JP2006268585A - 情報処理端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 RFタグの情報を読み取るRFリーダの使用可否を判定する技術を提供する。
【解決手段】 本実施例の病院情報システムにおいて、PDA70が、患者や薬剤などに付与される識別情報を読み取る。位置情報取得部100がPDA70の位置情報を取得し、機能制限部104が取得された位置情報に応じて、RFリーダ72の機能を制限する。位置情報取得部100は、ユーザからの位置選択入力を受け付けてもよく、また周辺のアクセスポイントからの信号強度をもとに、現在位置の位置情報を取得してもよい。さらに、患者情報取得部102が看護対象となる患者のプロファイル情報を取得し、機能制限部104が取得された患者のプロファイル情報に応じて、RFリーダ72の機能を制限してもよい。
【選択図】 図4

Description

本発明は、情報処理端末装置に関し、特に看護現場において医療用資材や患者に付与された識別情報を読み取ることのできる情報処理端末装置に関する。
医療行為、特に看護行為を管理するためのシステムは、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)や、PDA(Personal Digital Assistants)等で構成され、それらは、有線あるいは無線のLAN(Local Area Network)によって接続される。例えば特許文献1に開示されるシステムにおいて、看護師は、情報処理端末装置としてPDAを携帯し、作業予定となっている点滴や注射等の作業予定リストを参照して、患者に対する看護行為を実施する。さらに、看護行為の終了後、看護師はPDAに実施結果を入力する。PDAは入力された実施結果を病院内情報管理システムに送信し、病院内情報管理システムにて、看護行為の実施内容を管理する。特許文献1では、RFタグから非接触で識別情報を読み込む手段を備えたPDAが開示されている。
特開2004−348717号公報
特許文献1に開示された技術によると、看護行為を実施している場所で、看護師がPDAを操作して看護内容を確認するので、看護行為のミスを少なくできる。特に薬剤などに付されたRFタグに含まれる情報を非接触式の読取手段により読み込むことができるため、PDAの操作性が向上される。その一方で、RFタグからの情報の読取には無線通信を利用するため、発生する電波が周辺の医療機器の動作に影響を与えないように注意を払う必要がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、RFタグなどから非接触で情報を読み取る手段の使用の可否を状況に応じて設定する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の情報処理端末装置は、携帯型であって、RFタグからの情報を読み取るタグ情報読取手段と、当該情報処理端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、取得した位置情報に応じてタグ情報読取手段の機能を制限する機能制限手段とを備える。機能制限手段は、タグ情報読取手段の機能の一部を制限してもよく、また機能の全部を制限してもよい。
タグ情報読取手段は無線通信により情報の読取りを行うが、情報処理端末装置の位置に応じてタグ情報読取手段の機能を制限することで、電波の発生に不適切な場所での情報処理端末装置の使用を制限することが可能となる。
本発明の別の態様もまた、情報処理端末装置である。この情報処理端末装置は、携帯型であって、RFタグからの情報を読み取るタグ情報読取手段と、看護対象となる患者のプロファイル情報を取得する患者情報取得手段と、取得した患者のプロファイル情報に応じて、タグ情報読取手段の機能を制限する機能制限手段とを備える。機能制限手段は、タグ情報読取手段の機能の一部を制限してもよく、また機能の全部を制限してもよい。
タグ情報読取手段は無線通信により情報の読取りを行うが、患者のプロファイル情報に応じてタグ情報読取手段の機能を制限することで、周囲で電波を発生させることが好ましくない患者に対して、情報処理端末装置の使用を制限することが可能となる。
本発明のさらに別の態様もまた、情報処理端末装置である。この情報処理端末装置は、携帯型であって、情報を読み取る非接触式の情報読取手段と、当該情報処理端末装置の使用環境情報を取得する情報取得手段と、取得した使用環境情報に応じて、情報読取手段の機能を制限する機能制限手段とを備える。機能制限手段は、情報読取手段の機能の一部を制限してもよく、また機能の全部を制限してもよい。
情報読取手段は、非接触式であり、情報の読取りに際して電波ないしはレーザ光などを発生させる。そのため、情報読取手段の使用に不適切な時間帯や場所では、この情報読取手段の使用を控えることが好ましいことがある。そこで、情報処理端末装置の使用環境に応じてタグ情報読取手段の機能を制限することで、情報処理端末装置の使用に不適切な環境下での電波やレーザ光などの発生を抑制し、環境に適合した情報処理端末装置の使用を可能とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、情報読取手段の機能を環境等に応じて制限することで、情報処理端末装置を好適に使用することが可能となる。
図1は、本発明の実施例にかかる病院情報システム1の構成を示す。病院情報システム1は、病院などの医療施設に設置され、メインシステムである病院情報管理システム10、およびサブシステムである看護支援システム20を備えて構成される。病院情報管理システム10および看護支援システム20の間はLAN(Local Area Network)16により通信可能に接続される。図示していないが、LAN16には、医療施設内における他のサブシステム、例えば麻酔の手順を管理する麻酔支援システムや、リハビリ計画を管理するリハビリ支援システムなどが接続されていてもよい。病院情報管理システム10は、LAN16を介して接続される看護支援システム20などのサブシステムを一元的に集中管理する機能を有する。
病院情報管理システム10は、看護支援システム20などのサブシステムの動作を管理・制御する病院情報管理サーバ12と、看護支援システム20などのサブシステムにおいて取得されたデータなどを記録するマスタDB14を有する。マスタDB14には、真正のデータが記録され、外部からのデータ改竄等を防止するための高度なセキュリティ対策が講じられる。
看護支援システム20は、看護支援機能を実行するサーバ30、所期のデータを記録するテンポラリDB40、看護師などの医療スタッフにより携帯される携帯端末であるPDA70a〜70n(以下、代表して「PDA70」とよぶ)、PDA70との間で無線LANを構築してPDA70に対してデータを送受信するアクセスポイント50a〜50n(以下、代表して「アクセスポイント50」とよぶ)、データの入出力を行うためのパーソナルコンピュータ60a〜60n(以下、代表して「PC60」とよぶ)を備える。PC60は、据え置き型の端末であり、看護師等の医療スタッフは、PC60が設置された場所でデータの入力やデータの参照、確認等を行う。
PDA70は、通常のPDAの機能(例えばタッチパネル等によるデータの入力手段、入力されたデータに対するCPU等の処理手段、データの記憶手段、処理されたデータ等を表示する表示手段)の他に、無線LANによりアクセスポイント50と無線通信可能な無線LANカードと、患者や薬剤のボトルなどに付与された識別情報の読取手段とを内蔵している。
識別情報の読取手段として、例えば光学的に2次元ないしは3次元の識別コードを読み込むことができる光学リーダや、RF(Radio Frequency)タグなどから電波や電磁波などで識別情報を読み取るRFリーダなどを備える。識別情報の読取りを可能とすることにより、このPDA70を携帯する看護師等の医療スタッフは、その医療スタッフ自身の識別コードとなる利用者IDや、看護行為を行う対象となる患者ID、注射ID等の識別情報の入力(すなわち読み取り)を正確、簡単かつ迅速に行うことができる。また、このPDA70は、薬液に対する耐性を有する防水構造を有し、医療現場で使い易い構造にしてある。
既述したようにPDA70は、無線LANによる通信機能を有しており、アクセスポイント50からのアクセス範囲内においては、任意の場所でサーバ30を介して病院情報管理システム10にアクセスして、作業内容を記述した作業予定データを取得し、その取得した作業予定データをPDA70の表示部で表示できるようにしている。
看護支援システム20は、例えば、注射等の作業予定データの登録が行われる外来システム、病棟システム、注射等の作業予定データの登録により薬剤払い出し等を行う薬剤部門システム、医療行為に対する会計処理等を行う医事システム、看護師により混注等を行うナース(ステーション)システム等に設けられる。アクセスポイント50やPC60は、看護師が看護行為を行うナースシステム及び病棟システムに特に多く設置され、各看護師がPDA70を携帯することにより、その看護師は、看護行為の実施場所、具体的には入院している患者のベッドサイドにまで行き、その場所で看護行為に関する入出力を行うことができる。
このように本実施例の病院情報システム1は、PDA70を効率的に利用することで、看護行為の状況をリアルタイムで記録または参照できる構成をとっている。PDA70を携帯した看護師は、看護行為を行う場合、その看護行為の作業予定の内容をPDA70により確認でき、その作業予定の内容を確認してから、作業予定の看護行為を行うことができるので、実施されるべき(予定された)看護行為を正確かつ誤りの少ない状態で行うことができる。また、看護行為の実施後、その実施場所でPDA70から看護行為の内容を容易に入力できるため、看護行為の記録を、正確かつ誤りの少ない状態で行うことができる。
また、PDA70を携帯した看護師は、看護行為を行う場合に、携帯したPDA70を利用して任意の場所および時間に参照したり、確認することができ、看護行為を円滑に行い易い。また、PDA70を携帯した看護師は、作業予定内容が変更されるような場合においても、実施場所で、実施を行う直前に作業予定内容を確認することで、作業予定内容の変更にも容易に対処することができる。
図2は、PDAのハードウェア構成を示す図である。PDA70は、バスにより相互に接続された無線通信部71、RFリーダ72、光学リーダ73、CPU74、ROM75、RAM76、記憶部77、操作入力部78および表示部79を有する。無線通信部71は、PDA70の無線通信機能を実現し、病院内の各所に設置されているアクセスポイント50を介した無線通信により、サーバ30との間で、文字、画像などのデータを送受信する。
RFリーダ72および光学リーダ73は、PDA70において、患者や薬剤などに付与された識別情報の読取手段を構成する。実施例の病院情報システム1において、患者の手首には、患者を認証するために、患者の識別情報をメモリに記録したRFタグ80と、患者の識別情報を記録した識別コード81とを貼り付けたリストバンドが巻き付けられている。また、薬剤などのボトルにも、その薬剤を認証するために、薬剤の識別情報をメモリに記録したRFタグ80と、薬剤の識別情報を記録した識別コード81とが貼り付けられている。本実施例では、PDA70が、RFタグ80または識別コード81から識別情報を読み取ることで、患者や薬剤などの認証を迅速かつ確実に行うことができる。一つの対象物に付与されたRFタグ80および識別コード81のそれぞれは、同一の識別情報を記録している。なお、RFタグ80および識別コード81の双方とも利用できない場合には、ユーザが手入力で識別情報をPDA70に入力することは可能である。
RFリーダ72は、非接触式の情報読取手段であって、任意に設定可能な電波の強度に応じて数cmから数mの範囲でRFタグ80と無線通信を行うことができる。RFリーダ72は、RFタグ80に対して非接触通信によるRFタグ80内のメモリからのデータ読み込みと、同メモリへのデータ書き込みが可能である。ただし本実施例では、RFリーダ72は主としてRFタグ80内のメモリからの識別情報の読取りに用いられる。
RFタグ80は、小さいものでは4mm角程度のフレキシブルチップで構成され、薄膜樹脂で保護され、特に図示はしないが、CPU、メモリ、アンテナ、起電回路等を備える。RFリーダ72からのラジオ周波数帯域の所定の電波aに反応して起電回路が起電し、その起電力によりCPUが動作して、メモリ内のデータbをRFリーダ72に送信する。なおRFタグ80は、電池を内蔵していてもよい。
光学リーダ73は、非接触式の光学式情報読取手段であり、識別コード81を光学的に読み取ることができる。例えば、光学リーダ73はOCR(Optical Character Reader)として構成されていてもよい。光学リーダ73は、識別コードを光学的にスキャンし、その反射光を検出することで、識別コード81を読み取る。
CPU(Central Processing Unit)74は、PDA70全体の動作制御を司る中央処理装置である。ROM(Read Only Memory)75は、CPU74によって実行される基本制御プログラムが予め格納されているメモリである。PDA70の起動時にCPU74が基本制御プログラムを実行することによって、PDA70全体動作の基本的な制御がCPU74によって行なわれる。
RAM(Random Access Memory)76は、記憶部77に格納されている各種のアプリケーションプログラムをCPU74が実行するときにワークメモリとして使用され、また各種データの一時的な格納領域として必要に応じて用いられるメインメモリとしても使用される。記憶部77は、各種のアプリケーションプログラムやデータを記憶して保持しておくメモリである。記憶部77としては、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの半導体メモリが適している。特に、EEPROMは、記憶内容の書換えを電気的に行うことができる上に記憶内容の保持には電力の供給が不要である点で適している。
操作入力部78は、例えば表示部79に設けられているタッチパネルや、表示部79外の領域に設けられた操作ボタンであり、PDA70のユーザによって操作される。操作入力部78は、操作された内容を検出してCPU74へその操作内容を伝達する。例えば、患者や薬剤などに付与された識別情報は、基本的に、RFリーダ72ないしは光学リーダ73を用いて読み取られるが、RFリーダ72および光学リーダ73の両方が使用できない場合には、ユーザは、表示部79に設けられたタッチパネルを操作することで、識別情報の打ち込みを行う。表示部79は例えば液晶ディスプレイであり、CPU74から送られてきた各種の情報を表示してユーザに各種の情報を提供する。
図3は、PDAの外観構成を示す。PDA70は、片手で把持できる形状をとり、前面にLCD(Liquid Crystal Display)などにより構成される表示部79を備える。既述したように、表示部79にはタッチパネルが設けられ、ユーザは、タッチパネルを操作することで、所期の入力を可能とする。また、表示部79の下側には、複数の操作ボタンからなる操作ボタン群83が設けられる。
PDA70の頂部には光学リーダ73が設けられる。また、PDA70の背面には、RFリーダ72が設けられる。RFリーダ72および光学リーダ73は選択的に使用可能な状態に設定され、起動されることで患者や薬剤などに付与された識別情報を読み取る。なお、RFリーダ72および光学リーダ73は、いずれか一方のみが使用可能な状態に設定されることとし、両者が同時に使用されることはない。
ユーザは、スキャンボタン85を押すことで、使用可能な状態に設定されているRFリーダ72または光学リーダ73を、起動状態にすることができる。RFリーダ72が使用可能な状態にあるとき、ユーザは、PDA70の背面をRFタグ80に近づけてスキャンボタン85を押すと、RFリーダ72が起動し、RFタグ80から情報を読み取る。また、光学リーダ73が使用可能な状態にあるとき、ユーザは、PDA70の先端部分を識別コード81に近づけてスキャンボタン85を押しながら識別コード81の全面を放出光がスキャンするようにPDA70の向きを変えることで、識別コード81の情報を読み取る。なお、RFリーダ72による情報の読取方向は、背面側ではなく、PDA70の先端方向に設定されていてもよい。
RFリーダ72と光学リーダ73の両者とも非接触式の情報読取手段として優れた手段であるが、両者を比較すると、光学リーダ73は、光学的に識別コード81のコード情報を読み取るために、RFリーダ72と比較して相対的に識別コード81に近づける必要がある。また、例えば患者の手首に巻かれたリストバンドに付されている識別コード81を読み取る際、識別コード81が湾曲していない状態にあることが望ましいが、患者の姿勢によっては、光学リーダ73を使用しにくい状況も発生する。一方、RFリーダ72は、無線通信により、ある程度離れた場所からRFタグ80の情報を読み取ることができるため、その読取精度は、患者の姿勢などの影響を受けにくい。そこで、本実施例のPDA70は、通常の環境下ではRFリーダ72を使用可能とし、簡易な情報の読取を実現する。
一方で、RFリーダ72によるRFタグ80からの情報の読取には電波を発生させるため、例えば、医療機器が並んでいる手術室や集中治療室(ICU)などでは、医療機器の動作に影響を与えないように、RFリーダ72の作動を控えることが好ましい。また例えばペースメーカーを埋め込んでいる特定の患者に対しては、RFリーダ72の使用を控えることが好ましい。本実施例のPDA70は、光学リーダ73も備えており、RFリーダ72の使用が好ましくない場合には、医療機器の動作に影響を与えない光学リーダ73を使用すればよい。ユーザが、使用環境や患者の状況などを適宜判断して、使用する情報読取手段をRFリーダ72から光学リーダ73に手動で切り替えることも可能である。しかしながら、この切替をユーザの判断に任せると、ユーザに負担を強いることになり、また多忙な業務の中で切替を忘れる事態が発生することも予想される。そこで、本実施例のPDA70は、自律的に情報読取手段の切替を行う機能を有し、安全な情報読取処理を実現する。
図4は、本実施例のPDAにおける情報読取手段の切替処理を実行するための構成を示す。図4では、図2に示したハードウェア構成に加えて、CPU74やRAM76により実現されるソフトウエア的なブロック図を示している。具体的に、PDA70は、位置情報取得部100、患者情報取得部102、機能制限部104および切替部106の機能をさらに有し、情報読取手段の切替処理を実行する。
まず、医療施設内におけるPDA70の使用位置に基づいて、RFリーダ72の使用の可否を決定する例を説明する。看護師(ユーザ)は、PDA70の表示部79に表示される操作画面を見ながら、看護内容の確認を行う。図5は、操作画面の画面遷移例を示す。
図5(a)は、PDA70の電源をONした直後に表示される起動画面200である。タッチパネルで構成される表示部79には、PDA70のLoginアイコン150が表示される。
ユーザがLoginアイコン150を選択すると、図5(b)に示すログイン画面202が表示部79に表示される。このログイン画面202において、ユーザは、表示部79に表示されている入力キー154を用いて、利用者IDとパスワードを入力する。入力した利用者IDとパスワードは、確定キー155が押下されると、無線通信部71からアクセスポイント50に送信され、看護支援システム20に送られる。看護支援システム20は、利用者IDおよびパスワードの認証を行う。
ユーザの認証に成功すると、表示部79の表示画面は、図5(c)に示す勤務帯選択画面204に遷移する。画面上部には、ログインしたユーザの氏名とユーザに割り当てられたコードが表示され、画面中央部には勤務帯の選択画面が表示される。勤務帯は、例えば深夜帯0:30〜9:00、日勤帯8:30〜17:00、準夜帯16:30〜01:00としているが、時間幅は、設定により変更可能である。本実施例では、ユーザがログインした時刻を含む勤務帯が中央にデフォルトの選択状態で表示され、その前後に他の2つの勤務帯が表示される。ユーザは、勤務帯を選択して確定キー156を押下することにより、選択した勤務帯の作業予定データの取得が可能となる。なお、勤務時間帯に重複部分が存在するのは業務の引き継ぎ等を考慮しているためである。
勤務時間帯の選択を行うと、図5(d)に示すように、病棟一覧画面206が表示される。ユーザが、看護行為を実施する病棟の選択キー158を選択し、確定キー157を押下すると、PDA70は、ログインしているユーザの情報と、勤務時間帯、病棟情報などをサーバ30に送信する。サーバ30はPDA70からの送信を受け、さらに病院情報管理システム10にアクセスして、選択された勤務時間帯および病棟における看護対象となる患者の情報を検索取得する。
取得された患者情報は、サーバ30からPDA70に送信され、図5(e)に示すように、患者一覧画面208がPDA70の表示部79に表示される。図5(e)の例では、「1F北」病棟が選択され、「1F北」病棟の患者4名がユーザの担当患者であることが示される。患者一覧画面208では、例えば、患者に付与された患者ID160と患者氏名162が表示される。
本実施例において、図5(d)に示す病棟一覧画面206において病棟情報が指定されると、図5(e)に示す患者一覧画面208の入力モード切替キー164の表示領域において、その病棟において使用可能な識別情報読取手段が示される。既述したように、RFリーダ72が使用可能であれば、RFリーダ72が優先的に使用可能な識別情報読取手段として選択される。一方、RFリーダ72が使用不可の状態にあれば、代わりに光学リーダ73が使用可能な識別情報読取手段として選択される。図5(e)に示す患者一覧画面208では、入力モード切替キー164に「RF」と表示され、RFリーダ72が使用可能であることが表示される。なお、入力モード切替キー164を押下すると、使用可能な識別情報読取手段が切り替り、すなわち光学リーダ73が使用可能な状態となる。このとき、入力モード切替キー164には、「光学」と表示される。このように、入力モード切替キー164は、現在使用可能な識別情報読取手段を表示するとともに、押下されることで識別情報読取手段を切り替える機能を有している。
図6は、選択された病棟に応じて、RFリーダの使用可否を判定する手順を示すフローチャートである。図4を参照して、ユーザは、タッチパネルである操作入力部78を操作して勤務帯を選択し(S10)、続いて病棟を選択する(S12)。勤務帯および病棟の選択は、図5(c)および図5(d)に示した操作画面から行われる。操作入力部78により病棟が選択されると、選択された病棟情報は、位置情報取得部100に送られる。これにより、位置情報取得部100は、PDA70が使用される位置情報、ここでは使用される病棟情報を取得する。位置情報取得部100は、取得した病棟情報を機能制限部104に送る。
記憶部77は、PDA70が利用される病院施設内の位置情報とRFリーダ72の使用可否情報とを対応付けた参照テーブルを保持している。RAM76は、記憶部77から参照テーブルを読み出し、機能制限部104に供給する。
図7は、参照テーブルの一例を示す。参照テーブルでは、病院施設内の各病棟に対して、RFリーダ72の使用可否を示す情報が対応付けられて記録されている。使用可否情報はフラグとして設定され、ビット値1は使用可能であることを、ビット値0は使用不可であることを示す。示されるように、「5F東」病棟、「NICU」病棟、「6F西」病棟、「ICU」病棟の4つの病棟に対してビット値0が割り当てられている。したがって、PDA70を使用する病棟として、これらの4つの病棟のいずれかが選択された場合には、RFリーダ72の機能が制限される。
機能制限部104は、図7に示す参照テーブルを参照して、位置情報取得部100において取得された位置情報、ここではユーザにより選択入力された病棟情報に応じて、RFリーダ72の機能を制限する。具体的に機能制限部104は、参照テーブルにおいて、取得された病棟情報に対応付けられた使用可否情報のビット値が0である場合に、RFリーダ72の機能を制限する。参照テーブルを利用することで、RFリーダ72の使用の可否を病棟ごとに確実に管理することが可能となる。
本実施例では、RFリーダ72の機能の全てを制限すること、すなわちRFリーダ72を使用不可の状態にすることで、RFリーダ72の機能を制限する。なお、それよりも軽度な機能制限として、例えばRFリーダ72から発生する電波強度を下げて、RFタグ80と通信可能な距離を短くしてもよい。これにより、周辺機器への電波の影響を低減させることが可能となる。
すなわち、機能制限部104は、選択された病棟がRFリーダ72の使用を許可しない病棟であれば(S16のN)、RFリーダ72を使用不可の状態に設定し、光学リーダ73を使用可能な状態に設定する(S20)。機能制限部104は、この状態設定の指示を切替部106に送る。切替部106は、この状態設定指示を受けると、図5(e)の入力モード切替キー164の表示を「光学」に設定し、RFリーダ72の使用を禁止する。一方、機能制限部104は、選択された病棟がRFリーダ72を使用を許可する病棟であれば(S16のY)、RFリーダ72を使用可能な状態に設定する(S18)。機能制限部104は、この状態設定の指示を切替部106に送る。切替部106は、この状態設定指示を受けて、図5(e)の入力モード切替キー164の表示を「RF」に設定する。
ユーザは、図5(e)の入力モード切替キー164を押下することで、識別情報読取手段を切り替えることができる。切替部106は、入力モード切替キー164の押下を受けて、RFリーダ72から光学リーダ73へ、また光学リーダ73からRFリーダ72へ、使用可能な識別情報読取手段を切り替える。
ユーザが入力モード切替キー164を押下したとき、切替部106は、機能制限部104から送られる状態設定指示に従い、識別情報読取手段の切り替え処理を行う。機能制限部104によりRFリーダ72が使用不可の状態に設定されているとき、切替部106は、光学リーダ73を使用可能な状態に設定している。この状態で入力モード切替キー164の押下をユーザから受け付けても、切替部106は、RFリーダ72を使用可能な状態には切り替えない。機能制限部104によりRFリーダ72の機能制限が解除されるまで、RFリーダ72は使用不可の状態に設定され、これを受けて、切替部106は、RFリーダ72を使用可能な状態に設定しない。このように、ユーザからの切替指示を必要な場合には無視することで、RFリーダ72が周辺の医療機器に影響を与える状況を回避でき、安全なPDA70の運用を実現できる。
図6のフローチャートに示すように、本実施例のPDA70は、使用される病棟によって、RFリーダ72の使用可否を判定される。しかしながら、PDA70を携帯したユーザが、図5(d)の病棟一覧画面206で選択した病棟から別の病棟に移動する場合や、特別に医療機器が設置された部屋に入室するような場合には、リアルタイムに現在位置を確認して、その現在位置においてRFリーダ72が使用可能であるか否かを判定することが好ましい。
図8は、PDAの現在位置に応じて、RFリーダの使用可否を判定する手順を示すフローチャートである。図4を参照して、無線通信部71が、周辺に配置されたアクセスポイント50からの信号強度を検出する。複数のアクセスポイント50からの信号を受信している場合には、例えば、信号強度の強い順に3つのアクセスポイント50からの信号強度を検出する。3つのアクセスポイント50からの信号強度は、そのアクセスポイント50の識別情報に対応づけられて位置情報取得部100に送られる。全てのアクセスポイント50が同一の電波強度で送信を行っている場合、位置情報取得部100は、3つの信号強度の相対値から、PDA70の現在位置を割り出す。なお、3つ以上の発信源から現在位置を測定する手法は、例えばGPSでも利用されているように既知の技術である。このように位置情報取得部100は、現在位置の位置情報を取得する(S30)。取得した位置情報は、機能制限部104に送られる。
RAM76は、病棟においてRFリーダ72の使用禁止エリアを設定したマップを保持している。例えば、病棟の特定の部屋に医療機器が臨時で設置されるような場合、その設置情報が病院情報管理システム10において管理される。設置された医療機器がRFリーダ72からの電波による影響をうけるものである場合には、病院情報管理サーバ12が、その部屋をRFリーダ72の使用禁止エリアとして設定したマップを生成する。PDA70は、無線通信部71からこのマップを受信し、RAM76に格納する。
図9は、病棟におけるRFリーダ72の使用禁止エリアを説明するための説明図である。この病棟には、12個の部屋A〜部屋Lが配置され、部屋Aと部屋Bとが、使用禁止エリア54として設定されている。このことは、この病棟内において、部屋Aと部屋BにおいてRFリーダ72の使用が禁止されることを示す。この病棟には、6つのアクセスポイント50p、50q、50r、50s、50t、50uとが設置されている。病棟内における使用禁止エリア54および使用可能エリアは、マップとして病院情報管理サーバ12にて生成される。
機能制限部104は、RAM76からマップを読み出し、位置情報取得部100から送られる現在位置情報とマップとを比較する(S32)。PDA70の現在位置が使用禁止エリア54内にあるとき(S34のN)、機能制限部104は、RFリーダ72の機能を制限する。本実施例では、RFリーダ72を使用不可の状態に設定することで、RFリーダ72の機能を制限する(S38)。なお、それよりも軽度な機能制限として、例えばRFリーダ72から発生する電波強度を下げて、RFタグ80との通信可能な距離を短くしてもよい。これにより、周辺機器への電波の影響を低減させることが可能となる。また、このとき、RFリーダ72の代わりに、光学リーダ73を使用可能な状態に設定する。
一方、PDA70の現在位置が使用禁止エリア54の外にあるとき(S34のY)、機能制限部104は、RFリーダ72を使用可能な状態に設定する(S36)。なお、図6のフローチャートに示したように、PDA70がRFリーダ72を使用できない病棟に存在するときには、RFリーダ72は使用不可の状態に維持される。そのため、PDA70がRFリーダ72を使用可能な病棟に存在する場合に、図8に示した判定処理が実行されてもよい。なお、図8に示した判定処理は、現在位置情報に基づいて実行するため、リアルタイムな判定に優れている。したがって、図6に示した判定処理をログイン時に実行した後、周期的に図8に示す判定処理を実行することで、RFリーダ72の使用可否の判定を状況に応じて効率的に実現できる。なお、図6に示した判定処理を省略して、図8に示した判定処理を単独で実行することも可能である。
次に、患者の状態に応じて、RFリーダ72の使用の可否を判定する方法を説明する。患者の状態に応じた判定処理は、上記した位置情報に応じた判定処理とともに実行されてもよいが、単独で実行されてもよい。
図10は、患者の状態に応じて、RFリーダの使用可否を判定する手順を示すフローチャートである。図4を参照して、ユーザは、図5(e)に示す患者一覧画面208を見ながら、操作入力部78より患者を選択する(S50)。選択した患者の情報は、無線通信部71よりアクセスポイント50を介して病院情報管理システム10に送信される。病院情報管理サーバ12は、選択された患者に対して設定されている作業予定データをマスタDB14から検索し、サーバ30を介してPDA70に対して送信する。
このとき、病院情報管理サーバ12は、その患者のプロファイル情報も、オーダとともにPDA70に対して送信する。患者プロファイル情報には、患者の身体的特徴などが記述されている。
図11は、患者プロファイル情報のフォーマットを示す。患者プロファイル情報には、RFタグ判定可否情報と、身体的特徴の2つの項目が設定されている。
「RFタグ判定可否情報」は、RFリーダ72の使用の可否を設定したフラグである。値「0」は、RFリーダ72の使用が許可されていることを示し、値「1」は、RFリーダ72の使用が不許可であることを示す。
「身体的特徴」は、患者の身体的特徴が示されている。値「0」は、通常の身体的特徴を有していることを示し、値「1」は、ペースメーカなどの医療機器を装着していることを示し、値「2」は、急患などで医療機器の装着が不明であることを示す。例えば、意識不明の状態で運ばれてきた急病患者には、値「2」が割り当てられる。
無線通信部71が、作業予定データおよび患者プロファイル情報を受信すると、患者情報取得部102が、患者プロファイル情報を取得する(S52)。患者情報取得部102は、患者プロファイル情報を機能制限部104に通知する。機能制限部104は、患者プロファイル情報を参照して、「RFタグ判定可否情報」の値が「0」であり、且つ「身体的特徴」の値が「0」であるときに、RFリーダ72の使用が可能であることを判定する(S54のY)。このとき、機能制限部104は、RFリーダ72を使用可能な状態に設定し(S56)、この状態設定の指示を切替部106に送る。
一方、機能制限部104は、患者プロファイル情報を参照して、「RFタグ判定可否情報」の値が「1」であり、または「身体的特徴」の値が「1」ないしは「2」であるときに、RFリーダ72の使用が不可であることを判定する(S54のN)。このとき、機能制限部104は、RFリーダ72を使用不可の状態に設定し、光学リーダ73を使用可能な状態に設定する(S58)。機能制限部104は、この状態設定の指示を切替部106に送る。切替部106は、この状態設定指示を受けて、図5(e)の入力モード切替キー164の表示を「光学」に設定し、RFリーダ72の使用を禁止する。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
既述したように、図6に示した判定処理をログイン時に実行した後、図8に示す判定処理を周期的に実行することで、RFリーダ72の使用可否の判定を状況に応じて効率的に実現することができるが、さらに図10に示す患者のプロファイル情報を用いた判定処理を併せて行ってもよい。PDA70の位置情報に基づいたRFリーダ72の使用可否の判定だけでなく、患者の状態も加味してRFリーダ72の使用可否の判定を行うことで、高い安全性に配慮したRFリーダ72の使用環境を実現できる。
図6、図8および図10に示した3種類の判定処理を組み合わせることで、RFリーダ72の使用に関する高度な安全性を担保できるが、このうちの2種類の判定処理を組み合わせることでも、病院施設内における安全性に配慮したRFリーダ72の使用環境を実現できる。例えば、図6に示す判定処理と図10に示す判定処理を組み合わせることで、RFリーダ72を使用可能な病棟であっても、ペースメーカを埋め込んでいる患者に対してRFリーダ72を使用する状況を回避できるとともに、看護対象となる患者がRFリーダ72を使用可能な通常の患者であっても、RFリーダ72の使用に適切でない病棟でのRFリーダ72の使用を回避できる。
また、図8に示す判定処理と図10に示す判定処理を組み合わせることで、RFリーダ72を使用可能なエリアであっても、例えばペースメーカを埋め込んでいる患者に対してRFリーダ72を使用する状況を回避できるとともに、看護対象となる患者がRFリーダ72を使用可能な通常の患者であっても、RFリーダ72の使用に適切でないエリアでのRFリーダ72の使用を回避できる。
また実施例においては、RFリーダ72の使用可否の判定処理について説明したが、例えば光学リーダ73についても使用可否の判定処理を行ってもよい。光学リーダ73は、光学的に識別コード81を読み取るために、レーザ光などを発生する。そのため、患者が就寝中の夜間の使用は好ましいとはいえない。そこで、例えば就寝時間においては、機能制限部104が、光学リーダ73の機能を制限してもよい。この観点から、例えば、患者が目の病気を患っている場合に、患者プロファイル情報の身体的特徴にその旨を記述し、その患者には光学リーダ73の使用を制限するようにしてもよい。このように、RFリーダ72および光学リーダ73は、それぞれ情報の読取技術に特徴を有しているため、それぞれの特徴を活かすように選択的に使い分けることで、PDA70の使い勝手をさらに向上することが可能となる。
本発明の実施例にかかる病院情報システムの構成を示す図である。 PDAのハードウェア構成を示す図である。 PDAの外観構成を示す図である。 本実施例のPDAにおける情報読取手段の切替処理を実行するための構成を示す図である。 操作画面の画面遷移例を示す図である。 選択された病棟に応じて、RFリーダの使用可否を判定する手順を示すフローチャートである。 参照テーブルの一例を示す図である。 PDAの現在位置に応じて、RFリーダの使用可否を判定する手順を示すフローチャートである。 病棟におけるRFリーダの使用禁止エリアを説明するための説明図である。 患者の状態に応じて、RFリーダの使用可否を判定する手順を示すフローチャートである。 患者プロファイル情報のフォーマットを示す図である。
符号の説明
1・・・病院情報システム、10・・・病院情報管理システム、12・・・病院情報管理サーバ、14・・・マスタDB、16・・・LAN30、20・・・看護支援システム、30・・・サーバ、40・・・テンポラリDB、50・・・アクセスポイント、54・・・使用禁止エリア、60・・・PC、70・・・PDA、71・・・無線通信部、72・・・RFリーダ、73・・・光学リーダ、74・・・CPU、75・・・ROM、76・・・RAM、77・・・記憶部、78・・・操作入力部、79・・・表示部、80・・・RFタグ、81・・・識別コード、83・・・操作ボタン群、85・・・スキャンボタン、100・・・位置情報取得部、102・・・患者情報取得部、104・・・機能制限部、106・・・切替部、164・・・入力モード切替キー。

Claims (8)

  1. 携帯型の情報処理端末装置であって、
    RFタグからの情報を読み取るタグ情報読取手段と、
    当該情報処理端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    取得した位置情報に応じて、前記タグ情報読取手段の機能を制限する機能制限手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末装置。
  2. 前記位置情報取得手段は、ユーザから位置選択入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末装置。
  3. 前記位置情報取得手段は、周辺のアクセスポイントからの信号強度をもとに、現在位置の位置情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理端末装置。
  4. 前記機能制限手段は、前記情報処理端末装置が利用される施設内の位置情報と前記タグ情報読取手段の使用可否情報とを対応付けたテーブルを参照して、前記タグ情報読取手段を使用不可の状態にすることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報処理端末装置。
  5. 携帯型の情報処理端末装置であって、
    RFタグからの情報を読み取るタグ情報読取手段と、
    看護対象となる患者のプロファイル情報を取得する患者情報取得手段と、
    取得した患者のプロファイル情報に応じて、前記タグ情報読取手段の機能を制限する機能制限手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末装置。
  6. 識別コードを読み込む識別コード読取手段と、
    前記タグ情報読取手段または前記識別コード読取手段のいずれかを選択して使用可能な状態とする切替手段をさらに備え、
    前記切替手段は、前記機能制限手段が前記タグ情報読取手段の機能を制限するとき、前記識別コード読取手段を使用可能な状態にすることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の情報処理端末装置。
  7. 前記切替手段は、前記機能制限手段が前記タグ情報読取手段の機能を制限すると、前記機能制限手段により前記タグ情報読取手段の機能制限が解除されるまで、前記タグ情報読取手段を使用可能な状態にしないことを特徴とする請求項6に記載の情報処理端末装置。
  8. 携帯型の情報処理端末装置であって、
    情報を読み取る非接触式の情報読取手段と、
    当該情報処理端末装置の使用環境情報を取得する情報取得手段と、
    取得した使用環境情報に応じて、前記情報読取手段の機能を制限する機能制限手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末装置。





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