JP2006264465A - 車両用走行支援装置 - Google Patents

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彰仁 草野
Yoichi Abe
安部  洋一
隆三 ▲鶴▼原
Ryuzo Tsuruhara
Shinichi Hasegawa
真一 長谷川
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【課題】 道路工事などが行われている場所を通過するときに、交通整理の指示に従って適切な走行支援制御を行う車両用走行支援装置を提供する。
【解決手段】走行支援制御ECUは、交通整理物体検出手段(ステップ106)が、物体検出手段(ステップ102)により検出した物体が動作によって交通整理を行う交通整理物体(交通整理をする人Ba)であるか否かを検出し、動作認識手段(ステップ108)が、この交通整理物体検出手段(ステップ106)により検出した交通整理物体の動作を認識し、走行支援制御手段(ステップ116またはステップ124)が、この動作認識手段(ステップ108)により認識した交通整理物体の動作に応じて走行支援制御を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、道路工事をしている場所など交通整理を行っている場所を通過する際に車両の走行を支援する車両用走行支援装置に関するものである。
従来から、車両用走行支援装置としては、自車の進行方向の物体を検出する物体検出手段と、該物体検出手段の検出結果に基づいて走行支援制御を行う走行支援制御手段と、を備えたものが知られている。
このような車両用走行支援装置の一形式として、特許文献1「車両用障害物検知装置」に示されているものがある。特許文献1に記載の車両用障害物検知装置は、現時点での操舵角等から車両が走行すると推定される推定進行軌跡を演算する車両推定進行軌跡演算装置24、道路状況(白線,対象物)を撮影するカメラ34の画像を処理する画像処理装置32、及び、車両前方の対象物を検知するレーダ装置36を設けるものである。これらの装置24,32,36を用いて把握した推定進行軌跡、走行路、及び対象物に基づいて、推定進行軌跡上の対象物が危険な障害物であるか否か及び走行路上の対象物が危険な障害物であるか否かを判別する。そして、推定進行軌跡内障害物が存在しかつその障害物が走行路上に存在する場合には、走行路内障害物が存在する一方で推定進行軌跡内障害物が存在しない場合に比して重度の大きな危険が車両に生じていると判定する。これにより、車両が走行する上で支障をきたす障害物の判定を木目細かく的確に行うことができるようになっている。
また、他の一形式として、特許文献2「車両の安全装置」に示されているものがある。特許文献2に記載の車両の安全装置は、自車前方の障害物の有無を検出するスキャン式レーダ装置4の検出結果に基づき、危険回避のための安全確保動作を行う危険度判定手段15及び自動制動装置の制御部21とを備える。自車が走行する走行路を検知する走行路推定手段14と、自車の操舵角や車速等の走行状態から自車が今後走行すると予測される進行路を推定する進行路推定手段8と、走行路推定手段の検知した走行路中に、スキャン式レーダ装置4によりほぼ停止状態の障害物が検出された場合に、障害物が進行路推定手段8の推定した進行路上に位置していなければ、安全確保動作を規制する規制手段16とが設けられている。これにより、走行路内の路上側方にある駐車車両や歩行者等の停止物に対して、運転者がすり抜け可能であると判断した場合においては、不要な安全確保動作を回避することができるようになっている。また、規制手段16によって、車両37と進行路36との間隔が一定値以下であると判断されると、警報が発せられるようになっている。
特開2004−110394号公報(第11−31頁、図1−13) 特開平07−057182号公報(第3−5頁、図1−7)
ところで、道路工事などが行われている場所を自車が通過するときに、その場所で交通整理を行う人が、動作により停止や車線変更などの指示をしている場合には、運転者にその指示に従うように促すための警報を行ったり、運転者の操作によらずその指示に従ったりする走行支援制御を行う走行支援装置が望まれる。しかし、上記特許文献1に記載された車両用障害物検知装置および上記特許文献2に記載された「車両の安全装置」においては、自車が今後走行すると予測される進行路上に物体が位置するか否かに応じて走行支援制御を行うようにしているので、交通整理を行う人が、自車の今後走行すると予測される進行路から外れた位置で指示を行っている場合には、交通整理を行う人に対して走行支援制御が行われない。
また、交通整理をする人が、自車の今後走行すると予測される進行路内に位置している場合であっても、上記特許文献1に記載された車両用障害物検知装置においては、推定進行軌跡上の対象物が危険な障害物であるか否か及び走行路上の対象物が危険な障害物であるか否かによって走行支援制御が行われ、また、上記特許文献2に記載された「車両の安全装置」においては、自車前方の障害物の有無を検出するスキャン式レーダ装置4の検出結果に基づき、危険回避のための安全確保動作を行う危険度判定手段15の判定結果に基づいて走行支援制御が行われるが、それらの走行支援制御は交通整理する人の指示には関係なく行われていた。
本発明は、上述した各問題を解消するためになされたもので、道路工事などが行われている場所を通過するときに、交通整理の指示に従って適切な走行支援制御を行う車両用走行支援装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、自車の進行方向の物体を検出する物体検出手段と、この物体検出手段の検出結果に基づいて走行支援制御を行う走行支援制御手段と、を備えた車両用走行支援装置において、物体検出手段により検出した物体が動作によって交通整理を行う交通整理物体であるか否かを検出する交通整理物体検出手段と、この交通整理物体検出手段により検出した交通整理物体の動作を認識する動作認識手段と、を備え、この動作認識手段により認識した交通整理物体の動作に応じて、走行支援制御手段が走行支援制御を行うことである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、交通整理物体は交通整理を行う人であることである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または請求項2において、運転者の操作によらず自車への制動力を制御可能である制動力制御装置をさらに備え、走行支援制御手段は、制動力制御装置を制御して自車を減速する減速制御手段を備えたことである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または請求項2において、運転者の操作によらず自車の操舵を制御可能である操舵制御装置をさらに備え、走行支援制御手段は、操舵制御装置を制御して自車を操舵する操舵制御手段を備えたことである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項3または請求項4において、走行支援制御手段は、走行支援制御手段が自車を減速する際または自車を操舵する際に運転者への警報を行う警報手段を備えたことである。
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、交通整理物体検出手段が、物体検出手段により検出した物体が動作によって交通整理を行う交通整理物体であるか否かを検出し、動作認識手段が、この交通整理物体検出手段により検出した交通整理物体の動作を認識し、走行支援制御手段が、この動作認識手段により認識した交通整理物体の動作に応じて走行支援制御を行う。これにより、道路工事をしている場所など交通整理を行っている場所を自車が通過する際に、交通整理物体を検出しその動作を認識して走行支援制御を行うようにしたので、交通整理物体の指示に従った適切な走行支援制御を行うことができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、請求項1に係る発明において、交通整理物体は交通整理を行う人であるので、道路工事をしている場所など交通整理を行っている場所を自車が通過する際に、交通整理を行う人を検出しその動作を認識して走行支援制御を行うようにしたので、交通整理を行う人の指示に従った適切な走行支援制御を行うことができる。
上記のように構成した請求項3に係る発明においては、請求項1または請求項2に係る発明において、運転者の操作によらず自車への制動力を制御可能である制動力制御装置を制御して自車を減速(制動)するので、既設の制動力制御装置を利用して、低コストかつ確実に自車を減速(制動)することができる。
上記のように構成した請求項4に係る発明においては、請求項1または請求項2に係る発明において、運転者の操作によらず自車の操舵を制御可能である操舵制御装置を制御して自車を操舵するので、既設の操舵制御装置を利用して、低コストかつ確実に自車を操舵することができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明においては、請求項3または請求項4に係る発明において、警報手段は、走行支援制御手段が自車を減速する際または自車を操舵する際に運転者への警報を行うので、運転者が走行支援制御手段による自車の減速または操舵に違和感を覚えることを防止することができる。
以下、本発明に係る車両用走行支援装置を適用した車両の一実施の形態を図面を参照して説明する。図1はその車両の構成を示す概要図であり、図2は車両用走行支援装置の制動力制御装置の構成を示す概要図である。この車両Mは、前輪駆動車であり、車体前部に搭載した駆動源であるエンジン11の駆動力が後輪でなく前輪に伝達される形式のものである。なお車両Mは前輪駆動車でなく、他の駆動方式の車両例えば後輪駆動車、四輪駆動車でもよい。
車両Mは車両用走行支援装置を備えており、この車両用走行支援装置は、エンジン11、変速機12、ディファレンシャル13および左右駆動軸14a,14bを備えている。エンジン11の駆動力は、変速機12で変速されディファレンシャル13および左右駆動軸14a,14bを経て駆動輪である左右前輪Wfl,Wfrにそれぞれ伝達されるようになっている。エンジン11は、エンジン11の燃焼室内に空気を流入する吸気管11aを備えており、吸気管11a内には、吸気管11aの開閉量を調整して同吸気管11aを通過する空気量を調整するスロットルバルブ15aが設けられている。
スロットルバルブ15aは、アクセルペダル16とスロットルバルブ15aがワイヤによって繋がれたワイヤ式でなく、電子制御式である。すなわち、スロットルバルブ15aは、エンジン制御ECU17からの指令によるモータ15bの駆動によって開閉され、スロットルバルブ15aの開閉量はスロットル開度センサ15cによって検出されその検出信号がエンジン制御ECU17に送信されており、エンジン制御ECU17からの指令値となるようにフィードバック制御されている。エンジン制御ECU17は、基本的にはアクセル開度センサ16aが検出するアクセルペダル16の踏込み量を受信してその踏込み量に応じたスロットルバルブ15aの開閉量に相当する指令値をモータ15bに送信する。また、エンジン制御ECU17は、検出されたエンジン11の状態を受信してその状態を勘案して決定したスロットルバルブ15aの開閉量に相当する指令値をモータ15bに送信する。なお、スロットルバルブ15aの開閉量すなわち吸入空気量に合わせてエンジン11への燃料も自動的に供給されるようになっている。これによれば、アクセルペダル16の踏込み量が増大すると、スロットルバルブ15aの開度が増大してエンジン11の出力が増大しこれにより駆動力が増大して車両Mは加速し、また踏込み量が減少すると、スロットルバルブ15aの開度が減少してエンジン11の出力が減少しこれにより駆動力が減少して車両Mの加速度は減少する。
変速機12は、エンジン11の駆動力を変速して駆動輪に出力する自動変速機であり、複数段(例えば4速)の前進段と後進一段の変速段を有するものである。変速機12は、自動変速機制御ECU18と図示しない内蔵の油圧制御装置とによる制御で、運転者により選択されたレンジに応じた変速段の範囲で車両負荷と車速に基づき、変速を行うようになっている。特に変速機12は、自動変速機制御ECU18からの指令を受けて変速段を指令値に応じて減段(例えば3速から2速へ変速)するようにもなっている。これにより、シフトダウンに伴ってエンジンブレーキによる制動力を車両Mに作用させて車両Mを減速することもできる。
このように、駆動力制御装置は、エンジン11と、スロットルバルブ15a、モータ15bおよびスロットル開度センサ15cからなりエンジン11の回転数(出力)を制御する吸入空気量制御装置15と、変速機12とから構成されている。この駆動力制御装置は、上述した説明から明らかなように運転者の操作によらず車両(自車)Mへの駆動力を制御可能である。なお、駆動力制御装置をエンジン11と吸入空気量制御装置15またはエンジン11と変速機12の何れか一方から構成するようにしてもよい。また、本実施の形態の車両Mは変速機12が自動変速機であるが、本発明を手動式変速機の車両に適用してもよく、この場合、駆動力制御装置はエンジン11と吸入空気量制御装置15のみから構成される。
また、車両用走行支援装置は、各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrに液圧制動力を直接付与して車両を制動させる液圧ブレーキ装置Aを備えている。液圧ブレーキ装置Aは、図2に示すように、ブレーキペダル21の踏み込みによるブレーキ操作状態に対応した基礎液圧をマスタシリンダ23にて発生し、同発生した基礎液圧を当該マスタシリンダ23と液圧制御弁31,41をそれぞれ介在した油経路Lf,Lrによって連結された各車輪Wfl,Wfr,Wrl,WrrのホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrに直接付与することにより、同各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrに基礎液圧に対応した基礎液圧制動力を発生させるとともに、ブレーキ操作状態に対応して発生される基礎液圧とは独立してポンプ37,47の駆動と液圧制御弁31,41の制御によって形成される制御液圧を各車輪Wfl,Wfr,Wrl,WrrのホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrに付与することにより各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrに制御液圧制動力を発生可能に構成されたものである。
各ホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrは、各キャリパCLfl,CLfr,CLrl,CLrrに設けられており、液密に摺動するピストン(図示省略)を収容している。各ホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrに基礎液圧または制御液圧が供給されると、各ピストンが一対のブレーキパッドを押圧して各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrと一体回転するディスクロータDRfl,DRfr,DRrl,DRrrを両側から挟んでその回転を停止するようになっている。なお、本実施の形態においては、ディスク式ブレーキを採用するようにしたが、ドラム式ブレーキを採用するようにしてもよい。この場合、各ホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrに基礎液圧または制御液圧が供給されると、各ピストンが一対のブレーキシューを押圧して各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrと一体回転するブレーキドラムの内周面に当接してその回転を停止するようになっている。
この液圧ブレーキ装置Aは、図1および図2に示すように、エンジン11の吸気負圧をダイヤフラムに作用させてブレーキペダル21の踏み込み操作により生じるブレーキ操作力を助勢して倍力(増大)する倍力装置である負圧式ブースタ22と、負圧式ブースタ22により倍力されたブレーキ操作力(すなわちブレーキペダル21の操作状態)に応じた基礎液圧である液圧(油圧)のブレーキ液(油)を生成して各ホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrに供給するマスタシリンダ23と、ブレーキ液を貯蔵してマスタシリンダ23にそのブレーキ液を補給するリザーバタンク24と、マスタシリンダ23と各ホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrとの間に設けられて制御液圧を形成するブレーキアクチュエータ(制動力制御装置)25を備えている。なお、ブレーキペダル21、負圧式ブースタ22、マスタシリンダ23、リザーバタンク24によって基礎液圧制動力発生装置が構成されている。
負圧式ブースタ22は、一般によく知られているものであり、負圧取入れ口がエンジン11の吸気管11aに連通しており、この吸気管11aの負圧を倍力源としている。
マスタシリンダ23は、図2に示すように、タンデム式のマスタシリンダであり、第1および第2液圧室23a,23bを備えている。第1および第2液圧室23a,23bは、第1および第2出力ポート23c,23dを介して一方の系統を構成する油経路Lfおよび他方の系統を構成する油経路Lrと連通している。マスタシリンダ23は、ブレーキペダル21の踏込操作に応じて第1及び第2出力ポート23c,23dからほとんど同一の油圧(液圧)のブレーキ油(液体)を圧送するようになっている。油経路Lfは、第1液圧室23aと右前輪Wfr,左後輪WrlのホイールシリンダWCfr,WCrlとをそれぞれ連通するものであり、油経路Lrは、第2液圧室23bと左前輪Wfl,右後輪WrrのホイールシリンダWCfl,WCrrとをそれぞれ連通するものである。
次に、ブレーキアクチュエータ25について図2を参照して詳述する。このブレーキアクチュエータ25は、一般的によく知られているものであり、液圧制御弁31,41、ABS制御弁を構成する増圧制御弁32,33,42,43および減圧制御弁35,36,45,46、調圧リザーバ34,44、ポンプ37,47、モータ37bなどを一つのケースにパッケージすることにより構成されている。
まず、ブレーキアクチュエータ25の一方の系統の構成について説明する。油経路Lfには、差圧制御弁から構成される液圧制御弁31が備えられている。この液圧制御弁31は、ブレーキ制御ECU26により連通状態と差圧状態を切り替え制御されるものである。液圧制御弁31は通常連通状態(図示状態)とされているが、差圧状態にすることによりホイールシリンダWCrl,WCfr側の油経路Lf2をマスタシリンダ23側の油経路Lf1よりも所定の差圧分高い圧力に保持することができる。この差圧はブレーキ制御ECU26により制御電流に応じて調圧されるようになっている。
油経路Lf2は2つに分岐しており、一方にはABS制御の増圧モード時においてホイールシリンダWCrlへのブレーキ液圧の増圧を制御する増圧制御弁32が備えられ、他方にはABS制御の増圧モード時においてホイールシリンダWCfrへのブレーキ液圧の増圧を制御する増圧制御弁33が備えられている。これら増圧制御弁32,33は、ブレーキ制御ECU26により連通・遮断状態を制御できる2位置弁として構成されている。そして、これら増圧制御弁32,33が連通状態(図示状態)に制御されているときには、マスタシリンダ23の基礎液圧または/およびポンプ37の駆動と液圧制御弁31の制御によって形成される制御液圧を各ホイールシリンダWCrl,WCfrに加えることができる。また、増圧制御弁32,33は減圧制御弁35,36およびポンプ37とともにABS制御を実行することができる。なお、制御液圧は、ポンプ37の駆動と増圧制御弁32,33の制御によっても形成される。
なお、ABS制御が実行されていないノーマルブレーキの際には、これら増圧制御弁32,33は常時連通状態に制御されている。また、増圧制御弁32,33には、それぞれ逆止弁32a,33aが並列に設けられており、ABS制御時においてブレーキペダル21を離したとき、それに伴ってホイールシリンダWCrl,WCfr側からのブレーキ液をマスタシリンダ23に戻すようになっている。
また、増圧制御弁32,33と各ホイールシリンダWCrl,WCfrとの間における油経路Lf2は、油経路Lf3を介して調圧リザーバ34のポンプ側ポート34aに連通されている。油経路Lf3には、ブレーキ制御ECU26により連通・遮断状態を制御できる減圧制御弁35,36がそれぞれ配設されている。これらの減圧制御弁35,36はノーマルブレーキ状態(ABS非作動時)では常時遮断状態(図示状態)とされ、また、適宜連通状態として油経路Lf3を通じて調圧リザーバ34へブレーキ液を逃がすことにより、ホイールシリンダWCrl,WCfrにおけるブレーキ液圧を制御し、車輪がロック傾向にいたるのを防止できるように構成されている。
さらに、液圧制御弁31と増圧制御弁32,33との間における油経路Lf2と調圧リザーバ34のポンプ側ポート34aとを結ぶ油経路Lf4にはポンプ37が逆止弁37aと共に配設されている。そして、調圧リザーバ34のマスタシリンダ側ポート34bを油経路Lf1を介してマスタシリンダ23と接続するように油経路Lf5が設けられている。
調圧リザーバ34は、一般的に知られているものであり、リザーバ室内に収容されているブレーキ液(油)が所定量(所定圧)未満であるときには、調圧弁が開状態となり、調圧弁を挟んで両側に設けられたポンプ側ポート34aとマスタシリンダ側ポート34bが連通して油経路Lf5と油経路Lf4(またはLf3)が連通する。一方、リザーバ室内に収容されているブレーキ液(油)が所定量(所定圧)以上であるときには、調圧弁が閉状態となり、ポンプ側ポート34aとマスタシリンダ側ポート34bが遮断されて油経路Lf5と油経路Lf4(またはLf3)が遮断するようになっている。したがって、ブレーキペダル21が踏み込まれていないときには、調圧リザーバ34にはブレーキ液圧が供給されておらずリザーバ室内の液圧が所定量未満であり調圧リザーバ34の調圧弁は開状態であるので、マスタシリンダ23の第2液圧室23bは、油経路Lf5、調圧リザーバ34、および油経路Lf4を介してポンプ37の吸入口に連通している。また、ブレーキペダル21が踏み込まれて、調圧リザーバ34のリザーバ室内の液圧が所定量以上となると、調圧リザーバ34の調圧弁は閉状態となり、マスタシリンダ23の第2液圧室23bはポンプ37の吸入口と遮断される。
ポンプ37は、ブレーキ制御ECU26の指令によりモータ37bによって駆動されるものである。ポンプ37は、ABS制御の減圧モード時においては、ホイールシリンダWCrl,WCfr内のブレーキ液または調圧リザーバ34のリザーバ室内に貯められているブレーキ液を吸い込んで連通状態である液圧制御弁31を介してマスタシリンダ23に戻している。また、ポンプ37は、ESC(Electronic Stability Control)(横滑り防止制御)、トラクションコントロール、ブレーキアシストなどの車両の姿勢を安定に制御するための制御液圧を形成する際においては、差圧状態に切り替えられている液圧制御弁31に差圧を発生させるべく、マスタシリンダ23内のブレーキ液を油経路Lf1,Lf5および調圧リザーバ34を介して吸い込んで油経路Lf4,Lf2および連通状態である増圧制御弁32,33を介して各ホイールシリンダWCrl,WCfrに吐出して制御液圧を付与している。なお、ポンプ37が吐出したブレーキ液の脈動を緩和するために、油経路Lf4のポンプ37の上流側にはダンパ38が配設されている。
さらに、ブレーキアクチュエータ25の他方の系統も前述した一方の系統と同様な構成であり、他方の系統を構成する油経路Lrは油経路Lfと同様に油経路Lr1〜Lr5から構成されている。油経路Lrには液圧制御弁31と同様な液圧制御弁41、および調圧リザーバ34と同様な調圧リザーバ44が備えられている。ホイールシリンダWCfl,WCrrに連通する分岐した油経路Lr2,Lr2には増圧制御弁32,33と同様な増圧制御弁42,43が備えられ、油経路Lr3には減圧制御弁35,36と同様な減圧制御弁45,46が備えられている。油経路Lr4には、ポンプ37、逆止弁37aおよびダンパ38と同様なポンプ47、逆止弁47aおよびダンパ48が備えられている。なお、増圧制御弁42,43には、それぞれ逆止弁32a,33aと同様な逆止弁42a,43aが並列に設けられている。
これにより、ポンプ37,47の駆動と液圧制御弁31,41の制御によって形成された制御液圧を各車輪Wfl,Wfr,Wrl,WrrのホイールシリンダWCfl,WCfr,WCrl,WCrrに付与することにより各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrに制御液圧制動力を発生させることができる。すなわち、ブレーキアクチュエータ25は、運転者の操作によらず車両(自車)Mへの制動力を制御可能である。
また、油経路Lr1には、マスタシリンダ23内のブレーキ液圧であるマスタシリンダ圧を検出する圧力センサPが設けられており、この検出信号はブレーキ制御ECU26に送信されるようになっている。なお、圧力センサPは油経路Lf1に設けるようにしてもよい。
車両用走行支援装置は、図1に示すように、ブレーキアクチュエータ25を制御するブレーキ制御ECU26を備えている。ブレーキ制御ECU26は、各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrの車輪速度をそれぞれ検出する各車輪速センサSfl,Sfr,Srl,Srr、圧力センサPからの各検出信号に基づいて、各制御弁31,32,33,35,36,41,42,43,45,46の状態を切り換え制御または通電電流制御するとともにモータ37bを駆動しポンプ37,47を制御することによりホイールシリンダWCfl〜WCrrに付与する制御液圧すなわち各車輪Wfl,Wfr,Wrl,Wrrに付与する制御液圧制動力を制御する。
また、車両用走行支援装置は、図1に示すように、運転者の操作によらず自車の操舵を制御可能である自動操舵制御装置60を備えている。自動操舵制御装置60は、一般的によく知られているものであり、例えば特開2003−261053号公報に示されているものである。この自動操舵制御装置60は、ステアリングホイール61、アッパステアリングシャフト62、ロアステアリングシャフト63、転舵角可変装置64および電動式パワーステアリング装置65を備えている。ステアリングホイール61は、アッパステアリングシャフト62、転舵角可変装置64、ロアステアリングシャフト63、ジョイント66を介して電動式パワーステアリング装置65のピニオンシャフト65aに相対回転可能に連結されている。
電動式パワーステアリング装置65は、ラック・アンド・ピニオン型のステアリング装置であり、ステアリングホイール61の操作に応答するアッパステアリングシャフト62およびロアステアリングシャフト63の回転に伴うピニオンシャフト65aの回転をラックバー65bの横方向の直線運動とし、タイロッド67L,67Rを介して左右前輪Wfl,Wfrを転舵するものである。また、電動式パワーステアリング装置65はラック同軸型の電動式パワーステアリング装置であり、モータ65cと、モータ65cの回転トルクをラックバー65bの往復動方向の力に変換する例えばボールねじ式の変換機構65dとを有し、ハウジングに対し相対的にラックバー65bを駆動する補助転舵力を発生することにより、運転者の操舵負担を軽減する補助転舵力発生手段として機能する。尚補助転舵力発生手段は当技術分野に於いて公知の任意の構成のものであってよく、また転舵角可変装置64より左右前輪側に設けるようにしてもよい。
転舵角可変装置64は、アッパステアリングシャフト62に対し相対的にロアステアリングシャフト63を回転駆動するモータを含む一般的な構成のものであり、運転者による通常操舵時にはアッパステアリングシャフト62に対するロアステアリングシャフト63の相対回転を阻止する保持電流がモータに通電されることにより、アッパステアリングシャフト62に対するロアステアリングシャフト63の相対回転角度を0に維持するが、自動操舵時にはモータによりアッパステアリングシャフト62に対し相対的にロアステアリングシャフト63を積極的に回転させ、これにより運転者の操舵操作に依存せずに左右前輪Wfl,Wfrを自動操舵する。このように、転舵角可変装置64はアッパステアリングシャフト62に対し相対的にロアステアリングシャフト63を回転駆動することにより、操舵輪である左右前輪Wfl,Wfrをステアリングホイール61に対し相対的に補助転舵駆動する補助転舵手段として機能する。
このように構成した自動操舵制御装置60においては、運転者による通常操舵時には、転舵角可変装置64がアッパステアリングシャフト62とロアステアリングシャフト63を一体回転し、電動式パワーステアリング装置65が操舵アシストトルクを発生する。自動操舵時には、転舵角可変装置64が電動式パワーステアリング装置65と協働して操舵輪を自動操舵し、電動式パワーステアリング装置65がステアリングホイール61に作用する転舵角可変装置64による自動操舵の反力を打ち消すようにもなっている。
また、自動操舵制御装置60は、アッパステアリングシャフト62にそれぞれ設けられて該アッパステアリングシャフトの回転角度を操舵角として検出する操舵角センサ60a及び操舵トルクを検出するトルクセンサ60b、およびロアステアリングシャフト22Bに設けられて該ロアステアリングシャフトの回転角度を左右前輪の実操舵角として検出する操舵角センサ60cを備えている。これらセンサ60a〜60cの出力は操舵制御ECU68へ供給されている。操舵制御ECU68には、各車輪速センサSfl,Sfr,Srl,Srrにより検出された車輪速度に基づいて算出される車速V及びヨーレートセンサ69により検出された車両のヨーレートγを示す信号も走行支援制御ECU50から入力されている。操舵制御ECU68は、車両前方の障害物を回避するためなどの左右前輪の目標転舵角度を演算し、目標転舵角度に基づきロアステアリングシャフト63の目標回転角度及びステアリングホイール14の目標回転角度を演算し、ロアステアリングシャフト63の回転角度が目標回転角度になるよう自動操舵制御装置60を制御する。
また、車両用走行支援装置は、上述したエンジン制御ECU17、自動変速機制御ECU18、ブレーキ制御ECU26および操舵制御ECU68に互いに通信可能な走行支援制御ECU50を備えている。走行支援制御ECU50は、動作によって交通整理を行う交通整理物体(交通整理をする人Ba)を検出し、その検出した交通整理物体の動作を認識し、交通整理物体による停止指示を認識した場合、その指示に従って自車を減速制御して停止し、交通整理物体による車線変更指示を認識した場合、その指示に従って自車を操舵制御して車線変更する走行支援制御を行うものである。
さらに、車両用走行支援装置は、走行支援制御ECU50にそれぞれ接続された測距装置51、画像処理装置52、警報装置53およびヨーレートセンサ69を備えている。
測距装置51は、例えばスキャニング式のレーザー光レーダから構成されており、車両Mの前端部(例えばフロントグリル内)に配設されて前方に向けてレーザー光を送受信する送受信部51aと、図示しないマイクロコンピュータとを備えている。この測距装置51は、送受信部51aから前方に向けてレーザー光を照射して前方にある物体(例えば、先行車、対向車、障害物、人物)からの反射波を受信することによりその物体と自車との車間距離を測定し、その測定結果を走行支援制御ECU50に送信している。なお、測距装置51は、レーザー光レーダでなく、ミリ波レーダ、マイクロ波レーダで構成するようにしてもよい。
画像処理装置52は、車両Mの室内前端部(例えばルームミラーの背面)に配設されて前方をそれぞれ撮像する左右一対のCCDカメラ52aと、図示しないマイクロコンピュータとを備えている。この画像処理装置52は、両CCDカメラ52aにより自車の前方を撮像し、その撮像結果である前方の状態を走行支援制御ECU50に送信している。この画像処理装置52は、特開2003−6620号公報に示されているように、左右一対のCCDカメラ52aそれぞれの画角の違いを利用して歩行者画像等の探索を行うステレオカメラによって障害物特に歩行者、交通整理する人などの人物を認識するようになっている。なお、歩行者を認識する方法は他にもあり、例えば特開2003−302470号公報に示されているように、レーザレーダと赤外線カメラを用いて歩行者を認識するものや、特開2004−161191号公報に示されているように、温度検知センサとミリ波レーダを用いて人、動物を判別するものがある。
警報装置53は、電球、LEDなどを点灯したり、液晶パネル、CRTなどに警報メッセージを表示したりすることにより、運転者への警報を行うものである。また、警報装置53は、ブザーを鳴動したり、スピーカから警報アナウンスを知らせたりして、警報を行うもので構成するようにしてもよい。この警報装置53は、走行支援制御ECU50からの指令を受けて警報を行うものである。
ヨーレートセンサ69は、車両Mのほぼ中心に配設されており、車両のヨーレートを検出してその検出結果を走行支援制御ECU50に送信している。
そして、走行支援制御ECU50は、マイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続された入出力インターフェース、CPU、RAMおよびROM(いずれも図示省略)を備えている。CPUは、図4〜図6のフローチャートに対応したプログラムを実行して、物体検出手段により検出した物体が動作によって交通整理を行う交通整理物体であるか否かを検出し、その交通整理物体の動作を認識し、その認識した交通整理物体の動作に応じて走行支援制御を行う。RAMは同プログラムの実行に必要な変数を一時的に記憶するものであり、ROMは前記プログラムを記憶するものである。
また、走行支援制御ECU50は、図3に示すように、交通整理をする物体までの距離、自車速度と、自車の減速制御の要否との相関関係を示すマップ(制御判定マップ)または演算式を記憶している。このマップは、交通整理をする物体までの距離と自車速度の組を曲線f1を境界線として曲線f1の下方領域A1と上方領域A2の組に分けて、各領域A1,A2をそれぞれ制御領域および非制御領域として交通整理をする物体までの距離と自車速度の組と関連付けるものである。なお、曲線f1は、自車速度が高くなるほど交通整理をする物体までの距離も長くなるようになっている。
制御領域A1は、自車が交通整理する物体に接近した場合、交通整理する物体の手前で停止したり進路変更(または車線変更)したりする必要があるので、減速制御したり操舵制御したりするようになっている。また、非制御領域A2は、自車が交通整理をする物体の十分手前に位置している場合、交通整理する物体の手前で停止したり進路変更(または車線変更)したりする必要がまだないので、減速制御したり操舵制御したりしないようになっている。
制御領域A1は、自車を減速制御することにより交通整理をする物体の手前(所定距離だけ離れた手前)で停止することができる領域であり、自車速度、制動距離を考慮して設定されている。制御領域A1は、交通整理をする物体までの距離が短いほど、また自車速度が高いほど、自車の減速度が高くなるようになっている。また、交通整理をする物体までの距離が長いほど、また自車速度が低いほど、自車の減速度が低くなるようになっている。例えば、制御領域A1は、複数の減速度にそれぞれ応じた複数の領域が曲線f1に並設されるように設定されており、曲線f1から離れるにしたがって減速度が大きくなるようになっている。なお、減速度は、自車Maが交通整理する人の所定距離手前で停止するように設定されている。
さらに、制御領域A1は、自車を操舵制御することにより交通整理をする物体の手前(所定距離だけ離れた手前)で進行路を変更(例えば車線変更)することができる領域でもあり、自車速度、ステア特性を考慮して設定されている。制御領域A1は、交通整理をする物体までの距離が短いほど、また自車速度が高いほど、自車の操舵量が大きくなるようになっている。また、交通整理をする物体までの距離が長いほど、また自車速度が低いほど、自車の操舵量が小さくなるようになっている。
次に、上記のように構成した車両用走行支援装置の作動を図4乃至図6のフローチャートに沿って説明する。走行支援制御ECU50は、例えば車両のイグニションスイッチ(図示省略)がオン状態にあるとき、上記フローチャートに対応したプログラムを実行する。なお、図7に示すように、自車の走行路(自車が走行する道路、車線)上の道路工事をしている場所であって人(交通整理を行う人)Baが交通整理を行っている場所を自車Maが通過する場合を例に挙げて説明する。この場合、自車が走行している道路は片側一車線であり、片側交互通行が行われている。
走行支援制御ECU50は、まず自車の進行方向の物体を検出する。なお、本実施の形態において、この物体は、図7に示すように(または図8に示すように)、動作によって交通整理をする人(または交通整理をする人型装置(人形、ロボットなど))Baである。具体的には、ステップ102において、走行支援制御ECU50は、画像処理装置52から入力する前方の状態情報に基づいて物体である交通整理をする人Baを検出する。走行支援制御ECU50は、左右一対のCCDカメラ52a,52aから入力する前方の状態情報に基づいて、検出した交通整理をする人Baと自車Maとの距離L(物体までの距離:相対距離)を演算する。なお、測距装置51によって測定するようにしてもよい。そして、走行支援制御ECU50は、ステップ104にて、各車輪速センサSfl,Sfr,Srl,Srrにより検出された車輪速度に基づいて自車速度Vを算出する。
次に、走行支援制御ECU50は、ステップ106において、先に検出した物体が動作によって交通整理をする物体(交通整理物体)であるか否かを判断する。具体的には、走行支援制御ECU50は、画像処理装置52からの前方の状態に基づいて、先に検出された物体が予め記憶された判定パターンと一致するか否かを判定することにより交通整理をする人であるか否かを判断する。判定パターンは、指示器具(例えば、白旗、赤旗、誘導灯など)の種類、有無によって分けられた複数の種別パターンがある。例えば、旗を持っているパターン、その中でも白旗または赤旗の何れかを持っているパターン、白旗と赤旗の両方を持っているパターン、または誘導灯を持っているパターン、もしくは指示器具を持たないパターンなどがある。また、これら種別パターンは、異なる複数の動作の動作パターンから構成されている。例えば、一つの旗で指示する場合、左右に激しく振ったり旗を横にしたりして停止を指示し、車線変更方向に促すように振って車線変更を指示し、進行方向に促すように振って前進を指示する。また、赤白両旗で指示する場合、赤旗を左右に激しく振ったり横にしたりして停止を指示し、車線変更方向に促すように振って車線変更を指示し、白旗を進行方向に促すように振って前進を指示する。また、誘導灯で指示する場合、左右に激しく振ったり横にしたりして停止を指示し、車線変更方向に促すように振って車線変更を指示し、進行方向に促すように振って前進を指示する。さらに、交通整理をする人Baであるか否かを判断する際に、交通整理をする人に特有の所持品(ヘルメット、服装(ゼブラチョッキなど)など)の有無、工事現場であるか否かなどを判断して、その結果を参照するようにしてもよい。
走行支援制御ECU50は、本実施の形態のように物体が交通整理をする人Baである場合には、ステップ106にて「YES」と判定して、プログラムをステップ108に進める。一方、物体が交通整理をする人Baでない場合には、ステップ106にて「NO」と判定して、プログラムをステップ126に進めプログラムを一旦終了し、交通整理をする人Baを検出するまでステップ102から106の処理を繰り返し実行する。
そして、走行支援制御ECU50は、ステップ108以降において、ステップ106(交通整理物体検出手段)で検出した交通整理をする人Baの動作を認識し、この認識した動作に応じて走行支援制御を行う。具体的には、まず、走行支援制御ECU50は、ステップ108において、画像処理装置52から取得した最新の数件分の画像データに基づいて、ステップ106で検出した交通整理をする人Baの動作が予め記憶された判定パターン(動作パターン)の何れと一致するかを判定することにより、交通整理をする人Baの動作を認識する。
そして、交通整理をする人Baの動作が停止指示である場合、走行支援制御ECU50は、ステップ108にて認識した動作が停止指示であると判定し、ステップ110にて「YES」と判定して、プログラムをステップ112以降に進める。走行支援制御ECU50は、図3に示す制御判定マップを読み出し(ステップ112)、自車速度Vおよび物体(交通整理する人)までの距離Lに応じて制御判定マップから走行支援制御である減速制御をするか否かを判定する(ステップ114)。ステップ114では、物体(交通整理する人)までの距離L,自車速度Vの組が非制御領域A2であれば、走行支援制御を行わないと判定して、プログラムをステップ126に進めプログラムを一旦終了し、再び上述したステップ102以降の処理を実行する。また、物体(交通整理する人)までの距離L,自車速度Vの組が制御領域A1であれば、走行支援制御を行うと判定する。そして、プログラムをステップ116に進め、走行支援制御の処理を実行する。
走行支援制御ECU50は、ステップ116において、プログラムを図5に示す走行支援制御(減速)サブルーチンに沿って自車Maの走行支援制御である減速制御を実行する。走行支援制御ECU50は、警報装置53により減速制御を実行する旨を運転者に警報した後(ステップ202)、減速制御を実行する(ステップ204〜208)。すなわち、走行支援制御ECU50は、先に検出(または演算)した自車速度Vおよび交通整理をする人までの距離Lに応じて図3に示すマップから減速度を導出し(ステップ204)、その導出した減速度を制御減速度として設定する(ステップ206)。そして、この制御減速度となるように、制御液圧指令値を演算し、演算した制御液圧指令値をブレーキ制御ECU26に出力する。ブレーキ制御ECU26は制御液圧指令値となるように制動力制御装置25を制御する(ステップ208)。したがって、制動力制御装置25による制動力により減速制御としての走行支援制御が実行される。これにより、自車Maは、交通整理をする人Baの所定距離だけ手前の位置(図7にて破線にて示す位置)に停止する。
なお、減速制御の実行は、制動力制御装置25による制動力を単独で付与する場合だけでなく、駆動力制御装置による制動力を単独で付与することにより行うようにしてもよい。この場合、制御減速度となるように、スロットル開度指令値および変速指令値を演算して、それら指令値をエンジン制御ECU17および自動変速機制御ECU18に出力する。エンジン制御ECU17および自動変速機制御ECU18は、スロットル開度指令値および変速指令値となるように駆動力制御装置を制御する。また、減速制御の実行は、制動力制御装置25および駆動力制御装置による制動力を合わせて付与することにより行うようにしてもよい。
その後、走行支援制御ECU50は、プログラムをステップ210に進めて走行支援制御(減速)サブルーチンの実行を終了し、図4に示すステップ126に進めプログラムを一旦終了する。なお、交通整理する人Baの指示により一旦停止した後に前進指示が出た場合、発進するようにすればよい。
また、図8に示すように、片側二車線のうち走行車線(左側車線)を道路工事しており、二車線でなく一車線のみで通行が行われているところを自車Maが通過する際に、その工事現場で交通整理する人Baの動作が停止指示でなく車線変更指示である場合、走行支援制御ECU50は、ステップ108にて認識した動作が車線変更指示であると判定し、ステップ110,118にてそれぞれ「NO」,「YES」と判定して、プログラムをステップ120以降に進める。走行支援制御ECU50は、図3に示す制御判定マップを読み出し(ステップ120)、自車速度Vおよび物体(交通整理する人)までの距離Lに応じて制御判定マップから走行支援制御である操舵制御をするか否かを判定する(ステップ122)。ステップ122では、物体(交通整理する人)までの距離L,自車速度Vの組が非制御領域A2であれば、走行支援制御を行わないと判定して、プログラムをステップ126に進めプログラムを一旦終了し、再び上述したステップ102以降の処理を実行する。また、物体(交通整理する人)までの距離L,自車速度Vの組が制御領域A1であれば、走行支援制御を行うと判定する。そして、プログラムをステップ124に進め、走行支援制御の処理を実行する。
走行支援制御ECU50は、ステップ124において、プログラムを図6に示す走行支援制御(操舵)サブルーチンに沿って自車Maの走行支援制御である操舵制御を実行する。走行支援制御ECU50は、警報装置53により操舵制御を実行する旨を運転者に警報し(ステップ302)、その後操舵制御を実行する(ステップ304〜308)。ステップ304においては、物体(交通整理する人)までの距離L、自車速度V、および現時点での自車進路に基づいて左右前輪Wfl,Wfrの目標転舵角度を演算する。ステップ306において、ステップ304にて演算した目標転舵角度に基づいてロアステアリングシャフト63の目標回転角度およびステアリングホイール61の目標回転角度を演算する。ステップ308において、演算した各目標回転角度を操舵制御ECU68に出力する。操舵制御ECU68は各目標回転角度となるように自動操舵制御装置60を制御する。したがって、自動操舵制御装置60による操舵により操舵制御としての走行支援制御が実行される。これにより、自車Maは、走行車線(左側車線)から追越車線(右側車線)に図8に示す矢印のように車線変更し、道路工事現場を回避して通過する。その後、走行支援制御ECU50は、プログラムをステップ310に進めて走行支援制御(操舵)サブルーチンの実行を終了し、図4に示すステップ126に進めプログラムを一旦終了する。
また、交通整理をする人Baの動作が停止指示でも、車線変更指示でもない場合、走行支援制御ECU50は、ステップ108にて認識した動作が停止指示でも車線変更指示でもないと判定し、ステップ110,118にてそれぞれ「NO」と判定して、プログラムをステップ126に進めプログラムを一旦終了する。
上述した説明から明らかなように、本実施の形態によれば、交通整理物体検出手段(ステップ106)が、物体検出手段(ステップ102)により検出した物体が動作によって交通整理を行う交通整理物体(交通整理をする人Ba)であるか否かを検出し、動作認識手段(ステップ108)が、この交通整理物体検出手段(ステップ106)により検出した交通整理物体の動作を認識し、走行支援制御手段(ステップ116またはステップ124)が、この動作認識手段(ステップ108)により認識した交通整理物体の動作に応じて走行支援制御を行う。具体的には、交通整理する人Baが停止指示する場合、その指示に従って自車Maを減速制御して停止し(ステップ110〜116)、交通整理する人Baが車線変更指示する場合、その指示に従って自車Maを操舵制御して車線変更する(ステップ110,118〜124)。これにより、道路工事をしている場所など交通整理を行っている場所を自車Maが通過する際に、交通整理物体(交通整理をする人Ba)を検出しその動作を認識して走行支援制御を行うようにしたので、交通整理物体(交通整理をする人Ba)の指示に従った適切な走行支援制御を行うことができる。
また、運転者の操作によらず自車への制動力を制御可能である制動力制御装置25を制御して自車Maを減速(制動)するので、既設の制動力制御装置を利用して、低コストかつ確実に自車を減速(制動)することができる。
また、運転者の操作によらず自車の操舵を制御可能である自動操舵制御装置60を制御して自車Maを操舵するので、既設の操舵制御装置を利用して、低コストかつ確実に自車を操舵することができる。
また、警報手段(ステップ202または302)は、走行支援制御手段(ステップ116または124)が自車Maを減速する際または自車Maを操舵する際に運転者への警報を行うので、運転者が走行支援制御手段による自車の減速または操舵に違和感を覚えることを防止することができる。
なお、上述した実施の形態においては、交通整理物体として、動作によって交通整理する人を例に挙げて説明したが、これ以外でも、動作によって交通整理する物体であれば本発明を適用することは可能である。その物体は、例えば、腕を振る人形、ロボットなどがある。
また、上述した実施の形態においては、ステップ124の処理において操舵制御のみ行うようにしたが、ステップ116の処理と同様な減速制御を合わせて行うようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、走行支援制御ルーチンにおいて警報し、その後減速制御または操舵制御するようにしたが、警報なしで直接減速制御または操舵制御するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、車線変更の指示には、車線変更までしない進路変更の指示も含むものとする。
また、上述した実施の形態においては、ブレーキ配管系はX配管方式にて構成されているが、前後分割方式にて構成されるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、倍力装置として負圧式ブースタを用いているが、ポンプにより発生した液圧をアキュムレータに蓄圧し、この液圧をピストンに作用させてブレーキペダル21に作用するペダル踏力を倍力してもよい。
また、本発明はいわゆるブレーキバイワイヤ式のブレーキ装置に適用することが可能である。
本発明による車両用走行支援装置を適用した車両の一実施の形態を示す概要図である。 図1に示す制動力制御装置の構成を示す概要図である。 物体までの距離L、自車速度Vと、制御の要否との相関関係を示すマップである。 図1に示す走行支援制御ECUにて実行される制御プログラムのフローチャートである。 図1に示す走行支援制御ECUにて実行される走行支援制御のフローチャートである。 図1に示す走行支援制御ECUにて実行される走行支援制御のフローチャートである。 自車の走行路(自車が走行する道路、車線)上の道路工事をしている場所であって人(交通整理を行う人)が交通整理を行っている場所を自車が通過する説明図である。 片側二車線のうち走行車線(左側車線)を道路工事しており、二車線でなく一車線のみで通行が行われており、人(交通整理を行う人)が交通整理を行っている場所を自車Maが通過する説明図である。
符号の説明
11…エンジン、12…変速機、13…ディファレンシャル、15…吸入空気量制御装置、15a…スロットルバルブ、15b…モータ、15c…スロットル開度センサ、16…アクセルペダル、16a…アクセル開度センサ、17…エンジン制御ECU、18…自動変速機制御ECU、21…ブレーキペダル、22…負圧式ブースタ、23…マスタシリンダ、23a,23b…第1および第2液圧室、23c,23d…第1および第2出力ポート、24…リザーバタンク、25…ブレーキアクチュエータ、26…ブレーキ制御ECU、31,41…液圧制御弁、32,33,42,43…増圧制御弁、35,36,45,46…減圧制御弁、34,44…調圧リザーバ、37,47…ポンプ、50…走行支援制御ECU、51…測距装置、52…画像処理装置、53…警報装置、60…自動操舵制御装置、68…操舵制御ECU、69…ヨーレートセンサ、A…液圧ブレーキ装置、M…車両、Wfl,Wfr,Wrl,Wrr…車輪、Lf,Lr…油経路、P…圧力センサ、Sfl,Sfr,Srl,Srr…車輪速センサ、WCfl,WCfr,WCrl,WCrr…ホイールシリンダ。

Claims (5)

  1. 自車の進行方向の物体を検出する物体検出手段と、
    該物体検出手段の検出結果に基づいて走行支援制御を行う走行支援制御手段と、を備えた車両用走行支援装置において、
    前記物体検出手段により検出した物体が動作によって交通整理を行う交通整理物体であるか否かを検出する交通整理物体検出手段と、
    該交通整理物体検出手段により検出した前記交通整理物体の動作を認識する動作認識手段と、を備え、
    該動作認識手段により認識した前記交通整理物体の動作に応じて、前記走行支援制御手段が走行支援制御を行うことを特徴とする車両用走行支援装置。
  2. 請求項1において、前記交通整理物体は交通整理を行う人であることを特徴とする車両用走行支援装置。
  3. 請求項1または請求項2において、運転者の操作によらず自車への制動力を制御可能である制動力制御装置をさらに備え、前記走行支援制御手段は、前記制動力制御装置を制御して自車を減速する減速制御手段を備えたことを特徴とする車両用走行支援装置。
  4. 請求項1または請求項2において、運転者の操作によらず自車の操舵を制御可能である操舵制御装置をさらに備え、前記走行支援制御手段は、前記操舵制御装置を制御して自車を操舵する操舵制御手段を備えたことを特徴とする車両用走行支援装置。
  5. 請求項3または請求項4において、前記走行支援制御手段は、前記走行支援制御手段が自車を減速する際または自車を操舵する際に運転者への警報を行う警報手段を備えたことを特徴とする車両用走行支援装置。
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