JP2006262535A - 原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Hideaki Ogiwara
秀明 荻原
Katsunori Aoyanagi
克則 青柳
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Abstract

【課題】原稿の画像を順次読み取って1つの出力画像に集約する際に、枠消し処理を実行させる場合のモード切替のキー操作や、出力サイズや伸縮率に関する面倒な指定を特別に行うことなく、簡単に見栄えの良い出力画像を得ることができるようにする。
【解決手段】プラテンカバーの開閉状態を開閉センサ26で検出させて、プラテンカバーが開状態の場合に読取画像処理部3で枠消し処理を実行させ、得られた画像のサイズと画像の数から決定された出力サイズに基づいて画像集約部18で複数の画像を1つに集約する処理を行わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、種々の原稿を読み取る原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
名刺やはがきのような小サイズの原稿では、保管や閲覧の便宜から、1枚の用紙に原稿の画像を複数配列した状態で出力することが都合が良く、原稿の画像を順次読み取って1つの出力画像に集約する機能を備えた複写機が知られている(特許文献1参照)。
また、厚みのあるブック原稿の読み取りでは、原稿を覆うプラテンカバーを完全に閉じることができないため、このような状態で読み取りが行われると、実際の原稿の読取面に対応する画像の周囲に黒色の枠領域が形成されて見栄えが悪くなることから、周囲の枠領域を除去する枠消し処理を行う機能を備えた画像形成装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平4−294679号 特開平10−307460号
しかるに、原稿の読み取りにあたっては、適切な出力画像が得られるように原稿サイズなどを考慮して出力サイズや伸縮率などに関する指定操作を行う必要があるが、複数の原稿の画像を1つの出力画像に集約する際に、サイズの異なる原稿が混在する場合や原稿枚数が多くなる場合には、適切な出力サイズや伸縮率を選択するのが極めて面倒になり、見栄えの良い出力画像を簡単に得ることができない。
また、読取画像内の原稿外領域を除去する枠消し処理を行わせる場合には、原稿の読み取りに際して、枠消しモードに切り替えるためのキー操作を必要とするが、このキー操作を忘れると原稿の読み取りをやり直すことになり、特別なキー操作によらずに枠消し処理を行わせることができる構成が望まれる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、原稿の画像を順次読み取って1つの出力画像に集約する際に、枠消し処理を実行させる場合のモード切替のキー操作を特別に行うことなく、また出力サイズや伸縮率に関する面倒な指定を行うことなく、簡単に見栄えの良い出力画像を得ることができるように構成された原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明においては、請求項1に示すとおり、原稿台上に載置された原稿の画像を読み取る画像読取手段と、この画像読取手段により得られた読取画像内の原稿外領域を消去する枠消し処理を実行可能な画像処理手段と、前記原稿台上の原稿を押さえる原稿押え手段の開閉状態を検出する開閉検出手段と、この開閉検出手段により前記原稿押え手段の開状態が検出されると、前記画像処理手段に枠消し処理を実行させる制御手段とを有するものである。
これによると、原稿押え手段を開状態としておけば特別なキー操作を行わずとも枠消し処理が行われるため、枠消し処理を指示するキー操作に煩わされる面倒がなくなる。
また、請求項2に示すとおり、請求項1において、前記画像処理手段により得られた複数の画像を1つに集約した出力画像を生成する画像集約手段をさらに有し、前記制御手段は、前記画像集約手段に集約処理を実行させるモードで、前記原稿押え手段が開状態の場合に、前記画像処理手段に枠消し処理を実行させるものである。
これによると、名刺やはがきのように小サイズの原稿を多数読み取る場合でも、原稿押え手段の開閉が不要であるため、読み取り作業を手際良く進めることができ、読み取り作業の効率を向上させることができる。
さらに、請求項3に示すとおり、請求項2において、前記制御手段は、枠消し処理により得られた画像のサイズ並びに画像の数に基づいて出力サイズを決定して、その出力サイズとなるように前記画像処理手段並びに画像集約手段に処理を行わせるものである。
これによると、枠消し処理が施された画像が適切なサイズの出力画像内に配列されて、見栄えの良い出力画像を得ることができ、原稿サイズを考慮して出力サイズを指定する面倒がなくなる。さらに出力サイズを誤って指定したために読み取りをやり直す不便や用紙の無駄使いも解消することができる。
この場合、出力サイズの決定処理は、オペレータによる出力サイズの指定がない場合に実行される構成とすると良い。また、ここでは、画像処理手段を経て得られた画像に基づいて出力サイズを決定するため、複数の原稿画像を等倍で配列する場合の他に、予め指定された伸縮率にしたがって画像処理手段で伸縮処理が行われる場合も可能である。
さらに、請求項4に示すとおり、請求項2において、前記出力画像の出力サイズを指定する入力手段をさらに有し、前記制御手段は、この入力手段による指定の出力サイズに適合するように前記画像処理手段に伸縮処理を実行させて、前記画像集約手段において出力画像を指定の出力サイズで生成させるものである。
これによると、指定された出力サイズに応じた見栄えの良い出力画像が得られ、原稿サイズを考慮して伸縮率を指定する面倒がなくなる。さらに伸縮率を誤って指定したために読み取りをやり直す不便や用紙の無駄使いも解消することができる。
また、伸縮処理は、メモリ容量の節約並びに処理の高速化のために1ラインの読み取りが行われる度に実行される構成が望ましい。このため、読み取りに先立って、単位画像サイズの基準となる画像数を、入力手段によりオペレータに指定させて事前に取得すると良く、このとき、画像数は、出力画像内の配列形態(レイアウト)を指定させることで取得することができる。
なお、伸縮処理は、事前に実行の要否をオペレータに設定させるものとし、伸縮処理を行わない設定の場合は、指定された出力サイズの画像領域内に複数の画像を等倍で配列した出力画像を作成するものとすれば良い。
なおここで、複数の画像とは、原稿の画像を順次読み取って得られるものであり、1枚の原稿の表裏両面を読み取る場合、また異なる原稿の1面をそれぞれ読み取る場合、さらに異なる原稿の表裏両面を読み取る場合の各態様がある。また異なる原稿の読み取りでは、原稿サイズが異なる態様もある。
このように本発明によれば、原稿の画像を順次読み取って1つの出力画像に集約する際に、枠消し処理を実行させる場合のモード切替のキー操作を特別に行うことなく、また出力サイズや伸縮率に関する面倒な指定を行うことなく、画像サイズと出力サイズとが適合した見栄えの良い出力画像を簡単に得ることができ、枠消し処理が施された見栄えの良い出力画像を簡単に得ることができるため、使い勝手を向上させる上で大きな効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明による画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。この画像形成装置は、原稿台1上に載置された原稿Aの画像を読み取る画像読取部(画像読取手段)2と、この画像読取部2により得られた読取画像に対して所要の処理を行う読取画像処理部(画像処理手段)3と、この読取画像処理部3により得られた画像を格納するページメモリ4と、このページメモリ4に格納された画像に基づいて記録紙上に画像を形成する画像形成部5と、この画像形成部5による画像形成が適切に行われるように所要の処理を行う記録画像処理部6と、これら各部の動作を制御する制御部7と、これら各部の動作を指示する操作パネル8とを有している。
読取画像処理部3は、画素間のばらつきの補正を行うシェーディング補正処理部11と、誤差拡散法などにより多値データを2値データに変換する2値化処理部12と、読取画像内の原稿外の画像データを消去する枠消し処理部13と、所定の伸縮率にしたがって画像データの間引き及び補間による伸縮処理を行う伸縮処理部14とを有している。
ページメモリ4は、読取画像処理部3を経て得られた複数の画像をページ単位で格納する画像格納部17と、その複数の画像を1つに集約する画像集約部(画像集約手段)18とを備えている。
画像読取部2は、ランプ21により照明された原稿からの反射光をミラー22によりCCDユニット23に導いて画像を読み取るものであり、CCDユニット23からの画像信号が読取画像処理部3に入力される。またこの画像読取部2には、原稿台1上の原稿Aを押さえるプラテンカバー(原稿押え手段)25の開閉状態を検出する開閉センサ(開閉検出手段)26が設けられており、その出力信号が制御部7に入力され、これに応じて制御部7から読取画像処理部3の枠消し処理部13に入力される開閉信号にしたがって枠消し処理が実行される。
操作パネル8は、原稿の読み取りを開始させるスタートキーを初めとして各種のキーが配列されており、そのキー操作により、読取画像処理部3での伸縮処理やページメモリ4での集約処理を行わせるモードに設定することができる。ここで伸縮処理を行わせるモードに設定すると、制御部7からの伸縮指示信号が読取画像処理部3の伸縮処理部14に入力され、伸縮処理が実行される。また集約処理を行わせるモードに設定すると、制御部7からの集約指示信号がページメモリ4の画像集約部18に入力され、集約処理が実行される。
またこの操作パネル8では、画像集約部18で複数の画像を1つに集約して得られる出力画像全体の大きさである出力サイズを指定することができる。
画像形成部5では、記録画像処理部6からの画像データに基づいてLSU(レーザスキャニングユニット)31が動作し、このLSU31からのレーザ光の露光により感光体ドラム32の作像面に静電潜像が形成され、この静電潜像が現像器33から供給されるトナーにより現像される。そして感光体ドラム32上のトナー像が転写ローラ34により記録紙に転写され、定着器35による加熱定着を経て、記録済みの記録紙が外部に排出される。
図2は、図1に示した開閉センサの配置状態を示す斜視図である。ここでは、プラテンカバー25が、原稿台1が配置された筐体41の上面部分に対してヒンジ部42を介して開閉可能に設けられ、このヒンジ部42の近傍に開閉センサ26が設けられている。この開閉センサ26は、光の反射または遮光により検出部材(フィーラ)45の動作を検知する光学式近接センサであり、筐体41の上面から出没可能に設けられた検出部材45が、プラテンカバー25を閉じることで没入してプラテンカバー25の閉状態が検出される。
図3は、図1に示した読取画像処理部での枠消し処理の状況を示している。プラテンカバー25を開いたままで読み取りを行うと、実際の原稿の読取面に対応する原稿内領域の周囲に、原稿外領域が黒画素の連続領域として現れ、この原稿外領域が枠消し処理により除去される。この枠消し処理では、1ラインの読み取りにより生成した画素データを保持するラインメモリから画素データを読み出した際に、読取開始位置からの連続黒画素領域を検出し、またこの読取開始位置からの連続黒画素領域以降に出現する連続黒画素を白画素が出現する毎にリセットして、最後に残った連続黒画素領域を検出し、これにより取得した両端の連続黒画素領域を無効として有効画像データを得る。
なお、同一原稿の2回の読み取りのうちの1回目の読み取りで枠領域(原稿外領域)を検出すると共に2回目の読み取りで画像データを取得し、1回目の読み取りによる枠領域の検出結果に基づいて、2回目の読み取りによる画像データから枠領域のみを無効化して原稿内領域のみの画像データを取得する構成も可能である。
図4は、図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示している。操作パネル8による出力サイズの指定がない場合には、読取画像処理部3で得られた画像のサイズ並びに画像の数に基づいて出力サイズが決定され、その出力サイズに基づいて画像集約部18で集約処理が行われる。特にここでは、出力サイズの指定がない場合には、伸縮処理は行われず、枠消し処理部13で得られた画像を等倍で配列可能な出力サイズが決定される。
出力サイズを決定するにあたっては、読取画像処理部3を経て得られた複数の画像の最大サイズに基づいて、1つの画像ごとに割り当てられる単位画像サイズが設定され、この単位画像サイズの画像領域を画像の数だけ配列した大きさが出力サイズとなる。したがって原稿の画像の各々には、画像サイズに関係なく、同一サイズの画像領域が割り当てられる。
図4(A)は、1枚の原稿の表裏両面を読み取って原稿の表裏の画像を横に並べて配列した出力画像を得る2in1の場合を示している。この場合、原稿の表裏に対応する2つの画像は同一サイズであるため、出力サイズは原稿サイズの2倍となる。ここでは、原稿がB5サイズであるため、出力サイズはB5の2倍のB4となる。
図4(B)は、異なるサイズの2枚の原稿の1面を読み取って各原稿の画像を横に並べて配列した出力画像を得る2in1の場合を示している。この場合、1つの画像ごとに割り当てられる単位画像サイズが、大きい方の第2原稿のB5サイズとなり、出力サイズはその2倍のB4となる。単位画像サイズより小さいA5サイズの第1原稿の画像は、単位画像サイズに対応する画像領域の中央に配置され、周囲に若干の余白が生じる。
図5は、図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示している。これは、2枚の原稿の表裏両面を読み取って各原稿の表裏の画像を縦横に並べて配列した出力画像を得るNin1(N=4)の場合を示している。ここでは、2枚の原稿がともにA5で同一サイズであり、出力サイズはA5の4倍のA3となる。
図6は、図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示している。操作パネル8により出力サイズの指定があり、かつ伸縮モードに設定されている場合には、指定の出力サイズに適合するように読取画像処理部3にて伸縮処理が行われ、画像集約部18では、伸縮された画像を1つの出力画像に集約する集約処理が行われる。
伸縮処理を行うにあたっては、操作パネル8による指定の出力サイズ並びに画像の数から1つの画像ごとに割り当てられる単位画像サイズが求められ、この単位画像サイズと実際の画像サイズとを比較して伸縮率が決定され、この伸縮率にしたがって読取画像処理部3にて伸縮処理が実行される。伸縮率は、単位画像サイズに適合するように画像ごとに決定される。また単位画像サイズは、指定の出力サイズの画像領域を画像の数で等分して求められ、原稿の画像の各々に出力画像上で同一サイズの画像領域が割り当てられる。
図6(A)及び(B)は、1枚の原稿の表裏両面を読み取って原稿の表裏の画像を横に並べて配列した出力画像を得る2in1の場合を示している。図6(A)では、指定された出力サイズがA5であり、画像数が2となるため、単位画像サイズはA5サイズの半分のA6サイズとなり、これに対して原稿が名刺サイズであるため、伸縮率144%で画像を拡大する伸縮処理が行われ、原稿の表裏の拡大画像が配列された出力画像が得られる。
図6(B)では、指定された出力サイズがA4であり、画像数が2となるため、単位画像サイズはA4サイズの半分のA5サイズとなり、これに対して原稿がB5サイズであるため、伸縮率81%で画像を縮小する伸縮処理が行われ、原稿の表裏の縮小画像が配列された出力画像が得られる。
図6(C)及び(D)は、異なるサイズの2枚の原稿の1面を読み取って各原稿の画像を横に並べて配列した出力画像を得る2in1の場合を示している。図6(C)では、単位画像サイズは、指定された出力サイズであるB4の半分のB5サイズとなり、この単位画像サイズより小さいA5サイズの第1原稿の画像は、伸縮率122%で画像を拡大する伸縮処理が行われる。B5サイズの第2原稿の画像は、単位画像サイズと同一サイズであるため、等倍の画像となる。
図6(D)では、単位画像サイズは、指定された出力サイズであるA4の半分のA5サイズとなり、この単位画像サイズより大きいB5サイズの第2原稿の画像は、伸縮率81%で画像を縮小する伸縮処理が行われる。A5サイズの第1原稿の画像は、単位画像サイズと同一サイズであるため、等倍の画像となる。
図7は、図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示している。これは、2枚の原稿の表裏両面を読み取って各原稿の表裏の画像を縦横に配列した出力画像を得るNin1(N=4)の場合を示している。図7(A)では、単位画像サイズは、指定された出力サイズであるA4の4分の1のA6サイズとなり、この単位画像サイズより大きいA5サイズの原稿の画像は、伸縮率70%で縮小する伸縮処理が行われる。
図7(B)では、同様に単位画像サイズが、指定された出力サイズであるA4の4分の1のA6サイズとなり、この単位画像サイズより小さい名刺サイズの原稿の画像は、伸縮率144%で拡大する伸縮処理が行われる。
なお、伸縮モードに設定されている場合でも、原稿の画像のサイズが全て、出力サイズ及び画像数から求められる単位画像サイズに一致する場合は、伸縮率100%、すなわち等倍のままで画像を配列する処理が行われる。
この他、出力サイズの指定があるものの、伸縮処理を実行するモードに設定されていない場合は、等倍の画像を配列した出力画像が作成される。この場合、前記と同様に、出力サイズ及び画像数から求められる単位画像サイズに基づいて画像の配列が行われ、このとき、原稿サイズ及び画像数に基づいて出力サイズの指定が適切になされていれば、図4及び図5に示した例と同様の出力画像が得られる。
図8は、図1に示した画像形成装置における原稿読み取り時の状況を示している。画像読取部2では、出力サイズの指定があり、かつ伸縮処理の設定がない場合に、操作パネル8で指定された出力サイズ並びに画像の数により決定された単位画像サイズに基づいて予め設定された読取範囲内で読み取りが行われる。
出力サイズの指定があり、かつ伸縮処理の設定がない場合には、等倍の画像を配列した出力画像が作成されるが、このとき、原稿の画像ごとに割り当てられる画像領域が、指定の出力サイズ及び画像数から求められる単位画像サイズに制限され、それを越える範囲の読み取りは無意味であるため、実際の原稿サイズの如何に関わらず、読取範囲を単位画像サイズに限定して読取時間を短縮する。
図9は、図1に示した画像形成装置での処理の手順を示すフロー図である。これは、1枚の原稿の表裏両面を読み取って表裏の画像を配列した出力画像を得る2in1の場合を示している。ここでは、まずステップ101にて用紙サイズ(出力サイズ)の指定があるか否かが判定され、用紙サイズの指定がない場合にはステップ102に進み、ここで原稿の表側画像の読み取りが行われ、つづいてステップ103にて原稿の裏側画像の読み取りが行われる。そしてステップ104にて画像サイズから用紙サイズを決定する処理が行われ、つづくステップ105にて表裏の画像を1つに集約する処理が行われる。
他方、ステップ101にて用紙サイズの指定がある場合にはステップ106に進んで用紙サイズが決定され、ついでステップ107にて伸縮処理の設定があるか否かが判定され、伸縮処理の設定がない場合にはステップ108に進み、ここで原稿の表側画像の読み取りが行われ、つづいてステップ109にて原稿の裏側画像の読み取りが行われる。そしてステップ110にて表裏の画像を1つに集約する処理が行われる。
また、ステップ107にて伸縮処理の設定がある場合にはステップ111で進んで原稿の表側画像について伸縮処理を伴う画像の読み取りが行われ、つづいてステップ112にて原稿の裏側画像について伸縮処理を伴う画像の読み取りが行われる。そしてステップ113にて表裏の画像を1つに集約する処理が行われる。
図10は、図9に示した画像読取の手順を示すフロー図である。図10(A)は、図9のステップ111・112に示した伸縮処理を伴う画像読取の手順を示している。ここでは、まずステップ201にて原稿の読取面を下にして原稿を原稿台に置き、つづくステップ202にてスタートキーを操作すると、ステップ203にて画像読取部2において原稿の画像を読み取る走査が行われ、つづくステップ204にて画像中の枠領域を検出する処理が読取画像処理部3で行われる。ついでステップ205にてプラテンカバーが開状態と判定されると、ステップ206に進んで画像から枠領域を除去する処理が行われる。そしてステップ207にて指定の出力サイズ並びに画像の数から求められる伸縮率にしたがって画像を伸縮する処理が行われ、ステップ208にて画像がページメモリ4に格納される。なお、ステップ204〜208の各処理はラインごとに実施される。
図10(B)は、図9のステップ102・103・108・109に示した伸縮処理を伴わない画像読取の手順を示し、ここでは、ステップ301〜306において図10(A)のステップ201〜206と同様の手順が実行されるが、図10(A)のステップ207の伸縮処理は行われず、ステップ306の枠消し処理を経た画像がそのままステップ307にてページメモリ4に格納される。
図11は、図1に示した画像形成装置での処理の手順を示すフロー図である。これは、複数の原稿を読み取って各原稿の画像を配列した出力画像を得るNin1の場合を示している。ここではまずステップ401にて画像の配列形態(レイアウト)を操作パネル8で指定し、ステップ402にて原稿枚数(画像数)Nが決定される。なお、画像の配列形態には、例えば2×2(N=4)、2×3(N=6)、2×4(N=8)などがある。
ついでステップ403にて用紙サイズ(出力サイズ)の指定があるか否かが判定され、用紙サイズの指定がない場合にはステップ404に進んで原稿の読み取りが行われ、つづくステップ405にて原稿枚数Nを1減分し、ステップ406にて原稿枚数Nが0、すなわち全ての原稿の読み取りが終了したか否かが判定され、全ての原稿の読み取りが終了していなければステップ404に戻って次の原稿の読み取りが行われる。ステップ406にて全ての原稿の読み取りが終了するとステップ407に進んで画像サイズ及び原稿枚数から用紙サイズが決定され、つづくステップ408にて画像の集約処理が行われる。
他方、ステップ403にて用紙サイズの指定がある場合にはステップ409に進んで用紙サイズが決定され、ついでステップ410にて伸縮処理の設定があるか否かが判定され、伸縮処理の設定がない場合にはステップ411に進んで画像の読み取りが行われ、つづくステップ412での原稿枚数Nの減分を経て、ステップ413にて全ての原稿の読み取りが終了したものと判定されるとステップ414に進んで画像の集約処理が行われる。
また、ステップ410にて伸縮処理の設定がある場合にはステップ415に進んで、伸縮処理を伴う画像の読み取りが行われ、つづくステップ416での原稿枚数Nの減分を経て、ステップ417にて全ての原稿の読み取りが終了したものと判定されるとステップ418に進んで画像の集約処理が行われる。
なお、ステップ415の画像読取は、前記の図10(A)に示した伸縮処理を伴う画像読取の手順で行われ、ステップ404・411の画像読取は、前記の図10(B)に示した伸縮処理を伴わない画像読取の手順で行われる。
本発明にかかる原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置は、枠消し処理に関するモード切替の操作を行うことなく、また原稿の画像を順次読み取って1つの出力画像に集約する際の出力サイズや伸縮率に関する面倒な指定を行うことなく、簡単に見栄えの良い出力画像を得ることができる利点を有し、種々雑多な原稿を読み取って集約画像を作成する原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置などとして有用である。
本発明による画像形成装置の概略構成を示すブロック図 図1に示した開閉センサの配置状態を示す斜視図 図1に示した読取画像処理部での枠消し処理の状況を示す概念図 図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示す概念図 図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示す概念図 図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示す概念図 図1に示した画像形成装置における原稿及び出力画像の一例を示す概念図 図1に示した画像形成装置における原稿読み取り時の状況を示す概念図 図1に示した画像形成装置での処理の手順を示すフロー図 図9に示した画像読取の手順を示すフロー図 図1に示した画像形成装置での処理の手順を示すフロー図
符号の説明
1 原稿台
2 画像読取部(画像読取手段)
3 読取画像処理部(画像処理手段)
4 ページメモリ
7 制御部
8 操作パネル
11 シェーディング補正処理部
12 2値化処理部
13 枠消し処理部
14 伸縮処理部
17 画像格納部
18 画像集約部(画像集約手段)
25 プラテンカバー(原稿押え手段)
26 開閉センサ(開閉検出手段)
41 筐体
42 ヒンジ部
A 原稿

Claims (5)

  1. 原稿台上に載置された原稿の画像を読み取る画像読取手段と、この画像読取手段により得られた読取画像内の原稿外領域を消去する枠消し処理を実行可能な画像処理手段と、前記原稿台上の原稿を押さえる原稿押え手段の開閉状態を検出する開閉検出手段と、この開閉検出手段により前記原稿押え手段の開状態が検出されると、前記画像処理手段に枠消し処理を実行させる制御手段とを有することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記画像処理手段により得られた複数の画像を1つに集約した出力画像を生成する画像集約手段をさらに有し、前記制御手段は、前記画像集約手段に集約処理を実行させるモードで、前記原稿押え手段が開状態の場合に、前記画像処理手段に枠消し処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 前記制御手段は、枠消し処理により得られた画像のサイズ並びに画像の数に基づいて出力サイズを決定して、その出力サイズとなるように前記画像処理手段並びに画像集約手段に処理を行わせることを特徴とする請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 前記出力画像の出力サイズを指定する入力手段をさらに有し、前記制御手段は、この入力手段による指定の出力サイズに適合するように前記画像処理手段に伸縮処理を実行させて、前記画像集約手段において出力画像を指定の出力サイズで生成させることを特徴とする請求項2に記載の原稿読取装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の原稿読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。

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