JP2006263087A - 家具類転倒防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
家具類や家屋を損傷せず、美観を損ねず、既設の家具類に簡単に着脱出来、作動のタイミングを確実に設定でき、構造簡単な家具類転倒防止装置を提供する。
【解決手段】
地震などで家具類が転倒する恐れがある時、家具類の近傍から飛び出し踏ん張る踏張手段を有する踏張部を備える踏張機能部と、後面把持機能部と、前記踏張機能部と前記後面把持機能部とを間隔調節可能に連結し、前記踏張機能部と前記後面把持機能部とで前記家具類を挟んで締め付ける締付機能部とを備えることを特徴とする家具類転倒防止装置、並びに、前記踏張部が前記踏張手段と、前記踏張手段を収納可能の収納部と、前記踏張手段を前記収納部から飛び出し可能に付勢する飛出力部と、前記踏張手段を通常は前記飛出力部の力に抗して前記収納部に掛止し、前記家具類の底面が離床する時に、掛止を解除する掛止部とを備えることを特徴とする踏張部である前記家具類転倒防止装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は家具類が地震などで転倒するのを防止する装置に関するものである。
地震時等に家具類の側面から踏張手段が飛び出るタイプの転倒防止装置を、家具類を損傷することなく取り付ける方法として、特許文献1や特許文献2が提案されている。これらは、万力で家具類を把持して踏張部を固定するものである。
又、飛び出る踏張手段を通常は掛止し、地震時など家具類が転倒する恐れのある時に掛止を解除する方法として、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6が提案されている。
特許文献3は振動で転動する球体の移動により掛止を解除して、竿体を飛び出させるものである。
特許文献4は振り子の振動によって掛止を解除し、伸縮脚を飛び出させるものである。
特許文献5は振動感知手段からの信号を受けて作動する装置によって摺動部材を飛び出させるものである。
特許文献6は振動感知手段からの信号で電磁石が作動して掛止を解除し、フロントパネルを前方に飛び出させるものである。
特開平9−70328号公報 特開平11−20832号公報 特開平9−23946号公報 特開平9−75159号公報 特開平10−276847号公報 特開平11−89657号公報
特許文献1や特許文献2のように、万力で挟んで取り付ける方法は、家具類の寸法によっては、万力のヨーク部分が、家具類の前後方に大きくはみ出し、美観を損ねるとか実質の設置面積が大きくなる等の問題がある。
特許文献3は転動体が移動することで、特許文献4は振り子が移動することで、掛止を解除するのであるが、これらは構造がやや複雑であるばかりでなく、掛止解除を所望のタイミングで設定することが容易でない等の難点がある。
特許文献5や特許文献6に至っては電気信号を使うなど、一般家庭用としては仕掛けが大袈裟である。
そこで本発明は、家具類や家屋を損傷することなく、美観を損ねず、場所を取らず、既設の家具類に簡単に着脱出来、作動のタイミングを確実に設定出来、しかも構造簡単な家具類転倒防止装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、地震などで家具類が転倒する恐れがある時、前記家具類の近傍から飛び出し踏ん張る踏張手段を有する踏張部と、前記家具類を把持する部分を有する前面把持部とを備える踏張機能部と、前記家具類を把持する部分を有する後面把持機能部と、前記踏張機能部と前記後面把持機能部とを間隔調節可能に連結し、前記前面把持部と前記後面把持機能部とで前記家具類を挟んで締め付ける締付機能部とを備えることを特徴とする家具類転倒防止装置を提供する。
請求項2記載の発明は、前記踏張部が前記踏張手段と、前記踏張手段を収納可能の収納部と、前記踏張手段を前記収納部から飛び出し可能に付勢する飛出力部と、前記踏張手段を通常は前記飛出力部の力に抗して前記収納部に掛止し、前記家具類の底面の一部または全部が離床する時に、掛止を解除する掛止部とを備えることを特徴とする踏張部である請求項1記載の家具類転倒防止装置を提供する。
請求項3記載の発明は、前記掛止部が、上部の口径より下部の口径が大きい段付貫通孔を有する掛止ピン箱と、前記段付貫通孔に下側での出入り可能で、下端は前記家具類を設置する床面に着床して設置する段付の掛止ピンと、前記段付貫通孔の下段の孔内に前記掛止ピンを下方に押し出し可能に付勢するピン圧縮コイルばねとを備えることを特徴とする掛止部である請求項1記載の踏張部を提供する。
請求項4記載の発明は、前記掛止ピンが、上下に螺合する2つの部品で構成され、螺合の度合により長さ調整可能の掛止ピンである請求項3記載の掛止部を提供する。
請求項1記載の発明は、家具類転倒防止を家具類を伸縮自在に把持して取り付けられるので、下記の効果がある。
(1)既設家具類への取り付け取り外しが簡単である。
(2)家具類や家屋を損傷しないで取り付けられる。
(3)はみ出し最小限に取り付けられるので、家具類の実質設置面積を最小限にできるし、美観を損ねない。
(4)家具類の多様な寸法に伸縮自在に適合するので、少品種大量生産方式の商品化に適する。
請求項2記載の発明は、家具類底面の一部または全部の離床で掛止部が、踏張手段の掛止を解除するので、家具類自体が傾く、あるいは跳ね上がる時のみ作動し、地盤の震度や家屋の揺れ等で作動するものに比べ、無用な作動が少ない。
請求項3記載の発明は、家具類と床とで拘束されていた掛止ピンが家具類の底面と床とが所定の間隔になる時に、付勢するピン圧縮コイルばねで掛止ピンを下方に押し下げて、掛止を解除する掛止部であるので、下記の効果がある。
(1)家具類自体が所定の傾き、あるいは跳ね上りになった時のみ作動し、無用な作動がない。
(2)作動のタイミング設定が容易で、しかも確実に作動させることができる。
(3)構造が簡単なので、製造コストが低減出来る。
請求項4記載の発明は螺合する2つの部分からなる掛止ピンなので、実用長さが簡単に調節出来るので、作動のタイミング設定がさらに容易になり、設定変更も簡単に出来る。
前述の課題を解決するための本発明の実施例を、添付図面を参照にして説明する。
図1、図2で、収納部12と、これに挿入される踏張手段11と、踏張手段11を飛び出し可能に付勢する飛出力部13と、踏張手段11を収納部12に掛止する掛止部14とで踏張部10を構成し、更に、収納部12の先端部分に前面把持板15aを有する前面把持部15を固着して、踏張機能部1を構成する。
収納部12の後部を、後面把持板22を有する後面把持機能部2の案内筒21にスライド可能に挿入する。
前面把持部15に穿ったボルト孔15bにボルトでなる締付機能部3を通し、後面把持機能部2の雌螺子23に螺合させる。
家具類70の側方下端部の前面に前面把持板15aを当て、側方下端部の後面に後面把持板22を当て、締付機能部3を廻して締め付けて、家具類転倒防止装置を家具類70に取り付け固定する。
図2、図3、図4、図7で、踏張手段11は大円筒11aと小円筒11bとでなる二重の円筒で、小円筒11bの端部に掛止孔11hがある。収納部12は一端から大円筒11aが挿入可能な円筒で、他端には側板12aがあり、側板12aの中心部に小円筒11bが挿入可能の側板孔12hがある。小円筒11bの外周に圧縮コイルばねである飛出力部13を被せて、踏張手段11を収納部12に挿入し、掛止孔11hが側板孔12hの外に出るまで飛出力部13を圧縮する。
側板12aの下部に固着している掛止部14の掛止ピン14bの上端部を、掛止孔11hに挿入して、踏張手段11を収納部12に掛止する。通常は掛止ピン14bの下端は床60に着床していて、掛止の状態を保っている。しかし、地震等で家具類70が揺れて、掛止部14が跳ね上がると、掛止ピン14bは重力とピン圧縮コイルばね14cの付勢力により掛止孔11hから抜けて掛止を解除するため、踏張手段11は収納部12から飛び出す。この結果、家具類70の実質底面積が拡張して、転倒に対する抗力は増大する。この際、収納部12に切ってあるストッパー溝12mと、大円筒11aに付いているストッパー11zのため、踏張手段11の全てが抜け出すことはない。
図1、図4で、収納部12の側板12aに取り付けた掛止ピン箱14aの段付貫通孔14hに、ピン圧縮コイルばね14cを付勢して、掛止ピン14bを挿入し、その下端を床60に着ける。地震等で、家具類70と共に収納部12が揺れて、掛止ピン箱14aが上方に移動すると、掛止ピン14bは、重力とピン圧縮コイルばね14cの付勢力により掛止ピン箱14aから下方に押し出され、掛止孔11hから抜けて、踏張手段11の掛止を解除する。
家具類転倒防止装置を家具類70に取り付ける際、ロックビス螺子孔14sに螺挿貫通するロックビス14dの先端をロックビス溝14mに差し入れて、掛止ピン14bを掛止ピン箱14aに掛止して、取り付け終了後にロックビス14dを緩め、掛止を解除すると、取り付け作業が容易になる。
図4、図5で、掛止ピン14bは、雄螺子部分のある掛止ピン上部14pと雌螺子部分のある掛止ピン下部14rが螺合したもので、螺合の度合により、実用長さを加減出来る。この掛止ピン14bによれば、踏張手段11の飛び出すタイミングを任意に、しかも容易に調節出来る。
図6で、前面挟板15aと後面挟板22のうち、少なくとも一つが家具類70と床60の間に食い込む爪15nを有することが好ましい。
図7で、本家具類転倒防止装置を取り付けた家具類70の地震時動態を説明する。家具類70の両側面下端に取り付けた本発明による家具類転倒防止装置が、(A)揺れが設定値以下の場合は作動しないが、(B)設定値を超えると踏張手段が家具類の前方に飛び出し始め、(C)数回の揺れで全部飛び出て、床60に踏ん張り家具類70の転倒を防ぐ。
本発明の一実施例の斜視図である。(A)は前方からの斜視図で、(B)は後方からの斜視図である。 踏張部の一実施例の斜視図である。(A)は踏張手段が収納部に収められている状態で、(B)は踏張手段が収納部から飛び出ている状態である。 踏張手段と収納部と飛出力部の一実施例の断面図である。 掛止部と踏張手段と収納部の一実施例の断面図である。 掛止ピンの一実施例の斜視図である。 前面把持部の一実施例の斜視図である。 本発明による家具類転倒防止装置の一実施例を取り付けた家具類の地震時動態を想定した斜視図である。(A)は揺れが小さい状態を、(B)は揺れが大きくなって踏張手段が飛び出し始める状態を、(C)は踏張手段が飛び出しきった状態を示す。
符号の説明
1 踏張機能部
10 踏張部
11 踏張手段
11a 大円筒
11b 小円筒
11z ストッパー
11h 掛止孔
12 収納部
12a 側板
12h 側板孔
12m ストッパー溝
13 飛出力部
14 掛止部
14a 掛止ピン箱
14h 段付貫通孔
14s ロックビス螺子孔
14b 掛止ピン
14m ロックビス溝
14p 掛止ピン上部
14r 掛止ピン下部
14c ピン圧縮コイルばね
14d ロックビス
15 前面把持部
15a 前面把持板
15n 爪
15b ボルト孔
2 後面把持機能部
21 案内筒
22 後面把持板
23 雌螺子
23h 掛止ピン脚孔
3 締付機能部
60 床
70 家具類

Claims (4)

  1. 地震などで家具類が転倒する恐れがある時、前記家具類の近傍から飛び出し踏ん張る踏張手段を有する踏張部と、前記家具類を把持する部分を有する前面把持部とを備える踏張機能部と、前記家具類を把持する部分を有する後面把持機能部と、前記踏張機能部と前記後面把持機能部とを間隔調節可能に連結し、前記前面把持部と前記後面把持機能部とで前記家具類を挟んで締め付ける締付機能部とを備えることを特徴とする家具類転倒防止装置。
  2. 前記踏張部が、前記踏張手段と、前記踏張手段を収納可能の収納部と、前記踏張手段を前記収納部から飛び出し可能に付勢する飛出力部と、前記踏張手段を通常は前記飛出力部の力に抗して前記収納部に掛止し、前記家具類の底面の一部または全部が離床する時に、掛止を解除する掛止部とを備えることを特徴とする踏張部である請求項1記載の家具類転倒防止装置。
  3. 前記掛止部が、上部の口径より下部の口径が大きい段付貫通孔を有する掛止ピン箱と、前記段付貫通孔に下側での出入り可能で、下端は前記家具類を設置する床面に着床して設置する段付の掛止ピンと、前記段付貫通孔の下段の孔内に前記掛止ピンを下方に押し出し可能に付勢するピン圧縮コイルばねとを備えることを特徴とする掛止部である請求項2記載の踏張部。
  4. 前記掛止ピンが、上下に螺合する2つの部品で構成され、螺合の度合により長さ調整可能の掛止ピンである請求項3記載の掛止部。
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