JP2006252835A - 電気光学装置、電子機器、及び、照明装置 - Google Patents

電気光学装置、電子機器、及び、照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 表裏の照明光のバランス調整を確実かつ容易に行うことができるとともに、携帯型電子機器の薄型化にも寄与できる照明装置を備えた電気光学装置を提供する。
【解決手段】 本発明の電気光学装置100は、光源11、前記光源に対向配置される端面を備えた第1の導光シート12、前記光源に対向配置される端面を備えるとともに前記第1のシートと重なり配置された第2の導光シート13、及び、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの間に密接配置された光反射層14を有する照明装置10と、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの少なくとも一方の表面上方に配置された電気光学パネル110とを具備することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は電気光学装置、電子機器、及び、照明装置に係り、特に、電気光学装置に用いる照明装置として好適な構成に関する。
一般に、液晶表示装置の背後にはバックライトが配置され、バックライトの照明光が液晶表示装置を透過することによって表示光として出射されるようになっている。バックライトとしては、LED(発光ダイオード)や冷陰極管などの光源を側方に配置し、この光源に対向配置された端面を有する導光板を設け、この導光板の背後に光反射シートを配置したサイドライト型バックライトが多く用いられている。このようなバックライトでは、光源から出射された光が導光板の内部に導入され、導光板の内部を伝播しながら、導光板の表面から徐々に放出され、導光板の表面に沿ってほぼ均一な照度が得られるように構成されている。
ところで、上記従来のバックライトでは、光反射シートの配置された側とは反対側にのみ照明光が放出されるように構成されているので、表裏両面に液晶表示画面を備えた携帯電話などの携帯型電子機器を構成する場合など、バックライトの表裏両側に照明を行う必要がある場合には、バックライトを2つ設ける必要があるため、薄型化が難しいという問題点がある。そこで、表裏両側に光を放出できるように構成された導光板を備えた両面発光型のバックライトが知られている(例えば、以下の特許文献1〜4参照)。
また、看板などの表示装置に用いるための両面発光体として、光反射シートを挟んで積層した2枚の導光板の端面に線状光源を対向配置し、導光板の端面を包囲するとともに線状光源の光を導光板の端面に集光する光反射板を設置してなるものが知られている(例えば、以下の特許文献5参照)。
特開2004−46050号公報 特開2004−55528号公報 特開2004−87409号公報 特開2004−144990号公報 特開平10−187075号公報
しかしながら、前述の単一の導光板を備えた両面発光型のバックライトでは、表裏へそれぞれ放出される照明光のバランスを確保することが難しく、導光板の形状や半透過反射シートの光学特性によって照明光の照度が変化するため、再現性を確保するために製造コストが増大し、また、表裏の照明光のバランス調整も難しいという問題点がある。
また、上記の両面発光体では、看板などの大型の表示装置に用いるものとしては比較的薄型の構造を提供できるが、冷陰極管などの線状光源は、携帯電話などの携帯型表示装置に用いる場合にはきわめて大径であり、携帯型電子機器の薄型化に寄与できるサイズではない。したがって、携帯型電子機器の薄型化を図ることが難しいという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、表裏の照明光のバランス調整を確実かつ容易に行うことができるとともに、携帯型電子機器の薄型化にも寄与できる照明装置を備えた電気光学装置を提供することにある。
斯かる実情に鑑み、本発明の電気光学装置は、光源、前記光源に対向配置される端面を備えた第1の導光シート、前記光源に対向配置される端面を備えるとともに前記第1のシートと重なり配置された第2の導光シート、及び、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの間に密接配置された光反射層を有する照明装置と、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの少なくとも一方の表面上方に配置された電気光学パネルとを具備することを特徴とする。
この発明によれば、第1の導光シート、光反射層、及び、第2の導光シートで構成される密着積層構造によって照明装置の導光体が構成されるので、光源から放出された光を光反射層によって二分し、第1の導光シートと第2の導光シートの内部を別々に伝播させ、各導光シートの表面から放出させることができるため、両導光シートの光量バランスを容易に設定できるとともに、背後の導光シートによる光学的な影響を光反射層が存在することで低減できるため、両導光シートによる照明分布の独立性を確保することができる。
本発明において、前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートは、前記光反射層に隣接する面と対向する前記表面から光を出射することが好ましい。これによって、照明装置の表裏両面から照明光を出射させることが可能になり、表裏両面の少なくとも一方に配置された電気光学パネルを照明できる。
本発明において、前記光源は平坦な発光面を備えたチップ状のLEDであり、前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートの前記端面の占有高さ範囲が前記発光面の高さ範囲の70〜130%の範囲内にあることが好ましい。これによれば、光源が平坦な発光面を備えたLEDであることにより、光源の小型化を図ることができるとともに、平坦な発光面に対向配置される第1の導光シート及び第2の導光シートの前記端面の占有高さ範囲が光源であるチップ状のLEDの発光面の高さ範囲の70〜130%の範囲内にあることにより、光源の光の利用効率をある程度確保しつつ、導光構造の厚さを抑制できるため、照明装置を薄く構成でき、電気光学装置全体の薄型化を図ることが可能になる。
本発明において、前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートはそれぞれ厚さ350μm以下の樹脂シートで構成されていることが好ましい。これにより、従来の導光板を用いた照明装置に比べてきわめて薄い照明装置を構成することが可能になる。
本発明において、前記光反射層が光反射フィルムで構成されていることが好ましい。光反射層としては、上記第1の導光シートや第2の導光シートの表面に被着した薄膜等でも構成することができるが、第1の導光シート及び第2の導光シートとは独立した光反射フィルムで構成されることにより、薄膜形成などの成膜工程が不要になるとともに、組立作業にも大きな支障を与えず、しかも、部品管理も容易になるため、製造コストの低減及び製造工程の管理を容易に行うことが可能になる。
本発明において、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの厚さが相互に異なることが好ましい。第1の導光シートと第2の導光シートの厚さを異ならしめることにより、表裏両面の照明光の光量バランスを制御することが可能になる。より具体的には、前記第1の導光シートは前記第2の導光シートよりも厚く形成され、前記第1の導光シートの表面上方に前記電気光学パネルが配置されることが好ましい。これによれば、第1の導光シートの表面上方に配置された電気光学パネルに対してより照度の高い照明を施すことが可能になる。
この場合に、前記第1の導光シートの表面上方に配置された前記電気光学パネルより表示領域の小さい電気光学パネルが前記第2の導光シートの表面上方に配置されることが好ましい。これによれば、表示領域の大きい電気光学パネルに優先的により照度の高い照明を施し、表示領域の小さい電気光学パネルには相対的に照度の低い照明を施すことができる。
本発明において、前記光反射層の前記光源と対向する辺に沿った外縁部が前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートの前記端面から内側へ離間した位置に配置されていることが好ましい。光源の発光面に対向配置される第1の導光シートと第2の導光シートの端面から内側へ離間した位置に光反射層の光源と対向する辺に沿った外縁部が配置されることにより、第1の導光シート及び第2の導光シートの端面近傍領域において光反射層が存在しないことになるため、当該領域において内部の伝播光が相互に移動可能となることから、端面位置から光反射層の外縁部までの距離を変えることにより、第1の導光シート及び第2の導光シートの表面から出射される光の分布を調整することが可能になる。特に、光源から放出される光量分布や光の放出角分布がある程度偏っていても、上記のように端面近傍領域に光反射層を設けないことで、第1の導光シートと第2の導光シートにそれぞれ分配される光の光量分布や光の放出角分布の偏りを緩和することが可能になる。
本発明において、前記光反射層の表面又は裏面の一部に他より低い反射率を有する低反射領域が設けられていることが好ましい。これによれば、低反射領域を設けることで、導光シートの表面から出射される光の分布を調整することが可能になる。ここで、低反射領域としては、他よりも光吸収率の高い光吸収面を有するものであってもよく、また、他よりも光透過率の高い光透過面を有するものであっても構わない。
この場合に、前記光反射層の前記低反射領域を有する側の前記第1の導光シート若しくは前記第2の導光シートの表面上方に、前記低反射領域に対向する部分に遮光部を備え、前記低反射領域以外の領域に対向する部分に透光性を有する透光部を備えた被照明部材が配置されることが望ましい。これによれば、遮光部に照射される照明光を抑制しつつ、透光部には照明光を確実に照射することができる。この場合にはさらに、前記被照明部材には、光透過性の前記透光部で構成される操作部が設けられる場合がある。
本発明において、前記第1の導光シート、前記第2の導光シート及び前記光反射層の積層構造は可撓性を有し、少なくとも平面形状の一部領域が湾曲した状態で設置されることが好ましい。上記積層構造を可撓性を有するものとし、その少なくとも平面形状の一部領域を湾曲させた状態で設置することにより、搭載機器の内部構造に合わせて適宜の姿勢で設置することが可能になり、搭載機器の小型化や薄型化を図ることができる。
この場合に、前記積層構造は、前記電気光学パネルと重なる領域と前記光源に対向する領域の間の領域において湾曲していることが好ましい。これによれば、光源と電気光学パネルの位置関係の自由度を増大させることができる。
また、前記積層構造は、他の部材を避けるように湾曲していることが好ましい。これによれば、電気光学装置を効率的に配置することができ、搭載機器のスペース効率を高めることができるため、機器の小型化に寄与できる。
本発明において、前記第1の導光シート又は前記第2の導光シートの表層部が光拡散機能を有することが好ましい。これらの導光シートが光拡散機能を有することにより、別に光拡散板を設置する必要がなくなるので、電気光学装置のさらなる薄型化を図ることができる。ここで、上記の光拡散機能は、上記導光シートの光出射面である表面を微細な凹凸を備えた面(粗面)とすることによって構成することができる。
次に、本発明の電子機器は、上記のいずれか一項に記載の電気光学装置と、該電気光学装置を制御する制御手段とを有することを特徴とする。この電子機器としては、表示モニタ機器、コンピュータ機器などが挙げられるが、特に、携帯電話、携帯型情報端末、電子時計等の携帯型電子機器であることが好ましい。
次に、本発明の照明装置は、光源、前記光源に対向配置される端面を備えた第1の導光シートと、前記光源に対向配置される端面を備えるとともに前記第1のシートと重なり配置された第2の導光シートと、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの間に密接配置された光反射層とを有する照明装置において、前記光源は平坦な発光面を備えたチップ状のLEDであり、前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートの前記端面の占有高さ範囲が前記発光面の高さ範囲の70〜130%の範囲内にあることを特徴とする。
[第1実施形態]
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る第1実施形態の照明装置10の一部断面図である。この照明装置10は、光源11と、第1の導光シート12と、第2の導光シート13と、光反射層14とを有する。
光源11は、直方体(立方体)状のチップ状に構成されたLED(発光ダイオード)であり、発光ダイオードチップ11aと、この発光ダイオードチップ11aを収容するパッケージ11bと、発光ダイオードチップ11aの周囲に充填された透明樹脂11cと、透明樹脂11cが上記パッケージ11bから露出してなる発光面11dとを有する。パッケージ11bには、発光ダイオードチップ11aの収容空間の開口部が直方体(立方体)の一つの面のほぼ全体を占めるように設けられ、収容空間に上記透明樹脂11cが充填されたとき、この開口部が上記発光面11dを構成するようになっている。本実施形態の場合、発光面11dは透明樹脂11cの表面で構成され、平坦面(好ましくは鏡面状の平滑面)となっている。
また、上記パッケージ11bの内面は、光反射面として構成され、第1導光シート12及び第2導光シート13の端面12b,13bに向かう反射鏡としての機能を有するように構成されている。具体的には、パッケージ11bの内面は、鏡面状の平滑面であるとともに、上記端面12b,13bに向けて対向配置された凹曲面を含むように構成されている。
第1の導光シート12及び第2の導光シート13は、それぞれポリエステル系材料などの薄いシートで構成されている。これらの厚さtは350μm以下であることが好ましい。特に、シートの製造を容易にするとともに、導光特性を確保するためには、厚さtが20〜250μmの範囲内であることが望ましい。
第1の導光シート12及び第2の導光シート13は、光源11が放出した光のうち、照明光として用いられる波長域の光(例えば、可視光領域の光)を実質的に透過するものであることが好ましい。すなわち、上記領域の光に対して80%以上、好ましくは85%以上の光透過率を有する透明素材で構成されることが望ましい。
また、第1の導光シート12の表面12a(光反射層14が接する面とは反対側の面)及び第2の導光シート13の表面13a(光反射層14が接する面とは反対側の面)から放射される光の照度がほぼ均一になるように構成されていることが好ましい。例えば、光出射構造として、上記表面12a及び13aの表面上に光源11側から反対側に向けて徐々に分布密度が変化する後述する表面凹凸形状が形成される。この光出射構造は、照明が必要な領域に対応して第1の導光シート12及び第2の導光シート13の表面12a,13aの一部にのみ設けられていてもよい。
第1の導光シート12及び第2の導光シート13は、それらの端面12b,13bが上記光源11の発光面11dに対向配置され、しかも、第1の導光シート12、光反射層14、及び、第2の導光シート13が相互に密接された状態で積層されている。本実施形態の場合、端面12b,13bはそれぞれ平坦面(好ましくは鏡面状の平滑面)となっている。なお、端面12b,13bが光源11の発光面11dに密着配置されていてもよい。
光反射層14は第1の導光シート12及び第2の導光シート13の裏面(上記表面12a,13aとは反対側の面)上に被着された薄膜であってもよいが、上記第1の導光シート12及び第2の導光シート13とは別体の光反射フィルムであることが好ましい。この光反射フィルムとしては、アルミニウム箔等の金属箔、透明樹脂フィルム上にアルミニウムやクロム等の金属薄膜を備えた積層フィルム、ポリエステルフィルムなどの白色樹脂フィルムなどが挙げられる。このように光反射層14を導光シート12,13とは別体のフィルムとすることで、成膜処理が不要になるとともに、製造時の部品管理が容易になり、組み立て性にも支障を与えないので、製造コストを低減できる。
この照明装置10においては、光源11から放出された光は端面12b,13bから入射して第1の導光シート12及び第2の導光シート13の内部を図示右側へ伝播し、一部の光は光反射層14の表面で反射されつつ、やがて少しずつ表面12a,13aから照明光として放出されていく。このとき、表面12a,13aに設けられた上記の表面凹凸形状によって照明光の或る程度の分散性(均一性)が確保されるようになっている。すなわち、光源11から第1の導光シート12及び第2の導光シート13に入射した光のうち、表面12a,13aとの角度差がある程度小さい光は表面12a,13aにて全反射するので、照明光として表面12a,13aから放出されないが、上記表面凹凸構造によって全反射せずに照明光として放出される光成分が生ずるので、表面凹凸構造の密度分布を適宜に設定することで、表面12a,13aの輝度分布を均一化すること、或いは、所望の分布に設定することが可能になる。
本実施形態の具体的な寸法としては、光源11の発光面11dの高さが約0.2〜0.8mm、第1の導光シート12及び第2の導光シート13の厚さtがそれぞれ100〜350μm、光反射層14の厚さが5〜100μm程度であることが好ましい。
また、第1の導光シート12及び第2の導光シート13が光反射層14を介して密接配置されたときの端面12bと13bの占有高さ範囲Aが、発光面11dの高さ範囲Bの70〜130%の範囲内であることが好ましい。この範囲を下回ると、光源11の発光面11dから放出された光の一部を第1の導光シート12及び第2の導光シート13の内部に入射させることができず、光の利用効率が低下することになる。逆に、上記の範囲を上回ると、第1の導光シート12及び第2の導光シート13の厚さが光源11の発光面11dから放出される光を入射させるために本来必要な厚さよりも厚くなることになり、その結果、照明装置10が厚くなり、薄型化に反する結果となる。
本実施形態の照明装置10は、チップ状の光源11の発光面11dから放出される光が端面12b,13bにおいて第1の導光シート12及び第2の導光シート13に入射し、これらの内部を伝播しながら徐々に表面12a,13aから放出されていくため、一種の面状光源として機能する。このとき、第1の導光シート12及び第2の導光シート13が光反射層14を介して密接配置されたときの端面12bと13bの占有高さ範囲Aが発光面11dの高さ範囲Bの70〜130%の範囲内であることにより、光源11の放出する光を効率的に照明光として利用することができるとともに、照明装置10全体の厚さを抑制して薄型化を図ることができる。特に、上記占有高さ範囲Aは発光面11dの高さ範囲Bの90〜115%の範囲内であることがさらに望ましい。
従来においては、厚さが最低でも0.5〜0.6mm程度の導光板を用いていたため、照明装置全体の厚さとしては1.1〜1.5mm程度が限界であったが、本実施形態では全体で0.25〜0.8mm程度とすることが可能であり、従来構造に比べて大幅な薄型化を図ることが可能になる。特に、近年の小型の液晶パネルの厚さは1.0mm前後ときわめて薄くなってきているので、照明装置10の薄型化の影響はきわめて大きい。
また、光源としては、現在、厚さが0.6mm程度の小型チップ状のLEDが入手可能となっているので、両面発光体として光反射層の両側に厚さ200〜300μm程度の2枚の導光シートを配置することで、単一の上記LEDの発光面に対応した、きわめて薄型の照明装置を構成することが可能である。
[第2実施形態]
次に、図2を参照して本発明に係る第2実施形態の照明装置10′について説明する。図2は本実施形態の部分断面図である。この実施形態において、光源11及び光反射層14は上記第1実施形態と同一であるので、これらの説明は省略する。本実施形態では、第1の導光シート12′の厚さt2と第2の導光シート13′の厚さt3が相互に異なる点で上記第1実施形態とは異なるが、他の構成については上記第1実施形態と同様であるので、これらの同様の点においても説明を省略する。
図示例において、第1の導光シート12′の厚さt2は、第2の導光シート13′の厚さt3よりも大きい。そして、第1の導光シート12′の端面12b′及び第2の導光シート13′の端面13b′は共に光源11の発光面11dと対向配置されているが、端面12b′の高さは端面13b′の高さよりも大きいので、第1の導光シート12′の内部に入射する光量は、第2の導光シート13′の内部に入射する光量よりも大きくなる。その結果、第1の導光シート12′の表面12a′の輝度は、第2の導光シート13′の表面13a′の輝度よりも大きくなる。すなわち、図示上方へ放出される照明光による照度は図示下方へ放出される照明光による照度よりも大きく(明るく)なる。
本実施形態のように、第1の導光シート12′の厚さt2と第2の導光シート13′の厚さt3とを相互に異なるものとすることによって、上下それぞれの輝度ないしは照度を調整することができ、輝度バランス或いは照度バランスを適宜に設定することができる。
また、この照明装置10′では、第1の導光シート12′と第2の導光シート13′を積層配置するだけでよいので、異なる厚さの導光シートを容易に差し替えることができるため、予め複数の異なる厚さを有する導光シートを用意しておけば、照度バランスの調整に手間がかかることもない。
[第3実施形態]
次に、図3を参照して本発明に係る第3実施形態の照明装置20について説明する。図3は照明装置20の部分断面図である。この実施形態では、光源21、第1の導光シート22、及び、第2の導光シート23については上記第1の実施形態若しくは第2の実施形態のいずれかと同様に構成できるため、これらの説明は省略する。
本実施形態において、光反射層24は上記各実施形態と同様の材質のものを用いることができるが、先の各実施形態では光反射層14が第1の導光シート及び第2の導光シートの端面位置まで(例えば全面的に)配置されているのに対して、光反射層24の外縁部は、第1の導光シート22の端面22b及び第2の導光シート23の端面23bに対して光源21から距離dだけ離れた位置に存在する。したがって、端面22b,23bの位置から光源21側から離れる方向に測った距離がd以下の範囲(以下、単に「端面近傍領域」という。)には光反射層24が存在しないことになり、その結果、端面近傍領域では、第1の導光シート22及び第2の導光シート23のうちの一方に入射した光の一部が他方に入射できるようになる。
上記の構成により、本実施形態では、光反射層24の上記距離dを変えることで、光源21の発光面21d上の発光輝度分布或いは光放出角分布と、表面22a,23aから放出される照明光の出射分布との関係を変化させることができる。したがって、例えば、光源21の発光面21d上の発光輝度分布或いは光放出角分布がある程度偏っていても、上記距離dを大きく確保することで、当該偏りに起因する表面22aと23aの輝度バランスの偏りを緩和することができる。
なお、後述するように照明装置の第1の導光シートと第2の導光シートの少なくとも一方の表面上に電気光学パネルを配置する場合には、この電気光学パネルの表示領域が光反射層24の外縁部より内側に配置されるように、すなわち、端面22b,23b側の光反射層24の外縁部より内側に表示領域の外縁部が配置されるように、構成されることが好ましい。これは、上記の光反射層24が存在しない領域の照度分布は他の領域と異なり、ばらつきが増大したり、再現性が低下したりする虞があるからである。
[第4実施形態]
次に、図4を参照して、本発明に係る第4実施形態の照明装置30について説明する。図4は照明装置30の部分断面図である。この実施形態では、光源31、第1の導光シート32、及び、第2の導光シート33については上記第1の実施形態若しくは第2の実施形態のいずれかと同様に構成できるため、これらの説明は省略する。
本実施形態において、光反射層34は上記各実施形態と同様の材質のものを用いることができるが、先の第1又は第2の実施形態では光反射層14が全面的に光反射性の表面を有していたのに対して、光反射層34の表面の一部(図示例の場合には第2の導光シート33に接する側の面の一部)には、他の部分に設けられた光反射面34xよりも光反射率の低い低反射領域34yが設けられている。当該低反射領域34yは、例えば黒色樹脂などで形成されているなど、光の吸収率を光反射面34xよりも高くした光吸収面で構成することができる。これによって、上記低反射領域34yでは光反射面34xよりも光が反射されにくく、これによって第1の導光シート32の表面32aから放射される照明光の分布を変化(ばらつきを増大)させることができる。
本実施形態では、光反射層34の表面の光反射率を部分的に変化させることにより、照明光の分布にばらつきを与えている。これによって、照明光を不要とする領域(照明光が存在すると支障の出る領域)と、照明光を必要とする領域とが存在する場合、これらの領域に合わせて照明装置30の照度分布を制御・調整することが可能になる。
なお、上記の低反射領域34yとしては、上記のように光反射面34xよりも光吸収率の高い光吸収面を形成してもよいが、例えば、光反射面34xよりも光透過率の高い光透過面を形成してもよい。この場合でも、低反射領域34yにおいて、或る程度の光が第1の導光シート32と第2の導光シート33の間を行き交うことができるようになるので、当該部分の照度を他の部分と異ならしめることが可能になる。
[第5実施形態]
次に、図5及び図6を参照して本発明に係る電気光学装置100の構成について説明する。図5は本実施形態の概略構成を示す概略縦断面図、図6は同実施形態の平面配置図である。本実施形態の場合、上記の照明装置10を用いた場合について示すが、実際には先に説明した照明装置のいずれを用いても構わない。電気光学装置100は、上記の照明装置10と、この照明装置10の第1の導光シート12の表面上に配置された第1の電気光学パネル110と、第2の導光シート13の表面上に配置された第2の電気光学パネル120とを備えている。
第1の電気光学パネル110は、本実施形態の場合は液晶パネルであり、基板111と112をシール材113で貼り合わせ、その間に液晶114を封入したものである。また、基板111及び112の外面(液晶114に臨む内面とは反対側の面)上には貼着等の方法によって偏光板115,116が配置されている。
一方、第2の電気光学パネル120もまた液晶パネルであり、基板121と122をシール材123で貼り合わせ、その間に液晶124を封入したものである。また、基板121及び122の外面上には貼着等の方法によって偏光板125,126が配置されている。
第1の電気光学パネル110には、基板111が基板112の外形よりも外側へ張り出してなる基板張出部111eが設けられ、この基板張出部111eに図示しない入力端子が形成されるとともに、当該入力端子に対してフレキシブル配線基板130が実装されている。
一方、第2の電気光学パネル120にも、基板121が基板122の外形よりも外側へ張り出してなる基板張出部121eが設けられ、この基板張出部121eには図示しない入力端子が形成されるとともに、当該入力端子に対してフレキシブル配線基板130が実装されている。
フレキシブル配線基板130にはさらに光源11が実装されている。また、フレキシブル配線基板130には接続端子部131が設けられ、この接続端子部131が搭載機器の制御回路等に接続されるようになっている。なお、フレキシブル配線基板130に第1の電気光学パネル110及び第2の電気光学パネル120を駆動する駆動回路(例えば液晶ドライバ回路)を実装してもよく、また、当該駆動回路をパネルとは別の部分に設けてフレキシブル配線基板130に接続するようにしてもよい。
図6は、上記電気光学装置100の各構成要素の平面構造を重ねて示すことにより、装置全体の平面配置を表すものである。照明装置10では、複数の光源11が平面視矩形に構成された第1の導光シート12、第2の導光シート13及び光反射層14の一つの辺に沿って配列されている。また、第1の電気光学装置110は、第2の電気光学装置120の外形より広い範囲に延在し、第1の電気光学装置110の表示領域110Aは、第2の電気光学装置120の表示領域120Aよりも広く形成されている。
本実施形態においては、上記のように第1の電気光学装置110は広い表示領域110Aを有するのに対して、第2の電気光学装置120は表示領域110Aよりも狭い表示領域120Aを有する。このように表裏の表示領域が相互に異なる場合、単一の導光板を用いた従来の両面照明装置では、第1の電気光学パネル110の広い表示領域110Aを視認したときに背後の第2の電気光学パネル120が影となって写り込み、表示領域110Aの視認性を悪化させるという問題点がある。しかし、本実施形態では、照明装置10には光反射層14が設けられているので、表裏の電気光学パネルの大きさが異なっていても、背後のパネル構造による光学的な影響を受けることがなくなり、視認性を悪化させることもない。
また、本実施形態では、第1の電気光学パネル110に対しては広い表示領域110Aをカバーする照明範囲が照明装置10に要求されるのに対して、第2の電気光学パネルに対しては、照明装置10の照明範囲は第1の電気光学装置110に対する照明範囲よりも狭い範囲(表示領域120A)で足りる。したがって、表示領域120Aを照明する第2の導光シート13側の光反射層14の表面では、表示領域120Aに対応する領域が光反射面になっていて、当該領域の外側は光吸収面などの光反射率の低い面となっていてもよい。この場合には、表示領域120Aに対応した照明範囲から外れた領域では照明装置10の輝度を低下させることができるので、不要光による回路動作の不具合や搭載機器の内部から外部への光の漏洩を防止することができる。
[第6実施形態]
次に、図7及び図8を参照して本発明に係る電気光学装置200の構成について説明する。図7は本実施形態の概略構成を搭載機器の一部とともに示す概略縦断面図、図8は同実施形態の平面配置図である。本実施形態の場合、上記の照明装置30を用いた場合について示すが、実際には先に説明した照明装置のいずれを用いても構わない。この電気光学装置200は、上記の照明装置30と、この照明装置30の第1の導光シート32の表面上に配置された電気光学パネル210とを備えている。
電気光学パネル210は、本実施形態の場合は液晶パネルであり、基板211と212をシール材213で貼り合わせ、その間に液晶214を封入したものである。また、基板211及び212の外面(液晶114に臨む内面とは反対側の面)上には貼着等の方法によって偏光板215,216が配置されている。
電気光学パネル210には、基板211が基板212の外形よりも外側へ張り出してなる基板張出部211eが設けられ、この基板張出部211eに図示しない入力端子が形成されるとともに、当該入力端子に対してフレキシブル配線基板230が実装されている。このフレキシブル配線基板230には光源31が実装され、また、接続端子部231が設けられている。
本実施形態の電気光学装置200は、後述する携帯電話等のような薄型の携帯型電子機器に搭載される。そして、電気光学装置200の搭載位置の一側(図示上側)にはケース壁50が配置され、このケース壁50には、上記電気光学パネル210の表示領域210Aにほぼ対応する位置に嵌合固定され、表示領域210Aに対応する形状寸法を有する表示窓51が設けられている。また、電気光学装置200の搭載位置の他側(図示下側)にはケース壁60が配置され、このケース壁60には、透明若しくは半透明の素材(樹脂素材など)で構成された操作部(操作ボタン)61が操作可能な態様で取り付けられている。
本実施形態において、照明装置30の光反射層34における第1の導光シート32側の表面はほぼ全体が連続した光反射面となっているが、光反射層34における第2の導光シート33側の表面には、前述のように光反射面34xと、これより光反射率の低い低反射領域(例えば光吸収面)34yとが設けられている。図示例の場合、操作部61に対応する部分には光反射面34xが設けられ、操作部61以外のケース壁60の部分に対応する部分は低反射領域34yとなっている。
これにより、光源31から放出された光のうち、第2の導光シート33内に入射してその内部を伝播した光は、光反射面34xに対応する部分において第2の導光シート33の表面から出射し、上記の操作部61を透過して利用者に操作部61の位置を知らせることができる。一方、光吸収面34yに対応する部分においては第2の導光シート33の表面から出射しにくくなるので、操作部61以外の部分では照明光を低減することができる。
[第7実施形態]
次に、図9を参照して本発明に係る第7実施形態の電気光学装置300について説明する。この電気光学装置300では、上記第1乃至第4実施形態の照明装置と基本的に同様に構成された、光源41、第1の導光シート42、第2の導光シート43及び光反射層44を備えた照明装置40と、この照明装置40の第1の導光シート42の表面上に配置された第1の電気光学パネル410と、照明装置40の第2の導光シート43の表面上に配置された第2の電気光学パネル420とを有する。
第1の電気光学パネル410と第2の電気光学パネル420はそれぞれ上記第5実施形態と同様の基本構造を有している。本実施形態の場合、第1の電気光学パネル410及び第2の電気光学パネル420は、照明装置40の第1の導光シート41及び第2の導光シート42よりも小さい平面形状を有する。そして、上記の第1の導光シート42、第2の導光シート43及び光反射層44の積層構造は、光源41から第1の電気光学パネル410及び第2の電気光学パネル420の外縁までの間にこれらの電気光学パネルと平面的に重ならない平面部分を備えている。
本実施形態の第1の導光シート42、第2の導光シート43及び光反射層44は可撓性を有している。これによって、図9に示すように、第1の導光シート42、第2の導光シート43及び光反射層44のうち、第1の電気光学パネル410及び第2の電気光学パネル420と平面的に重なっていない上記平面部分を任意の形状に撓ませることができる。例えば、図示例のように、第1の導光シート42、第2の導光シート43及び光反射層44の積層構造は、光源41に対向する端面部分の高さと、第1の電気光学パネル410と第2の電気光学パネル420の間に挟まれた部分の高さとの間に段差Dhが生ずるように構成できる。
なお、この場合に、第1の導光シート42及び第2の導光シート43のうち、第1の電気光学パネル410及び第2の電気光学パネル420と平面的に重なる領域にのみ上記の表面凹凸構造などの光を出射させるための光出射構造を設け、第1の電気光学パネル410及び第2の電気光学パネル420と平面的に重なっていない上記平面部分では、光源41から入射した光が表面から外部へ出射しないように上記の光出射構造を設けないことが好ましい。これにより、光源41から第1の導光シート42及び第2の導光シート43の内部に入射した光は、第1の電気光学パネル410及び第2の電気光学パネル420と平面的に重なっていない上記平面部分では、光ファイバーの原理と同様の原理で内部を伝播していくだけで外部には出射されないが、やがて、第1の電気光学パネル410及び第2の電気光学パネル420と平面的に重なる領域に到達すると、上記光出射構造によって徐々に第1の導光シート42及び第2の導光シート43の表面から出射される。
上記のように構成することで、携帯型電子機器などの種々の搭載機器の内部において、電気光学装置300の格納形状を変化させることができるので、搭載機器をコンパクトに構成することが可能になる。例えば、図9に示す例では、上記段差Dhの存在により、図示点線で示す領域Sに他の部材(回路や電子素子など)を配置することができるとともに、光源41及びこれを実装したフレキシブル配線基板などを他の部材が存在しない空きスペースに配置することにより収容効率を高めることが可能になるので、搭載機器のさらなる小型化や薄型化を図ることができる。
[第8実施形態]
次に、図10を参照して本発明に係る上記各実施形態に用いることのできる第1の導光シート及び第2の導光シートの構成について説明する。図10(a)に示す導光シート15は、光を出射する表面15a上に、導光シート15の内部に向けた面方位が光の伝播方向Pとは逆の側に傾いた傾斜面15x及び光の伝播方向P側に傾いた傾斜面15yを備えた表面凹凸構造15Sを備えたものである。
この表面凹凸構造15Sのうち、上記傾斜面15xは、内部伝播光を外部へ出射させるための光出射面として機能するようになっている。したがって、傾斜面15xの密度を適宜に設定することによって、導光シート15の表面15aから放射される照明光分布の均一性を確保することができる。例えば、一般的には、図示しない光源から離れるに従って導光シート15の内部を伝播する光量も減少するので、これに応じて上記傾斜面15xの形成密度或いは面積率を高めることが好ましい。
一方、図10(b)に示す導光シート16は、上記の導光シート15とほぼ同様の表面凹凸構造16Sを表面16a上に備えたものであるが、傾斜面16xが微細な表面凹凸を備えた粗面となっている点で上記とは異なる。このように傾斜面16xが粗面となっていることで、表面16aから放出される照明光の均一性がさらに向上し、照度分布のばらつきを抑制することができる。
すなわち、導光シート16は、従来の導光板と同様の導光機能だけでなく、従来は導光板と別に配置されていた光拡散板の機能をも一体に備えたものとなっている。これによって光拡散板を別途配置する必要がなくなるので、照明装置をさらに薄く構成することが可能になる。
[第9実施形態]
最後に、図11及び図12を参照して本発明に係る電子機器の実施形態について説明する。図11は本実施形態の電子機器に搭載された電気光学装置100とその制御部分を模式的に示す概略構成図であり、図12は本実施形態の電子機器の外観を示す概略斜視図(a)及び(b)である。
図11に示すように、電気光学装置100は、上記の照明装置10(バックライト)と、その両側に配置された第1の電気光学パネル110及び第2の電気光学パネル120を備えている。第1の電気光学パネル110及び第2の電気光学パネル120にはそれぞれ液晶ドライバ回路等で構成される駆動回路110D及び120Dが用意され、これらの駆動回路110D,120Dが制御手段1100及び1200によって制御されることにより、駆動回路110D,120Dが第1の電気光学パネル110及び第2の電気光学パネル120を所望の画像表示が実現されるように駆動する構造となっている。
制御手段1100,1200は、それぞれ、表示情報出力源1110,1210と、表示処理回路1120,1220と、電源回路1130,1230と、タイミングジェネレータ1140,1240とを有する。
表示情報出力源1110,1210は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク等からなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレータ1140,1240によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号等の形で表示情報を表示情報処理回路1120,1220に供給するように構成されている。
表示情報処理回路1120,1220は、シリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路等の周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路110D,120Dへ供給する。駆動回路110D,120Dは、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路1130,1230は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供給する。
本実施形態においては、主制御部1000から上記の表示情報出力源1110,1210に対する制御指令が送出されるとともに光源11に対する制御信号が送出される。主制御部1000による光源11に対する制御内容は、光源11のオンオフ制御や輝度制御などである。
図12に示すように、電子機器2000は、操作部2001と表示部2002とを有し、操作部2001と表示部2002を相互に折りたたむことができるようになっている。表示部2002には電気光学装置100が内蔵され、表示部2002の内面上に第1の電気光学パネル110の表示画面が配置され、表示部2002の外面上に第2の電気光学パネル120の表示画面が配置される。
本実施形態のように、表示部2002の内部に電気光学装置100を搭載した場合、電気光学装置100の厚さによって表示部2002の厚さが決定される。本実施形態の電気光学装置100では、上記のように照明装置10がきわめて薄く構成できるので、電気光学装置100も薄型化され、それによって表示部2002の厚さを低減することができる。特に、表示部2002の厚さは通常8〜12mm程度であるので、照明装置10の薄型化によって例えば1〜2mm程度の厚さの減少が得られたとすると、携帯感や操作感への影響が大きく、きわめて効果的である。
尚、本発明の電気光学装置、電子機器、或いは、照明装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
第1実施形態の照明装置の一部断面図。 第2実施形態の照明装置の一部断面図。 第3実施形態の照明装置の一部断面図。 第4実施形態の照明装置の一部断面図。 第5実施形態の電気光学装置の概略断面図。 第5実施形態の電気光学装置の平面配置図。 第6実施形態の電気光学装置の概略断面図。 第6実施形態の電気光学装置の平面配置図。 第7実施形態の電気光学装置の概略断面図。 第8実施形態の導光シートの部分断面図(a)及びその変形例の部分断面図(b)。 第9実施形態の電子機器の概略構成図。 第9実施形態の概略斜視図(a)及び(b)。
符号の説明
10…照明装置、11…光源、12…第1の導光シート、13…第2の導光シート、14…光反射層、100…電気光学装置、110…第1の電気光学パネル、120…第2の電気光学パネル、130…フレキシブル配線基板

Claims (17)

  1. 光源、前記光源に対向配置される端面を備えた第1の導光シート、前記光源に対向配置される端面を備えるとともに前記第1のシートと重なり配置された第2の導光シート、及び、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの間に密接配置された光反射層を有する照明装置と、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの少なくとも一方の表面上方に配置された電気光学パネルとを具備することを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートは、前記光反射層に隣接する面と対向する前記表面から光を出射することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記光源は平坦な発光面を備えたチップ状のLEDであり、前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートの前記端面の占有高さ範囲が前記発光面の高さ範囲の70〜130%の範囲内にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートはそれぞれ厚さ350μm以下の樹脂シートで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  5. 前記光反射層が光反射フィルムで構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記第1の導光シートは前記第2の導光シートよりも厚く形成され、前記第1の導光シートの表面上方に前記電気光学パネルが配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記第1の導光シートの表面上方に配置された前記電気光学パネルより表示領域の小さい電気光学パネルが前記第2の導光シートの表面上方に配置されることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  8. 前記光反射層の前記光源と対向する辺に沿った外縁部が前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートの前記端面から内側へ離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  9. 前記光反射層の表面又は裏面の一部に他より低い反射率を有する低反射領域が設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  10. 前記光反射層の前記低反射領域を有する側の前記第1の導光シート若しくは前記第2の導光シートの表面上方に、前記低反射領域に対向する部分に遮光部を備え、前記低反射領域以外の領域に対向する部分に透光性を有する透光部を備えた被照明部材が配置されることを特徴とする請求項9に記載の電気光学装置。
  11. 前記被照明部材には、光透過性の前記透光部で構成される操作部が設けられることを特徴とする請求項10に記載の電気光学装置。
  12. 前記第1の導光シート、前記第2の導光シート及び前記光反射層の積層構造は可撓性を有し、少なくとも平面形状の一部領域が湾曲した状態で設置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  13. 前記積層構造は、前記電気光学パネルと重なる領域と前記光源に対向する領域の間の領域において湾曲していることを特徴とする請求項12に記載の電気光学装置。
  14. 前記積層構造は、他の部材を避けるように湾曲していることを特徴とする請求項12又は13に記載の電気光学装置。
  15. 前記第1の導光シート又は前記第2の導光シートの表層部が光拡散機能を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか一項に記載の電気光学装置と、該電気光学装置を制御する制御手段とを有することを特徴とする電子機器。
  17. 光源、前記光源に対向配置される端面を備えた第1の導光シートと、前記光源に対向配置される端面を備えるとともに前記第1のシートと重なり配置された第2の導光シートと、前記第1の導光シートと前記第2の導光シートの間に密接配置された光反射層とを有する照明装置において、
    前記光源は平坦な発光面を備えたチップ状のLEDであり、前記第1の導光シート及び前記第2の導光シートの前記端面の占有高さ範囲が前記発光面の高さ範囲の70〜130%の範囲内にあることを特徴とする照明装置。
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