JP2006262327A - 移動体通信ネットワーク利用システム、情報処理装置及び情報通信端末システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本移動体通信ネットワーク利用システムは、情報処理装置(パーソナルコンピュータ)1と移動機2とサーバ6とを備える。情報処理装置1は、移動機が在圏するエリアの判定に用いるエリア関連情報を取得し、そのエリア関連情報が付加されたリクエストを送信する。移動機2は、情報処理装置1から送信されたリクエストを受信し、その受信したリクエストを移動体通信ネットワークに送信する。サーバ6は、移動機2から送信され移動体通信ネットワークにより中継されたリクエストを受信し、移動機2が在圏するエリアに応じて、リクエストにより要求されるサービスの提供の態様を制御する。
【選択図】 図1
Description
一方、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータの通信インターフェース装置を用い、移動体通信ネットワークのデータ通信サービスを利用するシステムが知られている(特許文献2参照)。かかるシステムでは、パーソナルコンピュータ上でブラウザなどのアプリケーションを起動し、パーソナルコンピュータから移動機を経由してインターネット上のサーバにリクエストを送信し、そのサーバが提供する各種コンテンツ・サービスを受けることができる。このサーバで利用可能なコンテンツ・サービスとしては、画像データ、音楽データ、あるいはゲーム等のプログラムのダウンロードのほか、証券売買などの取引、銀行口座への振込み、あるいはクレジットカードによる電子決済等が考えられる。
図15は、国際ローミングによるコンテンツ・サービスの問題点を示す説明図である。
例えば、移動機901に接続されたパーソナルコンピュータ902から日本の銀行のサーバ910にアクセスし、口座振込みをする場合を考える。移動機901及びパーソナルコンピュータ902が国内のサービスエリア903に在圏しており、国内の移動体通信ネットワーク(無線アクセスネットワーク+コアネットワーク)およびインターネットを経由して日本の銀行のサーバ910にアクセスする場合は問題ない。しかし、移動機901及びパーソナルコンピュータ902が国外のサービスエリア904に在圏していて、日本の銀行のサーバ910にアクセスする場合は、移動機901及びパーソナルコンピュータ902の在圏するサービスエリアのある国と銀行のサーバ910のある国とが異なるとともに、国外の日時と日本の日時とでは時差があることから、決済処理の法律的効果に影響を与えるおそれがある。
また、他の問題がある例として、移動機901に接続されたパーソナルコンピュータ902から、日本の配信会社のサーバ911にアクセスし、著作権を伴うコンテンツを購入し、パーソナルコンピュータ902にダウンロードする場合を考える。コンテンツの複製権、公衆送信権が、ユーザの所在する国別に契約されている場合や、ユーザの所在する国によっては契約が結ばれていない場合など、種々の場合が想定される。従って、移動機901及びパーソナルコンピュータ902が、配信会社の会社所在地である日本のサービスエリア903に在圏している場合は特に問題はない、しかし、移動機901及びパーソナルコンピュータ902が、国外のサービスエリア904に在圏し、配信会社のサーバ911にコンテンツの配信を要求した場合は、コンテンツの著作権に関する契約関係に従って、移動機901及びパーソナルコンピュータ902が在圏する国に応じて、サービスの態様を変える必要がある。
また、請求項2の発明は、移動機が接続された状態で移動体通信ネットワークのデータ通信サービスを介してサーバにリクエストを送信することができる情報処理装置であって、該移動機の間で該データ通信サービスを受けるための通信回線を確立する手段と、該移動機が在圏するエリアの判定に用いるエリア関連情報を取得する手段と、該リクエストに該エリア関連情報を付加する手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、移動体通信ネットワークのデータ通信サービスを介してサーバにリクエストを送信することができる情報通信端末システムであって、請求項2の情報処理装置と、該情報処理装置から送信されたリクエストを受信し、該受信したリクエストを移動体通信ネットワークに送信する移動機とを備えたことを特徴とするものである。
また、上記「エリア」は、一つの国に対応するエリアであってもいいし、国を構成する複数のエリアや、複数の国にまたがる地域であってもよい。また、通信事業者が通信サービスを提供しているサービスエリア全体であってもいいし、そのサービスエリア全体において移動機による通信を管理するように設定された一つのセルからなるエリアや、複数のセルで構成させるエリアであってもよい。
また、上記移動機が在圏するエリアの情報としては、国を特定できるものであればよい。国内か国外かを特定できればよい場合もある。国に加えて、事業者を特定することもできる。
また、サービスの提供の態様として、例えば、移動機の在圏するエリアが国内であれば、国内専用移動機と同様のサービスを受け付け、在圏するエリアが国外であれば、サービスを受け付けない。あるいは、移動機の在圏するエリアに応じて、サービスの提供の可否を制御する。
図1は本実施形態に係る移動体通信ネットワーク利用システムの全体構成図である。図1において、移動体通信ネットワーク利用システムは、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ1と、パーソナルコンピュータ(PC)1に接続された国際ローミング対応型の移動機2と、国内の移動体通信ネットワーク(ホームネットワーク)3と、インターネット5に接続された国内に所在するコンテンツ・プロバイダのサーバ(Webサーバ)6とを備えている。
上記サービングGPRSサポートノード(SGSN)32は、無線アクセスネットワークとパケット交換コアネットワークとの間のゲートウェイであって、移動体通信特有の制御機能を含むIPルータで構成される。
上記ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)33は、パケット交換コアネットワークとパケット交換中継ネットワークとの間のゲートウェイであって、移動体通信特有の制御機能を含んだIPファイアウォールルータである。
また、移動体通信ネットワークの交換ノードSGSN及びMSCごとに、ビジタ・ロケーション・レジスタVLR(Visitor Location Register)が設置されている。このビジタ・ロケーション・レジスタVLRに登録される情報は、基本的に、ホーム・ロケーション・レジスタHLR36にコピーされる。移動機2の在圏情報を検索する場合、国内の移動体通信ネットワーク3及び国外の移動体通信ネットワーク4内にあるすべてのビジタ・ロケーション・レジスタVLRから、移動機2の在圏情報を検索することは、効率が悪いから、ホーム・ロケーション・レジスタHLR36に問い合せる。
「MSCアドレス」は、移動機2から位置登録要求を受けた回線交換局MSC34あるいはMSC44を特定する情報であって、その上位桁に、回線交換局MSCのサービスエリアのある国を識別する「国番号CC(Country Code)」及び「国内宛先コードNDC(National Destination Code)」を含んでいる。
一方、「SGSNアドレス」は、移動機2から位置登録要求を受けたSGSN32又はSGSN42を特定する情報であって、その上位桁に、SGSNのサービスエリアのある国を識別する「国番号CC(Country Code)」及び「国内宛先コードNDC(National Destination Code)」を含んでいる。
両者のサービスエリアは、完全に一致する場合もあれば、いずれか一方が他方よりも広い場合もある。これらを、移動機2が在圏するサービスエリアのデータであるとみなすことができる。
上記音声信号処理部204は、無線送受信部203で復調された音声データをデジタル/アナログ変換して、スピーカ(受話器)206から出力させる。一方、マイクロフォン(送話器)207から入力された音声信号をアナログ/デジタル変換して、無線送受信部203に出力して変調させる。
この外部インターフェース部210を介して、パーソナルコンピュータ1からデータ通信開始指令を受信すると、制御部201は、予め設定された所定の電話番号(例えば特番「*99#」又は「*7300」)に対して自動的に発呼し、データ通信のための通信回線を確立するように、無線送受信部203を制御する。ここで、例えば、特番「*99#」に対して発呼した場合は、パケット交換網によるデータ通信サービスを利用することができる。一方、特番「*7300」に対して発呼した場合は、回線交換網によるデータ通信サービスを利用することができる。移動機2は、いずれの特番に対して発呼するか、すなわち、パケット交換網及び回線交換網のいずれによるデータ通信サービスを利用するかについては、上記パーソナルコンピュータ1から受けたデータ通信開始指令に含まれるデータに基づいて処理する。
また、外部インターフェース部210は、パーソナルコンピュータ1と送受信するデータについて所定のデータ変換処理を行う。例えば、パーソナルコンピュータ1から送信されたリクエストを受信し、そのリクエストを含む通信データをデータ通信サービスに対応するように変換処理を行う。このようにデータ通信サービスを利用する場合、移動機2は、パーソナルコンピュータ1から通信するときの一種のモデムとして機能する。
図3に示すように、パーソナルコンピュータ1は、CPU等からなる制御手段としての制御部101と、RAM、ROM、HD(ハードディスク)等からなる内部記憶装置102、光ディスク等の外部記憶装置103を備えている。また、パーソナルコンピュータ1は、キーボードやマウス等からなる入力操作部104と、液晶ディスプレイ等からなる表示部105と、外部インターフェース部106とを備えている。外部インターフェース部106は、前述のUSBケーブル等を介して移動機2と通信するためのものである。
また、コンテンツ・プロバイダのサーバ6は、上記HTTPリクエストを受信し、パーソナルコンピュータ1に対してコンテンツを配信する場合は、HTTPレスポンスによってコンテンツをダウンロードさせる。
HTTPヘッダ領域11には複数種類の制御データが含まれる。各制御データは、そのヘッダ名とそのヘッダ値との対が繰り返し連続して記述されている。この中の1つに、ローミング情報を示す「リージョン・ヘッダ(Region Header)」11aが拡張ヘッダとして、従来のHTTPヘッダ領域11に付加されている。
一方、エンティティ・ボディ領域22には、例えばHTML(HyperText Markup Language)形式でドキュメントが記述されている。
リージョン・ヘッダ11aは、ヘッダ名を、例えば、「x-vvvvv-region」とし、そのヘッダ値は、ローミング情報であり、例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)のTS25.331の10.3.1.11に規定されている通信ネットワーク識別子PLMN identity(Public Land Mobile Network identity)を用いる。
移動機2が、国内(日本)の移動体通信ネットワーク3に在圏しているときは、通信ネットワーク識別子PLMN identityは、「44020」となる。ここで、上位3桁の「200」は、日本を表す国識別子(MCC)であり、下位2桁の「20」は、国内にある特定の移動体通信事業者を表す事業者識別子MNCである。
移動機2が、国外の移動体通信ネットワーク4のサービスエリアに在圏しているときも同様に、通信ネットワーク識別子PLMN identityはサービスエリアを表示するが、在圏しているサービスエリアが国内か国外かを判定できればよい場合もある。従って、移動機2が国外の移動体通信ネットワーク4のサービスエリアに在圏しているときは、例えば、「FFFFF」としてもよい。
移動機2は、その移動機が在圏するエリアに関するエリア関連情報を次のように取得することができる。
例えば、移動機2は、報知情報受信機能と、当該移動機2が在圏するサービスエリアを判定する判定機能とを有する。
上記報知受信機能は、移動体通信ネットワーク側から、このネットワークのシステムに関する報知情報を受信する機能である。すなわち、この移動機2が、基地局BS31のサービスエリアに在圏しているときは、このサービスエリアを提供する国内の移動体通信ネットワーク3のシステムに関する報知情報を受信する。一方、この移動機2が、基地局BS41のサービスエリアに在圏しているときは、このサービスエリアを提供する国外の移動体通信ネットワーク4のシステムに関する報知情報を受信する。
移動機2の判定機能は、上記報知情報受信機能で受信された報知情報に含まれている「移動体通信ネットワーク識別子PLMN identity」に基づいて、その移動機2が在圏するサービスエリアを判定する。
例えば、著作権者が、ある国に在圏する移動機2にはコンテンツ配信を認めるが、他のある国に在圏する移動機2には認めないというような場合に対応できる。あるいは、コンテンツの複製権、公衆送信権が、国毎に異なる会社に帰属して、国毎に著作権使用料の支払先を変えるような場合にも対応できる。
また、移動機2は、その移動機の在圏するエリアに関するエリア関連情報を次のように取得することもできる。
この場合、移動機2のキー入力部205には、「W−CDMA」と「GMS」とを切り換えるキーが設けられている。あるいは、表示部206に移動通信モード選択画面を表示させ、その画面上で、「W−CDMA」、「GMS」等の中から、ユーザがキー操作で選択する。移動機2の制御部201は、この移動通信モード選択機能により設定された移動通信モードに応じて、この移動機2が国内及び国外のいずれに在圏しているかを判定する。すなわち、ユーザがW−CDMAモードを選択したときは、無線送受信部203がW−CDMAモードに設定されるので、制御部201は、移動機2が国内に在圏していると判定する。一方、ユーザがGSMモードを選択したときは、無線送受信部203がGSMモードに設定されるので、制御部201は、移動機2が国外に在圏していると判定する。
なお、移動通信モードと国内/国外との対応として、移動通信ネットワークによっては、ユーザが「CDMA2000」を選択した場合は国内と判定し、ユーザが「GSM」を選択した場合は国外とすることもできる。
設定された事業者のサービスエリアに移動機2が在圏しており、かつ、国際ローミング利用契約がされているときは、位置登録されて通信が可能となるが、選択され設定された事業者のサービスエリアに在圏していないとき、又は、国際ローミング利用契約がされてないときは、通信ができない。
通常、事業者が国毎に分かれているので、事業者の選択により、移動機2が在圏するサービスエリアの事業者とあわせて、移動機2が在圏するサービスエリアのある国も選択できる(単なる国内、国外の選択も含む)。
位置登録が成功すれば、ユーザによる、移動通信モード及び周波数の設定、並びに移動機2が在圏するサービスエリアの事業者の選択、が間違っていないことがわかる。
切り換えられた事業者のサービスエリアに在圏していないとき、あるいは、国際ローミング利用契約がされていないときは、位置登録されない。この場合は、次の事業者に切り換えて位置登録ができるかを試行する。位置登録ができれば、そのときの事業者が設定される。
また、ユーザが国リストの中から、国を選択してもよい。選択の結果、位置登録ができれば、国の選択によって、移動通信モード及び周波数、事業者が正しく設定されたことになる。1つの国に複数の事業者が存在すれば、デフォルトで1つの事業者が自動的に選択されるようにすればよい。
上述した国毎に分かれている事業者を選択するような場合は、「移動体通信ネットワーク識別子PLMN identity」の国識別子MCCを、ユーザによって選択された事業者に対応する国のコードデータにする。
一方、リージョン・ヘッダの値が「44020」でない場合、サーバ6は、「画面d」に例示する利用不許可画面を表示するデータを送信する。すなわち、アクセスされたコンテンツ・プロバイダ6のWebサイトは、国外から利用できない旨を通知する。
図9は、上記図5のデータ通信システムにおいてパーソナルコンピュータ1が移動機からエリア関連情報を取得し、そのエリア関連情報を含むリージョン・ヘッダが付加されたHTTPリクエストを送信する場合のデータ通信手順の一例を示すシーケンス図である。
まず、ユーザは、移動機2が接続されたパーソナルコンピュータ1を操作し、移動機によるデータ通信サービスを受けるためのネットワーク接続アプリケーションを起動し、ネットワーク接続要求を行う。このネットワーク接続アプリケーションは、通信用ドライバーを通じてUSBケーブルの先にある移動機2に、予め設定された所定の電話番号(例えば特番「*99#」又は「*7300」)のいずれかを指定するデータを送信するとともに、通信開始を指示する。なお、図9の例では、パケット回線(パケット交換網)のデータ通信サービスを利用するため、特番「*99#」に対して自動発呼している。
上記通信開始の指示を受けた移動機2は、上記指定された電話番号(例えば特番「*99#」又は「*7300」)基づいて回線種別を決定し、所定の電話番号に対して自動的に発呼することにより、移動体通信ネットワークにパケット回線(パケット交換網)又は音声回線(回線交換網)を接続する。なお、本データ通信例では、パケット回線(パケット交換網)に接続している。
ユーザ認証システムRADIUS9は、ユーザ認証処理を行うとともに、移動機2のIPアドレス、SGSNののノード特定情報、移動機番号(MSISDN)などの情報を保持する。
GGSN33は、ユーザ認証システムRADIUS9から認証結果の応答を受け、移動機2に対してIPアドレスを割り当てる。そして、GGSN33は、割り当てたIPアドレスを移動機2に払い出し、ネットワーク接続応答をSGSNを経由して移動機2に送信する。このネットワーク接続応答を移動機2が受信することにより、TCP/IP通信準備が完了する。
なお、本実施形態では、HTTPプロトコル用のアプリケーションの一例であるブラウザを起動した場合について示している。
移動機2に接続されたパーソナルコンピュータ1の表示部101の表示画面71は、「曲名b」が選択されたときのものである。コンテンツ・プロバイダのサーバ6からは、HTTPレスポンスによって、「曲名b」の楽曲メロディの所在を示すURIの情報が送信されている。
パーソナルコンピュータ1から、このURIを指定し、ネットワークでリージョン・ヘッダが付加されたHTTPリクエストをコンテンツ・プロバイダのサーバ6に送信する。
リージョン・ヘッダに記述された、移動機2が在圏するサービスエリアの属する国に応じて、「利用可」の場合は、ダウンロード中の表示画面72となり、「曲名b」の楽曲メロディが、パーソナルコンピュータ1内の記憶装置における所定の記憶領域にダウンロードされる。課金処理は、例えばダウンロード完了後までに行われる。
一方、「利用不可」の場合は、表示画面73となり、海外(移動機2が国外に在圏)からの利用であることから、音楽配信サービスが利用できないことを通知する。
表示画面81は、銀行の口座振込みのページにアクセスして、「口座番号」と「入金額」とを入力したときのものである。
リージョン・ヘッダに記述された、移動機2が在圏するサービスエリアの属する国に応じて、「利用可」の場合は表示画面82となり、指定口座に入金処理する旨の通知がされる。
一方、「利用不可」の場合は、表示画面83となり、海外(移動機2が国外に在圏)からの利用であることから、ネットワーク・バンキングが利用できないことを通知する。
表示画面91は、キャラクター画像のダウンロードサイトにおいて、特定のキャラクター画像Aを選択した結果を示すものである。
リージョン・ヘッダに記述された、移動機2が在圏するサービスエリアの属する国に応じて、「利用可」の場合は表示画面92となり、キャラクター画像Aがパーソナルコンピュータ1にダウンロードされて表示される。
一方、「利用不可」の場合は、表示画面93となり、海外(移動機2が国外に在圏)からの利用であることから、上記キャラクター画像配信が利用できないことを通知する。
図14は、移動体通信ネットワーク3,4内の回線交換ノード34,35,44を含む回線交換網を用いたデータ通信サービスを提供する通信システムの一例を示す説明図である。図14において、パーソナルコンピュータ1により前述のリージョン・ヘッダが付加されたHTTPリクエストは、移動機2で受信される。移動機2は、パーソナルコンピュータ1から受信したHTTPリクエストのデータを、上記回線交換網のデータ通信サービスに対応するように変換し、その変換されたHTTPリクエストのデータを移動体通信ネットワーク3,4に送信する。この移動機2から送信されたHTTPリクエストのデータは、移動体通信ネットワークの回線交換網を転送され、回線交換ゲートウェイ(SG/MG)35で所定データ形式のHTTPリクエストに変換され、インタネット用ゲートウェイ装置7に送信される。
ゲートウェイ装置7は、回線交換ゲートウェイ(SG/MG)35から受信したHTTPリクエストをコンテンツ・プロバイダのサーバ6に向けて転送する。
また、コンテンツ・プロバイダのサーバ6に代えて、移動体通信ネットワークを運営している事業者自体が、コンテンツ・サービス事業を運営しているサーバであってもよい。
また、コンテンツ・プロバイダのサーバ6は、サービスを要求してきた移動機2の在圏するサービスエリアのある国に応じて、サービスの態様を、予め、各国の法規や契約内容などを考慮して定めておけばよい。
また、移動機2が在圏するエリアの判定に用いるエリア関連情報としては、上記「移動体通信ネットワーク識別子PLMN」のように3GPP等で予め規定されている情報のほか、特定の通信事業者が独自に規定した情報を用いてもよい。
2 移動機
3 国内の移動体通信ネットワーク
4 国外の移動体通信ネットワーク
5 インターネット
6 コンテンツ・プロバイダのサーバ
7 インターネット用ゲートウェイ装置
9 ユーザ認証システム(RADIUS)
31 基地局(BS)
32 パケット交換ノード(サービングGPRSサポートノード:SGSN)
33 パケット交換ノード(ゲートウェイGPRSサポートノード:GGSN)
34 回線交換ノード(回線交換局:MSC)
35 回線交換ノード(回線交換ゲートウェイ:SG/MG)
36 ホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)
Claims (3)
- 移動体通信ネットワークのデータ通信サービスを介して、移動機に接続された情報処理装置がサーバにサービスを要求し、該サーバが該サービスを提供する移動体通信ネットワーク利用システムであって、
サービスを要求するリクエストを送信する情報処理装置と、
該情報処理装置から送信された該リクエストを受信し、該受信したリクエストを該移動体通信ネットワークに送信する移動機と、
該移動機から送信され該移動体通信ネットワークにより中継された該リクエストを受信し、該移動機が在圏するエリアに応じて、該リクエストにより要求されるサービスの提供の態様を制御するサーバとを備え、
該情報処理装置は、該移動機が在圏するエリアの判定に用いるエリア関連情報を取得し、該エリア関連情報が付加されたリクエストを送信することを特徴とする移動体通信ネットワーク利用システム。 - 移動機が接続された状態で移動体通信ネットワークのデータ通信サービスを介してサーバにリクエストを送信することができる情報処理装置であって、
該移動機の間で該データ通信サービスを受けるための通信回線を確立する手段と、
該移動機が在圏するエリアの判定に用いるエリア関連情報を取得する手段と、
該リクエストに該エリア関連情報を付加する手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 移動体通信ネットワークのデータ通信サービスを介してサーバにリクエストを送信することができる情報通信端末システムであって、
請求項2の情報処理装置と、
該情報処理装置から送信されたリクエストを受信し、該受信したリクエストを移動体通信ネットワークに送信する移動機とを備えたことを特徴とする情報通信端末システム。
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JP4179618B2 (ja) | 2008-11-12 |
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