JP2006254005A - 90゜位相差発生回路および周波数シンセサイザおよび直交変調回路および直交復調回路 - Google Patents

90゜位相差発生回路および周波数シンセサイザおよび直交変調回路および直交復調回路 Download PDF

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Abstract

【課題】90゜位相差が生成できているかどうかを検証しながら出力し、従来回路で必要であったリミッティングアンプは必要とせず、入力信号の周波数が変わってもある程度の周波数範囲であれば90゜位相差を確保することのできる90゜位相差発生回路を提供する。
【解決手段】請求項1に記載の90゜位相差発生回路では、
入力信号から90゜位相差を持った第1および第2の出力信号を発生させる90゜位相差発生回路において、位相調整感度に比例して入力信号の位相を遅らせる可変移相器と、
前記第1と第2の出力信号について90゜位相差からのずれを位相差検出感度に比例した誤差電圧信号として出力する位相比較器と、この位相比較器の出力を積分して前記可変移相器の移相量を調整する帰還回路を備える。

【選択図】 図1

Description

本発明は、90゜位相差を持った2つの信号を発生させる90゜位相差発生回路に関するものである。
従来より、直交変調器などにおいては、互いに位相が90゜異なる2つのキャリア信号が必要である。このような互いに位相が90゜異なる2つのキャリア信号を発生する手段に関連する先行技術文献としては例えば次のようなものがある。
特開2002−232499号公報
90゜の位相差を持った正弦波出力を発生する手段としては次のようなものがある。図11はRCフィルタを使って90゜位相差を生成する回路例である。この回路は、抵抗R1とコンデンサC1でなるRCフィルタと、コンデンサC2と抵抗R2で構成されたRCフィルタとに入力信号1を与え、2つのRCフィルタより90゜位相差のある信号を得るようにしたものである。
また、図12は可変移相器6を使って位相を動かして90゜位相差を生成する回路例である。なお、特許文献1には移相器を使って90゜位相差を生成する技術が記載されている。
図12に示す回路では、入力信号5をそのまま出力する出力信号8aと、制御信号7の制御により移相が変化するように構成された可変移相器6の出力信号8bとが得られるように構成されている。2つの出力信号の間には90゜の位相差が発生する。
しかし、これら従来の回路では、次のような課題がある。
(1)図11の構成の場合、出力信号2aの振幅の周波数特性3aおよび出力信号2bの振幅の周波数特性3bは、図13の(a)に示すようになり、フィルタのカットオフ周波数を境に大きな振幅差が発生する。よって、後に続く回路への入力振幅が小さくなる、あるいは2出力間の振幅差が生じるため、これを解消するためにリミッティングアンプが必要になる。
また、部品のばらつきなどによって時定数(R1×C1、R2×C2)に差が発生すると、図13の(b)の4bに示すように90゜位相差が保たれずにずれることがある。
(2)図12の構成例の場合は、入力信号5の周波数に対する制御信号7を、メモリーテーブルなどで用意しておく必要があり、また、制御信号7を間違えても、検証されずに出力されてしまう。
本発明の目的は、このような課題を解決するもので、90゜位相差が生成できているかどうかを検証しながら出力し、従来回路で必要であったリミッティングアンプは必要とせず、入力信号の周波数が変わってもある程度の周波数範囲であれば90゜位相差を確保することのできる90゜位相差発生回路を提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の90゜位相差発生回路は、
入力信号から90゜位相差を持った第1および第2の出力信号を発生させる90゜位相差発生回路において、
位相調整感度に比例して入力信号の位相を遅らせる可変移相器と、
前記第1と第2の出力信号について90゜位相差からのずれを位相差検出感度に比例した誤差電圧信号として出力する位相比較器と、
この位相比較器の出力を積分して前記可変移相器の移相量を調整する帰還回路
を備えたことを特徴とする。
このような構成により、90゜位相差が生成できているかどうかを検証しながら、90゜位相差信号を出力することができる。また、入力信号の周波数が変わっても、多少の周波数範囲であれば90゜位相差は確保できる。
この場合、前記可変移相器は、請求項2のように、可変容量ダイオードの容量を変化させることによって入力信号の位相をシフトさせるオールパスフィルタで構成される。
このように、可変移相器のオールパスフィルタを使用することにより、入力周波数が変わっても振幅の変化はわずかであり、従来回路で必要としたリミッティングアンプは不要となる。
請求項3に記載の周波数シンセサイザは、
基準信号からこの基準信号と同じ位相を持つ第1の信号と、前記基準信号とは90゜位相差のある第2の基準信号を発生する前記請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路と、
制御型発振器の出力信号と前記第1の基準信号の位相を比較する位相比較器と、
制御型発振器の出力信号と前記第2の基準信号の位相周波数を比較する位相周波数比較器と、
前記位相比較器の出力または位相周波数比較器の出力のいずれかを選択する切り替えスイッチと、
この切り替えスイッチの出力の不要波を除去し、これを前記制御型発振器に入力するループフィルタ
を備えたことを特徴とする。
このような構成により、位相雑音性能に優れ、周波数引き込み範囲の広い周波数シンセサイザを実現することができる。
請求項4に記載の直交変調回路は、
基準信号からこの基準信号と同じ位相を持つ第1の信号と、前記基準信号とは90゜位相差のある第2の基準信号を発生する前記請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路と、
前記第1および第2の基準信号を2つのベースバンド信号によってそれぞれ変調する2つの乗算器と、
この2つの乗算器の出力を加算する加算回路
を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路を用いているため、従来回路におけるようなローカル信号の振幅レベル差は発生せず、リミッティングアンプを必要としないという特徴がある。
請求項5に記載の直交復調回路は、
基準信号からこの基準信号と同じ位相を持つ第1の信号と、前記基準信号とは90゜位相差のある第2の基準信号を発生する前記請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路と、
前記第1および第2の基準信号と直交変調された入力信号を復調する2つの乗算器と、
この2つの乗算器の出力信号の不要波をそれぞれ除去する2つの低域濾波フィルタと、
この2つの低域濾波フィルタの出力信号から復調出力を取り出す信号復調処理回路
を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路を用いて90゜位相差を持ったローカル信号が利用しているため、従来回路におけるようなローカル信号の振幅レベル差は発生せず、リミッティングアンプを必要としないという特徴がある。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
90゜位相差が生成できているかを検証しながら、出力することができる。
(2)可変移相器のオールパスフィルタを使用しているため、入力周波数が変わっても振幅の変化がわずかであり、従来回路で必要としていたリミッティングアンプは全く不要である。
(3)入力信号の周波数が変わっても、多少の周波数範囲であれば90゜位相差を確保できる。
以下図面を用いて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る90゜位相差発生回路の一実施例を示す構成ブロック図である。図において、10は90゜位相差発生回路である。11は回路10内で分岐される入力信号(正弦波)、12aは分岐された入力信号11を位相遅れのない信号としてそのまま出力する第1の出力信号、12bは電圧制御型の可変移相器60により位相シフトされた第2の出力信号である。
可変移相器60は、分岐された他方の入力信号11を、加算回路50の出力信号に応じて位相シフトして出力する。
30は第1の出力信号12aと第2の出力信号12bとを比較し、その位相差に対応した電圧信号を出力するもので、位相差が90°であるときは0Vを出力するように構成された位相比較器、31は位相比較器30より出力される位相誤差信号(誤差電圧信号とも言う)である。40は積分回路であり、位相誤差信号31を積分する。
41は積分回路40より出力される積分結果信号であり、加算回路50に入力される。加算回路50は、積分結果信号41とバイアス電圧発生回路70からのバイアス電圧信号とを加算し、これを電圧制御型の可変移相器60に位相制御信号51として与える。
このような構成における動作を次に説明する。入力信号(正弦波)11は本発明の90゜位相差発生回路10の内部で2つに分岐され、一方は位相遅れのない第1の出力信号12aとして出力され、他方は可変移相器60により位相シフトされて第2の出力信号12bとして出力される。
前記出力信号12aと12bは、位相比較器30に入力される。位相比較器30は、図2の特性例に示すように、出力信号12aと12bの位相差が90°からどの程度ずれているかを位相差検出感度Kd(V/rad)に比例した誤差電圧信号31として出力する。
誤差電圧信号31は時定数T1を持つ積分回路40によって積分され、積分結果41が加算回路50を通って可変移相器60の位相制御信号51となって帰還される。なお、図3(a)は位相比較器30の出力(図中、横軸は経過時間、縦軸は位相誤差である)、図3(b)は積分回路40の出力41(図中、横軸は経過時間、縦軸は調整電圧である)の状態を示す。
可変移相器60は、位相調整感度Kp(V/rad)に比例して入力信号11の位相を遅らせる。
この結果、入力信号の周波数をf2とすると、90゜位相差発生回路10の周波数特性は図4(a)および(b)に示すようになり、入力信号11は可変移相器60によって位相が90°遅れ、出力信号12aと12bの間に90゜の位相差が生ずる。
なお、バイアス電圧発生回路70は、可変移相器60の内部にある可変容量ダイオード(例えば、図5のD168)をあらかじめバイアスする必要があれば取り付け、バイアス電圧71として加算回路50に入力する。
図5は図1の回路の一具体例を示す構成図である。図5における101は図1の入力信号11に相当する。以下同様に、第1の出力信号102aは第1の出力信号12aに、第2の出力信号102bは第2の出力信号12bに、位相比較器130は位相比較器30に、積分回路140は積分回路40に、加算回路150は加算回路50に、可変移相器160は可変移相器60に、バイアス電圧発生回路170はバイアス電圧発生回路70に、信号131は信号31に、信号141は信号41に、信号151は信号51に、信号171は信号71にそれぞれ対応する。
積分回路140は、非反転入力端子がコモンラインに接続された演算増幅器U143と、演算増幅器U143の反転入力端子に接続された入力抵抗R141と、演算増幅器U143の帰還路に挿入された帰還コンデンサC142で構成されている。
加算回路150は、非反転入力端子がコモンラインに接続された演算増幅器U154と、演算増幅器U154の反転入力端子に接続された入力抵抗R151とR152と、演算増幅器U154の反転入力端子と出力端子の間に接続された帰還抵抗R153より構成されている。
なお、入力抵抗R151には積分回路140の出力が印加され、他方の入力抵抗R152にはバイアス電圧発生回路170の出力171が印加されている。
可変移相器160は、演算増幅器U165と、その反転入力端子に接続された入力抵抗R161および非反転入力端子に接続された入力抵抗R163と、演算増幅器U165の反転入力端子と出力端子間に接続された帰還抵抗R162と、演算増幅器U165の出力端子に後続されたコンデンサC164と、演算増幅器U165の非反転入力端子とコモンラインの間に接続された可変容量ダイオードD168と、演算増幅器U165の非反転入力端子と加算回路150の出力との間に直列接続されたコイルL167と抵抗R166を有する。
このような構成における制御プロセスは、可変容量ダイオードD168の容量可変範囲(例えば5〜50pF)において成立するので、例えば入力信号11の周波数がf2より遅くなったf1、または入力信号11の周波数がf2より早くなったf3においても、図4(b)に示すように、90°位相差を発生することができる。
また、実際の可変容量ダイオードD168の容量で対応できない場合は、図6のようにコンデンサC269を可変容量ダイオードD168に直列に接続して容量値を小さくするか、あるいは図7のようにコンデンサC369を可変容量ダイオードD168に並列に接続して容量値を大きくしても良い。
このような構成によれば、90゜位相差が生成できているかを検証しながら、位相差信号を出力することができる。また、可変移相器60(あるいは160)のオールパスフィルタを使用しているため、入力周波数が変わっても振幅の変化がわずかであり、リミッティングアンプを必要としない。
また、入力信号の周波数が変わっても、多少の周波数範囲であれば90゜位相差を確保できる。
なお、本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
例えば、高純度周波数シンセサイザに本発明を利用することができる。高純度周波数シンセサイザを構成するにあたっては、低位相雑音と周波数引き込み範囲が広いことを両立させる必要がある。そこでは、位相比較器の選択がキーポイントの1つとなる。代表的な位相比較器には次のような特徴がある。
(1)ミキサー
ミキサーは位相比較器の中で最も位相雑音特性が優れている(低位相雑音である)が、PLL(Phase Locked Loop)動作においては周波数引き込み範囲が狭く、また入力信号の位相差が90°の時に出力信号が0Vとなる特徴がある。
(2)位相周波数比較器
PLL動作においては周波数引き込み範囲が広いが位相雑音性能が悪く、また入力信号の位相差が0°の時に出力信号が0Vとなる特徴がある。
図8に示すPLL回路における位相比較器(上記ミキサーに相当)510と位相周波数比較器520には上記の特徴があるため、切り替える仕組みを組み込むことが望ましい。しかし、出力信号が0Vとなる入力信号の位相関係に差がある。そこで、上述の90゜位相差発生回路10を使用してこの問題を解決することができる。また、本発明は可変容量ダイオードにより入力信号の周波数が多少変わっても追従できる特性があるため、PLL入力信号の周波数が変わっても多少は追従できる。
図8において、501は基準信号、502aと502bは90゜位相差を持った基準信号(図1の出力信号12aと12bに相当)、510は位相比較器、511は位相比較器の出力信号(位相誤差信号)、520は位相周波数比較器、521は位相周波数比較器の出力信号(位相周波数誤差信号)、530は位相比較器・位相周波数比較器の切り替えスイッチ、531は切り替えスイッチの出力信号、540はループフィルタ、541は制御型発振器の制御信号、550は制御型発振器(電圧制御型発振器、あるいは電流制御型発振器)、551は制御型発振器の出力信号である。
このような構成によれば、90゜位相差を持った基準信号502aと502bとを使用することにより、低位相雑音と周波数引き込み範囲が広い高純度周波数シンセサイザを容易に実現することができる。
560はPLL周波数がプルインレンジにハイっている(ロック状態)かプルインレンジに入っていない(アンロック状態)かを判定するロック/アンロック判定回路、561はロック時には位相比較器を選択し、アンロック時には位相周波数比較器を選択するためのロック/アンロック判定結果信号である。スイッチ530はこの信号に基づいてスイッチの切り替えを行う。
また、本発明は、図9に示すように、直交変調器にも応用することができる。なお、乗算器および加算器を備えた部分の構成については特許文献1にも開示されている。
直交変調器には、90゜位相差を持ったローカル信号(602aと602b)を必要とするため、本発明の90゜位相差発生回路10を使用することができる。この場合、従来例(図11)で生ずるようなローカル信号の振幅レベル差は発生せず、リミッティングアンプを必要としないという特徴がある。
図9において、601はローカル信号(搬送波信号)、602a、602bは90゜位相差を持った基準信号(図1の出力信号12aと12bに相当)、603はベースバンド信号(Q)、604はベースバンド信号(I)、610、620はそれぞれ乗算器、611はベースバンド信号603によって変調されたローカル信号、621はベースバンド信号604によって変調されたローカル信号、630は信号611と信号621を加算する加算器、631は直交変調された出力信号である。
また、本発明の90゜位相差発生回路10は、図10に示すように直交復調器にも使用することができる。図10において図9と同等部分には同一符合を付してある。乗算器710と720には直交変調された入力信号が入力され、各乗算器の出力はそれぞれ低域濾波フィルタ730、740を介して信号復調処理回路750に入力される。信号復調処理回路750からは直交変調された入力信号が復調された信号が出力される。
このような構成の直交復調器には、90゜位相差を持ったローカル信号(搬送波信号)702a、702bを必要とするため、本発明の90゜位相差発生回路10を使用することができる。このような直交復調器によれば、従来例(図11)において生ずるようなローカル信号の振幅レベル差は発生しない(リミッティングアンプを必要としない)。
本発明に係る90゜位相差発生回路の一実施例を示す構成ブロック図である。 位相比較器30の特性例を示す図である。 位相比較器30の出力と積分回路40の出力の例を示す図である。 本発明の周波数特性を示す図である。 図1の回路の一具体例を示す構成図である。 図1の回路の他の一具体例を示す構成図である。 図1の回路のさらに他の一具体例を示す構成図である。 本発明を用いたPLL回路の一実施例を示す構成ブロック図である。 本発明を用いた直交変調器の一実施例を示す構成ブロック図である。 本発明を用いた直交復調器の一実施例を示す構成ブロック図である。 90゜位相差を生成する回路の従来例を示す図である。 90゜位相差を生成する回路の他の従来例を示す図である。 従来回路の周波数特性を示す図である。
符号の説明
10 90゜位相差発生回路
11 入力信号
12a 第1の出力信号
12b 第2の出力信号
30 位相比較器
40 積分器
50 加算回路
60 可変移相器
70 バイアス電圧発生回路
168 可変容量ダイオード
C269、C369 コンデンサ

Claims (5)

  1. 入力信号から90゜位相差を持った2つの出力信号を発生させる90゜位相差発生回路において、
    位相調整感度に比例して入力信号の位相を遅らせる可変移相器と、
    前記第1と第2の出力信号について90゜位相差からのずれを位相差検出感度に比例した誤差電圧信号として出力する位相比較器と、
    この位相比較器の出力を積分して前記可変移相器の移相量を調整する帰還回路
    を備えたことを特徴とする90゜位相差発生回路。
  2. 前記可変移相器は、可変容量ダイオードの容量を変化させることによって入力信号の位相をシフトさせるオールパスフィルタで構成されたことを特徴とする90゜位相差発生回路。
  3. 基準信号からこの基準信号と同じ位相を持つ第1の信号と、前記基準信号とは90゜位相差のある第2の基準信号を発生する前記請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路と、
    制御型発振器の出力信号と前記第1の基準信号の位相を比較する位相比較器と、
    制御型発振器の出力信号と前記第2の基準信号の位相周波数を比較する位相周波数比較器と、
    前記位相比較器の出力または位相周波数比較器の出力のいずれかを選択する切り替えスイッチと、
    この切り替えスイッチの出力の不要波を除去し、これを前記制御型発振器に入力するループフィルタ
    を備えたことを特徴とする周波数シンセサイザ。
  4. 基準信号からこの基準信号と同じ位相を持つ第1の信号と、前記基準信号とは90゜位相差のある第2の基準信号を発生する前記請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路と、
    前記第1および第2の基準信号を2つのベースバンド信号によってそれぞれ変調する2つの乗算器と、
    この2つの乗算器の出力を加算する加算回路
    を備え、前記加算回路より直交変調出力を得るように構成したことを特徴とする直交変調回路。
  5. 基準信号からこの基準信号と同じ位相を持つ第1の信号と、前記基準信号とは90゜位相差のある第2の基準信号を発生する前記請求項1または2に記載の90゜位相差発生回路と、
    前記第1および第2の基準信号と直交変調された入力信号を復調する2つの乗算器と、
    この2つの乗算器の出力信号の不要波をそれぞれ除去する2つの低域濾波フィルタと、
    この2つの低域濾波フィルタの出力信号から復調出力を取り出す信号復調処理回路
    を備えたことを特徴とする直交復調回路。
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