JP2006251148A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カラーセンサを使用する画像形成装置において、装置の高速化を維持しつつ、カラーセンサでの検出精度を向上させること。
【解決手段】 転写材にトナー像を形成する画像形成部と、転写材に形成されたトナー像を永久固着させる定着装置と、前記定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段と、を備えた画像形成装置において、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、前記光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタ、カラー複写機等の電子写真方式の画像形成装置に関する。
近年、カラープリンタ、カラー複写機等の電子写真方式を採用したカラー画像形成装置には、出力画像の高画質化が求められている。特に、濃度の階調とその安定性は、画像の品位に大きな影響を与える。
ところが、カラー画像形成装置は、環境の変化や長時間の使用による装置各部の変動があると、得られる画像の濃度が変動する。特に電子写真方式のカラー画像形成装置の場合、わずかな環境変動でも濃度の変動が生じ、カラーバランスを崩す恐れがあるので、常に一定の濃度を保つための手段を持つ必要がある。そこで、各色のトナーで濃度検知用トナー像(以下、パッチ)を中間転写体や感光体等に作成し、その未定着トナーパッチの濃度を未定着トナー用濃度検知センサ(以下、濃度センサ)で検知し、その検知結果より露光量、現像バイアスなどのプロセス条件にフィードバックをかけて濃度制御を行うことで、安定した画像を得るように構成している。
しかし、前記濃度センサを用いた濃度制御はパッチを中間転写体やドラム等の上に形成し検知するもので、その後に行われる転写材への転写性及び定着性の変動によって生じる画像のカラーバランスの変化については制御していない。この変化には、前記濃度センサを用いた濃度制御では対応できない。
そこで転写材上に転写材上のパッチの濃度あるいは色を検知するセンサ(以下カラーセンサという)を設置したカラー画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
このカラーセンサは、例えば発光素子として赤(R)、緑(G)、青(B)等の発光スペクトルが異なる3種以上の光源を用いるか、又は発光素子は白色(W)を発光する光源を用いて、受光素子上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過率が異なる3種以上のフィルタを形成したもので構成する。このことによりRGB出力等の異なる3種以上の出力が得られる。
このカラーセンサを使用して画像濃度制御(画像階調制御)を実施することによって、より精度の高い濃度制御が実現される。
特開平15―287934号公報
しかしながら、背景技術に記載の画像形成装置には、以下の問題点がある。
カラーセンサで転写材上のトナー画像濃度(あるいは色度など)を検出する場合、カラーセンサと転写材との距離を一定に保つ必要がある。なぜならば、一般的にカラーセンサと転写材との距離が変動すると検出出力値も少なからず変動してしまう。つまり、カラーセンサと転写材の距離が不安定であるとセンサの検出精度が悪化してしまい、良好な濃度制御ができなくなってしまう。
一方で、カラーセンサと転写材の距離を安定させるためには、搬送速度を低速にする必要があり、転写材の搬送速度が低速であるほど、転写材のバタツキが軽減されカラーセンサと転写材との距離が安定する。その為にプロセススピードを低下させるには、駆動装置、またはクラッチが必要になり、装置のコストアップ、大型化になってしまっていた。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、カラーセンサを使用する画像形成装置において、装置の高速化を維持しつつ、カラーセンサでの検出精度を向上させることを目的とする。
前記目的を達成するために本発明では、以下のように画像形成装置を構成する。
(1)転写材にトナー像を形成する画像形成部と、転写材に形成されたトナー像を永久固着させる定着装置と、前記定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段と、を備えた画像形成装置において、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、前記光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出した検出結果を平均化する計算手段を備えたことを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記光学式センサは転写材の搬送方向に応じて、複数回検出する時、同一トナー像の異なる場所を検出することを特徴とする前記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記光学式センサは転写材の搬送方向に応じて、複数回検出した検出結果の差分で、エラー判定手段を備えたことを特徴とする前記(1)乃至(3)いずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記エラー判定手段の判定結果をユーザーに通知する通知手段を備えたことを特徴とする前記(4)に記載の画像形成装置。
(6)前記スイッチバック搬送手段と画像形成部に対して転写材搬送方向上流側の転写材搬送路とを連通する再給紙搬送路と、前記転写材の2面目に再び前記トナー像を担持させる自動両面印字機能を備えたことを特徴とする前記(1)乃至(5)いずれかに記載の画像形成装置。
本発明によれば、
転写材にトナー像を形成する画像形成部と、転写材に形成されたトナー像を永久固着させる定着装置と、前記定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段と、を備えた画像形成装置において、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、前記光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出しており、
或いは、光学式センサは転写材の搬送方向に応じて、複数回検出した検出結果が平均化されており、
或いは、光学式センサは転写材の搬送方向に応じて、複数回検出する時、同一トナー像の異なる場所を検出しており、
或いは、光学式センサは転写材の搬送方向に応じて、複数回検出した検出結果の差分で、エラー判定されており、
或いは、前記スイッチバック搬送手段と画像形成部に対して転写材搬送方向上流側の転写材搬送路とを連通する再給紙搬送路と、前記転写材の2面目に再び前記トナー像を担持させる自動両面印字機能を備えたことにより、画像形成装置のカラーセンサでの検出精度向上を図ることが可能になる。
以下本発明実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本実施例では、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段を備えた画像形成装置において、
光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出することにより、画像形成装置のカラーセンサでの検出精度が向上する方法について説明する。
図1は、実施例1におけるカラー画像形成装置の全体構成を示す断面図である。この装置は、図示のように、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写体12を採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。本カラー画像形成装置は、図1に示す画像形成部と図示しない画像処理部から構成される。
以下、図1を用いて、電子写真方式のカラー画像形成装置における、画像形成部の動作を説明する。画像形成部は、画像処理部が変換した露光時間に基づいて点灯させる露光光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成し、この単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を転写材11へ転写し、その転写材11上の多色トナー像を定着させるもので、給紙13、現像色分並置したステーション毎の感光体(1a、1b、1c、1d)、一次帯電手段としての帯電手段(2a、2b、2c、2d)、トナーカートリッジ(5a、5b、5c、5d)、現像手段(4a、4b、4c、4d)、中間転写体12、転写ローラ16、クリーニング手段22、定着装置14、カラーセンサ18、スイッチバック搬送手段20によって構成されている。
前記感光ドラム(感光体)1a、1b、1c、1dは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム1a、1b、1c、1dを画像形成動作に応じて時計周り方向に回転させる。
一次帯電手段として、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるための4個の帯電器としての帯電ローラ2a、2b、2c、2dが備えられている。
感光ドラム1a、1b、1c、1dへの露光光はスキャナ3a、3b、3c、3dから送られ、感光ドラム1a、1b、1c、1dの表面を選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
現像手段として、前記静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器としての現像ローラ4a、4b、4c、4dが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光ドラム1a、1b、1c、1dに接触しており、カラー画像形成時に反時計周り方向に回転し、感光ドラム1a、1b、1c、1dの回転に伴って回転し、単色トナー像が転写される。その後、中間転写体12に後述する転写ローラ16が接触して転写材11を狭持搬送し、転写材11に中間転写体12上の多色トナー像が転写する。
定着装置14は、転写材11を搬送させながら、転写された多色トナー像を溶融定着させるものであり、図1に示すように定着ローラ141と加圧ローラ142とで形成する定着ニップ部Nにて、転写材11を挟持搬送して加熱及び加圧している。定着ローラ141と加圧ローラ142は中空状に形成され、内部にそれぞれ不図示のヒータが内蔵されている。すなわち、トナー像を保持した転写材11は定着ローラ141と加圧ローラ142により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられ、トナーが表面に定着される。
トナー像定着後の転写材11は、その後定着排出ローラ143,144によって定着装置14より排出される。
クリーニング手段22は、中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体12上に形成された4色の多色トナー像を転写材11に転写した後の廃トナーは、廃トナー回収容器23に蓄えられる。
カラーセンサ18は、図1のカラー画像形成装置において転写材搬送路のスイッチバック搬送手段20より上流に転写材11の画像形成面へ向けて配置されており、転写材11上に形成された定着後のトナー画像濃度値を検知する。尚、本実施例の画像形成装置は、転写材の排紙経路として、点線Aで示すように定着装置14を通過後にスイッチバック搬送手段20を経て機外に排出される経路と、点線Bに示すようにスイッチバック搬送手段20から転写材11の搬送方向が逆転され、再給紙搬送路を経て、機外に排出される経路とが有り、通常印字時には点線Aの搬送経路を使用し、自動両面印字時には点線Bの搬送経路を使用している。
カラーセンサ18を使用した画像濃度制御を実行する際は、自動両面印字を行う点線Bの搬送経路を使用する。転写材11は定着排出ローラ143,144により、カラーセンサ18に搬送される。定着排出ローラ143,144は定着直後のトナー画像に接触するので、その部分の光沢が他の部分に比べて変わって、画像不良として現れてしまわないように、接触圧を非常に軽圧にしている。その後、転写材11はカラーセンサ18を通過後、スイッチバック搬送ローラ201と202により、搬送方向が逆転され、再度カラーセンサ18を通過して、再給紙搬送路と通過して、再び転写部15、定着装置14、スイッチバック搬送ローラ201,202を経てフェイスダウン排紙トレイ21上に排出され、画像形成動作が終了する。
図2にカラーセンサ18の構成の一例を示す。カラーセンサ18は、白色LED53とRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより構成される。白色LED53を定着後のパッチ61が形成された転写材11に対して斜め45度より入射させ、0度方向への乱反射光強度をRGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aにより検知する。RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54aの受光部は、54bのようにRGBが独立した画素となっている。
RGBオンチップフィルタ付き電荷蓄積型センサ54の電荷蓄積型センサは、フォトダイオードでも良い。RGBの3画素のセットが、数セット並んでいるものでも良い。また、入射角が0度、反射角が45度の構成でも良い。更には、RGB3色が発光するLEDとフィルタ無しセンサにより構成しても良い。
次に、本実施例における画像濃度制御について図3のフローチャートを用いて説明する。
尚、本実施例の画像濃度制御は、カラーセンサ18を使用した画像階調補正制御である。
この、画像濃度制御は、画像濃度の変動が想定される、本体の電源ON時、及び現像装置、感光体の交換時に実施される。また、ユーザーが画像濃度制御実施を所望した場合にユーザーの手動操作により実施されるものとする。
STEP1
転写材上にパッチパターンを形成する。
図4は、転写材11上(本例では、297mm×420mmのA3サイズ縦送り)に形成される本実施例のパッチ61のパターンを示す図であり、カラーセンサ18の配置されている部分に8mm角のパッチが10mm間隔で、Y,M,C,K毎に画像印字率(濃度階調度)を8段階に変化させて(各色8パッチずつ)、合計32個に形成される。パッチ61の印字開始位置としては、転写材11上の先端87mmからである。各パッチと印字率(階調度)との対応は、Y1,M1,C1,K1=12.5%、Y2,M2,C2,K2=25%、Y3,M3,C3,K3=37.5%、Y4,M4,C4,K4=50%、Y5,M5,C5,K5=62.5%、Y6,M6,C6,K6=75%、Y7,M7,C7,K7=87.5%、Y8,M8,C8,K8=100%、に設定されている。
STEP2
転写材に定着されたパッチ61の1回目の濃度をカラーセンサ18によって検出する。尚、カラーセンサの検知信号を濃度に変換する方法は、従来から公知である検知信号対濃度の変換テーブル(濃度変換テーブル)を用いる方式である。
STEP3
転写材に定着されたパッチ61の2回目の濃度をカラーセンサ18によって検出する。
STEP4
カラーセンサ18によって検出した1回目と2回目の検出値の平均値を計算手段25により計算する。
STEP5
画像階調制御(階調補正)を実施する。以下、図5を用いて、画像階調制御(階調補正)の説明をする。尚、ここでは、シアン色の階調補正についてのみ説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックに関しても同様の方法で補正が行われる。
図5中、横軸は画像データを表している。また、縦軸は、カラーセンサ18の濃度検出値を表している。
また、図中○印は、C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8各パッチに対するカラーセンサの出力濃度平均値を表している。次に、直線Tは、画像濃度制御の目標濃度階調特性をあらわす。本実施例では、画像データと濃度の関係が比例関係になるように目標濃度階調特性Tを定めた。曲線γは、濃度制御(階調補正制御)を実施していない状態での濃度階調特性をあらわしている。尚、パッチを形成していない階調の濃度については、原点及びC1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8を通るようにスプライン補間を行い算出される。
曲線Dは、本制御で算出される階調補正テーブルを表しており、補正前の階調特性γの目標階調特性Tに対する対称ポイントを求めることにより算出される。尚、階調補正テーブルDの計算は、不図示の本体CPUで実行され、更に算出された階調補正テーブルDは、不図示の本体メモリ(本実施例では不揮発性メモリを使用した)に記憶される。
プリント画像の形成時は、画像データを階調補正テーブルDで補正することにより、目標階調特性を得ることができる。
以上が本実施例における、本実施例における、画像階調制御(画像階調補正制御)の説明である。
次に、本実施例の特徴について図6、図7及び図8を用いて説明する。
図6は点線Aの搬送経路を使用している時の転写材とカラーセンサの位置関係を示す。
図7は点線Bの搬送経路を使用している時の転写材とカラーセンサの位置関係を示す。
図6に示すようにトナーパッチ61を形成した転写材11は定着すぐ排紙ローラ対143,144を通過後、スイッチバック搬送ローラ対201,202の直ぐ上流に配置されたカラーセンサ18により1回目の検出が行われる。カラーセンサ18がトナーパッチ61を全て検出した後、図7に示すようにスイッチバック搬送ローラ対201,202は逆回転して、転写材11は逆方向に搬送され、再びカラーセンサ18により2回目の検出が行われる。カラーセンサ18は同じトナーパッチを2回検出し、その平均値を計算手段25により算出する。
転写材11はカラーセンサ18による2回目の検出終了後に、再給紙搬送路に導かれ、自動両面印刷時と同様に再び転写部15、定着装置14、スイッチバック搬送ローラ201,202を経てフェイスダウン排紙トレイ21上に排出される。その際、転写部15及び定着装置14は、転写材11にトナー像を転写及び定着させるのではないので、転写時の制御や、定着時の加熱等しなくても良い。このように本実施例の構成にすることでカラーセンサ18の検出精度を向上させて、カラーセンサ18がトナー画像を良好に検出できる。
尚、本実施例では、カラーセンサによる検出を2回としたが、再給紙搬送路内にもスイッチバック搬送ローラを用いて、2回目の検出終了後に、再び逆転して3回目の検出を行い、その検出値を平均化しても良い。
以上、本実施例では、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段を備えた画像形成装置において、
光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出することにより、紙粉やトナー又はインクの飛び散りによるセンサ汚れ、カラーセンサ18の温度特性や分光特性のバラツキを含め、画像形成装置のカラーセンサでの検出精度が向上する方法について説明した。
本実施例では、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段を備えた画像形成装置において、
光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、同一トナー像の異なる場所を検出することにより、画像形成装置のカラーセンサでの検出精度が向上する方法について説明する。
尚、本実施例で使用するカラー画像形成装置の全体構成、及び画像濃度制御の方法については、実施例1で説明した画像形成装置と同様であり説明は省略するが、カラーセンサが複数回検出する時、同一トナーパッチ上の異なる場所を検出することが異なる。
以下、本実施例の特徴である、カラーセンサの検出方法について図8を用いて説明する。
図8は、図4のY1パッチを例に取り、パッチ上のカラーセンサ検出位置を示す。
カラーセンサ18の白色LED53のスポット径はφ2.0mmである。パッチ上の検出位置は、図8に示すように転写材11が通常搬送する1回目の検出時には検出位置Xを、転写材11がスイッチバック搬送ローラ対201,202により逆転搬送する2回目の検出時には検出位置Yとしている。カラーセンサ18は同じトナーパッチ上の異なる位置を検出し、その平均値を計算手段25により算出する。このように本実施例の構成にすることでパッチ内の均一性を含めカラーセンサ18の検出精度を向上させて、カラーセンサ18がトナー画像を良好に検出できる。
以上、本実施例では、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段を備えた画像形成装置において、
光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、同一トナー像の異なる場所を検出することにより、掃き寄せや、画像ムラ等のトナー像内のバラツキを含め、画像形成装置のカラーセンサでの検出精度が向上する方法について説明した。
本実施例では、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段を備えた画像形成装置において、
光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出し、その検出値の差分でエラー判定することにより、画像形成装置のカラーセンサでの検出精度が向上する方法について説明する。
尚、本実施例で使用するカラー画像形成装置の全体構成、及び画像濃度制御の方法については、実施例1で説明した画像形成装置と同様であり説明は省略するが、カラーセンサが複数回検出する時、その検出値の差分でエラー判定することが異なる。
以下、本実施例の特徴である、カラーセンサの検出においてエラー判定方法について図9を用いて説明する。
図9は、本実施例のフローチャートを示す。STEP1〜STEP3までは実施例1と同様である。STEP4において、STEP2とSTEP3の検出値の差がエラー判定値より大小であるかどうかを判定する。このエラー判定値は転写材の搬送速度によって適宜可変可能であり、本実施例の転写材11の搬送速度190mm/secに対して、転写材11が折れたり、曲がったり、浮いたりした時の搬送性バラツキ2.1%と、カラーセンサ18自体の検出値バラツキ1.2%とから本実施例の判定値としては3.3%とした。STEP4でSTEP2とSTEP3の検出値の差がエラー判定値3.3%以下であれば、STEP5で階調補正を行う。また、STEP4でSTEP2とSTEP3の検出値の差がエラー判定値3.3%より大きければ、STEP6において、ユーザーに対して濃度制御再実行またはカラーセンサ清掃を画像形成装置の操作パネルや画像出力命令を実行したPCを介してユーザーに通知する。最後にSTEP7においてSTEP6の実行を判断する。このように本実施例の構成にすることでカラーセンサ18の不具合や転写材11の搬送性による検知不良を判断でき、カラーセンサ18の検出精度を向上させて、カラーセンサ18がトナー画像を良好に検出できる。
以上、本実施例では、転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段を備えた画像形成装置において、
光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出し、その検出値の差分でエラー判定することにより、紙粉やトナー又はインクの飛び散りによるセンサ汚れ、転写材11の折れ、曲がり、浮き等の搬送性を含め、画像形成装置のカラーセンサでの検出精度が向上する方法について説明した。
また尚、実施例1から実施例3では、画像濃度制御の方法として、画像の濃度階調特性を調整する画像階調制御を例に挙げて説明したが、画像濃度制御の方法は他の方法でも良い。例えば、現像バイアス値や帯電バイアス値を変化させて複数のトナーパッチを形成した後、それらのパッチのトナー量を算出し、その値に応じて最適な現像バイアス値や帯電バイアス値を算出することによって、濃度を制御するような方法でも構わない。
また更に、本実施例1から実施例3では、カラーセンサがトナーパッチを検出した際の、光反射特性として濃度を用いる場合を例に説明したが、センサが検出する光反射特性は、これに限らず、例えば色度、あるいは光学反射率、更には光学反射率から算出されるトナー量(トナー重量)などを用いてもよい。つまり、トナーパッチからの光反射特性を元に換算される物理量を光学センサが検出する形態であれば、本発明の適用範囲にあることは言うまでもない。
実施例1の全体構成を示す断面図 カラーセンサ18の構成を示す図 実施例1の画像濃度制御を説明するフローチャート 実施例1の転写材上パッチパターンの配置を示す図 画像階調制御方法を説明する図 実施例1における1回目のカラーセンサ検知状態を説明する図 実施例2における1回目のカラーセンサ検知状態を説明する図 実施例2におけるパッチ上の検出位置を説明する図 実施例3の画像濃度制御を説明するフローチャート
符号の説明
11 転写材
1a,1b,1c,1d 感光体、感光ドラム
4a,4b,4c,4d 現像手段
12 中間転写体
14 定着装置
18 カラーセンサ
25 計算手段
61 パッチ
X,Y パッチ上の検出位置

Claims (6)

  1. 転写材にトナー像を形成する画像形成部と、転写材に形成されたトナー像を永久固着させる定着装置と、前記定着装置の搬送方向下流側に設けられ転写材の搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段と、を備えた画像形成装置において、
    転写材上に形成された定着後のトナー像の光反射特性を光学式センサにより検出して、その検出結果に応じて画像形成条件を制御する画像濃度制御手段を有し、
    前記光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光学式センサが転写材の搬送方向に応じて、複数回検出した検出結果を平均化する計算手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光学式センサは転写材の搬送方向に応じて、複数回検出する時、同一トナー像の異なる場所を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記光学式センサは転写材の搬送方向に応じて、複数回検出した検出結果の差分で、エラー判定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記エラー判定手段の判定結果をユーザーに通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記スイッチバック搬送手段と画像形成部に対して転写材搬送方向上流側の転写材搬送路とを連通する再給紙搬送路と、前記転写材の2面目に再び前記トナー像を担持させる自動両面印字機能を備えたことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010134122A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2017037195A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 キヤノン株式会社 画像形成装置

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