JP2006258213A - フレキシブル管 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブル管本体10の端部に外嵌されている管継手20a,20bを有するフレキシブル管において、管継手20a,20bとフレキシブル螺旋管12の固定部位での緩みを防止して、固定部位の緩みに起因する、フレキシブル螺旋管12の過剰な屈曲および/または捻れを防止する。
【解決手段】フレキシブル螺旋管12における管継手20a,20bが固定する部位に筒状の弾性部材14を外嵌して、管継手20a,20bの内周面にて弾性部材14を外側から弾撥的に挟持することにより、管継手20a,20bをフレキシブル螺旋管12に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、水道水等の水や各種の水溶液の吐出口に接続されて、水や水溶液を所望の位置またはこれに近似する位置に誘導するためのフレキシブル管に関する。
フレキシブル管は、水や水溶液を所望の方向に誘導するために、所望の方向に屈曲したり捻ったりして使用されるものであり、基本的には、金属製のフレキシブル螺旋管にて構成されている。しかしながら、金属製のフレキシブル螺旋管においては、誘導する水や水溶液の性質によっては、その内孔の周面が腐食されるおそれがある。このため、一般には、合成樹脂製の可撓性のインナチューブを金属製のフレキシブル螺旋管の内孔に挿通した二層構造のフレキシブル管本体を形成し、当該フレキシブル管本体の各端部に管継手を外嵌してフレキシブル管を構成している。当該形式のフレキシブル管においては、管継手はフレキシブル螺旋管の外周に嵌合して取付けられているが、管継手の取付け構造としては、管継手の内周面に、フレキシブル螺旋管の外周の螺旋状部位に対応する溝部を形成し、当該溝部にフレキシブル螺旋管の先端外周部の螺旋状部位を嵌合する手段が採られている(特許文献1を参照)。
当該形式のフレキシブル管においては、フレキシブル管本体を自由に屈曲したり捻ったりして所望の方向に指向して、フレキシブル管本体にて誘導される水を所望の位置またはこれに近似する場所に誘導するが、このような使用状態においては、フレキシブル管本体を構成するインナチューブは、フレキシブル螺旋管の屈曲および/または捻れに追従して所望の方向へ指向されて、その指向状態を保持される。また、インナチューブは、フレキシブル螺旋管のさらに他の方向への屈曲および/または捻りによって、他の方向へ指向されてその指向状態を保持される。
特開2001−336680号公報
ところで、当該形式のフレキシブル管においては、フレキシブル螺旋管が屈曲および/または捻れ等すると、フレキシブル螺旋管の外周の螺旋状部位に嵌合する管継手の溝部が削られるおそれがあり、管継手の溝部に削損が生じると、フレキシブル螺旋管と管継手との固定に緩みが発生するという問題がある。また、フレキシブル螺旋管は、管継手に対する固定に緩みが生じると、過剰な屈曲および/または捻れが生じてインナチューブを損傷させるおそれがある。
従って、本発明の主たる目的は、当該形式のフレキシブル管において、管継手のフレキシブル螺旋管に対する外嵌部の固定部位におけるフレキシブル螺旋管の緩みの発生を防止して、当該固定部位の削損を防止するとともに、当該固定部位の削損に起因するフレキシブル螺旋管の過剰な屈曲および/または捻れの発生によるインナチューブの損傷を防止することにある。
当該形式のフレキシブル管においては、フレキシブル螺旋管の過剰な屈曲および/または捻れの発生を規制するために、外周側に互いに並列して位置する多数の環状溝部を有するアウタチューブ内に挿入されている形成のフレキシブル管がある。本発明の他の目的は、当該形式のフレキシブル管において、上記した主たる目的と合わせて、前記アウタチュウーブの環状溝部を有する凹凸形状の外周表面の汚染を防止することにある。
また、当該形式のフレキシブル管においては、管継手のフレキシブル螺旋管に対する外嵌作業を容易にするため、管継手を、その中心軸に沿って2分割した一対の半円筒体にて構成して、これら各半円筒体を、フレキシブル管本体の外周に接合面を互いに対向した状態で外嵌して一体化する形式のフレキシブル管がある。本発明のさらに他の目的は、当該形式のフレキシブル管において、上記した主たる目的と合わせて、2分割された管継手の両半円筒体をフレキシブル管本体に対して外嵌して固定する際の、両半円筒体の誤組合わせの発生を防止するとともに、両半円筒体の互いの接合面を確実に一致させた状態で一体化させることにある。
また、当該形式のフレキシブル管においては、フレキシブル管本体の外周の嵌合された両半円筒体の外周に円筒状のジョイントカバーを挿入し、両半円筒体を一体化して管継手を構成するフレキシブル管がある。本発明のさらに他の目的は、当該形式のフレキシブル管において、上記した主たる目的と合わせて、ジョイントカバーの管継手の外周へに相対的な挿入を容易にし得て的確に取付けることができるとともに、ジョイントカバーと管継手間の相対的な回転を規制し得るようにすることにある。
また、当該形式のフレキシブル管においては、フレキシブル管本体における先端側の管継手にノズルを組付けて使用するが、ノズルとしてストレートノズルとシャワーノズルの2種類のノズルを選択的に使用可能に構成されている形式のフレキシブル管がある。本発明のさらに他の目的は、当該形式のフレキシブル管において、上記した主たる目的と合わせて、ストレートノズルとシャワーノズルのノズルの選択的な使用を容易にすることにある。
本発明はフレキシブル管に関し、特に、合成樹脂製の可撓性インナチューブを金属製のフレキシブル螺旋管内に挿通してなるフレキシブル管本体と、前記フレキシブル管本体の各端部に外嵌されて同フレキシブル管本体の外周に固定されている一対の管継手と、前記各管継手の先端側の管継手に組付けられている吐出用のノズルを備える形式のフレキシブル管に関する。
本発明に係るフレキシブル管は、上記した形式のフレキシブル管であって、前記フレキシブル螺旋管の前記管継手が固定する固定部位には筒状の弾性部材が外嵌されていて、前記管継手は前記フレキシブル螺旋管に外嵌された状態で、同管継手の内周面にて前記弾性部材を外周から弾撥的に挟持することにより、前記フレキシブル螺旋管に固定されていることを特徴とするものである(請求項1に係る発明)。
本発明に係るフレキシブル管においては、前記フレキシブル管本体は、前記フレキシブル螺旋管が挿通するアウタチューブを備えた構成であって、同アウタチューブは外周側に互いに並列して位置する多数の環状溝部を有して各端部を前記各管継手に固定されていて、外周面を合成樹脂皮膜にて被覆されていることを特徴とするものである(請求項2に係る発明)。
また、本発明に係るフレキシブル管においては、前記管継手は、中心軸に沿って2分割された一対の半円筒体にて構成されていて、これら各半円筒体は前記フレキシブル管本体の外周に接合面を互いに対向した状態で外嵌されて固着され、前記各半円筒体の接合面には、互いの接合面の位置決めを図る係合部位を備えていることを特徴とするものである(請求項3に係る発明)。
また、本発明に係るフレキシブル管においては、前記管継手を構成する両半円筒体は、外周側に挿入された円筒状のジョイントカバーにて互いに一体化されて管継手を形成していて、前記ジョイントカバーの内周および前記両半円筒体の外周間には、前記ジョイントカバーの前記両半円筒体に対する相対的な挿入を案内するガイド部位を備えていることを特徴とするものである(請求項4に係る発明)。
また、本発明に係るフレキシブル管においては、ストレートノズルとシャワーノズルの2種類のノズルを使分け可能に構成されていて、前記ストレートノズルは管継手に螺着され、かつ、前記シャワーノズルは前記ストレートノズルの先端外周に環状のシール部材を介して脱着可能に組付けられることを特徴とするものである(請求項5に係る発明)。
本発明に係る請求項1に係るフレキシブル管においては、管継手をフレキシブル螺旋管に固定する手段として、フレキシブル螺旋管における固定部位に外嵌させた環状の弾性部材を、外嵌している管継手がその内周面にて弾撥的に挟持する手段を採っている。このため、フレキシブル管本体が屈曲および/または捻れ等しても、フレキシブル螺旋管と管継手間の固定部位での損傷を大きく抑制することができて、当該固定部位の損傷に起因する、フレキシブル螺旋管の管継手に対する固定の緩みを防止することができる。この結果、当該フレキシブル管においては、フレキシブル螺旋管と管継手間の固定の緩みに起因して、フレキシブル螺旋管が過剰な屈曲および/または捻れるようなことがなくて、インナチューブを損傷させるおそれがない。
本発明の請求項2に係るフレキシブル管においては、フレキシブル螺旋管の過剰な屈曲および/または捻れの発生を規制すべく、外周側の互いに並列して位置する多数の環状溝部を有するアウタチューブによってフレキシブル螺旋管の外周が覆蓋されている。このため、当該フレキシブル管においては、アウタチューブの外周表面が外気の露出していて最も汚染し易く、汚染物が各溝部に付着して残留し易い。これに対して、当該フレキシブル管においては、アウタチューブの外周表面を合成樹脂皮膜で被覆しているため、当該合成樹脂皮膜がアウタチューブの外周表面の汚染を阻止することになる。また、当該合成樹脂皮膜の汚染に対しては、当該合成樹脂皮膜の表面は滑らかで、かつ、アウタチューブの外周表面ほどの凹凸形状を有していないことから、当該合成樹脂皮膜の表面に付着する汚染物を除去するのは容易である。
本発明の請求項3に係るフレキシブル管においては、管継手を、その中心軸に沿って2分割された一対の半円筒体にて構成して、管継手のフレキシブル管本体の外周への嵌合を容易にしている。この場合、両半円筒体の内部形状および構造は全く同一ではないことから、外嵌に当たっては両半円筒体の正しい組み合わせが必要である。当該フレキシブル管においては、各半円筒体の接合面に、互いの接合面の位置決めを図る係合部位を設けている。このため、各半円筒体の接合面に設けた係合部位を確認して、異なる形状または構造の係合部位同士の半円筒体を1組の半円筒体として選定することにより、両半円筒体の誤った組み合わせを防止することができる。また、両半円筒体をフレキシブル螺旋管の外周面に嵌合した際には、両半円筒体の係合部位を互いに係合させることにより、両半円筒体の各接合面を互いに位置決めして、両半円筒体を、それらの接合面を確実に一致させた状態で固定することができる。
本発明の請求項4に係るフレキシブル管においては、フレキシブル管本体を構成するインナチューブの端部に接続されるノズルを覆蓋するノズルカバーを備えた構成にして、ノズルのフレキシブル管本体への接続を容易にし、かつ、接続されたノズルの保護を図っている。当該フレキシブル管においては、ノズルカバーの内周および管継手の外周間に、ノズルカバーの管継手に対する相対的な挿入を案内するガイド部位を設けている。このため、ノズルカバーの管継手に対する相対的な挿入が容易であって、ノズルカバーの管継手に対する取付けが容易であって、確実な状態で取付けることができる。
本発明の請求項5に係るフレキシブル管は、フレキシブル管本体を構成するインナチューブの端部に接続されるノズルとしてストレートノズルとシャワーノズルの2種類のノズルを備えて、これら両ノズルを選択的に使用可能に構成して、ノズルから吐出する水、水溶液の異なる吐出状態の選択を可能にしている。当該フレキシブル管においては、各ノズルの管継手に対する取付けを、ストレートノズルを管継手に螺着し、かつ、シャワーノズルを前記ストレートノズルの先端外周に環状のシール部材を介して嵌合固定するようにしている。このため、当該フレキシブル管においては、シャワーノズルのストレートノズルに対する取付けおよび取外しのみで、シャワーノズルおよびストレートノズルの使用を選択することができるという利便があり、また、シャワーノズルのストレートノズルに対する取付けおよび取外しの作業も容易である。
本発明は、フレキシブル管に関する。本発明に係るフレキシブル管は、水道水等一般水の吐出口、水または各種の水溶液を貯留する貯留タンクの吐出口、各種の処理装置にて処理された処理水の吐出口等に接続されて、これらの吐出口から吐出される水や水溶液を、所望の位置またはその近傍に誘導し吐出すべく機能するものである。図1および図2には、本発明の一実施形態に係るフレキシブル管を示している。当該フレキシブル管は、電解水生成装置にて生成される電解生成水を誘導して吐出すべく機能するもので、電解水生成装置が有する電解生成水の給水口部(吐出口)、または、電解生成水の貯留タンクの給水口部(吐出口)に接続して使用される。
当該フレキシブル管は、図1および図2に示すように、フレキシブル管本体10、フレキシブル管本体10の各端部の外周に嵌合(外嵌)されている一対の管継手20a,20b、先端側の管継手20aに組付けらているストレートノズル30a、および、ストレートノズル30aの先端部に接続されているシャワーノズル30bにて構成されている。フレキシブル管本体10は、図2および図3に示すように、インナチューブ11、フレキシブル螺旋管12、および、アウタチューブ13からなり、アウタチューブ13を外層とし、フレキシブル螺旋管12を中層とし、インナチューブ11を内層とする三層構造に構成されている。
フレキシブル管本体10を構成するインナチューブ11は、合成樹脂(合成ゴムを含む)からなる所定長さを有する可撓性のものである。フレキシブル螺旋管12は、幅狭の金属帯線を螺旋状に巻回してなる螺旋管であり、屈曲および/または捻りが自在なものである。アウタチューブ13は、合成樹脂製のもので、所定長さの筒部13aの外周に、互いに並列して位置する多数の環状溝部13bを一体的に有するものである。環状溝部13bは所定の深さを有しており、筒部13aの長手方向に多数存在して、アウタチューブ13を蛇腹状に形成している。これにより、当該アウタチューブ13は、所定量だけ屈曲するが捻れることがない構造となっている。なお、アウタチューブ13の外周表面は、合成樹脂皮膜13cにて被覆されている。
フレキシブル管本体10の各端部に取付けられている先端側の管継手20aと基端側の管継手20bは、実質的に同一構成のものである。従って、管継手の構成およびフレキシブル管本体10に対する取付け構造については、先端側の管継手20aを代表例として説明する。
管継手20aは、図2〜図4に示すように、円筒体をその中心軸に沿って2分割された互いに類似する形状の一対の半円筒体21,22と、互いに接合された状態の両半円筒体21,22の外周に嵌合するジョイントカバー23にて構成されている。両半円筒体21,22は、フレキシブル管本体10の端部の外周に、上下または左右の外側から嵌合(外嵌)して取付けられ、ジョイントカバー23を外嵌することにより、管継手20aに構成される。他方の管継手20bも、管継手20aと同様に構成されている。
管継手20aを構成する各半円筒体21,22は、段付き内孔に形成されている。各半円筒体21,22の段付き内孔は、その先端側から、大径の第1内孔21a,22a、中径の第2内孔21b,22b、小径の第3内孔、21c,22c、中径の第4内孔21d,22d、大径の第5内孔21e,22eに形成されていて、第1内孔21a,22aは内周面にネジが形成されているネジ孔となっている。また、第5内孔21e,22eは、内周面に複数の環状溝が形成されている環状溝孔となっている。両半円筒体21,22は、互いに接合する接合面21f,22fを有するが、一方の接合面21fには係合凸部21gが形成され、かつ、他方の接合面22fには係合凸部21gに対向する係合凹部22gか形成されている。これらの係合凸部21gおよび係合凹部22gは互いに係合して、互いの接合面21f,22fを位置決めすべく機能する。
ジョイントカバー23は、互いに接合されて一体の状態の両半円筒体21,22の外周に、相対的に挿入可能な円筒体であって、カバー本体23aの内周面には、内孔の中心側に突出する凸条23bが2条形成されている。一方、各半円筒体21,22の外周面には、内孔の中心側に突出する凹溝21h,22hが形成されている。ジョイントカバー23の各凸条23bは、各半円筒体21,22の各凹溝21h,22h内を挿通可能に形成されていて、これらの2条の凸条23bと各凹溝21h,22hとはジョイントカバー23の両半円筒体21,22の外周に対する相対的な挿入時のガイド部位として機能する。
ストレートノズル30aは、有底の円筒体であるノズル本体31からなるもので、先端側の奥底部には、円形状で大径の吐出孔32を備えている。ノズル本体31は、中央円筒部31aと、その先端部側に位置する漸次縮径する円錐状筒部31bと、その基端部側に位置するネジが形成されている取付筒部31cにて構成されている。取付筒部31cは、管継手20aの両半円筒体21,22の第1内孔21a,22aが形成するネジ孔(以下ネジ孔21a,22aという)に螺合しつつ挿入可能に構成されている。
一方、シャワーノズル30bは、有底の円筒体であるノズル本体33からなりもので、先端側の奥底部には、漸次縮径して先端側に延びる複数の吐出孔34を備えている。ノズル本体33は、大径の基端側円筒部33aと、これよりわずかに小径の先端側円筒部33bとからなり、内孔における基端側円筒部33aと先端側円筒部33bの境界部位が段部33cに形成されている。シャワーノズル30bは、ストレートノズル30aの外周側に挿入可能であって、シャワーノズル30bをストレートノズル30aの外周側に挿入した状態では、ノズル本体33の内孔内の段部33cに介装した環状のシール部材35aがノズル本体31の外周側段部に当接した状態で、ノズル本体31の中央円筒部31aの外周に離脱可能に嵌着する。このようなシャワーノズル30bの嵌合状態では、ストレートノズル30aの円錐状筒部31bは、シャワーノズル30bの先端側円筒部33bの内孔内に臨んでいる。
かかる構成部材からなるフレキシブル管を構成するには、先ず、フレキシブル管本体10を構成し、次いで、管継手20a,20bをフレキシブル管本体10の各端部に外嵌し、最後に、ストレートノズル30aを管継手20aに螺着し、必要により、シャワーノズル30bをストレートノズル30aの外周に嵌着する。
フレキシブル管本体10を構成するに当たって、図3に示すように、先ず、フレキシブル螺旋管12の先端部の外周に筒状の弾性部材14を嵌合して、この状態のフレキシブル螺旋管12を、アウタチューブ13の内孔内を挿通させておく。次いで、インナチューブ11をフレキシブル螺旋管12の先端からその内孔内に挿入して、内孔内を挿通した状態のインナチューブ11の各端部にコア15を挿入して組付け、その後、このように形成されたフレキシブル管本体10の各端部の外周に各管継手20a,20bを外嵌して組付ける。
各管継手20a,20bをフレキシブル管本体10の各端部に組付けるには、各管継手20a,20bを構成する両半円筒体21,22をフレキシブル管本体10の外周に、その左右側または上下側から嵌合(外嵌)させる。これにより、両半円筒体21,22の接合面21f,22fに設けた係合凸部21gと係合凹部22gとは互いに係合され、両半円筒体21,22は、両接合面21f,22fを互いに一致された状態で接合される。このように、フレキシブル管本体10の各端部の外周に嵌合されて接合している両半円筒体21,22の外周には、ジョイントカバー23が挿入されて嵌合される。これにより、両半円筒体21,22は互いに固定されて、ジョイントカバー23と一体となって各管継手20a,20bを構成する。
構成された各管継手20a、20bにおいては、管継手20aを示す図2にされているように、管継手20aの第4内孔21d,22dの内周面が、フレキシブル螺旋管12の先端部に嵌合されている弾性部材14をその外周側から弾撥的に挟持するとともに、第5内孔21e,22eの各環状溝部に、アウタチュウーブ13の筒部13aである環状凸部に嵌合する。これにより、各管継手20a,20bは、フレキシブル管本体10を構成するアウタチュウーブ13の先端部の外周と固定し、かつ、フレキシブル螺旋管12の先端部と固定する。また、各管継手20a,20bは、インナチューブ11の端部に嵌着したコア15の外向フランジ部15aを、第2内孔21b,22b内に位置させてその奥壁面に当接させていて、インナチューブ11の先端部と固定する。
このように、フレキシブル管本体10の端部に外嵌して組付けられている管継手20aには、第1内孔であるネジ孔21a,22aの奥壁段面に環状のシール部材35bを当接させた状態で、ストレートノズル30aを螺進させて螺着する。これにより、ストレートノズル30aは、管継手20aの先端部に液密的に螺着される。なお、ストレートノズル30aは、管継手20aの先端部から螺退することにより、当該先端部から取外すことができる。また、シャワーノズル30bは、必要により、ストレートノズル30aの外周に上に嵌合して取付けられる。シャワーノズル30bの取付けに際しては、シャワーノズル30bのノズル本体33における内孔内の段部33cに環状のシール部材35aを当接させ、この状態で、ストレートノズル30aのノズル本体31の外周に差込んで嵌合させる。これにより、シャワーノズル30bは、ストレートノズル30aの外周に液密的に嵌着する。なお、シャワーノズル30bは、ストレートノズル30aの外周から引抜いて、取外すことが可能である。
かかる構成の当該フレキシブル管においては、フレキシブル螺旋管12と管継手20a,20bとの固定では、フレキシブル螺旋管12における固定部位に外嵌させた環状の弾性部材14を、外嵌している管継手20a、20bの両半円筒体21,22が、その第4内孔21d,22dの内周面にて弾撥的に挟持する手段を採っている。このため、フレキシブル管本体10が屈曲および/または捻れ等しても、フレキシブル螺旋管12と管継手20a,20b間の固定部位における損傷はほとんどなく、当該固定部位の損傷に起因する、フレキシブル螺旋管12と管継手20a,20bの緩みの発生が防止される。この結果、当該フレキシブル管10においては、フレキシブル螺旋管12と管継手20a,20b間での固定の緩みに起因して、フレキシブル螺旋管12が過剰な屈曲および/または捻れるようなことがなくて、インナチューブ11を損傷させるおそれがない。
また、当該フレキシブル管においては、フレキシブル螺旋管12の過剰な屈曲および/または捻れの発生を規制すべく、外周側に互いに並列して位置する多数の環状溝部13bを有するアウタチューブ13によってフレキシブル螺旋管12の外周が覆蓋されている。このため、当該フレキシブル管においては、アウタチューブ13の外周表面が外気に露出している場合には、アウタチューブ13の外周表面が最も汚染し易く、かつ、汚染物が各溝部13bに固着し易い。これに対して、当該フレキシブル管においては、アウタチューブ13の外周表面を合成樹脂皮膜13cで被覆しているため、合成樹脂皮膜13cがアウタチューブ13の外周表面の汚染を阻止することになる。また、合成樹脂皮膜13cの汚染に対しては、合成樹脂皮膜13cの表面は滑らかで、かつ、アウタチューブ13の外周表面ほどの凹凸形状を有していないことから、合成樹脂皮膜13cの表面に付着する汚染物の除去は容易である。
また、当該フレキシブル管においては、管継手20a,20bを、その中心軸に沿って分割された一対の半円筒体21,22を主構成部材として、これら両半円筒体21,22のフレキシブル管本体10の外周への嵌合を容易にしている。この場合、半円筒体21と半円筒体22とでは、その内部形状および構造が若干相違することから、外嵌するに当たっては、半円筒体21と半円筒体22を間違いないように組み合わせることが必要である。当該フレキシブル管においては、各半円筒体21,22の接合面21f,22fに、互いの接合面の位置決めを図る係合凸部21gと係合凹部22gを設けている。このため、各半円筒体21,22の接合面21f,22fに設けた係合凸部21gと係合凹部22gを確認することによって、半円筒体21と半円筒体22を間違いなく組み合わせることができる。また、両半円筒体21,22をフレキシブル管本体10の外周へ嵌合した際には、両半円筒体21,22の係合凸部21gと係合凹部22gとが互いに係合して、両半円筒体21,22の各接合面21f,22fを互いに位置決めして、両半円筒体21,22の接合面21f,22fを確実に一致させた状態で固定することができる。
また、当該フレキシブル管においては、両半円筒体21,22をフレキシブル管本体10の端部の外周に嵌合した状態で、その外周にジョイントカバー23を挿入することにより、両半円筒体21,22を一体化して管継手20a,20bを構成している。この場合、ジョイントカバー23の内周面には2条の凸条23bを設け、かつ、両半円筒体21,22の外周面には凹溝21h,22hを設けて、各凸条23bと各凹溝21h,22hを、ジョイントカバー23の両半円筒体21,22一体物への挿入を案内するガイド部としている。このため、ジョイントカバー23の当該一体物への挿入が容易で、かつ、確実な状態でカバーすることができる。
また、当該フレキシブル管においては、管継手20aに取付けられるノズルとして、ストレートノズル30aとシャワーノズル30bの2種類のノズルを選択して使用可能にしている。この場合、ストレートノズル30aについては、管継手20aに対して螺着する取付け手段を採り、かつ、シャワーノズル30bについては、ストレートノズル30aの先端部の外周に環状のシール部材35aを介して液密的に嵌合固定し、かつ、ストレートノズル30aの先端部の外周から抜き取って取外しできるようにしている。このため、シャワーノズル30bは、ストレートノズル30aに対する取付けおよび取外しが容易で、シャワーノズル30bをストレートノズル30aから取外した状態ではストレートノズル30aを使用し、シャワーノズル30bをストレートノズル30aに取付けた状態ではシャワーノズル30bを使用することができる。
本発明の一実施形態に係るフレキシブル管の側面図である。 同フレキシブル管における図1の矢印2−2線に沿う断面図である。 同フレキシブル管を構成するフレキシブル管本体の各構成部材の斜視図である。 同フレキシブル管を構成する管継手の断面図である。
符号の説明
10…フレキシブル管本体、11…インナノズル、12…フレキシブル螺旋管、13…アウタチューブ、13a…筒部、13b…環状溝部、13c…合成樹脂皮膜、14…弾性部材、15…コア、20a,20b…管継手、21,22…半円筒体、21a,22a…第1内孔(ネジ孔)、21b,22b…第2内孔、21c,22c…第3内孔、21d,22d…第4内孔、21e,22e…第5内孔、21f,22f…接合面、21g…係合凸部、22g…係合凹部、21h,22h…凹溝、23…ジョイントカバー、23a…カバー本体、23b…凸条、30a…ストレートノズル、31…ノズル本体、31a…中央円筒部、31b…円錐状筒部、31c…取付け筒部、32…吐出口、30b…シャワーノズル、33…ノズル本体、33a…基端側円筒部、33b…先端側円筒部、33c…段部、34…吐出孔、35a,35b…シール部材。

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の可撓性インナチューブを金属製のフレキシブル螺旋管内に挿通してなるフレキシブル管本体と、前記フレキシブル管本体の各端部に外嵌されて同フレキシブル管本体の外周に固定されている一対の管継手と、前記各管継手の先端側の管継手に組付けられている吐出用のノズルを備えるフレキシブル管であり、前記フレキシブル螺旋管の前記管継手が固定する固定部位には筒状の弾性部材が外嵌されていて、前記管継手は前記フレキシブル螺旋管に外嵌された状態で、同管継手の内周面にて前記弾性部材を外周から弾撥的に挟持することにより、前記フレキシブル螺旋管に固定されていることを特徴とするフレキシブル管。
  2. 請求項1に記載のフレキシブル管であり、前記フレキシブル管本体は、前記フレキシブル螺旋管が挿通するアウタチューブを備え、同アウタチューブは外周側に互いに並列して位置する多数の環状溝部を有して各端部を前記各管継手に固定されていて、外周面を合成樹脂皮膜にて被覆されていることを特徴とするフレキシブル管。
  3. 請求項1または2に記載のフレキシブル管であり、前記管継手は、中心軸に沿って2分割された一対の半円筒体にて構成されていて、これら各半円筒体は前記フレキシブル管本体の外周に接合面を互いに対向した状態で外嵌されて固着され、前記各半円筒体の接合面には、互いの接合面の位置決めを図る係合部位を備えていることを特徴とするフレキシブル管。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のフレキシブル管であり、前記管継手を構成する両半円筒体は、外周側に挿入された円筒状のジョイントカバーにて互いに一体化されて管継手を形成していて、前記ジョイントカバーの内周および前記両半円筒体の外周間には、前記ジョイントカバーの前記両半円筒体に対する相対的な挿入を案内するガイド部位を備えていることを特徴とするフレキシブル管。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のフレキシブル管であり、当該フレキシブル管は、ストレートノズルとシャワーノズルの2種類のノズルを使分け可能に構成されていて、前記ストレートノズルは管継手に螺着され、かつ、前記シャワーノズルは前記ストレートノズルの先端外周に環状のシール部材を介して脱着可能に組付けられることを特徴とするフレキシブル管。
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