JP2006256024A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密閉、循環系インク供給方式において、流路の空気を排出し、ヘッドの清掃、回復動作を短時間で行うことができ、しかも構造が簡単で、コストの安いインク供給方式のインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 インク流路にインクタンク、ポンプ、サブタンク及びバルブを設け、サブタンクの可撓性袋の膨らみを3段階に制御しながらインクタンクのインクをポンプで圧送し、記録ヘッドへ供給する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
近年、インクジェット記録方式は簡便・安価に画像を作成できるため、写真、各種印刷、マーキング、カラーフィルター等の特殊印刷など、様々な印刷分野に応用されてきている。
そして、インクジェットプリンタには、ヘッドを用紙幅方向に往復移動させ間欠的に用紙を搬送しながら印字を行うシリアル印字方式と、用紙幅方向全域に亘りノズルを配列しヘッドを固定して印字を行うラインヘッド方式がある。記録ヘッドには、インクタンクから直接にまたはインクチューブを通じてインクが供給される。インクタンクから記録ヘッドまでの間にサブタンクを設け、サブタンクは剛体に入った可撓性袋を用い、ヘッドの清掃、回復時にインクタンクよりインクを圧送して可撓性袋がサブタンクの筐体で規制されるまで加圧して記録ヘッドのノズルのゴミや気泡等の異物をノズルからインクと共に噴出させ、印字への移行時にはインクタンクからのインクの圧送を止め、負圧付勢力発現部材で可撓性袋を拡大しようとする力で記録ヘッドを負圧にする方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−162834号公報
しかしながら、以上の従来技術では、可撓性袋に残留する空気を抜く手段に及んでいないため可撓性袋の空気の残量によって記録ヘッドの負圧の大きさが変わったりすることがあった。
しかも、記録ヘッドの加圧状態から負圧状態への移行では、可撓性袋へのインクの圧送停止後、インクが記録ヘッドのノズルからかなりの量が吐出されるまで負圧状態にならなかった。そのため、インクの無駄な消費と負圧状態への移行時間が長く、全体としての印字能力を劣化させ、問題となっていた。
そこで本発明は、密閉、循環系インク供給方式において、流路の空気を排出し、ヘッドの清掃、回復動作を短時間で行うことができ、しかも構造が簡単で、コストの安いインク供給方式のインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明の目的は、下記構成により達成することができる。
請求項1に係る発明は、
インク滴を吐出するための複数のノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドにインクを供給するインク供給手段と、
前記記録ヘッドに供給されたインクを排出するインク排出手段とを有し、
前記インク排出手段によって排出されたインクの少なくとも一部を前記インク供給手段に循環させるインクジェット記録装置において、
前記インク供給手段は、インクを貯留するインクタンクと、
インクタンクに貯留されたインクを前記記録ヘッドに圧送するポンプと、
前記ポンプと前記記録ヘッドの間に設けられて前記ポンプで圧送されたインクを貯留する可撓性袋を有するサブタンクとを有し、
前記インク排出手段は、排出されたインクを前記インクタンクへ流入させる流路にあってインクの流入を制御するバルブを有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
請求項2に係る発明は、
前記サブタンクは、インクの初期導入や加圧/循環するときに前記可撓性袋の膨らみを第1の規制量とし、印字を行うときに前記可撓性袋の膨らみを第2の規制量とする規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置である。
請求項3に係る発明は、
前記サブタンクは、インクを初期導入するときに前記可撓性袋の膨らみを第3の規制量とし、インクを加圧/循環するときに前記可撓性袋の膨らみを第4の規制量とし、前記第3の規制量は前記第4の規制量より膨らみが小さい規制手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置である。
請求項1に記載の発明によれば、前記インク供給手段は、インクを貯留するインクタンクと、
インクタンクに貯留されたインクを前記記録ヘッドに圧送するポンプと、
前記ポンプと前記記録ヘッドの間に設けられて前記ポンプで圧送されたインクを貯留する可撓性袋を有するサブタンクとを有し、
前記インク排出手段は、排出されたインクを前記インクタンクへ流入させる流路にあってインクの流入を制御するバルブを有することにより、
密閉系の循環方式のインク供給系を構成するのにバイパスを設ける必要がなく、流路が簡単でジョイント数が減り、インク漏れや空気混入発生の確率が減る。チューブ配管が簡素化しスペースが少なくて済む。さらにポンプやバルブが少なくても済むのでコストが下がる。
請求項2に記載の発明によれば、前記サブタンクは、インクの初期導入や加圧/循環するときに前記可撓性袋の膨らみを第1の規制量とし、印字を行うときに前記可撓性袋の膨らみを第2の規制量とする規制手段を有することにより、インクの初期導入、加圧/循環及び印字準備における流路へのインク供給制御が簡単になり、安価な装置で実現できる。さらに、印字準備においては、前記可撓性袋へのインクの戻りが早く、短時間で記録ヘッドの負圧形成ができるので、加圧/循環動作開始から印字準備完了までの時間が短縮できる。
請求項3に記載の発明によれば、前記サブタンクは、インクを初期導入するときに前記可撓性袋の膨らみを第3の規制量とし、インクを加圧/循環するときに前記可撓性袋の膨らみを第4の規制量とし、前記第3の規制量は前記第4の規制量より膨らみが小さい規制手段を有することにより、インクの初期導入においては、流路に滞留する空気を排出することができ、インクを加圧/循環においては、流路中の気泡を排出することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係るインクジェット記録装置の主要部を示す斜視図である図1及びインクジェット記録装置にて使用される記録ヘッドの斜視図である図2を用いて説明する。
インクジェット記録装置100において、1はキャリッジであり、タイミングベルト2の一部に結合されており、キャリッジモータ3の正逆回転により駆動され、ガイド部材4に案内されて、図の矢印Xで示すように、プラテン部5に沿って平行に往復移動できるように構成されている。
7K、7C、7M、7Yは、それぞれ、ブラックインク、及び、シアン、マゼンタ、イエローのカラーインクを吐出する記録ヘッドで、記録媒体6の搬送方向と直角方向に形成されたインク吐出用の多数のノズル13を有し、キャリッジ1と一体的に構成されている。
インクが吐出される多数のノズル13はプラテン部5に対向して配設され、プラテン部5上の記録媒体6に対して印字を行う。記録ヘッド7K、7C、7M、7Yに各種インクは第1のインク連結口9より供給され、記録ヘッド内共通インク室8からインクは、第2のインク供給口10を通り、各種インクに対応したインクタンク20(図4参照)に還流される。
記録媒体6は、図示しない搬送ローラ等の回転により、図の矢印Yで示す方向に搬送される。
11は搬送モータで、前記搬送ローラに所定の回転を与える。
14は、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yのノズル面17を被覆するキャッピング手段であり、記録媒体6が搬送される領域よりも外側に設けられている。また、キャッピング手段14は、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yから吐出されたインクをキャップ16で受け、回収するインク回収手段としての機能を有する。
15はクリーニング手段であり、キャリッジ1が往復移動する際に、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yのノズル面17に当接し、清掃をする。また、クリーニング手段15は、キャッピング手段14と同様に記録媒体6が搬送される領域よりも外側に設けられており、かつ、キャッピング手段14よりも記録媒体6の搬送される領域に近い側に配設されている。
18は、CPU(中央処理装置)、ワークメモリ等からなる制御手段で、インクジェット記録装置100の一連の動作、例えば、搬送ローラの回転、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yの移動並びにインク滴の吐出、キャッピング手段14によるキャッピング動作等を制御する。更に、制御手段18は、本発明に係わるインク初期導入、長期休止インク循環モード等の制御をも含んだ構成となっている。
19はケーブルで、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yのコネクタ12と制御手段18との電気的結合を達成している。
21は、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yから予備吐出されキャッピング手段14で回収されたインクを貯溜するための廃インクタンクである。
22は、光電センサ等からなるホームポジションセンサで、キャリッジ1の側面を感知し、キャリッジ1の待機位置、即ち、キャッピング手段14により記録ヘッド7K、7C、7M、7Yのノズル面17が被覆される位置を検出する。
装置が印字開始されると、制御手段18からの印字開始を示す制御信号に基づいて、キャッピング位置にある記録ヘッド7K、7C、7M、7Yは、キャリッジモータ3により印字領域のスタート位置に移動し位置を固定する。制御手段18からの画像データに基づく電気信号が記録ヘッド7K、7C、7M、7Yに付与されると、所定の各色のインク滴を適宜ノズルから吐出し、プラテン部5上の記録媒体6に印字する。記録媒体6は、記録ヘッド7K、7C、7M、7Yからのインクの吐出に合わせて矢印Y方向に送り出され、所定の画像データに伴う処理が終了するまで、上記の印字動作がすすめられる。
次に、本発明に係る制御手段について図3のブロック図を用いて説明する。
制御手段18には、CPU(Central Processing Unit)18a、各種プログラムを格納するROM(Read Only Memory)18bと、CPUが取得した情報を展開する作業領域及び記憶領域を有するRAM(Random Access Memory)18cとが備えられている。また、制御手段18には、入力部59、記録ヘッド7K,7C,7M,7Y、キャリッジ駆動源51、記録媒体搬送機構52、メンテナンスユニット53、インク供給/排出手段54が、それぞれインターフェース(図示せず)を介して接続されている。
CPU18aは、取得した情報及びROM18bに格納されたプログラムに従って接続されている各種ユニットの制御を行うようになっている。
例えば、
記録ヘッド7K〜7Yでは、入力部59を介して外部に接続されているPC(パーソナルコンピュータ)等から送られてきた画像データに基づく電気信号によりインク液滴を吐出させ記録媒体上に印字する。
キャリッジ駆動源51では、キャリッジモータ3を駆動してキャリッジ1を往復運動させる。
記録媒体搬送機構52では、搬送モータ11を駆動させて記録媒体を搬送させる。
メンテナンスユニット53では、キャッピング手段14やクリーニング手段15を動作させ記録ヘッドの清掃、回復動作を実行させる。
インク供給/排出手段54では、図6における、規制手段であるカム43や規制板44、流路に接続されているポンプ24やバルブ26等を制御して適切なインクの流通を行わせる。
次に、図4〜9を用いて本発明に係る実施の形態について説明する。図4は本発明に係るインクジェット記録装置に適用されるインク流路を示す概念図である。
なお、インク流路は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー各色インクともに同様であるので、以下、ブラックインクを例にとって説明する。
ブラックインク用のインクタンク20Kから記録ヘッド7Kのインク導入口9までインクを供給するインク供給流路である第1の流路23には、インクを記録ヘッド7Kに圧送する送液手段として機能するポンプ24と、インクを一時貯留して記録ヘッドKへ供給するインクの圧力を調整して記録ヘッド7Kの背圧を負圧に設定するサブタンク30が設けられている。すなわち、インクタンク20K、第1の流路23、ポンプ24及びサブタンク30が協働してインク供給手段として機能するものである。
インク排出口10からインクタンク20Kへインクが還流するインク排出流路である第2の流路25の途中には開閉機能を持つバルブ26があり、インクタンク20Kへの還流を行ったり、止めたりする。すなわち、第2の流路25,バルブ26が協働してインク排出手段として機能するものである。
また、キャップ16は、記録ヘッド7Kから吐出したインクを受ける。
図5と8は、インクジェット記録装置により実行されるインク供給処理のフローチャートである。
インク供給処理は、機能的に1.インクジェット記録装置を設置したときやインクタンクのインクが空になったとき、新しいインクタンクをインク流路に接続してインクを供給する初期導入、2.インク流路内に気泡が発生した場合に気泡を排出する加圧/循環、3.ポンプでインクをインク流路に供給した後、記録ヘッドの背圧を負圧に戻す印字準備の3種類がある。
(実施の形態1)
新しいインクタンクをインク流路に接続したとき、インクの初期導入→印字準備の順にインク供給処理を行い、印字に備える。この一連の処理について図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1では、バルブ26を開の状態にしてインク排出口10とインクタンク20K間を連通状態にする。
ステップS2では、図7(a)に示す状態に可撓性袋40の膨らみを第1の規制量になるように規制板44を強く押さえて規制する。
ここで、サブタンク30について図6、7を用いて説明する。
サブタンク30は、インクを一時貯留する可撓性袋40と、可撓性袋40の膨らみを押さえて規制する規制手段とからなる。可撓性袋40は、規制手段からの規制がかからない状態では記録ヘッドに対して負圧になるように、記録ヘッドより低い位置に設置されている。
図6は、本発明の可撓性袋の膨らみを押さえて規制する規制手段の概略を示す模式図である。
規制手段は、カム43、規制板44及びバネ45、46からなる。
前記ポンプ24に接続されてインクタンクのインクを流入させるインク流入口41からインクが流入され、可撓性袋40にインクが一時貯留される。貯留されたインクは、インク流入口42を介して記録ヘッド7Kに送られる。規制板44は、可撓性袋40を押さえて袋内のインク量を規制する。カム43は、回転して規制板44を押さえ、インク量を変化させる。バネ45,46は、規制板44の両端に取り付けられていて規制板44をカム43で押さえる方向と逆の方向に引っ張っている。
図7は、本発明の規制手段によって3段階に規制された状態を示す模式図である。
図7(a)は、インクの初期導入時に可撓性袋40内に残留する空気を最少にするため、可撓性袋40の膨らみを規制板44で強く押さえている状態である(第1の規制量又は第3の規制量)。ただしインクの流路を確保するため可撓性袋40内にはパイプ(不図示)が内蔵されている。図6及び7では、インク流出口42が上、インク流入口41が下に位置する。残留空気は可撓性袋40内上方に溜まっており、インク流入口41からのインクの流入により、インクより先にインク流出口42から排出される。
図7(b)は、インクの加圧/循環時に可撓性袋40を図7(a)と図7(c)との中間の膨らみになるように規制板44で弱く押さえた状態である(第1の規制量又は第4の規制量)。
図7(c)は、印字準備の可撓性袋40の状態で、規制板44で押さえていない(規制解除と言う)状態である(第2の規制量)。
図5に戻って、
ステップS3では、ポンプ24でインクタンク20Kからインクを圧送する。インクはサブタンク30→記録ヘッド7K→バルブ26を経由してインクタンク20Kに循環する。その際、流路に残留している空気もインクタンク20Kに押し出される。
ここで、インクタンク20Kについて図9を用いて説明する。
図9は、インクタンク20Kの一例として可撓性袋を用いた場合である。フタ21Kはゴム製で、インクタンク20Kは大気から密閉されている。第1の流路23は、先が注射針の形状であり、フタ21Kを突き破りインクタンク20Kの底からインクを流出させる。第2の流路25は、同様にフタ21Kを突き破りインクタンク20Kに空気又はインクを流入させる構造になっている。フタ21Kは、注射針形状の第1,第2の流路が挿入されても大気からの密閉は保つ。インクの初期導入では、まず、流路中の空気が第2の流路25を経由してインクタンク20Kに流入されると同時に、インクが第1の流路23から流出して流路が満たされ、循環して第2の流路25を経由してインクタンク20Kに戻される。インクの加圧/循環では、インクがインクタンク20Kから流路を循環して再びインクタンク20Kに戻されるが、その際、流路中に発生した気泡もインクタンク20Kへ戻される。
図5に戻って、
ステップ4では、流路がインクで満たされたかを判断する。流路がインクで満たされた場合(ステップS4:YES)はステップS5へ進む。満たされていない場合(ステップS4:NO)はステップS4で待つ。この判断はタイマーを使ってインク供給に要する時間管理で判断してもよい。
ステップS5では、ポンプを停止する。
ステップS6では、バルブ26を閉の状態にする。
ステップS7では、図7(b)に示す状態に可撓性袋40の膨らみを第4の規制量になるように規制板44を弱く押さえて規制する。
ステップS8では、ポンプ24でインクタンク20Kからインクを圧送する。バルブ26は閉の状態になっているので、インクはサブタンク30→記録ヘッド7K→記録ヘッドのノズル(図2の13)→キャップ16へ吐出される。
このステップで記録ヘッドの共通インク室(図2の8)からノズルまでの空気はノズルから排出されてインクが満たされる。
ステップS9では、タイマーを使って設定時間を管理する。設定時間が経過した場合(ステップS9:YES)はステップS10へ、経過していない場合(ステップS9:NO)はステップS9で時間経過を待つ。ここで、設定時間とは、ステップS8においてインク圧送によってノズルから空気が吐出され、続いてインクが吐出され始めるまでの時間を言う。
ステップS10では、ポンプ24を停止する。
ステップS11では、規制板44で可撓性袋40を押さえない状態(第2の規制量)にする。
インク流路の圧縮されたインクは、規制解除された可撓性袋40に戻り、可撓性袋40及び規制手段は図7(c)に示すようになる。本実施の形態はインク供給系が、密閉系であるので記録ヘッドのノズルと可撓性袋40との位置関係はノズルが負圧になる構成になっている。そのためインクが可撓性袋40に戻った状態で記録ヘッドの背圧は負圧になる。
ステップS12では、ステップS11の動作で記録ヘッドが負圧になったかを判断する。記録ヘッドが負圧になった場合(ステップS12:YES)は本処理が終了し、印字に備える。記録ヘッドが負圧でない場合(ステップS12:NO)は負圧になるまでこのステップで待つ。この判断はタイマーを使って記録ヘッドが負圧になる時間より大きい時間を設定しておき、その時間を越えたことを監視すればよい。
ステップS7〜10の間はバルブ26までのインク流路には圧力がかかった状態であり、記録ヘッドの背圧は正圧になっている。従来技術ではノズルからの吐出によりインクが吐き出されて記録ヘッドが負圧になるまで待って、印字動作に移る。しかしノズルからのインク吐出によるので時間がかかるし、吐出したインクを廃インクとする場合インクの浪費が大きいなどの問題があった。
ステップS1〜S10はインクの初期導入、ステップS11〜S12は印字準備の処理である。
(実施の形態2)
インク流路内に気泡が発生したとき、インクの加圧/循環→印字準備の順にインク供給処理を行い、印字に備える。この一連の処理について図8のフローチャートを用いて説明する。
ステップS13では、バルブ26を開にする。
ステップS14では、図7(b)に示す状態に可撓性袋40の膨らみを第4の規制量になるように規制板44を弱く押さえて規制する。
ステップS15では、ポンプ24でインクタンク20Kからインクを圧送する。バルブ26は開の状態になっているので、インクはサブタンク30→記録ヘッド7K→バルブ26→インクタンク20Kへ循環される。
ステップS16では、タイマーを使ってインク循環時間を管理し、時間が来ればステップS17へ進む。
ステップS17では、ポンプ24を停止し、インク循環を止める。
ステップS18では、バルブ26を閉にする。
ステップS19では、規制板44で可撓性袋40を押さえない状態(第2の規制量)にする。
ステップS20では、ステップS19の動作で記録ヘッドが負圧になったかを判断する。記録ヘッドが負圧になった場合(ステップS20:YES)は印字準備が終わり、印字に備える。記録ヘッドが負圧でない場合(ステップS20:NO)は負圧になるまでこのステップで待つ。この判断はタイマーを使って記録ヘッドが負圧になる時間より大きい時間を設定しておき、その時間を越えたことを監視すればよい。
以上に示したようにインクの初期導入、加圧/循環及び印字準備の機能が簡単な構成によって実現できるので安価で、確実で、短時間で実行できるインク供給系を備えたインクジェット記録装置が提供できる。
その他、インクジェット記録装置を構成する各構成の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明のインクジェット記録装置の主要部を示す斜視図である。 本発明のインクジェット記録装置に使用される記録ヘッドの斜視図である。 本発明の制御に関するブロック図である。 本発明のインク供給系の概略を示す構成図である。 本発明のインクの初期導入から印字準備までのインク供給処理手順を示すフローチャートである。 本発明の規制手段の概略を示す構成図である。 本発明の規制手段のインクの初期導入、加圧/循環、印字準備の状態を示す概略構造図である。 本発明のインクの加圧/循環から印字準備までのインク供給処理手順を示すフローチャートである。 本発明のインクタンクの一例を示す概略構造図である。
符号の説明
7K 記録ヘッド
9 インク導入口
10 インク排出口
20K インクタンク
23 第1の流路
24 ポンプ
25 第2の流路
26 バルブ
30 サブタンク
40 可撓性袋
41 インク流入口
42 インク流出口
43 カム
44 規制板
45 バネ
46 バネ

Claims (3)

  1. インク滴を吐出するための複数のノズルを有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドにインクを供給するインク供給手段と、
    前記記録ヘッドに供給されたインクを排出するインク排出手段とを有し、
    前記インク排出手段によって排出されたインクの少なくとも一部を前記インク供給手段に循環させるインクジェット記録装置において、
    前記インク供給手段は、インクを貯留するインクタンクと、
    インクタンクに貯留されたインクを前記記録ヘッドに圧送するポンプと、
    前記ポンプと前記記録ヘッドの間に設けられて前記ポンプで圧送されたインクを貯留する可撓性袋を有するサブタンクとを有し、
    前記インク排出手段は、排出されたインクを前記インクタンクへ流入させる流路にあってインクの流入を制御するバルブを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記サブタンクは、インクの初期導入や加圧/循環するときに前記可撓性袋の膨らみを第1の規制量とし、印字を行うときに前記可撓性袋の膨らみを第2の規制量とする規制手段を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記サブタンクは、インクを初期導入するときに前記可撓性袋の膨らみを第3の規制量とし、インクを加圧/循環するときに前記可撓性袋の膨らみを第4の規制量とし、前記第3の規制量は前記第4の規制量より膨らみが小さい規制手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
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