JP2006264613A - 車両用ブレーキ制御装置 - Google Patents
車両用ブレーキ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006264613A JP2006264613A JP2005088668A JP2005088668A JP2006264613A JP 2006264613 A JP2006264613 A JP 2006264613A JP 2005088668 A JP2005088668 A JP 2005088668A JP 2005088668 A JP2005088668 A JP 2005088668A JP 2006264613 A JP2006264613 A JP 2006264613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- control
- wheel
- value
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
【解決手段】 ABS制御における増圧モードが開始したときに、車体速度と車輪速度との差として表されるスリップ量を所定回数(N)分積算し、スリップ量積算値(N)を求める。このスリップ量積算値(N)が上限しきい値を超えるか、もしくは、下限しきい値未満となるか判定することで、実際の差圧が圧力推定値よりも大きくなっているか、もしくは、小さくなっているかを判定する。そして、肯定判定された場合には、制御対象輪に対応するW/C14、15、34、35を的確に増圧できなくなっているものとして、第1〜第4増圧制御弁17、18、37、38のリニア駆動を止め、第1〜第4増圧制御弁17、18、37、38の連通状態と遮断状態をパルス的に切り替えるパルス増圧を行う
【選択図】 図2
Description
ABS制御後にもブレーキペダル踏み込みが行われた場合、実際の差圧が差圧推定値よりも大きくなる。この場合、増圧制御弁に流す制御電流が実際の差圧に相当する通電量よりも小さな通電量とされ、そこから徐々に制御電流が減らされるという制御が行われることになる。そして、制御電流が実際の差圧に相当する通電量よりも小さな通電量とされると、増圧制御弁に発生させられる電磁力による弁体の磁気吸引力が小さく、その磁気吸引力による弁の閉じ力よりも実際の差圧の方が打ち勝ってしまうので、増圧制御弁が完全な連通状態にされてしまう。このため、W/C圧が増加され過ぎてしまう。
ABS制御後にブレーキペダル踏み込みが緩められた場合、もしくは、路面摩擦係数が制御開始時よりも高くなる場合、実際の差圧が差圧推定値よりも小さくなる。この場合、増圧制御弁に流す制御電流が実際の差圧に相当する通電量よりも大きな通電量から減らされるという制御が行われることになるため、結局、実際の差圧に相当する通電量になるまでに時間がかかる。このため、W/C圧を長期間増圧できなくなる。
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態が適用された車両用ブレーキ制御装置1の全体構成を示したものである。
上記実施形態では、実際の差圧が圧力推定値よりも大きい場合と小さい場合、双方共に、制御対象輪に対応するW/Cを的確に増圧できるような形態を例に挙げて説明したが、いずれか一方のみに対して行えるような形態も考えられる。
Claims (3)
- ドライバのブレーキ操作部材(11)の操作に基づいたブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダ(13)と、
前記マスタシリンダ(13)で発生させられたブレーキ液圧に基づいて、制動力を発生させる複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)と、
前記マスタシリンダ(13)と前記複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)との間を接続する主管路(A、E)と、
前記主管路(A、E)における前記複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)それぞれに対応して設けられ、前記複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)に加えられるブレーキ液圧を制御するための複数の増圧制御弁(17、18、37、38)と、
前記複数の増圧制御弁(17、18、37、38)を駆動するために、該複数の増圧制御弁(17、18、37、38)それぞれに備えられるソレノイドコイルに流す電流を制御する制御部(70)とを備え、
前記制御部(70)にて、車体速度(Vref)と車輪速度(V**)との偏差として表されるスリップ率が所定のABS制御開始基準となるしきい値を超えたときにABS制御を実行すると共に、該ABS制御中の増圧モードの際に、前記マスタシリンダ(13)で発生させられているブレーキ液圧と該ABS制御の制御対象輪と対応する前記ホイールシリンダに発生させられているブレーキ液圧との差圧に相当する推定差圧値を求め、該ABS制御の制御対象輪と対応する前記増圧制御弁に流す制御電流を前記推定差圧値に対応する通電量に設定することで、該増圧制御弁のリニア駆動を行うように構成された車両用ブレーキ制御装置において、
前記制御部(70)にて、前記増圧モードが開始されたときに、前記車体速度(Vref)と前記車輪速度(V**)との差(Vref−V**)によって示されるスリップ量を求め、そのスリップ量もしくは該スリップ量の所定値(N)回数分の積算値となるスリップ量積算値(N)が上限しきい値を超える場合に、前記制御対象輪に対応する前記増圧制御弁のリニア駆動を止め、該増圧制御弁を連通状態と遮断状態とがパルス的に切り替えられるパルス増圧に切り替えるようになっていることを特徴とする車両用ブレーキ制御装置。 - 前記制御部(70)にて、前記増圧モードが開始されたときに、前記スリップ量もしくは該スリップ量の所定値(N)回数分の積算値となるスリップ量積算値(N)が下限しきい値未満である場合にも、前記制御対象輪に対応する前記増圧制御弁のリニア駆動を止め、該増圧制御弁を連通状態と遮断状態とがパルス的に切り替えられるパルス増圧に切り替えるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ブレーキ制御装置。
- ドライバのブレーキ操作部材(11)の操作に基づいたブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダ(13)と、
前記マスタシリンダ(13)で発生させられたブレーキ液圧に基づいて、制動力を発生させる複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)と、
前記マスタシリンダ(13)と前記複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)との間を接続する主管路(A、E)と、
前記主管路(A、E)における前記複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)それぞれに対応して設けられ、前記複数のホイールシリンダ(14、15、34、35)に加えられるブレーキ液圧を制御するための複数の増圧制御弁(17、18、37、38)と、
前記複数の増圧制御弁(17、18、37、38)を駆動するために、該複数の増圧制御弁(17、18、37、38)それぞれに備えられるソレノイドコイルに流す電流を制御する制御部(70)とを備え、
前記制御部(70)にて、車体速度(Vref)と車輪速度(V**)との偏差として表されるスリップ率が所定のABS制御開始基準となるしきい値を超えたときにABS制御を実行すると共に、該ABS制御中の増圧モードの際に、前記マスタシリンダ(13)で発生させられているブレーキ液圧と該ABS制御の制御対象輪と対応する前記ホイールシリンダに発生させられているブレーキ液圧との差圧に相当する推定差圧値を求め、該ABS制御の制御対象輪と対応する前記増圧制御弁に流す制御電流を前記推定差圧値に対応する通電量に設定することで、該増圧制御弁のリニア駆動を行うように構成された車両用ブレーキ制御装置において、
前記制御部(70)にて、前記増圧モードが開始されたときに、前記車体速度(Vref)と前記車輪速度(V**)との差(Vref−V**)によって示されるスリップ量を求め、そのスリップ量もしくは該スリップ量の所定値(N)回数分の積算値となるスリップ量積算値(N)が下限しきい値未満である場合に、前記制御対象輪に対応する前記増圧制御弁のリニア駆動を止め、該増圧制御弁を連通状態と遮断状態とがパルス的に切り替えられるパルス増圧に切り替えるようになっていることを特徴とする車両用ブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005088668A JP4529756B2 (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 車両用ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005088668A JP4529756B2 (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 車両用ブレーキ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006264613A true JP2006264613A (ja) | 2006-10-05 |
JP4529756B2 JP4529756B2 (ja) | 2010-08-25 |
Family
ID=37201012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005088668A Expired - Fee Related JP4529756B2 (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 車両用ブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4529756B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09301148A (ja) * | 1996-05-20 | 1997-11-25 | Denso Corp | アンチスキッド制御装置 |
JP2003040094A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Honda Motor Co Ltd | ブレーキ圧制御装置 |
JP2003291792A (ja) * | 2002-04-03 | 2003-10-15 | Advics:Kk | ブレーキ制御装置 |
-
2005
- 2005-03-25 JP JP2005088668A patent/JP4529756B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09301148A (ja) * | 1996-05-20 | 1997-11-25 | Denso Corp | アンチスキッド制御装置 |
JP2003040094A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Honda Motor Co Ltd | ブレーキ圧制御装置 |
JP2003291792A (ja) * | 2002-04-03 | 2003-10-15 | Advics:Kk | ブレーキ制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4529756B2 (ja) | 2010-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20150232076A1 (en) | Brake Control Device | |
JP4462153B2 (ja) | 制動力配分制御装置 | |
JP5003205B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP5295750B2 (ja) | ブレーキ装置の制御装置 | |
JP4899796B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
JP2015202725A (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
US7784883B2 (en) | Vehicular brake hydraulic pressure controller | |
US8573711B2 (en) | Vehicle braking apparatus suppressing excessive slip of wheel during braking | |
JP2007276684A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP2009107614A (ja) | アンチスキッド制御装置および自動ブレーキ制御装置 | |
JP5252099B2 (ja) | ブレーキ制御装置およびブレーキ制御方法 | |
JP4736971B2 (ja) | 制動時間検出装置およびそれを用いた制動制御装置 | |
JP2006224743A (ja) | 制動力保持制御装置 | |
WO2021132510A1 (ja) | 制動制御装置 | |
JP5998649B2 (ja) | 制動制御装置 | |
JP2008179191A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP6701656B2 (ja) | 車両の制動制御装置 | |
JP6447399B2 (ja) | 車両用ブレーキ装置 | |
JP4802878B2 (ja) | アンチスキッド制御装置 | |
CN109070853B (zh) | 车辆用制动装置 | |
JP2008137603A (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
WO2017170596A1 (ja) | 車両用制動装置 | |
JP4379272B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
JP4529756B2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置 | |
CN113056397B (zh) | 车辆用制动装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090629 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100518 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100531 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |