JP2006263168A - 万能スライド座椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車椅子に装着して車椅子の搭乗者がベッドへ容易に移行できるようにしたスライド座椅子を提供しようとする。
【解決手段】 前輪及び後輪と、該前輪及び後輪を支持する本体フレーム部とを有する車椅子に装着されるものであって、前記車椅子に着脱自在に取り付けられるレールと、該レールに沿って移動可能な座面部とを備え、前記レールが、ベッドと前記車椅子に架け渡される一の状態と、縮められた状態、折られた状態、分割された状態から選択される他の状態と、をとり得て、前記一の状態において前記座面部が前記レールに沿って移動するスライド座椅子である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車椅子に装着されて搭乗者のベッドへの移行を容易にするスライド座椅子に関する。
車椅子の搭乗者にとってベッドへの移行は容易でない。又、多くの場合、介添えを必要とし、介添え者の介添え動作も大きな力を要することが多く、このベッドへの移行にかかわる搭乗者及び介添え者の負担を軽減することが切に望まれている。
この負担の軽減を目的として、ベッドの左右に補助脚立を立て、脚立横板方向に支柱を設け、この支柱に搭乗者を吊上げ、移動及び降下する機構を連結し、その支柱に巻取部、ハンガー及びシートを連結した介護補助脚立が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)
この方式は在宅のベッドには適用可能であるが、病院等一般の公共施設に適用するには脚立の占有空間が過大でかつ、各ベッドごとに脚立の設置を要するという問題がある。
又、背もたれを倒して搭乗者を仰臥の状態にしたのち座面を90度回転させ、車椅子をベッドに横付けして座面を含む水平支持台をベッド中央部まで移動させたのちベッドがわに傾斜させ、搭乗者を滑降させる方式が開示されている。(例えば、特許文献2参照。)
この方式はこのような各段階の操作を行なうための機構が複雑で車椅子のコストが過大となることと、この複雑な機構を車椅子の限られたスペースに納めることがかなり困難で車椅子の大型化と重量化が避けられない。又、仰臥の状態の搭乗者が回転するための広い空間をベッドサイドに確保する必要がある。
更に、従来の方式は車椅子自体を特別な仕様に作り上げるものであり、既存の車椅子に装着して使用できるものではない。
特開2003−230606号公報 特開2003−144496号公報
本発明の目的は、車椅子に装着して車椅子の搭乗者がベッドへ容易に移行できるようにしたスライド座椅子を提供することにある。
本発明の目的は、車椅子に装着して車椅子の搭乗者がベッドサイドの限られた空間のもとでベッドへ容易に移行できるようにしたスライド座椅子を提供することにある。
本発明の要旨とするところは、前輪及び後輪と、該前輪及び後輪を支持する本体フレーム部とを有する車椅子に装着されるものであって、前記車椅子に着脱自在に取り付けられるレールと、該レールに沿って移動可能な座面部とを備え、前記レールが、ベッドと前記車椅子に架け渡される一の状態と、縮められた状態、折られた状態、分割された状態から選択される他の状態と、をとり得て、前記一の状態において前記座面部が前記レールに沿って移動するスライド座椅子であることにある。
前記レールは、前記レールが固定されるベース基盤を介して前記車椅子に係止され得る。
前記ベース基盤は不使用時に折り畳み可能とされ得る。
前記レールは該レールに案内されて移動する案内部材を介して前記座面部に係合され得る。
前記座面部は、前記レールに案内されて走行する基板と、該基板に座面と直交する軸心の回りに回動可能に支持される座面盤とを備え得る。
前記スライド座椅子は選択的に使用される互いに平行な4本の前記レールを備え得る。
前記レールは複数の要素レールを組み立てて成り得る。
また、本発明の要旨とするところは、前記スライド座椅子を車椅子に装着し、該車椅子との間に前記レールを架け渡すベッドであって、マットと該マットを載置するベッド基盤を備え、該レールの先端部を進入させる切欠き部が該マットの側部に形成され、該切欠き部に着脱自在に補填される補填部材を備えるベッド移行機能付きベッドあることにある。
さらに、本発明の要旨とするところは、前記スライド座椅子を装着可能な車椅子に取り付けられる伸縮自在なアームを含んでなり、該アームに略直角に折れ曲がる折り曲がり部が可逆的に形成可能であり、該折り曲がり部を折り曲がった状態に保持する保持手段を備えた車椅子用補助アームあることにある。
本発明によると、車椅子に装着して車椅子の搭乗者がベッドへ容易に移行できるようにしたスライド座椅子が提供される。
本発明によると、車椅子に装着して車椅子の搭乗者がベッドサイドの限られた空間のもとでベッドへ容易に移行できるようにしたスライド座椅子が提供される。
本発明によると、複雑かつ大型の機構の車椅子を用いることなく、搭乗者がベッドへ容易に移行できる。
本発明のスライド座椅子は車椅子から取り外したあとにコンパクトな形態に変形することができ、不使用時の収納に場所をとらず、不使用時の運搬が容易である。
本発明のスライド座椅子は本発明のベッド移行機能付きベッドを併用することにより、搭乗者がベッドへさらに容易に移行できる。
本発明の実施形態について、図面を使用して説明する。なお、本明細書においては、各図にわたって記される同じ符号は同一又は同様の部材やものを示す。図1に示すように、本発明の態様の一例において、本発明のスライド座椅子400は車椅子402に装着されてベッド移行機能付き車椅子2として用いられる。車椅子402は、前輪4及び後輪6、本体フレーム部20と本体フレーム部20の前方下部に装着されるフットレスト55を備える。
車椅子402を用いたベッド移行機能付き車椅子2は、サイドフレーム部10間に配設されるとともに本体フレーム部20にレール326を介して支承される座席部16を備える。座席部16とレール326とレール326が固定されたベース基盤350とで本発明のスライド座椅子400が構成される。
座席部16は座面の面方向に回動自在な座面盤18と、座面盤18を回動自在に支える基板22と、基板22に設けられた被支承部324とから構成される。レール326は被支承部324を走行可能に支承する。被支承部324はレール326上を転動して走行する車輪あるいはレール326上を摺動するスライダから構成される。レール326は図2に示すように、複数の筒状の要素レール327がテレスコープ状にいれこ状に連結されて伸縮自在とされており、最も縮んだ状態ではレール326の根元部となる基礎レール328に他の要素レールがいれこ状に収納されている。あるいは、他の要素レールが分解されて車椅子に設けられた不図示の収納場所に収納されてもよい。基礎レール328は、ベース基盤350に固定される。従ってレール326がベース基盤350に固定される。ベース基盤350は本体フレーム部20に架け渡されて結合される。
さらには、基礎レール328が直接本体フレーム20に係止されてもよい。この場合レール26と座席部16とで本発明のスライド座椅子400が構成される。ベース基盤350あるいは基礎レール328は本体フレーム20にかぎらず車椅子402の部材に直接あるいは所定の中間部材を介して固定あるいは係合されればよい。
本発明においては、複数の要素レールが関節機構を介して互いに折れ曲がり可能に連結されたレールが用いられてもよい。この場合、不使用時にはレールが折り畳まれる。
図3に基礎レール328がベース基盤350に固定された状態を示す。ベース基盤350には係合部材352からなる係合部353が備えられ、係合部353を介してベース基盤350が、従ってスライド座椅子400が本体フレーム部20に着脱自在に装着される。この場合、ベース基盤350が中央で固定されたレールの長手方向が折り目方向になるようにヒンジ部354で二つ折りできる構成であることが、不使用時にベース基盤を二つ折りしてレールごと所定の場所に収納することができ、収納スペースを節約できて好ましい。レール326は一対でベース基盤350に固定される。
また、ベース基盤は固定されたレールの長手方向と直交する方向に伸縮可能であることが、各種のサイズの車椅子の幅に合わせてベース基盤を車椅子にフィットさせて装着できて好ましい。
本発明の他の態様においては、図4に示すように、基礎レール328は係止部材344からなる係止部345を介して本体フレーム部20を構成するフレーム部材344に着脱自在に直接係止される。
図5に、レール326が真直に延ばされて先端部346がベッド50に載置された状態を示す。人1が、車椅子402に着座した状態の向きで座席部16に載置されていて、座席部16が人1を載せたまま被支承部324を介してレール326上を車椅子402の前方に向けて走行し、先端部346に達する。次いで、図6に示すように、座面盤18が90度回転し、人1がベッドの長手方向を向くことになり、この状態で臀部を座席部16に対してベッドの幅方向に滑らせる動作のみで座席部16からベッド50に移動できる。このように、ベッド移行機能付き車椅子2を用いることにより、車椅子402からベッドの長手方向を向いた状態に容易に移動が可能となる。
本発明においては、搭乗者が車椅子に着座した状態から直進してベッド上に到達するのでこの移行動作が極めて容易である。又、ベッドサイドの限られた空間のもとで、搭乗者がベッドへ容易に移行できる。更に、一旦ベッド上に移行したのち座面盤18を90度回転させて搭乗者の向きをベッドの長手方向に変えることが出来るので、回転にベッドサイドの空間の専用を必要としない。又、この回転動作は搭乗者にとって極めて容易である。
また、本発明においては、このようにレール326が、ベッドと本体フレーム部20に架け渡される一の状態と、複数の要素レール327が相互に移動されて複数の要素レール327から成る集合体を構成し、集合体の長さがこの一の状態のレール326より短くされて本体フレーム部20に取り付けられた状態である他の状態とをとり得る。
本発明の別の態様においては、要素レールの一部として軸方向に略弧状あるいは略くの字状に曲った筒体から成る要素レールが用いられてもよい。曲った要素レールを要素レールの一部として用いることにより、長手方向に略弧状に曲ったレールを得る。この長手方向に略弧状に曲ったレールを用いて、ベッドの前後方向と車椅子の前後方向とが斜向あるいは平行する配置であっても、座席部16をレール上に走行させて、車椅子の前方に向けて走行を開始し、ベッドへの到達はベッドの長手方向に直交して直進する状態で行なわれるので移動が容易に出来る。又、ベッドサイドに車椅子を設置しておくための過大なスペースを要しない。
図7に要素レールレール327の断面形状の例を示す。図7(a)に示す要素レール327の断面形状は矩形であるが、円形や楕円形であってもよい。多角形であってもよい。あるいはこれらの形状が複合された形状であってもよい。要素レール327の断面形状は、複数の要素レールをいれこ状に嵌めて重ねることができるものであれば特に限定されずコの字形、C字形あるいはΩ字形であってもよい。
図7(b)に示すように、要素レール327の周壁には補強リブ329を形成する長手方向曲げ折り筋が形成されてもよい。図7(c)、図7(d)に示すように、要素レール327の周壁に長手方向にスリット331が形成されていてもよい。
図8に座席部16の構成の一例を示す。座席部16は、基板22にスラストベアリング27を介して軸着する座面盤18と、基板22に軸25を介して軸着する車輪24とから構成される。座面盤18は基礎板33と基礎板33の上面に重畳され固定されたクッション部45とから構成される。
図9は基板22と車輪24との軸着の状態を示す拡大模式図である。基板22に切り欠き開口部52が形成され、切り欠き開口部52の内側に車輪24が配された状態で基板22と車輪24とが軸着する。車輪24には両端それぞれにフランジ54が設けられ、図10に示すように、車輪24がレール326からはずれないように走行を規制する。
x7に座席部の構成の他の一例を示す。図11において、座席部16aは下面に被支承部324を備えて上面に円形の窪み101が形成された基板22aと、窪み101に遊嵌する円盤状の座面盤18a5とを含んで構成される。座面盤18aの下面と窪み101の底面との間には両者の間のまさつ摩擦力を軽減する摩擦軽減手段103が備えられている。摩擦軽減手段103は、ポリフルオロエチレンのようなフッ素系樹脂のシートや低圧ポリエチレンやポリアミド系樹脂のビーズであってもよい。あるいは、多数の鋼球を回転自在に基板22aの上面に一部を露出させて埋め込んだものであってもよい。
基板22aや座面盤18aはそれらを面方向に2分する境界105で着脱自在に分割されていてもよい。これにより、不使用時に分割して運搬や収納ができる。
図12に基板22aが案内部材340a(あるいは340b、340c)を介して要素レール327(レール326)に係合された状態を示す。案内部材はレール326に案内されてレール326に沿って移動する。これにより基板22aが図8、図9に示すような車輪24のかわりに案内部材に案内されてレール326に沿って走行する。
図13に案内部材のさらに他の態様の一例を示す。案内部材340dは、要素レール327(レール326)の中空部に位置して要素レール327に係合している。案内部材340dは、基板22aに上端部111で固定され、下端部に円筒状の車輪109が、要素レール327の中空部の内壁を要素レール327の長手方向に転動可能に、軸着部113で軸着している。
図12、図13に示す態様においては、基板22aを、レール326に案内部材を介して係合された状態で車椅子から着脱自在に取り外しが可能である。
又、本発明のスライド座椅子は、座面部に取り付けられて選択的に使用される互いに平行な4本の伸縮自在のレールを備えていてもよい。スライド座椅子の使用時には、この4本のレールのなかで、外側のレールのうちの一本が縮められたまま非使用となる。図14に4本の伸縮自在のレール326−1〜4を備えたスライド座椅子400の使用状態を示す。レール326−1〜4はこの順の配列で座面部16に取り付けられている。なお、座面部16は、それぞれのレールに対応する被支承部を備える。
図14において、レール326を車椅子402からベッド50へ架け渡して搭載者1が車椅子402からベッド50へ移動する。搭載者1は座席部16に乗った状態でステージ1(S1)からステージ5(S5)の順でレール上を移動する。4本の伸縮自在のレールのうちレール326−1が縮められたまま非使用となる。レール326−3も縮められたまま非使用であってもよいが、レール326−3も含めた3本のレールで座席部16を支えることがレールの撓みを軽減できて好ましい。
ステージ(1):座席部16が車椅子402から離れて間もない状態であり、搭載者1は前向きに座席部16に乗って足を前に伸ばした状態である。なお、前後は車椅子402を基準とする方向をいうものとする。
ステージ(2):搭載者1は体の向きを前向きのまま両足の膝から下の部分をレール326−2の傍らに下ろす。レール326−1が他のレールと同様に伸ばされているとこの足を下ろす動作の邪魔になるが、レール326−1が縮められているのでこの動作が円滑に行なわれる。
ステージ(3):足を下ろしたまま座面盤を回転させて体を横向きにする。
ステージ(4):座席部16がベッド50の縁に達する。その後両足の膝から下の部分をベッド50の上に載せる。
ステージ(5):両足の膝から下の部分をベッド50の上に載せた状態で座席部16をレールの終端まで移動させる。ついで体をベッド50に移す。
このように、レール326−1が縮められたままであることにより、ステージ(2)の動作がレール326−1に妨げられることがなくなる。
ベッド50にステージ(5)の状態とは逆向きに下りる場合は4本のレールのうちレール326−4が縮められたまま非使用となり、搭載者1は両足の膝から下の部分をレール326−3の傍らに下ろすことになる。このとき、レール326−2も縮められたまま非使用であってもよい。
このような態様に対応して4本の基礎レール328が固定された350ベース基盤350を図15に示す。
座席部16の上面55とベッドの上面57とは面一であることが搭載者の座席部16からベッドへの移行が円滑になるので望ましい。このため、本発明においては、図16、図17に示すベッド移行機能付きベッド50aのように、スライド座椅子を装着した車椅子402におけるレール326の先端部121を進入させるマット切欠き部356がベッド基盤51の側部に形成されることが好ましい。ベッド基盤51はマット53を載置するベース盤である。ベッド移行機能付きベッド50aにおいては、マット53が切欠き部356に着脱自在に補填される補填部材360を備える。補填部材360は車椅子402のレール326が切欠き部356から退出したときに切欠き部356に補填される。マット53と補填部材360とはヒンジ部362あるいは可撓性部材を介して連結されており、ヒンジ部362を支点として補填部材360が開閉される。あるいは、補填部材360がマット53から独立しており、切欠き部356に嵌め込まれる態様であってもよい。なお、符号59は、ベッド基盤51の上面に固定された固定具であり、ベッド基盤51の上面に載置されたレール326の先端部121を係合して一時的に固定するものである。符号63は固定具59に対応して補填部材360に設けられた窪みである。
さらに、本発明においては、図18に示すようにベッド移行機能付き車椅子2が伸縮性の補助アーム(アーム)370を備えてもよい。補助アーム370はベッド移行機能付き車椅子2の肘掛け部372に係合されて装着される。補助アーム370は要素アーム370−1、370−2、370−3、370−4がこの順でいれこ構造で連結された構造を有し、縮んだ状態で要素アーム370−1や肘掛け部372とほぼ同じ長さとなり、最も太い要素アーム370−1が肘掛け部372に沿って配されて肘掛け部372に係合される。
(C1)の状態では要素アーム370−2が要素アーム370−1から引き出されて要素アーム370−1の先端部から立設する。その他の要素アームは要素アーム370−2の中空部に収められている。この(C1)の状態では立設した要素アーム370−2が点滴棒の役目を果たすことができる。
(C2)の状態では要素アーム370−2が要素アーム370−1から水平に引き出されかつ要素アーム370−3が要素アーム370−2から引き出されて要素アーム370−2の先端部から垂下し、要素アーム370−3の先端が床面5に当接する。この(C2)の状態では垂下した要素アーム370−2は搭載者が立つときの杖の役目を果たす。特に、トイレで使用されると、介護者が搭載者の衣服の操作をする作業が容易になる。
(C3)の状態では要素アーム370−2が要素アーム370−1から水平に引き出されかつ要素アーム370−3が要素アーム370−2から水平に引き出され、要素アーム370−4が要素アーム370−3から引き出されて要素アーム370−3の先端部から垂下し、要素アーム370−4の先端がベッド50の面380に当接する。この(C3)の状態では要素アーム370−2、370−3が、搭載者が座席部16に載ってレール326上を走行して移動するときの手すりとなる。
補助アーム370は左右一対がベッド移行機能付き車椅子2に装着される。
図19に隣接の四角筒状の要素アーム同士が直角に連結される態様の一例を示す。図19において、符号384はいれこ構造における太い方の要素アーム、符号385は細い方の要素アームである。要素アーム384の1先端部は上壁と下壁が欠落しており、互いに対面する側壁のみが四角筒状の本体386から本体386の長手方向に延出して側壁延出部388が形成されている。側壁延出部388には本体386の長手方向と直交する方向に延びる長孔390が互いに対面する位置に形成されている。
要素アーム385の1先端部には、長孔390に出入り自在に遊嵌する移動止め片392が不図示の取り付けボックスを介して取り付けられている。取り付けボックスには移動止め片392をそとがわに付勢する不図示の付勢手段が内蔵されている。要素アーム385が要素アーム384の中空部に挿入されると、移動止め片392は、要素アーム384の側壁に圧迫されて取り付けボックスのうちがわに向けて引っ込む。移動止め片392が折り曲がり部500を折り曲がった状態に保持する保持手段502を構成している。
図20は要素アーム384の形状を示す。図21は要素アーム385の形状を示す。図21において、符号394は取り付けボックスである。
図22に隣接の四角筒状の要素アーム同士が直角に連結される他の態様の一例を示す。図22において、要素アーム384の1先端部にL字型の角材396の一端が挿入され、要素アーム385の1先端部に角材396の他端が挿入される。一端と他端とは直交している。角材396が、折り曲がり部500aを折り曲がった状態に保持する保持手段502aを構成している。
ベッド移行機能付き車椅子2においては、図23(座席部16は不図示)に示すように、本体フレーム部20が底フレーム部12を支持するように取り付けられた昇降手段60を備えてもよい。昇降手段60自身の伸長により、ベッド移行機能付き車椅子2を床面5から浮き上がらせて、床面5と基礎レール328との距離を調節することが出来る。これにより、異なる高さのベッドに対して、延ばされたレール326を水平にして先端部46(3)をベッドに載置することが出来る。昇降手段60は車椅子402に取付け部131を介して着脱自在に取付けられてもよい。昇降手段60の態様は特に限定されないが例えばいわゆるシザースリンクの機構を有するものであってよい。
その他、本発明は、主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
ベッド移行機能付き車椅子における本発明のスライド座椅子の態様を示す一部透視説明図である。 本発明のスライド座椅子に用いられるレールの構成の一例を示す斜視模式図である。 レールを固定したベース基盤の一例を示す斜視図であり、図3(a)はベース基盤が折り畳まれた状態、図3(b)はベース基盤がフラットになった状態である。 基礎レール328に備えられた係止部の態様の一例を示す断面図である。 本発明のスライド座椅子を備えたベッド移行機能付き車椅子の使用状態を説明する側面模式図である。 ベッド移行機能付き車椅子の他の使用状態を説明する側面模式図である。 本発明のスライド座椅子に用いられるレールの断面図であり、図7(a)〜(d)はそれぞれ異なる態様である。 ベッド移行機能付き車椅子に用いられる座席部の構成の一例を示し、図8(a)は側面図、図8(b)は正面図である。 図8に示す座席部の要部斜視模式図である。 図8に示す座席部の要部断面図である。 ベッド移行機能付き車椅子に用いられる座席部の構成の他の一例を示し、図8(a)は正面図、図8(b)は平面図である。 基板が案内部材を介してレールに係合された状態を示す要部断面図であり、図12(a)〜(c)はそれぞれ異なる態様である。 基板が案内部材を介してレールに係合された状態を示す他の態様の要部断面図である。 4本の伸縮自在のレールを備えたスライド座椅子の使用状態を示す説明図であり、図14(a)は側面図、図8(b)は平面図である。 レールを固定したベース基盤の他の態様の一例を示す斜視図であり、図3(a)はベース基盤が折り畳まれた状態、図3(b)はベース基盤がフラットになった状態である。 レールを進入させる切欠き部が形成されたベッド移行機能付きベッドの態様を示す側面説明図である。 レールを進入させる切欠き部が形成されたベッド移行機能付きベッドの態様を示す要部斜視図である。 伸縮性の補助アームを備えたベッド移行機能付き車椅子の態様を示す側面説明図である。 隣接の四角筒状の要素アーム同士が直角に連結される折り曲がり部の態様の一例を示す斜視模式図である。 図19における太いほうの要素アームの形状を示し、図20(a)は正面図、図20(b)は平面図、図20(c)は側面図である。 図19における細いほうの要素アームの態様を示し、図21(a)は正面図、図21(b)は平面図、図21(c)はG−G方向の断面模式図である。 隣接の四角筒状の要素アーム同士が直角に連結される折り曲がり部の態様の他の一例を示す正面模式図である。 ベッド移行機能付き車椅子に昇降手段が取り付けられた状態の一例を示す側面説明図である。
符号の説明
2、2a、2b:ベッド移行機能付き車椅子
4:前輪
6:後輪
20:本体フレーム部
16、16a:座席部
18、18a:座面盤
22、22a:基板
24:車輪
326:レール
328:基礎レール
334:要素レール
50:ベッド
53:マット
60:昇降手段
90:要素レール
400、400a、400b:スライド座椅子
402:車椅子
350:ベース基盤
340a、340b、340c、340d:案内部材
356切欠き部
360補填部材
50a:ベッド移行機能付きベッド
500:折り曲がり部
502:保持手段
370:補助アーム(アーム)

Claims (9)

  1. 前輪及び後輪と、該前輪及び後輪を支持する本体フレーム部とを有する車椅子に装着されるものであって、前記車椅子に着脱自在に取り付けられるレールと、該レールに沿って移動可能な座面部とを備え、前記レールが、ベッドと前記車椅子に架け渡される一の状態と、縮められた状態、折られた状態、分割された状態から選択される他の状態と、をとり得て、前記一の状態において前記座面部が前記レールに沿って移動するスライド座椅子。
  2. 前記レールが前記レールが固定されるベース基盤を介して前記車椅子に係止される請求項1に記載のスライド座椅子。
  3. 前記ベース基盤が不使用時に折り畳み可能とされた請求項2に記載のスライド座椅子。
  4. 前記レールが該レールに案内されて移動する案内部材を介して前記座面部に係合された請求項1ないし3のいずれかに記載のスライド座椅子。
  5. 前記座面部が、前記レールに案内されて走行する基板と、該基板に座面と直交する軸心の回りに回動可能に支持される座面盤とを備える請求項1ないし4のいずれかに記載のスライド座椅子。
  6. 選択的に使用される互いに平行な4本の前記レールを備える請求項1ないし5のいずれかに記載のスライド座椅子。
  7. 前記レールが複数の要素レールを組み立てて成る請求項1ないし6のいずれかに記載のスライド座椅子。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載のスライド座椅子を車椅子に装着し、該車椅子との間に前記レールを架け渡すベッドであって、マットと該マットを載置するベッド基盤を備え、該レールの先端部を進入させる切欠き部が該マットの側部に形成され、該切欠き部に着脱自在に補填される補填部材を備えるベッド移行機能付きベッド。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載のスライド座椅子を装着可能な車椅子に取り付けられる伸縮自在なアームを含んでなり、該アームに略直角に折れ曲がる折り曲がり部が可逆的に形成可能であり、該折り曲がり部を折り曲がった状態に保持する保持手段を備えた車椅子用補助アーム。
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