添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する1つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記カフ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のいずれかに前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図1(A)、図1(B)、図1(C)に本実施の形態の血圧計の構成例を示す。図1(A)、図1(B)、図1(C)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1、圧力センサ2、空気ポンプ3、排気バルブ4、空気パイプ11、空気パイプ12、空気パイプ13、空気パイプ14、空気パイプ15、及びチャンバー21、チャンバー22又はチャンバー24により構成される。
図1(A)、図1(B)、図1(C)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1に空気パイプ11の一端が接続され、圧力センサ2に空気パイプ12の一端が接続され、空気ポンプ3に空気パイプ13の一端が接続され、排気バルブ4に空気パイプ14の一端が接続され、空気パイプ11の他の一端と、空気パイプ13の他の一端及び空気パイプ15の一端が相互に接続され、空気パイプ12の他の一端と、空気パイプ14の他の一端及び空気パイプ15の他の一端が相互に接続された構成に、図1(A)においては、チャンバー21が空気パイプ11の中間に設けられ、図1(B)においては、チャンバー22が空気パイプ12の中間に設けられ、図1(C)においては、チャンバー24が空気パイプ14の中間に設けられている構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。カフ1は空気ポンプ3が空気パイプ13を介して、さらに空気パイプ11、又は空気パイプ11及びチャンバー21を介して、供給する空気により上昇する圧力、あるいは排気バルブ4が空気パイプ14、空気パイプ15を介して、さらに空気パイプ11、又は空気パイプ11及びチャンバー21を介して、排気する空気により下降する圧力で、生体の一部を圧迫する機能を有する。
圧力センサ2は空気パイプ12、空気パイプ15を介して、さらに空気パイプ11、又は空気パイプ11及びチャンバー21を介して、カフ1の内部の空気の圧力、すなわちカフ1が生体の一部を圧迫する圧力を検出する機能を有する。
空気ポンプ3は空気パイプ13を介して、さらに空気パイプ11、又は空気パイプ11及びチャンバー21を介して、カフ1に空気を供給する機能を有する。
排気バルブ4は空気パイプ14、空気パイプ15を介して、さらに空気パイプ11、又は空気パイプ11及びチャンバー21を介して、カフ1の内部の空気を排気する機能を有する。
空気パイプ11、空気パイプ12、空気パイプ13、空気パイプ14及び空気パイプ15は空気を流通させる機能を有する。
チャンバー21、チャンバー22及びチャンバー24は、各々空気パイプ11、空気パイプ12又は空気パイプ14の中間に設けられ、各々の内部の空間に空気を収容し、血圧計10の空気容量を拡張し、さらに内部の空気を伝搬する音波を減衰させる機能を有し、特にチャンバー21はカフ1で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、チャンバー22はカフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、チャンバー24は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させる機能を有する。
図1(A)、図1(B)、図1(C)及び以下に示す図においては、血圧計10のカフ1が圧迫する前記生体の一部の脈波を検出する脈波検出部、圧力センサ2が検出するカフ1が前記生体の一部を圧迫する圧力の値と、前記脈波検出部が検出する脈波から血圧値を算出する算出部、血圧値を表示する表示部、各部を接続する信号線、電源と電力線、血圧測定の開始、終了を制御するスイッチなどの通常の技術により実現可能な部分は表示していない。
本実施の形態の血圧計10は、圧力センサ2が検出するカフ1が前記生体の一部を圧迫する圧力と、図示していない脈波検出部が検出するカフ1が圧迫している前記生体の一部の脈波により、図示していない前記算出部が血圧を算出し、図示していない表示部に表示する。上記の血圧を算出する方法は例えば非特許文献1に記述されている。
本実施の形態の血圧計10のチャンバー21、チャンバー22又はチャンバー24は血圧計10の全体の空気容量を拡張し、排気バルブ4により排気する時のカフ1の圧力の減圧速度の変動を小さくして一定速度で減圧するように改善し、また空気ポンプ3、圧力センサ2又は排気バルブ4の微小なリークの影響を相対的に小さくし、さらに、図1(A)に示す血圧計10のチャンバー21はカフ1で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、図1(B)に示す血圧計10のチャンバー22はカフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、図1(C)に示す血圧計10のチャンバー24は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、本実施の形態の血圧計10は血圧を正確に測定することができる。
上記のように、本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22又はチャンバー24により、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、カフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する2つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のうち2箇所に前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図2(A)、図2(B)、図2(C)、図2(D)、図2(E)、図2(F)に本実施の形態の血圧計の構成例を示す。
図2(A)において、本実施の形態の血圧計10は、図1(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ13の中間にチャンバー23を、さらに設けた構成であり、図2(B)において、本実施の形態の血圧計10は、図1(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ14の中間にチャンバー24を、さらに設けた構成であり、図2(C)において、本実施の形態の血圧計10は、図1(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ12の中間にチャンバー22を、さらに設けた構成であり、図2(D)において、本実施の形態の血圧計10は、図1(C)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ13の中間にチャンバー23を、さらに設けた構成であり、図2(E)において、本実施の形態の血圧計10は、図1(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ13の中間にチャンバー23を、さらに設けた構成であり、図2(F)において、本実施の形態の血圧計10は、図1(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ14の中間にチャンバー24を、さらに設けた構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。カフ1は空気ポンプ3が供給する空気により上昇する圧力又は排気バルブ4が排気する空気により下降する圧力で、生体の一部を圧迫する機能を有する。
空気ポンプ3は空気パイプ13、チャンバー23、空気パイプ11及びチャンバー21を介して、空気パイプ13、空気パイプ11及びチャンバー21を介して、空気パイプ13、チャンバー23及び空気パイプ11を介して、又は空気パイプ13及び空気パイプ11を介してカフに空気を供給する。
排気バルブ4は空気パイプ14、空気パイプ15、空気パイプ11及びチャンバー21を介して、空気パイプ14、チャンバー24、空気パイプ15、空気パイプ11及びチャンバー21を介して、空気パイプ14、チャンバー24、空気パイプ15及び空気パイプ11を介して、又は空気パイプ14、空気パイプ15及び空気パイプ11を介して、カフ1の内部の空気を排気する。
圧力センサ2は空気パイプ12、空気パイプ15、空気パイプ11及びチャンバー21を介して、空気パイプ12、チャンバー22、空気パイプ15、空気パイプ11及びチャンバー21を介して、空気パイプ12、空気パイプ15及び空気パイプ11を介して、又は空気パイプ12、チャンバー22、空気パイプ15及び空気パイプ11を介して、カフ1の内部の空気の圧力、すなわちカフ1が生体の一部を圧迫する圧力を検出する。
空気パイプ11、空気パイプ12、空気パイプ13、空気パイプ14、空気パイプ15、チャンバー21、チャンバー22及びチャンバー24の機能は図1(A)、図1(B)、図1(C)により説明した実施の形態の血圧計10と同様である。
チャンバー23は内部の空間に空気を収容し、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、さらに空気ポンプ3で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させる機能を有する。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24の内の2個のチャンバーにより、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、カフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する3つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のうち3箇所に前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)に、本実施の形態の血圧計の構成を示す。図3(A)において、本実施の形態の血圧計10は図2(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ12の中間にチャンバー22を、さらに設けた構成であり、図3(B)において、本実施の形態の血圧計10は、図2(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ12の中間にチャンバー22を、さらに設けた構成であり、図3(C)において、本実施の形態の血圧計10は、図2(D)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ11の中間にチャンバー21を、さらに設けた構成であり、図3(D)において、本実施の形態の血圧計10は、図2(E)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ14の中間にチャンバー24を、さらに設けた構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)において、本実施の形態の血圧計10の各部の機能は、図2(A)、図2(B)、図2(C)、図2(D)、図2(E)、図2(F)により説明した実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能と同様である。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24の内の3個のチャンバーにより、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、カフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する4つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のそれぞれに前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図4に本実施の形態の血圧計の構成を示す。図4において、本実施の形態の血圧計10は、図3(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ14の中間にチャンバー24を設けた構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。図4において、本実施の形態の血圧計10の各部の機能は、図3(A)、図3(B)、図3(C)、図3(D)により説明した実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能と同様である。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24により、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、カフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する1つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ及び前記排気バルブのそれぞれが前記チャンバーを介して空気流通経路で相互に接続されたチャンバー付き血圧計である。
図5に本実施の形態の血圧計の構成を示す。図5において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1、圧力センサ2、空気ポンプ3、排気バルブ4、空気パイプ11、空気パイプ12、空気パイプ13、空気パイプ14及びチャンバー25により構成されている。
図5において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1に空気パイプ11の一端が接続され、圧力センサ2に空気パイプ12の一端が接続され、空気ポンプ3に空気パイプ13の一端が接続され、排気バルブ4に空気パイプ14の一端が接続され、空気パイプ11の他の一端と、空気パイプ12の他の一端と、空気パイプ13の他の一端と、空気パイプ14の他の一端はチャンバー25に接続された構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。カフ1は空気ポンプ3が空気パイプ13、チャンバー25及び空気パイプ11を介して、供給する空気により上昇する圧力、あるいは排気バルブ4が空気パイプ14、チャンバー25及び空気パイプ11を介して、排気する空気により下降する圧力で、生体の一部を圧迫する機能を有する。
圧力センサ2は空気パイプ12、チャンバー25及び空気パイプ11を介して、カフ1の内部の空気の圧力、すなわちカフ1が生体の一部を圧迫する圧力を検出する機能を有する。
空気ポンプ3は空気パイプ13、チャンバー25及び空気パイプ11を介して、カフ1に空気を供給する機能を有する。
排気バルブ4は空気パイプ14、チャンバー25、空気パイプ11を介して、カフ1の内部の空気を排気する機能を有する。
チャンバー25は内部の空間に空気を収容し、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、さらに内部の空気を伝搬する音波を減衰させ、カフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させる機能を有する。
空気パイプ11、空気パイプ12、空気パイプ13及び空気パイプ14は空気を流通させる機能を有する。
本実施の形態の血圧計10のチャンバー25は、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、排気バルブ4により排気する時のカフ1の圧力の減圧速度の変動を小さくして一定速度で減圧するように改善し、また空気ポンプ3、圧力センサ2又は排気バルブ4の微小なリークの影響を相対的に小さくし、さらに、チャンバー25はカフ1、空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生する雑音を減衰させることにより、本実施の形態の血圧計10は、簡易な構成で、血圧を簡易に、正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する1つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記圧力センサが前記カフに空気流通経路で接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のいずれかに前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)に本実施の形態の血圧計の構成を示す。図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1、圧力センサ2、空気ポンプ3、排気バルブ4、空気パイプ11、空気パイプ13、空気パイプ14、空気パイプ15、空気パイプ16、及びチャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24により構成される。
図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1と圧力センサ2は空気パイプ16により接続され、カフ1に空気パイプ11の一端が接続され、空気ポンプ3に空気パイプ13の一端が接続され、排気バルブ4に空気パイプ14の一端が接続され、空気パイプ11の他の一端と、空気パイプ13の他の一端及び空気パイプ15の一端が相互に接続され、空気パイプ14の他の一端と空気パイプ15の他の一端が接続された構成に、図6(A)においては、チャンバー21が空気パイプ11の中間に設けられ、図6(B)においては、チャンバー23が空気パイプ13の中間に設けられ、図6(C)においては、チャンバー24が空気パイプ14の中間に設けられ、図6(D)においては、チャンバー22が空気パイプ16の中間に接続されている構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の圧力センサ2、空気パイプ16、チャンバー21及びチャンバー23以外の部分の機能は、図1(A)、図1(B)、図1(C)により説明した実施の形態の血圧計10と同様である。
圧力センサ2は空気パイプ16、又は空気パイプ16及びチャンバー22を介して、カフ1の内部の空気の圧力、すなわちカフ1が生体の一部を圧迫する圧力を検出する機能を有する。
空気パイプ16は、カフ1と圧力センサ2の間、又はカフ1とチャンバー22の間及びチャンバー22と圧力センサ2の間、の空気を流通させる機能を有する。
チャンバー21及びチャンバー23は内部の空間に空気を収容し、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、さらに内部の空気を伝搬する音波を減衰させる機能を有し、特にチャンバー21は空気ポンプ3又は排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、チャンバー23は空気ポンプ3で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させる機能を有する。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24により、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する2つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記圧力センサが前記カフに空気流通経路で接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のうち2箇所に前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図7(A)、図7(B)、図7(C)、図7(D)、図7(E)、図7(F)に、本実施の形態の血圧計の構成を示す。
図7(A)において、本実施の形態の血圧計10は、図6(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ13の中間にチャンバー23を設けた構成であり、図7(B)において、本実施の形態の血圧計10は、図6(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ14の中間にチャンバー24を設けた構成であり、図7(C)において、本実施の形態の血圧計10は、図6(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ16の中間にチャンバー22を設けた構成であり、図7(D)において、本実施の形態の血圧計10は、図6(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ14の中間にチャンバー24を設けた構成であり、図7(E)において、本実施の形態の血圧計10は、図6(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ16の中間にチャンバー22を設けた構成であり、図7(F)において、本実施の形態の血圧計10は、図6(C)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ16の中間にチャンバー22を設けた構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の各部の機能は、図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)により説明した実施の形態の血圧計10の各部の機能と同様である。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24の内の2個のチャンバーにより、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する1つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ及び前記圧力センサのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記排気バルブが前記カフに空気流通経路で接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のうちいずれかに前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図8(A)、図8(B)、図8(C)、図8(D)に本実施の形態の血圧計の構成を示す。図8(A)、図8(B)、図8(C)、図8(D)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1、圧力センサ2、空気ポンプ3、排気バルブ4、空気パイプ11、空気パイプ12、空気パイプ13、空気パイプ15、空気パイプ17、及びチャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24により構成されている。
図8(A)、図8(B)、図8(C)、図8(D)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1と排気バルブ4は空気パイプ17により接続され、カフ1に空気パイプ11の一端が接続され、空気ポンプ3に空気パイプ13の一端が接続され、圧力センサ2に空気パイプ12の一端が接続され、空気パイプ11の他の一端と、空気パイプ13の他の一端及び空気パイプ15の一端が相互に接続され、空気パイプ12の他の一端と空気パイプ15の他の一端が接続された構成に、図8(A)においては、チャンバー21が空気パイプ11の中間に設けられ、図8(B)においては、チャンバー23が空気パイプ13の中間に設けられ、図8(C)においては、チャンバー22が空気パイプ12の中間に設けられ、図8(D)においては、チャンバー24が空気パイプ17の中間に接続されている構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の排気バルブ4、空気パイプ17、チャンバー21及びチャンバー23以外の部分の機能は、図1(A)、図1(B)、図1(C)により説明した実施の形態の血圧計10と同様である。
排気バルブ4は空気パイプ17を介して、又は空気パイプ17及びチャンバー24を介して、カフ1の内部の空気を排気する機能を有する。
空気パイプ17は、カフ1と排気バルブ4の間、又はカフ1とチャンバー24の間及びチャンバー24と排気バルブ4の間、の空気を流通させる機能を有する。
チャンバー21及びチャンバー23は内部の空間に空気を収容し、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、さらに内部の空気を伝搬する音波を減衰させ、特にチャンバー21はカフ1及び排気バルブ4で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、チャンバー23は空気ポンプ3で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させる機能を有する。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24により、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する2つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記空気ポンプ及び前記圧力センサのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記排気バルブが前記カフに空気流通経路で接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のうち2箇所に前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図9(A)、図9(B)、図9(C)、図9(D)、図9(E)、図9(F)に、本実施の形態の血圧計の構成を示す。
図9(A)において、本実施の形態の血圧計10は、図8(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ13の中間にチャンバー23を設けた構成であり、図9(B)において、本実施の形態の血圧計10は、図8(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ12の中間にチャンバー22を設けた構成であり、図9(C)において、本実施の形態の血圧計10は、図8(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ17の中間にチャンバー24を設けた構成であり、図9(D)において、本実施の形態の血圧計10は、図8(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ12の中間にチャンバー22を設けた構成であり、図9(E)において、本実施の形態の血圧計10は、図8(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ17の中間にチャンバー24を設けた構成であり、図9(F)において、本実施の形態の血圧計10は、図8(C)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ17の中間にチャンバー24を設けた構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の各部の機能は、図8(A)、図8(B)、図8(C)、図8(D)により説明した実施の形態の血圧計10の各部の機能と同様である。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24の内の2個のチャンバーにより、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する1つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記圧力センサ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記空気ポンプが前記カフに空気流通経路で接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のうちいずれかに前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図10(A)、図10(B)、図10(C)、図10(D)に本実施の形態の血圧計の構成を示す。図10(A)、図10(B)、図10(C)、図10(D)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1、圧力センサ2、空気ポンプ3、排気バルブ4、空気パイプ11、空気パイプ12、空気パイプ14、空気パイプ15、空気パイプ18、及びチャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24により構成されている。
図10(A)、図10(B)、図10(C)、図10(D)において、本実施の形態の血圧計10は、カフ1と空気ポンプ3は空気パイプ18により接続され、カフ1に空気パイプ11の一端が接続され、圧力センサ2に空気パイプ12の一端が接続され、排気バルブ4に空気パイプ14の一端が接続され、空気パイプ11の他の一端と、空気パイプ14の他の一端及び空気パイプ15の一端が相互に接続され、空気パイプ12の他の一端と空気パイプ15の他の一端が接続された構成に、図10(A)においては、さらにチャンバー21が空気パイプ11の中間に設けられ、図10(B)においては、さらにチャンバー24が空気パイプ14の中間に設けられ、図10(C)においては、さらにチャンバー22が空気パイプ12の中間に設けられ、図10(D)においては、さらにチャンバー23が空気パイプ18の中間に接続されている構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の空気ポンプ3、空気パイプ18、チャンバー21及びチャンバー23以外の部分の機能は、図1(A)、図1(B)、図1(C)により説明した実施の形態の血圧計10と同様である。
空気ポンプ3は、空気パイプ18、又は空気パイプ18及びチャンバー23を介して、カフ1に空気を供給する機能を有する。
空気パイプ18は、カフ1と空気ポンプ3の間、又はカフ1とチャンバー23の間及びチャンバー23と空気ポンプ3の間、の空気を流通させる機能を有する。
チャンバー21及びチャンバー23は内部の空間に空気を収容し、血圧計10の全体の空気容量拡張し、さらに内部の空気を伝搬する音波を減衰させる機能を有し、特にチャンバー21はカフ1又は空気ポンプ3で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させ、チャンバー23は空気ポンプ3で発生し圧力センサ2に妨害を与える雑音を減衰させる機能を有する。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24により、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、雑音を減衰させることにより、正確に血圧を測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、生体の一部を圧迫するカフと、前記カフに空気を供給する空気ポンプと、前記カフの内部の空気の圧力を検出する圧力センサと、前記カフの内部の空気を排気する排気バルブと、空気を収容する2つのチャンバーと、を備え、前記カフ、前記圧力センサ及び前記排気バルブのそれぞれが空気流通経路で相互に接続され、前記空気ポンプが前記カフに空気流通経路で接続され、前記カフ、前記空気ポンプ、前記圧力センサ又は前記排気バルブのいずれかのみに接続される空気流通経路のうち2箇所に前記チャンバーが配置されたチャンバー付き血圧計である。
図11(A)、図11(B)、図11(C)、図11(D)、図11(E)、図11(F)に、本実施の形態の血圧計の構成を示す。
図11(A)において、本実施の形態の血圧計10は、図10(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ14の中間にチャンバー24を設けた構成であり、図11(B)において、本実施の形態の血圧計10は、図10(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ12の中間にチャンバー22を設けた構成であり、図11(C)において、本実施の形態の血圧計10は、図10(A)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ18の中間にチャンバー23を設けた構成であり、図11(D)において、本実施の形態の血圧計10は、図10(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ12の中間にチャンバー22を設けた構成であり、図11(E)において、本実施の形態の血圧計10は、図10(B)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ18の中間にチャンバー23を設けた構成であり、図11(F)において、本実施の形態の血圧計10は、図10(C)に示す実施の形態の血圧計10の空気パイプ18の中間にチャンバー23を設けた構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の各部の機能は、図10(A)、図10(B)、図10(C)、図10(D)により説明した実施の形態の血圧計10の各部の機能と同様である。
本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21、チャンバー22、チャンバー23又はチャンバー24の内の2個のチャンバーにより、血圧計10の全体の空気容量を拡張し、雑音を減衰させることにより、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、前記チャンバーは空気容量を拡張するための取り外し可能な増設チャンバーをさらに備えるチャンバー付き血圧計としてもよい。
本実施の形態の血圧計は、図1から図11により説明した実施の形態の血圧計10に前記増設チャンバーを設けた構成であるので、ここでは代表例として、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10のチャンバー21に前記増設チャンバーを備えた場合を説明する。
図12に本実施の形態の血圧計10の構成を示す。図12において、本実施の形態の血圧計10は、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10のチャンバー21に空気パイプ41を介して増設チャンバー31を接続した構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10の各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の空気パイプ41及び増設チャンバー31以外の部分の機能は、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10の各部の機能と同様である。
空気パイプ41の一端はチャンバー21との間に着脱可能な機構を有し、さらに空気パイプ41の他の一端は増設チャンバー31に接続されており、空気パイプ41はチャンバー21に接続された場合、チャンバー21と増設チャンバー31の間の空気を流通させる機能を有する。
増設チャンバー31は、空気パイプ41を介してチャンバー21へ接続された場合、内部に空気を収容してチャンバー21の空気容量を拡張させる機能を有する。
本実施の形態の血圧計10は、空気容量が不足した場合、チャンバー21に空気パイプ41を介して増設チャンバー31を接続し、チャンバー21の空気容量を拡張し、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、前記チャンバーと前記増設チャンバーとの間に空気の流通を遮断する弁を備えることを特徴とするチャンバー付き血圧計としてもよい。
図13に本実施の形態の血圧計の構成を示す。図13において、本実施の形態の血圧計10は、図12により説明した実施の形態の血圧計10の空気パイプ41の中間に空気を遮断する弁51を設けた構成である。
次に、本実施の形態の血圧計10を構成する各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10の弁51以外の部分の機能は、図12により説明した実施の形態の血圧計10の各部の機能と同様である。
弁51は空気パイプ41の空気の流通経路を開閉し、チャンバー21と増設チャンバー31の間で空気を遮断、あるいは空気を流通させる機能を有する。
本実施の形態の血圧計10は、空気容量が不足の場合、弁51を開放して増設チャンバー31とチャンバー21の間の空気を流通させて空気容量を拡張し、空気容量が過剰な場合、弁51を閉鎖してチャンバー21と増設チャンバー31の間の空気の流通を遮断して空気容量を縮小させ、血圧を測定する。
上記のように、本実施の形態の血圧計10は、弁51を開閉し、空気容量を適切な状態に調整して、血圧を正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、前記チャンバー又は前記増設チャンバーは、空気の圧力に応じて膨張するチャンバー付き血圧計としてもよい。
本実施の形態の血圧計は、図1から図13により説明した実施の形態の血圧計において、前記チャンバー又は前記増設チャンバーを空気の圧力に応じて膨張するチャンバーとした場合であり、本実施の形態の前記血圧計の構成は図1から図13により説明した実施の形態の血圧計10と同様であるので、ここでは代表例として、本実施の形態の前記血圧計を図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10として説明する。
図1(A)において、本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21は空気の圧力に応じて膨張するチャンバーである。
次に本実施の形態の血圧計10の各部の機能を説明する。本実施の形態の血圧計10のチャンバー21以外の部分の機能は、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10と同様である。
チャンバー21は、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10のチャンバー21の機能に加えて、空気の圧力に応じて膨張し、空気容量が変化する機能を有する。
本実施の形態の血圧計10は、カフ1の空気の圧力が高い場合、チャンバー21は膨張して空気容量が拡張し、一方、カフ1の空気の圧力が低い場合、チャンバー21の膨張量が少なく、カフ1の圧力に応じて空気容量が変化し、血圧を簡易に、正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、前記チャンバーの空気容量は前記カフの空気容量と同等以上、10倍以下であるチャンバー付き血圧計としてもよい。
本実施の形態の血圧計の前記チャンバーの空気容量は、図1から図13により説明した実施の形態の血圧計10に適用できるので、ここでは、代表例として、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10を、本実施の形態の前記血圧計として説明する。
図1(A)において、本実施の形態の血圧計10の構成、各部の機能は、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10と同様であり、チャンバー21の空気容量はカフ1の空気容量と同等以上、10倍以下である。
本実施の形態の血圧計10のチャンバー21の空気容量を、カフ1の空気容量と同等以上とすることにより、カフ1で発生する雑音を減衰させる効果が得られ、チャンバー21の空気容量をカフ1の空気容量の10倍程度とすることにより、カフ1が圧迫する前記生体の一部の動きによりカフ1で発生する低周波雑音を減衰させる効果は大きいが、チャンバー21の空気容量をさらに拡張して、カフ1の空気容量の10倍以上としても、カフ1で発生する雑音を減衰させる効果は増大しないので、チャンバー21の空気容量はカフ1の空気容量と同等以上、10倍以下とすることにより、チャンバー21の大きさを過大にすることなく効率よくカフ1で発生する雑音を減衰させる効果を得られる。
上記のように、本実施の形態の血圧計10は、チャンバー21の空気容量をカフ1の空気容量と同等以上、10倍以下とすることにより、カフ1で発生する雑音を効率よく減衰させ、血圧を効率よく、正確に測定することができる。
本実施の形態の血圧計は、前記カフの空気容量は1cc以上、10cc以下であるチャンバー付き血圧計としてもよい。
本実施の形態の血圧計の前記カフは、図1から図13により説明した実施の形態の血圧計10に適用できるので、ここでは、代表例として、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10を、本実施の形態の前記血圧計として説明する。
図1(A)において、本実施の形態の血圧計10の構成、各部の機能は、図1(A)により説明した実施の形態の血圧計10と同様であり、カフ1の空気容量は1cc以上、10cc以下である。
本実施の形態の血圧計10は、生体の抹消部において血圧を測定する場合、抹消部の大きさから判断して、カフ1の空気容量は少なくとも1cc以上は必要であり、かつ10cc以下で十分であるので、カフ1の空気容量は1cc以上、10cc以下とすることにより、前記生体の抹消部を効率よく圧迫し、かつ過大にならない構成とすることが可能となり、小型で経済的な血圧計を実現することができる。
上記のように、本実施の形態の血圧計10は、カフ1の空気容量を1cc以上、10cc以下とすることにより、血圧を経済的に、正確に測定することができる。