JP2006262946A - 脚筋力強化器 - Google Patents
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Abstract
【課題】健常者から両脚の筋力が衰え歩行が困難になった高齢者等まで、安全な使用が可能で使用し易く、体力に応じて簡単に両脚の筋肉を鍛えて筋力を強化することができるようにする。
【解決手段】使用者が臀部を乗せる敷物2と、その敷物2の前縁部付近の所定箇所に後端部を夫々固着して取り付けた左右の各脚用引張ばね体3と、その各脚用引張ばね体3の先端部に夫々固着して取り付けた足首に装着脱可能な足首取付具4とから構成する。そして、左右の各脚用引張ばね体3として、伸縮自在な被服層を有する紐状の弾性ゴム体を用いると好ましくなる。又、左右の各脚用引張ばね体の後端部を、結合・分離自在具を介して敷物の前縁部付近に夫々固着するとよい。
【選択図】 図1
【解決手段】使用者が臀部を乗せる敷物2と、その敷物2の前縁部付近の所定箇所に後端部を夫々固着して取り付けた左右の各脚用引張ばね体3と、その各脚用引張ばね体3の先端部に夫々固着して取り付けた足首に装着脱可能な足首取付具4とから構成する。そして、左右の各脚用引張ばね体3として、伸縮自在な被服層を有する紐状の弾性ゴム体を用いると好ましくなる。又、左右の各脚用引張ばね体の後端部を、結合・分離自在具を介して敷物の前縁部付近に夫々固着するとよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は両脚の筋肉を鍛えて筋力を強化するのに用いる脚筋力強化器に関する。
人体にある筋肉の半分が両脚にあり、そのふくらはぎが第2の心臓といわれているように、両脚の筋力は人間の生活にとって非常に大切である。一般的には両脚の筋力を維持できれば、健康で活発な生活を送ることができる。両脚の筋力が弱くなると、不活発になって不健康にもなり易い。そこで、従来から両脚の筋力を鍛えて筋力を強化するために、室内で使える種々の脚筋力強化機器が開発されて使用されている。
しかしながら、このような脚筋力強化機器は通常、歩行等を不自由なく行える健常者を対象とし、床上に置いた機器の上に立って乗り或いは横になって乗る等して、両脚の筋肉を鍛えるような構造となっている。それ故、健常者でない者、例えば長期間入院していて、両脚の筋力が衰え歩行が困難になった高齢者等が乗るには、乗る場所が高すぎて使用し難く、落下の危険もあるため簡単に使用できない。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、健常者から両脚の筋力が衰え歩行が困難になった高齢者等まで、安全な使用が可能で使用し易く、体力に応じて簡単に両脚の筋肉を鍛えて筋力を強化することができる脚筋力強化器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による脚筋力強化器は使用者が臀部を乗せる敷物と、その敷物の前縁部付近の所定箇所に後端部を夫々固着して取り付けた左右の各脚用引張ばね体と、その各脚用引張ばね体の先端部に夫々固着して取り付けた足首に装着脱可能な足首取付具とから構成する。
そして、左右の各脚用引張ばね体として、伸縮自在な被服層を有する紐状の弾性ゴム体を用いると好ましくなる。
又、左右の各脚用引張ばね体の後端部を、結合・分離自在具を介して敷物の前縁部付近に夫々固着するとよい。
本発明の脚筋力強化器は、通常床等の平らな面上に置き、その敷物上に臀部を乗せ、両脚を屈曲させて両足を前方の床上等に置き、体を3点で支えて姿勢を安定な状態にした後、その両足首に対応する足首取付具を夫々装着脱できるので、安全に準備或いは取り外す行為等を行える。そこで、装着後に両手を敷物より後方の床上等に置き、両脚を前方に持ち上げ或いは床上等に置いて、やはり体を3点で支えて姿勢を安定な状態にした後、両脚を各ばね体の引張力に抗して交互又は同時に伸ばし、屈伸を繰り返して行なう。すると、床上等で安全に屈伸運動を行なって両脚の筋肉を体力に応じて鍛えることができる。しかも、使用中等に敷物上に乗せる臀部の位置を前後方向に適宜移動すると、ばね体の引張力が強くなったり、弱くなったりするので、必要に応じて簡単に引張力を調節できる。
そして、左右の各脚用引張ばね体として、伸縮自在な被服層を有する紐状の弾性ゴム体を用いることにより、その脚用引張ばね体を屈伸運動時に伸縮させても、そのばね体に体や衣服の一部が挟み込まれる恐れがなく、安全に屈伸運動を行なうことができる。
又、左右の各脚用引張ばね体の少なくとも後端部を、結合・分離自在具を介して敷物の前縁部付近に夫々固着することにより、使用者の身長や体力に応じた長さ、ばね力等を有する脚用引張ばね体を選び、その脚用引張ばね体を結合・分離自在具によって敷物に固着して使用できるので好都合となる。
以下、添付の図1、2を参照にして、本発明の実施の最良形態を説明する。
図1は本発明を適用した脚筋力強化器の正面図である。この脚筋力強化器1は、使用者が臀部を乗せる敷物2と、その敷物2の前縁部付近の所定箇所に後端部を夫々固着して取り付けた左右の各脚用引張ばね体3(3a、3b)と、その各脚用引張ばね体3の先端部に夫々固着して取り付けた足首に装着脱可能な足首取付具4(4a、4b)とから構成する。そして、敷物2にはその部材として、例えば一辺の長さが45cm程の正方形状の化学繊維製パイル地、不織布等を用いる。すると、パイル地を上側に不織布を下側にして重ね合わせ、縁部を縫い合わせて結合することにより、強度が大きく、若干のクッション性を有する薄い平板体を製作でき、使用者が臀部を乗せるのに適したものになる。
図1は本発明を適用した脚筋力強化器の正面図である。この脚筋力強化器1は、使用者が臀部を乗せる敷物2と、その敷物2の前縁部付近の所定箇所に後端部を夫々固着して取り付けた左右の各脚用引張ばね体3(3a、3b)と、その各脚用引張ばね体3の先端部に夫々固着して取り付けた足首に装着脱可能な足首取付具4(4a、4b)とから構成する。そして、敷物2にはその部材として、例えば一辺の長さが45cm程の正方形状の化学繊維製パイル地、不織布等を用いる。すると、パイル地を上側に不織布を下側にして重ね合わせ、縁部を縫い合わせて結合することにより、強度が大きく、若干のクッション性を有する薄い平板体を製作でき、使用者が臀部を乗せるのに適したものになる。
又、左右の各脚用引張ばね体3には一定の長さを有する弾性ゴム体、金属製引張コイルばね体等を用いる。その際、化学繊維製の伸縮自在な被服層を有する紐状の弾性ゴム体が安価であり、強度や安全性等においても適している。そこで、各脚用引張ばね体3として、例えば長さが70cm、太さが6.5mm程の紐状弾性ゴム体を用いる。しかも、引張力を大きくするため、いずれもその中央で二つに折り曲げ、両端部(後端部)を5cm程ずつ接近させて並べ、敷物2の前縁部内に上下の布地で挟持されるように挿入し、縫い付けて固着する。その際、左右両脚を離して屈伸運動し易くするため、左右の各脚用引張ばね体3の両端部を敷物2の前縁部に20cm程の間隔を開け、左右対称となるように配置して取り付ける。なお、金属製引張コイルばねを被覆せずにそのまま用いると、伸縮させた時に時として体や衣服の一部がそのばねに挟み込まれる恐れがある。
又、左右の各足首取付具4は前側に足首出し入れ開口5を有する足首巻回部6と、その開口5に臨む片側縁部に一体に結合した巻回調節部7とから構成し、その部材として強度が大きく、肌触りの良い化学繊維製の布を用いる。そして、足首巻回部6は袋状にして内部にプラスチック製板ばねを収納し、足首に均等に力が加わるようにする。又、足首に装着脱可能にするため、その足首巻回部6の開口5に臨む他側縁部寄り外面の一部に面ファスナーの輪部を設置し、巻回調節部7には内面側のほぼ全面に面ファスナーの鉤部を設置する。すると、足首巻回部6と巻回調節部7とに設けた面ファスナーの鉤部と輪部の結合、分離により、開口5の開閉と足首の太さに合わせた巻回長さの調節を自由に行えるようになる。そこで、各足首取付具4を左右の各脚用引張ばね体3の先端部に当る屈曲箇所に縫い付ける等して夫々固着し取り付けると、脚筋力強化器1が完成する。
このような脚筋力強化器1を使用する場合、通常床等の平らな面上に置く。そして、使用者が敷物2上の中央部に臀部を乗せ、両脚を屈曲させて胴部に近づけ、両足を前方の床上等に置くと、体が3点で支えられて姿勢が安定した状態になる。それ故、左右の各足首に足首取付具4を夫々簡単に装着でき、準備行為を安全に行える。そこで、図2に示すように両手を敷物2より後方の床上等に置き、両脚を前方に持ち上げ或いは床上等に置いて、やはり体を3点で支えて姿勢を安定した状態にした後、両脚を各ばね体3の引張力に抗して交互又は同時に伸ばし、屈伸を繰り返して行なう。
すると、床上等で安全に屈伸運動を行なって両脚の筋肉を体力に応じて鍛えることができる。しかも、使用中等に敷物2上に乗せる臀部の位置を前後方向に適宜移動すると、ばね体3の引張力が強くなったり、弱くなったりするので、必要に応じて簡単に引張力を調節できる。それ故、健常者から両脚の筋力が衰え歩行が困難になった高齢者等まで、冬の寒い時に家に居てテレビを見ながらでも、安全に両脚の筋肉を鍛えて筋力を強化することができる。なお、屈伸運動後に両足首から足首取付具4を取り外す際にも、装着時と同様にして姿勢を安定な状態にした後に行える。
上記実施の形態では左右の各脚用引張ばね体3として、伸縮自在な被覆層を有する紐状の弾性ゴム体を中央で二つに折り曲げ、2本にして並べて用いる場合について説明したが、当然各脚用引張ばね体の数を必要に応じて1本又は3本以上に適宜変更することができる。
又、上記実施の形態では左右の各脚用引張ばね体3として用い、伸縮自在な被覆層を有する紐状の弾性ゴム体を中央で二つに折り曲げた両端部(後端部)を、敷物2の前縁部付近の所定箇所に縫い付けて取り付ける場合について説明したが、フック部とそのフックを外す操作片付きフック受け部とからなる結合・分離自在具を用いて、各脚用引張ばね体の後端部にフック部を固着し、敷物2の前縁部付近の所定箇所に操作片付きフック受部を固着して、ワンタッチで結合、分離自在にすることもできる。すると、使用者の身長や体力に応じた長さ、ばね力等を有する脚用引張ばね体を選び、その脚用引張ばね体を結合・分離自在具を介して敷物に固着し取り付けて、使用できるので好都合となる。なお、左右の各足首取付具と対応する各脚用引張ばね体との間に結合・分離自在具を夫々介在することもできる。
1…脚筋力強化器 2…敷物 3…脚用引張ばね体 4…足首取付具 5…開口 6…足首巻回部 7…巻回調節部
Claims (3)
- 使用者が臀部を乗せる敷物と、その敷物の前縁部付近の所定箇所に後端部を夫々固着して取り付けた左右の各脚用引張ばね体と、その各脚用引張ばね体の先端部に夫々固着して取り付けた足首に装着脱可能な足首取付具とからなることを特徴とする脚筋力強化器。
- 左右の各脚用引張ばね体として、伸縮自在な被服層を有する紐状の弾性ゴム体を用いることを特徴とする請求項1記載の脚筋力強化器。
- 左右の各脚用引張ばね体の後端部を、結合・分離自在具を介して敷物の前縁部付近に夫々固着することを特徴とする請求項1又は2記載の脚筋力強化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005081234A JP2006262946A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 脚筋力強化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005081234A JP2006262946A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 脚筋力強化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006262946A true JP2006262946A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37199519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005081234A Pending JP2006262946A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 脚筋力強化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006262946A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023204035A1 (ja) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | 朝日インテック株式会社 | エクササイズメニュー管理装置、エクササイズ管理方法およびコンピュータプログラム |
-
2005
- 2005-03-22 JP JP2005081234A patent/JP2006262946A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023204035A1 (ja) * | 2022-04-19 | 2023-10-26 | 朝日インテック株式会社 | エクササイズメニュー管理装置、エクササイズ管理方法およびコンピュータプログラム |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080415 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080812 |