JP2006266411A - ねじ脱落防止機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】交換部品を装置から取り外す際、ねじが交換する部品から外れることのないねじ脱落防止機構を提供する。
【解決手段】ねじ201の谷の径252と同等径の内径を備えるねじ保持用ワッシャー100と、ねじ201を挿入する貫通穴161と交換ユニット11に設けた通穴15よりも大経のフランジ部112とねじ保持用ワッシャー100に設けた突起101に掛かるストッパ111とを備える脱落防止スペーサ110とで構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】ねじ201の谷の径252と同等径の内径を備えるねじ保持用ワッシャー100と、ねじ201を挿入する貫通穴161と交換ユニット11に設けた通穴15よりも大経のフランジ部112とねじ保持用ワッシャー100に設けた突起101に掛かるストッパ111とを備える脱落防止スペーサ110とで構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ねじ脱落防止機構に関し、特に、部品交換の際、部品を外しても、ねじが脱落せず、組立も容易にできるねじ脱落防止機構に関する。
装置に実装された部品を固定する方法として、ねじを使用する方法は、従来から一般的に行われている。
ところが、部品の故障などにより交換する場合、部品を固定していたねじを取り外す必要性があり、ねじが外れると、落としてしまうことがある。ディスクアレイ装置などでは、電源を投入した状態で交換することがあり、落ちたねじが装置の内部へ入り込んでしまい、電気部品などの接触してショートするなどの虞れがある。
このような危険性を防ぐためには、部品交換の際に、部品を外しても、ねじが脱落しない構造とする必要があり、また、製造におけるねじの損傷もあり得ることから、組立も容易に行える必要がある。
従来の、部品をねじで固定するとき、ワッシャの脱落防止を図る技術が、特許文献1に記載されている。特許文献1記載の技術は、交換する部品に取り付けられたねじを緩める方向に回転させた際、ねじが軸方向に動作するのと同期して動く必要がある。交換する部品の引き抜き力が、ワッシャとねじ山の係合力より強い場合には、ねじのみが動作することになり、最終的にワッシャから外れてしまい、その結果、ねじが交換する部品から外れてしまっていた。
上述の従来から一般的に行われているねじを使用して部品を固定する方法は、部品を固定していたねじを取り外す際、ねじを装置内部へ落としてしまうケースがあるという課題がある。
特許文献1は、交換する部品の引き抜き力が、ワッシャとねじ山の係合力より強い場合には、ねじのみが動作することになり、最終的にワッシャから外れ、ねじが交換する部品から外れてしまうという課題がある。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、ねじと交換部品とが一体の状態を保持でき、交換部品を装置から取り外す際、ねじが交換する部品から外れることのないねじ脱落防止機構を提供することにある。
本発明のねじ脱落防止機構は、ねじの谷の径と同等径の内径を備えるねじ保持用ワッシャーと、ねじを挿入する貫通穴と交換ユニットに設けた通穴よりも大経のフランジ部とねじ保持用ワッシャーに設けた突起に掛かるストッパとを備える脱落防止スペーサとを有することを特徴とする。
ねじ保持用ワッシャーは、ねじの頭部と接するねじ接触部を有し、ねじ接触部の対面側に突起を設けることを特徴とする。
ねじ保持用ワッシャーは、弾性変形可能な材質で成形することを特徴とする。
ねじ保持用ワッシャーは、ねじ接触部から突起に至る切り欠き部を有し、ねじ接触部と突起とに溝を設けることを特徴とする。
本発明のねじ脱落防止機構は、部品交換作業時におけるねじ脱落に起因する事故を防ぐことができるという効果がある。
また、圧入などの接合を必要とせず、容易に取り付け、取り外しが可能であり、単純な構造であるため、安価に製造可能であるという効果がある。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のねじ脱落防止機構を示す断面図である。
図1を参照すると、ねじ脱落防止機構は、ねじ保持用ワッシャー100と脱落防止スペーサ110によって構成される。
ねじ保持用ワッシャー100は、ねじ201の谷の径252と同等径のワッシャ内径151を備え、かつ、ねじ頭部204と接する、ねじ接触部102を有し、また、ねじ接触部102の対面側には、脱落防止スペーサ110に設けられたストッパ111に掛かるように、突起101が設けられている。また、ねじ保持用ワッシャー100のワッシャ外径103は、交換ユニット11に設けられた脱落防止スペーサ110にあるストッパ111と、軸113が通る通穴15よりも大きくなっている。
脱落保持スペーサ110には、交換ユニット11に設けられた通穴15よりも大きくなっているフランジ部112があり、また、ねじ保持用ワッシャー100にある突起101に掛かるようにストッパ111を有している。さらに、脱落保持スペーサ110の中央には、ねじ201を通すための貫通穴161が設けられている。
図2(a)、図2(b)を参照すると、ねじ保持用ワッシャー100は、弾性変形可能な材質で成形し、切り欠き105と、ねじ接触部102と突起101に溝103を形成することで、切り欠き105が半径方向に弾性変形可能な構造としている。
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。
まず、ねじ201が脱落しない構造について説明する。
図1を参照すると、ねじ201は、ねじ保持用ワッシャー100に備えられたねじ接触部102により支持される。ねじ接触部102のワッシャー内径151は、ねじ201の谷の径252と同等径であり、かつ、ねじ外径251より小さいことから、ねじ201は、ねじ保持用ワッシャー100により保持されることになる。
ねじ保持用ワッシャー100に備えられた突起101は、脱落防止スペーサ110にあるストッパ111に掛かる構造となっており、ねじ保持用ワッシャー100が、脱落防止スペーサ110から抜けることはない。
また、交換ユニット11に備えられた通穴15は、ねじ保持ワッシャー100にある突起101と、脱落防止スペーサ110にあるフランジ部112のいずれよりも小さい径となっているため、ねじ保持ワッシャー100にある突起101と、脱落防止スペーサ110にあるフランジ部112に挟まれた構造となり、交換ユニット11から、ねじ保持ワッシャー100にある突起101と、脱落防止スペーサ110にあるフランジ部112が外れることはない。
図3を参照すると、ねじ保持用ワッシャー100のストッパ111と、脱落防止スペーサ110の突起101が接触した状態では、ねじ201は、固定部2から外れた状態となっており、この状態では、ねじ201を緩めるために回転させたとしても、ねじ保持用ワッシャー100のストッパ111と、脱落防止スペーサ110の突起101の接触と、ねじ201とねじ保持用ワッシャー100にあるねじ接触部102により、ねじ201は空回り状態となる。
従って、ねじ201が、交換ユニット11から外れず、かつ、ねじ201の動作と交換ユニット11の動作が同期せず動作しない状態となっても、ねじ201が交換ユニット11から外れることはない。
次に、ねじ201を締めた状態について説明する。
図4を参照すると、ねじ201を締め付けた場合、ねじ201のねじ頭204が、ねじ保持用ワッシャー100のねじ接触部102に接触する。また、ねじ201の締め付けにより、ねじ保持用ワッシャー100の突起部101が、交換ユニット11と接触する。更に、ねじ201の締め付けにより、交換ユニット11と脱落防止スペーサ110のフランジ部112が接触し、脱落防止スペーサ110のフランジ部112とディスクアレイ装置1が接触する。
ここで、脱落防止スペーサ110にあるストッパ111は、脱落防止スペーサ110と交換ユニット11、ねじ保持用ワッシャー100が接触した状態でも、ねじ保持用ワッシャー100にあるねじ接触部102とは接触しない構造となっている。
これにより、交換ユニット11は、ねじ201により、脱落防止スペーサ110、ねじ保持用ワッシャー100を介して、ディスクアレイ装置1へ固定可能となる。
次に、ねじ保持用ワッシャー100と脱落防止スペーサ110の組立について説明する。
図2(a)、図2(b)を参照すると、ねじ保持用ワッシャー100は、弾性変形可能な材質で成形され、切り欠き105が存在する。また、ねじ接触部102と突起101に溝104が形成されているため、切り欠き105が半径方向に弾性変形し、切り欠き105が広がる構造となっている。このことから、交換ユニット11の通穴15へ脱落防止スペーサ110を通し、脱落防止スペーサ110にある貫通穴161にねじ201を通した状態で、ねじ保持用ワッシャー100を、横方向から取り付けることができる。また、ねじ保持用ワッシャー100を取り外す場合においても、ねじ保持用ワッシャー100の切り欠き105を広げた状態で移動させることが可能であり、簡単に取り外すことが可能である。
1 ディスクアレイ装置
11 交換ユニット
15 通穴
100 ねじ保持用ワッシャー
101 突起
102 ねじ接触部
103 ワッシャ外径
104 溝
105 切り欠き
110 脱落防止スペーサ
111 ストッパ
112 フランジ部
113 軸
151 ワッシャ内径
161 貫通穴
201 ねじ
204 ねじ頭
251 ねじ外径
252 谷の径
11 交換ユニット
15 通穴
100 ねじ保持用ワッシャー
101 突起
102 ねじ接触部
103 ワッシャ外径
104 溝
105 切り欠き
110 脱落防止スペーサ
111 ストッパ
112 フランジ部
113 軸
151 ワッシャ内径
161 貫通穴
201 ねじ
204 ねじ頭
251 ねじ外径
252 谷の径
Claims (4)
- ねじの谷の径と同等径の内径を備えるねじ保持用ワッシャーと、ねじを挿入する貫通穴と交換ユニットに設けた通穴よりも大経のフランジ部と前記ねじ保持用ワッシャーに設けた突起に掛かるストッパとを備える脱落防止スペーサとを有することを特徴とするねじ脱落防止機構。
- 前記ねじ保持用ワッシャーは、前記ねじの頭部と接するねじ接触部を有し、前記ねじ接触部の対面側に前記突起を設けることを特徴とする請求項1記載のねじ脱落防止機構。
- 前記ねじ保持用ワッシャーは、弾性変形可能な材質で成形することを特徴とする請求項1または2記載のねじ脱落防止機構。
- 前記ねじ保持用ワッシャーは、ねじ接触部から突起に至る切り欠き部を有し、ねじ接触部と突起とに溝を設けることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のねじ脱落防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086467A JP2006266411A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | ねじ脱落防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005086467A JP2006266411A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | ねじ脱落防止機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006266411A true JP2006266411A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37202604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005086467A Withdrawn JP2006266411A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | ねじ脱落防止機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006266411A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011500338A (ja) * | 2007-10-12 | 2011-01-06 | フスクバルナ アクティエボラーグ | 手持ち式電動工具のための取付装置 |
JP2012243860A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Takigen Mfg Co Ltd | ケーブルクランプ |
JP2014042985A (ja) * | 2013-12-11 | 2014-03-13 | Husqvarna Ab | 手持ち式電動工具のための取付装置 |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005086467A patent/JP2006266411A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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