JP2006250005A - 水中ポンプオイル監視装置 - Google Patents
水中ポンプオイル監視装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006250005A JP2006250005A JP2005066411A JP2005066411A JP2006250005A JP 2006250005 A JP2006250005 A JP 2006250005A JP 2005066411 A JP2005066411 A JP 2005066411A JP 2005066411 A JP2005066411 A JP 2005066411A JP 2006250005 A JP2006250005 A JP 2006250005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- liquid level
- level detection
- oil tank
- submersible pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
【解決手段】水中ポンプ10のモータ回転軸11に取り付けた軸封装置12を内蔵するオイル室13への浸水及びオイル17の漏洩を監視する水中ポンプオイル監視装置Aは、地上14に設置したオイルタンク15と、オイルタンク15とオイル室13とを連通連結する連通配管16と、オイルタンク15に取り付け、オイルタンク15内のオイル17の液位の変動を検出する液位検出センサ18とを具備する。上記した構成によって、液位検出センサ18の検出出力に基づいて浸水及びオイルの漏洩を監視することができる。
【選択図】 図1
Description
また、同一または別の軸封装置によりオイル室内のオイルがモータ室内に侵入するのを防止している。
このような軸封装置、特に軸封装置としてメカニカルシールを用いた場合、正常動作時であっても、微量な漏れがあるため、通常はポンプ圧力水が徐々にオイル室内に漏れ入るが、揚程の低いポンプ等はインペラ裏側が負圧になることがあり、この場合には、オイルがインペラ側に徐々に漏れ出て、オイルレベルが低下する。また、軸封装置が故障すると水漏れ量は急激に増大する。
オイル室への水の浸入は、モータ室への水の侵入を防ぐ上から、一定量に制限する必要がある。また、オイル室内のオイルレベルが過度に低下すると、軸封装置の摺動面の磨耗、焼付き等が発生し、軸封装置が故障するため、浸水の検出とともにオイルレベルの監視も安定的な運転のために必要である。なお、軸受の熱伝導や軸封装置の摺動熱によるオイルの熱膨張によるオイル室内の異常圧発生を防止するため、オイルの封入量は、通常、オイル室容積の80%に制限している。
また、下記特許文献1に記載されているように、上記した検出装置と同様な構成を有する検出装置を用いて、漏電遮断器を作動させ、ポンプの運転を自動停止する方法も提案されている。
しかし、上記した従来の浸水検出装置は、いずれも、専ら浸水のみを検出するための装置であり、オイルの減少は検出できないため、オイルの減少によるトラブルを防止することはできなかった。
この点に鑑み、下記特許文献2は、一つの浸水検知器によって浸水とオイルの漏洩の両方を検知できる検出装置を提案している。
また、万一、オイルタンク内のオイルが全量漏洩したとしても、オイルタンクの下方に位置するポンプオイル室内は常にオイルで満たされているため、軸封装置のオイル切れは発生せず、水中ポンプを継続して運転することができる。従って、水中ポンプを引き上げることなく、オイルを補充することができる。
また、液位検出センサは、水中ポンプ内に装備するものではなく、地上のオイルタンクに設置するため、外形寸法の制約が少なく、市販の安価なセンサを使用することができる。
さらに、オイルタンクは、地上に設置されているので、ポンプ回転部が配置されているオイル室から離れているため、オイルタンク内のオイルの液位は静止状態にあり、安定したかつ信頼性の高い液位検出を行うことができる。
この場合、レベルの検出設定位置を、段階的に「浸水注意」、「浸水」、「減少注意」、「減少」としたことによって、効率よく軸封部の状態を把握でき、経済的に軸封部の交換管理を行うことができる。
この場合、液面検出部における液位の変化を大きくすることができ、液位検出を正確に行うことができ、軸封部をより正確に監視することができる。
(第1実施例)
図1に示すように、本実施例に係る水中ポンプオイル監視装置Aは、水中ポンプ10のモータ回転軸11に取り付けた軸封装置12、12aを内蔵するオイル室13と、地上14に設置したオイルタンク15と、オイル室13とオイルタンク15とを連通連結する連通配管16と、オイルタンク15に取り付け、オイルタンク15内のオイル17の液位の変動を検出する液位検出センサ18とを具備し、液位検出センサ18の検出出力に基づいてオイル室13内における浸水及びオイル17の漏洩を監視可能な構成としたことを特徴とする。
水中ポンプ10は、モータ20を水密状態に内蔵するモータ室21と、内部にモータ20の駆動によって回転するインペラ22を具備するインペラケーシング23と、モータ室21とインペラケーシング23との間に介設される軸封部24とからなる基本構造を有する。
一方、地上14に設置したオイルタンク15は、内部空間にオイル17を充填しており、その側壁に設けたオイル流出口25は、フレキシブルホース等からなる連通配管16を介して、オイル室13の側壁に設けたオイル流入口26に連通連結されている。上記した構成によって、オイルタンク15とオイル室13とは常時連通状態にあり、オイル室13内には常時オイル17が充満している。
従って、オイル室13へインペラケーシング23から水が浸水すると、連通配管16を介してオイルタンク15内のオイル17の液位が上昇することになる。一方、オイル室13内のオイルがインペラケーシング23内に漏洩すると、連通配管16を介してオイルタンク15のオイル17の液位が下降することになる。
従って、オイル室13内への浸水やオイル17の漏洩によってオイルタンク15内のオイル17の上記した液位が変動し、それぞれの液位検出設定位置「浸水注意」、「浸水」、「オイル減少注意」、「オイル減少」に達すると、そのことを近接スイッチSW1、SW2、SW3、SW4が検出して、水中ポンプ10の状態を正確に保守管理者等に警報装置を通して速やかに報知することができる。なお、ここで、近接スイッチとしては、金属製のフロートの接近によって作動する近接スイッチを用いることができる。
オイル室13への浸水によってオイルタンク15内のオイル17の液位が設定位置まで上昇した場合には、液位検出センサ18の検出出力に基づいて、例えば、警報装置が作動し、警報を鳴らす。これによって、水中ポンプ10の軸封装置12の補修、交換等の適切な対策を採ることができる。一方、オイル室13内のオイル17の漏洩によってオイルタンク15のオイル17の液位が設定位置まで下降した場合には、液位検出センサ18の検出出力に基づいて、例えば、警報装置が作動し、警報を鳴らす。これによって、水中ポンプ10の軸封装置12,12aを内蔵するオイル室13にオイル17を補充する等の適切な対策を採ることができる。
また、液位検出センサ18は、水中ポンプ10内に装備するものではなく、地上のオイルタンク15に設置するため、外形寸法の制約が少なく、市販の安価なセンサを使用することができる。
さらに、オイルタンク15は、地上に設置されているので、ポンプ回転部が配置されているオイル室13から離れているため、オイルタンク15内のオイル17の液位は静止状態にあり、安定したかつ信頼性の高い液位検出を行うことができる。
図3に示すように、本実施例に係る水中ポンプオイル監視装置A1は、以下の構成を除いて、実質的に第1実施例と同一の構成を有するので、同一の箇所は同一の符号で示し、その説明は省略する。
即ち、本実施例は、オイルタンク15の上部にオイルタンク15の内部空間と連通すると共に内部空間より狭い横断面積を有する液面検出部30を設け、オイル17を液面検出部30に達するまで内部空間に封入し、液面検出部30に、第1実施例で説明した液位検出センサ18と同様な液位検出センサ32を取り付けたことを特徴とする。
この場合、第1実施例によって得られる効果に加えて、液面検出部30におけるオイル17の液位の変化を大きくすることができ、液位検出をより正確に行うことができ、軸封部24をより正確に監視することができるという効果も奏することができる。
SW1:近接スイッチ
SW2:近接スイッチ
SW3:近接スイッチ
SW4:近接スイッチ
10:水中ポンプ
11:モータ回転軸
12,12a:軸封装置
13:オイル室
14:地上
15:オイルタンク
16:連通配管
17:オイル
18:液位検出センサ
18a::フロート式液面計
20:モータ
21:モータ室
22:インペラ
23:インペラケーシング
24:軸封部
25:オイル流出口
26:オイル流入口
27:攪拌羽根
28:ドレイン
30:液面検出部
32:液面検出センサ
Claims (3)
- 水中ポンプのモータ回転軸に取り付けた軸封装置を内蔵するオイル室への浸水及びオイルの漏洩を監視する水中ポンプオイル監視装置であって、
地上に設置したオイルタンクと、
前記オイルタンクと前記オイル室とを連通連結する連通配管と、
前記オイルタンクに取り付け、前記オイルタンク内のオイルの液位の変動を検出する液位検出センサとを具備し、
前記液位検出センサの検出出力に基づいて前記浸水及びオイルの漏洩を監視可能としたことを特徴とする水中ポンプオイル監視装置。 - 前記液位検出センサは、前記液位の変動の検出を、複数の浸水検出用の液位検出設定位置と、複数のオイル漏洩検出用の液位検出設定位置に基づいて行うことを特徴とする請求項1記載の水中ポンプオイル監視装置。
- 前記オイルタンクの上部にオイルタンクの内部空間と連通すると共に前記内部空間より狭い横断面積を有する液面検出部を設け、前記オイルを前記液面検出部に達するまで前記内部空間に封入し、前記液面検出部に前記液位検出センサを取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の水中ポンプオイル監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066411A JP4637614B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 水中ポンプオイル監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066411A JP4637614B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 水中ポンプオイル監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006250005A true JP2006250005A (ja) | 2006-09-21 |
JP4637614B2 JP4637614B2 (ja) | 2011-02-23 |
Family
ID=37090762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005066411A Expired - Fee Related JP4637614B2 (ja) | 2005-03-09 | 2005-03-09 | 水中ポンプオイル監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4637614B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101457051B1 (ko) | 2014-05-16 | 2014-11-04 | (주)오비스 | 수중펌프의 침수방지 장치 |
JP2019206957A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | ポーラ化成工業株式会社 | シール水タンク |
CN110594143A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-12-20 | 武汉船用机械有限责任公司 | 潜液泵泵头的试运转装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102121477B (zh) * | 2011-03-31 | 2012-12-26 | 宁波巨神制泵实业有限公司 | 大型潜水排污泵 |
CN108155748A (zh) * | 2016-12-06 | 2018-06-12 | 梁嘉麟 | 利用油液防水密封且能够深潜水免维护的水下拖动电机用于驱动水下输送带的结构形式 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4122670Y1 (ja) * | 1964-05-27 | 1966-11-14 | ||
JPS60134896U (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-07 | 株式会社 鶴見製作所 | 水中ポンプにおける潤滑油循環装置 |
-
2005
- 2005-03-09 JP JP2005066411A patent/JP4637614B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4122670Y1 (ja) * | 1964-05-27 | 1966-11-14 | ||
JPS60134896U (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-07 | 株式会社 鶴見製作所 | 水中ポンプにおける潤滑油循環装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101457051B1 (ko) | 2014-05-16 | 2014-11-04 | (주)오비스 | 수중펌프의 침수방지 장치 |
JP2019206957A (ja) * | 2018-05-30 | 2019-12-05 | ポーラ化成工業株式会社 | シール水タンク |
CN110594143A (zh) * | 2019-07-29 | 2019-12-20 | 武汉船用机械有限责任公司 | 潜液泵泵头的试运转装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4637614B2 (ja) | 2011-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6364620B1 (en) | Submersible pump containing two levels of moisture sensors | |
KR102111331B1 (ko) | 실시간 무선 통신을 이용한 수중펌프 제어장치 | |
JP4637614B2 (ja) | 水中ポンプオイル監視装置 | |
KR101457051B1 (ko) | 수중펌프의 침수방지 장치 | |
JP2002156092A (ja) | 水中軸受潤滑システム | |
JP2016017418A (ja) | 直動式水力機械 | |
CN111386398B (zh) | 泵和用于控制泵的方法 | |
JP6325969B2 (ja) | オイルリタン機構を有する水中電動ポンプ | |
JP6570401B2 (ja) | 水中電動ポンプ | |
JP5075390B2 (ja) | ポンプ | |
JP7454582B2 (ja) | ポンプ装置 | |
US20130199775A1 (en) | Monitoring Flow Past Submersible Well Pump Motor with Sail Switch | |
KR102047446B1 (ko) | 무선통신모듈을 구비한 수중모터펌프 | |
JP7286509B2 (ja) | ポンプ設備、ポンプ設備用診断装置、監視制御装置、監視制御方法、監視制御プログラム、ポンプ設備用診断方法、ポンプ設備用診断プログラム | |
JP6591601B2 (ja) | オイルリタン機構を有する水中電動ポンプ | |
JP5703102B2 (ja) | 水中軸受装置及び横軸ポンプ | |
JP7161965B2 (ja) | 立軸ポンプおよび摩耗量検出方法 | |
JP7247010B2 (ja) | 先行待機型ポンプ | |
JP6602087B2 (ja) | 水中電動ポンプ | |
RU2736677C1 (ru) | Центробежный вертикальный насос | |
JP2007187002A (ja) | ポンプ | |
JP6541517B2 (ja) | 水中電動ポンプ | |
JP6580916B2 (ja) | 水中電動ポンプ | |
JP2022098206A (ja) | 可変速運転スラリーポンプ | |
JP2019124180A (ja) | ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071101 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101027 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101124 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4637614 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |