JP2006259072A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 可動の焦点調節部と、受光面に被写体を結像させるレンズと、前記焦点調節部と連動して前記レンズを光軸方向に移動させる駆動部と、前記レンズの合焦度を検出する検出部と、検出された前記合焦度に応じて、前記焦点調節部の操作抵抗を変化させる案内部と、を備える。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、ユーザは音を聞いたり光を目視してからその結果をピントリングの操作に反映させるまでの期間にもピントリングを操作しているため、カメラによる合焦位置の通知をピントリングの操作に適正に反映させることができない。このようなカメラでは、焦点調節のために合焦位置近傍でピントリングを正回転させたり逆回転させる操作を繰り返すため、マニュアルフォーカスモードでの素早い焦点調節操作は容易ではない。
例えば合焦位置で焦点調節部の操作抵抗を増大させることにより、ユーザに合焦位置であることを手の感覚で認識させることができるため、認識から焦点調節操作停止までの反応時間を短縮することができる。さらに焦点調節部の操作抵抗を増大させることにより、ユーザによる焦点調節部の操作速度を遅くすることができるため、認識から反応までの操作量を抑制できる。このように、合焦度に応じて焦点調節部の操作抵抗を変化させることにより、手動による素早い焦点調節操作が容易になる。
尚、本明細書において合焦度とは、レンズによって結像される被写体の鮮鋭度に相関する指標であって、レンズから被写体までの距離とレンズから受光面までの距離に応じて決まる値である。
合焦度が合焦を含む所定範囲内のとき操作抵抗が増大すると、ユーザに合焦度が合焦を含む所定範囲内であることを認識させるとともに、その所定範囲でユーザによる焦点調節部の操作速度を遅くすることができる。したがって合焦度が合焦を含む所定範囲内で操作抵抗を増大させることにより、合焦位置近傍での微調整が容易になる。
合焦度が合焦に近づくほど焦点調節部の操作抵抗が増大すると、ユーザは、操作抵抗が増大する操作方向を合焦に近づく操作方向として認識することができる。さらに、合焦度が合焦に近づくほどユーザによる焦点調節部の操作速度を遅くすることができるため、合焦位置近傍での微調整が容易になる。
また、本発明は装置の発明として特定できるだけでなく、プログラムの発明としても、そのプログラムを記録した記録媒体の発明としても、方法の発明としても特定することができる。
本発明の第一実施例によるディジタルスチルカメラ(DSC)は、オートフォーカスモードとマニュアルフォーカスモードの2つの焦点調節モードを有し、それらのモードを切換えて被写体を撮影する所謂一眼レフカメラである。尚、カメラとしてのDSC1は、マニュアルフォーカスモードのみで撮影可能なカメラでもよい。また本発明は、受光面としてのフィルム面に被写体の画像を記録する所謂銀塩カメラ、ビデオカメラにも適用可能である。
RAM15はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。フラッシュメモリ16は通電しなくても記録内容を保持することのできる不揮発性のメモリであり、DSC1に内蔵されるか、あるいは着脱自在にDSC1に取り付けられる。
先ず、制御部11は、焦点調節モードを判別し、焦点調節モードがマニュアルフォーカスモードのとき、ステップS12の処理を実行し、焦点調節モードがオートフォーカスモードのとき、ステップS16の処理を実行する(ステップS10参照)。
ステップS16では、制御部11は、レンズ駆動部40と協働してピントリング50の操作抵抗を通常の操作抵抗に戻す。具体的には制御部11は、レンズ駆動部40のステッピングモータ42に保持トルクを発生させている場合、保持トルクの発生をレンズ駆動部40に停止させる。
このようにして制御部11は、合焦度が合焦近傍の所定範囲においてステッピングモータ42に保持トルクを発生させる(図4参照)。
図5(C1)は、被写体の集光レンズ12による結像面60が集光レンズ12側にCCD13の受光面13aから離間し、合焦度が合焦近傍の所定範囲外の状態を示している。この状態では制御部11はステッピングモータ42に保持トルクの発生を停止させている。したがってピントリング50はユーザがピントリング50に与えるトルク(矢印110参照)により回転するため、ピントリング50の操作抵抗は小さい。そのためユーザは、合焦度が合焦近傍までピントリング50を素早く操作することができる。この状態からピントリング50を1.0mの距離目盛りに近づけるように操作すると、被写体の集光レンズ12による結像面60はCCD13の受光面13aに近づき、合焦度は大きくなる。
図5(A3)は、ピントリング50が1.0mの距離目盛りに一致している状態を示している。この状態では、図5(C)に示すように被写体の集光レンズ12による結像面60はCCD13の受光面13aに一致し合焦度は最大になる。
図6(C4)は、被写体の集光レンズ12による結像面60は集光レンズ12と反対側でCCD13の受光面13aに近接し、合焦度が合焦近傍の所定範囲内の状態を示している。
図8は、第二実施例によるDSC2のブロック図である。DSC2は、所謂コンパクトディジタルカメラである。
検出部としてのAF用測距モジュール230は、被写体との距離に相関する距離信号を出力する。具体的には例えば、AF用測距モジュール230は赤外線などの非可視光を被写体に照射し、被写体で反射した非可視光を受光する。そしてAF用測距モジュール230は、非可視光の照射と受光の時間差に応じて変化する信号を出力する。制御部11はこの信号が示す時間差から被写体とCCD13の受光面13aとの距離を特定することができる。尚、AF用測距モジュール230は、超音波を被写体に向けて発信する回路と被写体で反射した超音波を受信するセンサとを備えるAF用測距モジュールでもよい。
図9は、第三実施例によるDSC3のブロック図である。
第三実施例に係る制御部11は、CCD13の受光面13aに結像された光学像のコントラストから合焦度を特定する。具体的には制御部11は、光学像のコントラストが最大となったときのピントリング50の位置を合焦位置と特定する。つまり第三実施例に係るCCD13は請求項に記載の「検出部」として機能する。
Claims (6)
- 可動の焦点調節部と、
受光面に被写体を結像させるレンズと、
前記焦点調節部と連動して前記レンズを光軸方向に移動させる駆動部と、
前記レンズの合焦度を検出する検出部と、
検出された前記合焦度に応じて、前記焦点調節部の操作抵抗を変化させる案内部と、
を備えることを特徴とするカメラ。 - 前記案内部は合焦位置で操作抵抗を増大させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記案内部は、前記合焦度が合焦を含む所定範囲内のとき、操作抵抗を増大させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記案内部は前記合焦度が合焦に近づくほど操作抵抗を増大させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記案内部は前記合焦度が合焦から遠ざかるほど操作抵抗を増大させることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
- 前記駆動部は前記レンズと連動するステッピングモータを有し、
前記案内部は前記ステッピングモータの保持トルクを変化させることによって操作抵抗を変化させることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカメラ。
Priority Applications (1)
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JP2005074750A JP2006259072A (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | カメラ |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006259072A true JP2006259072A (ja) | 2006-09-28 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2005074750A Withdrawn JP2006259072A (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | カメラ |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009104367A1 (ja) * | 2008-02-21 | 2009-08-27 | パナソニック株式会社 | カメラ装置、フォーカス調整支援方法およびプログラム |
JP2011043651A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Sigma Corp | 撮像装置 |
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US8264593B2 (en) | 2008-02-21 | 2012-09-11 | Panasonic Corporation | Camera device, and method and program for supporting focus adjustment |
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