JP2006256835A - エレベータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の勘違いで誤って目的階以外の階でエレベータを降りてしまうことを未然に防止する。
【解決手段】エレベータ1a、1bが最初の行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に、他の階で登録された乗場呼びの登録階が、エレベータの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定部12と、この登録階判定部12にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータがこの登録階へ停止する直前に、「エレベータが行先階に未到着である」ことを例えば表示器7やスピーカでもってエレベータ内の利用客に報知する報知部13とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータ1a、1bが最初の行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に、他の階で登録された乗場呼びの登録階が、エレベータの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定部12と、この登録階判定部12にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータがこの登録階へ停止する直前に、「エレベータが行先階に未到着である」ことを例えば表示器7やスピーカでもってエレベータ内の利用客に報知する報知部13とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータシステムにおけるエレベータの移動動作を制御するエレベータ制御装置に係わり、特に、エレベータ内の利用者が目的階以外の階に降り間違えることを未然に防止するエレベータ制御装置に関する。
複数階を有する建屋に設けられたエレベータシステムには、エレベータの各階への移動動作を例えばコンピュータで制御するエレベータ制御装置が組込まれている。建屋に複数のエレベータが就役されている場合におけるエレベータ制御装置の基本制御動作を説明する。建屋の各階のエレベータホール(乗場)には、利用客が該当階にエレベータを呼ぶための乗場呼び釦が設けられており、各エレベータ内には、このエレベータ内に乗込んだ利用客が自己の行先階を指定する行先階釦が設けられている。
エレベータ制御装置は、利用客によって各階の乗場呼び釦にて乗場呼びが登録されると、この乗場呼びを最適のエレベータに割当て、このエレベータを乗場呼びの登録階(乗場呼び発生階)へ移動させる。次に利用者がエレベータ内に乗り込み、この利用者によって行先階釦にて行先階呼びが登録されると、この行先階呼びが指定した行先階へ該当エレベータを移動させる。
この場合、最初のエレベータ内で登録された行先階呼びに応答して指定された行先階への移動期間中に、行先階までの途中階のエレベータホールに設置された乗場呼び釦にて乗場呼びが登録されると、この乗場呼びの登録階にエレベータを途中停止させた後、最初に登録された行先階へ引き続き移動させる。
また、この途中階でエレベータ内に乗込んできた利用客にてエレベータ内に設置された行先階釦にて登録された行先階呼びの行先階が、最初に登録した行先階の手前の途中階である場合にも、この追加の行先階呼びの行先階にエレベータを途中停止させた後、最初に登録された行先階へ移動させる。
このように、エレベータを最初に登録された行先階へ移動させる過程で、新規に発生した乗場呼び又は行先階呼びの登録(指定)階が、最初に登録された行先階への途中階の場合は、該当エレベータを途中停止させることによって、エレベータを効率的に運行できる。
なお、特許文献1には、エレベータに乗込んだ利用客が目的階以外の階で降りる「降り間違い」を報知する技術に関する1つの手法が提唱されている。
特開平3―138276号公報
しかしながら、最初に行先階呼びを行先階釦で登録した利用客にとっては、エレベータが自己の目的階に到着するまでに、目的階以外の階に停止するので、誤って目的階以外の階でエレベータを降りてしまう懸念がある。
なお、このようなエレベータの利用者の降り間違いは、利用者の勘違いが多数だが、エレベータの利用者は様々で、自己の勘違いを機器の異常と判断する人や、降り間違いするのに対してエレベータ機器側に注意を促す装置が設けられていないことに不満を持っている人もおり、また高層ビルなどにおいては途中で降り間違えて、次にエレベータが来るまで時間が長くかかることもあるので、一概に利用者にその責を転化することは不適切である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、たとえエレベータの動作に不慣れな利用者であったとしても、利用者の勘違いで誤って目的階以外の階でエレベータを降りてしまうことを未然に防止でき、エレベータの利用者へのサービス向上を図ることができるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、各階の乗場呼び釦にて登録された乗場呼びの登録階へエレベータを移動させるとともに、エレベータ内に設けられた行先階釦にて登録された行先階呼びで指定された行先階へ該当エレベータを移動させるエレベータ制御装置において、
エレベータが行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、エレベータの行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定手段と、この登録階判定手段にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータが登録階へ停止する直前に、エレベータが行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知する報知手段とを備えている。
エレベータが行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、エレベータの行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定手段と、この登録階判定手段にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータが登録階へ停止する直前に、エレベータが行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知する報知手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ制御装置においては、このエレベータに乗込んだ利用客が行先階釦にて行先階呼びを登録すると、エレベータは、行先階呼びで指定された行先階への移動を開始する。そして、エレベータが行先階への移動期間中に、別の利用客がエレベータホールの乗場呼び釦で乗場呼びを登録すると、この乗場呼びの登録階がエレベータの行先階への移動途中の階に含まれると、このエレベータは乗場呼びの登録階に途中停止した後、最初に登録された行先階へ移動する。
この場合、エレベータが登録階へ停止する直前に、エレベータが行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知される。したがって、利用客は誤って目的階以外の階でエレベータを降りてしまうことが未然に防止でき、エレベータの利用者へのサービス向上を図ることができる。
また、別の発明は、上述したエレベータ制御装置において、エレベータが行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、エレベータの行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定手段と、登録階判定手段にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータが登録階へ停止する直前に、エレベータ内の利用客がエレベータの扉方向に移動したか否かを検出する移動検出手段と、この移動検出手段が利用客の移動を検出したとき、エレベータが行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知する報知手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ制御装置においては、先の発明と同様に、エレベータは乗場呼びの登録階に途中停止した後、最初に登録された行先階へ移動する。この場合、エレベータが登録階へ停止する直前に、エレベータ内の利用客がエレベータの扉方向に移動した場合のみ、エレベータが行先階に未到着であることがエレベータ内の利用客に報知される。
したがって、誤って途中階へ降りようとする利用客がいない場合は、エレベータが行先階に未到着であることは報知されないので、利用客に対する余分な情報の提供が差し控えられるので、利用客に対するサービスをより一層向上できる。
また、別の発明は、上述したエレベータ制御装置において、エレベータが最初の行先階呼びで指定された最初の行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、エレベータの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定手段と、登録階判定手段にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータが登録階へ停止する直前に、エレベータが最初の行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知する報知手段と、エレベータが登録階へ停止した後に最初の行先階呼びで指定された最初の行先階への移動期間中に登録された別の行先階呼びの行先階が、エレベータの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する行先階判定手段と、行先階判定手段にて別の行先階呼びの行先階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータが別の行先階呼びの行先階へ停止する直前に、エレベータが最初の行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知する追加報知手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ制御装置においては、前述したように、最初のエレベータ内で登録された行先階呼びに応答して指定された行先階に移動期間中に、行先階までの途中階のエレベータホールに設置された乗場呼び釦にて乗場呼びが登録されると、この乗場呼びの登録階にエレベータを途中停止させた後、最初に登録された行先階へ移動させる。
また、この途中階でエレベータ内に乗込んできた利用客にてエレベータ内に設置された行先階釦にて登録された行先階呼びの行先階が、最初に登録した行先階の手前の途中階である場合にも、この追加の行先階呼びの行先階にエレベータを途中停止させた後、最初に登録された行先階へ移動させる。
この場合、エレベータは、最初に登録された行先階へ到着するまでに、複数回、途中停止するが、途中停止する毎に、エレベータが最初の行先階に未到着であることが報知される。したがって、利用客に対するサービスをより一層向上できる。
なお、エレベータが最初の行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知する報知媒体として、表示器やスピーカを採用することが可能である。
本発明においては、エレベータが行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、エレベータの行先階への移動途中の階に含まれるとき、エレベータが登録階へ停止する直前に、エレベータが行先階に未到着であることをエレベータ内の利用客に報知する。
したがって、たとえエレベータの動作に不慣れな利用者であったとしても、利用者の勘違いで誤って目的階以外の階でエレベータを降りてしまうことを未然に防止でき、エレベータの利用者へのサービス向上を図ることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。このエレベータシステムには例えば2台のエレベータ1a,1bが設けられている。また、このエレベータシステムが設けられた建屋の例えば1F〜8Fの各階のエレベータホール(乗場)には、利用客が該当階にいずれかのエレベータ1a、1bを呼ぶための乗場呼び釦2が設けられている。利用客が乗場呼び釦2を押すと該当階(登録階)を指定した乗場呼びがエレベータ制御装置3内の乗場呼び割当部4へ送出される。
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。このエレベータシステムには例えば2台のエレベータ1a,1bが設けられている。また、このエレベータシステムが設けられた建屋の例えば1F〜8Fの各階のエレベータホール(乗場)には、利用客が該当階にいずれかのエレベータ1a、1bを呼ぶための乗場呼び釦2が設けられている。利用客が乗場呼び釦2を押すと該当階(登録階)を指定した乗場呼びがエレベータ制御装置3内の乗場呼び割当部4へ送出される。
一方、各エレベータ1a、1b内には、このエレベータ1a、1b内に乗込んだ利用客が自己の行先階を指定する例えば8個の行先階釦5が設けられている。利用客が目的の行先階釦5を押すと、行先階を指定した行先階呼びがエレベータ制御装置3内における自己エレベータ1a、1bに対応するエレベータ単体制御部6a、6bに入力される。
さらに、各エレベータ1a、1b内には、このエレベータ1a、1b内の利用客に対して、各種の注意事項を報知するための表示器7が設けられている。また、自己のエレベータ1a、1bの現在位置(階)を表示する現在位置表示灯9が扉8の上方に設けられている。
各エレベータ1a、1b毎に設けられた、例えばコンピュータ等で構成されたエレベータ単体制御部6a、6b内には、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11、登録階判定部12、報知部13、及びエレベータ運行部14が設けられている。
次に、各部の動作を順番に説明していく。
例えばコンピュータで構成されたエレベータ制御装置3内の乗場呼び割当部4は、1F〜8Fの各階に設けられた各乗場呼び釦2の操作で乗場呼びが登録されると、2台のエレベータ1a、1bのエレベータ単体制御部6a、6b内の未応答乗場呼びメモリ10の未応答の乗場呼び数、未応答行先階呼びメモリ11の未応答の行先階呼び数等の各エレベータ1a、1bの運行状態を得て、該当乗場呼びを、2台のエレベータ1a、1bのうちの最適(例えば乗場呼び登録階に到達するまでの所要時間が最も短い)なエレベータ1a、1bに割当る。そして、該当乗場呼びを割当たエレベータ1a、1bのエレベータ単体制御部6a、6bの未応答乗場呼びメモリ10に該当乗場呼びを追加して書込む。
エレベータ単体制御部6a、6bは、自己のエレベータ1a、1bから、行先階を指定した行先階呼びが入力されると、この行先階呼びを一旦未応答行先階呼びメモリ11に追加して書込む。
エレベータ運行部14は、基本的に、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11に記憶されている未応答の乗場呼び、及び未応答の行先階呼びを古い順に読み出して、乗場呼びの登録階及び行先階呼びの行先階へエレベータ1a、1bを移動させる。なお、前述したように、エレベータ1a、1bを、最初に登録された行先階呼びに応答して指定された行先階に移動期間中に、行先階までの途中階のエレベータホールに設置された乗場呼び釦2にて乗場呼びが登録されると、この乗場呼びの登録階にエレベータ1a、1bを途中停止させた後、最初に登録された行先階へ移動させる。
また、この途中階でエレベータ1a、1b内に乗込んできた利用客にて登録された行先階呼びの行先階が、最初に登録した行先階の手前の途中階である場合にも、この追加の行先階呼びの行先階にエレベータ1a、1bを途中停止させた後、最初に登録された行先階へ移動させる。
登録階判定部12は、エレベータ1a、1bが行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に別途登録された乗場呼びの登録階が、エレベータ1a、1bの行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定し、判定結果を報知部13へ送信する。
報知部13は、登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、当該エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、「エレベータ1a、1bが行先階に未到着である」ことをエレベータ1a、1b内の表示器7に表示して、利用客に注意を喚起する。
そして、各エレベータ単体制御部6a、6bは、図2の流れ図に従って、自己のエレベータ1a、1bを移動制御する。説明を簡単にするために、一方のエレベータ単体制御部6aの動作のみを説明する。
先ず、自己の未応答乗場呼びメモリ10を調べて、自己エレベータ1aに乗場呼びが割当られていた場合には(S1)、エレベータ1aを、乗場呼びの登録階へ運転(移動)する(S2)。該当登録階にてこのエレベータ1aに乗込んできた利用客の行先階釦5の操作にて、最初の行先階呼びが登録されたことを、未応答行先階呼びメモリ11で確認する(S3)。そして、この最初に登録された行先階呼びの行先階へエレベータ1aを運転(移動)開始する(S4)。
未応答乗場呼びメモリ10を調べて、最初の行先階への移動期間中に新たな自己に割当られた他の乗場呼びがあった場合(S5)、登録階判定部12が起動して、未応答乗場呼びメモリ10に登録された他の乗場呼びの登録階が、エレベータ1aの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する(S6)。登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1aを今回、登録階へ応答(停止)させる(S7)。移動期間中に登録された他の乗場呼びの登録階に対するエレベータ停止準備に入ったとき(S8)、報知部13が起動して、「このエレベータが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内の表示器7に表示して、利用客に誤って降りないように注意を喚起する(S9)。その後、エレベータ1aを乗場呼びの登録階へ停止させる(S10)。
次に、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11を調べて、最初に登録された行先階呼び以外に登録されている乗場呼び又は行先階呼びの有無を判断して(S11)、最初に登録された行先階呼び以外に登録されている呼びがなければ、最初に登録された行先階呼びの行先階へエレベータ1aを移動して停止させる(S12)。
その後、S1へ戻り、乗場呼びの登録待ち、又はS3にて行先階呼びの登録待ちとなる。
なお、S11にて、最初に登録された行先階呼び以外に登録されている呼びが存在した場合には、S6へ戻り、登録されている呼びの登録階又は行先階が、エレベータ1aの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する。
なお、他方のエレベータ1bのエレベータ単体制御部6bも、先に説明したエレベータ1aのエレベータ単体制御部6aとほぼ同様の動作を実施する。
このように構成された第1実施形態のエレベータ制御装置3においては、このエレベータ1a、1bに乗込んだ利用客が行先階釦5にて行先階呼びを登録すると、エレベータ1a、1bは、この行先階呼びで指定された行先階への移動を開始する。そして、エレベータ1a、1bが最初の行先階への移動期間中に、別の利用客が別の階の乗場呼び釦2で乗場呼びを登録すると、この乗場呼びの登録階がエレベータ1a、1bの行先階への移動途中の階に含まれると、このエレベータ1a、1bは乗場呼びの登録階に途中停止した後、最初に登録された行先階へ移動する。
この場合、エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、「エレベータが行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内の表示器7に表示出力される。したがって、利用客は誤って目的階以外の階でエレベータ1aを降りてしまうことが未然に防止でき、エレベータの利用者へのサービス向上を図ることができる。
(第2実施形態)
図3は本発明の第2実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図3は本発明の第2実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第2実施形態のエレベータ制御装置3において、各エレベータ1a、1b内には、図1に示す第1実施形態における表示器7の代わりに、スピーカ15が設けられている。このスピーカ15は、このエレベータ1a、1b内の利用客に対して、各種の注意事項を音声で報知する。したがって、このエレベータ1a、1b内には、利用客が自己の行先階を指定する例えば8個の行先階釦5、スピーカ15、扉8、現在位置表示灯9が設けられている。
また、各エレベータ1a、1b毎に設けられた、例えばコンピュータ等で構成されたエレベータ単体制御部6a、6b内には、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11、登録階判定部12、報知部13a、及びエレベータ運行部14が設けられている。
報知部13aは、登録階判定部12において、エレベータ1a、1bが最初の行先階への移動途中に別の階で発生した乗場呼びの登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、当該エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、「エレベータ1a、1bが行先階に未到着である」ことをエレベータ1a、1b内のスピーカ15で音声出力して、利用客に注意を喚起する。
その他の構成は、図1に示す第1実施形態のエレベータ制御装置3とほぼ同じである。
そして、各エレベータ単体制御部6a、6bは、図4の流れ図に従って、自己のエレベータ1a、1bを移動制御する。説明を簡単にするために、一方のエレベータ単体制御部6aの動作のみを説明する。なお、図2に示す第1実施形態のエレベータ制御装置3の各エレベータ単体制御部6a、6bの動作を示す流れ図と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明は省略する。具体的には、図2の流れ図におけるステップS9をステップS9aに変更したのみである。
すなわち、図4の流れ図のS6において、登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1aを今回登録階へ応答(停止)させる(S7)。移動期間中に登録された他の乗場呼びの登録階に対するエレベータ停止準備に入ったとき(S8)、報知部13aが起動して、「このエレベータが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内のスピーカ15にて音声出力して、利用客に誤って降りないように注意を喚起する(S9a)。その後、エレベータ1aを乗場呼びの登録階へ停止させる(S10)。
このように構成された第2実施形態のエレベータ制御装置3においては、エレベータ1a、1bが最初の行先階への移動期間中に、別の利用客が別の階の乗場呼び釦2で乗場呼びを登録すると、この乗場呼びの登録階がエレベータ1a、1bの行先階への移動途中の階に含まれると、このエレベータ1a、1bは乗場呼びの登録階に途中停止した後、最初に登録された行先階へ移動する。
この場合、エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、「エレベータが行先階に未到着である」ことをエレベータ1a、1b内のスピーカ15で音声報知される。したがって、利用客は誤って目的階以外の階でエレベータ1a、1bを降りてしまうことが未然に防止でき、エレベータの利用者へのサービス向上を図ることができる。
よって、先に説明した第1実施形態のエレベータ制御装置とほぼ同じ効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図5は本発明の第3実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図5は本発明の第3実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第3実施形態に係わるエレベータ制御装置3における各エレベータ1a、1bにおける扉8近傍の床には荷重計16が取付けられている。この荷重計16は、扉8近傍領域の荷重を検出する。したがって、エレベータ1a、1b内の利用客が、扉8方向へ移動すると、荷重計16の検出荷重が上昇する。荷重計16で検出された荷重は、自己のエレベータ単体制御部6a、6b内の移動検出部17へ送出される。
また、各エレベータ1a、1b毎に設けられた、例えばコンピュータ等で構成されたエレベータ単体制御部6a、6b内には、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11、登録階判定部12、報知部13、エレベータ運行部14、及び移動検出部17が設けられている。
移動検出部17は、常時、エレベータ1a、1bに取付けられた荷重計16で検出された荷重を監視しており、荷重が大幅に増加すると、エレベータ1a、1b内の利用客が扉8方向へ移動したと判定する。より具体的には、移動検出部17は、登録階判定部12において、エレベータ1a、1bが最初の行先階への移動途中に別の階で発生した乗場呼びの登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、当該エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、エレベータ1a、1b内の利用客が扉8方向へ移動したか否かを検出する。
その他の構成は、図1に示す第1実施形態のエレベータ制御装置3とほぼ同じである。
そして、各エレベータ単体制御部6a、6bは、図6の流れ図に従って、自己のエレベータ1a、1bを移動制御する。説明を簡単にするために、一方のエレベータ単体制御部6aの動作のみを説明する。なお、図2に示す第1実施形態のエレベータ制御装置3の各エレベータ単体制御部6a、6bの動作を示す流れ図と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明は省略する。具体的には、図2の流れ図におけるステップS8とステップS9との間に新たなステップS8Aを挿入したのみである。
すなわち、図6の流れ図のS6において、登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1aを今回、登録階へ応答(停止)させる(S7)。移動期間中に登録された他の乗場呼びの登録階に対するエレベータ停止準備に入ったとき(S8)、移動検出部17が起動して、エレベータ1a内の利用客が扉8方向へ移動したか否かを判定する(S8A)。
エレベータ1a内の利用客が扉8方向へ移動した場合、報知部13が起動して、「このエレベータが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内の表示器7に表示出力して、利用客に誤って降りないように注意を喚起する(S9)。その後、エレベータ1aを乗場呼びの登録階へ停止させる(S10)。
なお、エレベータ1a内の利用客が扉8方向へ移動しない場合は(S8A)、エレベータ1a内の利用客はこの登録階で誤って降りる意志がないと判断して、表示器7に「このエレベータが最初の行先階に未到着である」との警告を表示することなく、エレベータ1aを乗場呼びの登録階へ停止させる(S10)。
このように構成された第3実施形態のエレベータ制御装置3においては、図1、図2の第1実施形態のエレベータ制御装置3と同様に、エレベータ1a、1bが最初の行先階への移動途中に別の階で発生した乗場呼びの登録階が移動途中の階に含まれると、エレベータ1a、1bは乗場呼びの登録階に途中停止した後、最初に登録された行先階へ移動する。
この場合、エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、エレベータ1a、1b内の利用客がエレベータ1a、1bの扉8方向に移動した場合のみ、「エレベータ1a、1bが行先階に未到着である」ことがエレベータ1a、1b内の利用客に表示器7で報知される。
したがって、誤って途中階へ降りようとする利用客がいない場合は、エレベータ1a、1bが行先階に未到着であることは報知されないので、利用客に対する余分な情報の提供が差し控えられるので、利用客に対するサービスをより一層向上できる。
なお、この第3実施形態のエレベータ制御装置3においては、「エレベータ1a、1bが行先階に未到着である」ことの注意を表示器7に表示出力したが、スピーカを用いて音声出力することも可能である。
さらに、この第3実施形態のエレベータ制御装置3においては、各エレベータ1a、1bに荷重計16を取付け、移動検出部17が、荷重の変化から利用客が扉8方向へ移動したことを判定した。しかし、各エレベータ1a、1bに利用客の状態を上方から監視する監視カメラを取付け、移動検出部17で監視カメラの映像を画像処理することによって、利用客が扉8方向へ移動したことを自動的に判定することも可能である。
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図7は本発明の第4実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第4実施形態のエレベータ制御装置3における各エレベータ1a、1b毎に設けられた、例えばコンピュータ等で構成されたエレベータ単体制御部6a、6b内には、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11、登録階判定部12、行先階判定部18、報知部13、追加報知部19、及びエレベータ運行部14が設けられている。
登録階判定部12は、前述した第1実施形態における登録階判定部12と同様に、エレベータ1a、1bが最初の行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に別途登録された乗場呼びの登録階が、エレベータ1a、1bの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定し、判定結果を報知部13へ送信する。
報知部13は、前述した第1実施形態における報知部13と同様に、登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、当該エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、「エレベータ1a、1bが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a、1b内の表示器7に表示して、利用客に注意を喚起する。
行先階判定部18は、エレベータ1a、1bが前述した登録階へ停止した後に最初の行先階呼びで指定された最初の行先階への移動期間中に、前記登録階で乗込んだ新たな利用客にて登録された別の行先階呼びの行先階が、エレベータ1a、1bの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定し、判定結果を追加報知部19へ送信する。
追加報知部19は、この行先階判定部18にて別の行先階呼びの行先階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1a、1bが別の行先階呼びの行先階へ停止する直前に、当該エレベータ1a、1bが別の行先階へ停止する直前に、「エレベータ1a、1bが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a、1b内の表示器7に表示して、利用客に注意を喚起する。
そして、各エレベータ単体制御部6a、6bは、図8の流れ図に従って、自己のエレベータ1a、1bを移動制御する。説明を簡単にするために、一方のエレベータ単体制御部6aの動作のみを説明する。
先ず、自己の未応答乗場呼びメモリ10を調べて、自己エレベータ1aに乗場呼びが割当られていた場合には(Q1)、エレベータ1aを、乗場呼びの登録階へ運転(移動)する(Q2)。該当登録階にてこのエレベータ1aに乗込んできた利用客の行先階釦5の操作にて、最初の行先階呼びが登録されたことを、未応答行先階呼びメモリ11で確認する(Q3)。そして、この最初に登録された行先階呼びの行先階へエレベータ1aを運転(移動)開始する(Q4)。
未応答乗場呼びメモリ10を調べて、最初の行先階への移動期間中に新たな自己に割当られた他の乗場呼びがあった場合(Q5)、登録階判定部12が起動して、未応答乗場呼びメモリ10に登録された他の乗場呼びの登録階が、エレベータ1aの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する(Q6)。登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1aを今回、登録階へ応答(停止)させる(Q7)。移動期間中に登録された他の乗場呼びの登録階に対するエレベータ停止準備に入ったとき(Q8)、報知部13が起動して、「このエレベータが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内の表示器7に表示して、利用客に誤って降りないように注意を喚起する(Q9)。その後、エレベータ1aを乗場呼びの登録階へ停止させる(Q10)。
次に、未応答行先階呼びメモリ11を調べて、新たな別の行先階呼びが登録された場合(Q11)、行先階判定部18が起動して、未応答行先階呼びメモリ11に登録された他の行先階呼びの行先階が、エレベータ1aの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する(Q12)。他の行先階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1aを今回、他の行先階へ応答(停止)させる(Q13)。移動期間中に登録された他の行先階呼びの行先階に対するエレベータ停止準備に入ったとき(Q14)、追加報知部19が起動して、「このエレベータが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内の表示器7に表示して、利用客に誤って降りないように注意を喚起する(Q15)。その後、エレベータ1aを他の行先階呼びの行先階へ停止させる(Q16)。
次に、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11を調べて、最初に登録された行先階呼び以外に登録されている未応答の乗場呼び又は未応答の行先階呼びの有無を判断して(Q17)、最初に登録された行先階呼び以外に登録されている呼びがなければ、最初に登録された行先階呼びの行先階へエレベータ1aを移動して停止させる(Q18)。
その後、Q1へ戻り、乗場呼びの登録待ち、又はQ3にて行先階呼びの登録待ちとなる。
なお、Q17にて、最初に登録された行先階呼び以外に登録されている呼びが存在した場合には、Q6へ戻り、登録されている呼びの登録階又は行先階が、エレベータ1aの最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する。
なお、他方のエレベータ1bのエレベータ単体制御部6bも、先に説明したエレベータ1aのエレベータ単体制御部6aとほぼ同様の動作を実施する。
このように構成された第4実施形態のエレベータ制御装置3においては、図1、図2の第1実施形態のエレベータ制御装置3と同様に、エレベータ1a、1bが最初の行先階への移動途中に別の階で発生した乗場呼びの登録階が移動途中の階に含まれると、エレベータ1a、1bはこの乗場呼びの登録階に途中停止した後、最初に登録された行先階へ移動する。この場合、エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、「エレベータ1a、1bが行先階に未到着である」ことがエレベータ1a、1b内の利用客に表示器7で報知される。
さらに、この第4実施形態のエレベータ制御装置3においては、エレベータ1a、1bの最初の行先階への移動の途中階でエレベータ内に乗込んできた利用客にて登録された行先階呼びの行先階が、最初の行先階の手前の途中階である場合にも、この追加の行先階呼びの行先階にエレベータ1a、1bを途中停止させた後、最初に登録された行先階へ移動させる。この場合、エレベータ1a、1bは、最初の行先階へ到着するまでに、複数回、途中停止するが、途中停止する毎に、「エレベータ1a、1bが最初の行先階に未到着である」ことが表示器7に表示出力される。したがって、利用客に対するサービスをより一層向上できる。
(第5実施形態)
図9は本発明の第5実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図7に示す第4実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
図9は本発明の第5実施形態に係わるエレベータ制御装置が組込まれたエレベータシステムの概略構成を示す図である。図7に示す第4実施形態に係わるエレベータ制御装置3が組込まれたエレベータシステムと同一部分には同一符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
この第5実施形態のエレベータ制御装置3において、各エレベータ1a、1b内には、図7に示す第4実施形態における表示器7の代わりに、スピーカ15が設けられている。このスピーカ15は、このエレベータ1a、1b内の利用客に対して、各種の注意事項を音声で報知する。したがって、このエレベータ1a、1b内には、利用客が自己の行先階を指定する例えば8個の行先階釦5、スピーカ15、扉8、現在位置表示灯9が設けられている。
さらに、この第5実施形態のエレベータ制御装置3における各エレベータ1a、1b毎に設けられた、例えばコンピュータ等で構成されたエレベータ単体制御部6a、6b内には、未応答乗場呼びメモリ10、未応答行先階呼びメモリ11、登録階判定部12、行先階判定部18、報知部13a、追加報知部19a、及びエレベータ運行部14が設けられている。
報知部13aは、前述した第2実施形態における報知部13aと同様に、登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、当該エレベータ1a、1bが登録階へ停止する直前に、「エレベータ1a、1bが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a、1b内のスピーカ15で音声出力して、利用客に注意を喚起する。
追加報知部19aは、行先階判定部18にて別の行先階呼びの行先階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1a、1bが別の行先階呼びの行先階へ停止する直前に、当該エレベータ1a、1bが別の行先階へ停止する直前に、「エレベータ1a、1bが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a、1b内のスピーカ15で音声出力して、利用客に注意を喚起する。
その他の構成は、図7に示す第4実施形態のエレベータ制御装置3とほぼ同じである。
そして、各エレベータ単体制御部6a、6bは、図10の流れ図に従って、自己のエレベータ1a、1bを移動制御する。説明を簡単にするために、一方のエレベータ単体制御部6aの動作のみを説明する。なお、図8に示す第4実施形態のエレベータ制御装置3の各エレベータ単体制御部6a、6bの動作を示す流れ図と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明は省略する。具体的には、図8の流れ図におけるステップQ9をステップQ9aに変更し、ステップQ15をステップQ15aに変更したのみである。
すなわち、図10の流れ図のQ6において、登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、エレベータ1aを今回、登録階へ応答(停止)させる(Q7)。移動期間中に登録された他の乗場呼びの登録階に対するエレベータ停止準備に入ったとき(Q8)、報知部13aが起動して、「このエレベータが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内のスピーカ15にて音声出力して、利用客に誤って降りないように注意を喚起する(Q9a)。その後、エレベータ1aを乗場呼びの登録階へ停止させる(Q10)。
また、図10の流れ図のQ12において、他の行先階呼びの行先階が、エレベータ1aの最初の行先階への移動途中の階に含まれる場合、エレベータ1aを今回、他の行先階へ応答(停止)させる(Q13)。移動期間中に登録された他の行先階呼びの行先階に対するエレベータ停止準備に入ったとき(Q14)、追加報知部19aが起動して、「このエレベータが最初の行先階に未到着である」ことをエレベータ1a内のスピーカ15で音声出力して、利用客に誤って降りないように注意を喚起する(Q15a)。その後、エレベータ1aを他の行先階呼びの行先階へ停止させる(Q16)。
このように構成された第5実施形態のエレベータ制御装置3においては、エレベータ1a、1bは、最初の行先階へ到着するまでに、複数回、途中停止するが、途中停止する毎に、「エレベータ1a、1bが最初の行先階に未到着である」ことがスピーカ15で音声出力される。したがって、第4実施形態のエレベータ制御装置3と同様に、利用客に対するサービスをより一層向上できる。
1a,1b…エレベータ、2…乗場呼び釦、3…エレベータ制御装置、4…乗場呼び割当部、5…行先階釦、6a,6b…エレベータ単体制御部、7…表示器、8…扉、9…現在位置表示灯、10…未応答乗場呼びメモリ、11…未応答行先階呼びメモリ、12…登録階判定部、13,13a…報知部、14…エレベータ運行部、15…スピーカ、16…荷重計、17…移動検出部、18…行先階判定部、19,19a…追加報知部
Claims (7)
- 各階の乗場呼び釦にて登録された乗場呼びの登録階へエレベータを移動させるとともに、エレベータ内に設けられた行先階釦にて登録された行先階呼びで指定された行先階へ該当エレベータを移動させるエレベータ制御装置において、
前記エレベータが行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、前記エレベータの前記行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定手段と、
この登録階判定手段にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、前記エレベータが前記登録階へ停止する直前に、前記エレベータが前記行先階に未到着であることを前記エレベータ内の利用客に報知する報知手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。 - 各階の乗場呼び釦にて登録された乗場呼びの登録階へエレベータを移動させるとともに、エレベータ内に設けられた行先階釦にて登録された行先階呼びで指定された行先階へ該当エレベータを移動させるエレベータ制御装置において、
前記エレベータが行先階呼びで指定された行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、前記エレベータの前記行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定手段と、
この登録階判定手段にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、前記エレベータが前記登録階へ停止する直前に、前記エレベータ内の利用客がエレベータの扉方向に移動したか否かを検出する移動検出手段と、
この移動検出手段が利用客の移動を検出したとき、前記エレベータが前記行先階に未到着であることを前記エレベータ内の利用客に報知する報知手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。 - 各階の乗場呼び釦にて登録された乗場呼びの登録階へエレベータを移動させるとともに、エレベータ内に設けられた行先階釦にて登録された行先階呼びで指定された行先階へ該当エレベータを移動させるエレベータ制御装置において、
前記エレベータが最初の行先階呼びで指定された最初の行先階への移動期間中に登録された乗場呼びの登録階が、前記エレベータの前記最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する登録階判定手段と、
この登録階判定手段にて登録階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、前記エレベータが前記登録階へ停止する直前に、前記エレベータが前記最初の行先階に未到着であることを前記エレベータ内の利用客に報知する報知手段と、
前記エレベータが前記登録階へ停止した後に前記最初の行先階呼びで指定された最初の行先階への移動期間中に登録された別の行先階呼びの行先階が、前記エレベータの前記最初の行先階への移動途中の階に含まれるか否かを判定する行先階判定手段と、
この行先階判定手段にて別の行先階呼びの行先階が移動途中の階に含まれると判定されたとき、前記エレベータが前記別の行先階呼びの行先階へ停止する直前に、前記エレベータが前記最初の行先階に未到着であることを前記エレベータ内の利用客に報知する追加報知手段と
を備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。 - 前記報知手段はエレベータ内に設けられた表示器で報知することを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータ制御装置。
- 前記報知手段はエレベータ内に設けられたスピーカで報知することを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータ制御装置。
- 前記報知手段及び前記追加報知手段は、エレベータ内に設けられた表示器で報知することを特徴とする請求項3記載のエレベータ制御装置。
- 前記報知手段及び前記追加報知手段は、エレベータ内に設けられたスピーカで報知することを特徴とする請求項3記載のエレベータ制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013209194A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法 |
KR101335225B1 (ko) * | 2010-03-18 | 2013-11-29 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 안내 장치 |
JP2018039607A (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 株式会社日立ビルシステム | エレベーター装置 |
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2005
- 2005-03-18 JP JP2005079491A patent/JP2006256835A/ja active Pending
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