JP2010131959A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で分岐部材に滞留した気泡を確実に排出し、しかも、気泡排出時に一緒に流れ出す廃液となるインク量を低減することができない。
【解決手段】一部が可撓性フィルムで形成された密閉構造のサブタンク81から各ヘッド101に対してインクを分岐して供給する分岐部材54を有し、分岐部材54には気泡排出口56及び気泡排出口56を開閉する気泡排出電磁弁57を有し、サブタンク81と分岐部材54との間供給路82にインクを加圧して分岐部材54に送り込む供給ポンプ83が設けられて、分岐部材54の気泡排出電磁弁57を開いた状態で供給ポンプ83によってサブタンク81から分岐部材54にインクを送り込むことで分岐部材54内の空気を気泡排出口57から排出させる。
【選択図】図5

Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
特にライン型画像形成装置(以下、単に「インクジェット記録装置」ともいう。)において、複数のヘッドを並べて構成した記録ヘッドと、インクを収容するメインタンクと、メインタンクから供給されるインクを収容し、記録ヘッドに供給する可撓性部材(例えば可撓性フィルム)で形成された密閉式サブタンクを含む脱気インクを扱えるインク供給系と、記録ヘッドの複数のヘッドにインクを分岐する分岐部材(ディストリビュータタンク)と、ディストリビュータタンクに溜まった気泡をインク供給経路から排出するための手段を備えるものが知られている。
例えば、特許文献1、2にはインク供給経路への空気進入防止、或いはインク流路やヘッド内に存在するゴミや気泡などを排出する目的で、インクタンクと、インクをヘッドに圧送するポンプと、ポンプとヘッドの間に設けられるインクを貯留する可撓性袋を有する中間タンクと、中間タンクをバイパスするインク流路と、中間タンクの上下流側に配置された複数の弁と、弁を開閉して中間タンク又はバイパスのインク流路を通してインクが供給される構成が開示されている。
また、特許文献3ないし5にはバッファタンク内の気泡を排出する目的で、インクタンクと、インクタンクのインクを貯留する大気に開放されたタイプのサブタンクと、ヘッド上部のバッファタンク(ディストリビュータタンク)と、バッファタンク内の気泡をインク循環用ポンプで吸引してサブタンクに内に循環するインク流路などを有する構成が開示されている。
また、特許文献6には、インク供給経路内から気泡を排出して吐出信頼性を向上する目的で、インクタンク及び大気に開放されていない可撓性を有するサブタンクと、サブタンク内の気泡を排出する手段と、サブタンクの負圧手段を制御するための負圧及び加圧手段を備える構成が開示されている。
特開2007−245451号公報 特開2007−223278号公報 特許第3901718号公報 特開2004−114611号公報 特開2004−114335号公報 特開2004−216797号公報
従来、上述したようなメインタンクから供給されるインクを収容し、記録ヘッドに供給する可撓性部材で形成された密閉式サブタンクを含む脱気インクを扱えるインク供給系と、記録ヘッドの複数のヘッドにインクを分岐する分岐部材(ディストリビュータタンク)と、ディストリビュータタンクに溜まった気泡をインク供給経路から排出するための手段を備える画像形成装置にあっては、ディストリビュータタンクに溜まった気泡を吸引して排出するためのポンプがディストリビュータタンクの気泡溜まりの上流側に取り付けられている構成、或いはディストリビュータタンク内のインクを加圧して気泡排出する場合は密閉式サブタンクの上流側にポンプが配置される構成が採用されている。
しかしながら、ディストリビュータタンクの気泡を吸引して排出する構成の場合は、先ずディストリビュータタンクの上部に溜まった気泡をポンプで吸引しなければならず、ポンプで気泡(エアー)を吸引する場合は、インク(液体)を吸引する場合に比べて大きな吸引力を必要とするためにポンプが大型化し、コスト高となるという課題がある。
また、ディストリビュータタンクのインクを加圧して気泡を排出する構成の場合は、ポンプを密閉式サブタンクの上流側であるサブタンクとインクタンクの間の供給経路に配置したり、あるいは、インクタンクを加圧するようにポンプを配置する構成となるが、密閉式サブタンクの上流側にポンプを配置してインクを加圧する場合には、加えた圧力がパック状の可撓性部材で形成された密閉式サブタンク部分で吸収されてしまい、ディストリビュータタンクまで圧力が伝わらず損失が大きくなるという課題がある。この場合、特許文献1,2のように密閉式サブタンクによる圧力損失を防ぐために、サブタンクを避けたインク経路バイパスを設けることも行われるが、この場合には、流路切り替えの為の弁などが必要となってコストが高くなるばかりか構成が複雑になってしまうという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で分岐部材に滞留した気泡を排出でき、しかも、気泡排出時に一緒に流れ出す廃液となるインク量を低減することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のヘッドを並べて配列した記録ヘッドと、
インクを収容するメインタンクと、
前記メインタンクからインクが供給され、前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクと、
前記サブタンクから前記記録ヘッドの各ヘッドに対してインクを分岐して供給する分岐部材と、を備え、
前記サブタンクはインク収容部の少なくとも一部が可撓性部材で形成された密閉構造であり、
前記記録ヘッドと前記サブタンクとは水頭差を持って配置され、
前記分岐部材には気泡排出口及びこの気泡排出口を開閉する開閉弁を有し、
前記サブタンク内のインクを吸引又は加圧してインクを前記分岐部材に送り込む気泡排出手段が設けられて、
前記分岐部材の開閉弁を開いた状態で前記気泡排出手段によって前記サブタンクから前記分岐部材にインクを送り込むことで前記分岐部材内の空気を前記気泡排出口から排出させる
構成とした。
ここで、前記サブタンクと前記分岐部材との間にインクを加圧供給するポンプが設けられている構成とできる。
また、前記サブタンクを密閉状態で収容するサブタンク収容手段と、前記サブタンク収容手段内にエアーを供給して前記サブタンクを加圧する手段とを備えた構成とできる。
また、前記分岐部材の気泡排出口はインクが供給される供給口の近傍に設けられている構成とできる。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のヘッドを並べて配列した記録ヘッドと、
インクを収容するメインタンクと、
前記メインタンクからインクが供給され、前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクと、
前記サブタンクから前記記録ヘッドの各ヘッドに対してインクを分岐して供給する分岐部材と、を備え、
前記記録ヘッドと前記サブタンクとは水頭差を持って配置され、
前記分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、前記内部の天面の最も高い位置から該位置に対して相対的に低い位置をつなぐ循環径路を有し、
前記循環径路には前記インクを脱気して循環させる手段が設けられている
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のヘッドを並べて配列した記録ヘッドと、
インクを収容するメインタンクと、
前記メインタンクからインクが供給され、前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクと、
前記サブタンクから前記記録ヘッドの各ヘッドに対してインクを分岐して供給する分岐部材と、を備え、
前記記録ヘッドと前記サブタンクとは水頭差を持って配置され、
前記分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、
前記分岐部材の前記内部の天面の最も高い位置から前記サブタンクの上流側とをつなぐ循環径路を有し、
前記循環径路には前記インクを脱気して循環させる手段が設けられている
構成とした。
これらの循環径路を有する本発明に係る画像形成装置においては、前記分岐部材内の気泡を検出する手段を有し、前記気泡を検出したときに前記循環径路を通じてインクを循環させる構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、分岐部材には気泡排出口及びこの気泡排出口を開閉する開閉弁を有し、サブタンク内のインクを吸引又は加圧してインクを分岐部材に送り込む気泡排出手段が設けられて、分岐部材の開閉弁を開いた状態で気泡排出手段によってサブタンクから分岐部材にインクを送り込むことで分岐部材内の空気を気泡排出口から排出させる構成としたので、簡単な構成で分岐部材に滞留した気泡を排出でき、しかも、気泡排出時に一緒に流れ出す廃液となるインク量を低減することができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、内部の天面の最も高い位置から該位置に対して相対的に低い位置をつなぐ循環径路を有し、循環径路にはインクを脱気して循環させる手段が設けられている構成としたので、簡単な構成で廃液となるインク量を低減して分岐部材に滞留した気泡を脱気できる。
本発明に係る画像形成装置によれば、分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、分岐部材の内部の天面の最も高い位置からサブタンクの上流側をつなぐ循環径路を有し、循環径路にはインクを脱気して循環させる手段が設けられている構成としたので、簡単な構成で廃液となるインク量を低減して分岐部材に滞留した気泡を脱気できる。
本発明に係る画像形成装置の一例の全体構成を説明する正面概略説明図である。 同じく要部平面説明図である。 記録ヘッドの平面説明図である。 ヘッドの平面説明図である。 本発明の第1実施形態におけるインク供給系の模式的説明図である。 同インク供給系の供給ポンプの説明に供する模式的説明図である。 制御部の概要を説明する機能ブロック図である。 分岐部材の気泡が混入した状態を示す模式的説明図である。 同実施形態における気泡排出動作の説明に供するタイミングチャートである。 同じくヘッドクリーニング動作の説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態におけるインク供給系の模式的説明図である。 同実施形態における気泡排出動作の説明に供するタイミングチャートである。 同じくヘッドクリーニング動作の説明に供するタイミングチャートである。 比較例1のインク供給系の説明に供する模式的説明図である。 比較例2のインク供給系の説明に供する模式的説明図である。 比較例3のインク供給系の説明に供する模式的説明図である。 比較例4のインク供給系の説明に供する模式的説明図である。 本発明の第3実施形態におけるインク供給系の模式的説明図である。 同実施形態におけるインク循環制御の説明に供するタイミングチャートである。 本発明の第4実施形態におけるインク供給系の模式的説明図である。 同実施形態におけるインク循環制御の説明に供するタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図、図2は同装置の模式的平面説明図である。
この画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体1と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ2と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ3と、用紙Pを給紙トレイ2から排紙トレイ3まで搬送する搬送ユニット4と、搬送ユニット4によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字する記録ヘッドを構成するヘッドモジュール51を含む画像形成ユニット5と、印刷終了後又は所要のタイミングで画像形成ユニット5の各記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるヘッドクリーニング装置6と、ヘッドクリーニング装置6を開閉する搬送ガイド部7と、画像形成ユニット5のヘッドモジュール51にインクを供給するサブタンクで構成されるインクタンクユニット8と、インクタンクユニット8にインクを供給するメインタンクユニット9とを備えている。
装置本体1は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ2上に積載されている用紙Pは、分離ローラ21及び給紙ローラ22によって1枚ずつ搬送ユニット4に給紙される。
搬送ユニット4は、搬送駆動ローラ41Aと搬送従動ローラ41Bと、これらのローラ41A、41B間に掛け回された無端状の搬送ベルト43とを備えている。この搬送ベルト43の表面には複数の図示しない穴が形成されており、搬送ベルト43の下部には用紙Pを吸引する吸引ファン44が配置されている。また、搬送駆動ローラ41A、搬送従動ローラ41B上部には、それぞれ搬送ガイドローラ42A、42Bが図示しないガイドに保持されて、自重にてベルト43に当接している。
搬送ベルト43は、搬送駆動ローラ41Aが図示しないモータにより回転されることで周回移動し、用紙Pは搬送ベルト43上に吸引ファン44により吸い付けられ、搬送ベルト43の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ41B、搬送ガイドローラ42A、42Bは搬送ベルト43に従動して回転する。
搬送ユニット4の上部には用紙Pに印字する液滴を吐出する複数のヘッドモジュール51で構成される画像形成ユニット5が矢示A方向(及び逆方向)に移動可能に配置されている。この画像形成ユニット5は、維持回復動作時(クリーニング時)にはクリーニング装置6上方まで移動され、画像形成時には図1の位置に戻される。
画像形成ユニット5は、図3及び図4に示すように、液滴を吐出する複数のノズル102をノズル面104に2列配列した複数のヘッド101を一列に配列し、各ヘッド101にインクを分配供給するディストリビュータである分岐部材54とともに一体化したヘッドモジュール(記録ヘッドユニット)51A、51B、51C、51Dが、用紙搬送方向に沿って並べてラインベース部材52に取付けられて配置されている。
ここでは、ヘッドモジュール51A、51Bの2つのノズル列の一方でイエロー(Y)の液滴を、他方でマゼンタ(M)の液滴を吐出し、また、ヘッドモジュール51C、51Dの2つのノズル列の一方でシアン(C)の液滴を、他方でブラック(K)の液滴を吐出する。つまり、この画像形成ユニット5は、同じ色の液滴を吐出する2つのヘッドモジュール51が用紙搬送方向に並べて配置され、2つのヘッドモジュール51で用紙幅相当の1列分のノズル列が構成されている構成としている。
また、分岐部材54は、図3に示すように、内部の天面54aが高さ方向に傾斜する傾斜面となっており、内部に生じた気泡は天面54aの最も高い位置に移動することになる。
この画像形成ユニット5の上流側にはインクタンクユニット8のサブタンク(インクタンク)81(図示の都合上1つのインクタンクのみ符号を付している。)が配置され、供給チューブ82を介してサブタンク81からインクが各ヘッドモジュール51の分岐部材54に供給され、インクタンク81とヘッドモジュール51との水頭差によりヘッドモジュール51の各ヘッドに対する負圧が形成される。このインクタンクユニット8は画像形成ユニット5とともに矢示A方向に移動可能に配置されている。なお、インクタンク81からヘッドモジュール51に対する供給チューブ82は分かり易くするためヘッドモジュール51の上方から接続して状態で図示しているが、実際はヘッドモジュール51の長手方向(用紙搬送方向と直交する方向)の端部に接続される。
さらに、インクタンク81の上流側にはメインタンクユニット9が配置され、メインタンク(インクカートリッジ)91から供給チューブ92を介してインクがサブタンク81に供給される。
搬送ユニット4の下流側には用紙Pを排紙トレイ3に排紙する搬送ガイド部7が設けられている。搬送ガイド部7にて案内されて搬送される用紙Pは排紙トレイ3に排紙される。排紙トレイ3は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス31と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス32を備えている。
維持回復機構(ヘッドクリーニング装置)6は、画像形成ユニット5の各ヘッドモジュール51に対応して、4列分のクリーニング手段61A〜61Dが配置され、1つのクリーニング手段61はヘッドモジュール51の各ヘッドに対応するキャップ部材62及び図示しないがワイパ部材などで構成されている。なお、各クリーニング手段61のキャップ部材62は各列毎に独立して上下動させることができる構成としている。さらに、クリーニング手段61の下方には、キャップ部材62でヘッドモジュール51のノズル面をキャッピングした状態でノズルからインクを吸引するための吸引ポンプ63A〜63Dが配置されている。
また、この画像形成装置においては、印刷終了後、液滴を吐出するヘッドモジュール51の各ヘッドのノズル面をクリーニング手段61でキャッピングした状態でノズルからインクを吸引する場合、あるいは、ヘッドモジュール51の各ヘッドのノズル面に付着したインクをワイピング部材で清掃する場合は、図1にも示すように、印刷停止後、搬送ユニット4全体が搬送従動ローラ41Bを支点に矢印B方向に回動し、画像形成ユニット5との間の空間を画像形成時よりも大きくすることで、画像形成ユニット5の移動スペースを確保するようにしている。このとき、ヘッドクリーニング装置6上部に配置されている搬送ガイド部7の搬送ガイド板71も支点72にて矢印C方向上方に回動され、ヘッドクリーニング装置6の上方が開放される。
そして、搬送ユニット4と搬送ガイド部7がそれぞれ解放(解除)された後に、画像形成ユニット5が用紙通紙方向(矢示A方向)に移動し、ヘッドクリーニング装置6上方で停止され、クリーニング手段61が上昇して各ヘッドモジュール51のクリーニング動作(維持回復動作)に移行する。
次に、本発明の第1実施形態について図5をも参照して説明する。なお、図5は同実施形態におけるインク供給系を示す模式的説明図である。
ヘッドモジュール51の各ヘッド101に供給するインクを収容するサブタンク(インクタンク)81は、少なくとも一部が可撓性部材、例えば可撓性フィルムで形成された密閉構造として構成され(これを「密閉式サブタンク」という。)、ヘッドモジュール51の各ヘッド101との間で所要の水頭差を持たせて配置している。このサブタンク81には交換可能に装着されるメインタンク(インクカートリッジ)91から供給路(供給チューブ)91を介してインクが補給される。この供給路91とサブタンク81と間には供給制御電磁弁93が介装されている。
サブタンク81から分岐部材54までの供給路(供給チューブ)82には気泡排出手段としての供給ポンプ83を介装している。この供給ポンプ83は、通常のインク供給では使用せず、分岐部材54の気泡排出時やヘッドモジュール51の各ヘッド101のノズルダウン(吐出不良)のメンテナンスを行うときにインクを加圧供給するとき、また、初期の供給経路にインクを充填(インク初期充填)するときに使用する。
この供給ポンプ83は、周知のチューブポンプで構成している。チューブポンプとしての供給ポンプ83は、図6に示すようにチューブ130をコロ131でしごいて送液するものであり、同図(a)に示すように駆動軸132を反時計方向に回転した場合にはチューブ130にコロ131が押し付けられてチューブ130をコロ131がしごくことで送液されるが、同図(b)に示すように駆動軸132を時計方向に回転した場合にはコロ131がチューブ130から離れてチューブ130の押し付けを解除する。通常のインク供給の水頭差を利用する場合には、後者の状態であり、チューブ130にコロ131が押さえつけられていない状態である。
また、サブタンク81内のインク量を検出するため、サブタンク81側に当接するように付勢して揺動可能に配設したインク量検知フィラ85と、このインク量検知フィラ85を検知するインク量上限検知センサ86及びインク量下限検知センサ87を設けている。インク量上限検知センサ86がフィラ85を検知したときインク量が上限値であり(このときのセンサ86の状態を「ON」とする。)、インク量上限検知センサ86がフィラ85を検知しない状態で、インク量下限検知センサ87がフィラ85を検知しているときインク量が下限値である(このときのセンサ87の状態を「ON」とする。)。
分岐部材54には気泡排出口56及びこの気泡排出口56を開閉する開閉弁である気泡排出電磁弁57を設けている。なお、気泡排出口56は分岐部材54に設けた開口(排出口56a)とこの排出口56aに接続した排出径路で構成しているが、単なる排出口(開口)だけでもよい。また、分岐部材54には内部のインク高さを検知するため、2本の検知電極で構成される液面検知センサ58を設けている。気泡排出口56はサブタンク81からインクが供給される供給口59の近傍、この例では供給口59の上方に配置されている。
インク量上限検知センサ86及びインク量下限検知センサ87、液面検知センサ58の検知信号は制御部500に入力され、制御部500はこれらの検知信号に基づいて供給電磁制御弁93及び気泡排出電磁弁57の開閉制御及びポンプ83の駆動制御を行う。
このように構成したインク供給系においては、メインタンク91から水頭差を利用して密閉式サブタンク81にインクが供給される。密閉式サブタンク81の上面側に設けられている可撓性フィルム(可撓性部材)に倣って上下動するインク量検知フィラ85によって密閉式サブタンク81内のインク量が検出され、インク量検知フィラ85がインク量上限検知センサ86を遮ると、制御部500によって供給制御電磁弁93が閉じられてメインタンク91からサブタンク81へのインク供給が停止される。
ヘッドモジュール51によるインク吐出などでインクが消費されて密閉式サブタンク81がしぼんでくる(インク量が減少する)と、インク量検知フィラ85が下がってインク量下限センサ87で検知され、これにより制御部500によって供給制御電磁弁93が開かれて、メインタンク91からサブタンク81にインクが供給される。
密閉式サブタンク81からヘッドモジュール51の各ヘッド101までのインク供給は、ヘッド101のノズル面と密閉式サブタンク81の上面との水頭差を利用した自然供給方式で行われる。
次に、制御部の概要について図7のブロック説明図を参照して説明する。
この制御部500は、この画像形成装置全体の制御を司る本発明に係る制御手段を兼ねるマイクロコンピュータ、画像メモリ、通信インタフェースなどで構成した主制御部(システムコントローラ)501を備えている。主制御部501は、外部の情報処理装置(ホスト側)などから転送される画像データ及び各種コマンド情報に基づいて用紙に画像を形成するために、印刷制御部502に印刷用データを送出する。
印刷制御部502は、主制御部501からの受領する印刷データ信号に基づいて、ヘッドモジュール51から液滴を吐出させるための圧力発生手段を駆動するためのデータを生成し、このデータの転送及び転送の確定などに必要な各種信号などをヘッドドライバ503に転送するとともに、駆動波形データ格納手段である記憶部、駆動波形のデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器や電流増幅器等で構成される駆動波形生成部、ヘッドドライバ503に与える駆動波形を選択する選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ503に出力して、ヘッドモジュール51を駆動制御する。
また、主制御部501は、モータドライバ504を介して、搬送ベルト43を周回移動させる用紙送りモータ505、供給ポンプ84を駆動制御するとともに、供給制御電磁弁93、気泡排出電磁弁57の開閉駆動を制御する。
また、主制御部501には、前述したインク量上限検知センサ86及びインク量下限検知センサ87、液面検知センサ58を含むセンサ群506からの検出信号が入力され、また、操作部507との間で各種情報の入出力及び表示情報のやり取りを行う。
次に、この実施形態における気泡排出動作について図8の模式的説明図及び図9のタイミングチャートをも参照して説明する。
先ず、図8に示すように、分岐部材54内に気泡300が溜まると、分岐部材54の上部に取り付けた液面検知センサ58を構成する2本の検知電極間にインクがなくなるので、液面検知センサ58の検知信号によって分岐部材54内に気泡300が混入状態であることを検出して、制御部500による気泡排出の動作制御を開始する。
気泡排出時の動作順序は、図9(f)に示すように、密閉式サブタンク81のインク残量確認でインク量下限検知センサ87がONになっている場合には、同図(b)に示すように供給制御電磁弁93を開いてメインタンク91からサブタンク81へインクを補給し、同図(e)に示すようにインク量上限検知センサ86がONしたときに供給制御電磁弁93を閉じてインク補給を停止する。
次に、同図(c)に示すように分岐部材54内の気泡排出のために気泡排出電磁弁57を開き、同時に同図(a)に示すように供給ポンプ83を駆動して(例えば反時計方向に回転させて)、サブタンク81からインクを分岐部材54側に送る。このとき、気泡排出電磁弁57が開放されているため、インクはヘッド101のノズルから吐出することなく、気泡300だけが気泡排出口(気泡排出口)56から大気に放出され、インクによって分岐部材54が満たされる。この場合、分岐部材54はインクを供給するチューブ(供給路)82の取り付け位置に対して気泡排出のための気泡排出口56の取り付け位置をほぼ真上に配置しているので、気泡が気泡排出口56から抜けやすい。
そして、分岐部材54内のインク液面が上昇して、同図(d)に示すように液面検知センサ58がON(液面を検知)した後、所定時間後に気泡排出電磁弁57を閉じ、同時に供給ポンプ83の駆動も停止する。
ここで、密閉式サブタンク81のインク量下限検知センサ87がONしている場合には、上述したようにインク量上限検知センサ86がONするまでメインタンク91からのインク補給動作を行う。最後に、供給ポンプ83を逆回転させてポンプ83内部のコロ131がチューブ130を押し付ける状態を開放してインク供給経路82をフリーの状態にする。つまり、供給ポンプ83としてチューブポンプを使用しているので、停止したままの状態では内部のコロ131がチューブ130を押し付けた状態にあるため、僅かに逆方向回転(例えば時計方向に回転)を行いコロ131によるチューブ130の押し付け状態を解除させる。
また、分岐部材54はインクを供給する供給チューブ(供給路)82の取り付け位置(供給口59)に対して気泡排出のための気泡排出口56の取り付け位置をほぼ真上に配置しているので、気泡が気泡排出口56から抜けやすい。
次に、この実施形態におけるヘッドノズルのクリーニング時の動作について図10のタイミングチャートをも参照して説明する。
前述したように画像形成ユニット5をクリーニング装置6側に移動させ、ヘッドモジュール51のヘッド101のノズル面104をキャップ61でキャッピングした状態にする。
そして、気泡排出動作と同様に、図10(d)に示すように、密閉式サブタンク81のインク残量確認でインク量下限検知センサ87がONになっている場合には、同図(b)に示すように供給制御電磁弁93を開いてメインタンク91からサブタンク81へインクを補給し、同図(c)に示すようにインク量上限検知センサ86がONしたときに供給制御電磁弁93を閉じてインク補給を停止する。
次いで、同図(e)に示すようにクリーニング装置6の吸引ポンプ(吸引手段)63を駆動するとともに、同図(a)に示すように供給ポンプ83を駆動する。このように、吸引ポンプ63によってヘッド101のノズルからインクを吸引して不吐出ノズルの回復を行うときに、吸引ポンプ63の動作と同時に供給ポンプ83を駆動してインクを加圧供給することで、不吐出ノズルの回復をアシストすることができる。
その後、クリーニング装置6の吸引ポンプ63の停止と同時に供給ポンプ83の駆動を停止して、クリーニング動作を終了する。最後に、供給ポンプ83が逆回転してポンプ83内のコロがチューブを押し付ける状態を開放してインク供給経路82をフリーの状態にする。
このように、分岐部材には気泡排出口及びこの気泡排出口を開閉する開閉弁を有し、サブタンク内のインクを吸引又は加圧してインクを分岐部材に送り込む気泡排出手段が設けられて、分岐部材の開閉弁を開いた状態で気泡排出手段によってサブタンクから分岐部材にインクを送り込むことで分岐部材内の空気を気泡排出口から排出させる構成とすることで、簡単な構成で分岐部材に滞留した気泡を排出でき、しかも、気泡排出時に一緒に流れ出す廃液となるインク量を低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図11を参照して説明する。なお、図11は同実施形態におけるインク供給系を示す模式的説明図である。
ここでは、密閉式サブタンク81を例えば樹脂製の密閉構造のハードケース181内に収容している。そして、ハードケース181内にエアーを供給してサブタンク81を加圧する手段(加圧手段)としてのチューブポンプなどで構成した圧縮ポンプ182を備えている。また、ケース181内の圧力を検出する圧力センサ183を備え、圧力センサ183でケース181内部の圧力が所定の圧力に達したときには圧縮ポンプ182の回転を止める制御を行う。なお、この実施形態では、第1実施形態の供給ポンプ83は設けていない。また、制御部については、図示を省略するが、圧力センサ183の検知信号は前記第1実施形態の制御部500に入力し、制御部500は供給ポンプ83に代えて圧縮ポンプ182の駆動制御を行う構成としている。
次に、この実施形態における気泡排出動作について図12のタイミングチャートを参照して説明する。
先ず、前記第1実施形態と同様(図8参照)に、分岐部材54内に気泡300が溜まると、分岐部材54の上部に取り付けた液面検知センサ58を構成する2本の検知電極間にインクがなくなるので、液面検知センサ58の検知信号によって分岐部材54内に気泡300が混入状態であることを検出して、制御部500による気泡排出の動作制御を開始する。
気泡排出時の動作順序は、図12(f)に示すように、密閉式サブタンク81のインク残量確認でインク量下限検知センサ87がONになっている場合には、同図(b)に示すように供給制御電磁弁93を開いてメインタンク91からサブタンク81へインクを補給し、同図(e)に示すようにインク量上限検知センサ86がONしたときに供給制御電磁弁93を閉じてインク補給を停止する。
次に、同図(a)に示すように、圧縮ポンプ182を駆動してケース181内にエアーを供給し、同図(c)に示すように気泡排出電磁弁57を開くことで、サブタンク81の可撓性部材が加圧されてインクが分岐部材54に供給される。このとき、気泡排出電磁弁57が開放されているため、インクはヘッド101のノズルから吐出することなく、気泡300だけが気泡排出口(気泡排出口)56から大気に放出され、インクによって分岐部材54が満たされる。
そして、圧力センサ183によってケース181内が所定の圧力に達したことが検知されたときに圧縮ポンプ182を閉じる。
また、分岐部材54内のインク液面が上昇して、同図(d)に示すように液面検知センサ58がON(液面を検知)した後、所定時間後に気泡排出電磁弁57を閉じ、同時に供給ポンプ83の駆動も停止する。
ここで、密閉式サブタンク81のインク量下限検知センサ87がONしている場合には、上述したようにインク量上限検知センサ86がONするまでメインタンク91からのインク補給動作を行う。最後に、供給ポンプ83を逆回転させてポンプ内部のコロがチューブを押し付ける状態を開放してインク供給経路82をフリーの状態にする。つまり、供給ポンプ83としてチューブポンプを使用しているので、停止したままの状態では内部のコロがチューブを押し付けた状態にあるため、僅かに逆方向回転(例えば時計方向に回転)を行いコロによるチューブの押し付け状態を解除させる。
このように、密閉式サブタンク81を外部から加圧して分岐部材54側にインクを供給する構成とし、サブタンク81と分岐部材54との間に第1実施形態のような供給ポンプを配置していない構成とすることで、供給ポンプを取り付けることにより供給経路が複雑となり、流体抵抗が増加するおそれがなくなる。
次に、この実施形態におけるヘッドノズルのクリーニング時の動作について図13のタイミングチャートをも参照して説明する。
前述したように画像形成ユニット5をクリーニング装置6側に移動させ、ヘッドモジュール51のヘッド101をキャップ62でキャッピングした状態にする。
そして、気泡排出動作と同様に、図13(d)に示すように、密閉式サブタンク81のインク残量確認でインク量下限検知センサ87がONになっている場合には、同図(b)に示すように供給制御電磁弁93を開いてメインタンク91からサブタンク81へインクを補給し、同図(c)に示すようにインク量上限検知センサ86がONしたときに供給制御電磁弁93を閉じてインク補給を停止する。
次いで、同図(e)に示すようにクリーニング装置6の吸引ポンプ(吸引手段)63を駆動するとともに、同図(a)に示すように圧縮ポンプ182を駆動してケース181内にエアーを供給しサブタンク81を加圧して、インクをヘッド101側に供給する。このように、吸引ポンプ63によってヘッド101のノズルからインクを吸引して不吐出ノズルの回復を行うときに、吸引ポンプ63の動作と同時に圧縮ポンプ182を駆動してインクを加圧供給することで、不吐出ノズルの回復をアシストすることができる。
その後、圧力センサ183で所定の圧力が検出されたときに圧縮ポンプ182の駆動を停止して、クリーニング動作を終了する。最後に、吸引ポンプ63の駆動停止とともに、圧縮ポンプ182が逆回転してポンプ182内のコロがチューブを押し付ける状態を開放してインク供給経路82をフリーの状態にする。
次に、本発明の実施形態に対する比較例について図14以降を参照して説明する。
図14に示す比較例1は、メインタンク91とサブタンク81との間の供給路92に供給ポンプ83を配設している。このような構成では、分岐部材54内の気泡排出のときに供給ポンプ83によってインクを加圧する場合、可撓性フィルム製の密閉式サブタンク81部分で圧力が吸収されてしまって分岐部材54まで圧力が効率的に伝達されないという欠点がある。この欠点を補うために、供給ポンプ83によるインク加圧供給の場合には、可撓性フィルムの密閉式サブタンク81上面を鋼板などの変形し難い部材で規制して可撓性フィルムの変形を抑えることで対応するなどの構成も考えられるが、インク供給圧力の伝達効率を大幅に上げるような効果は得られない。
図15に示す比較例2は、比較例1の構成において、密閉式サブタンク81をバイパスするバイパス流路401を設けている。そして、密閉式サブタンク81の上流側及び下流側には電磁弁402、403が取り付けられ、バイパス流路401にも電磁弁404、405が取り付けられている。通常印刷時のインク供給の時には電磁弁402、403が開いて、電磁弁404、405が閉じた状態となっている。分岐部材54内の気泡排出やヘッド101のノズルの回復動作など、供給ポンプ83によって加圧インク供給する場合には、電磁弁404、405が開いて電磁弁402、403が閉じた状態になる。このようにバイパス流路401を設けることで、比較例1の構成の説明に記載したような欠点が解消されるが、供給系路が複雑になるばかりでなく、電磁弁402〜405の使用個数も多くなって装置がコスト高になるという問題がある。
図16に示す比較例3は、分岐部材54の気泡排出口56から吸引ポンプ483を用いて気泡300を吸い出す構成としている。ポンプによりエアー(気泡)を吸い出す場合には、液体(インク)を吸い出す場合や押し出す場合に比べて大きな吸引力を要するため、大型のポンプが必要となり、装置がコスト高になってしまう問題がある。
図17に示す比較例4は、メインタンク91を圧縮ポンプ490で加圧してインクを供給する構成としている。この構成も密閉式サブタンク81の上流側にポンプ490を配置しているため、分岐部材54内に溜まった気泡を排出するときに、圧縮ポンプ490でインクを加圧供給した場合には、可撓性フィルムの密閉式サブタンク81部分で圧力が吸収されて分岐部材54まで圧力が効率的に伝達されないという比較例1と同様の問題がある。
次に、本発明の第3実施形態について図18を参照して説明する。なお、図18は同実施形態におけるインク供給系の模式的説明図である。
この実施形態は、分岐部材54内のインクを循環させる循環径路を備えるものである。つまり、分岐部材54は、前述したように、内部の天面54aが高さ方向に傾斜する傾斜面となっており、最も高い位置と低い位置とを通じるインク循環径路150を設けている。そして、循環径路150の途中には、制御部500によって制御される、気泡排出電磁弁58、循環ポンプ151、脱気装置152、脱気装置減圧ポンプ153が配置されている。なお、循環ポンプ151、脱気装置152、脱気装置減圧ポンプ153によってインクを脱気して循環させる手段を構成している。
この循環径路150を通じてインクを循環するときには、気泡排出電磁弁57が開放された状態で、循環ポンプ151及び供給ポンプ83が同時に回転駆動されることで、分岐部材54内のインクを吸引して脱気装置152内部に送り込む。脱気装置152内は一般的に使用されている中空糸が組み込まれた構造をしており、脱気装置152内部を減圧ポンプ153で減圧することによってインク中の気泡(空気)が取り除かれて、再度分岐部材54内に送り込まれる。
ここで、分岐部材54内の気泡は傾斜した天面54aの最も高い位置から溜まり、循環ポンプ151で吸引する循環径路150の吸入口150aは当該分岐部材54内部の傾斜した天面54aの最も高い位置に開口しているので、効率的に気泡を含むインクを循環径路150内に吸引することができる。
次に、この実施形態におけるインク循環制御について図19のタイミングチャートを参照して説明する。
先ず、分岐部材54内に気泡が溜まると、分岐部材54の上部に取り付けた液面検知センサ58を構成する2本の検知電極間にインクがなくなるので、液面検知センサ58の検知信号によって分岐部材54内に気泡が混入状態であることを検出して、制御部500によるインク循環の動作制御を開始する。
先ず、図19(f)に示すように、密閉式サブタンク81のインク残量確認でインク量下限検知センサ87がONになっている場合には、同図(b)に示すように供給制御電磁弁93を開いてメインタンク91からサブタンク81へインクを補給し、同図(e)に示すようにインク量上限検知センサ86がONしたときに供給制御電磁弁93を閉じてインク補給を停止する。
次に、同図(c)に示すように分岐部材54内のインク循環(気泡排出)のために気泡排出電磁弁57を開き、同時に同図(a)、(g)に示すように供給ポンプ83及びインク循環ポンプ151を駆動して分岐部材54内にインクを供給しながら分岐部材54内からインクを吸引することでインク循環経路150に気泡を排出する。
そして、分岐部材54内のインク液面が上昇して同図(d)に示すように液面検知センサ58がONした後、同図(b)に示すように供給ポンプ83の駆動を停止するが、同図g)に示すようにインク循環ポンプ151はそのまま駆動して、分岐部材54内のインクの循環を継続する。インク循環ポンプ151は所定時間駆動した後に、停止するが、この時、気泡排出電磁弁57が同時に閉じる。
ここで、密閉式サブタンク81のインク量下限検知センサ87がONしている場合には、上述したようにインク量上限検知センサ86がONするまでメインタンク91からのインク補給動作を行う。
また、同図(h)に示すように、脱気装置減圧ポンプ153はインク循環ポンプ151を駆動する前に予め駆動されており、脱気装置152内部を減圧しておく。この脱気装置152の停止のタイミングはインク循環ポンプ151が停止した後である。
最後に、供給ポンプ83を逆回転させてポンプ83内部のコロ131がチューブ130を押し付ける状態を開放してインク供給経路82をフリーの状態にする。
このように、分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、内部の天面の最も高い位置から該位置に対して相対的に低い位置をつなぐ循環径路を有し、循環径路にはインクを脱気して循環させる手段が設けられている構成とすることで、簡単な構成で廃液となるインク量を低減して分岐部材に滞留した気泡を脱気できる。
次に、本発明の第4実施形態について図20を参照して説明する。なお、図20は同実施形態におけるインク供給系の模式的説明図である。
この実施形態は、分岐部材54内のインクをサブタンク81の上流側に戻して循環させる循環径路を備えるものである。つまり、分岐部材54は、前述したように、内部の天面54aが高さ方向に傾斜する傾斜面となっており、この分岐部材54の最も高い位置とサブタンク81の上流側とを通じるインク循環径路150を設けている。インク循環経路150のサブタンク81上流側は流路切替三方弁154を介して供給路92に接続されている。
そして、循環径路150の途中には、制御部500によって制御される、気泡排出電磁弁58、循環ポンプ151、脱気装置152、脱気装置減圧ポンプ153が配置されている。なお、循環ポンプ151、脱気装置152、脱気装置減圧ポンプ153によってインクを脱気して循環させる手段を構成している。
この循環径路150を通じてインクを循環するときには、気泡排出電磁弁57が開放された状態で、循環ポンプ151及び供給ポンプ83が同時に回転駆動されることで、分岐部材54内のインクを吸引して脱気装置152内部に送り込む。脱気装置152内部を減圧ポンプ153で減圧することによってインク中の気泡(空気)が取り除かれて、流路切替三方弁154を介して供給路92に送り込まれる。流路切替三方弁154は、通常ではインクカートリッジ91とサブタンク81を結ぶ流路が開放された状態となっており、インク循環のときにはインク循環経路150とサブタンク81を結ぶ流路が開放されることになる。
ここで、分岐部材54内の気泡は傾斜した天面54aの最も高い位置から溜まり、循環ポンプ151で吸引する循環径路150の吸入口150aは当該分岐部材54内部の傾斜した天面54aの最も高い位置に開口しているので、効率的に気泡を含むインクを循環径路150内に吸引することができる。
次に、この実施形態におけるインク循環制御について図21のタイミングチャートを参照して説明する。
先ず、分岐部材54内に気泡が溜まると、分岐部材54の上部に取り付けた液面検知センサ58を構成する2本の検知電極間にインクがなくなるので、液面検知センサ58の検知信号によって分岐部材54内に気泡が混入状態であることを検出して、制御部500によるインク循環の動作制御を開始する。
先ず、図21(f)に示すように、密閉式サブタンク81のインク残量確認でインク量下限検知センサ87がONになっている場合には、同図(b)に示すように供給制御電磁弁93を開いてメインタンク91からサブタンク81へインクを補給し、同図(e)に示すようにインク量上限検知センサ86がONしたときに供給制御電磁弁93を閉じてインク補給を停止する。
次に、同図(c)に示すように分岐部材54内のインク循環(気泡排出)のために気泡排出電磁弁57を開き、同時に同図(a)、(g)に示すように供給ポンプ83、インク循環ポンプ151を駆動し、同図(i)に示すように流路切替三方弁154を通常供給(インクカートリッジ91からサブタンク81への供給)からインク循環(インク循環経路150とサブタンク81との連通)に切り替えて、分岐部材54内にインクを供給しながら分岐部材54内からインクを吸引することでインク循環経路150に気泡を排出する。
そして、分岐部材54内のインク液面が上昇して同図(d)に示すように液面検知センサ58がONした後、同図(b)に示すように供給ポンプ83の駆動を停止するが、同図g)に示すようにインク循環ポンプ151はそのまま駆動して、分岐部材54内のインクの循環を継続する。インク循環ポンプ151は所定時間駆動した後に、停止するが、この時、気泡排出電磁弁57が同時に閉じるとともに、流路切替三方弁154を通常供給側に切り替える。
ここで、密閉式サブタンク81のインク量下限検知センサ87がONしている場合には、上述したようにインク量上限検知センサ86がONするまでメインタンク91からのインク補給動作を行う。
また、同図(h)に示すように、脱気装置減圧ポンプ153はインク循環ポンプ151を駆動する前に予め駆動されており、脱気装置152内部を減圧しておく。この脱気装置152の停止のタイミングはインク循環ポンプ151が停止した後である。
最後に、供給ポンプ83を逆回転させてポンプ83内部のコロ131がチューブ130を押し付ける状態を開放してインク供給経路82をフリーの状態にする。
このように、分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、分岐部材の内部の天面の最も高い位置からサブタンクの上流側をつなぐ循環径路を有し、循環径路にはインクを脱気して循環させる手段が設けられている構成とすることので、簡単な構成で廃液となるインク量を低減して分岐部材に滞留した気泡を脱気できる。
なお、上記実施形態ではライン型画像形成装置に適用した例で説明しているが、シリアル型画像形成装置にも同様に適用することができる。
1…装置本体
4…搬送ユニット(搬送部)
5…画像形成ユニット
6…クリーニング装置(維持回復機構)
7…搬送ガイド部
8…インクタンクユニット(サブタンクユニット)
9…メインタンクユニット
51…ヘッドモジュール(記録ヘッドユニット)
54…分岐部材(ディストリビュータ)
56…気泡排出口
57…開閉弁
81…サブタンク(インクタンク)
83…供給ポンプ(気泡排出手段)
91…メインタンク(インクカートリッジ)
101…ヘッド
150…インク循環経路
151…インク循環ポンプ
152…脱気装置
153…脱気装置減圧ポンプ
154…流路切替三方弁

Claims (8)

  1. 液滴を吐出する複数のヘッドを並べて配列した記録ヘッドと、
    インクを収容するメインタンクと、
    前記メインタンクからインクが供給され、前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクと、
    前記サブタンクから前記記録ヘッドの各ヘッドに対してインクを分岐して供給する分岐部材と、を備え、
    前記サブタンクはインク収容部の少なくとも一部が可撓性部材で形成された密閉構造であり、
    前記記録ヘッドと前記サブタンクとは水頭差を持って配置され、
    前記分岐部材には気泡排出口及びこの気泡排出口を開閉する開閉弁を有し、
    前記サブタンク内のインクを吸引又は加圧してインクを前記分岐部材に送り込む気泡排出手段が設けられて、
    前記分岐部材の前記開閉弁を開いた状態で前記気泡排出手段によって前記サブタンクから前記分岐部材にインクを送り込むことで前記分岐部材内の空気を前記気泡排出口から排出させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記サブタンクと前記分岐部材との間にインクを加圧供給するポンプが設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記サブタンクを密閉状態で収容するサブタンク収容手段と、前記サブタンク収容手段内にエアーを供給して前記サブタンクを加圧する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記サブタンクを密閉状態で収容するサブタンク収容手段と、前記サブタンク収容手段内にエアーを供給して前記サブタンクを加圧する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記分岐部材の気泡排出口はインクが供給される供給口の近傍に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の画像形成装置。
  6. 液滴を吐出する複数のヘッドを並べて配列した記録ヘッドと、
    インクを収容するメインタンクと、
    前記メインタンクからインクが供給され、前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクと、
    前記サブタンクから前記記録ヘッドの各ヘッドに対してインクを分岐して供給する分岐部材と、を備え、
    前記記録ヘッドと前記サブタンクとは水頭差を持って配置され、
    前記分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、前記内部の天面の最も高い位置から該位置に対して相対的に低い位置をつなぐ循環径路を有し、
    前記循環径路には前記インクを脱気して循環させる手段が設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 液滴を吐出する複数のヘッドを並べて配列した記録ヘッドと、
    インクを収容するメインタンクと、
    前記メインタンクからインクが供給され、前記記録ヘッドにインクを供給するサブタンクと、
    前記サブタンクから前記記録ヘッドの各ヘッドに対してインクを分岐して供給する分岐部材と、を備え、
    前記記録ヘッドと前記サブタンクとは水頭差を持って配置され、
    前記分岐部材は、内部の天面が高さ方向に傾斜して形成され、
    前記分岐部材の前記内部の天面の最も高い位置から前記サブタンクの上流側とをつなぐ循環径路を有し、
    前記循環径路には前記インクを脱気して循環させる手段が設けられている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記分岐部材内の気泡を検出する手段を有し、前記気泡を検出したときに前記循環径路を通じてインクを循環させることを特徴とする請求項8又は7に記載の画像形成装置。
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