JP2006251897A - カードアダプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】カードがケースを介してカードコネクタに装着された状態おいて、カードがケースから抜けるのを確実に防止することができるカードアダプタの提供。
【解決手段】カードがケース1を介してカードコネクタに装着された状態においてカードコネクタに覆い隠されるケース1の部分、例えばケース1の厚さ方向に対向する2つの板部の一方であるカバー20の板部21に開口部22を設け、カードのロックを解除する解除操作部材70の操作部71を、開口部22から露出させた。
【選択図】図1
【解決手段】カードがケース1を介してカードコネクタに装着された状態においてカードコネクタに覆い隠されるケース1の部分、例えばケース1の厚さ方向に対向する2つの板部の一方であるカバー20の板部21に開口部22を設け、カードのロックを解除する解除操作部材70の操作部71を、開口部22から露出させた。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定のカードが挿入されて装着されるカードコネクタに、所定のカードよりも小型のカードを装着する際に用いられ、小型のカードを格納した状態でカードコネクタに挿入されて装着されるカードアダプタに関する。
従来のカードアダプタとしては、例えば特許文献1に示される従来技術がある。この従来技術は、カードが挿入される挿入口、および、この挿入口から挿入されたカードを格納する格納部を有するとともに、カードコネクタに適合する外形に形成されたケースと、格納部に格納したカードに接触する端子部材とを備えている。
前記従来技術では、ケースに対するカードの挿入方向と、カードコネクタに対するケースの挿入方向とが同じ方向であるため、カードがケースを介してカードコネクタに装着された状態では、カードの使用中に、すなわち、カードに対して信号処理を行っている最中に、カードコネクタ内にケースを残したままカードが抜けるおそれがある。
そこで、前記従来技術のケースに、カードをロックするロック手段と、ロックを解除する解除操作部材とを設けることが考えられる。これらロック手段および解除操作部材としては、例えば特許文献2に示されるカードコネクタに備えられるものと同様のものが考えられる。特許文献2に示される解除操作部材は、挿入口が設けられたケースの外側面から突出しており、押圧操作されるものである。
特開2000−40131公報(図1)
特許第3065310号公報(図2〜4)
特許文献2に示されるロック手段および解除操作部材を、特許文献1に示される従来技術に適用したカードアダプタは、解除操作部材が、挿入口が設けられたケースの外側面から突出したものになる。このため、カードがケースを介してカードコネクタに装着された状態において、解除操作部材はカードコネクタの挿入口から露出しており、操作可能な状態である。したがって、解除操作部材の誤操作によりカードのロックが解除されて、カードがケースから抜けるおそれがある。
本発明は、前述の問題を考慮してなされたものであり、その目的は、コネクタに接続された状態おいて、カードが抜けるのを確実に防止することができるカードアダプタを提供することにある。
〔1〕 本発明は、前述の目的を達成するために、カードが挿入される挿入口と、この挿入口から挿入された前記カードを格納する格納部と、前記格納部に格納した前記カードに接触する端子部材と、前記格納部に格納した前記カードをロックするロック手段と、このロック手段による前記カードのロックを解除する解除操作部材とを備え、筺体内に配設されたコネクタに接続可能なカードアダプタであって、前記コネクタに接続された状態において前記解除操作部材が前記筺体内に位置して操作不能となることを特徴とする。
このように構成した本発明では、コネクタに接続された状態において解除操作部材が筺体内に位置して操作不能となるので、解除操作部材の誤操作によりカードのロックが解除されるという事態は起こらない。したがって、カードが抜けるのを確実に防止することができる。
〔2〕 本発明は、〔1〕記載の発明において、前記格納部を形成するケースが設けられ、前記ケースの厚さ方向において対向する一面に前記解除操作部材が配設されていることを特徴とする。
このように構成した本発明では、ケースの側部に操作部を配置する場合よりも広いスペースを、操作部を配置するために使用できる。
〔3〕 本発明は、〔2〕記載の発明において、前記挿入口が、前記コネクタに対する接続方向に直交する方向に対向する前記ケースの一側面に設けられることを特徴とすることを特徴とする。
このように構成した本発明では、カードがケースを介してカードコネクタに装着された状態において、挿入口がカードコネクタにより塞がれるので、ロック手段が故障等により機能しなかった場合でも、ケースからカードが抜けるのをカードコネクタによって阻止することができる。
〔4〕 本発明は、〔2〕記載の発明において、前記解除操作部材の操作部が、前記ケースの厚さ方向に対向する一面よりも前記ケースの内部側に落ち込んでいることを特徴とする。
このように構成した本発明では、ケースをカードコネクタに挿入する際や、ケースをカードコネクタから抜き取る際に、解除操作部材の操作部とカードコネクタとが接触することを防止できる。これにより、解除操作部材の操作部とカードコネクタとの接触による解除操作部材の誤操作を防止することができる。
〔5〕 本発明は、〔1〕〜〔4〕のいずれか1に記載の発明において、前記ロック手段が、前記カードの前端により押圧されてスライドするスライド部材と、このスライド部材を前記カードの排出方向へ付勢する弾性部材と、前記格納部に格納された状態の前記カードに係合し、前記排出方向への前記カードの移動を規制する規制手段とを備えることを特徴とする。
このように構成した本発明は、カードを格納部に格納した状態において、スライド部材および弾性部材によりカードを排出方向に押圧し、同時に、規制手段によりカードの排出方向への移動を規制する。これにより、格納部内におけるカードの挿入方向や排出方向へのガタつきを防止してカードと端子部材との接触を安定させることができる。
〔6〕 本発明は、〔5〕記載の発明において、前記端子部材が、前記格納部の奥側から前記カードの排出方向へ延び、前記ケースの厚さ方向に撓む片持ちばね部と、この片持ちばね部の自由端を前記厚さ方向に折り曲げ形成して設けられるヘ字形部とを有し、前記スライド部材が、前記ヘ字形部の突出方向とは反対方向に前記片持ちばね部を撓ませる第1位置から、この第1位置よりも前記格納部の奥側の位置であって前記片持ちばね部の復元を妨げない第2位置へスライド可能に設けられることを特徴とする。
このように構成した本発明では、カードの前端がスライド部材を押圧するまではスライド部材が第1位置に配置されるので、ヘ字形部の挿入口側の端部を、カードの前端が接触しないように、ヘ字形部の突出方向と反対方向に押し退けておくことができる。これにより、カードの前端がヘ字形部の挿入口側の端部を挿入方向へ押圧して端子部材を座屈させるという事態を防止することができる。したがって、ヘ字形部の挿入口側の傾斜部を短くしてケースを薄くすることができる。
また、本発明では、カードが格納部に格納された状態において、スライド部材が端子部材の片持ちばね部の復元を妨げない第2位置に配置されるので、端子部材の片持ちばね部の復元力を、ヘ字形部をカードに押し付ける力とすることができる。これにより、カードと端子部材との接触状態を安定させることができる。
本発明は、前述のように、コネクタに接続された状態において、解除操作部材の誤操作によりカードのロックが解除されるという事態は起こらないので、カードが抜けるのを確実に防止することができる。これにより、カードに対して信号処理を行っている最中に、カードが抜けるという事態を防止することができる。
本発明のカードアダプタの一実施形態について図を用いて説明する。図1は、本実施形態の外観を示す平面図、図2は、本実施形態の下面図、図3は、図1に示すケースにカードが挿入されている途中の状態をケースからカバーを取除いて見た平面図、図4は、図3のIV−IV断面図、図5は、図3に示すカードがケースのさらに奥に挿入されてスライド部材に当接した状態を示す平面図、図6は、図5のVI−VI断面図、図7は、図2に示すカードがケースのさらに奥に挿入されてロックされた状態を示す平面図、図8は、図7のVIII−VIII断面図、図9は、図7に示すカードのロックが解除操作部材の操作により解除された状態を示す平面図である。
本実施形態は、図1に示すように、図示しない筐体内に配設されたカードコネクタに対応する外形、すなわちカード状に形成されたケース1を備えている。このケース1は、図2に示す板部3を有する合成樹脂製のケース本体2と、板部3に対向して配置される板部21を有し、ケース本体2に固定される金属製のカバー20とから構成してある。ケース1のカードコネクタに対する挿入方向(以下「ケース挿入方向」という)は、図1の右方向である。ケース1は、カードコネクタに装着された状態において、カバー20の板部21およびケース本体2の板部3が、カードコネクタに覆い隠されるようになっている。
ケース1は、図3に示すように、カード80が挿入される挿入口4と、この挿入口4から挿入されたカード80を格納する格納部5とを有している。
挿入口4は、ケース挿入方向に直交する方向に沿ったケース1の側面、例えば図3におけるケース1の下側の側面6に設けてあり、これによって、ケース1に対するカード80の挿入・排出方向を、ケース挿入方向に直交する方向にしてある。以下では、カード80の挿入方向をカード挿入方向といい、カード80の排出方向をカード排出方向という。
格納部5の奥行き寸法は、格納されたカード80の後端82(図3では下側の端部)が、ケース1の側面6から突出しない長さに設定してある(図7参照)。
また、本実施形態は、図3,4に示すように、格納部5に格納されたカード80に接触する複数の端子部材30を設けてある。各端子部材30は、格納部5の奥側からカード排出方向へ延び、ケース1の厚さ方向に撓む片持ちばね部31と、この片持ちばね部31の自由端をケース1の厚さ方向に折り曲げ形成して設けられるヘ字形部32とを有している。片持ちばね部31は、ケース本体2の板部3から離れる方向に反っている。ヘ字形部32の曲げ部33は、格納部5に格納されたカード80の端子(図示しない)に接触する接点となる。
また、格納部5には、格納部5に格納されたカード80をロックするロック手段と、このロック手段によるカード80のロックを解除する解除操作部材70とを備えている。
前記ロック手段は、図3に示すように、カード80の前端81により押圧されてスライドするスライド部材50と、このスライド部材50をカード排出方向へ付勢する弾性部材(図示しない)とを備えている。また、格納部5に格納された状態のカード80に係合し、カード排出方向へのカード80の移動を規制する規制手段40とを備えている。
前記スライド部材50は、格納部5の奥側からカード排出方向に延びる一対のガイド部51,52と、この一対のガイド部51,52を連結するとともに複数の端子部材30上を摺動する摺接部53とから構成してある。ケース本体2における複数の端子部材30の両側方(図3では左右両側方)には、ガイド部51,52のそれぞれの移動をガイドするガイド溝7,9を設けてある。
カード排出方向へのスライド部材50移動は、ガイド溝7,9のそれぞれの挿入口4側の内壁面8,10により規制してある。また、ケース本体2の板部3の内面には、端子部材30の固定端側に固定され、カード挿入方向へのスライド部材50の移動を規制するストッパ60を設けてある。つまり、スライド部材50は、端子部材30のヘ字形部32の突出方向とは反対方向へ、言い換えると、ケース本体2の板部3に近づく方向へ、摺接部53によって片持ちばね部31を撓ませる第1位置(図3,4に示す位置)から、第1位置よりも格納部5の奥側の位置であって、片持ちばね部31の復元を妨げない第2位置(図7,8に示す位置)へスライド可能に設けてある。
前記規制手段40は、格納部5の側方に固定され、カード排出方向へ延び、格納部5から離れる方向へ撓むことが可能な第1片持ちばね41と、この第1片持ちばね41の格納部5側の面から格納部5内へ突出する爪42と、この爪42の先端に固定され、格納部5の奥側から格納部5の側方に向かって傾斜する第2片持ちばね43とを備えている。
前記解除操作部材70は、規制手段40の第1片持ちばね41の自由端に固定し、この第1片持ちばね41が格納部5から離れる方向へスライド操作可能に設けてある。
また、ケース1の厚さ方向において対向する2つの板部、すなわち、カバー20の板部21およびケース本体2の板部3のいずれか一方、例えば図1に示すカバー20の板部21には、開口部22を設けてある。解除操作部材70の上面には、操作者が手指で解除操作部材70に操作力を付与するための操作部71を突出させてあり、この操作部71を開口部22から露出させてある。
また、この操作部71は、図示しないが、カバー20の板部21の外面よりもケース1の内部側に落ち込ませてある。
このように構成した本実施形態は、次のように動作する。
図3,4に示すように、カード80の前端81がスライド部材50を押圧していない状態では、スライド部材50は、図示しない弾性部材によりカード排出方向へ付勢され、図3に示すようにガイド部51,52のそれぞれをガイド溝7,9のそれぞれの挿入口4側の内壁面8,10に押し当てられて、第1位置に保持されている。
したがって、図4に示すように、スライド部材50は、その摺接部53によって、端子部材30の片持ちばね部31を、ケース本体2の板部3側に撓ませている。このとき、ヘ字形部32の挿入口4側の端部35は、カード80の前端81よりもケース本体2の板部3側にある。
図3,4に示す状態から、カード80がさらに挿入されると、前述のようにヘ字形部32の挿入口4側の端部35がカード80の前端81よりもケース本体2の板部3側にあるので、カード80の前端81はヘ字形部32の挿入口4側の端部35を通過し、ヘ字形部32の挿入口4側の傾斜部34に接触して、端子部材30をカード挿入方向に押圧する。
このとき、ヘ字形部32の傾斜部34は、カード80の前端81から与えられたカード挿入方向の力の一部を、ヘ字形部32の突出方向と反対方向、すなわちケース本体2の板部3に近づく方向の力に変換する。これにより、ヘ字形部32は、片持ちばね部31の弾性力に抗してケース本体2の板部3側へ移動する。つまり、カード80の前端81は、端子部材30のヘ字形部32をケース本体2の板部3側に押し退けつつ、ヘ字形部32を通過する。
このようにしてカード80が挿入されていくと、カード80の傾斜面83は、規制手段40の第2片持ちばね43に接触して、この第2片持ちばね43をカード挿入方向に押圧する。このとき、第2片持ちばね43は、格納部5の奥側から格納部5の側方に向かって傾斜させてあるので、カード80の傾斜面83から与えられたカード挿入方向の力の一部を、格納部5から離れる方向の力に変換し、この力を爪42を介して第1片持ちばね41に伝達する。これにより、第1片持ちばね41は、第2片持ちばね43および爪42とともに格納部5から離れる方向へ撓む。つまり、カード80の傾斜面83は、カード80の側方に爪42および第2片持ちばね43を押し退けつつ、これら爪42および第2片持ちばね43を通過する。
その後、カード80の前端81は、図5,6に示すようにスライド部材50に接する。この状態でカード80がさらに押し込まれると、スライド部材50は、カード80の前端81により押圧されて、図示しない弾性部材に抗してカード80とともにカード挿入方向へスライドする。
そして、図7,8に示すように、スライド部材50の摺接部53がストッパ60に当接すると、カード挿入方向へのスライド部材50およびカード80の移動が規制される。このとき、規制手段40の爪42の先端部が、カード80の凹部84内に配置されて、カード排出方向へのカード80の移動も規制される。つまり、カード80は、格納部5に格納された状態でロックされる。
また、このとき、スライド部材50は第2位置に保持される。したがって、図8に示すように、端子部材30の片持ちばね部31の復元力により、ヘ字形部32の曲げ部33がカード80に押し付けられた状態になっている。
このようにしてカード80を格納したケース1は、カードコネクタに挿入されて装着される。カードコネクタにケース1が装着された状態では、図示しないが、カードコネクタによって解除操作部材70の操作部71が覆い隠されるとともに挿入口4が塞がれている。
また、図9に示すように、解除操作部材70がスライド操作されると、規制手段40の第1片持ちばね41が格納部5から離れる方向(図9の右方向)へ撓み、これに伴って、爪42がカード80の凹部84から離脱する。つまり、カード80のロックが解除される。
このようにしてカード80のロックが解除されると、スライド部材50は、図示しない弾性部材によりカード排出方向に付勢されているので、カード80を挿入口4側へ押し退けながらカード排出方向に第1位置までスライドする。これにより、図3に示すようにカード80の後端82が挿入口4から突出し、操作者がカード80を抜き取れる状態になる。
本実施形態によれば次の効果を得られる。
本実施形態では、カード80がカードコネクタにケース1を介して装着された状態において、解除操作部材70はカードコネクタに覆い隠されて操作できない状態となるので、解除操作部材70の誤操作によりカード80のロックが解除されるという事態は起こらない。したがって、カード80がケース1から抜けるのを確実に防止することができる。これにより、カード80に対して信号処理を行っている最中に、カードコネクタ内にケース1を残したままカード80が抜けるという事態を防止することができる。
また、本実施形態では、カバー20の板部21に開口部22を設けて、解除操作部材70の操作部71を開口部22から露出させてある。これにより、ケース1の側面6等のケース1の側部に操作部を配置する場合よりも広いスペースを、操作部を配置するために使用できる。
また、本実施形態では、カードコネクタに対するケース挿入方向に直交する方向に沿ったケース1の側面6に、挿入口4を設けてある。これにより、カード80がケース1を介してカードコネクタに装着された状態において、挿入口4をカードコネクタにより塞ぐことができる。したがって、ロック手段が故障等により機能しなかった場合でも、ケース1からカード80が抜けるのをカードコネクタによって阻止することができる。
また、本実施形態では、解除操作部材70の操作部71を、カバー20の板部21の外面よりもケース1の内部側に落ち込ませてある。これにより、ケース1をカードコネクタに挿入する際や、ケース1をカードコネクタから抜き取る際に、操作部71とカードコネクタとが接触することを防止できる。したがって、ケース1をカードコネクタに挿入する際、操作部71とカードコネクタとの接触による解除操作部材の誤操作を防止することができる。
また、本実施形態は、カード80を格納部5に格納した状態において、スライド部材50および図示しない弾性部材によってカード80をカード排出方向へ付勢し、カード80のカード排出方向への移動を、規制手段40の爪42により規制する。これにより、格納部5内におけるカード挿入方向およびカード排出方向へのカード80のガタつきを防止してカード80と端子部材30との接触を安定させることができる。
また、本実施形態では、カード80の前端81がスライド部材50を押圧するまではスライド部材50が第1位置に配置されるので、端子部材30のヘ字形部32の挿入口側の端部を、カード80の前端81が接触しないように、ヘ字形部32の突出方向と反対方向、すなわち、ケース本体2の板部3側に押し退けておくことができる。これにより、カード80の前端81がヘ字形部32の挿入口4側の端部35をカード挿入方向へ押圧して端子部材30を座屈させるという事態を防止することができる。したがって、ヘ字形部32の挿入口4側の傾斜部34を短くしてケース1を薄くすることができる。
また、本実施形態では、カード80が格納部5に格納された状態において、端子部材30の片持ちばね部31の復元を妨げない第2位置にスライド部材50が配置されるようにした。これにより、端子部材30の片持ちばね部31の復元力を、ヘ字形部32をカード80に押し付ける力とすることができる。したがって、カード80と端子部材30との接触状態を安定させることができる。
なお、本実施形態は、カバー20の板部21に設けられた開口部22から操作部71が露出するように解除操作部材70を設けたものであるが、本発明はこれに限るものではなく、カードがケースを介してカードコネクタに装着された状態において、カードコネクタに覆い隠されるケースの部分に解除操作部材が設けられていればよい。例えば、ケース本体2の板部3に開口部を設け、この開口部から露出する操作部を有する解除操作部材を設けてもよい。
1 ケース
2 ケース本体
3 板部
4 挿入口
5 格納部
6 側面
20 カバー
21 板部
22 開口部
30 端子部材
31 片持ちばね部
32 ヘ字形部
40 規制手段(ロック手段)
50 スライド部材(ロック手段)
60 ストッパ(ロック手段)
70 解除操作部材
71 操作部
80 カード
2 ケース本体
3 板部
4 挿入口
5 格納部
6 側面
20 カバー
21 板部
22 開口部
30 端子部材
31 片持ちばね部
32 ヘ字形部
40 規制手段(ロック手段)
50 スライド部材(ロック手段)
60 ストッパ(ロック手段)
70 解除操作部材
71 操作部
80 カード
Claims (6)
- カードが挿入される挿入口と、この挿入口から挿入された前記カードを格納する格納部と、前記格納部に格納した前記カードに接触する端子部材と、前記格納部に格納した前記カードをロックするロック手段と、このロック手段による前記カードのロックを解除する解除操作部材とを備え、筺体内に配設されたコネクタに接続可能なカードアダプタであって、
前記コネクタに接続された状態において前記解除操作部材が前記筺体内に位置して操作不能となることを特徴とするカードアダプタ。 - 請求項1記載の発明において、
前記格納部を形成するケースが設けられ、前記ケースの厚さ方向において対向する一面に前記解除操作部材が配設されていることを特徴とするカードアダプタ。 - 請求項2記載の発明において、
前記挿入口が、前記コネクタに対する接続方向に直交する方向に対向する前記ケースの一側面に設けられることを特徴とすることを特徴とするカードアダプタ。 - 請求項2記載の発明において、
前記解除操作部材の操作部が、前記ケースの厚さ方向に対向する一面よりも前記ケースの内部側に落ち込んでいることを特徴とするカードアダプタ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、
前記ロック手段が、前記カードの前端により押圧されてスライドするスライド部材と、このスライド部材を前記カードの排出方向へ付勢する弾性部材と、前記格納部に格納された状態の前記カードに係合し、前記排出方向への前記カードの移動を規制する規制手段とを備えることを特徴とするカードアダプタ。 - 請求項5記載の発明において、
前記端子部材が、前記格納部の奥側から前記カードの排出方向へ延び、前記ケースの厚さ方向に撓む片持ちばね部と、この片持ちばね部の自由端を前記厚さ方向に折り曲げ形成して設けられるヘ字形部とを有し、
前記スライド部材が、前記ヘ字形部の突出方向とは反対方向に前記片持ちばね部を撓ませる第1位置から、この第1位置よりも前記格納部の奥側の位置であって前記片持ちばね部の復元の妨げにならない第2位置へスライド可能に設けられることを特徴とするカードアダプタ。
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---|---|---|---|
JP2005064022A JP2006251897A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | カードアダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006251897A true JP2006251897A (ja) | 2006-09-21 |
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JP2005064022A Withdrawn JP2006251897A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | カードアダプタ |
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Country | Link |
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Legal Events
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