JP2006258882A - 画像表示装置および携帯型撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 デルタ配列の画素配列を持つ表示素子を備えた画像表示装置において、OSD(On Screen Display)に用いる文字や記号の太さやデザイン、バックの色等を変更せずに、従来のままで偽色を防止できる画像表示装置を提供する。
【解決手段】 奇数フィールドと偶数フィールドで、OSDのみ1水平行あるいは1画素ずらして画像に重畳して表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置および携帯型撮像装置に関し、特に文字、記号、符号等の非画像情報も表示できる画像表示装置および携帯型撮像装置に関するものである。
デジタルカメラやビデオカメラ等、主として画像を撮像し表示する携帯型撮像装置に表示素子として用いられているカラー液晶パネルは、偶数行と奇数行で同色の画素が1.5画素ずれたデルタ配列と呼ばれる画素配列のものが用いられることが多い。図9に、デルタ配列の画素配列(図9(a))と、通常の液晶テレビやPCモニタに用いられているストライプ配列(図9(b))、モザイク配列(図9(c))の画素配列の模式図を示す。図中のR、G、Bは、それぞれ赤色を表示する画素、緑色を表示する画素、青色を表示する画素の意味である。
一般に、携帯型撮像装置は、その携帯性から小型軽量化が必須であり、そのため搭載できる画像表示装置も大きさに制約がある。そのため、小型で画質の高い画像表示装置が必要である。
デルタ配列の液晶は、ストライプ配列やモザイク配列の液晶に比べて、少ない画素数で見た目の解像度が高く、固定した色パターンが見えない滑らかな画質が得られるという利点がある(例えば、非特許文献1参照)。反面、画素が斜めにずれて配置されているため、縦横の細かい直線の色再現性に弱いという欠点も持ち合わせている。このため、デルタ配列の液晶に日付や撮影コマ数といったデータ等の文字、記号、符号等のいわゆるOSD(On Screen Display)を表示すると、OSDの周辺に赤や緑の偽の色付き(偽色)が発生する。偽色は、特に細線や直線の周囲に顕著となる。
例えば、図10(a)のように白い背景の中に黒い文字を表示する場合を例に取ると、背景部分は全体として見るとRとGとBの各色の画素が均等に点灯されているために白色に見えるが、例えば局所的に図10(a)の破線で囲まれた三角形901を考えた場合、それらのR成分901R、G成分901G、B成分901BのうちR画素901Rのみが点灯したままの状態になっており、白い背景の中に書かれた黒い細線の「A」の縁に赤の偽色が付くことになる。
これを防止するために、従来は、例えば図10(b)に示したようにOSDに用いられる文字や記号の線の太さを画素ピッチに比べて十分に大きくするとか、OSDに用いられる文字や記号のデザインを直線を用いないものに変更するとか、OSD表示部のバックにグレーバック等の中間色を入れる等で偽色を目立たなくする方法が用いられてきた。
しかしながら、文字や記号の線の太さを大きくすることができるのはカナや簡単な記号等に限られるため汎用性に乏しく、またデザイン的に品位に欠けるものになり、白抜き文字が使えない等制約が多い。また、デザインを直線を用いないものに変更するのも汎用性に乏しく表示の品位に欠けるものとなる。又、OSDのバックにグレーバック等の中間色を入れると、本来その部分にある画像が見えなくなるという大きな問題が生じる。
また、デルタ配列の液晶ではないが、デジタル放送をインターレース表示する時のOSD表示の折り返しノイズによる画質劣化を防ぐ方法として、インターレース信号をプログレッシブ信号へ変換し、画像の拡大、縮小、OSD合成等を行ってから、プログレッシブ信号から再度インターレース信号に変換して表示を行い、その際にフィルタ処理を行うことでOSDのフリッカを低減する方法(例えば、特許文献1参照)や、通常のインターレース信号のフィールドレートの奇数倍のフィールドレートを持つ同期信号を発生させ、その同期信号に同期してOSD信号を発生させて、映像信号とOSD信号を合成する方法(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
しかしながら、特許文献1および2で提案された方法は、いずれも、非常に複雑な信号処理を行う必要があったり、高速クロックを要するものであったりするため、非力な処理回路しか持たない携帯型撮像装置への適用は不可能なものである。また、デルタ配列の液晶に簡単に適用できる方法でもない。さらに、コスト的にも非常に高価になるため、携帯型撮像装置への適用は現実的でない。
ソニー社「ACX306BK 3.86cm(1.5型)NTSCカラー液晶パネル」データシート(http://www.sony.co.jp/~semicon/japanese/img/sonyj01/e6801437.pdf)概要。2005年2月14日検索。 特開2004−320305号公報 特開2000−324419号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、デルタ配列の画素配列を持つ表示素子を備えた画像表示装置において、OSDに用いる文字や記号の太さやデザイン、バックの色等を変更せずに、従来のままで偽色を防止できる画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
(請求項1)
デルタ配列の画素配列を持つ表示素子を備えた画像表示装置において、
文字情報を、奇数フィールドと偶数フィールドで異なるタイミングで画像に重畳して前記表示素子に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
(請求項2)
前記表示制御手段は、奇数フィールドと偶数フィールドとで、前記文字情報のみを垂直方向に1水平行ずらせて画像に重畳することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
(請求項3)
前記表示制御手段は、奇数フィールドと偶数フィールドとで、前記文字情報のみを水平方向に1画素ずらせて画像に重畳することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
(請求項4)
デルタ配列の画素配列を持つ表示素子を備えた画像表示装置において、
文字情報を入力する文字情報入力手段と、
画像を入力する画像入力手段と、
前記文字情報入力手段で入力された文字情報を、奇数フィールドと偶数フィールドで異なるタイミングで、前記画像入力手段で入力された画像に重畳して前記表示素子に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
(請求項5)
被写体像を撮像する撮像部を備えた携帯型撮像装置において、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像表示装置を備えたことを特徴とする携帯型撮像装置。
請求項1に記載の発明によれば、デルタ配列の画素配列を持つ表示素子に、文字情報を奇数フィールドと偶数フィールドで異なるタイミングで画像に重畳して表示することで、OSDに用いる文字や記号の太さやデザイン、バックの色等を変更せずに、従来のままで偽色を防止できるOSDを提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、デルタ配列の画素配列を持つ表示素子に、非画像情報を奇数フィールドと偶数フィールドで垂直方向に1水平行ずらせて画像に重畳して表示することで、OSDに用いる文字や記号の太さやデザイン、バックの色等を変更せずに、従来のままで偽色を防止できるOSDを提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、デルタ配列の画素配列を持つ表示素子に、非画像情報を奇数フィールドと偶数フィールドで水平方向に1画素ずらせて画像に重畳して表示することで、OSDに用いる文字や記号の太さやデザイン、バックの色等を変更せずに、従来のままで偽色を防止できるOSDを提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、デルタ配列の画素配列を持つ表示素子に、文字情報入力手段から入力された文字情報を奇数フィールドと偶数フィールドで異なるタイミングで画像入力手段から入力された画像に重畳して表示することで、OSDに用いる文字や記号の太さやデザイン、バックの色等を変更せずに、従来のままで偽色を防止できるOSDを提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像表示装置を携帯型撮像装置に搭載することで、解像度の高い高品位の画像と、偽色の少ない高品位のOSDの両方を兼ね備えた、高品位の表示部を備えた携帯型撮像装置を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る画像表示装置を搭載した携帯型撮像装置として機能するデジタルカメラ1の外観模式図であり、図1(a)は正面外観模式図、図1(b)は背面外観模式図である。
デジタルカメラ1の正面には、レンズ201が設けられている。
デジタルカメラ1の上面には、レリーズボタン110が設けられている。また、レリーズボタン110の下部でデジタルカメラ1の内部には、AFスイッチSW1とレリーズスイッチSW2の2段スイッチが設けられており、各々レリーズボタン110の押し下げの第1段目と第2段目で動作するように成されている。
また、デジタルカメラ1の上面には、カメラの動作モードを設定するモード設定ダイアル112が設けられている。カメラの動作モードには、静止画を撮像する「カメラモード」、動画を撮像する「動画モード」、音声を記録する「ボイスレコーダモード」、画像や音声を再生する「再生モード」等がある。さらに、デジタルカメラ1の上面には、ポップアップ式のフラッシュ167が設けられている。
デジタルカメラ1の背面には、液晶等から成る背面モニタ131、電子ビューファインダ(EVF)121の接眼部121a、接眼部121aの近傍に配置され、撮影者が接眼部121aを覗き込んだことを検知する接眼検知部121cが設けられている。接眼検知部121cは、例えば投光部から赤外線等の不可視光を投光し、基線長離れた受光部に設置された受光素子で、投光された赤外線光の撮影者の顔から反射してくる反射光を受光することで、撮影者が接眼部121aを覗き込んだことを検知するように成されたものである。
また、デジタルカメラ1の背面には、カメラの電源スイッチであるメインスイッチ111、上下左右の4方向にスイッチを持ち、カメラ動作の各設定等を行う際に用いられるジョグダイアル113と、ジョグダイアル113の中央に置かれ、ジョグダイアル113等での設定を決定する決定スイッチ114、背面モニタ131のオン/オフを設定する背面モニタ設定スイッチ115、撮像光学系のズームを行うズームスイッチ116等の各操作手段が配置される。
図2は、本発明に係る画像表示装置として機能するデジタルカメラ1の回路ブロック図である。図中、図1と同じ部分には同じ番号を付与した。
デジタルカメラ1の制御部であるカメラ制御部100は、図示しないCPU(中央処理装置)、ワークメモリ等から構成され、記憶部101に記憶されているプログラムをワークメモリに読み出し、当該プログラムに従ってデジタルカメラ1の各部を集中制御する。
また、カメラ制御部100は、メインスイッチ111、モード設定ダイアル112、ジョグダイアル113、決定スイッチ114、背面モニタ設定スイッチ115、ズームスイッチ116、AFスイッチSW1、レリーズスイッチSW2、接眼検知部121c等からの入力を受けてデジタルカメラ1全体を制御し、電源部120を制御することでカメラ各部に電源を供給し、USB(Universal Serial Bus)等の外部インターフェース(I/F)125を介して図示しないパーソナルコンピュータやプリンタと画像データの転送等の交信を行う。
また、カメラ制御部100は、撮像素子制御部152を介して撮像素子153の撮像動作を制御するとともに、画処理部151を介して撮像素子153で撮像された画像を処理して、記録部154を介して画像メモリ155に一旦記録し、最終的にはメモリカード156に記録する。画処理部151、撮像素子制御部152、撮像素子153を合わせて撮像部150と呼ぶ。また、撮像部150の画像出力から得られるピント情報と露出情報に基いて、光学系駆動部212を介して撮像光学系211のAF動作を制御し、絞り駆動部222を介して絞り221を制御する。
また、カメラ制御部100は、撮像素子153によって撮像され画処理部151で処理された画像をライブビュー画像として、背面モニタ設定スイッチ117の設定に従って、画像生成部134と表示制御部132を介して、電子ビューファインダ(EVF)121または背面モニタ131あるいはその両方に表示し、画像メモリ155に記録された画像をアフタービュー画像として、画像生成部134と表示制御部132を介して、背面モニタ131に表示し、メモリカード156に記録された画像を再生画像として、画像生成部134と表示制御部132を介して、背面モニタ131に表示する。すなわち、電子ビューファインダ(EVF)121および背面モニタ131が本発明に係る画像表示装置として機能し、カメラ制御部100および表示制御部132が本発明に係る表示制御手段として機能するものである。また、本実施の形態においては、背面モニタ131およびEVF12は、デルタ配列の液晶表示素子で構成されている。
また、カメラ制御部100は、カメラ各部および各操作手段の設定状態に応じて、記憶部101に予め記憶されているOSD情報を用いて、OSD生成部133を介して表示制御部132にOSD信号を送信し、表示制御部132は、OSD生成部133からのOSD信号と画像生成部134からの画像を合わせて、EVF121、あるいは背面モニタ131の何れか一つあるいは両方に表示する。ここで、OSD情報は本発明に係る文字情報を示すものであり、公知のキャラクタコードに対応する文字、記号、符号等に加えて、絵記号、絵文字等のアイコン、円形や矩形の線画を示す情報も文字情報に含まれるものである。
さらに、カメラ制御部100は、撮像素子153によって撮像され画処理部151で処理されたライブビュー画像や、画像メモリ155に記録されたアフタービュー画像、およびメモリカード156に記録された再生画像を、画像生成部134、表示制御部132を介して例えば、全米テレビ放送規格委員会(National Television Standard Committee;NTSC)規格に準拠したNTSC信号としてNTSC出力部135に出力し、外部に接続されるテレビ等に表示する。
上述したライブビュー画像、アフタービュー画像、再生画像は、通常のテレビ等の表示に用いられるNTSC表示、つまりNTSC出力部135に出力される信号に準拠する形でインターレース表示される。すなわち、奇数フィールドと偶数フィールドに分けて1/60秒毎に飛び越し走査で表示されるのが一般的である。
しかしながら、EVF121や背面モニタ131に用いられる液晶は、垂直方向の画素数がNTSC規格の512行に対して半数程度の240行程度のため、本来のインターレース表示ではなく、NTSC信号の奇数フィールドの内の例えば1行目から479行目までを240行全てで表示し、偶数フィールドも同じく例えば2行目から480行目までを240行全てで表示する、つまり、見かけ上60フレーム/秒の表示を行うことが一般的である。この関係を図3と図4に示す。
図3(a)は、NTSC規格の画面表示を示す模式図である。奇数フィールドOFでは、1行目L1に画像データの1行目の画像(OL1)、3行目L3に画像データの3行目の画像(OL3)といった具合に1行ごとの飛び越し走査で画像が表示され、最終行の511行目は画面の水平方向の中央で終了する。偶数フィールドEFでは、同じく2行目L2に画像データの2行目の画像(EL2)、4行目L4に画像データの4行目の画像(EL4)といった具合に最終行の510行目まで奇数フィールドの間を埋める形で画像が表示される。最初の0行目は、画面の水平方向の中央から表示が始まる。
図3(b)は、上述の動作を示すタイミングチャートである。1フレームFLの間に、1行目L1、3行目L3等の奇数番目の行には奇数フィールドOFのみに画像データが送られ、2行目L2、4行目L4等の偶数番目の行には偶数フィールドEFのみに画像データが送られている。
一方、図4(a)は、本発明に係る画面表示を示す模式図である。奇数フィールドOFでは、1行目L1に画像データの1行目の画像(OL1)、2行目L2に画像データの3行目の画像(OL3)といった具合に飛び越し走査を行わずに画像が表示され、240行目L240に画像データの479行目の画像(OL479)が表示される。本例では、481行目から511行目までは無視される。偶数フィールドEFでは、1行目L1に画像データの2行目の画像(EL2)、2行目L2に画像データの4行目の画像(EL4)といった具合に飛び越し走査を行わずに画像が表示され、240行目L240に画像データの480行目の画像(EL480)が表示される。本例では、0行目と482行目から510行目までは無視される。
図4(b)は、上述の動作を示すタイミングチャートである。1フレームの間に、1行目L1から240行目L240の各行に、奇数フィールドOFと偶数フィールドEFの両方で画像データが送られている。
つまり、NTSC規格の画面表示では、画面の各行は1フレーム(=1/30秒間)に1度画像の表示が行われているのに対して、本発明に係る画面表示では1フィールド(=1/60秒間)に1度画像の表示が行われている。
次に、本発明のOSD表示の第1の実施の形態について、図5と図6を用いて説明する。図5は、本発明のOSD表示の第1の実施の形態に係る模式図で、図5(a)は奇数フィールドの、図5(b)は偶数フィールドの表示模式図である。図6(a)は、図5の各OSD表示を実現するための表示制御部132の内部構成を示す回路ブロック図で、図6(b)は、図5の各OSD表示を実現するための表示制御部132を構成する各部のタイミングチャートである。
図5(a)では、上から2行目の左から5画素目のBの画素501Bを頂点に「A」の文字が作られている。図5(b)では、上から3行目の左から5画素目のGの画素511Gを頂点に「A」の文字が作られている。つまり、図5(a)と(b)では、図5(b)に矢印で示したように、OSDが垂直方向に1水平行、水平方向に0.5画素ずれていることになる。この2枚のOSDを1/60秒毎に交互に画像に重ねて表示すると、目の残像効果でOSDの線の周辺が若干ぼやけたようになるとともに、発生する偽色が2枚のOSDで異なるために、偽色が目立たなくなる。
この2枚のOSDは、図6に示したようにして生成される。まず、奇数フィールド50では、スイッチ132cがスルー側132cTに切り換えられており(t1)、OSD生成部133で生成されたOSD信号133aはそのままOSD信号132dとして画像合成部132aに入力され(t2)、画像合成部132aにおいて画像生成部134で生成された画像信号134aと合成されて画像出力132fとして出力される(t3)。これが、図5(a)のOSDである。
奇数フィールド50の画像の合成が完了すると(t4)、偶数フィールド51では、スイッチ132cは1Hディレイ側132cDに切り換えられ、OSD生成部133で生成されたOSD信号133aは、CCD等の遅延素子からなる1Hディレイ132bに入力されて1行分遅延されたOSD信号132dとして画像合成部132aに入力され(t5)、画像合成部132aにおいて画像生成部134で生成された画像信号134aと合成されて画像出力132fとして出力される(t6)。これが、図5(b)のOSDである。1水平行分ディレイされたOSDが1フィールド期間をはみ出す場合は、はみ出したOSDは無視される。
次に、本発明のOSD表示の第2の実施の形態について、図7と図8を用いて説明する。図7は、本発明のOSD表示の第2の実施の形態に係る模式図で、図7(a)は奇数フィールドの、図7(b)は偶数フィールドの表示模式図である。図8(a)は、図7の各OSD表示を実現するための表示制御部132の内部構成を示す回路ブロック図であり、図8(b)は、図7の各OSD表示を実現するための表示制御部132を構成する各部のタイミングチャート、図8(c)は、図8(b)の偶数フィールドで画像にOSDを重畳する部分の拡大図である。
図7(a)では、上から2行目の左から5画素目のBの画素701Bを頂点に「A」の文字が作られている。図7(b)では、上から2行目の左から6画素目のRの画素711Rを頂点に「A」の文字が作られている。つまり、図7(a)と(b)では、図7(b)に矢印で示したように、OSDが水平方向に1画素ずれていることになる。この2枚のOSDを1/60秒毎に交互に画像に重ねて表示すると、目の残像効果でOSDの線の周辺が若干ぼやけたようになるとともに、発生する偽色が2枚のOSDで異なるために、偽色が目立たなくなる。
この2枚のOSDは、図8に示したようにして生成される。まず、奇数フィールド70では、スイッチ132cがスルー側132cTに切り換えられており(t11)、OSD生成部133で生成されたOSD信号133aはそのままOSD信号132dとして画像合成部132aに入力され(t12)、画像合成部132aにおいて画像生成部134で生成された画像信号134aと合成されて画像出力132fとして出力される(t13)。これが、図7(a)のOSDである。
奇数フィールド70の画像の合成が完了すると(t14)、偶数フィールド71では、スイッチ132cは1Hディレイ側132cDに切り換えられ、OSD生成部133で生成されたOSD信号133aは、CCD等の遅延素子からなる1画素ディレイ132eに入力されて各水平行毎に1画素分遅延遅延されたOSD信号132dとして画像合成部132aに入力され(t15)、画像合成部132aにおいて画像生成部134で生成された画像信号134aと合成されて画像出力132fとして出力される(t16)。これが、図7(b)のOSDである。1画素分ディレイされたOSDが1H期間をはみ出す場合は、はみ出したOSDは無視される。
以上に述べたように、本実施の形態によれば、デルタ配列の液晶表示素子からなる画像表示装置に、非画像情報であるOSD情報を表示する際に、画像表示の奇数フィールドではOSD情報をそのまま画像に重畳し、偶数フィールドではOSD情報のみを垂直方向または水平方向にずらせて画像に重畳することで、OSDの周囲に発生する偽色を低減することができ、表示品位を向上させることができる。
もちろん、奇数フィールドと偶数フィールドでOSDの位置がずれて表示されているわけであるから、詳細に観察すればOSDが微妙に揺らいでいることが分かる。しかしながら、その程度は非常に少なく、例えば拡大鏡等で詳細に観察しなければ分からない程度である。一方、偽色の低減効果は非常に大きい。従って、本発明の意義は非常に大きいものである。
ちなみに、OSDだけでなく、OSDを含む画像全体を奇数フィールドと偶数フィールドで垂直方向に1行あるいは水平方向に1画素ずらすことも考えられ、画像処理的にはこの方がはるかに簡単であるが、この場合は画像表示の切れ目(上下左右の最周辺部等)が点灯と消灯を繰り返すこととなり、その部分がちらついて見えるのであまり好ましくない。もちろん、これを画像処理で対策することも可能であるが、非常に難易度が高い。従って、本発明のように、奇数フィールドと偶数フィールドで画像は同じものを表示し、OSDのみずらして表示するのが最適である。
その他、本発明に係る撮像装置を構成する各構成の細部構成および細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る画像表示装置として機能するデジタルカメラの外観模式図である。 本発明に係る画像表示装置として機能するデジタルカメラの回路ブロック図である。 NTSC規格の画面表示を示す模式図(図3(a))とタイミングチャート(図3(b))である。 本発明に係る画像表示装置の画面表示を示す模式図(図4(a))とタイミングチャート(図4(b))である。 本発明のOSD表示の第1の実施の形態に係る模式図で、図5(a)は偶数フィールドの、図5(b)は奇数フィールドの表示模式図である。 図5の各OSD表示を実現するための回路ブロック図(図6(a))と、図5の各OSD表示を実現するためのタイミングチャート(図6(b))である。 本発明のOSD表示の第2の実施の形態に係る模式図で、図7(a)は奇数フィールドの、図7(b)は偶数フィールドの表示模式図である。 図7の各OSD表示を実現するための回路ブロック図(図8(a))と、図7の各OSD表示を実現するためのタイミングチャート(図8(b))、および図8(b)の偶数フィールドでOSDを重畳する部分の拡大図(図8(c))である。 従来例に係る表示素子の画素配列の模式図で、図9(a)はデルタ配列の画素配列であり、図9(b)は縦ストライプ配列、図9(c)はモザイク配列の画素配列の模式図である。 従来例に係る画像表示装置のOSD表示模式図で、図10(a)は通常のOSD表示を、図10(b)は文字を太くした場合のOSD表示を示す模式図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
100 カメラ制御部
101 記憶部
110 レリーズボタン
111 メインスイッチ
112 モード設定ダイアル
113 ジョグダイアル(十字キー)
114 決定スイッチ
115 背面モニタ設定スイッチ
116 ズームスイッチ
120 電源部
121 電子ビューファインダ(EVF)
125 外部インターフェース(I/F)
131 背面モニタ
132 表示制御部
133 OSD生成部
134 画像生成部
135 NTSC出力部
150 撮像部
151 画処理部
152 撮像素子制御部
153 撮像素子
154 記録部
155 画像メモリ
156 メモリカード
160 メイン基板
167 フラッシュ
171 手ブレ検出部
180 手ブレ補正手段
181 基準台板
182 H台板
183 V台板
185 Hアクチュエータ
186 Vアクチュエータ
187 撮像基板
191 三脚穴
192 三脚センサ
200 光軸
211 撮像光学系
212 光学系駆動部
221 絞り
222 絞り駆動部

Claims (5)

  1. デルタ配列の画素配列を持つ表示素子を備えた画像表示装置において、
    文字情報を、奇数フィールドと偶数フィールドで異なるタイミングで画像に重畳して前記表示素子に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、奇数フィールドと偶数フィールドとで、前記文字情報のみを垂直方向に1水平行ずらせて画像に重畳することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、奇数フィールドと偶数フィールドとで、前記文字情報のみを水平方向に1画素ずらせて画像に重畳することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. デルタ配列の画素配列を持つ表示素子を備えた画像表示装置において、
    文字情報を入力する文字情報入力手段と、
    画像を入力する画像入力手段と、
    前記文字情報入力手段で入力された文字情報を、奇数フィールドと偶数フィールドで異なるタイミングで、前記画像入力手段で入力された画像に重畳して前記表示素子に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  5. 被写体像を撮像する撮像部を備えた携帯型撮像装置において、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像表示装置を備えたことを特徴とする携帯型撮像装置。
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