JP2006251739A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 斜行したシートに画像が形成されることによる画像品位の低下や後工程での不具合を防止する。
【解決手段】 感光ドラム11上のトナー像をシートに転写する前に、レジストローラ28によってシートの斜行を矯正する。レジストローラ28と転写部Tとの間に斜行検知センサ46を配設し、レジストローラ28で適正な斜行の矯正がなされなかったシートの斜行量を検知する。斜行量が閾値を超えた場合には、レジストローラ28を停止して、シートが転写部に送られないようにする。これにより画像品位の低下や、定着時のシート分離不良をなくす。
【選択図】 図3

Description

本発明は、斜行補正手段によって斜行を矯正したシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ,複写機等の画像形成装置において、画像形成前にシートの斜行を矯正する技術がある。この一例として、シートの先端を停止中のレジストローラ対に突き当てた状態でシートの後端側を一定量搬送することでシートにループを形成して、シートの斜行を補正するものがある(例えば、特許文献1参照)。その後、レジストローラ対を起動することによりシートを画像形成部に供給し、斜行が取り除かれたシートに対して適正な位置に画像が形成される。
一方、例えば、画像形成部が、トナー像によって画像を形成するものの場合、画像形成部でシート上に転写されたトナー像は、その後の工程である定着が、定着装置によってシート上に行われる。図9に一般的な加熱・加圧方式の定着装置を示す。この定着装置は、ヒータ36を内蔵した定着ローラ34に加圧ローラ35を圧接させて、両ローラ間に定着ニップ部Nを構成し、この定着ニップ部NでシートSを挟持搬送するものである。シートSは、定着ニップ部Nを通過する際に、加熱・加圧されて表面にトナー像tが溶融固着される。シートSは、定着ニップ部Nを抜けると、トナーtによって定着ローラ34表面に張り付けられた状態で、定着ローラ34の回転に伴って連れ回りしようとする。
そこで、定着ローラ34表面に張り付いたシートSを分離爪37,38によって剥離する。定着ローラ34の軸方向の異なる2箇所に分離爪37,38を配設し、それぞれの先端鋭利部37a,38aを定着ローラ34表面とシートS先端との間の間隙に挿入し、これにより、シートSを定着ローラ34表面から機械的に剥離するようにしている。なお、画像形成部において、シートSに対して適正な位置にトナー像tが転写された場合には、シートSの先端部には、トナー像が転写されない余白部分がシート幅方向に一定の幅で帯状に形成される。そのため、トナー像定着後であってもこの余白部分は、定着ローラ34表面に密着されないので、定着ローラ34表面とシートSの先端S1との間には、分離爪37,38aが入り込める間隙が形成される。
特開平5−162878号公報
しかしながら、上述のレジストローラ対を利用したループ方式の斜行取りによると、シート自体の剛性(腰)を利用するため、シートが極端に薄い場合や厚い場合、またレジストローラ対に突き当てられる際のシートの斜行が大きい場合には、斜行を適正に取り除くことができないことがある。
このようなシートが画像形成部に搬送されて、このシートに画像が形成されてしまうと、画像はシートに対して相対的に斜めに形成されることになり、これにより、画像品質が低下したり、製品として使用できなくなってシートを浪費したり、後工程で不具合が発生したりする。
ここで、後工程の不具合について上述の定着における不具合を説明する。なお、上述のように、シートS上にトナー像tによって画像を形成する場合には、斜行したシートSにトナー像tが定着されると、シートに対してトナー像が斜めに転写されているため、部分的にトナー像tの先端t1がシートSの先端S1までくることがあり、この部分では、定着ローラ34表面にシートSの先端部までが密着されてしまい、両者間に、いずれかの分離爪37,38の先端鋭利部37a,38aが挿入されるだけの間隙を確保できなくなる。この場合には、シートSが定着ローラ34に巻きついて、紙詰まりが発生する。この定着装置における紙詰まりは、定着ローラ34と加圧ローラ35との当接圧が高いため、シートSの処理が困難で、装置のダウンタイムが長くなるという不具合となる。
そこで、本発明は、斜行の大きいシートに対して画像が形成されることに起因する、画像品位の低下、シートの浪費、後工程における不具合などを未然に防止するようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送するシート搬送手段と、前記画像形成部に搬送されるシートの斜行を矯正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置において、前記斜行補正手段と前記画像形成部との間に配設されて前記斜行補正手段通過後のシートの斜行量を検知する斜行量検知手段と、前記斜行量検知手段によって検知された斜行量が閾値以上の場合に、前記シート搬送手段を制御して、シートが画像形成部に搬送されることを回避する制御手段とを備える、ことを特徴とする。
本発明によると、斜行量が閾値以上のシートに対しては、画像が形成されないので、このシートに画像が形成されることに起因する、画像品位の低下、シート浪費、後工程における不具合を未然に防止することができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一の図面又は異なる図面において同一の符合を付したものは、同様の構成あるいは同様の作用をなすものであり、これらについては、適宜、重複説明を省略している。
<実施の形態1>
図1に、本発明を適用することができる画像形成装置を示す。同図に示す画像形成装置は、電子写真方式の複写機1であり、同図は、この複写機を正面側、すなわち複写機1を操作する際にユーザやサービスマンが位置する側から見た縦断面図に相当する模式図である。
同図を参照して、複写機1の構成及び動作の概略を説明する。
複写機1は、外形がほぼ箱型の複写機本体2を備えている。
複写機本体2の上面には、自動原稿送り装置(Auto Document Feeder)3が装着され、右側面には大容量デッキ4が装着され、左側面にはシート処理装置5が装着されている。さらに、複写機本体2の内側には、上部に画像読取り部6が、中間部に画像形成部7が、下部にシート給搬送部8がそれぞれ設けられている。また中間部における画像形成部7の左側には、定着部9が設けられている。以下、自動原稿送り装置3〜定着部9の順に説明する。
自動原稿送り装置3は、複写機本体2の上面に配設された透明な原稿台ガラス10を覆うように配設されている。自動原稿送り装置3にセットされた原稿(不図示)は、この自動原稿送り装置3によって原稿台ガラス10上に搬入されて、原稿読取り位置(不図示)に、画像面を下向きにした状態で載置される。この原稿は、後述する画像読取り部6によって画像面の画像情報が読み取られる。読取り後の原稿は、自動原稿送り装置3によって読取り位置から搬出されて取り除かれる。原稿が複数枚ある場合には、各原稿に対して上述の搬入、載置、搬出の動作が順次に繰り返される。
大容量デッキ4は、後述する画像形成部7に供給されるシートSを大量に積載収納するものであり、複写機本体2の右側面に対して着脱自在に装着されている。
シート処理装置5は、複写機本体2で画像形成されたシートSを、フラッパ51の切り替えにより、搬送パス52を経由して積載トレイ54上に排出したり、また搬送パス53を経由して積載トレイ55上に排出したりする。本実施の形態では、上方の積載トレイ54は、正常に画像形成されたシートSが積載されるトレイであり、一方、下方の積載トレイ55は、正常に画像形成されなかったシートSが積載されるトレイである。
画像読取り部6は、照射ランプ、反射ミラー、レンズ、撮像素子としてのCCD(いずれも不図示)を有している。画像読取り部6は、上述の原稿台ガラス10上の原稿の画像面を照射ランプで照射し、その反射光を反射ミラー、レンズを介してCCDで受光して電気信号に変換する。この電気信号は、画像処理部(不図示)において濃度補正、シェーディング補正等の種々に補正が加えられた後、画像信号として、後述する画像形成部7の露光器13に入力される。
画像形成部7は、感光ドラム11と、この周囲に感光ドラム11の回転方向(時計回り)に沿って上流側からほぼ順に配設された帯電器12、露光器13、現像器14、転写帯電器15、クリーナ16等とを有している。帯電器12は、感光ドラム11表面を一様に帯電する。露光器13は、帯電後の感光ドラム11表面を、上述の画像処理部から送られてくる画像信号に基づいてオン/オフ制御したレーザ光Lによって露光する。これにより、露光部分の電荷が除去されて、感光ドラム11表面に静電潜像が形成される。現像器14は、現像スリーブ14aにより、静電潜像にトナー(現像剤)を付着させて、静電潜像をトナー像として現像する。こうして感光ドラム11上に形成されたトナー像は、感光ドラム11の矢印方向の回転に伴って、感光ドラム11と後述するシート担持体としての搬送ベルト30との間の転写部Tに搬送される。転写帯電器15は、転写部Tに搬送されてきた感光ドラム11上のトナー像を、次に説明するシート給搬送部8によって転写部Tに供給されるシートS上に転写するものである。トナー像転写後の感光ドラム11は、表面に残ったトナー(転写残トナー)がクリーナ16によって除去されて、帯電から始まる次の画像形成に供される。なお、上述の画像形成部7を構成する部材のうち、帯電器12、露光器13、現像器14は、感光ドラム11上にトナー像を形成するためのトナー像形成手段を構成している。
シート給搬送部8は、給紙デッキ20,21、給紙カセット22,23のシートの収納部を備えており、収納部に収納されているシートは、ピックアップローラ24、給紙ローラ25、リタードローラ26、搬送ローラ27などからなるシート給送部により送り出される。送り出されたシートはレジスト前ローラ28A、レジストローラ28、搬送ベルト30、排紙ローラ31、フラッパ32、シート再給紙部33等により搬送される。例えば、給紙デッキ20内のシートSを使用する場合、ピックアップローラ24は、給紙デッキ20内のシートSを給紙ローラ25へと送る。ここでシートSは、給紙ローラ25に対向して設けられ、一定のトルクで搬送方向と反対方向の力を付与するリタードローラ26によって最上位のもののみが1枚だけ分離される。分離されたシートSは、搬送ローラ27によって搬送され、レジスト前ローラ28Aを経由してレジストローラ28に到達する。このときシートSは、停止中のレジストローラ28のニップに先端が突き当てられ、さらにレジスト前ローラ28Aによって一定量だけ搬送されることで、ループが形成される。これにより、シートの斜行が矯正される。
こうして斜行が矯正されたシートSは、転写部Tに搬送されてくる上述の感光ドラム11上のトナー像とタイミングを合わせて、レジストローラ28によって転写部Tに向けて搬送される。搬送されたシートSは、搬送ベルト30に担持されて、転写部Tを通過する。そして、転写部Tを通過しながら、画像形成部7の転写帯電器15により、感光ドラム11上のトナー像が転写される。なお、シートSに転写されないで感光ドラム11表面に残ったトナーは、上述のように、クリーナ16によって除去される。一方、トナー像転写後のシートSは、搬送ベルト30により、定着部9に搬送され、ここで加熱・加圧されて表面にトナー像が定着される。なお、定着部9については後に詳述する。トナー像定着後のシートSは、排紙ローラ31によってシート処理装置5に向けて排出される。これにより、1枚のシートSの表面(片面)に対する画像形成が終了する。なお、シートSの裏面にも画像を形成する場合には、表面にトナー像が定着されたシートSは、フラッパ32の切り替えによって、下方のシート再給紙部33に導かれ、ここで表裏反転された後、再度、画像形成部7に供給される。
定着部9は、定着ニップ部N近傍の拡大図である図2に示すように、定着ローラ34と、この定着ローラ34に下方から圧接された加圧ローラ35と、定着ローラ34の内側に配設されて定着ローラ34を加熱するヒータ36と、トナー像定着後にシートSを定着ローラ34から剥離(分離)するための分離爪37,38とを有している。上述の定着ローラ34と加圧ローラ35との間には、シート上の未定着のトナー像tを、加熱溶融させてシート表面に定着し得る適宜な幅の定着ニップ部Nが形成されている。また、定着ローラ34は、矢印R34方向に駆動回転され、これに伴って加圧ローラ35は、矢印R35方向に従動回転される。分離爪37,38は、定着ローラ34の回転方向に沿っての定着ニップ部Nの下流側で、かつ図5に示すようにシートSの幅方向(シートSの先端に沿った方向)の異なる位置に2個、配設されている。これら分離爪37,38は、先の尖った先端鋭利部37a,38aを有していて、この先端鋭利部37a,38aが感光ドラム11表面の回転方向(矢印R34方向)に対してカウンタ方向に向くように、かつ感光ドラム11表面から微小間隙だけ離れるように、配設されている。
この定着部9において、シートSは、表面に未定着トナー像tを担持して矢印a方向に搬送され、定着ニップ部Nを通過する際に、加熱・加圧されて表面にトナー像tが溶融固着(定着)される。図2に示すように、シートSは、表面全体のうちトナー像が定着された部分が定着ローラ34表面に密着した状態で、定着ローラ34の回転に伴って連れ回りする。ここで、上述の画像形成部7の転写部Tにおいて、感光ドラム11上に形成されたトナー像が、斜行のない又は斜行の少ないシートSに対して正常(適正)に転写された場合には、図2に示すシートSの先端S1とトナー像の先端t1との間に、適正な余白部分Wが確保されるようになっている。すなわち、上述のシート給搬送部8のレジストローラ28によって転写部Tに供給されるシートSの供給タイミングと、上述の画像形成部7の露光器13による画像の書き出しタイミングとを調整することで、必要最小限の余白部分Wを確保するようになっている。
この余白部分Wは、定着ローラ34表面には密着しない部分であり、トナー像tの先端t1における接線H方向に延びる。このため、シートSの先端S1と定着ローラ34表面との間には、間隙Gが形成される。この間隙Gは、余白部分Wが大きいほど広く、逆に余白部分Wが小さいほど狭くなる。そして、余白部分Wがない場合に間隙Gは0となる。
図2に示すように、シートSの先端部に適正な余白部分Wが確保されている場合には、定着ローラ34が図2に示す状態からさらに矢印R34方向に回転して、シートSが同方向に移動すると、分離爪37,38の先端鋭利部37a,38aが間隙Gに入り込んで、シートSを定着ローラ34表面から良好に剥離する。剥離されたシートSは、排紙ローラ31によって、複写機本体2からシート処理装置5に向けて排出される。
シート処理装置5に供給されたシートSは、フラッパ51の切り替えにより、上方の搬送パス52を通過して、上方の積載トレイ54上に排出される。
以上で、複写機1全体の構成及び動作の概略についての説明を終了する。
上述構成の複写機1にあっては、画像形成部7において、感光ドラム11上のトナー像が斜行の大きいシートSに転写され、さらにこのシートSにトナー像が定着された場合には、余白部分Wを適正に確保できないために、トナー像定着後のシートSが定着ローラ34から良好に剥離されないで、定着ローラ34に巻きついて紙詰まりを発生させるおそれがある。
そこで、本実施の形態では、画像形成部7に供給されるシートSの斜行量が閾値(後述)以上の場合には、このシートSに画像が形成されないようにした。以下、この点について詳述する。
図3に、レジストローラ28及び転写部T近傍の拡大図を示す。
同図に示すように、レジストローラ28は、レジスト上ローラ28aと下方からこれに当接されたレジスト下ローラ28bと有している。レジスト上ローラ28aには、プーリ43が固定されていて、このプーリ43と、モータ41の出力軸に固定されたプーリ42との間には、ベルト44が掛け渡されている。レジスト上ローラ28aは、モータ41の正逆回転に伴って、正逆回転する。なお、レジスト下ローラ28bは、レジスト上ローラ28aが圧接されて回転することにより、従動回転するようになっている。感光ドラム11との間に転写部Tを構成する搬送ベルト30は、駆動ローラ47と従動ローラ48との間に掛け渡されていて、駆動ローラ47の矢印R47方向に回転に伴って矢印R30方向に回転する。搬送ベルト30の内側における転写部Tに対応する位置には、転写帯電器15が配設されている。また、搬送ベルト30の外周面における駆動ローラ47に対応する位置には、クリーニング装置を構成するクリーニングブレード50が配設されている。クリーニングブレード50は、駆動手段(不図示)によって待機位置(実線で図示)と作動位置(破線で図示)とをとることができ、作動位置に配置されたときには、搬送ベルト30表面に対してカウンタ方向に当接して、搬送ベルト30上のトナー等の汚染物を除去することができる。
上述のレジストローラ28と転写部Tとの間には、上ガイド45aと下ガイド45bとによって構成される転写前ガイド45が配設されている。転写前ガイド45は、レジストローラ28から供給されたシートSを転写部Tに向けてガイドするものである。上ガイド45aの上方には、斜行検知センサ(斜行量検知手段)46が配設されている。
斜行検知センサ46は、図4に示すように、レジスト下ローラ28bと平行に配設されており、シート搬送方向(矢印Ks方向)の中央には、ラインセンサ(CIS:コンタクトイメージセンサ)46aが長手方向に沿って直線状に配置されている。上ガイド45aにおけるラインセンサ46aに対応する部分には、スリット(不図示)が形成されている。ラインセンサ46aは、上ガイド45aと下ガイド45bとの間を通過するシートSの先端S1を検知することができる。
本実施の形態では、斜行検知センサ46は、シートSの先端S1の一方の端部Saと他方の端部Sbとがラインセンサ46aを通過する時間の違いと、シートSの先端S1の長さと、そのときのシートSの搬送速度とからシートSの斜行量を検知するようになっている。斜行検知センサ46の検知結果は、図1に示す制御手段60に送られる。この制御手段60は、複写機1全体を動作を制御するものである。制御手段60は、斜行検知センサ46の出力に基づいて、以下のような制御を実施する。
上述のように、転写部Tに供給されるシートSは、供給前にレジストローラ28によって斜行が矯正され、通常は斜行がない又はあった場合でも実質的に問題にならない状態で転写部Tに供給される。
ところが、前述のように、例えばシートSが極端に薄い場合や厚い場合、またレジストローラ28に突き当てられる際のシートSの斜行が大きい場合には、斜行を適正に取り除くことができないことがある。
この場合、まず、斜行検知センサ46の異なる検知ポイントP1,P2において、シートSの先端S1を検知する。ここで、例えば、検知ポイントP1は、シートSの先端S1における一方の端部Saが通過する点とし、また検知ポイントP2は、上述の検知ポイントP1からある一定距離Bだけ離れた点とする。なお、この距離Bは、シートSのシート幅方向のサイズによって異なる。例えば、距離Bは、長いほど検知精度が向上するので、シート幅方向のサイズが大きいほど長く取るようにする。
斜行検知センサ46で、検知ポイントP1において、シートSの先端S1のうちの、最も先に進んでいる部分(図4の例では、端部Sa)が通過する時間を検知する。この検知結果は、制御手段60に送られる。このとき既に、帯電後の感光ドラム11に対する露光器13による書き込み画像P(図5参照)の書き込みが開始され、さらに現像器14によって現像され始めている画像があり、この画像が想定しているシートS´(図5中の破線で図示)の先端S1´と比較して、実際のシートS(図5中の実線で図示)の先端S1のずれ量Aを求める。
次に、斜行検知センサ46により、シートSの先端S1の一部が検知ポイントP2を通過する時間を検知する。この情報は、制御手段60へ送られる。制御手段60は、シートSの先端S1が2つの検知ポイントP1,P2を通過するときの時間差Cと、このときのシートSの搬送速度E(mm/sec)から、次式によって斜行量D(mm/mm)を算出する。
D(mm/mm)=C(sec)×E(mm/sec)/B(mm)
次に、シートSが転写部Tにそのまま搬送された場合の、分離爪37,38の先端鋭利部37a,38aの位置での余白量を計算する。ここで、初期設定上の余白をFとし、I、Jを図のように定義する。Iは、分離爪38の先端鋭利部38aに対応する位置における、実際のシートSの先端S1から書き込み画像Pの先端P1までの距離。またJは、分離爪37の先端鋭利部37aに対応する位置における、実際のシートSの先端S1から書き込み画像Pの先端P1までの距離である。これらは、次式で算出される。
これに従うと、
I=F−D×G−A
J=F−D×H−A
となる。
次に、算出されたI,Jの値と、制御手段60に事前に記憶されている必要最低余白量Kとを比較する。ここで、必要最低余白量Kは、分離爪37,38の先端鋭利部37a,38aの先端Rやトナーの性質、定着ローラ34のサイズ、表面性などから決まってくるもので、最低でもその余白があれば、先端鋭利部37a,38aが定着ローラ34表面と、シートSの先端S1との間に入り込んで、シートSを分離することができる長さである。なお、この必要最低余白量Kは、一般的な複写機では3mm前後である。ここで、この必要最低余白量Kを確保することができなくなる斜行量を閾値とする。
制御手段60は、これらを比較した結果、必要最低余白KよりもIやJが小さい場合は、図6に示すように、直ちにモータ41を停止させて、レジストローラ28を停止させる。これにより、シートSが画像形成部7、さらに具体的には画像形成部7の転写部Tに搬送されることを回避する。この際、例えばシートSの搬送方向長さが長くて、その後端側がレジストローラ28以外の搬送ローラに挟持されている場合は、この搬送ローラも停止させる。これと並行して、画像形成部7の露光器13による書き込み動作を中止し、現像器14による現像動作も中止して「除外シート排出モード」に移行する。このとき感光ドラム11の回転は続行する。またこのとき、感光ドラム11上の既に書き込み動作が終了している部分Xのうち、既に現像スリーブ14aを通過している部分にはトナー像が形成されているが、残りの部分にはまだトナー像は形成されていない。しかし、このトナー像が形成されていない部も、感光ドラム11の回転に伴って現像スリーブ14aを通過する際に、トナーが付着されるおそれがあるので、以下では、部分Y全体にトナー像が形成されたものとして説明する。
まず、レジストローラ28を、上述の停止を開始してから一定時間Mだけ停止させておき、この間に、感光ドラム11上のトナー像tを除去する。この一定時間Mは、少なくとも感光ドラム11上のトナー像tの後端t2が転写部Tを通過し終える以上の時間とする。例えば図6に示すように、感光ドラム11上のトナー像tの長さをX1、トナー像tの先端t1から転写部Tまでの長さをX2とし、また上述のように、シートSの搬送速度をEとすると、一定時間Mは、M=(X1+X2)/Eとなる。この間に、図7に示すように、感光ドラム11上のトナー像tは、搬送ベルト30上に転写された後、クリーニングブレード50が作動位置(図8中に実線で図示)に配置されて搬送ベルト30に当接されることにより、搬送ベルト30上から除去される。なお、このとき搬送ベルト30に転写されないで感光ドラム11上に残ったトナーは、図1に示すクリーニング装置16によって除去される。
一定時間の経過後、レジストローラ28を回転させて、シートSを転写部Tに向けて搬送する。このシートSが転写部Tを通過する際には、感光ドラム11表面に置けるシート表面に接触する部分、及び搬送ベルト30表面におけるシート裏面に接触する部分には、トナー像tはない。したがって、シートSは、感光ドラム11上にはトナー像tは既になく、また感光ドラム11から搬送ベルト30に転写されたトナー像も既に除去されているので、シートSは、その表面及び裏面に何も転写されないで転写部Tを通過する。
転写部Tを通過したシートSは、その後、定着部9の定着ローラ34と加圧ローラ35との間に転写ニップ部N(図2参照)。このとき、転写ニップ部N通過直後のシートSは、トナー像tが載っていないので、定着ローラ34にくっつくこともなく、分離爪37,38によって定着ローラ34表面から簡単に分離(剥離)される。
このシートSは、図1に示す複写機本体2からシート搬送装置5に搬送され、フラッパ51の切り替えによって、下側の搬送パス53に導かれ、その後、下の積載トレイ55上に排出され、積載される。
その後、上述の「除外シート排出モード」で、積載トレイ55上に排出されたシートSの代わりに、再度、別のシートSに画像形成を行う。正常に画像形成が終了したシートSは、複写機本体2からシート処理装置5に搬送され、フラッパ51の切り替えによって、上側の搬送パス52に導かれ、その後、上側の積載トレイ54上に排出され、積載される。
このように、正常の画像形成が行われたシートSは、上側の積載トレイ54に積載され、また、斜行のために画像が形成されなかったシートSは、下側の積載トレイ55上に積載される。このように、正常に画像形成されたシートSと、画像形成されなかったシートSとが、異なる積載トレイ54,55上に積載されるので、両者が混載された場合には必要な、後の仕分け作業が不要となる。なお、下側の積載トレイ55上に排出されたシートSは、再度の使用が可能である。
本実施の形態では、上述のように、初期設定上の余白Fに対して計算を行って余白I,Jを求めたが、これに代えて、露光器13がレーザ光によって露光を行う際の画像信号(画像データ)に基づいて、分離爪37,38の先端鋭利部37a,38a位置周辺での画像の有無を判断し、画像がない部分も余白と考えるようにして必要最低余白と比較するようにしてもよい。
また、上述では、制御手段60は、斜行検知センサ46の検知結果に基づいて、定着部9における不具合が発生しないように制御を行った。しかし、これは、定着部9に限定されるものではなく、斜行に起因する不具合が定着部9以外の他の箇所で起こることが予想される場合も、上述と同様に、斜行検知センサ46の検知結果に基づいて、シートSが転写部Tに搬送されないようにすることもできる。この場合、複写機本体2の表示部(不図示)に、不具合発生のおそれがある旨を表示し、さらにユーザにその後の処理を促すように表示するようにしてもよい。
本発明を適用することができる複写機の、正面側から見た縦断面図である。 トナー像定着後のシートを定着ローラから分離するようすを説明する図である。 レジストローラ、斜行検知センサ、クリーニングブレード等を正面側から見た図である。 斜行したシートの先端が、斜行検知センサにかかった状態を搬送ベルト上方から見た図である。 斜行したシートの先端の余白部を説明する図である。 斜行したシートが斜行検知センサに検知されて、レジストローラが停止されたようすを説明する図である。 斜行したシートがレジストローラによって停止され、感光ドラム上のトナー像が搬送ベルトに転写されるようすを説明する図である。 搬送ベルト上のトナー像がクリーニングブレードによって除去され、また斜行したシートが再搬送されるようすを説明する図である。 従来の、斜行したシートにトナー像が転写されたために、定着後のシートを定着ローラ表面から分離(剥離)させることができないようすを説明する図である。
符号の説明
1 複写機(画像形成装置)
2 複写機本体
5 シート処理装置
7 画像形成部
8 シート搬送装置(シート給搬送部)
12 帯電器(トナー像形成手段)
13 露光器(トナー像形成手段)
14 現像器(トナー像形成手段)
15 転写帯電器(転写手段)
28 レジストローラ(斜行補正手段)
30 搬送ベルト(シート担持体)
34 定着ローラ(定着部材)
37,38 分離爪
37a,38a
先端鋭利部
46 斜行検知センサ(斜行量検知手段)
55 積載トレイ(補助排紙部材)
60 制御手段
T 転写部
t トナー像
W シート先端の余白部分

Claims (5)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送するシート搬送手段と、前記画像形成部に搬送されるシートの斜行を矯正する斜行補正手段とを備えた画像形成装置において、
    前記斜行補正手段と前記画像形成部との間に配設されて前記斜行補正手段通過後のシートの斜行量を検知する斜行量検知手段と、
    前記斜行量検知手段によって検知された斜行量が閾値以上の場合に、前記シート搬送手段を制御して、シートが画像形成部に搬送されることを回避する制御手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部に配設された像担持体と前記像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と前記トナー像を転写部においてシート上に転写する転写手段と、
    シート上に転写されたトナー像を定着する定着部材と、
    前記定着部材と前記シート先端との間に挿入されることでトナー像定着後のシートを前記定着部材表面から分離する分離爪と、を有し、
    前記閾値が、前記分離爪によるシート分離を可能とするシート先端の余白部分の長さに基づいて設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記斜行量検知手段によって検知された斜行量が前記閾値以上の場合に、前記シート搬送手段を制御してシートが前記画像形成部に搬送されることを中断し、その後、前記像担持体上のトナー像の後端が前記転写部を通過した後に、シートの搬送を再開することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. シートを担持して前記転写部に搬送するシート担持体と、
    前記シート担持体を清掃するクリーニング手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体上のトナー像が転写されなかったシートが排出されて積載される補助排紙部材を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017021119A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 キヤノン株式会社 画像形成装置

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