JP2006264801A - 屋外照明柱の昇降機用レールのせり上げ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外照明柱の高さに応じて昇降装置のラックレールを自由に延長できる簡易で比較的小型軽量に構成でき、運搬、設置が容易で、安価なラックレールのせり上げ装置を提供する。
【解決手段】組立柱5の途上を照明柱Pに沿って固定金具6で固定する。ラックレール2に可動ガイド10を装着し、組立柱5に固定ガイド8,9及び吊り上げ装置7を取り付けて、吊り上げ装置7によりラックレール2を上方へ吊り上げる。ラックレール2は固定ガイド8,9で組立柱5に沿ってガイドされると共に、可動ガイド10で照明柱Pに沿ってガイドされつつ引き上げられ、吊り上げたラックレール2の下端に延長レールを接続できる。接続後、ラックレール2を組立柱5にレールクランプ11で固定し、固定ガイド8と共に吊り上げ装置7及び固定ガイド9を取り外し、さらに各可動ガイド10のストッパを締め込んでラックレール2を照明柱Pに固定する。
【選択図】図1
【解決手段】組立柱5の途上を照明柱Pに沿って固定金具6で固定する。ラックレール2に可動ガイド10を装着し、組立柱5に固定ガイド8,9及び吊り上げ装置7を取り付けて、吊り上げ装置7によりラックレール2を上方へ吊り上げる。ラックレール2は固定ガイド8,9で組立柱5に沿ってガイドされると共に、可動ガイド10で照明柱Pに沿ってガイドされつつ引き上げられ、吊り上げたラックレール2の下端に延長レールを接続できる。接続後、ラックレール2を組立柱5にレールクランプ11で固定し、固定ガイド8と共に吊り上げ装置7及び固定ガイド9を取り外し、さらに各可動ガイド10のストッパを締め込んでラックレール2を照明柱Pに固定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ほぼ垂直に立てられた屋外照明柱に沿って上下に移動し、作業者を昇降させて、照明柱上の電球交換や器具点検等を行うための昇降装置におけるラックレールを、照明柱の高さに対応する長さに調整して組み上げるためのせり上げ装置に関するものである。
従来、ステップ等の昇降設備が取り付いていない屋外照明柱上の電球交換や器具点検を作業行うときには、高所作業車を使用している。この高所作業車が乗り入れできない場所にある照明柱にははしごを主に使用する。屋外照明柱のための専用の昇降装置は出願人の知る限りにおいてないが、例えば鉄塔を昇降するのに用いる昇降装置がある(特許文献1参照)。
特開2002−87733号公報
上記従来の方法によると、高所作業車に搭載する装置自体の設備が大がかりとなり、専用の車両を必要とし、高価となり、作業コストに反映されるし、作業車の乗り入れできないところで使用できず、装置のみを車両から分離して使用することも困難である。はしごを照明柱に固縛しての高所作業は危険が伴うし、照明柱の高さに応じてはしごをその都度選択しなければならず、長さを自由に変更できない。
そこで、本発明は、簡易で比較的小型軽量に構成でき、装置自体の運搬、設置が容易で、安価な昇降装置を屋外照明柱に適用するため、昇降高さを照明柱に応じて容易に調整して組み上げることができ、構成も簡易な昇降機用ラックレールのせり上げ装置を提供することを課題としている。
そこで、本発明は、簡易で比較的小型軽量に構成でき、装置自体の運搬、設置が容易で、安価な昇降装置を屋外照明柱に適用するため、昇降高さを照明柱に応じて容易に調整して組み上げることができ、構成も簡易な昇降機用ラックレールのせり上げ装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、第1の発明においては、作業者を乗せた昇降機3を屋外照明柱Pに沿って昇降させるための昇降装置1の縦方向に設置されるラックレール2の長さを照明柱Pの高さに対応するようにレール材を継ぎ足して調整しながら組み上げるためのせり上げ装置4を設ける。ラックレール2をせり上げるための組立柱5は照明柱Pに沿って上下方向に固定し、これにラックレール2を上方へ吊り上げる吊り上げ手段7を設け、またラックレール2を照明柱Pに沿って引き上げるようにガイドするガイド手段を設け、さらにラックレール2を吊り上げてレール延長材を次々に接続してから、ラックレール2の最下段を組立柱5に固定するレール固定手段を設けた。
第2の発明においては、組立柱Pの途上に、昇降機3の移動を妨げることなく、照明柱P周りを把持して照明柱Pに組立柱5を固定する固定金具6を取り付けた。
第3の発明においては、吊り上げ手段7を、ラックレール2に係止された吊りワイヤ14を巻き取る着脱可能なウィンチ12を組立柱5の途上に取り付け、ウィンチ12から繰り出された吊りワイヤ14の途上を掛け回し、吊りワイヤ14の端部をラックレール2に案内する回転自在に支持された着脱可能なシーブ13を組立柱5の上部に取り付けて構成した。
第4の発明においては、せり上げ時のラックレール2のガイド手段に、組立柱5の途上に取り付けて、ラックレール2における対向面をそれぞれ転動する回転自在でかつ着脱可能な一対のガイドローラ8a,9aを設けた。
第5の発明においては、ガイド手段に、昇降機3の移動を妨げることなくラックレール2に設けられ、照明柱P上を長手方向に転動するように回転自在に支持され、照明柱P周りを囲む一方、照明柱Pを内部に受け入れるように少なくとも一部が開放可能に連結される複数のガイドローラ18,19を設けた。
第6の発明においては、ガイドローラ19を、照明柱Pの径に応じて半径方向に位置調整可能に支持した。
第7の発明においては、ガイドローラ18,19の移動を阻止して照明柱Pに固定するように照明柱Pに係合可能なストッパ21,33を設けた。
第2の発明においては、組立柱Pの途上に、昇降機3の移動を妨げることなく、照明柱P周りを把持して照明柱Pに組立柱5を固定する固定金具6を取り付けた。
第3の発明においては、吊り上げ手段7を、ラックレール2に係止された吊りワイヤ14を巻き取る着脱可能なウィンチ12を組立柱5の途上に取り付け、ウィンチ12から繰り出された吊りワイヤ14の途上を掛け回し、吊りワイヤ14の端部をラックレール2に案内する回転自在に支持された着脱可能なシーブ13を組立柱5の上部に取り付けて構成した。
第4の発明においては、せり上げ時のラックレール2のガイド手段に、組立柱5の途上に取り付けて、ラックレール2における対向面をそれぞれ転動する回転自在でかつ着脱可能な一対のガイドローラ8a,9aを設けた。
第5の発明においては、ガイド手段に、昇降機3の移動を妨げることなくラックレール2に設けられ、照明柱P上を長手方向に転動するように回転自在に支持され、照明柱P周りを囲む一方、照明柱Pを内部に受け入れるように少なくとも一部が開放可能に連結される複数のガイドローラ18,19を設けた。
第6の発明においては、ガイドローラ19を、照明柱Pの径に応じて半径方向に位置調整可能に支持した。
第7の発明においては、ガイドローラ18,19の移動を阻止して照明柱Pに固定するように照明柱Pに係合可能なストッパ21,33を設けた。
本発明においては、昇降機用ラックレールを組み上げるためのせり上げ作業を簡便で安全に行え、昇降機用レールを容易に延長でき、屋外照明柱の高さに応じて昇降機を昇降させることができる。せり上げ装置自体の構成が簡易で運搬、設置に好都合である。昇降機用ラックレールのせり上げ作業時のガイド手段を、ラックレールの延長後、レールの固定手段に兼用することができ、ラックレールが確実に固定される。
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1において、昇降装置1は、ラックレール2に昇降機3が係合して、モータの駆動で昇降するものである。ラックレール2は、屋外照明柱Pに沿って延長方向に固定される。このラックレール2は長尺のH型鋼から成る複数のレール材で構成され、照明柱Pの高さに応じて中間のレール材を必要数接続することにより長さを調整できる。最下段のレール材には昇降機3を取り付けるための図示しない切欠きと昇降機3の下限ストッパが、最上段のレール材には昇降機3の上限ストッパが設けられている。ラックレール2のウェブには長手方向に等間隔のラック孔2aが一列に多数設けられている。昇降機3は作業者が乗ることができるケーシング内に、昇降動作を担当する駆動部と、非常時の下降停止動作を担当する制動部とが組み込まれている。駆動部は、駆動スプロケットをラックレール2のラック孔2aに係合させてモータの回転により昇降機3を昇降させる。
図1において、昇降装置1は、ラックレール2に昇降機3が係合して、モータの駆動で昇降するものである。ラックレール2は、屋外照明柱Pに沿って延長方向に固定される。このラックレール2は長尺のH型鋼から成る複数のレール材で構成され、照明柱Pの高さに応じて中間のレール材を必要数接続することにより長さを調整できる。最下段のレール材には昇降機3を取り付けるための図示しない切欠きと昇降機3の下限ストッパが、最上段のレール材には昇降機3の上限ストッパが設けられている。ラックレール2のウェブには長手方向に等間隔のラック孔2aが一列に多数設けられている。昇降機3は作業者が乗ることができるケーシング内に、昇降動作を担当する駆動部と、非常時の下降停止動作を担当する制動部とが組み込まれている。駆動部は、駆動スプロケットをラックレール2のラック孔2aに係合させてモータの回転により昇降機3を昇降させる。
せり上げ装置4は、図2,図3に示すように、照明柱Pの下部に沿って上下方向に固定される組立柱5と、この組立柱5の途上複数カ所に固定され、照明柱Pを抱持する固定金具6と、ラックレール2を上方へ引き上げる吊り上げ装置7と、組立柱5に固定されてラックレール2を組立柱5に沿ってガイドする固定ガイド8,9と、ラックレール2と共に移動してラックレール2を照明柱Pに沿ってガイドする可動ガイド10と、せり上げ後のラックレール2の最下段のレール材を組立柱5に固定するレールクランプ11とを具備している。
組立柱5は、照明柱Pの下端付近に載置されるベースプレート5aに下端が固定され、間隔を置いて照明柱Pに沿って上方にそれぞれ延びる一対のアングル鋼材で構成されたライナプレート5b,5bとを具備する。
固定金具6は、図4、図5に示すように、一端がライナプレート5bにそれぞれ固定される対向したほぼ水平に突出する一対の支持片6a,6aと、支持片6aの他端に一方が固着され、照明柱P周りを抱持するように照明柱Pを挟んで他方が対向し互いにボルト止めされる一対の把持バンド6b,6bとで構成される。把持バンド6b,6bは照明柱Pの径に応じて四箇所の接点で強固に把持できるようにそれぞれ略くの字状を成し、両端部同士がボルトで締め付けられる。
吊り上げ装置7は、図2,図3に示すように、組立柱5のほぼ中間の高さ位置にボルト止めされるウィンチ12と、組立柱5の上端部に固定されるシーブ13と、ウィンチ12から繰り出されてラックレール2に連結される吊りワイヤ14とを具備する。ウィンチ12は、ハンドル操作により手動でドラムに吊りワイヤ14を巻き取ってラックレール2を引き上げるように構成されている。シーブ13は、図6乃至図8に示すように、ラックレール2を跨いでライナプレート5bにボルト止めされる架台13aから水平に突出したブラケット13bに回動自在に支持される。シーブ13には吊りワイヤ14を受け入れるための環状溝を有する。シーブ13の架台13aには、横方向に吊下げピン13cを自由に挿入することができる貫通孔を有し、この吊下げピン13cが架台13aをラックレール2もろとも貫通することにより、吊り上げたラックレール2を一時的に仮保持して、レール材の接続作業を行う。吊りワイヤ14の端部はラックレール2の接続部に取り付けられる係止金具15に係止される。レール材の接続後、吊りワイヤ14の端部が連結された係止金具15を接続したレール材の下部に付け代えることで順次せり上げ作業を行う。なお、吊り上げ装置7は、使用後、ラックレール2上の昇降機3の移動を妨げないように取り外される。
シーブ13の架台13aには、図6乃至図8に示すように、固定ガイド8が設けられている。固定ガイド8は、架台13aの下部に突設されたブラケット8b,8cにガイドローラ8a,8aが回転自在に支持されている。一方のガイドローラ8aは、ラックレール2の一方のフランジ2b上を転動し、他方のガイドローラ8aは、ラックレール2の一方のフランジ2bの両側縁上を転動するように配置されている。
固定ガイド9は、組立柱Pの途上の異なる位置に二カ所それぞれ設けられている。図9乃至図11に示すように、固定ガイド9は、ラックレール2の他方のフランジ2bの前後に配置され表裏両面に接して転動する一対のガイドローラ9a,9aを備えている。ガイドローラ9a,9aは、両端部がライナプレート5b,5bにボルト止めされる取付け板9cの上下位置に突設されたブラケット9b,9bに回転自在に支持される。
可動ガイド10は、図12に示すように、ラックレール2に固定するための固定部材16と、固定部材16に支持されて照明柱P周りを囲む環状部材17を備えている。固定部材16は、一端部にラックレール2の両側フランジ2b,2bの縁部を受け入れる対向一対のフック片16a,16aと、これらフック片16a,16a間に一体にボルト止めされる断面略T字状の支持片16bとを有する。
環状部材17は、支持片16bに固定される環状の枠体17aと、この枠体17aに両端部同士がボルト止めされる位置調整部材20とを備えている。枠体17aには、内側へ向かって突設された二つのブラケット17bにガイドローラ18がそれぞれ回転自在に支持されている。位置調整部材20には内側へ向かって突設されたブラケット17bに調整ガイドローラ19が回転自在に支持されている。ガイドローラ18は、枠体17aにおける支持片16bの固着端の両側に照明柱Pに接するように互いにほぼ直角に配置される。
枠体17aにはラックレール2を組み上げてから環状部材17を照明柱Pに固定するためにねじ軸の螺合位置を変更して先端を照明柱Pに押し当て可能なストッパ21が設けられている。
調整ガイドローラ19は二つのガイドローラ18,18と協働して照明柱Pを囲むように配置され、照明柱Pの周壁を受け入れるように径が両端部から中央に向かって窄まっている。
位置調整部材20は、枠体17aと共に照明柱Pを取り囲むように枠体17aの両端部にボルト止めされて着脱可能な固定枠22と、この固定枠22に照明柱Pに対して進退可能に取り付けられる調整枠23とを備えている。調整枠23には、調整ガイドローラ19を支持するブラケット17bが突設されており、固定枠22との間に調整ガイドローラ19を照明柱P側へ押し出す圧縮された押しばね25が介在している。押しばね25は固定枠22に設けられた円筒状のばねガイド27に保持され、伸縮方向をガイドボルト24により案内される。固定枠22には止めピン26を調整枠23の調整孔23aもろとも貫通させて調整枠23を照明柱Pに向かってわずかに移動可能に係止するための複数の長孔22aを有する。
環状部材17は、支持片16bに固定される環状の枠体17aと、この枠体17aに両端部同士がボルト止めされる位置調整部材20とを備えている。枠体17aには、内側へ向かって突設された二つのブラケット17bにガイドローラ18がそれぞれ回転自在に支持されている。位置調整部材20には内側へ向かって突設されたブラケット17bに調整ガイドローラ19が回転自在に支持されている。ガイドローラ18は、枠体17aにおける支持片16bの固着端の両側に照明柱Pに接するように互いにほぼ直角に配置される。
枠体17aにはラックレール2を組み上げてから環状部材17を照明柱Pに固定するためにねじ軸の螺合位置を変更して先端を照明柱Pに押し当て可能なストッパ21が設けられている。
調整ガイドローラ19は二つのガイドローラ18,18と協働して照明柱Pを囲むように配置され、照明柱Pの周壁を受け入れるように径が両端部から中央に向かって窄まっている。
位置調整部材20は、枠体17aと共に照明柱Pを取り囲むように枠体17aの両端部にボルト止めされて着脱可能な固定枠22と、この固定枠22に照明柱Pに対して進退可能に取り付けられる調整枠23とを備えている。調整枠23には、調整ガイドローラ19を支持するブラケット17bが突設されており、固定枠22との間に調整ガイドローラ19を照明柱P側へ押し出す圧縮された押しばね25が介在している。押しばね25は固定枠22に設けられた円筒状のばねガイド27に保持され、伸縮方向をガイドボルト24により案内される。固定枠22には止めピン26を調整枠23の調整孔23aもろとも貫通させて調整枠23を照明柱Pに向かってわずかに移動可能に係止するための複数の長孔22aを有する。
なお、照明柱Pが段付きポールの場合、図13に示すように、可動ガイド28は、先と同様にラックレール2に固定するための固定部16と、固定部16に支持されて照明柱P周りに取り囲む環状部29とを備えている。
環状部29は、支持片16bに固定される矩形の支持枠30と、支持枠30に回転自在に支持されて前後に対向する一対のローラ31,32と、支持枠30に移動可能に固定されるストッパ33とを備えている。支持枠30は、ローラ31,32間を開放可能にボルト止めされる二つの分割枠30a,30bで構成される。ストッパ33は、環状部29を照明柱Pに固定するために先端が照明柱Pに臨み、分割枠30aに固定された支持片32aに螺合して支持される。
環状部29は、支持片16bに固定される矩形の支持枠30と、支持枠30に回転自在に支持されて前後に対向する一対のローラ31,32と、支持枠30に移動可能に固定されるストッパ33とを備えている。支持枠30は、ローラ31,32間を開放可能にボルト止めされる二つの分割枠30a,30bで構成される。ストッパ33は、環状部29を照明柱Pに固定するために先端が照明柱Pに臨み、分割枠30aに固定された支持片32aに螺合して支持される。
レールクランプ11は、図14乃至図16に示すように、ライナプレート5bの途上複数カ所に取り付けられる。レールクランプ11はライナプレート5b,5b間を渡り、両端部をライナプレート5bにボルト止めされる横板11aと、横板11aとの間にラックレール2の両側取付けフランジ2bの縁部をそれぞれ受け入れて横板11aにボルト止めする二つのクランプ片11bとを有する。
このせり上げ装置4においては、昇降装置1のラックレール2を設置するに当たり、照明柱Pに設置する。まずライナプレート5bを照明柱Pに沿わせるように配置してから、ベースプレート5aを照明柱Pのベースプレートに載せ置き、アジャストボルトで地面からの高さを調整して平行にし、組立柱5の途上複数箇所を固定金具6で照明柱Pに固定する。また、先端側のラックレール2に可動ガイド10を装着してから、組立柱5に固定ガイド8及び吊り上げ装置7を取り付ける。そして、吊り上げ装置7によりラックレール2を上方へ吊り上げると、ラックレール2が固定ガイド8,9及び可動ガイド10にガイドされて組立柱5及び照明柱Pに沿って引き上げられる。ラックレール2を所定の高さ位置まで吊り上げたら、シープ13の架台13aにラックレール2もろとも吊下げピン13cを貫通させることにより、ラックレール2を仮留めする。そのラックレール2の下端部にレール材を配置して接続金具で接続する。それから、吊りワイヤ14を繰り出しながら係止金具15を、接続したレール材の下端部に付け代えると共に、吊下げピン13cを抜き取り、新たなレール材を順次接続していく。最後にラックレール2の最下段を組立柱5にレールクランプ11で固定してから、固定ガイド8と共に吊り上げ装置7及び固定ガイド9を取り外す。
可動ガイド10は、吊り上げ前のラックレール2に固定部材16を固定してから、環状部材17の枠体17aを開放して照明柱P周りに装着する。枠体17aはボルトを外せば環状部材17が開放するので照明柱Pを環状部材17内に配置できる。調整ローラ19は固定ローラ18,18と共に照明柱Pを取り囲むように位置調整部20で径方向の位置を調整する。調整ローラ19の位置は固定枠22に対する調整枠23の固定位置を止めピン26を差し込む調整孔22a,23aの選択により適宜調整する。また、調整ローラ19はガイドボルト24を適宜移動させて押しばね25の圧縮長により照明柱Pに押し当てる力を調整できる。従って、調整ローラ19は照明柱Pに適切な力で押しつけられるので、固定ローラ18と共に、照明柱Pを挟み込みながら、照明柱Pに沿って転動してラックレール2の上下動を円滑にガイドする。ラックレール2をせり上げたら、ラックレール2に沿って昇降機3を上昇させていく途上で、各可動ガイド10のストッパ21を締め込んで照明柱Pに固定する。
照明柱Pが段付きポールの場合には、支持枠30を開放してローラ31,32間に照明柱Pを配置し、ねじ止めして固定すればよい。ねじ止めにより分割枠30a,30b間を調整できるのでポールの径に対応できる。
本発明は、屋外照明柱に、作業者を昇降させるための昇降装置の昇降レールの高さを調整して組み上げるのに有効である。
1 昇降装置
2 ラックレール
3 昇降機
4 せり上げ装置
P 照明柱
5 組立柱
5b ライナプレート
6 固定金具
6a 支持片
6b 把持バンド
7 吊り上げ装置
8 固定ガイド
8a ガイドローラ
9 固定ガイド
9a ガイドローラ
10 可動ガイド
11 レールクランプ
12 ウィンチ
13 シーブ
14 吊りワイヤ
16 固定部材
17 環状部材
18 ガイドローラ
19 ガイドローラ
20 位置調整部
21 ストッパ
22 固定枠
22a 調整孔
23 調整枠
23a 調整孔
24 ガイドボルト
25 押しばね
26 止めピン
28 可動ガイド
30a 分割枠
30b 分割枠
33 ストッパ
2 ラックレール
3 昇降機
4 せり上げ装置
P 照明柱
5 組立柱
5b ライナプレート
6 固定金具
6a 支持片
6b 把持バンド
7 吊り上げ装置
8 固定ガイド
8a ガイドローラ
9 固定ガイド
9a ガイドローラ
10 可動ガイド
11 レールクランプ
12 ウィンチ
13 シーブ
14 吊りワイヤ
16 固定部材
17 環状部材
18 ガイドローラ
19 ガイドローラ
20 位置調整部
21 ストッパ
22 固定枠
22a 調整孔
23 調整枠
23a 調整孔
24 ガイドボルト
25 押しばね
26 止めピン
28 可動ガイド
30a 分割枠
30b 分割枠
33 ストッパ
Claims (7)
- 作業者を乗せた昇降機を屋外照明柱に沿って昇降させるための縦方向に延びる昇降機用ラックレールを、照明柱の高さに応じてレール材を継ぎ足して組み上げるためのせり上げ装置において、
前記照明柱に沿って延びて照明柱に固定される組立柱と、
前記ラックレールを上方へ吊り上げる吊り上げ手段と、
前記ラックレールを前記照明柱に沿って移動させるようにガイドするガイド手段と、
前記ラックレールを吊り上げて最下段のレール材を接続してから前記組立柱に固定するレール固定手段とを具備することを特徴とする昇降機用レールせり上げ装置。 - 前記組立柱の途上に前記昇降機の移動を妨げることなく取り付けられ、照明柱周りを把持して照明柱に組立柱を固定する固定金具を具備することを特徴とする請求項1に記載の昇降機用レールせり上げ装置。
- 前記吊り上げ手段は、組立柱の途上に取り付けられ、ラックレールに係止された吊りワイヤを巻き取る着脱可能なウィンチと、
前記組立柱の上部に取り付けられ、前記ウィンチから繰り出された吊りワイヤの途上が掛け回され、吊りワイヤの端部をラックレールに案内する回転自在に支持された着脱可能なシーブとを具備することを特徴とする請求項1に記載の昇降機用レールせり上げ装置。 - 前記ガイド手段は、組立柱の途上に取り付けられ、前記ラックレールにおける対向面をそれぞれ転動する回転自在に支持された少なくとも一対の着脱可能なガイドローラを備えていることを特徴とする請求項1に記載の昇降機用レールせり上げ装置。
- 前記ガイド手段は、前記昇降機の移動を妨げることなく前記ラックレールに設けられ、前記照明柱上を長手方向に転動するように回転自在に支持され、照明柱周りを囲む一方、照明柱を内部に受け入れるように少なくとも一部が開放可能に連結される複数のガイドローラを具備することを特徴とする請求項1に記載の昇降機用レールせり上げ装置。
- 前記ガイドローラは、照明柱の径に応じて半径方向に位置調整可能に支持されていることを特徴とする請求項5に記載の昇降機用レールせり上げ装置。
- 前記ガイドローラの移動を阻止して照明柱に固定するように照明柱に係合可能なストッパを備え、せり上げ後のラックレールの最下段のレール材を照明柱に固定することを特徴とする請求項5に記載の昇降機用レールせり上げ装置。
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