JP2006261517A - 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。 - Google Patents

有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。 Download PDF

Info

Publication number
JP2006261517A
JP2006261517A JP2005079135A JP2005079135A JP2006261517A JP 2006261517 A JP2006261517 A JP 2006261517A JP 2005079135 A JP2005079135 A JP 2005079135A JP 2005079135 A JP2005079135 A JP 2005079135A JP 2006261517 A JP2006261517 A JP 2006261517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic semiconductor
semiconductor film
organic thin
film
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005079135A
Other languages
English (en)
Inventor
Zenichi Akiyama
善一 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005079135A priority Critical patent/JP2006261517A/ja
Publication of JP2006261517A publication Critical patent/JP2006261517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】 チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた高性能な有機薄膜トランジスタを提供する。
【解決手段】 有機薄膜トランジスタ10は、基板1と、ゲート電極2と、ゲート絶縁膜3と、有機半導体膜4と、ソース電極5と、ドレイン電極6と、金属粒子7とを備える。ゲート電極2は、有機半導体膜4の膜厚方向に電界を生じさせる電界をゲート絶縁膜3を介して印加する。有機半導体膜4は、チオフェン骨格を有する有機半導体材料からなる。そして、有機薄膜トランジスタ10において、金属粒子7は、ソース電極5とドレイン電極6との間の有機半導体膜4の一主面に配置される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法に関するものである。
有機半導体は、無機半導体に比べ、低温成膜および大面積化が容易であることから、低コストなトランジスタ用の材料として注目されている。そして、導電性高分子または共役高分子を利用した有機半導体を活性層に用いた有機薄膜トランジスタが知られている(特許文献1)。また、低分子化合物からなる有機半導体を活性層に用いた有機薄膜トランジスタも知られている(特許文献2)。
一方、イオウを含む高分子材料およびアルキルチオフェン材料が高い移動度を有することが知られている。特に、規則正しく配列したポリヘキシルチオフェン材料が高い移動度を有することが知られている。
そして、誘起電荷が移動する有機半導体層の有機半導体分子の配列の乱れを効果的に抑制して、より高い移動度と、より高いオン電流およびより低いリーク電流と、より高いオン/オフ比とを得るために、10重量%以下の金属を有機半導体中に混入することが知られている(特許文献3)。
特開昭61−202467号公報 特許第2984370号公報 特開2004−63978号公報
しかし、特許文献3に記載されているように、金属を有機半導体中に混入させる方法では、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた有機薄膜トランジスタの性能を向上させることが困難である。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた高性能な有機薄膜トランジスタを提供することである。
また、この発明の目的は、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた高性能な有機薄膜トランジスタを備えた表示装置を提供することである。
さらに、この発明の別の目的は、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた高性能な有機薄膜トランジスタの製造方法を提供することである。
この発明によれば、有機薄膜トランジスタは、有機半導体膜と、第1から第3の電極と、絶縁膜と、金属粒子とを備える。有機半導体膜は、基板上に形成され、チオフェン骨格を有する。第1および第2の電極は、有機半導体膜を通じて電流を流すための電極である。絶縁膜は、有機半導体膜に接して形成される。第3の電極は、有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧を絶縁膜を介して印加するための電極である。金属粒子は、第1および第2の電極間の有機半導体膜の一主面に配置される。
好ましくは、金属粒子は、有機半導体膜と絶縁膜との界面に配置される。
好ましくは、金属粒子は、銀、銅、パラジウム、ロジウムおよびイリジウムのいずれかからなる微粒子または銀およびパラジウムのいずれかを含む合金の微粒子である。
また、この発明によれば、表示装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の有機薄膜トランジスタを備える。
さらに、この発明によれば、製造方法は、有機薄膜トランジスタの製造方法である。有機薄膜トランジスタは、基板上に形成され、チオフェン骨格を有する有機半導体膜と、有機半導体膜を通じて電流を流すための第1および第2の電極と、有機半導体膜に接して形成された絶縁膜と、有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧を絶縁膜を介して印加するための第3の電極と、第1および第2の電極間の有機半導体膜の一主面に配置された金属粒子とを備える。そして、製造方法は、第1および第2の電極を形成する第1のステップと、第1のステップにおいて形成された第1および第2の電極間の部位に金属ナノ粒子を含む溶液を印刷法により印刷する第2のステップと、印刷された溶液を乾燥する第3のステップとを含む。
さらに、この発明によれば、製造方法は、有機薄膜トランジスタの製造方法である。有機薄膜トランジスタは、基板上に形成され、チオフェン骨格を有する有機半導体膜と、有機半導体膜を通じて電流を流すための第1および第2の電極と、有機半導体膜に接して形成された絶縁膜と、有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧を絶縁膜を介して印加するための第3の電極と、第1および第2の電極間の有機半導体膜の一主面に配置された金属粒子とを備える。そして、製造方法は、第1および第2の電極を形成する第1のステップと、第1のステップにおいて形成された第1および第2の電極間の部位にスパッタリング法により前金属粒子を形成する第2のステップを含む。
この発明による有機薄膜トランジスタにおいては、金属粒子がチオフェン骨格を有する有機半導体膜の表面に配置される。その結果、大気中の酸素が有機半導体膜に負電荷吸着することにより有機半導体膜に発生するキャリアを金属粒子が捕獲し、オフ電流を低減させる。
したがって、この発明によれば、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた有機薄膜トランジスタの性能を向上できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの第1の断面構造図であり、図2は、この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの第2の断面構造図であり、図3は、この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの第3の断面構造図である。
図1を参照して、この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタ10は、基板1と、ゲート電極2と、ゲート絶縁膜3と、有機半導体膜4と、ソース電極5と、ドレイン電極6と、金属粒子7とを備える。
ゲート電極2は、基板1の一主面1A上に形成される。そして、ゲート電極2は、有機半導体膜4の膜厚方向に電界を生じさせる電圧をゲート絶縁膜3を介して印加するための電極である。ゲート絶縁膜3は、ゲート電極2を覆うように基板1の一主面1A上に形成される。
ソース電極5およびドレイン電極6は、ゲート絶縁膜3の一主面3A上に所定の間隔で形成される。そして、ソース電極5およびドレイン電極6は、有機半導体膜4を通じて電流を流すための電極である。有機半導体膜4は、ソース電極5とドレイン電極6との間に形成される。金属粒子7は、ソース電極5とドレイン電極6との間の有機半導体膜4とゲート絶縁膜3との界面に配置される。
なお、図1に示す有機薄膜トランジスタの構造は、「ボトムゲート・ボトムコンタクト型」と呼ばれる。
この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタは、図2に示す有機薄膜トランジスタ10Aであってもよい。図2を参照して、有機薄膜トランジスタ10Aは、図1に示す有機薄膜トランジスタ10と同じ構成要素からなる。そして、有機薄膜トランジスタ10Aにおいては、有機半導体膜4は、ゲート絶縁膜3の一主面3A上に形成され、ソース電極5およびドレイン電極6が有機半導体膜4の一主面4A上に所定の間隔で形成される。また、金属粒子7は、ゲート絶縁膜3と有機半導体膜4との界面に配置される。その他は、有機薄膜トランジスタ10と同じである。
なお、図2に示す有機薄膜トランジスタの構造は、「ボトムゲート・トップコンタクト型」と呼ばれる。
また、この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタは、図3に示す有機薄膜トランジスタ10Bであってもよい。図3を参照して、有機薄膜トランジスタ10Bは、図1に示す有機薄膜トランジスタ10と同じ構成要素からなる。有機薄膜トランジスタ10Bにおいては、ソース電極5およびドレイン電極6は、基板1の一主面1A上に所定の間隔で形成され、有機半導体膜4は、ソース電極5およびドレイン電極6を覆うように基板1の一主面1A上に形成される。そして、ゲート絶縁膜3は、有機半導体膜4の一主面4A上に形成され、ゲート電極2は、ゲート絶縁膜3の一主面3A上に形成される。また、金属粒子7は、ゲート絶縁膜3と有機半導体膜4との界面に配置される。
なお、図3に示す有機薄膜トランジスタの構造は、「トップゲート・ボトムコンタクト型」と呼ばれる。
上述した有機薄膜トランジスタ10,10A,10Bの各々に用いられる基板1、ゲート電極2、ゲート絶縁膜3、有機半導体膜4、ソース電極5、ドレイン電極6および金属粒子7について説明する。
基板1は、絶縁性を示し、電界効果トランジスタおよびその上に作製される表示素子、および表示パネル等を支持できるものであればよく、たとえば、ガラス、プラスチックおよび石英のいずれでもよい。
より具体的には、基板1は、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリエーテルスルフォン、アモルファスシリコン、アモルファスポリオレフィン、エポキシ樹脂およびガラス等のいずれであってもよい。そして、基板1の膜厚は、0.05mm〜2mmの範囲が好ましく、0.1mm〜1mmの範囲が更に好ましい。基板1の膜厚がこのような範囲に設定されるのは、基板1をフレキシブル基板として機能させるためである。
ゲート電極2、ソース電極5およびドレイン電極6の各々は、白金、金、アルミニウム、クロム、ニッケル、銅、チタン、マグネシウム、カルシウム、バリウムおよびナトリウム等の金属、酸化インジウム(InO)、酸化錫(SnO)およびインジウムティンオキサイド(ITO)等の金属酸化物から構成されてもよく、樟脳スルホン酸がドープされたポリアニリンおよびパラトルエンスルホン酸がドープされたポリエチレンジオキシチオフェン等の導電性高分子から構成されてもよく、カーボンブラック、金属微粒子およびグラファイト粉等の導電性複合材料から構成されてもよい。
そして、ゲート電極2、ソース電極5およびドレイン電極6の各々は、真空蒸着法、スパッタリング法、塗布法、印刷法、およびゾルゲル法のいずれかの方法によって形成される。そして、ゲート電極2、ソース電極5およびドレイン電極6のパターンニング法は、フォトレジストのパターンニングと、エッチング液または反応性のプラズマでのエッチングを組み合わせたフォトリソグラフィー法、インクジェット印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、凸版印刷およびマイクロコンタクトプリンティング法のいずれかである。また、レーザーおよび電子線等のエネルギー線を照射して材料を除去することによりゲート電極2、ソース電極5およびドレイン電極6をパターンニングしてもよい。
ゲート電極2、ソース電極5およびドレイン電極6の各々の膜厚は、0.01μm〜2μmの範囲であり、好ましくは、0.02μm〜1μmの範囲である。ゲート電極2、ソース電極5およびドレイン電極6の膜厚が上記の範囲に設定されるのは、ゲート電極2、ソース電極5およびドレイン電極6の上に形成される材料の段差被覆性を向上させるためである。
ゲート絶縁膜3は、ゲート電極2への電流の漏れを防止し、かつ、低ゲート電圧で電界効果トランジスタを駆動させることができるように絶縁性に優れ、かつ、比較的大きな比誘電率を有する材料からなる。
より具体的には、ゲート絶縁膜3は、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリスチレン、ポリビニルフェノール、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリスルホン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等のポリマーおよびこれらを組み合わせた共重合体からなっていてもよく、二酸化珪素(SiO)、酸化アルミニウムおよび酸化チタン等の酸化物からなっていてもよく、窒化珪素(Si)等の窒化物から構成されてもよく、酸化物強誘電体からなっていてもよく、上記の酸化物、窒化物および酸化物強誘電体の粒子を分散させたポリマー膜からなっていてもよく、光硬化樹脂からなっていてもよい。この光硬化樹脂は、絶縁体の前駆物質としてモノマーを塗布した後に、光を照射して硬化させることにより絶縁体を形成するものである。
そして、好ましくは、ゲート絶縁膜3は、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂およびアクリル樹脂からなる。
ゲート絶縁膜3は、スピンコートおよびブレーンコート等の塗布法、蒸着法、スパッタリング法、スクリーン印刷およびインクジェット印刷等の印刷法等のいずれかにより形成される。
ゲート絶縁膜3の膜厚は、0.1μm〜4μmの範囲であり、好ましくは、0.2μm〜2μmの範囲である。ゲート絶縁膜の膜厚が上記の範囲に設定されるのは、ゲート絶縁膜3を下地であるゲート電極2上に形成する場合の段差被覆性を向上させるためである。
また、ゲート絶縁膜3は、室温において10−12S/cm以下の電気伝導度を有し、好ましくは、室温において10−14S/cm以下の電気伝導度を有する。
さらに、ゲート絶縁膜3は、2.0以上の比誘電率を有し、好ましくは、2.5以上の比誘電率を有する。
有機半導体膜4は、一般的には、チオフェン骨格を含む高分子材料からなる。より具体的には、有機半導体膜4は、下記の一般式(I)によって示されるアルキルチオフェン類、特に規則正しく配列したポリヘキシルチオフェンからなる。
Figure 2006261517
また、有機半導体膜4は、下記の一般式(II)によって示されるフルオレン共重合体またはトリアリールアミン共重合体からなる。
Figure 2006261517
そして、有機半導体膜4は、上記の一般式(化I)または(化II)によって示される有機半導体材料を溶媒(例えば、クロロホルム)に溶解し、その溶解液をキャスト、ディップおよびスピンコート等の塗布法によって塗布し、さらに、乾燥して形成される。
有機半導体膜4の膜厚は、1nm〜10000nmの範囲であり、好ましくは、10nm〜500nmの範囲である。有機半導体膜4の膜厚がこのような範囲に設定されるのは、有機半導体膜4をソース電極5およびドレイン電極6上に形成するときの段差被覆性を向上させるためである。
金属粒子7は、銀、銅、パラジウム、ロジウムおよびイリジウムのいずれかからなる微粒子、または銀およびパラジウムのいずれかを含む合金の微粒子からなる。そして、金属粒子7は、「金属ナノ粒子」を構成する。なお、金属ナノ粒子とは、ナノレベルで金属を制御して作り出した合金を言う。
そして、金属粒子7は、上述した印刷法においてナノメタルインクを転写・乾燥することにより形成される。この場合、金属粒子7は、電荷輸送が実行されるチャネル部に少なくとも配置されるが、他の部分に配置されても、トランジスタの動作上問題はない。
印刷法によって金属粒子7を形成する際の溶液中の金属濃度を制御することにより、金属粒子7の配置密度を制御できる。そして、ドロップキャスト法は、この金属粒子7の配置密度の制御性が優れた形成法である。
また、金属粒子7は、スパッタリング法によっても形成される。このスパッタリング法を用いることにより、有用な金属種を多様に選択できる。これは、ナノメタルインクが現状、銀、金および銅のみであるのに対し、スパッタリングのターゲットを代えることによりあらゆる金属および金属合金の微粒子を配置できるからである。
一般に、スパッタリング法による成膜においては、膜形成(膜成長)過程は、一旦、島状に形成された金属粒子が、その後のスパッタされた金属の堆積により、島状から連続膜に形態変化して膜堆積が成される。
したがって、本発明による金属粒子7は、膜成長初期の島状配置が該当し、具体的には、金属粒子7の形成は、成長開始から僅かな時間内で実行される。特に、銀およびパラジウムは、酸素捕獲能力が高く、これらの金属の場合には、非常に微細な島状形成によって膜成長が生じるので、銀またはパラジウムは、金属粒子7として特に好適である。
図1に示す有機薄膜トランジスタ10の具体的な作製方法について説明する。ガラスからなる基板1上にシャドウマスクを介してアルミニウム(Al)が真空蒸着法によって形成される。これにより、ゲート電極2が基板1の一主面1A上に形成される。この場合、ゲート電極2の膜厚は、100nmである。
引続いて、ポリパラキシリレンがCVD(Chemial Vapour Deposition)法によりゲート電極2を覆うように基板1上に堆積される。これにより、ゲート絶縁膜3が基板1上に形成される。この場合、ゲート絶縁膜3の膜厚は、600nmである。
そして、銀ナノメタルインク(ハリマ化成)がドロップキャストにより、ゲート絶縁膜3上に転写され、その後、乾燥される。すなわち、金属粒子7を含む溶液は、印刷法によりゲート絶縁膜3上のソース電極5とドレイン電極6との間に印刷され、その印刷された溶液が乾燥される。これにより、金属粒子7がゲート絶縁膜3上に配置される。つまり、金属粒子7は、印刷法によりゲート絶縁膜3上に配置される。
引続いて、金(Au)がシャドウマスクを介して、表面に金属粒子7が配置されたゲート絶縁膜3上に真空蒸着法により堆積される。これにより、ソース電極5およびドレイン電極6がゲート絶縁膜3上に形成される。この場合、ソース電極5およびドレイン電極6の膜厚は、50nmである。そして、有機薄膜トランジスタ10の寸法は、ゲート幅Wが10000μmであり、ゲート長Lは、30μmである。
さらに、その後、ポリヘキシルチオフェン(メルク社製)を0.5wt%でクロロホルム溶液に溶解させ、その溶液をスピンコートにより、表面に金属粒子7が配置されたゲート絶縁膜3、ソース電極5およびドレイン電極6上に塗布し、150℃で乾燥する。これにより、有機半導体膜が形成される。この場合、有機半導体膜の膜厚は、30nmである。
そして、フォトリソグラフィーにより、有機半導体膜を所定のパターンにパターンニングし、有機半導体膜4が形成される。その結果、ソース電極5とドレイン電極6との間の有機半導体膜4と、ゲート絶縁膜3との界面には、金属粒子7が存在する有機薄膜トランジスタ10が作製される。
図4は、図1に示す有機薄膜トランジスタ10のトランジスタ特性を示す図である。また、図5は、金属粒子を用いない有機薄膜トランジスタのトランジスタ特性を示す図である。
図4および図5において、縦軸は、ソース−ドレイン電流を表し、横軸は、ソース−ドレイン電圧を表す。そして、ゲート電極2に印加されるゲート電圧は、0V、−5V、−10V、−15V、および−20Vと変えられた。
金属粒子7を用いた場合、−20Vのゲート電圧および−20Vのソース−ドレイン電圧におけるソース−ドレイン電流から計算された有機薄膜トランジスタ10の移動度は、0.0017cm/V・sであり、閾値電圧は、5.2Vであり、オン/オフ比は、約20である(図4参照)。
一方、金属粒子7を用いない場合、−20Vのゲート電圧および−20Vのソース−ドレイン電圧におけるソース−ドレイン電流から計算された有機薄膜トランジスタの移動度は、0.004cm/V・sであり、閾値電圧は、38Vであり、オン/オフ比は、約2である(図5参照)。
したがって、金属粒子7をゲート絶縁膜3と有機半導体膜4との界面に配置することにより、移動度が若干低下するものの、トランジスタに必要な低い閾値電圧を達成でき、さらに、オン/オフ比を1桁向上できた。
このように、金属粒子7を有機半導体膜7の表面に配置することにより、有機薄膜トランジスタの高性能化を達成できる。
次に、図2に示す有機薄膜トランジスタ10Aの具体的な作製方法について説明する。ガラスからなる基板1上にシャドウマスクを介してアルミニウム(Al)が真空蒸着法によって形成される。これにより、ゲート電極2が基板1の一主面1A上に形成される。この場合、ゲート電極2の膜厚は、100nmである。
引続いて、ポリパラキシリレンがCVD法によりゲート電極2を覆うように基板1上に堆積される。これにより、ゲート絶縁膜3が基板1上に形成される。この場合、ゲート絶縁膜3の膜厚は、600nmである。
そして、銀ナノメタルインク(ハリマ化成)がドロップキャストにより、ゲート絶縁膜3上に転写され、その後、乾燥される。すなわち、金属粒子7を含む溶液は、印刷法によりゲート絶縁膜3上のソース電極5とドレイン電極6との間に印刷され、その印刷された溶液が乾燥される。これにより、金属粒子7がゲート絶縁膜3上に配置される。つまり、金属粒子7は、印刷法によりゲート絶縁膜3上に配置される。
引続いて、ポリヘキシルチオフェン(メルク社製)を0.5wt%でクロロホルム溶液に溶解させ、その溶液をスピンコートにより、表面に金属粒子7が配置されたゲート絶縁膜3、ソース電極5およびドレイン電極6上に塗布し、150℃で乾燥する。これにより、有機半導体膜4が形成される。この場合、有機半導体膜4の膜厚は、30nmである。
その後、金(Au)がシャドウマスクを介して、有機半導体膜4上に真空蒸着法により堆積される。これにより、ソース電極5およびドレイン電極6が有機半導体膜4上に形成される。この場合、ソース電極5およびドレイン電極6の膜厚は、50nmである。そして、有機薄膜トランジスタ10の寸法は、ゲート幅Wが10000μmであり、ゲート長Lは、30μmである。これにより、有機薄膜トランジスタ10Aが作製される。
このようにして作製された有機薄膜トランジスタ10Aの移動度は、0.0015cm/V・sであり、閾値電圧は、4.8Vであり、オン/オフ比は、約20であった。
さらに、図3に示す有機薄膜トランジスタ10Bの具体的な作製方法について説明する。クロム(Cr)がシャドウマスクを介してガラスからなる基板1上に真空蒸着法により、3nm堆積される。このクロム(Cr)は、金(Au)の密着層として形成される。
引続いて、金(Au)がシャドウマスクを介して基板1/Cr上に真空蒸着法により、50nm堆積される。これにより、ソース電極5およびドレイン電極6が基板1上に形成される。この場合、ゲート幅Wは、10000μmであり、ゲート長Lは、30μmである。
その後、ポリヘキシルチオフェン(メルク社製)を0.5wt%でクロロホルム溶液に溶解させ、その溶液をスピンコートにより、ソース電極5およびドレイン電極6を覆うように基板1上に塗布し、150℃で乾燥する。これにより、有機半導体膜4が形成される。この場合、有機半導体膜4の膜厚は、30nmである。
そして、銀をターゲットに用いたスパッタリングにより、銀からなる金属粒子7を有機半導体膜4上に配置する。この場合、スパッタリング時間は、3秒である。すなわち、金属粒子7は、スパッタリングによりソース電極5とドレイン電極6との間に形成される。
このように、有機薄膜トランジスタ10Bにおいては、金属粒子7は、スパッタリング法により有機半導体膜4の表面に配置される。
その後、ポリパラキシリレンがCVD法により、表面に金属粒子7が配置された有機半導体膜4上に堆積される。これにより、ゲート絶縁膜3が有機半導体膜4上に形成される。この場合、ゲート絶縁膜3の膜厚は、600nmである。
そして、アルミニウム(Al)がシャドウマスクを介してゲート絶縁膜3上に真空蒸着法により堆積され、ゲート電極2がゲート絶縁膜3上に形成される。この場合、ゲート電極2の膜厚は、100nmである。
これにより、有機薄膜トランジスタ10Bが作製される。
このようにして作製された有機薄膜トランジスタ10Bの移動度は、0.0014cm/V・sであり、閾値電圧は、5Vであり、オン/オフ比は、約20であった。
上述したように、金属粒子7を有機半導体膜4の表面に配置することにより、ボトムゲート・ボトムコンタクト型の有機薄膜トランジスタ10、ボトムゲート・トップコンタクト型の有機薄膜トランジスタ10Aおよびトップゲート・ボトムコンタクト型の有機薄膜トランジスタ10Bのいずれにおいても、トランジスタの高性能化を達成できる。
このように、金属粒子7を有機半導体4の表面に配置することによって有機薄膜トランジスタ10,10A,10Bのトランジスタ特性が向上するのは、大気中の酸素が有機半導体膜4に負電荷吸着することにより有機半導体膜4に発生するキャリアを金属粒子7が捕獲し、オフ電流を低減させるからである。
したがって、金属粒子7を有機半導体膜4の表面に配置することは、有機半導体膜4が大気に曝される有機薄膜トランジスタ10,10Aにおいて特に効果が大きい。
なお、この発明においては、上述した方法によって作製した有機薄膜トランジスタ10,10A,10Bを窒素等の不活性ガス中で封止するようにしてもよい。これによって、有機薄膜トランジスタ10,10A,10Bの性能を更に向上させることができる。
そして、有機薄膜トランジスタ10,10A,10Bの各々は、表示装置の駆動デバイスとして用いられる。
次に、この発明による有機薄膜トランジスタを画像表示装置のアクティブマトリックス素子に用いた実施例につき説明する。図6は、この発明による有機薄膜トランジスタを画像表示装置のアクティブマトリックス基板に用いた例を示す平面図であり、図7は、この発明のアクティブマトリックス基板を用いた画像表示装置の縦断面図である。アクティブマトリックス基板に、液晶、電気泳動および有機ELなどの画像表示装置を組み合わせることで、アクティブマトリックス型表示装置を構成できる。
図6に示すように、ガラス基板などの絶縁性基板1上に厚さ70nmのCr膜をスパッタリング法により成膜し、フォトリソグラフィ・エッチング工程により、走査線20、ゲート電極2が形成される。ゲート絶縁膜3および走査線20と信号配線の層間絶縁膜となる絶縁膜として、厚さ200nmのエポキシ樹脂が形成される。
そして、このエポキシ樹脂の上に上記一般式(I)に示す有機半導体膜を半導体材料に用い、スピンコートにより成膜して、膜厚30nmの有機半導体層4を設ける。
続いて、この有機半導体層4上の所定領域に厚さ50nmのAu膜をシャドウマスクを用いた真空蒸着法によりパターン成膜し、ソース電極5及びドレイン電極6と信号配線21およびドレイン電極6と連なる画素配線22を形成する。
続いて、図示しない分割化パターン化膜を形成する。なお、この分割化パターン化膜を形成する前に有機半導体層4にダメージを与えないためにポリモノクロロパラキシリレン膜からなる保護膜を形成しても良い。
そして、分割パターン化層をマスクとして、酸素ガスによるドライエッチングにより、分割ラインの下に位置する有機半導体層4及びゲート絶縁膜3を除去し、各TFT素子に分離される。この実施例では、更にこれら素子上ポリモノクロロパラキシリレン膜からなるパッシベーション膜23を設けて、アクティブマトリックス基板31が形成される。
図7に示すように、画像表示装置30は、前述のアクティブマトリックス基板31と、透明導電膜32を第2の基板33との間に表示素子が設けられ、画素電極22に連なるドレイン電極5上の表示素子がスイッチングされる。第2の基板33としては、ガラスやポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルスルフォン等のプラスチックなどを用いることができる。表示素子としては、液晶、電気泳動、有機EL等の方式を用いることができる。
液晶パネルを構成する場合には、例えば、アクティブマトリックス基板31の基板と第2の基板33には、スピンコート法により、配向膜を形成して、配向処理が施されている。そして、両基板1、33間にシリカスペーサを配置して接合し、ギャップ間に液晶性材料を封入することで液晶パネルが形成される。
また、電機泳動表示パネルは、透明導電膜を成膜後、対向基板にシリカスペーサを配置接合し、ギャップ間にマイクロカプセル型電気泳動素子を封入することで、電気泳動パネルが形成できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた高性能な有機薄膜トランジスタに適用される。また、この発明は、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた高性能な有機薄膜トランジスタを備えた表示装置に適用される。さらに、この発明は、チオフェン骨格を有する有機半導体膜を用いた高性能な有機薄膜トランジスタの製造方法に適用される。
この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの第1の断面構造図である。 この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの第2の断面構造図である。 この発明の実施の形態による有機薄膜トランジスタの第3の断面構造図である。 図1に示す有機薄膜トランジスタのトランジスタ特性を示す図である。 金属粒子を用いない有機薄膜トランジスタのトランジスタ特性を示す図である。 この発明による有機薄膜トランジスタを画像表示装置のアクティブマトリックス基板に用いた例を示す平面図である。 この発明のアクティブマトリックス基板を用いた画像表示装置の縦断面図である。
符号の説明
1,33 基板、1A,3A,4A 一主面、2 ゲート電極、3 ゲート絶縁膜、4 有機半導体膜、5 ソース電極、6 ドレイン電極、7 金属粒子、10,10A,10B 有機薄膜トランジスタ、21 信号配線、22 画素電極、23 パッシベーション膜、30 画像表示装置、31 アクティブマトリックス基板、32 透明導電膜。

Claims (6)

  1. 基板上に形成され、チオフェン骨格を有する有機半導体膜と、
    前記有機半導体膜を通じて電流を流すための第1および第2の電極と、
    前記有機半導体膜に接して形成された絶縁膜と、
    前記有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧を前記絶縁膜を介して印加するための第3の電極と、
    前記第1および第2の電極間の前記有機半導体膜の一主面に配置された金属粒子とを備える有機薄膜トランジスタ。
  2. 前記金属粒子は、前記有機半導体膜と前記絶縁膜との界面に配置される、請求項1に記載の有機薄膜トランジスタ。
  3. 前記金属粒子は、銀、銅、パラジウム、ロジウムおよびイリジウムのいずれかからなる微粒子または銀およびパラジウムのいずれかを含む合金の微粒子である、請求項1または請求項2に記載の有機薄膜トランジスタ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の有機薄膜トランジスタを備える表示装置。
  5. 有機薄膜トランジスタの製造方法であって、
    前記有機薄膜トランジスタは、
    基板上に形成され、チオフェン骨格を有する有機半導体膜と、
    前記有機半導体膜を通じて電流を流すための第1および第2の電極と、
    前記有機半導体膜に接して形成された絶縁膜と、
    前記有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧を前記絶縁膜を介して印加するための第3の電極と、
    前記第1および第2の電極間の前記有機半導体膜の一主面に配置された金属粒子とを備え、
    前記製造方法は、
    前記第1および第2の電極を形成する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて形成された前記第1および第2の電極間の部位に金属ナノ粒子を含む溶液を印刷法により印刷する第2のステップと、
    前記印刷された溶液を乾燥する第3のステップとを含む、有機薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 有機薄膜トランジスタの製造方法であって、
    前記有機薄膜トランジスタは、
    基板上に形成され、チオフェン骨格を有する有機半導体膜と、
    前記有機半導体膜を通じて電流を流すための第1および第2の電極と、
    前記有機半導体膜に接して形成された絶縁膜と、
    前記有機半導体膜の膜厚方向に電界を生じさせる電圧を前記絶縁膜を介して印加するための第3の電極と、
    前記第1および第2の電極間の前記有機半導体膜の一主面に配置された金属粒子とを備え、
    前記製造方法は、
    前記第1および第2の電極を形成する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて形成された前記第1および第2の電極間の部位にスパッタリング法により前記金属粒子を形成する第2のステップを含む、有機薄膜トランジスタの製造方法。
JP2005079135A 2005-03-18 2005-03-18 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。 Pending JP2006261517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079135A JP2006261517A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079135A JP2006261517A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006261517A true JP2006261517A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37100393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005079135A Pending JP2006261517A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006261517A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171982A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Tdk Corp 電流狭窄用の酸化物層を有する磁気抵抗効果素子およびその形成方法
DE102007037069A1 (de) * 2007-08-06 2009-02-19 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Elektronisches Bauteil und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2009111000A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Konica Minolta Holdings Inc 有機半導体素子の製造方法、及び有機半導体素子
JP2010027808A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Ricoh Co Ltd 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
US7768000B2 (en) 2006-09-29 2010-08-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
EP2389683A2 (en) * 2009-01-22 2011-11-30 Versatilis LLC Methods of enhancing performance of field-effect transistors and field-effect transistors made thereby
CN103985765A (zh) * 2008-12-26 2014-08-13 株式会社半导体能源研究所 半导体器件
CN107833927A (zh) * 2017-11-16 2018-03-23 佛山科学技术学院 一种氧化物薄膜晶体管及其制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004006827A (ja) * 2002-04-22 2004-01-08 Konica Minolta Holdings Inc 有機薄膜トランジスタ素子
JP2004335688A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Sony Corp 電界効果型トランジスタ及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004006827A (ja) * 2002-04-22 2004-01-08 Konica Minolta Holdings Inc 有機薄膜トランジスタ素子
JP2004335688A (ja) * 2003-05-07 2004-11-25 Sony Corp 電界効果型トランジスタ及びその製造方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7768000B2 (en) 2006-09-29 2010-08-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
US8252626B2 (en) 2006-09-29 2012-08-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Thin film transistor array panel and manufacturing method thereof
JP2008171982A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Tdk Corp 電流狭窄用の酸化物層を有する磁気抵抗効果素子およびその形成方法
DE102007037069A1 (de) * 2007-08-06 2009-02-19 Leonhard Kurz Gmbh & Co. Kg Elektronisches Bauteil und Verfahren zu seiner Herstellung
JP2009111000A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Konica Minolta Holdings Inc 有機半導体素子の製造方法、及び有機半導体素子
JP2010027808A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Ricoh Co Ltd 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
CN103985765A (zh) * 2008-12-26 2014-08-13 株式会社半导体能源研究所 半导体器件
US9711651B2 (en) 2008-12-26 2017-07-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
US11817506B2 (en) 2008-12-26 2023-11-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and manufacturing method thereof
EP2389683A2 (en) * 2009-01-22 2011-11-30 Versatilis LLC Methods of enhancing performance of field-effect transistors and field-effect transistors made thereby
EP2389683A4 (en) * 2009-01-22 2012-06-27 Versatilis Llc METHOD FOR IMPROVING THE EFFICIENCY OF FIELD EFFECT TRANSISTORS AND FIELD EFFECT TRANSISTORS MADE THEREFROM
CN107833927A (zh) * 2017-11-16 2018-03-23 佛山科学技术学院 一种氧化物薄膜晶体管及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7799618B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device, semiconductor device, display device, and electronic instrument
US7732248B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device
US8089065B2 (en) Organic thin film transistors
JP2006261517A (ja) 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。
JP2005079560A (ja) 薄膜トランジスタ,表示装置、およびその製造方法
JP4589373B2 (ja) 有機トランジスタ、有機トランジスタアレイ及び表示装置
JPWO2005024956A1 (ja) 電極基板,薄膜トランジスタ,表示装置、及びその製造方法
JP5176414B2 (ja) 有機トランジスタアレイ及び表示装置
US20070145324A1 (en) Method for manufacturing organic semiconductor composition and transistor, method for manufacturing active matrix device, method for manufacturing electro optical device, and method for manufacturing electronic apparatus
JP2006100808A (ja) 半導体装置の作製方法
US8049210B2 (en) Thin film transistor, matrix substrate, electrophoresis display device, and electronic apparatus
JP5380831B2 (ja) 有機トランジスタ及びその製造方法
US9634271B2 (en) Semiconductor device, method of manufacturing the same, and electronic apparatus
JP5250981B2 (ja) 有機デバイスの製造方法並びに電子機器
JP2006261507A (ja) 有機薄膜トランジスタおよびそれを備えた表示装置。
JP2007227595A (ja) 有機薄膜トランジスタの製造方法
JP4699090B2 (ja) 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。
JP2006261528A (ja) 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。
JP5870502B2 (ja) 有機半導体素子およびその製造方法
JP2006261498A (ja) 有機薄膜トランジスタ、それを備えた表示装置および有機薄膜トランジスタの製造方法。
JP2010219375A (ja) 有機トランジスタアクティブ基板、有機トランジスタアクティブ基板の製造方法および有機トランジスタアクティブ基板を用いた電気泳動ディスプレイ
JP2007294723A (ja) 有機薄膜トランジスタの製造方法
JP5476712B2 (ja) 有機トランジスタアレイ、表示パネル及び表示装置
Kawasaki et al. Printable organic TFT technologies for FPD applications
JP2010062241A (ja) 有機薄膜トランジスタの製造方法、有機薄膜トランジスタ素子及び表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080215

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090731

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20090909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111101