JP2006256113A - 捕捉部材支持プレート、及びインクジェットプリンタ - Google Patents

捕捉部材支持プレート、及びインクジェットプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】捕捉部材の長期使用が可能になる捕捉部材支持プレートを提供する。
【解決手段】支持プレートは、インクジェット用プリンタヘッドから吐出され、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴の捕捉部材を上面側に載置し、廃インクタンクへ案内する貫通開口部を有し、その貫通開口部が、多角形型部、曲線図形型又は複合型貫通開口部であり、貫通開口部の内側壁面83Aから、貫通開口部の空隙の方向に突出する突出小片41を有し、突出小片の上面部41Aが貫通開口部上面81Aと同一平面上にあって、捕捉部材支持プレートの上面に載置される捕捉部材の裏面と接触することが可能であるか、あるいは貫通開口部の内側壁面から陥没する陥没小溝を有し、陥没小溝の上面溝部端縁が貫通開口部上面と同一平面上にあって、捕捉部材支持プレートの上面に載置される捕捉部材の裏面と接触することが可能である。
【選択図】図12

Description

本発明は、捕捉部材支持プレート、及びインクジェットプリンタに関する。
インクジェット記録方式においても、銀塩写真と同様の縁無印刷が行われている。縁無印刷では、記録媒体の縁端部に非画像領域(余白)を全く残さずに、全表面を画像領域とする必要がある。そこで、記録媒体の表面から縁端部の外側にまで、プリンタヘッドからインク滴を連続的に吐出させることにより、記録媒体の縁端部にまで適正な画像を形成させることができる。このように、従来から行われている縁無印刷の原理を、以下、添付図面に沿って説明する。なお、本明細書において、プリンタに関して「下方」又は「上方」は、プリンタによって印刷が行われている状態での重力方向に関する下方又は上方を意味する。
最初に、縁無印刷の原理を模式的に図1及び図2に示す。図1は、インクジェット記録方式による縁無印刷の工程を模式的に示す要部拡大斜視図であり、図1(A)は、記録媒体前縁部を印刷している状態を示し、図1(B)は記録媒体側縁部を印刷している状態を示し、図1(C)は記録媒体後縁部を印刷している状態を示す。図2は、図1(A)の状態の模式的要部側面図である。
図1及び図2に示すように、インクジェット記録装置10は、主走査方向(すなわち、記録用紙11の幅方向;図1の矢印Bの方向)に延びるガイド軸12に沿って往復移動するキャリッジ14に搭載された記録ヘッド13と、この記録ヘッド13の下方に対向して配置されたプラテン(図示せず)を有しており、記録用紙11は、前記記録ヘッド13と前記プラテンとの間を、紙送り手段(図示せず)によって副走査方向(図1及び図2の矢印Aの方向)に搬送される。
記録用紙11の前縁部11aが記録ヘッド13の下方まで搬送されると、図1(A)及び図2に示すように、前縁部11aの印字が開始される。すなわち、記録ヘッド13は、ガイド軸12に沿って主走査方向(矢印B方向)に往復移動しながら、記録用紙11の方向に向けてインク滴19を吐出させることにより印刷が開始される。このとき、記録用紙11の前縁部11aに余白を残さずに印刷を実行するために、記録用紙11の前縁部11aの外側にもインク滴19を吐出させる。記録用紙11の外側に吐出されたインク滴19は、プラテンに設けた捕捉部材30に直接に付着し、更に捕捉部材30の内部に浸透して、インク液捕捉領域31を形成する。
記録用紙11の前縁部11aの印刷が終了すると、記録用紙11が副走査方向(矢印A方向)に搬送され、記録用紙11の中央部の印刷が行われる。中央部の印刷においては、記録用紙11の両側の側縁部11bに余白を残さずに印刷を実行するために、図1(B)に示すように、記録用紙11の側縁部11bの外側にもインク滴19を吐出させ、このように外側に吐出されたインク滴19は、プラテンに設けた捕捉部材30に直接に付着して捕捉される。更に、記録用紙11の中央部の印刷が終了すると、記録用紙11が副走査方向(矢印A方向)に搬送され、記録用紙11の後縁部1cの印刷が行われる。後縁部1cの印刷においても、記録用紙11の後縁部1cに余白を残さずに印刷を実行するために、図1(C)に示すように、記録用紙11の後縁部1cの外側にもインク滴19を吐出させ、そのインク滴19は、プラテンに設けた捕捉部材30に直接に付着して捕捉される。
図1及び図2に示すように、縁無印刷を実施するには、記録用紙11の外側にもインク滴19を吐出させる。従って、記録用紙11の外側に吐出されたインク滴19が記録用紙11の裏面などを汚すことを防止する目的で、プラテンに捕捉部材を設ける必要がある。このような捕捉部材をプラテンに設けた代表的なインクジェット記録装置を図3〜図5に示す。
図3は、代表的なインクジェット記録装置10Aの斜視図であり、そのケースカバー1を開放して、特に印刷機構部を示す。印刷機構部には、インクカートリッジ2,3や記録ヘッド4Aを搭載したキャリッジ4と、その移動経路に対向する位置にプラテン5が配置されており、更にそのプラテン5を挟む位置に、記録用紙の排出方向の上流側に第1の紙押えローラ6が配置され、下流側に第2の紙押えローラ7が配置されている。図4は、図3に示すインクジェット記録装置10の印刷機構部の部分平面図であり、図5は、図3に示すインクジェット記録装置10の印刷機構部の部分断面図である。
特に、図4及び図5に示すように、プラテン5の一部に、プラテン開口部5a,5b,5cを設け、プラテン5の下方部には捕捉部材20を配置する。プラテン開口部5aは、記録用紙Pの前縁部印刷の際に、プラテン5の表面にインク滴を付着させたり、インクミストを発生させたりせずに、捕捉部材20に直接捕捉させるための窓であり、プラテン開口部5b及びプラテン開口部5cは、それぞれ、記録用紙Pの側縁部印刷及び後縁部印刷の際に用いる窓である。すなわち、記録ヘッド4Aから吐出されたインク滴の内、記録用紙Pの外側に吐出されたインク滴の全ては、プラテン開口部5a,5b,5cを通過して、捕捉部材20に直接捕捉される。なお、記録用紙Pの裏面は、プラテン5の表面と接触しながら搬送され、その際に記録用紙Pの裏面が、捕捉部材20の上面と接触することのない高さに捕捉部材20を配置する必要がある。
捕捉部材20は、図5に示すように、支持部材8に担持されており、更に、その支持部材8には支持部材開口部8aが設けられており、この支持部材の下方には廃インクタンク9が設けられているので、捕捉部材20に一時的に捕捉されたインク液は、支持部材開口部8aから徐々に、廃インクタンク9に導かれ、廃インクタンク9に通常設けられている吸収保持材に吸収されて保持される。
前記プラテン及び捕捉部材の支持部材は、一般的に、合成樹脂から一体的に成形されており、記録用紙の搬送機能と捕捉部材の支持機能とを同時に有する捕捉部材支持プレートの形態で利用されている。こうした捕捉部材支持プレートの代表的態様を図6〜図8に示す。図6は、捕捉部材支持プレート51の平面図であり、図7は、図6の捕捉部材支持プレート51と、その捕捉部材支持プレート51に収納可能な捕捉部材20とを分離して示す分解斜視図であり、図8は、図7の捕捉部材支持プレート51に捕捉部材20を収納し、更に記録用紙Pを搬送した状態を示すVIII−VIII線断面図である。
図6〜図8に示すとおり、捕捉部材支持プレート51は、外周フレーム52と、中央搬送台部53と、収容底部81とを含み、収容底部81には、貫通開口部82(82a〜82h)が設けられている。外周フレーム52は、捕捉部材支持プレート51の四周の側部壁を形成する。収容底部81は、捕捉部材支持プレート51の底部壁を形成し、その上面81Aが捕捉部材20と接触して、捕捉部材20を収納して支持することができる。
中央搬送台部53は、収容底部81の上面81Aの上に上方に突出して形成され、その上面53Aと、前記外周フレーム52の上面52Aとが記録用紙Pの裏面と接触して、記録用紙Pが搬送される際のプラテンの機能を提供している。従って、中央搬送台部53の上面53Aと、前記外周フレーム52の上面52Aとは、同一平面となるように高さを調整する(図8参照)。
捕捉部材20は、図7に示すように、中央部に中央開口部21を有し、その中央開口部21の大きさは、捕捉部材支持プレート51の中央搬送台部53の外周より大きくしてあるので、捕捉部材支持プレート51に収容させた場合に、図8に示すように、中央搬送台部53が、中央開口部21から上部に突出する。また、図8に示すように、捕捉部材20の厚さよりも、収容底部81の深さの方が大きいので、捕捉部材20は、記録用紙Pの裏面と接触しない。更に、図8に示すように、捕捉部材20は、各々の貫通開口部82(82a〜82h)の全体を完全に覆うように収納される。従って、捕捉部材20に一時的に捕捉されたインク液は、貫通開口部82(82a〜82h)から徐々に、廃インクタンク9(図5参照)に導かれ、廃インクタンク9に通常設けられている吸収保持材に吸収されて保持される。
しかしながら、従来の捕捉部材支持プレートにおいては、捕捉部材に一時的に捕捉されたインク液が、貫通開口部から廃インクタンクに排出されにくいことが分かってきた。また、最近は印刷物の保存性の向上を主な目的として、顔料インクが採用されている。前記のような捕捉部材は、通常、多孔質材料(例えば、ポリウレタンフォーム)から形成されているので、特に顔料インクの場合には、このような多孔質材料内にインクが浸透した場合、溶剤成分のみが速やかに浸透拡散するか又は蒸発するため、顔料等の固形成分が多孔質材料内で濃縮され、インク液の流動性が低下し、捕捉部材から廃インクタンクへの排出が円滑に行われにくくなる。
また、捕捉部材がインク受容層とインク拡散層とを有している場合、インク拡散層にインク受容層よりインク吸収性の高い材料を用いることで、インク受容層からインク拡散層へのインクの移動を速やかにすることができる。一方、このようなインク吸収性の高いインク拡散層は一般にインク保持力も高いため、結果として捕捉部材から廃インクタンクへのインクの排出が行われにくくなるという課題も発生する。
上記のように顔料インクを使用した場合や、捕捉部材中にインク吸収性の高い材料を用いた場合、捕捉部材から廃インクタンクへのインク液の移動が円滑に行われにくくなり、その結果、捕捉部材の保持力の限界までインク液が保持され、インクの受容能が低下することとなる。この状態で更にインクジェットヘッドから捕捉部材にインク液が吐出されると、捕捉部材に受容されることなく、その上面に存在する(溢れる)こととなり、この溢れたインク液により最終的には記録用紙の裏面にインクが付着したり、更に、その記録用紙の裏面からプラテン表面に転写されて、別の記録用紙の裏面まで汚したりすることとなる。こうした現象を防止するには、結果として捕捉部材を頻繁に交換することが必要になるので、捕捉部材の長期使用を可能にする技術が求められていた。
従って、本発明の課題は、捕捉部材から廃インクタンクへの排出を円滑に行わせることのできる捕捉部材支持プレートを提供し、これによって捕捉部材の長期使用を可能にすることにある。
前記の課題は、本発明により、インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に捕捉する捕捉部材を上面側に載置することができる捕捉部材支持プレートであって、
前記捕捉部材が捕捉したインク液を前記捕捉部材支持プレートの下方に配置される廃インクタンクへ案内する貫通開口部を有し、
その貫通開口部が、
(1)前記捕捉部材支持プレートの上面及び下面と平行な方向での断面形状が多角形であり、その多角形の全ての内角が狭角である多角形型貫通開口部、
(2)前記捕捉部材支持プレートの上面及び下面と平行な方向での断面形状が、弧の集合体である曲線図形であり、その曲線図形の全ての接線が外接する曲線図形型貫通開口部、又は
(3)前記捕捉部材支持プレートの上面及び下面と平行な方向での断面形状が前項(1)記載の多角形の一部分及び前項(2)記載の曲線図形の一部分との組合せである、複合型貫通開口部
であり、
前記貫通開口部の内側壁面から、前記貫通開口部の空隙の方向に突出する突出小片を有し、その突出小片の上面部が前記貫通開口部上面と同一平面上にあって、捕捉部材支持プレートの上面に載置される捕捉部材の裏面と接触することが可能であるか、あるいは
前記貫通開口部の内側壁面から陥没する陥没小溝を有し、その陥没小溝の上面溝部端縁が前記貫通開口部上面と同一平面上にあって、捕捉部材支持プレートの上面に載置される捕捉部材の裏面と接触することが可能である
ことを特徴とする、前記の捕捉部材支持プレートによって解決することができる。
本発明による捕捉部材支持プレートの好ましい態様によれば、前記突出小片の上面部又は前記陥没小溝の上面溝部の形状が、三角形、四角形、半円形、又は半楕円形である。
本発明による捕捉部材支持プレートの別の好ましい態様によれば、前記突出小片が、前記貫通開口部上端部側の柱状上部と、前記貫通開口部下端部側の尖鋭先端部とを有する
本発明による捕捉部材支持プレートの更に別の好ましい態様によれば、前記突出小片が錐状体であり、錐状体頂点に相当する尖鋭先端部が下端部側に位置する。
また、本発明による捕捉部材支持プレートの更に別の好ましい態様によれば、前記尖鋭先端部が、前記貫通開口部の下面から廃インクタンクの方向へ露出して突出している。
また、本発明による捕捉部材支持プレートの更に別の好ましい態様によれば、前記陥没小溝が前記貫通開口部の内側壁面の上端部から下端部まで連続して設けられている。
また、本発明による捕捉部材支持プレートの更に別の好ましい態様によれば、前記多角形型貫通開口部の前記断面形状が長方形である。
また、本発明による捕捉部材支持プレートの更に別の好ましい態様によれば、前記曲線図形型貫通開口部の前記断面形状が楕円である。
また、本発明による捕捉部材支持プレートの更に別の好ましい態様によれば、前記複合型貫通開口部の前記断面形状が、長方形1つと、その長方形の短辺に融合した半円2つとの組合せ図形である。
また、本発明による捕捉部材支持プレートの更に別の好ましい態様によれば、前記捕捉部材がインク受容層とインク拡散層とを有する2層以上の多層構造であり、インク受容層とインク拡散層は少なくともその一部を接触させ、インク拡散層にインク受容層よりインク吸収性の高い材料を用いたことを特徴とする。
また、本発明は前記の捕捉部材支持プレートを有することを特徴とする、インクジェットプリンタにも関する。
本発明によるインクジェットプリンタの好ましい態様によれば、使用するインクが顔料インクである。
本明細書において、上下の位置関係(例えば、「上方」、「下方」、「上面」、又は「下面」)は、本発明の捕捉部材支持プレートをプリンタに設置し、そのプリンタによって印刷が行われている状態での上下関係(重力方向)のみを示しており、それ以外の状態(例えば、捕捉部材支持プレート単独での搬送時又は組み立て時の状態)における位置関係を限定するものではない。「裏面」や「底」も、前記の上下関係(重力方向)での「裏面」や「底」のみを意味する。
なお、本明細書において、プリンタに関して「下方」又は「上方」は、プリンタによって印刷が行われている状態での重力方向に関する下方又は上方を意味する。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいては、貫通開口部が突出小片及び/又は陥没小溝を有しているので、多孔質捕捉部材に一時的に捕捉されたインク液が、貫通開口部から廃インクタンクに円滑に排出され、インク液の捕捉部材での滞留が改善される。従って、捕捉部材の表面上で顔料粒子が次第に成長してプラテン開口部の上方に突出する現象を有効に遅延させることができ、捕捉部材の長期使用が可能になる。
本発明の捕捉部材支持プレートは、例えば、図6〜図8に示す態様の構造を有し、その貫通開口部の内側壁面に、突出小片及び/又は陥没小溝を有している。
図6〜図8に示す態様の捕捉部材支持プレート51の収容底部81には、貫通開口部82(82a〜82h)が設けられており、その断面形状(収容底部81の上面及び下面と平行な方向での断面形状)は、それぞれ長方形である。しかしながら、本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、貫通開口部の前記断面形状は、前記の長方形に限定されるものではない。
本明細書において、貫通開口部の断面形状は、特に断らない限り、捕捉部材支持プレートの上面及び下面と平行な方向の断面形状を意味する。本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、貫通開口部の断面形状は、
(1)全ての内角が狭角である多角形〔以下、狭角多角形〕、
(2)全ての接線が外接する弧の集合体である曲線図形〔以下、外接曲線図形〕、又は
(3)前項(1)記載の多角形の一部分及び前項(2)記載の曲線図形の一部分との組合せである複合形〔以下、単に複合形〕
である。
本明細書において「狭角」とは、0°より大で、180°未満の角度を意味する。従って、例えば、図9に示す六角形において、「狭角」である内角とは、角度A1〜A5の内角が相当し、角度A6は180°を超えるので、「狭角」である内角に相当しない。
本発明の捕捉部材支持プレートの多角形型貫通開口部において、前記狭角多角形は、特に限定されるものではないが、好ましくは四角形であり、特に好ましくは長方形又は正方形である。
本明細書において、接線が外接する弧とは、例えば、図10の曲線図形において、接線B1〜B3を有する弧は「接線が外接する弧」に相当し、接線B4及びB5は接線が外接する弧に相当する。従って、本明細書において「全ての接線が外接する弧の集合体」とは、例えば、図10の曲線図形において、接線B1〜B3を有する弧のみから構成され、接線B4及びB5を有する弧Cを含まない円形図形を意味する。
本発明の捕捉部材支持プレートの外接曲線図形型貫通開口部において、前記外接曲線図形は、特に限定されるものではないが、好ましくは楕円形又は真円形である。
本発明の捕捉部材支持プレートの複合形型貫通開口部において、前記複合形は、特に限定されるものではないが、例えば、図11に示すように、1つの長方形Rと、その長方形Rの短辺S1,S2に融合した2つの半円H1,H2との組合せ図形82Sである。
本発明の捕捉部材支持プレートは、前記貫通開口部の内側壁面に、突出小片及び/又は陥没小溝1つ又は複数個を有している。
以下、それら突出小片及び陥没小溝の具体的態様を添付図面に沿って順に説明する。
図12は、長方形型貫通開口部82aの内側壁面83A(図7参照)に設けた四角柱型突出小片41の部分斜視図である。四角柱型突出小片41の上面部41Aは、収容底部81(図7参照)の上面81Aと同一平面上に設けられる。従って、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、四角柱型突出小片41の上面部41Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。四角柱型突出小片41は、上端部側の四角柱状上部41aと下端部側の尖鋭先端部41bとを有する。
図12に示すような四角柱型突出小片41において、尖鋭先端部41bを設ける位置は限定されず、図12に示すように長方形型貫通開口部82aの内側壁面83Aの側に設けることができるだけでなく、例えば、図13に示す四角柱型突出小片42のように、貫通開口部の空隙部側に設けることもできる。図13に示す四角柱型突出小片42も、その上面部42Aは、収容底部81の上面81Aと同一平面上に設けられ、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、上面部42Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。四角柱型突出小片42は、上端部側の四角柱状上部42aと下端部側の尖鋭先端部42bとを有する。
更に、四角柱型突出小片の尖鋭先端部は、四角柱の1つの側面から延びる下方端部に設けるだけでなく、例えば、図14に示す四角柱型突出小片43のように、四角柱底面に三角柱を設けた形状の尖鋭先端部43bを有することもできる。なお、図14の四角柱型突出小片43においては、上端部側の四角柱状上部43aが、上端側から下端側の方向に向かって、対向する一対の側面43B,43Bの間隔が徐々に狭くなる形状を有している。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部は、図15に示すように、半円柱型突出小片44を有することもできる。半円柱型突出小片44の上面部44Aは、収容底部81(図7参照)の上面81Aと同一平面上に設けられる。従って、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、半円柱型突出小片44の上面部44Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。半円柱型突出小片44は、上端部側の半円柱状上部44aと下端部側の尖鋭先端部44bとを有する。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部は、図16に示すように、半円錐型突出小片45を有することもできる。半円錐型突出小片45の上面部45Aは、収容底部81(図7参照)の上面81Aと同一平面上に設けられる。従って、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、半円錐型突出小片45の上面部45Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。半円錐型突出小片45は、下端部側に尖鋭先端部45bを有する。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部は、図17に示すように、三角柱型突出小片46を有することもできる。三角柱型突出小片46の上面部46Aは、収容底部81(図7参照)の上面81Aと同一平面上に設けられる。従って、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、三角柱型突出小片46の上面部46Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。この三角柱型突出小片46は、下端部側に尖鋭先端部を有していない。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部は、図18に示すように、尖鋭先端部47bを備えた三角柱型突出小片47を有することもできる。三角柱型突出小片47の上面部47Aは、収容底部81(図7参照)の上面81Aと同一平面上に設けられる。従って、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、三角柱型突出小片47の上面部47Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。この三角柱型突出小片47は、収容底部81の裏面81Bから下方に突出して設けた尖鋭先端部47bを有しており、その尖鋭先端部47bの側面で、三角柱型突出小片47の上面部47Aから延びる三角柱と一体化している。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部は、図19に示すように、V字形陥没小溝61を含むことができる。このV字形陥没小溝61は、前記貫通開口部の内側壁面83Aの上端部61Aから下端部61Bまで連続して、しかも溝のV字形状を一定に維持したまま設けられている。なお、溝の形状を、上端部61Aから下端部61Bの方向に、徐々に変化させることもできる。V字形陥没小溝61の上端部61Aは、収容底部81(図7参照)の上面81Aと同一平面上に設けられる。従って、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、V字形陥没小溝61の上端部61Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部は、図20に示すように、半円柱形陥没小溝62を含むことができる。この半円柱形陥没小溝62は、前記貫通開口部の内側壁面83Aの上端部62Aから下端部62Bまで連続して、しかも溝の半円形状を一定に維持したまま設けられている。なお、溝の形状を、上端部62Aから下端部62Bの方向に、徐々に変化させることもできる。半円柱形陥没小溝62の上端部62Aは、収容底部81(図7参照)の上面81Aと同一平面上に設けられる。従って、捕捉部材20が捕捉部材支持プレート51に収容された場合には、半円柱形陥没小溝62の上端部62Aが、捕捉部材20の裏面と接触する。
本発明者は、図6〜図8に示す従来の捕捉部材支持プレート51の前記貫通開口部82(82a〜82h)に、図12〜図18に示す各種の突出小片を設けて実験を行ったところ、多孔質捕捉部材に一時的に捕捉されたインク液が、貫通開口部から廃インクタンクに円滑に排出され、インク液の捕捉部材での滞留が回避され、結果として、捕捉部材の長期使用が可能になることを確認した。例えば、ウレタンフォームからなる捕捉部材に、インクジェット記録用水系顔料インクによって印字を行うと、貫通開口部に突出小片を設けていない場合には、捕捉部材を数百ページ程度で交換する必要があるのに対し、貫通開口部に突出小片を設けると、捕捉部材を数千ページ程度まで交換する必要がないことが確認されている。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部に設けることのできる突出小片の上面部の形状又は前記陥没小溝の上面溝部の形状は、三角形、四角形(特には、長方形又は正方形)、又は半円形であることができ、あるいは半楕円形であることもできる。
前記突出小片は、前記貫通開口部上端部側の柱状上部と、前記貫通開口部下端部側の尖鋭先端部とを有する態様であるか、あるいは尖鋭先端部を有していない態様であることができる。また、前記突出小片は、前記貫通開口部の内側壁面において、その上端部から下端部側まで、あるいはその上端部から下端部側に突出させて設けることができるが、上端部から下端部に達しない途中の壁面まで設けることもできる。
前記突出小片の下端部側に設けることのできる尖鋭先端部は、図12〜図15及び図18に示すように、線状であるか、あるいは図16に示すように、錐体の頂点のような点状であることができる。また、前記突出小片の下端部側に設けることのできる尖鋭先端部は、前記貫通開口部の下面から廃インクタンクの方向へ露出して突出していることができる。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、前記貫通開口部に設けることのできる前記陥没小溝は、前記貫通開口部の内側壁面の上端部から下端部まで連続して設けることが好ましい。
本発明の捕捉部材支持プレートにおいて、各々の貫通開口部には、突出小片及び/又は陥没小溝を1つ又は複数個設けることができる。例えば、図6〜図8に示す捕捉部材支持プレートにおいて、1cm〜2cm程度の長方形型貫通開口部82aの1つの側壁83aに、図13に示す四角柱型突出小片(上面部:0.5cm×0.5cm)1つを設けるだけで、充分な効果を得ることができる。
本明細書において「捕捉部材」とは、インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に着弾させて捕捉する部材として使用されるものであり、従来から同様の目的で、インクジェット記録用プリンタにおいて「インク吸収材」などと称されて使用されている。また、「記録媒体以外の領域」とは、記録媒体表面以外にインク滴を吐出する任意の領域であり、代表的には、縁無印刷の際の記録媒体周縁に隣接する外側領域であり、更には、プリンタヘッドのフラッシングの際の吐出領域を含む。前記のフラッシングは、記録媒体が搬送されない所定のフラッシングポジションにおいて、プリンタヘッドからインク組成物を強制的に吐出させてプリンタヘッドの吐出不良を回避する目的で実施する処理である。このフラッシングポジションにも前記の捕捉部材を設けることができる。
本発明で用いる捕捉部材は、従来の同種の捕捉部材と同様に、インクヘッドから吐出されたインク滴を直接に着弾させて受け入れ、完全に捕捉する必要がある。例えば、縁無印刷の際に、記録媒体の外側領域に吐出されるインク滴が完全に捕捉されずに記録媒体の周縁部でミスト化された状態で浮遊すると、記録画像や記録媒体を汚染し、更にはプラテン表面の記録媒体接触面を汚染することがある。また、捕捉部材にインク液が捕捉されている状態で、プリンタ設置場所の変更などの際にプリンタが90°程度回転させられることがあっても、インク液を漏出させない程度の保持能を有することが好ましい。更に、捕捉部材は、捕捉したインク液を、順次、廃インクタンクに移動させ、次のインク滴を捕捉するための受容能を維持する必要がある。
本発明で用いる捕捉部材は、前記の機能を有する任意の材料から調整することができ、従来から、捕捉部材として用いられている多孔質材料からなることが好ましく、特に好ましくは、個々の気孔が連通している連続多孔質材料からなることがより好ましい。
多孔質材料としては、例えば、プラスチック製の発泡体シート又は有孔体シート、あるいは繊維質材料(例えば、ウエブ、網状体、織物、編物、又は不織布)のシートを用いることができる。プラスチック製発泡体としては、例えば、ポリウレタンフォーム、ポリビニルアルコール(PVA)スポンジ、フッ素樹脂多孔質体などを挙げることができる。
本発明で用いる捕捉部材は、単層構造であることも、2層以上の多層構造であることもできる。2層からなる場合は、インク受容層とインク拡散層とからなることが好ましい。前記インク受容層は、プリンタヘッドから吐出されたインク滴を直接に着弾させて、捕捉する層であり、前記インク拡散層は、インク受容層に捕捉されたインク液を保持しつつ、廃インクタンクに移動させる層である。インク受容層とインク拡散層は少なくともその一部を接触させ、インク拡散層にインク受容層よりインク吸収性の高い材料を用いることがより好ましい。また、これらのインク受容層及びインク拡散層が、それぞれ、2層以上の多層構造を有することもできる。
前記インク受容層と前記インク拡散層との組合せとしては、例えば、撥水性を有する高分子化合物製(例えば、フッ素樹脂製)の網状シートと、親水性高分子化合物製の多孔質シートやフェルト材との組合せ、あるいはポリウレタンフォームシートとPVAスポンジシートとの組合せを挙げることができる。
特に、ポリウレタンフォームとポリビニルアルコール(PVA)スポンジシートとの組み合わせが好ましい。ポリウレタンフォームと比較して高密度のPVAスポンジシートを、少なくともインクジェットヘッドの印字領域より大きい範囲に設置することで、ポリウレタンフォームに受容されたインク全てを速やかにインク拡散層のPVAスポンジシートに移動させることができる。すなわち、ポリウレタンフォームは重力方向にインク液を移動させるため、移動領域より大きい範囲にPVAスポンジシートを設置することで、ウレタンフォームに受容されたインクが効率的にその下方に設置されたPVAスポンジに移動されることとなる。更に、PVAスポンジシートの保持能によりプリンタを傾けた場合のインクの漏出についても防止しやすくなる。
上記のようなインク捕捉部材に受容されたインク液は、拡散層のPVAスポンジシートに移動より、本発明の捕捉部材支持プレートの開口部に設けられた突出小片又は陥没小溝を経由して速やかに最下面の廃インクタンクへと排出される。
本発明で用いるインクジェットプリンタは、前記の捕捉部材を配置可能である限り特に限定されず、通常のプリンタをそのまま利用することができる。インクジェット記録方式の種類も限定されず、記録信号によってピエゾ振動子を振動させることによって液滴を噴射させる装置、あるいは、記録ヘッド室内の記録液に記録信号に対応した熱エネルギーを与え、そのエネルギーにより液滴を発生させる装置などに利用することができる。
本発明の捕捉部材支持プレートは、例えば、インクジェット記録方式による縁無印刷において、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に着弾させて捕捉する捕捉部材を収容して支持するプレートとして利用することができ、その捕捉部材に捕捉されたインク液を捕捉部材から廃インクタンクに円滑に排出させることができるので、捕捉部材の長期使用が可能になる。
インクジェット記録方式による縁無印刷の工程を模式的に示す要部拡大斜視図である。 図1(A)の状態の模式的要部側面図である。 代表的なインクジェット記録装置の斜視図である。 図3に示すインクジェット記録装置の印刷機構部の部分平面図である。 図3に示すインクジェット記録装置の印刷機構部の部分断面図である。 従来の捕捉部材支持プレートの模式的平面図である。 図6の捕捉部材支持プレートと、その捕捉部材支持プレートに収納可能な捕捉部材とを分離して示す模式的分解斜視図である。 図7の捕捉部材支持プレートに捕捉部材を収納し、更に記録用紙を搬送した状態を示すVIII−VIII線断面図である。 狭角を示す説明図である。 接線が外接する弧を示す説明図である。 複合形の一態様を示す説明図である。 四角柱型突出小片の部分斜視図である。 別の態様の四角柱型突出小片の部分斜視図である。 更に別の態様の四角柱型突出小片の部分斜視図である。 半円柱型突出小片の部分斜視図である。 半円錐型突出小片の部分斜視図である。 三角柱型突出小片の部分斜視図である。 尖鋭先端部を備えた三角柱型突出小片の部分斜視図である。 V字形陥没小溝の部分斜視図である。 半円柱形陥没小溝の部分斜視図である。
符号の説明
1・・・ケースカバー;2,3・・・インクカートリッジ;4・・・キャリッジ;
4A・・・記録ヘッド;5・・・プラテン;5a,5b,5c・・・プラテン開口部; 6・・・第1の紙押えローラ;7・・・第2の紙押えローラ;
8・・・支持部材;8a・・・支持部材開口部
9・・・廃インクタンク;10,10A・・・インクジェット記録装置;
11・・・記録用紙;11a・・・記録用紙の前縁部;11b・・・記録用紙の側縁部;11c・・・記録用紙の後縁部;12・・・ガイド軸;13・・・記録ヘッド;
14・・・キャリッジ;19・・・インク滴;20・・・捕捉部材;
21・・・捕捉部材の中央開口部;
30・・・捕捉部材;31・・・インク液捕捉領域
41,42,43・・・四角柱型突出小片;
41A,42A,43A・・・四角柱型突出小片の上面部;
41a,42a,43a・・・四角柱型突出小片上端部側の四角柱状上部;
41b,42b,43b・・・四角柱型突出小片下端部側の尖鋭先端部;
44・・・半円柱型突出小片;
44A・・・半円柱型突出小片の上面部;
44a・・・半円柱型突出小片上端部側の半円柱状上部;
44b・・・半円柱型突出小片下端部側の尖鋭先端部;
45・・・半円錐型突出小片;
45A・・・半円錐型突出小片の上面部;
45b・・・半円錐型突出小片下端部側の尖鋭先端部;
46・・・三角柱型突出小片;
46A・・・三角柱型突出小片の上面部;
47・・・三角柱型突出小片;
47A・・・三角柱型突出小片の上面部;
47b・・・尖鋭先端部を備えた三角柱型突出小片;
51・・・捕捉部材支持プレート;
52・・・外周フレーム;
52A・・・外周フレームの上面;
53・・・中央搬送台部;
53A・・・中央搬送台部上面;
61・・・V字形陥没小溝;
61A・・・貫通開口部の内側壁面の上端部;
61B・・・貫通開口部の内側壁面の上端部から下端部;
62・・・半円柱形陥没小溝;
62A・・・貫通開口部の内側壁面上端部;
62B・・・貫通開口部の内側壁面下端部62B;
81・・・収容底部;
81A・・・収容底部の上面;
82,82a〜82h・・・貫通開口部;
83A・・・貫通開口部の内側壁面。

Claims (12)

  1. インクジェット記録用プリンタヘッドから吐出されるインク滴のうち、記録媒体以外の領域に吐出されるインク滴を直接に捕捉する捕捉部材を上面側に載置することができる捕捉部材支持プレートであって、
    前記捕捉部材が捕捉したインク液を前記捕捉部材支持プレートの下方に配置される廃インクタンクへ案内する貫通開口部を有し、
    その貫通開口部が、
    (1)前記捕捉部材支持プレートの上面及び下面と平行な方向での断面形状が多角形であり、その多角形の全ての内角が狭角である多角形型貫通開口部、
    (2)前記捕捉部材支持プレートの上面及び下面と平行な方向での断面形状が、弧の集合体である曲線図形であり、その曲線図形の全ての接線が外接する曲線図形型貫通開口部、又は
    (3)前記捕捉部材支持プレートの上面及び下面と平行な方向での断面形状が前項(1)記載の多角形の一部分及び前項(2)記載の曲線図形の一部分との組合せである、複合型貫通開口部
    であり、
    前記貫通開口部の内側壁面から、前記貫通開口部の空隙の方向に突出する突出小片を有し、その突出小片の上面部が前記貫通開口部上面と同一平面上にあって、捕捉部材支持プレートの上面に載置される捕捉部材の裏面と接触することが可能であるか、あるいは
    前記貫通開口部の内側壁面から陥没する陥没小溝を有し、その陥没小溝の上面溝部端縁が前記貫通開口部上面と同一平面上にあって、捕捉部材支持プレートの上面に載置される捕捉部材の裏面と接触することが可能である
    ことを特徴とする、前記の捕捉部材支持プレート。
  2. 前記突出小片の上面部又は前記陥没小溝の上面溝部の形状が、三角形、四角形、半円形、又は半楕円形である、請求項1に記載の捕捉部材支持プレート。
  3. 前記突出小片が、前記貫通開口部上端部側の柱状上部と、前記貫通開口部下端部側の尖鋭先端部とを有する、請求項1又は2に記載の捕捉部材支持プレート。
  4. 前記突出小片が錐状体であり、錐状体頂点に相当する尖鋭先端部が下端部側に位置する、請求項1又は2に記載の捕捉部材支持プレート。
  5. 前記尖鋭先端部が、前記貫通開口部の下面から廃インクタンクの方向へ露出して突出している、請求項3又は4に記載の捕捉部材支持プレート。
  6. 前記陥没小溝が前記貫通開口部の内側壁面の上端部から下端部まで連続して設けられている、請求項1又は2に記載の捕捉部材支持プレート。
  7. 前記多角形型貫通開口部の前記断面形状が長方形である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の捕捉部材支持プレート。
  8. 前記曲線図形型貫通開口部の前記断面形状が楕円である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の捕捉部材支持プレート。
  9. 前記複合型貫通開口部の前記断面形状が、長方形1つと、その長方形の短辺に融合した半円2つとの組合せ図形である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の捕捉部材支持プレート。
  10. 前記捕捉部材がインク受容層とインク拡散層とを有する2層以上の多層構造であり、インク受容層とインク拡散層は少なくともその一部を接触させ、インク拡散層にインク受容層よりインク吸収性の高い材料を用いたことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の捕捉部材支持プレート。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の捕捉部材支持プレートを有することを特徴とする、インクジェットプリンタ。
  12. 使用するインクが顔料インクである、請求項11に記載のインクジェットプリンタ。
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