JP2006255847A - ナノピンセット、これを備える微小力計測装置および方法 - Google Patents

ナノピンセット、これを備える微小力計測装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 把持した微小試料の力計測ができるナノピンセットを提供すること。
【解決手段】 ナノピンセット1には、支持体1aからY方向に向かって、振動カンチレバー10、静止カンチレバー20、駆動レバー30および検出レバー40が突設されている。先ず、振動カンチレバー10をX方向に撓み振動させて、その共振周波数fを測定し、次に、振動カンチレバー10の先端12aと静止カンチレバー20の先端22aとの間にDNA断片を捕捉した状態で、振動カンチレバー10の共振周波数fを測定する。共振周波数のシフト量(f−f)からDNA断片のバネ定数や力などの力特性を計測する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DNA断片などの微小物体を把持するナノピンセットおよびこれを備える微小力計測装置および方法に関する。
ナノピンセットは、レバーの先端部の開閉動作により、DNA分子のようなナノオーダーサイズの微小物体を把持したり開放する機能を有する。従来、レバーの先端に2本のカーボンナノチューブを固定し、一方のカーボンナノチューブにダイオード特性部を設けておき、2本のカーボンナノチューブの先端部の間隔を静電力により変化させて微小物体を把持し、ダイオード電流を測定することで微小物体に対する握力を測定するナノピンセットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-225895号公報
特許文献1のナノピンセットは、2本のカーボンナノチューブで微小物体を把持したときの握力を測定するものであり、その握力は、カーボンナノチューブの弾性力などを含んでおり、微小物体そのものの力特性を測定することはできない。
(1)請求項1に係るナノピンセットは、支持部と、支持部から突出して先端部が開閉駆動してDNA断片などの微小試料を捕捉する一対のカンチレバーと、一対のカンチレバーのいずれか一方に振動を与える駆動部とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のナノピンセットにおいて、駆動部は、振動するカンチレバー(以下、振動カンチレバー)と対向配置された駆動レバーを含み、
振動カンチレバーと駆動レバーとの間に電界を印加して振動カンチレバーを振動させることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1または2に記載のナノピンセットにおいて、一対のカンチレバーは、その先端部で微小試料を捕捉する際に高周波電界が印加されるものであり、一対のカンチレバーには、高周波電界を印加する導電膜が形成されていることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のナノピンセットにおいて、支持部、一対のカンチレバー、および駆動部は、フォトリソグラフィー法によりSOIウエハから一体で作製されることを特徴とする。
(5)請求項5の発明による微小力計測装置は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のナノピンセットと、一対のカンチレバー間に高周波電界を印加する高周波電源と、駆動部へ電源を供給する駆動用電源と、駆動部により振動が与えられた一方のカンチレバーの振動を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項5に記載の微小力計測装置において、検出手段による検出結果により微小試料の力特性を演算する演算手段をさらに備えることを特徴とする。
(7)請求項7の発明による微小試料の微小力計測方法は、請求項1乃至4項のいずれか一項に記載のナノピンセットの一方のカンチレバーに振動を与え、そのカンチレバー(以下、振動カンチレバー)の共振周波数fを測定する工程と、請求項1乃至4項のいずれか一項に記載のナノピンセットの一対のカンチレバー間に高周波電界を印加して微小試料を把持する工程と、微小試料を把持した状態で振動カンチレバーに振動を与え、その振動カンチレバーの共振周波数fを測定する工程と、共振周波数のシフト量(f−f)に基づいて微小試料の力特性を計測する工程とを含むことを特徴とする。
(8)請求項8の発明による微小力計測方法は、一対のカンチレバーを有するナノピンセットを使用し、一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉してその力特性を計測する方法において、一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉しない状態でカンチレバーを振動させてその共振周波数fを測定し、一対のカンチレバー間にDNA断片などの微小試料を捕捉した状態でカンチレバーの共振周波数fを測定し、共振周波数のシフト量(f−f)からDNA断片などの微小試料のバネ定数や力などの力特性を計測することを特徴とする。
(9)請求項9の発明による微小力計測方法は、一対のカンチレバーを有するナノピンセットを使用し、一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉してその力特性を計測する方法において、一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉しない状態でカンチレバーを振動させてその角共振周波数ωにおけるイミタンスIを測定し、一対のカンチレバー間にDNA断片などの微小試料を捕捉した状態でカンチレバーの角共振周波数ωにおけるイミタンスIを測定し、イミタンスのシフト量(I−I)からDNA断片などの微小試料のバネ定数や力などの力特性を計測することを特徴とする。
(1)請求項1乃至4に記載の発明によるナノピンセットによれば、一対のカンチレバー間に微小試料を把持し、一方のカンチレバーにその開閉方向に振動を与えることにより、微小試料の力特性を計測することができる。
(2)請求項5乃至9に記載の発明による微小力計測装置および方法によれば、一対のカンチレバー間に微小試料を把持し、一方のカンチレバーにその開閉方向に振動を与え、振動するカンチレバーの振動を検出することにより、微小試料の力特性を計測することができる。
以下、本発明の実施の形態による微小力計測装置およびナノピンセットについて図1〜8を参照しながら説明する。図1において、微小力計測装置100は、図5〜図8を参照して詳細に説明する半導体製造プロセスで作製されたナノピンセット1と、高周波電源2と、励振用電源3と、検出部4と、制御・測定部5とを備えている。
図1を参照して、ナノピンセット1の各構成部品について、材料となるウエハと対比させて説明する。ナノピンセット1は、SOI(Silicon on Insulator)ウエハから一体で作製される。SOIウエハ50は、2枚のSi単結晶板の一方にSiO層を形成し、SiO層を介して貼り合わせたものである。本実施の形態で用いられるSOIウエハ50は、図1に示されるように、上部Si層51(厚さ30μm)、SiO層52(厚さ2μm)および下部Si層53(厚さ300μm)から成る。上部Si層51は、0.001Ωcm程度の低抵抗シリコンである。
図1に示すように、ナノピンセット1は、支持体1a、駆動レバー30、検出レバー40、振動カンチレバー10、および静止カンチレバー20から構成されている。支持体1aは、不図示のホルダの溝部または凹部にスライドさせて嵌め込み、ホルダに取り付けられた板バネで押圧保持するなどしてホルダに着脱可能に取り付けられる。このホルダは不図示の移動機構により3次元方向に移動可能に構成され、これにより、ナノピンセット1全体が3次元方向に移動可能とされている。
図1に示すように、下部Si層53から形成された支持体1aの上端部からは、駆動レバー30、検出レバー40、振動カンチレバー10、および静止カンチレバー20がそれぞれ形成されている。振動カンチレバー10、静止カンチレバー20、駆動レバー30および検出レバー40の4本のレバーは、電極などを除くと上部Si層51のみから形成されており、それぞれの厚さは、基本的には上部Si層51の厚さ30μmに等しい。駆動レバー30、検出レバー40、振動カンチレバー10、および静止カンチレバー20の上面には、それぞれアルミニウム膜(導電膜)がコーティングされており、各々のレバーは互いに絶縁されている。さらに、振動カンチレバー10、駆動レバー30および検出レバー40には、アルミニウム膜と絶縁を保って、それぞれ電極膜13、31および41が設けられている。
図1に示すナノピンセット1の先端部分の拡大斜視図である図2にも示されるように、振動カンチレバー10は、レバー11と突起部12とを有し、静止カンチレバー20は、レバー21と突起部22とを有する。突起部12の先端12aと突起部22の先端22aは、間隔dで対向している。また、振動カンチレバー10の一方の側面と駆動レバー30の側面は、間隔Dで対面し、振動カンチレバー10の他方の側面と検出レバー40の側面は、ギャップxで対面している。突起部12の先端12aの形状と、突起部22の先端22aの形状は後で詳細に説明する。
高周波電源2は、一方の端子が振動カンチレバー10のアルミニウム膜に、他方の端子が静止カンチレバー20のアルミニウム膜に接続されている。交流電源3aと直流電源3bとが直列に配設された励振用電源3は、負極端子が振動カンチレバー10の電極膜13に、正極端子が駆動レバー30の電極膜31に接続されている。つまり、駆動レバー30の電極膜31は、振動カンチレバー10の電極膜13の対向電極となっている。
検出部4は、振動カンチレバー10の電極膜13と検出レバー40の電極膜41に接続された発振回路であり、ギャップxを静電容量として検出する。制御・測定部5は、高周波電源2、励振用電源3および検出部4に接続されており、高周波電源2、励振用電源3を制御するとともに、検出部4により測定された静電容量からギャップxを算出する。
ナノピンセット1による微小試料の把持および微小力計測装置100による微小試料の力特性測定について説明する。本実施の形態では、微小試料としてDNA分子を対象とするが、DNA分子に限らず、例えばたんぱく質なども対象となる。DNA分子の断片(以下、DNA断片)は、中和溶液中でランダムコイル状に丸まっている。その溶液中に振動カンチレバー10と静止カンチレバー20の先端部分を浸漬し、突起部12と22をDNA断片に近づけ、高周波電源2により突起部12と22との間に1MHz程度の高周波電界を印加する。高周波電界を印加すると、DNA断片は、静電配向の原理により伸長するとともに、電界が集中する突起部12の先端12aと突起部22の先端22aの間に捕捉される。
前述したように、振動カンチレバー10と静止カンチレバー20にはアルミニウム膜がコーティングされており、アルミニウムとDNA断片中のリンとが結合することにより、DNA断片は、突起部12と22の間に強固にグリップされる。DNA断片をグリップした後に、振動カンチレバー10と静止カンチレバー20の先端部分を溶液中から引き上げ、DNA断片を空中で保持する。間隔dを可変にしておけば、弛みのない状態でDNA断片を保持することができる。なお、振動カンチレバー10と静止カンチレバー20のアルミニウム膜は、突起部12と22との間に高周波電界を印加するための導電膜であるから、少なくとも突起部12,22にコーティングされていればよい。
ナノピンセット1の振動カンチレバー10の共振周波数変化を表すグラフである図3と、本実施の形態による微小力計測装置を用いて計測された微小試料の力−変位特性を表すグラフである図4も参照して、DNA断片の力特性の測定について説明する。
(1)DNA断片をグリップしていない状態でのナノピンセット1の力特性をリファレンスとして測定する。直流電源3bにより、振動カンチレバー10の電極膜13と駆動レバー30の電極膜31との間に直流バイアス電圧を印加すると、その直流バイアス電圧に応じた静電力が間隔Dの部分に発生し、振動カンチレバー10が変位するので、振動カンチレバー10のX方向の変位量(オフセット変位量x)を測定する。そして、その直流バイアス電圧に交流バイアス電圧を重畳させ、交流電源3aの周波数を変化させながら振動カンチレバー10の振幅を測定し、振幅が最大となる共振周波数fの値を取得する。共振周波数fは、図3の周波数曲線Aのピークで示される。直流バイアス電圧の大きさを変えてオフセット変位量を変化させ、オフセット変位量と共振周波数の関係を求める。
(2)前述した手法により、測定したいDNA断片をグリップする。
(3)DNA断片をグリップしたまま、(1)と同様の方法で、振幅が最大となる共振周波数fの値を取得する。共振周波数fは、図3の周波数曲線Bのピークで示される。(1)と同様、直流バイアス電圧の大きさを変えてオフセット変位量を変化させ、オフセット変位量と共振周波数の関係を求める。
(4)(1)と(3)の測定で同じ直流バイアス値、すなわち同じオフセット変位量xにおける共振周波数のシフト量(f−f)を導き出す。
(5)このシフト量(f−f)から以下の手順でDNA断片のバネ定数を算出する。一般に、カンチレバーのバネ定数kは、カンチレバーのヤング率をE、断面二次モーメントをI、長さをlとすると、式1で与えられる。
k=3EI/l …(1)
レイリーの方法によれば、カンチレバーの角共振周波数ωは、mを単位長さ当りの質量とすれば、式2と書き表すことができる。但し、ω=2πfである。
ω=√{k/(33m/140)} …(2)
33m/140=mdとおくと、式2は式3となる。
ω=√(k/md) …(3)
本実施の形態の振動カンチレバー10に上記の手法を適用すると、DNA断片をグリップしていない振動カンチレバー10のバネ定数がk、角共振周波数がωである。DNA断片をグリップすることにより、見かけ上バネ定数がΔkだけ大きくなり、角共振周波数がΔωだけ増加したとすると、式(3)は式(4)のように書き表すことができる。
ω+Δω=√{(k+Δk)/md}≒√(k/md)+Δk/2√(md・Sk) …(4)
すなわち、DNA断片のバネ定数Δkは下記の式(5)から求められる。但し、Δω=2π(f−f)である。
Δk=2√(md・k)・Δω …(5)
バネ定数Δkにオフセット変位量xを乗ずることにより、DNA断片の引張力、圧縮力などの力Fを算出する。
以上の測定および演算を、オフセット変位量を連続的または段階的に変化させて行うことで、図4に示されるようなDNA断片の力−変位特性曲線が得られる。図4は、縦軸に力(F)、横軸に変位量(x)をとり、力−変位特性曲線を描いたものであり、オフセット変位量xからDNA断片の力を求めることができる。
本実施の形態の力計測では、バネ定数kが数N/mというような高剛性の振動カンチレバー10を用いて、pNオーダーの微小な力を計測することができる。なお、測定精度は、振動カンチレバー10の共振のQ値に依存するので、DNA断片を大気中で測定するよりも真空中で測定する方が高精度の力計測ができる。
このようなナノピンセット1を用いた力計測では、DNA断片そのものの力特性を測定する他に、例えば、DNA断片にどの種類のたんぱく質がどのように結合しているかを調べることができる。種々のたんぱく質を含む混合溶液中にDNA断片をグリップしたナノピンセット1の先端部分を浸漬すると、特定のたんぱく質がDNA断片の特定の結合部分(イントロン)に結合する。DNA断片は、たんぱく質が結合したためにバネ定数が変化する。従って、上述した方法で、たんぱく質が結合したDNA断片のバネ定数あるいは力を測定することにより、たんぱく質の種類や結合状態を知ることができる。
本実施の形態のナノピンセット1の製造工程について、図5〜8を参照しながら詳しく説明する。図5は、ナノピンセット1の製造工程(a)〜(d)を説明する部分斜視図であり、図6は、ナノピンセット1の製造工程(e)〜(g)を説明する部分斜視図である。図7(a)〜(c)は、図6の製造工程(e)におけるナノピンセット1のそれぞれ拡大斜視図、上面図、断面図であり、図7(d)は、図6の製造工程(f)におけるナノピンセット1の拡大斜視図である。図8は、ナノピンセット1の製造工程で用いられるマスクA,B,Cのパターンを重ね合わせて示す平面図である。マスクA,B,Cの遮蔽領域はそれぞれ斜線で表す。なお、図8は、マスクA,B,Cの互いの位置関係や寸法比較のために、3つのパターンを重ね合わせて示すものである。
ナノピンセット1の製造工程は、図5,6に示される工程(a)から(g)まで順に進む。
図5を参照すると、工程(a)では、上述した3層構造のSOIウエハ50の上部Si層51の表面と下部Si層53の表面に、低圧CVDにより厚さ50nmの窒化珪素(SiN)膜54を形成する。なお、上部Si層51の表面は、単結晶Siの主面(001)を選ぶ。
工程(b)では、マスクAを用い、Cを用いたRIE(reactive ion etching)により、ごく狭い領域A1にのみSiN膜54が残るようにエッチング除去する。マスクAは、フォトリソグラフィーで作製したレジストマスクである。ここで、振動カンチレバー10、静止カンチレバー20、駆動レバー30および検出レバー40が延在する方向(Y方向)としては、上部Si層51の<100>方向を選ぶ。
工程(c)では、マスクBを用いてICP−RIE(inductively coupled plasma - reactive ion etching)により上部Si層51を厚さ方向にエッチングする。マスクBは、フォトリソグラフィーで作製したレジストマスクである。ICP−RIEによるエッチング作用は、SiO層52で停止するので、エッチング深さ、換言すれば各レバーの厚さを均一且つ高精度に作製することができる。エッチングされた部分には、SiO層52の表面が露出する。
工程(d)では、上部Si層51が露出している表面および側面に表面保護のための酸化膜55を厚さ0.5μm形成する。酸化方法は、酸素ガスと水素ガスを高温で反応させて生成する水蒸気を用いたウエット酸化(水蒸気酸化)である。
図6の工程(e)を参照すると、Cを用いたRIEにより、領域A1に残したSiN膜54をエッチング除去し、上部Si層51を露出させた後に、TMAH(tetra methyl ammonium hidride)溶液を用いて異方性エッチングを行う。酸化膜55はTMAHにエッチングされ難く、上部Si層51のみが優先的にエッチングされる。この工程は、振動カンチレバー10および静止カンチレバー20の先端部分の形状を生成する重要な工程であり、図7を参照して詳しく説明する。
図7(a)〜(c)を参照すると、上部Si層51は、領域A1のみで露出しており、領域A1以外は、表面保護のための酸化膜55に覆われている。つまり、図7(b)の上面図に示される振動カンチレバー10、静止カンチレバー20、駆動レバー30および検出レバー40の形成領域の大半は酸化膜55に覆われている。TMAHによる異方性エッチングは、領域A1およびその左右の酸化膜55に覆われている領域A1LおよびA1Rにおいて、エッチングを停止させるSiO層52が完全に露出するまで進行し、エッチングレートの小さい{111}面が4ヶ所に形成される。
図7(c)は、図7(b)のI−I断面図である。図7(c)に示される酸化膜55L,55Rは、酸化膜55のうち、それぞれ領域A1L,A1Rに形成された酸化膜であり、酸化膜55L,55Rの下側が抉られた状態にエッチングされ、斜面P1,P2が形成される。全体としては、図7(a)に示されるように、{111}面である4つの斜面P1〜P4が形成される。斜面P1とSiO層52とが接するコーナーが突起部12の先端12aであり、斜面P2とSiO層52とが接するコーナーが突起部22の先端22aである。
再び図6に戻り、工程(f)を参照する。マスクCを用いて下部Si層53とSiO層52の不要部分を除去する。すなわち、SOIウエハ50の裏面、すなわち下部Si層53の表面に、マスクCの形状にアルミニウムパターンを形成しておき、工程(a)で形成されたSiN膜をRIEによりパターン状に除去し、下部Si層53をICP−RIEによりパターン状に除去し、最後にSiO層52をBHFによりパターン状に除去する。この一連のエッチング工程により、振動カンチレバー10、静止カンチレバー20、駆動レバー30および検出レバー40の形が完成する。
エッチングにより、図7(a)に示されている斜面P3,P4とその周辺領域が離脱し、図7(d)の製造工程(f)におけるナノピンセット1の拡大斜視図に示されるように、斜面P1を有する突起部12と斜面P2を有する突起部21が形成される。
なお、駆動レバー30および検出レバー40も、振動カンチレバー10および静止カンチレバー20の製造工程中で同様の手法により同時に作製される。各レバー10,20,30,40と支持体1aとの間には、絶縁物質であるSiO層52が介在する。
工程(g)では、各レバー10,20,30,40の表面に真空蒸着により厚さ50nmのアルミニウム膜56を形成する。上述したように、各レバー10,20,30,40は、相互に絶縁されており、この絶縁を保つようにアルミニウム膜56を形成する。振動カンチレバー10と静止カンチレバー20のアルミニウム膜56が高周波電源2に接続される電極である。
アルミニウム膜56形成後に、振動カンチレバー10、駆動レバー30および検出レバー40のアルミニウム膜56上に、絶縁を保って電極膜13、31および41(図1参照)をそれぞれ形成する。以上によりナノピンセット1が完成する。
なお、図8に示すマスクBの領域B1のパターンは、製造時に振動カンチレバー10を損傷から防護する部分をナノピンセット1に形成するためのものである。また、マスクCの領域C1の左右のパターンは、4本のレバーを保護する部分を形成するためのものであり、ナノピンセット1を使用するときに分離する。
上記の製造工程では、1個のナノピンセット1についての一連の作製手順を説明したが、実際の製造工程は、SOIウエハ単位で行われる、いわゆるバッチ処理である。このバッチ処理では、フォトリソグラフィー法により、1枚のSOIウエハから多数のナノピンセット1を一括で作製することができ、大幅な製造コストの削減をもたらすものである。
以上説明したように、本実施の形態によるナノピンセット1は、微小力計測装置100に搭載することにより、次のような作用効果を奏する。
(1)振動カンチレバー10と静止カンチレバー20との間でDNA断片をグリップして溶液から引き上げ、大気中或いは真空中など任意の環境で力計測ができる。
(2)振動カンチレバー10のバネ定数を大きくすることにより、溶液に対して出し入れを行っても溶液の表面張力や粘性の影響を受け難く変形しないので、DNA断片を確実にグリップでき、正確な力計測ができる。
本実施の形態では、SOIウエハを用いたが、単結晶のSiウエハを用いることもできる。Siウエハを用いる場合は、上述した工程(c)におけるICP−RIEのエッチング作用を停止させる働きをもつSiO層52が存在しないので、ICP−RIEの条件を制御する必要がある。Siウエハの{100}面に対して、5μmのエッチング深さを得るには、例えば、反応ガスとして(SF+C)混合ガスを用い、高周波出力600Wで約1.7分の処理を行う。Siウエハは、SOIウエハよりも安価であり、工程(c)のみを変更するだけで、他の総ての工程は本実施の形態と同様であるので、更なる製造コストの削減が可能となる。
本実施の形態のナノピンセット1、微小力計測装置100は、様々な変形が考えられる。例えば、振動カンチレバー10、静止カンチレバー20には、導電膜としてアルミニウム膜をコーティングしたが、金や銅の薄膜を用いてもよい。また、振動カンチレバー10の駆動には、本実施の形態では、静電力を利用したが、圧電膜の伸縮を利用してもよい。また、本実施の形態では、振動カンチレバー10と検出レバー40との間の振動によるギャップxの変化を静電容量により測定する手法を用いたが、振動カンチレバー10の振動による光の周波数のドップラーシフトを検出するレーザドップラー振動計を用いてもよい。この場合、検出レバー40、検出部4は不要となる。
さらに、本実施の形態では、DNA断片をグリップしていない状態での共振周波数fとグリップしたときの共振周波数fとの差分、つまり共振周波数のシフト量(f−f)からDNA断片のバネ定数を算出したが、次のような手法でイミタンスの1つであるアドミッタンスのシフト量(Y−Y)を算出し、DNA断片のバネ定数を求めてもよい。
(1)DNA断片をグリップしていない状態で、角周波数ωとアドミッタンスYとの関係を測定し、角共振周波数ωおよび所定の条件を満たす角周波数ωを求める。
(2)測定したいDNA断片をグリップする。
(3)DNA断片をグリップした状態で、角周波数がωのときのアドミッタンスYを測定する。
(4)角周波数をωに固定してアドミッタンスのシフト量(Y−Y)を算出し、このシフト量からDNA断片のバネ定数を求める。但し、YはDNA断片をグリップしていない状態での角周波数ωにおけるアドミッタンスである。
このアドミッタンス測定は、原理的に感度が共振周波数に反比例するため、低い共振周波数において感度が高く、バネ定数が小さいカンチレバーによる測定に適している。
本発明は、その特徴を損なわない限り、以上説明した実施の形態に何ら限定されない。本実施の形態では、交流電源3aと直流電源3bにより、振動カンチレバー10に撓み振動を与えて振動状態の変化を検出し、DNA断片のバネ定数を計測しているが、直流バイアスのみにより、その直流バイアス電圧に応じた変位を振動カンチレバー10に与えて、DNA断片のバネ定数を計測することもできる。すなわち、振動カンチレバー10と駆動レバー30とが平行平板コンデンサを構成し、DNA断片を把持していない状態での振動カンチレバー10の変位量xdまたはDNA断片を把持したときの変位量xがコンデンサ間の印加電圧Vの関数と考える。変位量xdとxの差分Δxを測定し、Δxを所定の式に代入することにより、DNA断片のバネ定数を求めることができる。この場合も検出レバー40、検出部4は不要となる。
なお、特許請求の範囲と実施の形態による構成要素の対応関係については、振動カンチレバー10と静止カンチレバー20が一対のカンチレバーに、電極膜13、駆動レバー30、電極膜31が駆動部に、検出レバー40、制御・測定部5が検出手段と演算手段にそれぞれ対応する。以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係に何ら限定も拘束もされない。
本発明の実施の形態に係る微小力計測装置の構成を模式的に示す全体構成図である。 図1に示すナノピンセットの先端部分の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係るナノピンセットの振動カンチレバーの共振周波数変化を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係る微小力計測装置を用いて計測された試料の力−変位特性を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係るナノピンセットの製造工程(e)〜(g)を説明する部分斜視図である。 本発明の実施の形態に係るナノピンセットの製造工程(e)〜(g)を説明する部分斜視図である。 図7(a)〜(c)は、図6に示すナノピンセットの製造工程(e)を説明する図であり、図7(a)がナノピンセットの先端部の拡大斜視図、図7(b)がナノピンセットの先端部の上面図、図7(c)が図7(b)のI−I断面図であり、図7(d)は、図6に示すナノピンセットの製造工程(f)におけるナノピンセットの先端部の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係るナノピンセットの製造工程で用いられるマスクA,B,Cの平面図である。
符号の説明
1:ナノピンセット 2:高周波電源
3:励振用電源 4:検出部
5:制御・測定部 10:振動カンチレバー
12:突起部 13:電極膜
20:静止カンチレバー 22:突起部
30:駆動レバー 31:電極膜
40:検出レバー 50:SOIウエハ
51:上部Si層 52:SiO
53:下部Si層 100:微小力計測装置

Claims (9)

  1. 支持部と、
    前記支持部から突出し、その先端部が開閉駆動してDNA断片などの微小試料を捕捉する一対のカンチレバーと、
    前記一対のカンチレバーのいずれか一方に、その開閉駆動方向の振動を与える駆動部とを備えることを特徴とするナノピンセット。
  2. 請求項1に記載のナノピンセットにおいて、
    前記駆動部は、前記振動するカンチレバー(以下、振動カンチレバー)と対向配置された駆動レバーを含み、
    前記振動カンチレバーと駆動レバーとの間に電界を印加して前記振動カンチレバーを振動させることを特徴とするナノピンセット。
  3. 請求項1または2に記載のナノピンセットにおいて、
    前記一対のカンチレバーは、その先端部で微小試料を捕捉する際に高周波電界が印加されるものであり、前記一対のカンチレバーには、前記高周波電界を印加する導電膜が形成されていることを特徴とするナノピンセット。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のナノピンセットにおいて、
    前記支持部、前記一対のカンチレバー、および前記駆動部は、フォトリソグラフィー法によりSOIウエハから一体で作製されることを特徴とするナノピンセット。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のナノピンセットと、
    前記一対のカンチレバー間に高周波電界を印加する高周波電源と、
    前記駆動部へ電源を供給する駆動用電源と、
    前記駆動部により振動が与えられた一方のカンチレバーの振動を検出する検出手段とを備えることを特徴とする微小力計測装置。
  6. 請求項5に記載の微小力計測装置において、
    前記検出手段による検出結果により前記微小試料の力特性を演算する演算手段をさらに備えることを特徴とする微小力計測装置。
  7. 請求項1乃至4項のいずれか一項に記載のナノピンセットの前記一方のカンチレバーに振動を与え、そのカンチレバー(以下、振動カンチレバー)の共振周波数fを測定する工程と、
    微小試料を把持した状態で前記振動カンチレバーに振動を与え、その振動カンチレバーの共振周波数fを測定する工程と、
    前記共振周波数のシフト量(f−f)に基づいて前記微小試料の力特性を計測する工程とを含むことを特徴とする微小力計測方法。
  8. 一対のカンチレバーを有するナノピンセットを使用し、前記一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉してその力特性を計測する方法において、
    前記一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉しない状態で前記カンチレバーを振動させてその共振周波数fを測定し、
    前記一対のカンチレバー間にDNA断片などの微小試料を捕捉した状態で前記カンチレバーの共振周波数fを測定し、
    前記共振周波数のシフト量(f−f)からDNA断片などの微小試料のバネ定数や力などの力特性を計測することを特徴とする微小力計測方法。
  9. 一対のカンチレバーを有するナノピンセットを使用し、前記一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉してその力特性を計測する方法において、
    前記一対のカンチレバー間でDNA断片などの微小試料を捕捉しない状態で前記カンチレバーを振動させてその角共振周波数ωにおけるイミタンスIを測定し、
    前記一対のカンチレバー間にDNA断片などの微小試料を捕捉した状態で前記カンチレバーの角共振周波数ωにおけるイミタンスIを測定し、
    前記イミタンスのシフト量(I−I)からDNA断片などの微小試料のバネ定数や力などの力特性を計測することを特徴とする微小力計測方法。
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