JP2006258523A - 酸素インジケーター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材1に層状珪酸塩を含むインキ組成物層からなる酸素検知機能部2を設け、前記酸素検知機能部2の周囲の基材領域3に接着剤4を塗布し、この接着剤4を介して前記基材1上にシーラント材5をラミネートすること。
【選択図】 図1
Description
また、基材上に設けた酸素検知部を被覆してシーラント層を設けることも行われている。
また、従来の酸素検知剤は、耐光性及び耐熱性が不十分で、例えば、光照射下では退色したり変色機能が低下することがあり、鮮明な色彩を長時間維持するために遮光下で且つ低温下で保存しなければならない欠点があった。
また、基材上に設けた酸素検知部を被覆してシーラント層を設けた酸素インジケーターにおいてはシーラント層と酸素検知部の層の間に接着剤が介在するため酸素インジケーターの酸素検知応答速度が遅いという欠点があった。酸素検知応答速度を速くするために接着剤の厚みを薄くするとシーラント層が基材からはがれ易くなるという欠点があった。
また、酸化還元色素、還元剤、バインダー等の組み合わせを変えた何種類かの酸素インジケーターにおいては、印刷工程中、溶液中の還元剤が酸素還元色素を徐々に還元色に戻す為、時間の経過と共に色調が変化する問題があった。
更に同じ溶液中に酸化還元色素と還元剤を混在させる酸素インジケーターの場合、溶液中で還元される色素の量や空気酸化される還元剤の量を考慮して配合しなければならないため、通常より過剰に色素や還元剤を加えなければならなかった。
本発明の課題は、光及び熱に対して安定であり、十分な酸素検知応答速度を有し、シーラントが基材からはがれることのない、基材上に設けた酸素検知部を被覆してシーラント層を設けた酸素インジケーターを提供することである。第二の課題は、酸素インジケーターの製造時において、酸化還元色素及び還元剤を含む溶液の経時色調変化を防止した前記酸素インジケーターを提供することである。
実施例1と同様にして酸素インジケーター印刷物を形成した。そして酸素インジケーターの全面にウレタン樹脂よりなる接着剤を塗布し、接着剤を介してシーラント層として低密度ポリエチレンを貼り合わせた。
実施例1,2及び比較例1について、無酸素状態から大気下に放置したときの色調の変化、並びに無酸素状態から大気下に放置した場合の変色に要した時間及び大気下から包装袋内に無酸素状態で密封包装した場合の変色に要した時間を測定した。結果を表1に示す。
上記のようにして得た包装材料を用いて約10cm×10cmの大きさの袋に製袋し、袋内に、餡入り饅頭と大日本印刷(株)製鮮度保持剤Cを入れて袋の口部をシールして密封包装物を得た。
上記のようにして得た包装材料を用いて約10cm×10cmの大きさの袋に製袋し、袋内に、餡入り饅頭と大日本印刷(株)製鮮度保持剤Cを入れて袋の口部をシールして密封包装物を得た。
実施例4で得た酸素インジケーターを有する包装材料を得た。そして前記包装材料の全面にウレタン樹脂よりなる接着剤を塗布し、接着剤を介してシーラント層として低密度ポリエチレンを貼り合わせた。
上記のようにして得た包装材料を用いて約10cm×10cmの大きさの袋に製袋し、袋内に、餡入り饅頭と大日本印刷(株)製鮮度保持剤Cを入れて袋の口部をシールして密封包装物を得た。
実施例3、4及び比較例2の密封包装物を、それぞれ50個宛段ボールの外箱に入れて往復約1000kmの輸送試験を実施した。結果を表2に示す。
また、往復約100kmの輸送試験の結果、酸素インジケーターの剥がれは見られなかった。
層状珪酸塩と酸化還元色素を含む層は、下記の1液を用いて印刷により形成し、その上に還元剤を含む層を下記の2液を用いて印刷により形成した。
2液:D−(+)−グルコース1.0g、水87g、プロパノール42g、バインダー 樹脂51g、グリセリン7.5g、合成シリカ0.6g、アシッドレッド0.8 gを含むインキ組成物。
2 酸素検知機能部
3 酸素検知機能部の周囲の基材領域
4 接着剤
5 シーラント材
Claims (9)
- 基材に層状珪酸塩を含むインキ組成物層からなる酸素検知機能部を設け、前記酸素検知機能部の周囲の基材領域に接着剤を塗布し、この接着剤を介して前記基材上にシーラント層をラミネートしたことを特徴とする酸素インジケーター。
- インキ組成物層が層状珪酸塩のほかに少なくとも酸化還元色素、還元剤、バインダー樹脂及び溶媒を含むことを特徴とする請求項1に記載の酸素インジケーター。
- 基材上に、少なくとも酸化還元色素を含む層と、層状珪酸塩を含む酸素検知剤組成物と少なくとも還元剤を含む層を含む酸素検知剤組成物層と、還元剤を含む層を積層してなる酸素検知機能部を設け、前記酸素検知機能部の周囲の基材領域に接着剤を塗布し、この接着剤を介して前記基材上にシーラント層をラミネートしたことを特徴とする酸素インジケーター。
- 基材上に、少なくとも酸化還元色素を含む層と、層状珪酸塩を含む酸素検知剤組成物と還元剤を含む層と、少なくとも還元剤を含む層と、少なくとも酸化還元色素を含む層を順次積層してなる酸素検知機能部を設け、前記酸素検知機能部の周囲の基材領域に接着剤を塗布し、この接着剤を介して前記基材上にシーラント層をラミネートしたことを特徴とする酸素インジケーター。
- 基材上に、少なくとも還元剤を含む層と、少なくとも酸化還元色素を含む層と、層状珪酸塩を含む酸素検知剤組成物と還元剤を含む層を含む層を順次積層してなる酸素検知機能部を設け、前記酸素検知機能部の周囲の基材領域に接着剤を塗布し、この接着剤を介して前記基材上にシーラント層をラミネートしたことを特徴とする酸素インジケーター。
- 還元剤を含む層に酸化還元により変色しない色素が含まれていることを特徴とする請求項2乃至5に記載の酸素インジケーター。
- 更に前記酸素検知部の一部を被覆して接着剤を設け、前記酸素検知部の周囲の基材領域に塗布した接着剤及び前記インキ組成物層の一部を被覆して塗布した接着剤を介して前記酸素検知機能部を設けた基材上にシーラント層をラミネートしたことを特徴とする請求項1乃至6に記載の酸素インジケーター。
- 層状珪酸塩が、スメクタイト族から選ばれた層状珪酸塩である請求項1乃至7の何れか一項に記載の酸素インジケーター。
- 包装体を形成する外装材料を基材として用いたことを特徴とする請求項1乃至8に記載の酸素インジケーター。
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2005
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