JP2006257578A - オフセット印刷用新聞用紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明の課題は、優れたオフセット印刷作業性、特に高い表面強度と表面サイズ性を有し、ブランケットへの紙粉パイリングの発生が少ないオフセット印刷用新聞用紙を提供することである。
【解決手段】
新聞用紙原紙の表面に、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤とを少なくとも含有する表面処理剤を塗布、乾燥してオフセット印刷用新聞用紙を得る。低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉の塗布量は0.05〜2.0g/m2が好ましく、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤との固形分重量比率は、該酢酸エステル化澱粉100重量部に対し表面サイズ剤0.05〜30重量部が好ましい。
本発明の課題は、優れたオフセット印刷作業性、特に高い表面強度と表面サイズ性を有し、ブランケットへの紙粉パイリングの発生が少ないオフセット印刷用新聞用紙を提供することである。
【解決手段】
新聞用紙原紙の表面に、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤とを少なくとも含有する表面処理剤を塗布、乾燥してオフセット印刷用新聞用紙を得る。低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉の塗布量は0.05〜2.0g/m2が好ましく、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤との固形分重量比率は、該酢酸エステル化澱粉100重量部に対し表面サイズ剤0.05〜30重量部が好ましい。
Description
本発明はオフセット新聞用紙に関するもので、特に高い表面強度と表面サイズ性を有し、オフセット印刷時のブランケットへの紙粉パイリングが改善されたオフセット印刷用新聞用紙に関するものである。
近年、新聞印刷は従来の凸版印刷方式からオフセット印刷方式への転換が急速に進んでおり、現在では新聞印刷の8割以上がオフセット印刷方式によるといわれている。オフセット印刷は通常PS版と呼ばれる刷版を作成し、刷版に湿し水とインキを供給して印刷する方式である。刷版は平版で、刷版上で画線部は親油性、非画線部は親水性の表面になるように処理されている。この刷版に湿し水とインキを供給すると、画線部にはインキ、非画線部には水が付着した状態となる。この刷版からブランケットを介して紙にインキが転写され、印刷が行われる。
オフセット印刷では、比較的タックの強いインキが使用されるので、表面強度の強い印刷用紙が要求される。また、印刷時に用紙表面には湿し水が付加されるので、表面強度の弱い、あるいは耐水性の弱い表面を持つ用紙を使用すると、紙粉がブランケットに堆積、あるいはインキに混入し、結果として印刷面にいわゆるカスレが生じるといったトラブルが起こる。一方で、新聞用紙の軽量化に伴い、印刷不透明度の改善要望が強まっており、紙の不透明度を高めるためホワイトカーボンや酸化チタン、タルク等の無機顔料が抄紙時の填料として多く使われるようになった。これらの無機顔料は、オフセット印刷時の湿し水によって容易に紙層内から浸み出し易いため、ブランケットパイリングの原因の一つとなる。また、脱墨パルプの配合量の増加も紙中灰分の増加を伴うため、ブランケットパイリングを悪化させる傾向にある。
このようなオフセット印刷時のトラブルに対処するため、従来より新聞用紙の表面に低分子化した変性澱粉、ポリビニルアルコール、あるいはポリアクリルアミド等の水溶性高分子物質を含有する表面処理剤を塗布することが一般に行われている。これらの表面処理剤は、紙の表面強度をある程度向上させ、紙表面の微細繊維や填料を用紙に強く接着させることができるが、塗布量が多くなると、ネッパリ性といわれる湿った状態での紙表面の粘着性が増加し、印刷時に用紙がブランケットに貼り付いたり、あるいは断紙を誘発したりする。さらに、表面処理剤を多く使用するとインキの紙表面への浸透が抑制され、結果として、カラー印刷時に塗工ムラに起因するインキ吸収ムラ(印刷面の色ムラ)が発生し易いといった難点を有している。
また、これまでに、表面粘着性を抑制して表面強度を高めるための種々の方法が提案されてきた。例えば、特定のポリアクリルアミド系化合物を表面に塗布することにより用紙表面の強度を高め、さらに多価アルデヒド類を併用することで表面耐水性を高める方法(特許文献1参照)が、あるいはポリビニルアルコールにエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのブロック共重合体を加えた水性組成物を塗布することにより、表面サイズ性、表面強度、および表面粘着性を改良する方法(特許文献2参照)等が提案されている。しかしながら、いずれの提案においても、表面粘着性の緩和と表面強度を両立させることは困難で、また、カラー印刷面におけるインキ吸収ムラについても依然として改良されていないのが実状である。
また、ロジンエマルジョンサイズ剤等の内添サイズ剤を使用し、紙のサイズ度を高め、オフセット印刷時の湿し水の紙層内部への浸透を抑えることにより紙粉の発生を抑制することが従来行われてきた。しかしながら、上記のような内添サイズ剤を新聞抄紙機の様な高速抄紙機で用いると、白水系で泡立ちによるトラブルを誘発し易い。なお、新聞用紙はサイズ効果が発現されにくいメカニカルパルプを原料として多用しているため、内添サイズ剤と共に歩留まり向上剤が併用される場合には抄紙系内のピッチ等も紙中に取り込み、新聞用紙の白色度を低下させるといった難点を抱えている。
紙のサイズ性を高めるために、原紙の表面に表面サイズ剤を含有する表面処理剤を塗布することも行われてきた。しかし、新聞印刷用紙原紙のように紙層構造が極めて多孔質である原紙にある程度のサイズ性を付与するためには、表面サイズ剤の塗布量を多くしなければ、十分なサイズ性が得られない。表面サイズ剤の塗布量を多くすると、塗布装置における汚れや発泡が起こり、また、塗布した表面サイズ剤がオフセット印刷時に溶出し、印刷物に欠陥が生じるという問題もあった。
酢酸エステル化澱粉を紙表面に塗布する技術は種々提案されている。例えば、紙の表面強度および平滑性を改善でき、かつ流動性に優れた表面処理剤の提供を課題として、酢酸エステル基の置換度が0.01〜0.2であるタピオカ澱粉を酵素変性または熱化学変性により減粘処理した糊液を含有する表面処理剤が開示されている(特許文献3参照)。ゲートロールコーター、トランファーロールコーター、メタリングブレードコーターを用いて表面処理剤を塗布する際にミストの発生を防止することを課題として、酢酸エステル化澱粉、特に原料がタピオカである酢酸エステル化澱粉を減粘処理する技術が開示されている(特許文献4参照)。高いオフセット印刷適性、特に高い表面強度を持ち、印刷塗工紙に用いられる印刷用塗工原紙の提供を課題として、置換度0.03〜0.1の酢酸エステル化澱粉を酸化変性化と同時に糊化してなる糊液で、60℃における10%の固形分濃度の粘度が5〜50mPa・sの該糊液を表面処理剤として使用する技術が開示されている(特許文献5参照)。しかし、これら従来技術で使用する酢酸エステル化澱粉はいずれも減粘処理を施した糊液である。このような減粘処理した澱粉は酢酸エステル化澱粉といえども、その澱粉は低分子化されているため、オフセット印刷用紙の原紙に塗布しても高い表面強度を得ることは困難であった。更に、オフセット印刷用新聞用紙では、ネッパリ性を抑えるために表面処理剤の塗布性が制限されるため、低分子化された酢酸エステル化澱粉の低塗布量では、十分な表面強度を得ることは困難であった。
以上のように、オフセット印刷用新聞用紙において、表面強度とサイズ性が高く、オフセット印刷時のブランケットへの紙粉パイリングが改善され印刷適性に優れたオフセット印刷用新聞用紙の開発が望まれていた。
本発明の課題は、優れたオフセット印刷作業性、特に高い表面強度と表面サイズ性を有し、ブランケットへの紙粉パイリングの発生が少ないオフセット印刷用新聞用紙を提供することである。
本発明者等は優れたオフセット印刷作業性を有するオフセット印刷用新聞用紙を得るべく鋭意研究を重ねてきた結果、新聞用紙原紙の表面に、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤とを少なくとも含有する表面処理剤を塗布、乾燥することにより、課題を解決した。
本発明のオフセット印刷用新聞用紙は、表面強度とサイズ性が高いため、オフセット印刷時のブランケットパイリングの発生が少なく、オフセット印刷適性が極めて優れている。本発明では、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤とを少なくとも含有する表面処理剤を原紙に塗布するが、重量平均分子量が極めて高い酢酸エステル化澱粉を使用することにより、高い表面強度が達成できると同時に表面サイズ剤のサイズ効果が助長される結果、高いサイズ性が達成できるという、顕著な効果を有する。
本発明のオフセット印刷用新聞用紙の原紙に使用される原料パルプは、グランドパルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、セミケミカルパルプ(SCP)などのメカニカルパルプ(MP)、クラフトパルプ(KP)に代表されるケミカルパルプ(CP)、これらのパルプを含む古紙を脱墨して得られる脱墨パルプ(DIP)などを、ユーザーの要望する品質に応じて、単独、あるいは任意の比率で適宜混合して使用する。尚、DIPの配合率は最近のDIP高配合化の流れからすると、50〜100%の範囲が好ましい。また、原紙の坪量としては、特に限定されるものではないが、34〜50g/m2である。
本発明のオフセット印刷用新聞用紙の原紙の抄造は、酸性抄紙法でも中性抄紙法でも良いが、中性抄紙法で抄造される新聞印刷用紙は白色度や不透明度のような光学的品質、更にカラー印刷の鮮明さ等の印刷適性が酸性抄紙よりも格段に優れているので、中性抄紙法が好ましい。
本発明のオフセット印刷用新聞用紙は填料無配合でも、配合でも良いが、不透明度を高める観点から、填料を配合することが好ましい。填料を配合する場合、填料としては酸性抄紙あるいは中性抄紙において一般に使用されている填料が使用でき、特に限定されるものではない。例えば、中性抄紙では、クレー、焼成カオリン、デラミカオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムーシリカ複合物、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、ホワイトカーボン等の非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛などの無機填料、尿素−ホルマリン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂、塩化ビニル樹脂、メラミン系樹脂、スチレン−ブタジエン系共重合体系樹脂、微小中空粒子等の有機填料が単独でまたは適宜2種類以上を組み合わせて使用される。この中でも、軽質炭酸カルシウムや軽質炭酸カルシウムーシリカ複合物が好ましく使用される。この軽質炭酸カルシウムーシリカ複合物としては、例えば、本出願人が出願した特開2003-212539号公報、特願2004-83767号に記載の軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物が挙げられる。また酸性抄紙では、前記中性抄紙で使用する填料から、酸溶解性のものを除いた填料が使用され、その単独または適宜2種類以上を組み合わせて使用される。
更に公知公用の酸性抄紙用、中性抄紙用の内添サイズ剤を配合しても良い。例えば、酸性抄紙では、各種のロジン系サイズ剤、エマルジョンサイズ剤等が挙げられ、中性抄紙では、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニルコハク酸無水物(ASA)、中性ロジンサイス剤等が挙げられる。
また、必要に応じて、抄紙用薬品を適宜添加することができる。抄紙用薬品としては、例えば、ポリアクリルアミド系高分子、ポリビニルアルコール系高分子、カチオン化澱粉、尿素−ホルマリン樹脂、メラミン−ホルマリン樹脂などの紙力増強剤、アクリルアミドとアミノメチルアクリルアミドの共重合物の塩、カチオン化澱粉、ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキサイド、アクリルアミド−アクリル酸ナトリウム共重合物などの濾水性向上剤または歩留まり向上剤、紫外線防止剤、退色防止剤消泡剤、スライムコントロール剤などの製紙助剤を含有してもよい。
本発明のオフセット印刷用新聞用紙では、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤とを少なくとも含有する表面処理剤を原紙に塗布する。低分子化処理をしていないとは、酵素変性、酸化変性等の澱粉を低分子化する処理を施していないという意味である。従って、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉とは、生澱粉を酢酸エステル化したのみの澱粉を指す。
この低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉の原料には限定は無く、トウモロコシ、ワキシーメイズ、タピオカ、甘藷、馬鈴薯、小麦、米等の原料澱粉を使用できる。また、酢酸エステル化の置換度(D.S.)も限定は無く、通常製紙用の使用されているD.S.=0.01〜0.2のものを使用できる。
本発明で塗布する表面処理剤中には成分として、前記の低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤とを少なくとも含有するものであるが、表面処理剤中の該酢酸エステル化澱粉の固形分濃度としては、0.5〜5.0%が好ましい。
オフセット印刷用新聞用紙の原紙への低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉の塗布量は、両面当たり0.05〜2.0g/m2が好ましい。0.1〜1.0g/m2がより好ましい。塗布量が0.05g/m2未満では十分な表面強度が得にくく、紙粉抑制の効果が十分ではないことがある。一方、2.0g/m2を超えると表面強度は問題ないが、表面粘着性が高くなるため、ブランケットへの貼り付きや、断紙などのネッパリトラブルが予想される。
前記表面処理剤中の低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤との固形分重量比率は、該酢酸エステル化澱粉100重量部に対し表面サイズ剤0.05〜30重量部であることが好ましい。
表面サイズ剤としては、新聞印刷用紙に従来から使用されている表面サイズ剤を使用できる。酸性抄造の新聞印刷用紙では、例えば、スチレン系サイズ剤、α−オレフィン−マレイン酸系共重合体樹脂、アクリル酸エステル−アクリル酸系共重合体樹脂等を使用できる。この中でもスチレン系サイズ剤を含有するのが好ましい。スチレン系サイズ剤としては、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体樹脂、なお、(メタ)アクリル酸は、「アクリル酸、及び/またはメタクリル酸」を意味する、スチレン−マレイン酸系共重合体樹脂、スチレン−マレイン酸半エステル系共重合体樹脂、等が例示される。特に、オフセット印刷用新聞用紙に高い接触角を付与するためには、表面サイズ剤としてスチレン−アクリル酸エステル系共重合体樹脂やスチレン−マレイン酸系エステル共重合体樹脂等で、スチレンモノマーが40〜80重量%含まれる水溶性重合体が特に好ましく使用される。
中性抄造の新聞印刷用紙では、カチオン性サイズ剤、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸などが挙げられ、この中でもカチオン性サイズ剤が好ましい。カチオン性サイズ剤としては、例えば、本出願人の出願であるWO2005/003457号、特願2004-193314号、特願2004-193284号、特願2004-283987号等に記載のサイズ剤が挙げられる。
本発明で使用する低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉が紙粉抑制に貢献できる理由については、必ずしも明らかではないが、以下のように推察される。新聞印刷用紙は、その原料パルプに剛直なメカニカルパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミサーモメカニカルパルプ等や、脱墨古紙パルプを使用することから、他の印刷用紙に比較して紙層がより多孔性であるため、吸水性が強く、もともと紙粉等が発生し易くなっている。そこにフィルム形成能の高い低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉を塗布すると、紙のZ方向への浸透よりも、MDおよびCD方向への拡散が顕著であるので、その結果として、紙表面の塗工むらが少なくなり、紙表面に存在する微細繊維や内添填料がブランケットに直接接触することを防げるものと考えられる。微細繊維や填料に対する表面処理剤の被覆性が悪いと、オフセット印刷の際に紙面へ付加された湿し水が容易に紙層に浸透し、紙層中の微細繊維や内添填料等が容易に外部へ遊離するようになる。その結果、滲み出した微細な原材料が紙粉の基になると推定される。特に、オフセット印刷時に紙面が湿し水によって湿潤された場合でも、酢酸エステル化澱粉はアセチル基の疎水性が高く、紙の表面自由エネルギーを低下させるため、紙層が水に濡れ難く、吸水性が抑制され、結果として微細繊維や填料の水による浮き出しが減少し、紙粉等の発生が軽減あるいは解消されるものと考えられる。
本発明で使用される表面処理剤中には、必要に応じて、ネッパリ防止剤、防腐剤、消泡剤、紫外線防止剤、退色防止剤、蛍光増白剤、粘度安定化剤、滑剤、防滑剤等が含有されていても良い。
表面処理剤を原紙へ塗布するための塗工装置としては、特に限定されるものではなく、例えば、サイズプレス、ブレードメタリングサイズプレス、ロッドメタリングサイズプレス、ゲートロールコーター、ブレードコーター、バーコーター、ロッドブレードコーター、エアーナイフコーター等、一般に公知公用の装置が適宜使用される。本発明で使用する表面処理剤中には重量平均分子量が高い酢酸エステル化澱粉が含有されている関係上、表面処理剤液の粘度が高いので、これらの装置の中でもコータータイプの装置が好ましく用いられる。
オフセット印刷用新聞用紙の原紙表面に前記表面処理剤を塗布、乾燥後、キャレンダー掛けによる表面平滑化が施されるが、その場合は、両面金属ロールによるマシンキャレンダー仕上げや、金属ロールと弾性ロールとの構成になるソフトキャレンダー仕上げが施される。
このようにして製造される本発明のオフセット印刷用新聞用紙は、ネッパリ強度が300mN/3cm以下であることが好ましく、この値以下であれば、表面粘着性に起因するトラブルは発生しない。尚、本発明におけるネッパリ強度は以下のように測定するものである。オフセット印刷用新聞用紙を4×6cmに2枚切り取り、塗工面を温度20℃の水に5秒間浸漬後、塗工面同士を密着させる。続いて、外側両面に新聞用紙原紙を重ね、50kg/m2の圧力でロールに通し、25℃、60%RHで24時間調湿する。3×6cmの試験片とした後、引っ張り試験機で、引っ張り速度30mm/分の条件で剥離強度を測定する。測定値が大きいほど、剥がれにくい(逆の言い方をすると、粘着性が強い)ことを意味する。
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。勿論、本発明はそれらに限定されるものではない。また、例中の部および%は特に断らない限り、それぞれ重量部および重量%を示す。供試したオフセット印刷用新聞用紙の原紙の製造方法、表面処理剤の塗布とカレンダー処理方法を以下に示した。
<供試原紙>
サーモメカニカルパルプ20部、脱墨古紙パルプ80部の割合で混合し、リファイナーで離解してフリーネス150ml(カナダ標準フリーネス)に調整したパルプのスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウムを絶乾パルプ当たり4固形分重量%添加した後、ツインワイヤー型抄紙機により抄紙を行い、坪量45g/m2の新聞用原紙を得た。
<表面処理剤の塗布とカレンダー処理>
上記原紙に各実施例、比較例の表面処理剤を、ゲートロールコーターで1200m/分の塗工速度で、塗布、乾燥後、樹脂ロール/金属ロールよりなるソフトカレンダーで線圧150kg/cmの条件で1ニップ通紙を行い、オフセット印刷用新聞用紙を得た。
<供試原紙>
サーモメカニカルパルプ20部、脱墨古紙パルプ80部の割合で混合し、リファイナーで離解してフリーネス150ml(カナダ標準フリーネス)に調整したパルプのスラリーに、填料として軽質炭酸カルシウムを絶乾パルプ当たり4固形分重量%添加した後、ツインワイヤー型抄紙機により抄紙を行い、坪量45g/m2の新聞用原紙を得た。
<表面処理剤の塗布とカレンダー処理>
上記原紙に各実施例、比較例の表面処理剤を、ゲートロールコーターで1200m/分の塗工速度で、塗布、乾燥後、樹脂ロール/金属ロールよりなるソフトカレンダーで線圧150kg/cmの条件で1ニップ通紙を行い、オフセット印刷用新聞用紙を得た。
以下に示す実施例1〜4および比較例1、2ではオフセット印刷用新聞用紙の紙質のうち、紙表面に係わる項目である紙粉量、点滴吸水度、ネッパリ強度について次の方法で測定比較した。
(1)紙粉量
実施例1〜4、比較例1〜2のオフセット印刷用紙について、ブランケット紙粉パイリング量の評価は以下のようにして行った。オフセット印刷機(東芝株式会社製、SYSTEM C-20)で、湿し水膜圧0.9μm、印面濃度1.15、印刷速度900rpm、インキは墨インキ(商品名:Newsking、東洋インキ株式会社製)で行った。1.2〜1.3万部印刷後、ブランケット非画線部0.02m2に付着した紙粉をエタノールを用いて掻き出し、孔径0.45μmのメンブランフィルターで濾過、乾燥して重量を測定した後、100cm2当たりの紙粉量に換算した。紙粉量の測定はオフセット印刷用新聞用紙のF面、W面の両面について行った。なお、パイリング紙粉量は50mg/100cm2以下であれば実用上問題は無い。
(2)点滴吸水度:Japan TAPPI No.33に準じて、滴下水量1μlで測定した。
(3)ネッパリ強度
オフセット印刷用新聞用紙を4×6cmに2枚切り取り、塗布面を20℃の水に5秒間浸漬後、塗工面同士を密着させた。外側両面に新聞用紙原紙を重ね、50kg/m2の圧力でロールに通し、25℃、60%RHで24時間調湿した。3×6cmの試料片とした後、引っ張り試験機で引っ張り速度30mm/分の条件で測定を行った。測定値が大きいほど剥がれにくい、すなわち粘着性が強いことを意味する。本発明のオフセット印刷用新聞用紙では、ネッパリ強度が250mN/3cm以下のものを「剥離性が良好である」とした。
(1)紙粉量
実施例1〜4、比較例1〜2のオフセット印刷用紙について、ブランケット紙粉パイリング量の評価は以下のようにして行った。オフセット印刷機(東芝株式会社製、SYSTEM C-20)で、湿し水膜圧0.9μm、印面濃度1.15、印刷速度900rpm、インキは墨インキ(商品名:Newsking、東洋インキ株式会社製)で行った。1.2〜1.3万部印刷後、ブランケット非画線部0.02m2に付着した紙粉をエタノールを用いて掻き出し、孔径0.45μmのメンブランフィルターで濾過、乾燥して重量を測定した後、100cm2当たりの紙粉量に換算した。紙粉量の測定はオフセット印刷用新聞用紙のF面、W面の両面について行った。なお、パイリング紙粉量は50mg/100cm2以下であれば実用上問題は無い。
(2)点滴吸水度:Japan TAPPI No.33に準じて、滴下水量1μlで測定した。
(3)ネッパリ強度
オフセット印刷用新聞用紙を4×6cmに2枚切り取り、塗布面を20℃の水に5秒間浸漬後、塗工面同士を密着させた。外側両面に新聞用紙原紙を重ね、50kg/m2の圧力でロールに通し、25℃、60%RHで24時間調湿した。3×6cmの試料片とした後、引っ張り試験機で引っ張り速度30mm/分の条件で測定を行った。測定値が大きいほど剥がれにくい、すなわち粘着性が強いことを意味する。本発明のオフセット印刷用新聞用紙では、ネッパリ強度が250mN/3cm以下のものを「剥離性が良好である」とした。
以下に示す実施例5、6および比較例3、4ではオフセット印刷用新聞用紙の紙質のうち、紙の内部強度として引張り強さ、引裂強さ、純曲げこわさ、層間強度を次に方法で測定比較した。
(4)引張強さ:JIS P8113に準じて行った。
(5)引裂強さ:JIS P8116に準じて行った。
(6)純曲げこわさ
23℃、50%RHで調湿後、縦100mm、横100mmに裁断した試験片について、純曲げ剛度試験機(商品名JTC-1、株式会社日本精機製作所製)で初期曲げこわさを測定した。
(7)層間強度:JAPAN TAPPI No.54に準じて行った。
(4)引張強さ:JIS P8113に準じて行った。
(5)引裂強さ:JIS P8116に準じて行った。
(6)純曲げこわさ
23℃、50%RHで調湿後、縦100mm、横100mmに裁断した試験片について、純曲げ剛度試験機(商品名JTC-1、株式会社日本精機製作所製)で初期曲げこわさを測定した。
(7)層間強度:JAPAN TAPPI No.54に準じて行った。
[実施例1]
表面処理剤として、低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉(商品名:XMJP、長春大成社製、原料澱粉:コーン、重量平均分子量2000万)100部とスチレン系表面サイズ剤(商品名:LC-5、ハリマ株式会社製)20部を混合し、固形分濃度3.1%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.40g/m2であった。XMJPの塗布量は0.33g/m2である。紙質結果を表1に示す。
表面処理剤として、低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉(商品名:XMJP、長春大成社製、原料澱粉:コーン、重量平均分子量2000万)100部とスチレン系表面サイズ剤(商品名:LC-5、ハリマ株式会社製)20部を混合し、固形分濃度3.1%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.40g/m2であった。XMJPの塗布量は0.33g/m2である。紙質結果を表1に示す。
[実施例2]
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度4.4%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.54g/m2であった。XMJPの塗布量は0.45g/m2である。紙質結果を表1に示す。
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度4.4%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.54g/m2であった。XMJPの塗布量は0.45g/m2である。紙質結果を表1に示す。
[実施例3]
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が10部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.3%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.35g/m2であった。XMJPの塗布量は0.32g/m2である。紙質結果を表1に示す。
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が10部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.3%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.35g/m2であった。XMJPの塗布量は0.32g/m2である。紙質結果を表1に示す。
[実施例4]
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系サイズ剤表面LC-5が10部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.9%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.48g/m2であった。XMJPの塗布量は0.44g/m2である。紙質結果を表1に示す。
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系サイズ剤表面LC-5が10部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.9%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.48g/m2であった。XMJPの塗布量は0.44g/m2である。紙質結果を表1に示す。
[比較例1]
表面処理剤として乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉(商品名:ETHYLEX-2025、STALAY社製、原料澱粉:コーン、重量平均分子量60〜80万)100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度6.9%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.48g/m2であった。ETHYLEX-2025の塗布量は0.40g/m2である。紙質結果を表1に示す。
表面処理剤として乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉(商品名:ETHYLEX-2025、STALAY社製、原料澱粉:コーン、重量平均分子量60〜80万)100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度6.9%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.48g/m2であった。ETHYLEX-2025の塗布量は0.40g/m2である。紙質結果を表1に示す。
[比較例2]
表面処理剤として低分子化処理している酢酸エステル化酸化澱粉(商品名:DC180SH、諸城社製、原料澱粉:コーン、重量平均分子量54万)100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度6.7%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.37g/m2であった。DC180SHの塗布量は0.31g/m2である。紙質結果を表1に示す。
表面処理剤として低分子化処理している酢酸エステル化酸化澱粉(商品名:DC180SH、諸城社製、原料澱粉:コーン、重量平均分子量54万)100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度6.7%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.37g/m2であった。DC180SHの塗布量は0.31g/m2である。紙質結果を表1に示す。
表1に示されるように、低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉を塗布した実施例1〜4を、乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉を塗布した比較例1、低分子化処理した酢酸エステル化澱粉を塗布した比較例2と比較すると、紙粉量は同等で表面強度は良好な水準であるが、実施例1〜4の点滴吸水度が高くサイズ性に優れていることが明瞭である。ネッパリ強度は特に問題ないレベルであった。
[実施例5]
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.0%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.47g/m2であった。XMJPの塗布量は0.43g/m2である。紙質結果を表2に示す。
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.0%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.47g/m2であった。XMJPの塗布量は0.43g/m2である。紙質結果を表2に示す。
[実施例6]
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.4%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.61g/m2であった。XMJPの塗布量は0.55g/m2である。紙質結果を表2に示す。
表面処理剤として低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉XMJPが100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度3.4%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.61g/m2であった。XMJPの塗布量は0.55g/m2である。紙質結果を表2に示す。
[比較例3]
表面処理剤として乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉ETHYLEX-2025が100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度5.0%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.51g/m2であった。ETHYLEX-2025の塗布量は0.43g/m2である。紙質結果を表2に示す。
表面処理剤として乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉ETHYLEX-2025が100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度5.0%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.51g/m2であった。ETHYLEX-2025の塗布量は0.43g/m2である。紙質結果を表2に示す。
[比較例4]
表面処理剤として乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉ETHYLEX-2025が100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度6.0%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.59g/m2であった。ETHYLEX-2025の塗布量は0.49g/m2である。紙質結果を表2に示す。
表面処理剤として乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉ETHYLEX-2025が100部、スチレン系表面サイズ剤LC-5が20部から成る混合糊液を使用し、固形分濃度6.0%の表面処理剤を調製し、これを塗布した。表面処理剤の塗布量は乾燥重量で0.59g/m2であった。ETHYLEX-2025の塗布量は0.49g/m2である。紙質結果を表2に示す。
表2に示されるように、低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉を塗布した実施例5、6を、乾式低分子化ヒドロキシエチル化澱粉を塗布した比較例3、4と比較すると、実施例5、6の引張り強さ、引裂強さ、純曲げこわさ、層間強度はいずれも比較例3、4よりも高く、低分子化処理していない酢酸エステル化澱粉を塗布することにより、紙の内部強度が大きくなることが明瞭である。
Claims (5)
- 新聞用紙の原紙表面に、低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤とを少なくとも含有する表面処理剤を塗布、乾燥してなるオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記の低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉の塗布量が、両面当たり0.05〜2.0g/m2であることを特徴とする請求項1に記載のオフセット印刷用新聞用紙。
- 前記表面処理剤中の低分子化処理をしていない酢酸エステル化澱粉と表面サイズ剤との固形分重量比率が、該酢酸エステル化澱粉100重量部に対し表面サイズ剤0.05〜30重量部であることを特徴とする請求項1または2に記載のオフセット印刷用新聞用紙。
- 新聞用紙の原紙が中性抄紙法で抄造された原紙であることを特徴とする請求項1〜3に記載のいずれか1つのオフセット印刷用新聞用紙。
- 表面サイズ剤がカチオン性表面サイズ剤であることを特徴とする請求項1〜4に記載ののいずれか1つのオフセット印刷用新聞用紙。
Priority Applications (1)
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JP2005076316A JP2006257578A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | オフセット印刷用新聞用紙 |
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JP2005076316A JP2006257578A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | オフセット印刷用新聞用紙 |
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Cited By (1)
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JP2008095260A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Marusumi Paper Co Ltd | 新聞用紙 |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005076316A patent/JP2006257578A/ja active Pending
Cited By (2)
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JP2008095260A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Marusumi Paper Co Ltd | 新聞用紙 |
JP4640677B2 (ja) * | 2006-10-06 | 2011-03-02 | 丸住製紙株式会社 | 新聞用紙 |
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