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ダムの放流警報システムに関し、より詳細には風や降雨などの環境条件が変化しても音圧レベルが常に設定した値になるよう自動調整する放流警報システムおよび放流警報プログラムを提供することを目的とする。
【解決手順】 警報通知に基づいて警報を送出する第1の警報送出手段と、送出された警報音の音圧レベルを取得する音圧レベル取得手段と、取得した音圧レベルと標準音圧レベルの差分から警報装置の音量調整値を求める音量調整値取得手段と、現在の音量設定値を音量調整値で調整し警報の送出を行う第2の警報送出手段と、所定の時間間隔で音圧レベルの取得から警報送出までを制御する制御手段とで構成する。
【選択図】 図1

Description

ダムの放流警報システムに関し、より詳細には風や降雨などの環境条件が変化しても音圧レベルが常に設定した値になるよう自動調整する放流警報システムおよび放流警報プログラムに関する。
ダムの放流警報システムは、放流警報音が小さすぎると、河川敷にいる人に警報が伝わらず、逆に放流警報音が大きすぎると近隣住民への騒音問題となってしまうため、サイレンやスピーカの配置や種類、方式を検討することが重要である。
そこで、放流警報システムを構築する際には、事前調査、机上調査、現地調査、音達試験を行い、十分に検討することが行われる。以下にこれらの調査および試験の概要を説明する。
(1)事前調査では、ダム管理面からダム管理者や河川管理者と警報を伝達すべき地域の検討を行う。
(2)机上調査では、地形や人家などの条件と、使用するサイレンやスピーカの音達範囲を推定しながら、警報局やサイレン、スピーカの配置を検討する。
(3)現地調査では、警報局設置候補地の周辺の調査を行う。
・警報対象領域と候補地点の関係の調査
(病院、住宅街、学校などの騒音規制を受けるような場所に接近しすぎていないか)
・警報対象領域に対する遮蔽物の調査
・周囲騒音の調査(河の流水音、車などの都市騒音)
・その他、風や降雨など天候による警報対象領域への影響の調査
(4)音達試験は、警報装置設置予定の場所における警報音の音達範囲を確認するために、実際にサイレンやスピーカを吹鳴し、音圧レベル計で音圧レベルを測定する試験である。
このような(1)から(4)の検討を行った結果から、警報局の配置の決定、サイレンやスピーカなどの警報機器構成を決定する。その後、装置の購入、据付工事などを経て、放流警報システムの運用開始を行うことができる。
ところが、サイレンやスピーカの発する音は、山や丘、樹木などで遮蔽されると音達範囲が小さくなる。また、季節により樹林の葉の茂り具合や地表の状態が大きく異なる場合は、音達範囲も変わってくる。また、風、雨、雪などの影響も大きい。従って、すべての環境を考慮して、事前調査、机上調査、現地調査、音達試験を行うことは、現実には不可能である。
この課題に対し、下記先行技術文献では、各スピーカ周辺に設置したセンサーで各スピーカ周辺の環境情報を取得し、当該環境情報を警報のレベル調整のパラメータとして用いることで、適正なレベルで警報を出力する技術が説明されている。例えば、警報装置の周囲の雑音や気象情報等の環境情報をセンサから取得し、警報の音声出力レベルをこの環境情報をパラメータとして調整して警報を発する技術が提案がされている。本提案は、警報の発令前の環境条件に合わせて音声の出力レベルを調整することにより適正な音圧レベルで警報を発令することができるものである(例えば特許文献1)。
また、サイレンとスピーカを備える警報局において、警報局の周囲に風向計や日照計、騒音計を配置し、警報音の伝搬特性が低下していると判定したとき、サイレンとスピーカを同時に駆動させる提案がされている。本提案は、風向き等により警報音が聞こえにくい場合に、音圧レベルを上げる目的でスピーカを補助的に加えるものである(例えば特許文献2)。
特開平11−66480号公報 特開2003−85681号公報
上記に述べたように、ダムの放流警報システムは、警報音が小さすぎると河川敷にいる人に警報が伝わらず、逆に大きすぎると近隣住民への騒音問題となってしまうため音圧レベルの制御が重要である。しかし、警報装置周辺の雑音や風速、降雨等の気候条件等の環境条件によって聞こえ方が変わるため、音圧レベルの制御は困難であった。
特許文献1の提案は、スピーカの周辺に設置したセンサで周辺の環境情報を取得し、この環境情報をパラメータとして警報の音圧レベル調整するものであるが、事前に全てのスピーカに関する環境条件下における音圧レベルを揃えておく必要がある。システムの構築に先立ってこのような情報を全て取得することは多くの時間と労力を必要とすることが考えられる。また、警報発報後に気象の変化が起った場合(例えば、発報後に激しい降雨となったような場合)の考慮がなされていない、という問題がある。さらに、運用開始後に周辺の建築物の増減や地形の変化が生じた場合に随時対応することが困難である、という問題もある。
特許文献2の提案は、サイレンとスピーカとを組合せ、環境状態をセンサにより検出し、伝搬特性が低下していると判断したとき、警報音をスピーカを補助的に用いて音圧レベルを増強するものであるが、この場合も特許文献と同様に環境状態が発報後に変化した場合については考慮されていない、という問題がある。
本発明は、警報発報後において環境条件が変化した場合にも一定の音圧レベルで自動調整して警報を発することができる放流警報システムおよび放流警報プログラムを提供する。

本発明の放流警報システムおよび放流警報プログラムは、以下のように構成される。
(1)第1の発明
図1は第1の発明の原理を示すもので、放流警報システムは第1の警報送出手段10、音圧レベル取得手段20、音量調整値取得手段30、第2の警報送出手段40および制御手段50から構成する。
第1の警報送出手段10は、監視制御局からの警報通知により警報局が備える警報装置から警報を送出する。このときの警報装置は、予め定められた音量設定値で警報を送出する。
音圧レベル取得手段20は、音圧レベル計から送出された警報の音圧レベルを取得する。音圧レベル計は警報局の警報範囲の所定位置に設置されたものである。
音量調整値取得手段30は、標準音圧レベルテーブルを参照して取得した音圧レベルとの差分を求め、続いて音量調整値テーブルを参照して求めた差分から警報装置の音量調整値を求める。ここで、標準音圧レベルテーブルは音圧レベル計に対する標準の音圧レベルを記憶したものであり、標準の音圧レベルとは警報局の設置の際に実施された音達試験を基に平均的な環境条件で警報を吹鳴したとき得られる音圧レベルの値である。この音圧レベルの値は、その場所で警報音が充分認知できる値であり、環境条件が変化してもこの値を確保する値として標準値として定めるものである。また、音量調整値テーブルは、警報装置の音量調整をする際に、音圧レベルの差分に対して音量調整量を記憶したテーブルである。例えば、現在の音圧レベルと標準の音圧レベルとの音圧レベル差が−2dB(デシベル)であるときは警報装置の音量調整を+1多くする、といったことを記録したテーブルである。
第2の警報送出手段40は、求めた音量調整値に基づいて現在の音量設定値を調整し、警報を送出する。
制御手段50は、音圧レベル取得手段20、音量調整値取得手段30および第2の警報送出手段40を所定時間毎に実施する。即ち、所定の時間毎に音圧レベル計から警報音の音圧レベルを取得し、標準音圧レベルとの差分から警報装置の音量調整値を求め、現在の音量設定値を調整して警報を送出する、ことを行うよう制御する。
(2)第2の発明
第2の発明は、第1の発明の第2の警報手段送出手段40において、音量調整値取得手段30で求めた音量調整値で現在の音量設定値を調整したときに、その音量設定値が警報装置の音量設定の最大値を超える場合に、警報装置の最大値で警報の送出を行うとともに、隣接警報局に対して音圧補強の依頼を行うものである。この隣接警報局は、音圧レベル取得手段20で音圧レベルを取得した音圧レベル計に近い隣接警報局である。
また、隣接警報局から音圧補強の依頼を受けている場合は、音量調整値取得手段30で求めた音量調整値に所定値を加えた値で現在の音量設定値を調整し、警報を送出することを行う。
(3)第3の発明
第3の発明は、第1の発明における放流警報システムの放流警報プログラムである。
第1の発明により、風や降雨などの環境条件が変わっても常に標準の音圧レベルが得られるようにリアルタイムで自動調整が可能な放流警報システムを提供できる。
第2の発明により、一つの警報局で警報音の必要な音圧レベルが得られない場合に隣接の警報局からの警報音の補強が得られる。
第3の発明により、環境条件が変わっても常に一定の音圧レベルが得られるようにリアルタイムで自動調整が可能な放流警報システムの放流警報プログラムを提供できる。
本発明の実施例を図2から図8を用いて説明する。
図2は放流警報システムにおける監視制御局と警報局の配置例と警報の音達範囲例を示す。監視制御局100は、ダムの水位を監視し、ダムによって貯水された水の放流を行う際には警報局に対し警報送出の指示を行うもので、ダム周辺に配置する。警報局200−1〜4は、ダムから放流される河川に沿って配置し、それぞれの警報範囲をオーバーラップする間隔で配置する。警報局200−1〜4はサイレンを主警報装置として1台、スピーカを補助警報装置として2〜3台を備えている。スピーカからはサイレンの疑似音を送出する。サイレンの音量の調整はできないが、スピーカの音量調整は可能である。図2は、サイレンの音達範囲を半径800m、スピーカの音達範囲を半径300mとして全体の音達範囲がカバーされる領域を示している。
図2に示した監視制御局100と警報局200−1〜4は有線または無線で接続しており、監視制御局100から警報通知が警報局200−1〜4に対し送信される。また、警報局200−1〜4は隣接する警報局間の通信が可能で、自らが受け持つ警報領域の警報音が環境条件によって不足していると判断した場合は、隣接する警報局に対し警報音の補強依頼通知をこの通信により行う。図3はこの通信例を示す。
次に、警報局200の構成例を図4により説明する。警報局200は、データやプログラムを制御するCPU210、監視制御局100および隣接の警報局200との無線による通信を制御する通信制御部220と無線通信用のアンテナ230、サイレン250、スピーカ260、音圧レベル計270の入出力機器を制御する入出力制御部240、音圧レベル計毎の標準音圧レベル値を記憶した標準音圧レベルテーブル280、音圧レベル計毎のスピーカに対する音量調整値を記憶した音量調整値テーブル290および警報局の警報制御を行う警報制御プログラム300から構成する。
警報制御プログラム300は、さらに警報通知受信部301、音圧レベル取得部302、音量調整部303、警報送出部304および警報補強通知送受信部305から構成する。これらの各プログラムの概要を説明する。
警報通知受信部301は、監視制御局100から送信された警報通知を受信し、後述する警報送出部304に警報の送出を指示する。
音圧レベル取得部302は、警報送出後から所定時間毎に入出力制御部240を介して音圧レベル計270から音圧レベルのデータを取得し、次の述べる音量調整部303にそれら取得したデータを渡す。
音量調整部303は、所定時間毎に音圧レベル取得部302で取得した各音圧レベル計の音圧レベルを基に標準音圧レベルテーブル280を参照して音圧レベルの差分を求め、さらに音量調整調整値テーブル290を参照して各音圧レベル計に対する各スピーカの音量調整調整値を求めることを行う。そして、各スピーカの音量調整調整値の内最大値を音量調整調整値と定め、警報送出部304にその値を渡す。
警報送出部304は、警報通知受信部301から警報送出の指示を受けた場合は、サイレン250と予め決められた初期音量設定値でスピーカ260を入出力制御部240を介して送出する(スピーカ260はサイレンの疑似音を送出する)。音量調整部303から音量調整値を渡された場合は、その音量調整値で各スピーカの音量調整を調整して警報の送出を行う。また、各スピーカの現行の音量設定値を記憶しておく。
警報補強通知送受信部305は、音量調整部303で求めた音量調整値がスピーカの最大の音量設定値を超えるときに隣接する警報局に警報補強依頼通知を送信する。一方、隣接する警報局から警報補強依頼通知が送信されたときはここで受信し、警報送出部304に通知のあったことを指示する。
次に、警報装置と音圧レベル計の配置例を図5を用いて説明する。図5は、1つの警報局200の警報範囲を示しており、河川の周辺に警報局200が設置された例である。この警報局200は、1台のサイレン250と3台のスピーカ260(SP1〜SP3)を備え、これらはサイレン250と1台のスピーカ260(SP2)を中心として河川の上流と下流にそれぞれ1台のスピーカ260(SP1とSP3)を配置している。音圧レベル計は全部で5台(L1〜L5)を備え、川岸の周辺、道路周辺、警報装置に対して障害物により隠れる周辺、民家周辺および高木周辺にそれぞれ配置している。
続いて、標準音圧レベルテーブル280と音量調整値テーブル290のデータ例を説明する。
図6は、標準音圧レベルテーブル280のデータ例を示すもので、5台の音圧レベル計の標準音圧レベルを記憶している。例えば、L1の音圧レベル計は標準の音圧レベルは85dBであり、警報が送出されたときはこの数値の音圧となるよう調整される。この数値は、前述したように音達試験で得られたデータを基に標準値として設定されたもので、確実に警報音が聞こえて、しかも過剰に大きな警報音ではない音圧レベルの値である。
図7は、音量調整値テーブル290のデータ例を示している。音圧レベル計で取得した実際の音圧レベルと標準音圧レベルとの差に対して、各スピーカに対する音量調整すべき調整値を記憶したものである。例えば、L1の音圧レベル計で取得した音圧レベルが81dBであったとき、図6の標準音圧レベルテーブル280を参照してL1の標準値は85dBであるので、4dB低いことが分かる(即ち、音圧レベル差は−4dB)。この場合のスピーカに対する調整値は、SP1〜SP3のそれぞれのスピーカに対して「2」、「0」、「0」である。現在の音量からSP1に対しては「+2」の音量を増やす方向に調整する(SP2とSP3は「0」なので、現状のままである)。ここでは、各スピーカは0〜10まで電気的に段階調整できるものとする。例えば、SP1が現在の音量設定値が「1」であれば、これを「3」とすることになる。
次に、警報局200の処理フローについて図8を用いて説明する。まず、監視制御局100から警報通知を受信する。これに基づいて、予め決められた警報装置の初期設定値に基づいて警報を送出する。例えば、初期設定値は「サイレンON、スピーカSP1:音量設定値1、SP2:OFF、SP3:OFF」である(S100、S110)。
次に、1つの音圧レベル計(例えばL1)から音圧レベルを取得する。この音圧レベルの取得は、例えば5秒間音圧レベルを計測して、その平均値を音圧レベルとする。標準音圧レベルテーブル280を参照してこの音圧レベル計の標準音圧レベルを求め、取得した音圧レベルとの差分を求める。続いて音量調整値テーブル290を参照し、該当する音圧レベル計の音量調整値における求めた差分の値に対する各スピーカの音量調整値を求める。求めた、各スピーカの音量調整値を所定の記憶領域に記憶する。この処理を全ての音圧レベル計に対して行う。処理フローではループ処理がこれに該当する(S120〜S150)。
各スピーカの音量調整値が記憶された値の中から最大の値を音量調整値と決定する。続いて、隣接警報局200から警報音補強依頼の通知を受信しているかどうかを調べ、もしその通知を受けているようであればその隣接警報局の対応するスピーカの音量調整値に「1」を加える。例えば、図5において上流の警報局からの依頼であればSP1の音量調整値に「1」を加える。隣接警報局に対応するスピーカの判定は、警報音補強依頼の通知には依頼した警報局のIDを含み、また隣接する警報局IDとスピーカIDとの対応テーブルを持つようにしておけばよい。続いて、現在の音量設定値(警報の送出が開始されてから初めての音量調整であれば、スピーカの音量設定値は初期値である)に音量調整値を加える(S160〜S190)。
次に、音量調整値が加えられた音量設定値がスピーカの最大の音量設定値を超えるどうかをスピーカ毎に調べる。最大の音量設定値を超えるスピーカがあれば、このスピーカは最大の音量設定値で警報を送出するとともに、そのスピーカに対応する隣接警報局を判定して警報音補強依頼の通知を行う。即ち、音量調整値で音量を大きくしようにもそのスピーカが最大値であるためそれ以上の音量を上げることができないので隣接の警報局に音量の応援を求める訳である。音量調整値を加えたものが最大の音量設定値を超えていなければ、その音量設定値(現在の音量設定値に音量調整値を加えたもの)で警報を送出する。そして、予め決められた警報時間が過ぎていなければ再び音圧レベル計からの音圧レベルの取得を行う。警報時間が過ぎていれば警報の送出を停止する(S200〜S2590)。
上記の処理フローは、警報が連続して送出している場合であるが、警報が断続して送出される場合(例えば、50秒警報を送出し、10秒停止するような場合)は、各警報局からの警報送出と停止は同期を取るようにし、音圧レベルの取得は警報送出している間で行うようにすればよい。
前述したように5秒間音圧レベルを取得するものであれば、略5秒間隔で警報音の音圧レベルをフィードバックして音量調整できる(処理時間を無視した場合)ことになり、リアルタイムに環境の変化に対応できる。また、隣接する警報局からも警報音の音圧補強が得られるので、確実な警報の伝達が可能となる。
本実施例では、スピーカの音量が最大でそれでも音量が不足する場合に当該警報局から隣接の警報局に警報音補強依頼通知を送信したが、当該警報局から監視制御局に警報音補強依頼通知を送信するようにし、そこから当該警報局に隣接する警報局に対して警報音補強指示を出すようにしてもよい。
また、この音量が不足する場合に同じ警報局内の他のスピーカ(警報局内には複数のスピーカが配置されているものとして)から不足分を補うようにしてもよい。
また、本実施例での警報装置としてサイレンとスピーカとしたが、スピーカのみのサイレン疑似音または音声のみによる警報装置であってもよい。
以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
監視制御局の警報通知に基づいて、複数の警報局がそれぞれ備える警報装置から警報を行う放流警報システムであって、
前記警報局は、
前記監視制御局の警報通知に基づいて、予め定められた音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第1の警報送出手段と、
警報領域内の所定位置に設置した音圧レベル計から、前記送出された警報の音圧レベルを取得する音圧レベル取得手段と、
前記音圧レベル計の標準の音圧レベルを予め記憶した標準音圧レベルテーブルを参照して前記取得した音圧レベルとの差分を求め、予め記憶された音量調整値テーブルを参照して該差分の値に対する音量調整値を求める音量調整値取得手段と、
前記求めた音量調整値により現在の音量設定値を調整し、調整した音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第2の警報送出手段と、
前記音圧レベル取得手段と、前記音量調整値取得手段と、前記第2の警報送出手段とを所定時間間隔で実行する制御手段と
を有することを特徴とする放流警報システム。
(付記2)
前記第2の警報送出手段は、
前記求めた音量調整値により現在の音量設定値を調整したとき、該調整した音量設定値が前記警報装置の音量設定の最大値を超える場合は、該最大値の音量設定で警報の送出を行うと共に前記音圧レベルを取得した音圧レベル計に近い隣接警報局に警報音補強依頼の通知を行い、
隣接警報局から警報音補強依頼の通知を受けた場合は、前記求めた音量調整値に所定値を加えた音量調整値で現在の音量設定値を調整し、調整した音量調整値で前記警報装置から警報を送出する
ことを特徴とする付記1記載の放流警報システム。
(付記3)
監視制御局の警報通知に基づいて、複数の警報局がそれぞれ備える警報装置から警報を行う放流警報システムの放流警報プログラムであって、
前記警報局のコンピュータに、
前記監視制御局の警報通知に基づいて、予め定められた音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第1の警報送出手順と、
警報領域内の所定位置に設置した音圧レベル計から、前記送出された警報の音圧レベルを取得する音圧レベル取得手順と、
前記音圧レベル計の標準の音圧レベルを予め記憶した標準音圧レベルテーブルを参照して前記取得した音圧レベルとの差分を求め、予め記憶された音量調整値テーブルを参照して該差分の値に対する音量調整値を求める音量調整値取得手順と、
前記求めた音量調整値により現在の音量設定値を調整し、調整した音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第2の警報送出手順と
記音圧レベル取得手順と、前記音量調整値取得手順と、前記第2の警報送出手順とを所定時間間隔で実行する制御手順と
を実行させることを特徴とする放流警報プログラム。
(付記4)
前記警報装置は、サイレンとスピーカから構成し、該スピーカにより音量調整すること
を特徴とする付記1記載の放流警報システム。
(付記5)
前記第2の警報送出手順は、
前記求めた音量調整値により現在の音量設定値を調整したとき、該調整した音量設定値が前記警報装置の音量設定の最大値を超える場合は、該最大値の音量設定で警報の送出を行うと共に前記音圧レベルを取得した音圧レベル計に近い隣接警報局に警報音補強依頼の通知を行い、
隣接警報局から警報音補強依頼の通知を受けた場合は、前記求めた音量調整値に所定値を加えた音量調整値で現在の音量設定値を調整し、調整した音量調整値で前記警報装置から警報を送出する
ことを特徴とする付記3記載の放流警報プログラム。
発明の原理図である。 監視制御局と各警報局の配置と警報音達範囲例である。 放流警報システムの通信例である。 警報局の構成例である。 警報装置と音圧レベル計の配置例である。 標準音圧レベルテーブルのデータ例である。 音量調整値テーブルのデータ例である。 警報局の処理フロー例である。
符号の説明
10 第1の警報送出手段
20 音圧レベル取得手段
30 音量調整値取得手段
40 第2の警報送出手段
50 制御手段
100 監視制御局
200 警報局
200−1 警報局1
200−2 警報局2
200−3 警報局3
200−4 警報局4
200−5 警報局5
210 CPU
220 通信制御部
230 アンテナ
240 入出力制御部
250 サイレン
260 スピーカ
270 音圧レベル計
280 標準音圧レベルテーブル
290 音量調整値テーブル
300 警報制御プログラム
301 警報通知受信部
302 音圧レベル取得部
303 音量調整部
304 警報送出部
305 警報補強通知送受信部

Claims (3)

  1. 監視制御局の警報通知に基づいて、複数の警報局がそれぞれ備える警報装置から警報を行う放流警報システムであって、
    前記警報局は、
    前記監視制御局の警報通知に基づいて、予め定められた音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第1の警報送出手段と、
    警報領域内の所定位置に設置した音圧レベル計から、前記送出された警報の音圧レベルを取得する音圧レベル取得手段と、
    前記音圧レベル計の標準の音圧レベルを予め記憶した標準音圧レベルテーブルを参照して前記取得した音圧レベルとの差分を求め、予め記憶された音量調整値テーブルを参照して該差分の値に対する音量調整値を求める音量調整値取得手段と、
    前記求めた音量調整値により現在の音量設定値を調整し、調整した音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第2の警報送出手段と、
    前記音圧レベル取得手段と、前記音量調整値取得手段と、前記第2の警報送出手段とを所定時間間隔で実行する制御手段と
    を有することを特徴とする放流警報システム。
  2. 前記第2の警報送出手段は、
    前記求めた音量調整値により現在の音量設定値を調整したとき、該調整した音量設定値が前記警報装置の音量設定の最大値を超える場合は、該最大値の音量設定で警報の送出を行うと共に前記音圧レベルを取得した音圧レベル計に近い隣接警報局に警報音補強依頼の通知を行い、
    隣接警報局から警報音補強依頼の通知を受けた場合は、前記求めた音量調整値に所定値を加えた音量調整値で現在の音量設定値を調整し、調整した音量調整値で前記警報装置から警報を送出する
    ことを特徴とする請求項1記載の放流警報システム。
  3. 監視制御局の警報通知に基づいて、複数の警報局がそれぞれ備える警報装置から警報を行う放流警報システムの放流警報プログラムであって、
    前記警報局のコンピュータに、
    前記監視制御局の警報通知に基づいて、予め定められた音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第1の警報送出手順と、
    警報領域内の所定位置に設置した音圧レベル計から、前記送出された警報の音圧レベルを取得する音圧レベル取得手順と、
    前記音圧レベル計の標準の音圧レベルを予め記憶した標準音圧レベルテーブルを参照して前記取得した音圧レベルとの差分を求め、予め記憶された音量調整値テーブルを参照して該差分の値に対する音量調整値を求める音量調整値取得手順と、
    前記求めた音量調整値により現在の音量設定値を調整し、調整した音量設定値で前記警報装置から警報を送出する第2の警報送出手順と
    記音圧レベル取得手順と、前記音量調整値取得手順と、前記第2の警報送出手順とを所定時間間隔で実行する制御手順と
    を実行させることを特徴とする放流警報プログラム。
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