JP2006253072A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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和由 矢部
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Abstract

【課題】 金属エッジ部等の干渉物の振動に対する耐摩耗特性に優れ、しかも、軽量化と柔軟性を確実に維持できるワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】 電線群1の外周が外装部材2で被われたワイヤーハーネスWH1において、外装部材2は、内側外装部3と、内側外装部3の外周に配置され、且つ、内側外装部3の外周面の径より内周面の径が大きい外側外装部4とから構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電線群の外周が外装部材で被われたワイヤーハーネスに関する。
この種の従来のワイヤーハーネス50は、図9及び図10に示すように、電線群51の外周が一層の外装部材52で被われている。ワイヤーハーネス50は、所定の配索経路によってクリップ等によって車体に取り付けられる。
そして、図11に示すように、ワイヤーハーネス50の配索経路によっては、車体の鉄板エッジ部等の金属エッジ部53に接触するように配索される場合がある。また、図12に示すように、車体の振動等によって金属エッジ部53が振動すると、ワイヤーハーネス50の外装部材52と金属エッジ部53との間が摺動し、外装部材52が摩耗する。外装部材52が摩耗し、その内部の電線群51の絶縁体も摺動によって損傷されると、ショートや断線事故を引き起こすことになる。
このような事故を防止するために、外装部材52をより厚く強固に形成することが考えられる。また、外装部材52を二層構造にしたものも提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2002−293203号公報 特開2001−118432号公報
しかしながら、前記外装部材52を厚く強固な一層構造にしたり、単に二層構造にして外装部材全体を厚く強固な構造にしただけでは、外装部材52の摩耗に要する摺動時間を長くできるに過ぎず、抜本的な解決策にはならない。また、外装部材52を厚く強固な一層構造にしたり、二層構造にして外装部材全体を厚く強固な構造にすると、ワイヤーハーネス50の重量化になると共に柔軟性が損なわれることになる。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、金属エッジ部等の干渉物の振動に対する耐摩耗特性に優れ、しかも、軽量化と柔軟性を確実に維持できるワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電線群の外周が外装部材で被われたワイヤーハーネスにおいて、前記外装部材は、内側外装部と、この内側外装部の外周に配置され、且つ、該内側外装部の外周面の径より内周面の径が大きい外側外装部とから構成されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、電線群の外周が外装部材で被われたワイヤーハーネスにおいて、前記外装部材は、内側外装部と、この内側外装部の外周に配置され、伸縮性に優れた素材で形成された外側外装部とから構成された。
請求項3の発明は、請求項2記載のワイヤーハーネスであって、前記外側外装部は、前記内側外装部の外周に配置され、且つ、該内側外装部の外周面の径より内周面の径が大きく設定されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、金属エッジ部の干渉物にワイヤーハーネスが接触するように配索された場合に、干渉物とワイヤーハーネス間に相対的な移動が発生すると、外側外装部と内側外装部間に隙間があるため、干渉物と一体となって外側外装部が内側外装部に対して摺動するため、干渉物によって外側外装部がほとんど摩耗されない。
このように、外側外装部と内側外装部との間を摺動させて摩耗を防止するため、外側外装部を厚く強固に形成する必要がなく、ワイヤーハーネスの柔軟性を損なわないように形成できる。これにより、金属エッジ部の干渉物の振動に対する耐摩耗特性に優れ、しかも、軽量化と柔軟性を確実に維持できる。
請求項2の発明によれば、金属エッジ部の干渉物にワイヤーハーネスが接触するように配索された場合に、干渉物とワイヤーハーネス間に相対的な移動が発生すると、外側外装部が伸縮性に優れた素材であるため、干渉物と一体となって外側外装部が内側外装部に対して摺動するため、干渉物によって外側外装部がほとんど摩耗されない。
このように、外側外装部と内側外装部との間を摺動させて摩耗を防止するため、外側外装部を厚く強固に形成する必要がなく、ワイヤーハーネスの柔軟性を損なわないように形成できる。これにより、金属エッジ部の干渉物の振動に対する耐摩耗特性に優れ、しかも、軽量化と柔軟性を確実に維持できる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の効果に加え、干渉物と一体となって外側外装部が内側外装部に対してよりスムーズに摺動するため、干渉物による外側外装部の摩耗をより確実に防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の第1実施形態を示し、図1はワイヤーハーネスの断面図、図2は図1中A−A線に沿う断面図、図3はワイヤーハーネスが金属エッジ部に接触するように配索された状態を示す要部の断面図、図4は金属エッジ部が振動で左右移動して外側外装部がこれに追従変位する状態を示す断面図、図5は金属エッジ部が右側に移動し、外側外装部が右側に追従変位する状態を示す断面図、図6は金属エッジ部が左側に移動し、外側外装部が左側に追従変位する状態を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、ワイヤーハーネスWH1は、多数の電線を束ねた電線群1と、この電線群1の外周を被う外装部材2とを備えている。
外装部材2は、チューブ状の内側外装部3と、この内側外装部3の更に外周を被うチューブ状の外側外装部4とから構成されている。内側外装部3及び外側外装部4は、共に薄く、且つ、柔軟性に優れた素材にて形成されている。また、外側外装部4は、その内周面の径が内側外装部3の外周面の径より大きく設定されている。これにより、外側外装部4と内側外装部3との間には、隙間dが形成されている。
図3に示すように、上記ワイヤーハーネスWH1が干渉物である車体の鉄板エッジ部等の金属エッジ部10に接触するように配索される場合がある。図4に示すように、車体の振動等によって金属エッジ部10とワイヤーハーネスWH1間に相対的な移動が発生すると、ワイヤーハーネスWH1の外側外装部4と内側外装部3間に隙間dがあるため、金属エッジ部10と一体となって外側外装部4が内側外装部3に対して摺動する。
具体的には、図5に示すように、金属エッジ部10が右側に移動すると、金属エッジ部10と共に外側外装部4が右側に追従移動し、図6に示すように、金属エッジ部10が左側に移動すると、金属エッジ部10と共に外側外装部4が左側に追従移動する。従って、従来例と異なり、金属エッジ部10に対して外側外装部4がほとんど移動しないため、外側外装部4が摩耗されない。
このように、外側外装部4と内側外装部3との間が摺動して摩耗を防止するため、外側外装部4を厚く強固に形成する必要がないため、ワイヤーハーネスWH1の柔軟性を損なわないように形成できる。これにより、ワイヤーハーネスWH1は、鉄板エッジ部10の振動に対する耐摩耗特性に優れ、しかも、軽量化と柔軟性を確実に維持できる。また、ワイヤーハーネスWH1は、軽量化を確実に維持できるため、省資源となり、環境保護に適している。
図7及び図8は本発明の第2実施形態を示し、図7はワイヤーハーネスの断面図、図8は図7中B−B線に沿う断面図である。
図7及び図8に示すように、この第2実施形態のワイヤーハーネスWH2と前記第1実施形態のものとを比較するに、外装部材2Aの構成に異同がある。つまり、外装部材2Aは、内側外装部3と外側外装部5の二層構造である点、及び、外側外装部5の内周面の径が内側外装部3の外周面の径より大きく設定され、内側外装部3と内側外装部5との間に隙間が形成されている点で共通する。しかし、外側外装部5が伸縮性に優れた素材で形成されている点で相違する。尚、他の構成は、前記第1実施形態と同一であるため、同一構成部分に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
上記構成のワイヤーハーネスWH2が車体の金属エッジ部10に接触するように配索された場合に、金属エッジ部10とワイヤーハーネスWH2間に相対的な移動が発生すると、外側外装部4が伸縮性に優れた素材であるため、金属エッジ部10と一体となって外側外装部5が内側外装部3に対して摺動するため、金属エッジ部10によって外側外装部5がほとんど摩耗されない。
このように、外側外装部5と内側外装部3との間を摺動させて摩耗を防止するため、外側外装部5を厚く強固に形成する必要がなく、ワイヤーハーネスWH2の柔軟性を損なわないように形成できる。これにより、ワイヤーハーネスWH2は、鉄板エッジ部10の振動に対する耐摩耗特性に優れ、しかも、軽量化と柔軟性を確実に維持できる。また、ワイヤーハーネスWH2は、軽量化を確実に維持できるため、省資源となり、環境保護に適している。
この第2実施形態では、外側外装部5は、内側外装部3の外周に配置され、且つ、内側外装部3の外周面の径より内周面の径が大きく設定されたので、金属エッジ部10と一体となって外側外装部5が内側外装部3に対してよりスムーズに摺動するため、金属エッジ部10による外側外装部5の摩耗をより確実に防止できる。
本発明の第1実施形態を示し、ワイヤーハーネスの断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、図1中A−A線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ワイヤーハーネスが金属エッジ部に接触するように配索された状態を示す要部の断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、金属エッジ部が振動で左右移動して外側外装部がこれに追従変位する状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、金属エッジ部が右側に移動し、外側外装部が右側に追従変位する状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態を示し、金属エッジ部が左側に移動し、外側外装部が左側に追従変位する状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、ワイヤーハーネスの断面図である。 本発明の第2実施形態を示し、図7中B−B線に沿う断面図である。 従来例のワイヤーハーネスの断面図である。 図9中C−C線に沿う断面図である。 従来例のワイヤーハーネスが金属エッジ部に接触するように配索された状態を示す要部の断面図である。 従来例を示し、金属エッジ部が振動で左右移動して外側外装部がこれに追従変位する状態を示す断面図である。
符号の説明
WH1,WH2 ワイヤーハーネス
1 電線群
2,2A 外装部材
3 内側外装部
4,5 外側外装部
10 金属エッジ部(干渉物)

Claims (3)

  1. 電線群の外周が外装部材で被われたワイヤーハーネスにおいて、
    前記外装部材は、内側外装部と、この内側外装部の外周に配置され、且つ、該内側外装部の外周面の径より内周面の径が大きい外側外装部とから構成されたことを特徴とするワイヤーハーネス。
  2. 電線群の外周が外装部材で被われたワイヤーハーネスにおいて、
    前記外装部材は、内側外装部と、この内側外装部の外周に配置され、伸縮性に優れた素材で形成された外側外装部とから構成されたことを特徴とするワイヤーハーネス。
  3. 請求項2記載のワイヤーハーネスであって、
    前記外側外装部は、前記内側外装部の外周に配置され、且つ、該内側外装部の外周面の径より内周面の径が大きく設定されたことを特徴とするワイヤーハーネス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1983627A2 (en) 2007-03-28 2008-10-22 Yazaki Corporation Wire protecting member and wire harness

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