JP2006212178A - 血圧計及び血圧判定方法 - Google Patents

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公久 相原
Shinji Mino
真司 美野
Hiroshi Koizumi
弘 小泉
Shoichi Hayashida
尚一 林田
Naoyoshi Tatara
尚愛 多々良
Junichi Shimada
純一 嶋田
Taisuke Oguchi
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Abstract

【課題】
本発明は、外耳の一部の微小部位における血圧測定の測定精度を高めた血圧計及び血圧判定方法を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る血圧計は、生体の左右の外耳又はその周辺にそれぞれ装着され前記左右の外耳又はその周辺を同等の圧迫圧力で圧迫する2つのカフと、前記2つのカフによってそれぞれ圧迫された前記左右の外耳又はその周辺からの脈波をそれぞれ検出する2つの脈波検出手段と、前記2つのカフによる前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を検出する圧力検出手段と、前記カフによる前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を減少又は増加させている状態で前記2つの脈波検出手段により検出される脈波及び該脈波に対応して前記圧力検出手段により検出される圧迫圧力に基づいて収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数を判定する血圧判定手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、血圧を測定する血圧計及び血圧測定における血圧判定方法に関する。
高齢化が進み、成人の生活習慣病への対応が社会的に大きな課題となっている。特に高血圧に関連する疾患の場合、長期の血圧データの収集が非常に重要である点が認識されている。このような観点から、血圧をはじめとした各種の生体情報の測定装置が開発されている。
従来、外耳部で生体情報を測定する装置については、外耳道に挿入され、常時装着する患者モニタ装置がある(例えば、特許文献1参照。)。これは、脈拍、脈波、心電、体温、動脈血酸素飽和度、及び血圧などを生体内へ放射した赤外光、可視光の散乱光の受光量から計算できるとしている。
また、外耳道に装着する装置としては、無線通信手段を有し、動脈血酸素飽和濃度センサ、体温センサ、心電センサ、脈波センサを備えている緊急情報装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
一方、血圧の測定に関しては、血管の脈動波形による血圧測定装置は、他の方式であるカフ振動法や容積補償法などによる血圧測定装置(例えば、非特許文献1参照。)と並んで、有力な血圧の測定方法として認められている。なお、本明細書において、外耳の名称は非特許文献2、3による。
特開平9−122083号公報 特開平11−128174号公報 山越 憲一、戸川 達男著、「生体センサと計測装置」、日本エム・イー学会編/ME教科書シリーズ A−1、39頁〜52頁 Sobotta 図説人体解剖学第1巻(監訳者:岡本道雄)、p.126、(株)医学書院、1996年10月1日発行 からだの地図帳(The Atlas of Human Body)、p.20、(株)講談社、2004年1月29日第35刷発行
本発明者らは、これらの研究開発において、外耳の耳珠等の比較的小さい生体の部位においても血圧を測定できる血圧計として、生体の外耳の一部を圧迫し、加圧部分の脈波を検知して血圧を計る血圧計の開発に取り組んでいる。
しかし、外耳の一部の微小部位を圧迫する場合、そこから得られる脈波の信号は、腕や手首等の生体の部位から検出される脈波と比較して微小となる。そのため、脈波の信号を信号処理のため増幅するとノイズも同時に増幅され血圧測定に誤差を生じる場合がある。
そこで、本発明では、外耳の一部の微小部位における血圧測定の測定精度を高めた血圧計及び血圧判定方法を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、左右の外耳又はその周辺により検出した脈波から血圧を判定することとした。
ここで、「左右の外耳又はその周辺」とは、生体の頭部の血圧測定が可能な部位であって、生体の正中面(「矢状面」のうち体の中心を通るものを正中面という。)に対して略左右対称の2点をいうものとする。
具体的には、本発明に係る血圧計は、生体の左右の外耳又はその周辺にそれぞれ装着され前記左右の外耳又はその周辺を同等の圧迫圧力で圧迫する2つのカフと、前記2つのカフによってそれぞれ圧迫された前記左右の外耳又はその周辺からの脈波をそれぞれ検出する2つの脈波検出手段と、前記2つのカフによる前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力をそれぞれ検出する2つの圧力検出手段と、前記2つのカフによる前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を減少又は増加させている状態で前記2つの脈波検出手段により検出される脈波及び該脈波に対応して前記2つの圧力検出手段により検出される圧迫圧力に基づいて収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数を判定する血圧判定手段と、を備えることを特徴とする。
血圧判定手段において、左右の外耳又はその周辺から得られる脈波信号から血圧を判定させることにより、互いの脈波信号の妥当性を予め検証させることができる。そのため、本発明に係る血圧計は、血圧の判定精度がよい。
上記血圧計において、前記血圧判定手段は、前記左右の外耳又はその周辺のそれぞれの収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差が所定の閾値以上のときエラーであると判定することが望ましい。
外耳からの脈波信号は左右の外耳又はその周辺で一致していると推定される。そのため、血圧判定手段において、左右の外耳又はその周辺からの脈波信号から得られる収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。また、収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数は、後に説明するように、血圧判定の仕方により血圧測定中に検出させることもできる。そのため、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間が短縮する。
なお、所定の閾値は、例えば、複数回の血圧の測定から、左右の脈波の信号の差異と血圧値の妥当性とを比較して、経験的に設定することができる。以下、本明細書において同じとする。
また、上記血圧計において、前記血圧判定手段は、前記左右の外耳又はその周辺の前記脈波の信号の加算値及び前記圧迫圧力に基づいて血圧を判定することが望ましい。
左右の外耳又はその周辺からの脈波信号のノイズは互いの相関が弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧判定手段における両方の脈波信号の加算により、当該ノイズを相殺して減少させることができる。従って、本発明の血圧計は、血圧の判定精度がよい。
また、上記血圧計において、前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部に同じ気圧の気体を送出して前記左右の外耳又はその周辺への前記圧迫圧力を増加させるポンプをさらに備えることが望ましい。
上記ポンプを備えることにより、時間経過と共に左右の外耳又はその周辺を同じ圧力で圧迫することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧判定手段に圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行わせる必要がない。従って、例えば、血圧判定手段において脈波信号の加算等の処理を簡単に行わせることができる。
また、上記血圧計において、前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部から前記2つのカフ内で同じ気圧を維持しつつ気体を排出して前記左右の外耳又はその周辺への前記圧迫圧力を減圧させる電磁弁を備えることが望ましい。
上記電磁弁を備えることにより、時間経過と共に左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を同じ圧力で減圧することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧判定手段に圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行わせる必要がない。従って、例えば、血圧判定手段において脈波信号の加算等の処理を簡単に行わせることができる。
また、本発明に係る血圧判定方法は、生体の左右の外耳又はその周辺にそれぞれ装着され前記左右の外耳又はその周辺を同等の圧迫圧力で圧迫する2つのカフが前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を減少又は増加させている状態で、前記左右の外耳又はその周辺からの脈波をそれぞれ検出する2つの脈波検出手段が検出する脈波及び前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力をそれぞれ検出する2つの圧力検出手段が前記脈波に対応して検出する圧迫圧力に基づいて血圧判定手段が収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数を判定することを特徴とする。
血圧判定手段が左右の外耳又はその周辺から得られる脈波信号から血圧を判定することにより、互いの脈波信号の妥当性を予め検証することができる。そのため、血圧判定の精度を向上させることができる。
上記血圧判定方法において、前記血圧判定手段は、さらに前記左右の外耳又はその周辺のそれぞれの収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数の差が所定の閾値以上のときエラーであると判定することが望ましい。
外耳からの脈波信号は左右の外耳又はその周辺で一致していると推定される。そのため、血圧判定手段は、左右の外耳又はその周辺からの脈波信号から得られる収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。また、収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数は、後に説明するように、血圧判定の仕方により血圧測定中に検出することもできる。そのため、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間を短縮させることができる。
また、上記血圧判定方法において、前記血圧判定手段は、前記左右の外耳又はその周辺の前記脈波の信号の加算値及び前記圧迫圧力に基づいて血圧を判定することが望ましい。
左右の外耳又はその周辺からの脈波信号のノイズは互いの相関が弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧判定手段において両方の信号を加算することにより、当該ノイズを相殺して減少させて血圧の判定精度を向上させることができる。
また、上記血圧判定方法において、前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部に同じ気圧の気体を送出するポンプが気体を送出して前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を増加させることが望ましい。
上記ポンプから同じ気圧の気体を送出することにより、時間経過と共に左右の外耳又はその周辺を同じ圧力で圧迫することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧判定手段において圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行う必要がない。従って、例えば、血圧判定手段における脈波信号の加算等の処理を簡単とすることができる。
また、上記血圧判定方法において、前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部から同じ気圧の気体を排出する電磁弁が前記2つのカフ内で同じ気圧を維持しつつ気体を排出して前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を減少させることが望ましい。
上記電磁弁で同じ気圧の気体を排出することにより、時間経過と共に左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を同じ圧力で減圧することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧判定時に圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行う必要がない。従って、例えば、血圧判定手段における脈波信号の加算等の処理を簡単とすることができる。
本発明によれば、外耳又はその周辺の一部の微小部位における血圧測定の測定精度を高めた血圧計及び血圧判定方法を実現できる。
以下に、本発明に係る血圧計及び血圧判定方法について実施形態を示して詳細に説明するが、本発明は、以下の記載に限定して解釈されない。
図1に、本実施形態に係る血圧計を左右の外耳又はその周辺の一部である耳珠に装着した例を示している。なお、図1は、生体1の鼻2を前として頭上部から生体1を見た様子を示している。
本実施の形態の血圧計100は生体1の外耳3a、3bの一部である耳珠4a、4bを同等の圧迫圧力で圧迫する2つのカフ11a、11bを備えたカフ装着部10a、10bを備え、また、カフ装着部10a、10bには、2つのカフ11a、11bが耳珠4a、4bから外れることを防止する弓形のヘッドバンド14を設けている。
ヘッドバンド14は、弓形で弾性力によりカフ装着部10a、10bを左右から耳珠4a、4bに押さえつける機能を有する。ヘッドバンド14は、例えばプラスチックや金属等の材料を適用することができる。また、頭部の大きさに合わせて伸縮する構成としてもよい。また、ヘッドバンド14の装着位置は、顎下部、額部、頭頂部、後頭部いずれの位置としてもよい。例えば、顎下部、額部及び頭頂部にヘッドバンド14を位置させると、生体1の仰臥の状態での血圧計の装着が可能で、頭頂部、後頭部にヘッドバンド14を位置させると、生体1の伏臥の状態での血圧計の装着が可能である。また、ヘッドバンド14とカフ装着部10a、10bとの結合部を可動するようにして、血圧計100の使用状況に合わせて適宜ヘッドバンド14の位置を可変する構成としてもよい。
カフ装着部10aは、右側の耳珠4aを圧迫するカフ11aと、カフ11aと対となった支持部12aと、カフ11a及び支持部12aが配置されコイルバネ13aによる弾性力で耳珠4aを挟むクリップ15aと、を有していて、カフ11a及び支持部12aによって耳珠4aを挟んで圧迫する。左側の耳珠4bを圧迫するカフ11bも、右側の耳珠4aを圧迫するカフ11aと同様の構成としている。
このような構成とすることにより、生体1の活動時や血圧の測定時にカフ11a、11bが耳珠4a、4bから外れることがなく、血圧測定の確実性を確保することができる。
ここで、本実施形態に係る血圧計の詳細について図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態に係る血圧計の概略構成図を示している。なお、図2では、右側の耳珠4a、4bに装着されるカフ装着部10aについて記載しているが、本実施形態では、図1に示す左側のカフ装着部10bも図2に示すカフ装着部10aと同様の構成をしている。
図2に示す血圧計100は、カフ装着部10aと、外耳の一部である耳珠4aからの脈波をそれぞれ検出する脈波検出手段としての発光素子21a及び受光素子22aと、カフ11aの内部に気体を送出するポンプ23aと、カフ11aの内部から気体を排出する電磁弁24aと、耳珠4aからの脈波信号及び耳珠4aへの圧迫圧力値から血圧を判定する血圧判定手段としての血圧検出部27と、発光素子21a、受光素子22a、ポンプ23a、電磁弁24a及び血圧検出部27の機能を制御するCPU28と、を有している。なお、ポンプ23bは、図1に示す左側の耳珠4bに装着されたカフ装着部10bのカフ11bの内部に気体を送出し、図2に示す電磁弁24bは、図1に示す左側の耳珠4bに装着されたカフ装着部10bのカフ11bの内部から気体を排出する。
図2に示す本実施形態のカフ装着部10aは、図1で説明したようにクリップ15aと、カフ11aと、支持部12aと、を有している。クリップ15aは、コイルバネ13aによる弾性力で耳珠4aを挟む構成とした他に、クリップ15aを把持しやすくするためのゴム等の材料からなる取っ手16aを有している。また、クリップ15aは、カフ11aを収容する筺体部17aを有している。筺体部17aは、カフ11aの収縮時に耳珠4aを支える機能を有し、生体の活動時にもクリップ15aが耳珠4aから外れることを防止する。この筺体部17aは、カフ11aの膨張による変形がないように非伸縮部材を適用する。例えば、プラスチックや金属等の非伸縮部材を適用することができる。
本実施形態のカフ11aは、伸縮部材からなり筺体部17aの開放された1の面の側に耳珠4aを圧迫する圧迫面29aを形成しており、ポンプ23aからの気体の送出により膨張して耳珠4aの圧迫圧力を増加させる機能を有する。一方、電磁弁24aによる気体の排出により耳珠4aの圧迫圧力を減少させる機能を有する。カフ11aとなる伸縮部材は、例えばゴム、ポリエチレンフィルム等の伸縮部材を適用することができる。これらの部材は、外耳の一部である耳珠4aとの密着性がよく、耳珠4aを傷つけることがない。なお、本実施形態では、カフ11aはカフ11a内部の気体の圧力により膨張収縮するものを適用しているが、耳珠4aを圧迫することができれば、例えば、水圧、油圧、空気圧等の圧力によりピストンを上下させて耳珠4aを圧迫するものであってもよいし、電圧をかけると伸縮する圧電素子等の電子部品によって耳珠4aを圧迫してもよい。また、図2の支持部12aの代わりにカフ11aと同様のものを設け、上下から圧力を加えるような構造であってもよい。また、本実施形態では、耳珠4aを挟む構成としたが、外耳の一部である外耳道に挿入され、外耳道の内部で膨張して外耳道の内壁を圧迫するカフであってもよい。外耳道に挿入されるカフを適用すると、血圧計を装着していることを外部から目立たなくすることができる。
支持部12aは、耳珠4aを支え、カフ11aと共に耳珠4aを圧迫する機能を有する。支持部12aとしては、例えばゴムやフェルト等の柔らかい材料を適用することができる。これらの材料は、変形が少なく、外耳の一部である耳珠4aを支える力を適当に発揮できる上、耳珠4aを傷つけることもない。
また、本実施形態では、外耳の一部である耳珠4aからの脈波をそれぞれ検出する脈波検出手段として発光素子21a及び受光素子22aを有している。発光素子21aは、耳珠4aと密着するように支持部12aに埋め込んである。発光素子21aからの照射光81のうち耳珠4aの内部を透過する透過光82を、受光素子22aで受光量のロスを少なく受光させるためである。また、受光素子22aは、受光量のロスを少なくするため耳珠4aと密着するようにカフ11aの圧迫面29aの内部側に設けてある。なお、圧迫面29aの外側に埋め込んでもよい。また、耳珠4aの脈波を検出するには、発光素子21a及び受光素子22aを共に支持部12a又はカフ11aの何れか一方に設けてもよい。本実施形態では、発光素子21a及び受光素子22aによって耳珠4aからの光電脈波を検出する構成としている。なお、光電脈波の検出原理については後に説明する。
ポンプ23aは、カフ11aに空気パイプ25aにより接続されカフ11aの内部に気体を送出して耳珠4aへの圧迫圧力を増加させる機能を有する。また、本実施形態では、ポンプ23aは、カフ11a内部の圧力を検出する機能を備えカフ11aによる耳珠4aへの圧迫圧力を検出する圧力検出手段を兼ねている。また、電磁弁24aは、カフ11aに空気パイプ26aを介して接続されカフ11aの内部から気体を排出して耳珠4aへの圧迫圧力を減圧させる機能を有する。なお、耳珠4aへの圧迫圧力の検出に別途圧力センサを設けることとしてもよい。例えば、耳珠4a表面とカフ11aの圧迫面29aとの間に圧力センサを設けることで、カフ11aの圧迫圧力を検出することができる。このような構成とすることで、カフ11aによる耳珠4aへの直接の圧迫圧力を検出することができるため、血圧判定の精度を向上させることができる。
また、血圧検出部27は、受光素子22aで受光した光から検出された耳珠4aからの脈波信号及びポンプ23aにより検出された耳珠4aへの圧迫圧力値から血圧を判定する。
ここで、発光素子21a及び受光素子22aによる光電脈波の検出原理について図3を参照して説明する。図3は、図2に示す耳珠4aを圧迫した後に減圧する過程において、光電脈波を測定した結果の一例を示している。図3(a)は、圧迫圧力としてのカフ圧力32及び血圧波形35を示し、図3(b)は、カフ圧力32に応じて検出される光電脈波波形31を示している。なお、図1に示す左側の耳珠4bからも図3に示す波形と略同様の光電脈波波形を得ることができる。
図2に示す発光素子21aが耳珠4aに照射する照射光81は、血管を矢印84の示す耳珠4aの抹消側へ流れる血球83により散乱される。そして受光素子22aは、血球83により散乱した光のうち耳珠4aを透過した透過光82を受光する。ここで、血球83の速度は心臓の鼓動(即ち、生体の心拍数)に応じた速度変化を伴うため、透過光82の透過量が変化する。そのため、受光素子22aにより透過光82を受光し、血圧検出部27で透過光82の透過量変化を算出することにより、血球83の流速としての光電脈波を検出することができる。なお、受光素子22aが透過光82を受光して脈波を検出することから、上記脈波検出方法を、透過型光電脈波法ということとする。
また、図2に示す形態において発光素子21a及び受光素子22aを共に支持部12a又はカフ11aの何れか一方に設けた場合には、発光素子の耳珠4aに照射する照射光は、血管を矢印84の示す耳珠4aの抹消側へ流れる血球83により散乱される。そして血球83により散乱した光のうち、耳珠4aで反射した散乱光を受光素子は受光する。ここで、血球83の速度は心臓の鼓動に応じた速度変化を伴うため、受光素子による散乱光の受光量が変化する。そのため、受光素子により散乱光を受光し、血圧検出部で散乱光の受光量変化を算出することにより、血球83の流速としての光電脈波を検出することができる。なお、受光素子が耳珠4aの血球83で反射した散乱光を受光して脈波を検出することから、上記脈波検出方法を、反射型光電脈波法ということとする。
ここで、図2に示すカフ11aにより耳珠4aを圧迫し、図3(b)に示す光電脈波波形31の振幅が一定の値以下となるまで圧迫する。その後、図2に示すカフ11a内部の圧力であるカフ圧を減圧する。すると、図3(a)に示すカフ圧力32がある一定の圧力以下となると、図3(b)に示す光電脈波波形31の振幅が増加に転じる。この時刻をT1とし、そのときのカフ圧力32(図3(a))をP1とする。そして、さらに減圧すると、図2に示す血球83の流速が変化するために、それと共に、受光素子22aの受光量も変化する。本実施形態の場合、血球83の流速の変化の増加と共に検出される脈波の強度も増加する。そして、ある一定のカフ圧力32(図3(a))となると、図3(b)に示すように、光電脈波波形31の値は最大となる。この最大となった時刻をT2と、そのときのカフ圧力32(図3(a))をP2とする。さらにカフ圧力32(図3(a))を減少させると、光電脈波波形31が減少に転じる。その後、光電脈波波形31の振幅は一定となる。そして、P1を収縮期血圧に対応する値、P2を拡張期血圧に対応する値として血圧値を判定することができる。
なお、図2に示す耳珠4aを圧迫する過程で光電脈波を検出すると、図3に示すグラフと全く逆の光電脈波波形を得る。即ち、カフ圧を上昇させる過程では、図3に示す時刻T2の光電脈波波形の状態が先に出現し、時刻T1の光電脈波波形の状態が後に出現することとなる。
なお、本実施形態では、図2に示すように発光素子21a及び受光素子22aにより耳珠4aからの光電脈波を検出する構成としているが、耳珠4aを圧迫したときの血圧により血管が膨張収縮することにより得られる圧脈波を検出することとしてもよい。この場合、圧脈波の検出方法として、例えばカフ11aの内部の圧力の変化を検出する構成とする。また、収縮期血圧値及び拡張期血圧値を検出するために、光電脈波又は圧脈波を検出すると共に、コロトコフ音を検出するようにしてもよい。この場合、コロトコフ音の検出方法として、例えばカフ11aの内部にマイクロフォンを設ける構成とする。上記光電脈波検出方法、圧脈波検出方法及びコロトコフ音検出方法は通常の技術により実現することができる。
ここで、図2に示す血圧検出部27は、図1に示すカフ11a、11bによる左右の耳珠4a、4bへの圧迫圧力を減少又は増加させている状態で、左右の耳珠4a、4bに装着した2つのカフ11a、11bに設けた発光素子及び受光素子により検出される脈波及び脈波に対応してポンプ23a、23b(図2)の圧力検出機能により検出される圧迫圧力に基づいて収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数を判定する。血圧判定手段としての血圧検出部27において、左右の耳珠4a、4bから得られる脈波信号から血圧を判定させることにより、互いの脈波信号の妥当性を予め検証させることができる。そのため、本実施形態に係る血圧計100は、血圧の判定精度がよい。
また、図2に示す血圧検出部27は、左右の耳珠4a、4bからの脈波及び左右の耳珠4a、4bへの圧迫圧力に基づく左右の耳珠4a、4bのそれぞれの収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差が所定の閾値以上でエラーであると判定することが望ましい。
左右の耳珠4a、4bからの脈波信号は左右の耳珠4a、4bで一致していると推定される。そのため、血圧検出部27において、左右の耳珠4a、4bからの脈波信号から得られる収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。また、収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数は、後に説明するように、血圧判定の仕方により血圧測定中に検出させることもできる。
つまり、耳珠4aへの圧迫圧力を増加させる過程で血圧を判定する場合には、拡張期血圧(図3に示す時刻T2でのカフ圧に相当する)を先に判定できるため、左右の耳珠4a、4bによる拡張期血圧同士を比較させることができる。一方、耳珠4a、4bへの圧迫圧力を減少させる過程で血圧を判定する場合には、収縮期血圧(図3に示す時刻T1でのカフ圧に相当する)を先に判定できるため、左右の耳珠4a、4bによる収縮期血圧同士を比較させることができる。また、心拍数は、耳珠4a、4bへの圧迫圧力を増加させる場合及び耳珠4a、4bへの圧迫圧力を減少させる場合共に、図3に示す時刻T1と時刻T2との間で判定することができる。
従って、血圧測定を最後まで行う必要がないため、本実施形態に係る血圧計100では、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間が短縮する。
また、図2に示す血圧検出部27は、左右の耳珠4a、4bからの脈波の信号の加算値及び圧迫圧力に基づいて血圧を判定することが望ましい。
左右の耳珠4a、4bからの脈波信号には、例えば生体の動きによるカフ11a、11bの耳珠4a、4bからのズレ等の機械的なものを原因とするノイズや、受光素子22a、22bからの出力信号に混入する電気的なノイズが含まれる。このノイズは、互いの相関は弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧検出部27における両方の脈波信号の加算により、当該ノイズを相殺して減少させることができる。即ち、脈波の信号を加算すると、所望の脈波は信号レベルが約2倍のものとして得ることができる。一方、所望の脈波信号に含まれるノイズは、左右の耳珠4a、4bから得られる脈波信号に含まれるノイズに相関がなければ、信号レベルが約√2倍のものとして得ることとなる。そのため、脈波の信号のS/N比を増加させることができ、当該脈波の信号から得られる血圧の判定精度を向上させることができる。
また、本実施形態のようにポンプ23a、23bを備え、2つのポンプ23a、23bにより左右の耳珠4a、4bに装着された2つのカフ11a、11bの内部に同じ気圧の気体を送出することが望ましい。同じ気圧の気体を2つのカフ11a、11bの内部に送出することで、耳珠4a、4bへの圧迫圧力を増加させる過程で血圧を判定する場合には、時間経過と共に左右の耳珠4a、4bを同じ圧力で圧迫することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧検出部27に圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行わせる必要がない。従って、例えば、血圧検出部27において脈波信号の加算等の処理を簡単に行わせることができる。
さらに、本実施形態のように電磁弁24a、24bを備え、2つの電磁弁24a、24bにより左右の耳珠4a、4bに装着された2つのカフ11a、11bの内部からカフ11a、11bの内部で同じ気圧を維持しつつ気体を排出することが望ましい。2つのカフ11a、11b内部から同時に気体を排出することで、耳珠4a、4bへの圧迫圧力を減少させる過程で血圧を判定する場合には、時間経過と共に左右の耳珠4a、4bへの圧迫圧力を同じ圧力で減圧することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧検出部27に圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行わせる必要がない。従って、例えば、血圧検出部27において脈波信号の加算等の処理を簡単に行わせることができる。
また、本実施形態のように、ポンプ23a及び電磁弁24aを備えることにより、カフ11a内部の圧力を増加させてその後に減少させる一連の流れをCPU28の制御により実現することができる。
次に、本実施形態に係る血圧計100の動作方法及び血圧計100における血圧判定方法について説明する。まず、耳珠4aへの圧迫圧力を増加させた後に減少させる過程で血圧を判定する場合について、図2、図4を参照して説明する。なお、ここでは、カフ11aを生体の外耳の一部である耳珠4aに装着した場合について説明する。なお、本実施形態では、カフ装着部の動作は、右側の耳珠に装着しているものについてのみ説明するが、左側のカフ装着部の動作も右側のものと同様である。
図4は、本実施形態に係る血圧計の制御フローの一例を示している。
まず、図2に示すクリップ15aによりカフ11aと支持部12aとの間に耳珠4aを挟んで、カフ装着部10aを耳珠4aに装着する。そして、図4に示すフローをスタートさせる。まず、図2に示すCPU28は、耳珠4aを圧迫するための初期圧迫圧力を設定する(図4に示す初期圧迫手順41のステップS10)。ここで、初期圧迫圧力は、例えば、いくつかの値を予め設けておき、血圧測定の前に生体が予め自己の血圧値の傾向に合わせて選択する構成としてもよいし、前回測定した収縮期血圧値をメモリ(不図示)から参照してその値よりもわずかに大きい値に設定してもよい。このようにすることで、過度に耳珠4aを圧迫することがなく、生体に負担をかけることがない。そして、CPU28によりポンプ23a、23bを操作して、気体を左右のカフ11a、11bの内部に送出し、耳珠4a、4bの圧迫を開始する(図4に示すステップS11)。ポンプ23aは、カフ11aの内部の圧力を徐々に上昇させることにより圧迫面29aをせり出させる。耳珠4aは、圧迫面29aと支持部12aとにより挟持され圧迫される。また、圧迫の開始と共に、受光素子22aは、耳珠4aの脈波を検出する(図4に示すステップS12)。検出した脈波は、メモリ(不図示)に記憶される。ここで、CPU28は、初期圧迫圧力に達したかを判断しながら、ポンプ23aからの気体の送出を制御して圧迫を続ける(図4に示すステップS13)。そして、初期圧迫圧力に達した場合、圧迫圧力を保ったまま圧迫を停止する(図4に示すステップS14)。なお、図4に示すステップS11において、当然に耳珠の圧迫を開始した時点の圧迫圧力は、ステップS10において設定した圧迫圧力の初期値より小さい値とする。
圧迫を停止した後、CPU28は、初期値での圧迫圧力の適否を判断するため、受光素子22aで検出される耳珠4aの脈波の振幅と図4に示すステップS12においてメモリ(不図示)に記憶された脈波の最大振幅との比を算出し、当該比が所定値以下か否かを判断する(図4に示すステップS15)。ここで、算出した比が所定値より大きい場合、CPU28は、初期値による圧迫圧力が不十分であったため、血流が停止しなかったと判断し、初期値の再設定をする(図4に示すステップS16)。ポンプ23aは、CPU28により所定の値だけ高く設定された初期値まで再圧迫する(図4に示すステップS11、12、13、14)。なお、図4に示すステップS15において、CPU28(図2)は、メモリ(不図示)に記憶された脈波の振幅に所定値以上のものが含まれていることを確認することとしてもよい。カフ11a(図2)による圧迫の動作の確実性を確保するためである。
一方、算出した比が所定値以下の場合、図2に示すCPU28は、初期値による圧迫圧力が適当であったと判断し、次の手順に進む。なお、本実施形態のように、図4に示すステップS15において最大脈波振幅を用いて判断を行う場合、ステップS12では初期値に達するまで脈波をすべてメモリ(不図示)に記憶させる必要はなく、最大脈波振幅値を更新するようにメモリ(不図示)に記憶させることとしてもよい。このように記憶させることでメモリ容量の削減につながる。
また、本実施形態では図4に示すステップS15において、振幅の比によって初期値での圧迫圧力の適否を判断しているが、脈波の振幅が一定値以下であるか否かで圧迫圧力の適否を判断することとしてもよい。この場合、ステップS12における脈波のメモリ(不図示)への記憶をせずに、ステップS15において初期圧迫圧力によっても脈波の振幅が一定値以下とならないときに、ステップS10に戻って初期値を増加させて追加して圧迫するようにしてもよい。このようにすることで、血圧測定の確実性を確保できる。
次に、図2に示すCPU28は、電磁弁24a、24bを操作して左右のカフ11a、11bのカフ圧を同じ気圧に維持しつつ一定速度での減圧を開始する(図4に示す検出手順42のステップS31)。なお、カフ圧の検出は、ポンプ23aのカフ圧検出機能によって検出する。電磁弁24aにより耳珠4aへの圧迫圧力を同じ圧力で減圧することで、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧検出部27において血圧判定時に圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行う必要がなく、信号処理を簡単とすることができる。
カフ圧の減圧と共に、左右のポンプ23a、23bは、カフ圧検出機能によりカフ圧を検出する(図4に示すステップS32)。また、発光素子21a及び受光素子22aは、耳珠4aの脈波の検出する(図4に示すステップS33)。左側の耳珠4bについても同様である。検出したカフ圧及び脈波はメモリ(不図示)に記憶される。そして、脈波を検出した後に、減圧により脈波の振幅が最大となった後に一定値以下となったか否かを判断(図4に示すステップS34)し、脈波の振幅が一定値以下となった場合にカフ圧の減圧を停止する(図4に示すステップS35)。ここで、図4に示すステップS31において一定速度で減圧を行う場合、ステップS32でのカフ圧の検出を行わなくてもよいが、ステップS32を設けることにより血圧測定の確実性を確保することができる。
その後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)に記憶された左右の耳珠4a、4bからの脈波の検出値を読み出し、収縮期血圧を判定する(図4に示す脈波妥当性検出手順43のステップS41)。ここで、収縮期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(時刻T1に相当するカフ圧)から判定することができる。その後、左右の耳珠について判定した収縮期血圧値の差Δhbを算出する(図4に示すステップS42)。そして、算出した収縮期血圧値の差Δhbを所定の閾値chbと比較して、所定の閾値chb以上の場合にエラーであると判定し(図4に示すステップS44)、血圧判定をストップさせる。一方、収縮期血圧値の差Δhbを所定の閾値chbと比較して、所定の閾値chb未満の場合、検出した脈波の妥当性が満たされたとして、次の手順に進む。本実施形態では、左右の耳珠による収縮期血圧を比較してエラーを判定する構成としたが、図4に示すステップS41において拡張期血圧を判定して左右の耳珠による拡張期血圧値同士を比較してもよいし、ステップS41において心拍数を判定して心拍数同士を比較することとしてもよい。左右の耳珠からの脈波信号は左右の耳珠で一致していると推定される。左右の耳珠からの脈波信号から得られる収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。なお、ステップS44においてエラーを判定した後に、再度ステップS10から血圧判定を開始するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS35において減圧を中止した後にエラーを判定する構成としたが、収縮期血圧及び心拍数は、減圧を開始するステップS31と減圧を中止するステップS35との間でも判定可能である(図3を参照(時刻T1とT2との間で判定))。この場合、ステップS31とステップS35の間で左右の耳珠による収縮期血圧値同士又は心拍数同士を比較してエラーを判定することとしてもよい。この場合、血圧測定を最後まで行う必要がないため、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間を短縮させることができる。
収縮期血圧値の差Δhbと所定の閾値chbとの比較の後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)から左右の耳珠からの脈波を読み出し、読み出した脈波の信号を加算する(図4に示す血圧判定手順44のステップS51)。左右の耳珠からの脈波信号のノイズは互いの相関が弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧検出部27において両方の信号を加算することにより、当該ノイズを相殺して減少させて血圧の判定精度を向上させることができる。そして、血圧検出部27は、脈波信号の加算値から生体の収縮期血圧値及び拡張期血圧値を判定する(図4に示すステップS52)。ここで、収縮期血圧及び拡張期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(時刻T1、T2に相当するカフ圧)から判定することができる。また、光電脈波波形31から、図4に示すステップS52において、心拍数も判定することとしてもよい。そして、図4に示すステップS53で血圧が判定できたかを判断し、血圧が判定できた場合にはディスプレイ(不図示)に血圧の判定値を出力(ステップS55)して血圧判定を終了し、血圧が判定できなかった場合にはエラーを出力(ステップS54)して血圧判定をストップさせる。なお、エラーを出力した後に、再度ステップS10から血圧判定を開始するようにしてもよい。
次に、図2に示す耳珠4aへの圧迫圧力を増加させる過程で血圧を判定する場合について、図2、図5を参照して説明する。なお、ここでは、カフ11aを生体の外耳の一部である耳珠4aに装着した場合について説明する。なお、本実施形態では、カフ装着部の動作は、右側の耳珠に装着しているものについてのみ説明するが、左側のカフ装着部の動作も右側のものと同様である。
図5は、本実施形態に係る血圧計の制御フローの一例を示している。
まず、図2に示すクリップ15aによりカフ11aと支持部12aとの間に耳珠4aを挟んで、カフ装着部10aを耳珠4aに装着する。そして、図5に示すフローをスタートさせる。まず、図2に示すCPU28は、ポンプ23a、23bを操作して、同じ気圧の気体を一定の速度で左右のカフ11a、11bの内部に送出し、左右の耳珠の圧迫を開始する(図5に示す検出手順51のステップS71)。ポンプ23aは、カフ11aの内部の圧力を徐々に上昇させることにより圧迫面29aをせり出させる。耳珠4aは、圧迫面29aと支持部12aとにより挟持され圧迫される。ここで、左右のポンプ23a、23bは、カフ圧検出機能により左右のカフ11a、11bのカフ圧を検出する(図5に示すステップS73)。また、発光素子21a及び受光素子22aは、耳珠4aの脈波の検出する(図5に示すステップS74)。検出したカフ圧及び脈波はメモリ(不図示)に記憶される。この操作を左右の耳珠4a、4bの脈波の振幅が一定値以下となるまで繰り返して行う(図5に示すステップS75、ステップS76)。ポンプ23a、23bから同じ気圧の気体を送出することにより、時間経過と共に左右の耳珠4a、4bを同じ圧力で圧迫することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧検出部27において圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行う必要がなく、信号処理を簡単とすることができる。
ここで、図5に示すステップS71において一定速度で圧迫を行う場合、ステップS73でのカフ圧の検出を行わなくてもよいが、ステップS73を設けることにより血圧測定の確実性を確保することができる。また、本実施形態では、ステップS75において脈波の振幅が一定値以下となったか否かを判断しながら圧迫を行っている。このような判断を行うことで、耳珠4aを過度に圧迫することがなく生体に負担をかけない。なお、当然に適当な圧迫圧力を予め設定しておき、その圧力まで達したらステップS76において圧迫を中止することとしてもよい。また、ステップS75では、ステップS74でメモリ(不図示)に記憶された脈波の最大振幅値とステップS75時点での脈波の振幅値との比を算出し、当該比が所定値以下か否かを判断することとしてもよい。具体的には、算出した比が所定値より大きい場合、図2に示すCPU28は、初期値による圧迫圧力が不十分であったため、血流が停止しなかったと判断して図5に示すステップS73に戻り、一方、算出した比が所定値以下の場合、図2に示すCPU28は、初期値による圧迫圧力が適当であったと判断し圧迫を中止することとする。
その後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)に記憶された左右の耳珠4a、4bからの脈波の検出値を読み出し、拡張期血圧値を判定する(図5に示す脈波妥当性検出手順52のステップS81)。ここで、拡張期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(時刻T2に相当するカフ圧)から判定することができる。その後、左右の耳珠について判定した拡張期血圧値の差Δlbを算出する(図5に示すステップS82)。そして、算出した拡張期血圧値の差Δlbを所定の閾値clbと比較して、所定の閾値clb以上の場合にエラーであると判定(図5に示すステップS84)し血圧判定をストップさせる。一方、拡張期血圧値の差Δlbを所定の閾値clbと比較して、所定の閾clb値未満の場合、検出した脈波の妥当性が満たされたとして、次の手順に進む。本実施形態では、左右の耳珠による拡張期血圧値を比較してエラーを判定する構成としたが、図5に示すステップS81において収縮期血圧を判定して収縮期血圧値同士を比較してもよいし、ステップS81において心拍数を判定して心拍数同士を比較することとしてもよい。左右の耳珠からの脈波信号は左右の耳珠で一致していると推定される。左右の耳珠からの脈波信号から得られる収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。なお、エラーを判定した後に、再度ステップS71から血圧判定を開始するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS76において圧迫を中止した後にエラーを判定する構成としたが、拡張期血圧値及び心拍数は、圧迫を開始するステップS71と圧迫を中止するステップS76との間でも判定可能である(図3を参照(時刻T1とT2との間で判定))。この場合、ステップS71とステップS76との間で左右の耳珠による拡張期血圧値同士又は心拍数同士を比較してエラーを判定することとしてもよい。この場合、血圧測定を最後まで行う必要がないため、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間を短縮させることができる。
拡張期血圧値の差Δlbと所定の閾値clbとの比較の後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)から左右の耳珠からの脈波を読み出し、読み出した脈波の信号を加算する(図5に示す血圧判定手順53のステップS91)。左右の耳珠からの脈波信号のノイズは互いの相関が弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧検出部27において両方の信号を加算することにより、当該ノイズを相殺して減少させて血圧の判定精度を向上させることができる。そして、血圧検出部27は、脈波信号の加算値から生体の収縮期血圧値及び拡張期血圧値を判定する(図5に示すステップS92)。ここで、収縮期血圧及び拡張期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(時刻T1、T2に相当するカフ圧)から判定することができる。また、光電脈波波形31から、図5に示すステップS92において、心拍数も判定することとしてもよい。そして、血圧が判定できたかを判断(ステップS93)し、血圧が判定できた場合にはディスプレイ(不図示)に血圧の判定値を出力(ステップS95)して血圧判定を終了し、血圧が判定できなかった場合にはエラーを出力(ステップS94)して血圧判定をストップさせる。なお、エラーを出力した後に、再度ステップS71から血圧判定を開始するようにしてもよい。
次に、図2に示す耳珠4aへの圧迫圧力を増加させる過程で血圧を判定する場合の別の形態について、図2、図6を参照して説明する。なお、ここでは、カフ11aを生体の外耳の一部である耳珠4aに装着した場合について説明する。なお、本実施形態では、カフ装着部の動作は、右側の耳珠に装着しているものについてのみ説明するが、左側のカフ装着部の動作も右側のものと同様である。
図6は、本実施形態に係る血圧計の制御フローの一例を示している。
まず、図2に示すクリップ15aによりカフ11aと支持部12aとの間に耳珠4aを挟んで、カフ装着部10aを耳珠4aに装着する。そして、図6に示すフローをスタートさせる。まず、図2に示すCPU28は、耳珠4aを圧迫するための初期圧迫圧力を設定する(図6に示す初期値設定手順91のステップS101)。そして、CPU28によりポンプ23a、23bを操作して、気体を左右のカフ11a、11bの内部に送出し、左右の耳珠の圧迫を開始する(図6に示すステップS102)。ポンプ23a、23bは、ポンプ23a、23bのカフ圧検出機能によりカフ11a、11bのカフ圧を検出しながらカフ圧による圧迫圧力が例えば初期値の4/5(この値は、血圧とカフ圧との関係から適宜変更するものとする。)に達するまで気体を素早く送出する(図6に示すステップS103)。そして、受光素子22aは、初期値の4/5に達した段階で耳珠4の脈波を検出する(図6に示すステップS104)。検出した脈波は、メモリ(不図示)に記憶される。なお、記憶された脈波は、初期値の4/5に達した段階でのものであることから、4/5脈波ということとする。
その後、圧迫圧力が初期値まで達すると、次の手順に進む(図6に示すステップS106)。
次の手順でCPU28は、ポンプ23a、23bを操作して、カフ11a、11bに気体を送出して一定速度での左右の耳珠の圧迫を開始する(図6に示す検出手順92のステップS141)。また、左右の耳珠の圧迫と共に、左右のポンプ23a、23bは、カフ圧検出機能によりカフ圧を検出する(図6に示すステップS142)。また、発光素子21a及び受光素子22aは、耳珠4aの脈波を検出する(図6に示すステップS143)。左側の耳珠4bについても同様である。検出したカフ圧及び脈波は、メモリ(不図示)に記憶される。そして、CPU28は、過去にメモリ(不図示)に記憶された脈波の振幅が一定値以下となったか否かを判断(図6に示すステップS144)し、脈波の振幅が一定値以下となった場合に気体の送出を停止して圧迫を中止する(図6に示すステップS145)。ここで、図6に示すステップS141において一定速度で圧迫を行う場合、ステップS142でのカフ圧の検出を行わなくてもよいが、ステップS142を設けることにより血圧測定の確実性を確保することができる。なお、ステップS144において、脈波の振幅を判断しているが、所定のカフ圧以上となったらステップS145で圧迫を中止することとしてもよい。
次に、図6に示すステップS101において設定した初期値が適当であったか否かの判断を行う。具体的には、設定した初期値が拡張期血圧値以下であったか否かを判断する。
図2に示すCPU28は、初期値の適否を判断するため、図6に示すステップS104でメモリ(不図示)に記憶された4/5脈波の振幅とステップS143でメモリ(不図示)に記憶された光電脈波の最大振幅との比を算出し、当該比が所定値以下か否かを判断する(図6に示すステップS146)。ここで、算出した比が所定値より大きい場合、CPU28は、初期値が拡張期血圧値より大きかったと判断し、初期値の再設定をする(図6に示すステップS147)。電磁弁24aは、CPU28により所定の値だけ低く設定された初期値まで減圧する(図6に示すステップS148)。そして、図6に示すステップS102に戻って血圧判定を開始する。
一方、算出した比が所定値以下の場合、CPU28は、初期値が拡張期血圧値以下であったと判断し、次の手順に進む。
その後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)に記憶された左右の耳珠からの脈波の検出値を読み出し、拡張期血圧値を判定する(図6に示す脈波妥当性検出手順93のステップS231)。ここで、拡張期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(時刻T2に相当するカフ圧)から判定することができる。その後、左右の耳珠について判定した拡張期血圧値の差Δlbを算出する(図6に示すステップS232)。そして、算出した拡張期血圧値の差Δlbを所定の閾値clbと比較して、所定の閾値clb以上の場合にエラーであると判定(図6に示すステップS234)し血圧判定をストップさせる。一方、拡張期血圧値の差Δlbを所定の閾値clbと比較して、所定の閾clb値未満の場合、検出した脈波の妥当性が満たされたとして、次の手順に進む。本実施形態では、左右の耳珠による拡張期血圧値を比較してエラーを判定する構成としたが、図6に示すステップS231において収縮期血圧を判定して収縮期血圧値同士を比較してもよいし、ステップS231において心拍数を判定して心拍数同士を比較することとしてもよい。左右の耳珠からの脈波信号は左右の耳珠で一致していると推定される。左右の耳珠からの脈波信号から得られる収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。なお、エラーを判定した後に、再度ステップS101から血圧判定を開始するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS145で圧迫を中止した後にエラーを判定する構成としたが、拡張期血圧値及び心拍数は、圧迫を開始するステップS141と圧迫を中止するステップS145との間でも判定可能である(図3を参照(時刻T1とT2との間で判定))。この場合、ステップS141とステップS145との間で左右の耳珠による拡張期血圧値同士又は心拍数同士を比較してエラーを判定することとしてもよい。この場合、血圧測定を最後まで行う必要がないため、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間を短縮させることができる。
拡張期血圧値の差Δlbと所定の閾値clbとの比較の後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)から左右の耳珠からの脈波を読み出し、読み出した脈波の信号を加算する(図6に示す血圧判定手順94のステップS373)。左右の耳珠からの脈波信号のノイズは互いの相関が弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧検出部27において両方の信号を加算することにより、当該ノイズを相殺して減少させて血圧の判定精度を向上させることができる。そして、血圧検出部27は、脈波信号の加算値から生体の収縮期血圧値及び拡張期血圧値を判定する(図4に示すステップS374)。ここで、収縮期血圧及び拡張期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(時刻T1、T2に相当するカフ圧)から判定することができる。また、光電脈波波形31から、図4に示すステップS374において、心拍数も判定することとしてもよい。そして、血圧が判定できたかを判断(ステップS375)し、血圧が判定できた場合にはディスプレイ(不図示)に血圧の判定値を出力(ステップS377)して血圧判定を終了し、血圧が判定できなかった場合にはエラーを出力(ステップS376)して血圧判定をストップさせる。なお、エラーを出力した後に、再度ステップS101から血圧判定を開始するようにしてもよい。
また、本実施形態に係る血圧計100の動作方法及び血圧計100における血圧判定方法の別の形態について説明する。まず、耳珠4aへの圧迫圧力を増加させた後に減少させる過程で血圧を判定する場合について、図2、図7を参照して説明する。なお、ここでは、カフ11aを生体の外耳の一部である耳珠4aに装着した場合について説明する。なお、本実施形態では、カフ装着部の動作は、右側の耳珠に装着しているものについてのみ説明するが、左側のカフ装着部の動作も右側のものと同様である。
図7は、本実施形態に係る血圧計の制御フローの一例を示している。
まず、図2に示すクリップ15aによりカフ11aと支持部12aとの間に耳珠4aを挟んで、カフ装着部10aを耳珠4aに装着する。そして、図7に示すフローをスタートさせる。まず、図2に示すCPU28は、ポンプ23a、23bを操作して、気体を左右のカフ11a、11bの内部に送出し、耳珠4a、4bの圧迫を開始する(図7に示す脈波停止手順61のステップS110)。ポンプ23aは、カフ11aの内部の圧力を徐々に上昇させることにより圧迫面29aをせり出させる。耳珠4aは、圧迫面29aと支持部12aとにより挟持され圧迫される。ここで、CPU28は、耳珠4aの脈波の振幅が一定値以下となったかを検出しながら、ポンプ23aからの気体の送出を制御して圧迫を続ける(図7に示すステップS120)。そして、圧迫圧力をさらに上昇させる過程で発光素子21a及び受光素子22aにより脈波を検出し、耳珠4aからの脈波の振幅が一定値以下となると、圧迫圧力を保ったまま圧迫を停止する(図7に示すステップS130)。このように、ステップS120において脈波を検出しながら圧迫することにより過度に耳珠4aを圧迫することがなく、生体に負担をかけない。
次に、CPU28は、血圧判定のための初期設定を行う。まず、脈波が停止したときのカフ圧の検出(図7に示す初期設定手順62のステップS210)、時間tの0設定(図7に示すステップS220)を行い、それぞれメモリ(不図示)に記憶させる。そして、電磁弁24aを操作して左右のカフ11a、11bのカフ圧の同じ圧力での減圧を開始する(図7に示す検出手順63のステップS310)。なお、カフ圧の検出は、図2に示すポンプ23aのカフ圧検出機能によって検出する。電磁弁24aで耳珠4aへの圧迫圧力を同じ圧力で減圧することにより時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧検出部27において血圧判定時に圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行う必要がなく、信号処理を簡単とすることができる。
減圧を開始した後、時間tをt+Δtに設定(図7に示す検出手順63のステップS320)してメモリ(不図示)に記憶させ、その時刻での左右のカフ11a、11bのカフ圧を検出し(図7に示すステップS330)、メモリ(不図示)に記憶させる。そして、左右の耳珠4a、4bの脈波の検出(図7に示すステップS340)を行って、検出値をメモリ(不図示)に記憶させる。そして、カフ圧が所定値(cp:例えば、cp<10mmhg等の耳珠4a、4bに負担とならない圧力)未満となったか否かを判断(図7に示すステップS350)し、カフ圧が所定値未満なった場合にカフ圧の減圧を停止する(図7に示すステップS360)。
ここで、上記Δtは、サンプリング周期である。このようにサンプリング周期を適宜設定することにより、図3に示す光電脈波波形31の包絡線を直接メモリ(不図示)に記憶させることもでき、後の血圧判定がし易くなる。
その後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)に記憶された左右の耳珠4a、4bからの脈波の検出値を読み出し、収縮期血圧(図3に示す時刻T1に相当するカフ圧)を判定する(図7に示す脈波妥当性検出手順64のステップS410)。ここで、収縮期血圧値は、図7に示すステップS340においてメモリ(不図示)に記憶させた光電脈波(図3に示す光電脈波波形31の時刻T1に相当するカフ圧)から判定することができる。その後、図2に示す血圧検出部27は、左右の耳珠について判定した収縮期血圧値の差Δhbを算出する(図7に示すステップS420)。そして、算出した収縮期血圧値の差Δhbを所定の閾値chbと比較して、所定の閾値chb以上の場合にエラーであると判定し(図7に示すステップS440)、血圧判定をストップさせる。一方、収縮期血圧値の差Δhbを所定の閾値chbと比較して、所定の閾値chb未満の場合、検出した脈波の妥当性が満たされたとして、次の手順に進む。本実施形態では、左右の耳珠による収縮期血圧を比較してエラーを判定する構成としたが、図7に示すステップS410において拡張期血圧を判定して左右の耳珠による拡張期血圧値同士を比較することとしてもよい。左右の耳珠からの脈波信号は左右の耳珠で一致していると推定される。左右の耳珠からの脈波信号から得られる収縮期血圧又は拡張期血圧のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。なお、エラーを判定した後に、再度ステップS110から血圧判定を開始するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS360において減圧を中止した後にエラーを判定する構成としたが、収縮期血圧は、減圧を開始するステップS310と減圧を中止するステップS360との間でも判定可能である(図3を参照(時刻T1とT2との間で判定))。この場合、ステップS310とステップS360の間で左右の耳珠による収縮期血圧値同士を比較してエラーを判定することとしてもよい。この場合、血圧測定を最後まで行う必要がないため、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間を短縮させることができる。
収縮期血圧値の差Δhbと所定の閾値chbとの比較の後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)から左右の耳珠からの脈波を読み出し、読み出した脈波の信号を加算する(図7に示す血圧判定手順65のステップS510)。左右の耳珠からの脈波信号の電気的なノイズは互いの相関が弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧検出部27において両方の信号を加算することにより、当該ノイズを相殺して減少させて血圧の判定精度を向上させることができる。そして、血圧検出部27は、脈波信号の加算値から生体の収縮期血圧値及び拡張期血圧値を判定する(図7に示すステップS520)。ここで、収縮期血圧及び拡張期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(図3に示す光電脈波波形31の時刻T1、T2に相当するカフ圧)から判定することができる。そして、図7に示すステップS530で血圧が判定できたかを判断し、血圧が判定できた場合にはディスプレイ(不図示)に血圧の判定値を出力(ステップS550)して血圧判定を終了し、血圧が判定できなかった場合にはエラーを出力(ステップS540)して血圧判定をストップさせる。なお、エラーを出力した後に、再度ステップS110から血圧判定を開始するようにしてもよい。
次に、図2に示す耳珠4aへの圧迫圧力を増加させる過程で血圧を判定する場合について、図2、図8を参照して説明する。なお、ここでは、カフ11aを生体の外耳の一部である耳珠4aに装着した場合について説明する。なお、本実施形態では、カフ装着部の動作は、右側の耳珠に装着しているものについてのみ説明するが、左側のカフ装着部の動作も右側のものと同様である。
図8は、本実施形態に係る血圧計の制御フローの一例を示している。
まず、図2に示すクリップ15aによりカフ11aと支持部12aとの間に耳珠4aを挟んで、カフ装着部10aを耳珠4aに装着する。そして、図8に示すフローをスタートさせる。まず、図2に示すCPU28は、血圧判定のための初期設定を行う。まず、CPU28は、左右の耳珠を圧迫する前のカフ圧の検出(図8に示す初期設定手順71のステップS610)、時間tの0設定(図8に示すステップS620)を行い、それぞれメモリ(不図示)に記憶させる。
そして、CPU28は、図2に示すポンプ23a、23bを操作して、同じ気圧の気体を左右のカフ11a、11bの内部に送出し、耳珠4a、4bの圧迫を開始する(図8に示す検出手順72のステップS710)。ポンプ23aは、カフ11aの内部の圧力を徐々に上昇させることにより圧迫面29aをせり出させる。耳珠4aは、圧迫面29aと支持部12aとにより挟持され圧迫される。ここで、CPU28は、時間tをt+Δtに設定(図8に示すステップS720)してメモリ(不図示)に記憶させる。また、その時刻での左右のカフ11a、11bのカフ圧を検出して(図8に示すステップS730)メモリ(不図示)に記憶させる。さらに発光素子21a及び受光素子22aにより左右の耳珠4a、4bからの脈波を検出して(図8に示すステップS740)、検出値をメモリ(不図示)に記憶させる。この操作を左右の耳珠4a、4bの脈波の振幅が一定値以下となるまで繰り返して行う(図8に示すステップS750、ステップS760)。なお、カフ圧の検出は、ポンプ23a、23bのカフ圧検出機能によって検出する。ポンプ23a、23bから同じ気圧の気体を送出することにより、時間経過と共に左右の耳珠4a、4bを同じ圧力で圧迫することができる。そのため、時間経過における脈波信号の基準を左右で等しくでき、血圧検出部27において圧迫圧力に対する脈波信号の基準を左右で合わせる等の処理を予め行う必要がなく、信号処理を簡単とすることができる。また、本実施形態では、図8に示すステップS750において脈波の振幅が一定値以下となったか否かを判断しながら圧迫を行っている。このような判断を行うことで、耳珠4aを過度に圧迫することがなく生体に負担をかけない。なお、当然に適当な圧迫圧力を予め設定しておき、その圧力まで達したらステップS760において圧迫を中止することとしてもよい。
ここで、上記Δtは、サンプリング周期である。このようにサンプリング周期を適宜設定することにより、図3に示す光電脈波波形31の包絡線を直接メモリ(不図示)に記憶させることもでき、後の血圧判定がし易くなる。
その後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)に記憶された左右の耳珠4a、4bからの脈波の検出値を読み出し、拡張期血圧値(図3に示す時刻T2に相当するカフ圧)を判定する(図8に示す脈波妥当性検出手順73のステップS810)。ここで、拡張期血圧は、ステップS740においてメモリ(不図示)に記憶させた光電脈波(図3に示す光電脈波波形31の時刻T2に相当するカフ圧)から判定することができる。その後、図2に示す血圧検出部27は、左右の耳珠について判定した拡張期血圧値の差Δlbを算出する(図8に示すステップS820)。そして、算出した拡張期血圧値の差Δlbを所定の閾値clbと比較して、所定の閾値clb以上の場合にエラーであると判定(図8に示すステップS840)し血圧判定をストップさせる。一方、拡張期血圧値の差Δlbを所定の閾値clbと比較して、所定の閾clb値未満の場合、検出した脈波の妥当性が満たされたとして、次の手順に進む。本実施形態では、左右の耳珠による拡張期血圧値を比較してエラーを判定する構成としたが、図8に示すステップS810において収縮期血圧を判定して収縮期血圧値同士を比較することとしてもよい。左右の耳珠からの脈波信号は左右の耳珠で一致していると推定される。左右の耳珠からの脈波信号から得られる収縮期血圧又は拡張期血圧のいずれかの左右の差を算出することで、互いの脈波信号が一致しているかどうかを判定することができる。なお、エラーを判定した後に、再度ステップS610から血圧判定を開始するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS760において圧迫を中止した後にエラーを判定する構成としたが、拡張期血圧は、圧迫を開始するステップS710と圧迫を中止するステップS760との間でも判定可能である(図3を参照(時刻T1とT2との間で判定))。この場合、ステップS710とステップS760との間で左右の耳珠による拡張期血圧値同士を比較してエラーを判定することとしてもよい。この場合、血圧測定を最後まで行う必要がないため、血圧測定の誤差を早期に検出して血圧の測定にかかる時間を短縮させることができる。
拡張期血圧値の差Δlbと所定の閾値clbとの比較の後、図2に示す血圧検出部27は、メモリ(不図示)から左右の耳珠からの脈波を読み出し、読み出した脈波の信号を加算する(図8に示す血圧判定手順74のステップS910)。左右の耳珠からの脈波信号の電気的なノイズは互いに相関が弱いと推定される。そして、信号波形は電圧加算され、ノイズは電力加算されるため、血圧検出部27において両方の信号を加算することにより、当該ノイズを相殺して減少させて血圧の判定精度を向上させることができる。そして、血圧検出部27は、脈波信号の加算値から生体の収縮期血圧値及び拡張期血圧値を判定する(図8に示すステップS920)。ここで、収縮期血圧及び拡張期血圧は、図3に示す光電脈波波形31(図3に示す光電脈波波形31の時刻T1、T2に相当するカフ圧)から判定することができる。そして、図8に示すステップS930で血圧が判定できたかを判断し、血圧が判定できた場合にはディスプレイ(不図示)に血圧の判定値を出力(ステップS950)して血圧判定を終了し、血圧が判定できなかった場合にはエラーを出力(ステップS940)して血圧判定をストップさせる。なお、エラーを出力した後に、再度ステップS610から血圧判定を開始するようにしてもよい。
本発明の血圧計及び血圧判定方法は、外耳に装着して血圧を測定するものであって、美容施設あるいは娯楽施設においても利用することができる。
1実施形態に係る血圧計を左右の外耳又はその周辺の一部である耳珠に装着した例を示した概略図である。 血圧計の1実施形態を示した概略構成図である。 外耳の一部である耳珠を圧迫した後に減圧する過程において、光電脈波を測定した結果の1例を示した図である。 血圧計の制御フローの一実施形態を示した図である。 血圧計の制御フローの一実施形態を示した図である。 血圧計の制御フローの一実施形態を示した図である。 血圧計の制御フローの一実施形態を示した図である。 血圧計の制御フローの一実施形態を示した図である。
符号の説明
1:生体
2:鼻
3a:右側の外耳
3b:左側の外耳
4a:右側の耳珠
4b:左側の耳珠
10a:右側のカフ装着部
10b:左側のカフ装着部
11a:右側のカフ
11b:左側のカフ
12a:右側の支持部
12b:左側の支持部
13a:右側のコイルバネ
13b:左側のコイルバネ
14:ヘッドバンド
15a:右側のクリップ
15b:左側のクリップ
16a:右側の取っ手
16b:左側の取っ手
17a:右側の筺体部
17b:左側の筺体部
21a:右側の発光素子
21b:左側の発光素子
22a:右側の受光素子
22b:左側の受光素子
23a:右側のポンプ
23b:左側のポンプ
24a:右側の電磁弁
24b:左側の電磁弁
25a、26a:右側の空気パイプ
27:血圧検出部
28:CPU
29a:右側の圧迫面
31:光電脈波波形
32:カフ圧力
35:血圧波形
41:初期圧迫手順
42:検出手順
43:脈波妥当性検出手順
44:血圧判定手順
51:検出手順
52:脈波妥当性検出手順
53:血圧判定手順
61:脈波停止手順
62:初期設定手順
63:検出手順
64:脈波妥当性検出手順
65:血圧判定手順
71:初期設定手順
72:検出手順
73:脈波妥当性検出手順
74:血圧判定手順
81:照射光
82:透過光
83:血球
84:矢印
91:初期値設定手順
92:検出手順
93:脈波妥当性検出手順
94:血圧判定手順
100:血圧計

Claims (10)

  1. 生体の左右の外耳又はその周辺にそれぞれ装着され前記左右の外耳又はその周辺を同等の圧迫圧力で圧迫する2つのカフと、
    前記2つのカフによってそれぞれ圧迫された前記左右の外耳又はその周辺からの脈波をそれぞれ検出する2つの脈波検出手段と、
    前記2つのカフによる前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力をそれぞれ検出する2つの圧力検出手段と、
    前記2つのカフによる前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を減少又は増加させている状態で前記2つの脈波検出手段により検出される脈波及び該脈波に対応して前記2つの圧力検出手段により検出される圧迫圧力に基づいて収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数を判定する血圧判定手段と、
    を備えることを特徴とする血圧計。
  2. 前記血圧判定手段は、前記左右の外耳又はその周辺のそれぞれの収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数のいずれかの左右の差が所定の閾値以上のときエラーであると判定することを特徴とする請求項1に記載の血圧計。
  3. 前記血圧判定手段は、前記左右の外耳又はその周辺の前記脈波の信号の加算値及び前記圧迫圧力に基づいて血圧を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の血圧計。
  4. 前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部に同じ気圧の気体を送出して前記左右の外耳又はその周辺への前記圧迫圧力を増加させるポンプをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の血圧計。
  5. 前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部から前記2つのカフ内で同じ気圧を維持しつつ気体を排出して前記左右の外耳又はその周辺への前記圧迫圧力を減圧させる電磁弁を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の血圧計。
  6. 生体の左右の外耳又はその周辺にそれぞれ装着され前記左右の外耳又はその周辺を同等の圧迫圧力で圧迫する2つのカフが前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を減少又は増加させている状態で、前記左右の外耳又はその周辺からの脈波をそれぞれ検出する2つの脈波検出手段が検出する脈波及び前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力をそれぞれ検出する2つの圧力検出手段が前記脈波に対応して検出する圧迫圧力に基づいて血圧判定手段が収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数を判定することを特徴とする血圧判定方法。
  7. 前記血圧判定手段は、さらに前記左右の外耳又はその周辺のそれぞれの収縮期血圧、拡張期血圧又は心拍数の差が所定の閾値以上のときエラーであると判定することを特徴とする請求項6に記載の血圧判定方法。
  8. 前記血圧判定手段は、前記左右の外耳又はその周辺の前記脈波の信号の加算値及び前記圧迫圧力に基づいて血圧を判定することを特徴とする請求項6又は7に記載の血圧判定方法。
  9. 前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部に同じ気圧の気体を送出するポンプが気体を送出して前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を増加させることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の血圧判定方法。
  10. 前記2つのカフに接続され前記2つのカフの内部から同じ気圧の気体を排出する電磁弁が前記2つのカフ内で同じ気圧を維持しつつ気体を排出して前記左右の外耳又はその周辺への圧迫圧力を減少させることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の血圧判定方法。
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