JP2007037930A - 引出用地震時自然ロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震による引出の飛び出し、又は運搬や移動させる時の傾きや振動による引出の飛び出しを、自然的にロックして防止し、また半開き状態で地震に見舞われたとき、その半開き状態の位置からロックの反動で即引き戻して閉止状態にし、その震動や振動が静止又は平常状態になった時、引出が自然に即元の状態に戻る引出家具の提供。
【解決手段】重心を上にしたストッパー振子1を引出6の底板下面直下の引き出し口9直近に設け、一方の引出6底板下面に、単体又は列なる引出ストッパー5を奥行き方向に設けて地震時にストッパー振子1先端のストッパー2が、地震動又は振動で振り上がって引出6の底板下面の引出ストッパー5に突き当り、引出6の飛び出しを止める引出用地震時自然ロック装置を引出家具に構成する。
【選択図】図3
【解決手段】重心を上にしたストッパー振子1を引出6の底板下面直下の引き出し口9直近に設け、一方の引出6底板下面に、単体又は列なる引出ストッパー5を奥行き方向に設けて地震時にストッパー振子1先端のストッパー2が、地震動又は振動で振り上がって引出6の底板下面の引出ストッパー5に突き当り、引出6の飛び出しを止める引出用地震時自然ロック装置を引出家具に構成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、引出用の地震時自然ロック装置に関する。
従来の引出用の地震時自動ロック装置は、引出自体の奧側に掛金具と、引出を収納する家具本体の奥側にロック装置本体を設ける構造のものが主に用いられている。
特開平09−224765
然しながら、これまでの地震用引出ロック装置は、少しでも引出が開いた状態の時に地震に見舞われると引出がそのまま飛び出してしまう欠点があり、従って引出が半開き状態での地震であってもそのまま自然的に即引き込んでロック状態を保ち、その震動や振動が静止し正常状態になったとき、自然にロック解除して通常状態に戻る引出用の耐震自然ロック装置が引出家具に求められる点である。
重心を支点上とやや片側寄りにして形成したストッパー振子を引出の底板下面直下の引き出し口直近に設け、一方引出底板下面に単体又は前後方向に列なる引出ストッパー(突起)を形成し、地震動でストッパー振子の片側が振り上がり、引出底板下面の突起した引出ストッパーに突き当って引出の飛び出しを止め又は引き込む引出用地震時自然ロック装置を構成して引出家具に設ける。
本発明の引出用地震時自然ロック装置は、地震やその他の振動を受けると瞬時に引出の飛び出しをストップさせ、また半開きや中途開き状態の引出を瞬時にその位置から引き込み、その地震や揺れが静止すると引出のロックが自然的に解除され平常状態に戻る。
引出用地震時自然ロック装置は、引出の開け始め、又は開閉途中、あるいは収納物の出し入れの使用中において突然の地震に見舞われても引出をその状態の位置で瞬時にストップさせ飛び出しを止めると同時に瞬時にして引出を引き込みロックするので安全である。
また引越しやその他で、家具或いは机を移動する時、又は運搬時にその震動や揺れ又は前傾きに反応し、自然ロックされて引出が飛び出さないため地震以外においても機能するので便利である。
本発明の引出用地震時自然ロック装置は、本体を家具体の引き出し口直近に設けることで、引出の在位置状況を問わず引出の奥行き全長に亘って確実にロックし、引き込ませる作用を単純なストッパー振子の可動部品一点で完全機能させる目的を実現した。
従って一点の可動部品で機能する構成なので故障がなく取付も簡単で製造コストにおいても経済的である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の1実施例の側面図で、図1は平常状態を示す図であり、図2図3は地震時の作動状態を示す図である。
図1〜図3において、1はストッパー振子である。
ストッパー振子1は、逆三角形状にして上部に重心を置き、先端にストッパー2と後端に戻し3及び下部に軸4を設け、重心をややストッパー2側に置いて形成し、上面を水平にして家具本体の引き出し口9直近の下側内部側板に設ける。
因みに、ストッパー振子1の上側中心部にボール溝を成形してボールを設け、地震時のボール移動でより一層反応を敏感にすることもできる。
図1〜図3において、1はストッパー振子である。
ストッパー振子1は、逆三角形状にして上部に重心を置き、先端にストッパー2と後端に戻し3及び下部に軸4を設け、重心をややストッパー2側に置いて形成し、上面を水平にして家具本体の引き出し口9直近の下側内部側板に設ける。
因みに、ストッパー振子1の上側中心部にボール溝を成形してボールを設け、地震時のボール移動でより一層反応を敏感にすることもできる。
地震でストッパー振子1が引出6の飛び出す方向に揺られた場合、ストッパー2側が振り上がって引出6の底板7の下面に形成した引出ストッパー5に突き当たって引出6をストップさせ、その反動で引出6を引き戻して閉ざし込む。
地震が治まり静止すると、やや重心のあるストッパー2側が重力で自然的に下がってストッパー振子1が水平に戻り、引出6のロックが自然的に即解除され開閉が自由になる。
地震が治まり静止すると、やや重心のあるストッパー2側が重力で自然的に下がってストッパー振子1が水平に戻り、引出6のロックが自然的に即解除され開閉が自由になる。
図1〜図3において、2はストッパーである。
ストッパー2は、引出6の底板7の下面に設けた引出ストッパー5の凹部に合致する形状でストッパー振子1の先端上面に小高く突出して成形し、地震時の揺れでこの部所が振り上がって引出ストッパー5の前面に当接し、引出6の飛び出しをストップさせ、ロックの反動で引出ストッパー5をそのまま引き戻して引出6を閉ざし込む。
ストッパー2は、引出6の底板7の下面に設けた引出ストッパー5の凹部に合致する形状でストッパー振子1の先端上面に小高く突出して成形し、地震時の揺れでこの部所が振り上がって引出ストッパー5の前面に当接し、引出6の飛び出しをストップさせ、ロックの反動で引出ストッパー5をそのまま引き戻して引出6を閉ざし込む。
図1〜図3において、3は戻しである。
戻し3は、ストッパー振子1の後端であり、ストッパー振子1の家具本体へ取り付けにおいて、引き出し口9の前面枠外面と戻し3の末端を同一面にしてストッパー振子1を水平に設ける。
因みに引出家具が地震で手前に傾いたとき、少し開いた状態の引出6の前板下部裏面8と引き出し口9の前面枠外面との間に隙間が生じるのでその隙間から戻し3を押し上げることで引き出し6を解放でき収納物を取り出せる。
また引出家具が正常状態になったときに引出6を閉めることで前板下部裏面8が戻し3に当接してストッパー振子1を水平に戻し平常状態にする。
戻し3は、ストッパー振子1の後端であり、ストッパー振子1の家具本体へ取り付けにおいて、引き出し口9の前面枠外面と戻し3の末端を同一面にしてストッパー振子1を水平に設ける。
因みに引出家具が地震で手前に傾いたとき、少し開いた状態の引出6の前板下部裏面8と引き出し口9の前面枠外面との間に隙間が生じるのでその隙間から戻し3を押し上げることで引き出し6を解放でき収納物を取り出せる。
また引出家具が正常状態になったときに引出6を閉めることで前板下部裏面8が戻し3に当接してストッパー振子1を水平に戻し平常状態にする。
図1〜図3において、4は軸である。
軸4は、ストッパー振子1の下部両サイドに形成した支点で、地震時にストッパー振子1を地震動に追従して自在に揺り動かし、引出6をロックして飛び出しを防ぐ。
因みに軸4を省いてストッパー振子1の下側末端をV型に形成し、ストッパー振子1の支持台に窪みを設けて戴置方式にしてもよい。
軸4は、ストッパー振子1の下部両サイドに形成した支点で、地震時にストッパー振子1を地震動に追従して自在に揺り動かし、引出6をロックして飛び出しを防ぐ。
因みに軸4を省いてストッパー振子1の下側末端をV型に形成し、ストッパー振子1の支持台に窪みを設けて戴置方式にしてもよい。
図1〜図3において、5は引出ストッパーである。
引出ストッパー5は、引出6の底板7下面に単体又は列なって奥行き方向に形成し、地震時にストッパー振子1のストッパー2の部分が震動で振り上がって引出ストッパー5に突き当り、引出6の飛び出しをストップさせ、また中途開き状態の引出6をロックの反動でその位置からそのままストッパー2で引き戻して引出6を閉ざし込み再度ロックする。
引出ストッパー5は、引出6の底板7下面に単体又は列なって奥行き方向に形成し、地震時にストッパー振子1のストッパー2の部分が震動で振り上がって引出ストッパー5に突き当り、引出6の飛び出しをストップさせ、また中途開き状態の引出6をロックの反動でその位置からそのままストッパー2で引き戻して引出6を閉ざし込み再度ロックする。
図1〜図3において、6は引出である。
引出6は、底板7の下面に引出ストッパー5を単体又は列ねて奥行き方向に成形し、地震時に振り上がるストッパー振子1先端のストッパー2が引出ストパー5に突き当りロックして引出6の飛び出しを止める。
引出6は、底板7の下面に引出ストッパー5を単体又は列ねて奥行き方向に成形し、地震時に振り上がるストッパー振子1先端のストッパー2が引出ストパー5に突き当りロックして引出6の飛び出しを止める。
図1〜図3において、7は底板である。
底板7は、その下面端側に単体又は列ねた引出ストッパー5を設ける。
底板7は、その下面端側に単体又は列ねた引出ストッパー5を設ける。
図1〜図3において、8は前板下部裏面である。
前板下部裏面8は、地震静止後ストッパー振子1が傾いた状態のままになった場合にも引出6を閉ざすと後端の戻し3に当接してストッパー振子1を平常状態の水平に戻すことになる。
前板下部裏面8は、地震静止後ストッパー振子1が傾いた状態のままになった場合にも引出6を閉ざすと後端の戻し3に当接してストッパー振子1を平常状態の水平に戻すことになる。
図1〜図3において、9は引き出し口である。
引き出し口9は、引出を出し入れする引出6そのものを収納する家具の開口部である。
引き出し口9は、引出を出し入れする引出6そのものを収納する家具の開口部である。
本発明の引出用地震時自然ロック装置は、乗物など様々な形態の引出にも応用できる。
1 ストッパー振子
2 ストッパー
3 戻し
4 軸
5 引出ストッパー
6 引出
7 底板
8 前板下部裏面
9 引き出し口
2 ストッパー
3 戻し
4 軸
5 引出ストッパー
6 引出
7 底板
8 前板下部裏面
9 引き出し口
Claims (2)
- 重心を支点上とやや片側寄りにしたストッパー振子を引出の底板下面直下の引き出し口直近又は引き出し口から奥行きの間に設け、一方の引出底板下面に、単体又は列なる引出ストッパーを前後方向に形成し、地震でストッパー振子の片側を振り上げ、引出ストッパーに突き当って引出の飛び出しをストップさせると同時に引出を引き込んでロックし、震動の静止でロック解除する引出用地震時自然ロック装置。
- 半開き又は中途開き状態の引出を、地震でその位置からそのまま引き込んでロックし、その静止でロック解除する請求項1記載の引き込み機能を持たせた引出家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005243398A JP2007037930A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 引出用地震時自然ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005243398A JP2007037930A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 引出用地震時自然ロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007037930A true JP2007037930A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37796429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005243398A Pending JP2007037930A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 引出用地震時自然ロック装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007037930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020532396A (ja) * | 2017-08-23 | 2020-11-12 | レヨ ホールディングス エスディーエヌ ビーエイチディー | 引き出し用の安全ロック |
-
2005
- 2005-07-29 JP JP2005243398A patent/JP2007037930A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020532396A (ja) * | 2017-08-23 | 2020-11-12 | レヨ ホールディングス エスディーエヌ ビーエイチディー | 引き出し用の安全ロック |
JP7134237B2 (ja) | 2017-08-23 | 2022-09-09 | レヨ ホールディングス エスディーエヌ ビーエイチディー | 引き出し用の安全ロック |
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