JP2006259265A - 煙草配送用ラベル及びその集合体 - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用の段ボール箱で煙草を配送するにおいて、検品作業の手間軽減と箱詰め間違いによるトラブル回避とを図る。
【手段】煙草の銘柄ごとにラベル2を用意しておき、このラベル2を段ボール箱11に貼り付けておく。ラベル2の表面には、煙草のパッケージが予め印刷されている第1欄4、煙草の銘柄名が予め印刷されている第2欄5、段ボール箱11への煙草の入数を手書きで記入できる第3欄6、整理番号が予め印刷されている第4欄7、1カートンの個数が表示する第5欄8が形成されている。ラベル2を視認することにより、段ボール箱11を開封しなくても種類と量を確認できる。
【選択図】 図2
【手段】煙草の銘柄ごとにラベル2を用意しておき、このラベル2を段ボール箱11に貼り付けておく。ラベル2の表面には、煙草のパッケージが予め印刷されている第1欄4、煙草の銘柄名が予め印刷されている第2欄5、段ボール箱11への煙草の入数を手書きで記入できる第3欄6、整理番号が予め印刷されている第4欄7、1カートンの個数が表示する第5欄8が形成されている。ラベル2を視認することにより、段ボール箱11を開封しなくても種類と量を確認できる。
【選択図】 図2
Description
本願発明は、煙草を段ボール箱に詰めて配送するに際して使用する配送用ラベル(配送票又は表示ラベルといっても良い)及びその集合体に関するものである。
現在の商品物流においては、大部分の商品が段ボール箱に梱包されて配送されている。この場合、1つの段ボール箱に1種類の商品しか梱包しない場合と、1つの段ボール箱に複数種類の商品が梱包する場合とがある。
1つの段ボール箱に1種類の商品しか梱包しない場合は、段ボール箱を特定の商品に専用化して、その表面に商品の名称(商標)や外観のような識別手段を予め印刷していることが多く、このため、発注者は段ボール箱を開封しなくても内容物を確認することができ、配送間違いがあれば段ボール箱を開封することなく発見して、そのまま返却することができる。
他方、1つの段ボール箱に複数種類の商品を混包している場合は、無地か或いは会社名のみ表示されているような汎用の段ボール箱を使用せざるを得ないため、段ボール箱を開封しないと内容物を確認できないことになる。1つの段ボール箱に1種類の商品を詰める場合でも、ロット数が少なくて専用の段ボール箱を用意できずに汎用の段ボール箱を使用する場合は、開封しないと内容物を確認できない。このため検品作業に手間が掛かるという問題があった。
また、荷が配達されても段ボール箱を開封せずにそのまま保管しておきたい場合があるが、汎用の段ボール箱に梱包されている場合は開封しないと検品できないため開封せざるを得ない。納品時にドライバー立ち会いの下で開封して検品せずに後で開封した場合は、種類や数量、或いは配達先の間違いを発見しても、その間違いが送り元や運送会社の責任であることを立証できずにトラブルになることもあった。
他方、特許文献1には、農産物を段ボール箱に詰めて出荷するにおいて、箱詰めされている農産物の画像や書誌的データを出荷時にラベルにプリントし、このラベルを段ボール箱に貼って配送することが記載されている。
特開2005−55711号公報
ところで、煙草を卸業者から小売店に配送する場合も段ボール箱に詰めて出荷されており、1つの汎用段ボール箱に複数種類の煙草を混包する場合も多いが、煙草には多数の銘柄が存在するため、上記した検品作業の手間や配送ミスによるトラブルが切実な問題となっていた。
この点、特許文献1のようなラベルを使用すると段ボール箱を開封しなくても内容物を確認することができるが、特許文献1の構成では、出荷に際して一々ラベルにプリントしなければならないため、却って手間がかかるのみならず、カメラやプリンターを必要とするためコストも嵩むことになる。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたもので、段ボール箱を開封しなくても内容物を簡易に確認できるようにすることを課題とするものである。
前記の課題は本願発明の配送用ラベルによって達成できる。すなわち本願発明の配送用ラベルは、ボール箱に貼り付けできるように裏面に粘着剤が塗布されている一方、その表面に、特定の煙草のパッケージ外観が予め印刷されている第1欄と、前記パッケージに対応した煙草の銘柄が予め印刷されている第2欄と、段ボール箱への煙草の入り数を手書きで記入できる第3欄とが設けられている。
本願発明は煙草配送用ラベルの集合体も含んでいる。このラベルの集合体は、裏面に粘着剤が塗布されている配送用ラベルの多数枚を剥離紙に引き剥がし可能に貼り付けており、前記各配送用ラベルの表面には、特定の煙草のパッケージ外観が予め印刷されている第1欄と、前記パッケージに対応した煙草の銘柄が予め印刷されている第2欄と、段ボール箱への煙草の入り数を手書きで記入できる第3欄と、整理番号やバーコードのような二次元データが予め印刷されている第4欄と、1カートンに何個の煙草が入っているかの表示が予め印刷されている第5欄とを設けている。
本願発明によると、汎用の段ボール箱に1種類又は複数種類の煙草を詰めて配送するにおいては、詰められている煙草の銘柄を表示するラベルを段ボール箱の外面に貼り付けて、その第3欄に煙草の入数を記入しておくことにより、段ボール箱を一々開封することなく銘柄と量を把握することができ、このため、検品の手間を著しく軽減できるのであり、また、箱詰め間違いや配達先の間違いがあった場合は開封前に間違いを発見して返品できるため、トラブルを回避することができる。
また、段ボール箱を倉庫に保管して煙草を小出しする場合、段ボール箱の表面に煙草の銘柄が表示されているため、目的とする煙草を素早く取り出すことができる。この場合、銘柄名だけの表示であると内容物を把握し難くて取り出しに手間取ることがあるが(特に、煙草を吸わない人の場合は把握し難い)、本願発明ではラベルの第1欄に商品のパッケージの外観が表示されているため、煙草を吸わない人でも銘柄を一目で把握して、目的とする煙草を素早く取り出すことができる。
そして、ラベルには銘柄名とパッケージ外観とが予め印刷されているため、出荷に際して一々プリントする必要はなく、ラベルには数量を手書きで記入するだけでよいため、出荷時に手間がかかることもないし、また、プリンタのような特別の装置類は必要ないためコストが嵩むこともない。
ラベルは、取り扱いの点から台紙(剥離紙、離型紙)に引き剥がし可能に貼り付けておくのが好ましいが、この場合、請求項2のように構成すると、例えば、一般に販売されている煙草の全銘柄に対応したラベルを1枚の離型紙(台紙)に貼り付けておくというように、多種類のラベルを1枚の剥離紙に貼り付けておくことにより、多種類のラベルを総括的に管理することができる。また、請求項2のように、管理データが予め印刷された第4欄を設けると、出荷元での商品管理の手間軽減に資することもできる。
ところで、煙草の卸売では一般に箱を単位として100個(100箱)というように取引されている一方、箱詰めはカートン単位でなされている。この場合、1カートンに10個入りの場合と20個入りの場合とがあり、混乱する虞れがある。この点、請求項2のように1カートンに何個の煙草が入っているかの表示が予め印刷されている第5欄とを設けておくと、カートン数と箱数との関係を一目で把握できるため、検品の手間を一層軽減することができる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(A)は多数枚のラベル2を台紙(離型紙)3に貼ってなるラベル集合体1の概略斜視図、図1(B)はラベル集合体1の部分的な平面図である。
各ラベル2は横長で帯状に形成されており、隣合ったラベル2は互いに密着して整列して並べられている。各ラベル2の裏面には粘着剤が塗布されており、他方、台紙3の表面にはシリコーン樹脂等の離型膜が塗工されている。図1において、台紙3に貼った状態での各ラベル1の輪郭は一点鎖線で示している。
各ラベル2の表面には、特定の煙草のパッケージが予め印刷されている第1欄4、特定の煙草の銘柄名が予め印刷されている第2欄5、段ボール箱への煙草の入数を手書きで記入できるように右端に「個」の文字が予め印刷されている第3欄6、整理番号が予め印刷されている第4欄7、1カートンに何個の煙草が入っているかを表示する第5欄8が形成されている。本実施形態では、左から順に、第4欄7、第1欄4、第2欄5、第5欄8、第3欄6の順に並んでいる(図1(B)の第1欄4及び第2欄5の具体的な表示は煙草メーカーの登録商標である。)。
本実施形態では各表示欄は枠線9で囲われており、また、第2欄4と第3欄5との境界を除く他の欄の境界は仕切り線10で区画されている。煙草の多くは1カートンで10個入りであるが、ショートポープ(登録商標)は1カートン20個入りになっている。
図2(A)では、4種類の煙草が詰められた段ボール箱11の外観を表示している。すなわち、箱詰めされている煙草の銘柄に対応したラベル2を段ボール箱11の表面に貼って、各ラベル2の第3欄6に煙草の入数(箱数)を手書きで記入しており、図2(B)はラベル2の群の拡大図である。なお、図2(B)ではパッケージ及び銘柄名は抽象的に表示している。
このように、段ボール箱11に詰められている煙草の種類と数量とが段ボール箱11の表面に表示されているため、検品のために一々段ボール箱を開封する必要はなく、このため検品の手間を著しく軽減することができる。また、出荷に際しては第3欄6に数量を記入するだけで良いため、出荷作業に際して手間やコストがかかることはない。また、出荷する業者も、段ボール箱11を封止した後において、例えばトラックに積み込む前に顧客ごとの配送内容を最終的にチェックできるため、配送間違いの抑制にも貢献できる。
なお、煙草は、製造元(国産品の場合は日本たばこ産業株式会社)や輸入元(一般に商社)から元売り業者を経由して卸されており、元売り業者からたばこ屋等の小売店に直接に卸されるか、或いは、元売り業者から中卸業者を介してパチンコ店等の小売店に卸される。そして、煙草の卸売では一般に煙草1箱を1個として個数単位で取引されており、従って、第3欄には、予め「個」の文字を印刷しておくと、注文数と配達数とが同じかどうかを確認し易くて好適である。勿論、カートン単位で取引する場合は、第3欄に「カートン」の文字を印刷しておけば良い。
以上、本願発明の一実施形態を説明したが、本願発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、他の形態にも具体化することができる。例えばラベルは必ずしも横長の帯状である必要はなく、縦長の長方形に形成して各記入欄を並列に設けるなどしても良い。
また、銘柄によってラベルの使用頻度に大きな違いがある場合は、使用頻度の高いラベルは1枚の台紙に複数枚貼っておくというように、1枚の台紙に同種ラベルを複数枚貼っておくことも可能である。或いは、1枚の台紙には1種類のラベルだけを貼って、各銘柄ごとにラベル集合体を作成しておくことも可能である。
1 ラベル集合体
2 ラベル(単体)
3 台紙
4 第1欄
5 第2欄
6 第3欄
7 第4欄
8 第5欄
11 段ボール箱
2 ラベル(単体)
3 台紙
4 第1欄
5 第2欄
6 第3欄
7 第4欄
8 第5欄
11 段ボール箱
Claims (2)
- 煙草配送用の段ボール箱に貼り付けできるように裏面に粘着剤が塗布されている配送用ラベルであって、
その表面に、特定の煙草のパッケージ外観が予め印刷されている第1欄と、前記パッケージに対応した煙草の銘柄が予め印刷されている第2欄と、段ボール箱への煙草の入り数を手書きで記入できる第3欄とが設けられている、
煙草配送用ラベル。 - 裏面に粘着剤が塗布されている配送用ラベルの多数枚を台紙に引き剥がし可能に貼り付けており、
前記各配送用ラベルの表面には、特定の煙草のパッケージ外観が予め印刷されている第1欄と、前記パッケージに対応した煙草の銘柄が予め印刷されている第2欄と、段ボール箱への煙草の入り数を手書きで記入できる第3欄と、整理番号やバーコードのような管理用データが予め印刷されている第4欄と、1カートンに何個の煙草が入っているかの表示が予め印刷されている第5欄とを設けている、
煙草配送用ラベルの集合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005076957A JP2006259265A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 煙草配送用ラベル及びその集合体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005076957A JP2006259265A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | 煙草配送用ラベル及びその集合体 |
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Family Applications (1)
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2005
- 2005-03-17 JP JP2005076957A patent/JP2006259265A/ja active Pending
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