JP2006248995A - 粉状入浴剤 - Google Patents

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良充 鎌倉
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Abstract

【課題】 製造適性がよく、偏析が抑制された、チャエキス等の植物エキスを配合した粉状入浴剤を提供する。
【解決手段】 植物エキスを賦形剤で倍散してなる倍散剤を配合した粉状入浴剤であって、前記倍散剤が150〜355μmに粒度分布のピークを有することを特徴とする粉状入浴剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、植物エキスを配合した粉状入浴剤であって、製造適性がよく、偏析が抑制された粉状入浴剤に関する。
各種植物エキスを入浴剤に配合することが検討されており、例えば、緑茶エキスを配合した入浴剤では、殺菌効果、消臭効果、保温効果等が期待できることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、液状の入浴剤では特に問題にならないものの、粉状の入浴剤では、液状の植物エキスを用いると粉状の配合成分同士が結着して流動性が悪くなる等、製造上の不具合を生じやすい。
また、植物エキスをスプレードライやフリーズドライ処理して粉末状としたものが知られているが、これらは粒度分布や比重が無機塩類等の他の粉状の配合成分と異なることから、共に入浴剤に混合すると偏析が起こるという問題があった。
特開平3−157325号公報(第1−2頁)
本発明は、上記のような状況を鑑みてなされたものであり、製造適性がよく、偏析が抑制された、チャエキス等の植物エキスを配合した粉状入浴剤を提供するものである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、植物エキスを賦形剤に配合して倍散剤とし、更に前記倍散剤の粒度分布を特定の範囲とすることで所期の効果が得られることを見出し本発明に至った。即ち、本発明は、以下の粉状入浴剤からなるものである。なお、粉状とは、粉末、微細粒、粉粒体及びこれらの混合物を含む。
(1)植物エキスを賦形剤で倍散してなる倍散剤を配合した粉状入浴剤であって、前記倍散剤が150〜355μmに粒度分布のピークを有することを特徴とする粉状入浴剤。
(2)植物エキスとしてチャエキスを配合したことを特徴とする上記(1)記載の粉状入浴剤。
本発明により、製造適性がよく、偏析が抑制された、チャエキス等の植物エキスを配合した粉状入浴剤を得ることができる。
本発明において、植物エキスは、従来から入浴剤に配合されているものを目的に応じて適宜選択して用いることができる。例えば、モモ、ヘチマ、アロエ、トマト、キュウリ等の各エキスが挙げられる。また、チャエキスは殺菌効果、消臭効果、保温効果等が期待できることが知られており、本発明の好ましいエキスの一つである。尚、チャエキスとしては、チャノキ(Thea sinensis linne(Theaceae))の葉から水、又は水とエタノールとの混合液等の溶媒で抽出されたエキスを用いることができる。
そして前記の植物エキスを賦形剤で倍散して、その後溶媒を蒸発乾燥させて倍散剤とすればよい。ここで倍散は30〜300倍とするのがよい。また賦形剤としては、無機塩類がよく、例えば、炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム等を用いることができる。これらの中でも、比重が0.9〜1.5であるものがよく、硫酸ナトリウムが好ましい。
このようにして得られた倍散剤は、粒度分布のピークが150〜355μmとなるように篩(JIS規格のもの)を用いて分級すればよい。粒度分布のピークとしては、倍散剤全量の50%以上、好ましくは70%以上が150〜355μmに存在するようにするのがよい。
前記のように調製された倍散剤は、入浴剤に用いられる各種成分と混在して、粉状入浴剤とすればよい。
また、倍散剤は、粉状入浴剤中における植物エキスの量との関係で配合量を決めればよく、粉状入浴剤全量に対して植物エキスが0.0001〜5重量%となるように配合量を調製すればよい。
入浴剤に用いられるその他の代表的な各種成分を挙げると、無機塩類としては、例えば、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、重炭酸マグネシウム等の炭酸塩、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化アンモニウム等の塩化物、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸鉄、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、次亜硫酸ナトリウム等の硫酸塩、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸カルシウム等の硝酸塩、リン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム等のリン酸塩、イオウ、硫化ナトリウム、硫化カリウム、亜硫化鉄等の硫化物、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、その他にも、ホウ砂、ホウ酸、酸化カルシウム、臭化カリウム、過マンガン酸カリウム、人工カルルス塩、鉱泉、鉱砂、湯の花等が挙げられる。
有機酸としては、例えば、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、アスコルビン酸、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
無機粉体としては、例えば、酸化チタン、タルク、ベンガラ、ケイ酸マグネシウム、マイカ、雲母、チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、無水ケイ酸、メタケイ酸、中性白土、黄酸化鉄等が挙げられる。
油脂類としては、例えば、ヌカ油、オリーブ油、大豆油、流動パラフィン、白色ワセリン、ステアリルアルコール、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、モノグリセライド、トリグリセライド、米ぬかエキス、米胚芽油、卵黄油、リン脂質、スクワラン、スクワレン等が挙げられる。
高分子物質類としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、デキストリン、カゼイン、脱脂粉乳、いりぬか等が挙げられる。
生薬類としては、例えば、カンゾウ、カノコソウ、カミツレ、ガイヨウ、カンピ、ウイキョウ、ケイガイ、ケイヒ、ショウキョウ、ジャスミン、センキュウ、ショウブ、ソウジュツ、テルペン、チンピ、トウキ、トウヒ、ドクカツ、ビャクシン、ビャクジュツ、ヒノキ、パイン、ハッカ、ベルガモット、マツブサ、ラベンダー、リュウノウ、オウゴン、サフラン、ニンジン、オウバクエキス、コウボク、シャクヤク、サンシン、ブクリョウ、カッコン、モモ、ヘチマ、アロエ、シコン等、これらのオイル類が挙げられる。
酵素類としては、例えば、トリプシン、キモトリプシン、プロメライン、パパイン、プロテアーゼ、プロクターゼ、セラチオペプチダーゼ、リゾチーム等が挙げられる。
糖アルコールとしては、例えば、マルチトール、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、トレハロース、エリスリトール等が挙げられる。
香料としては、例えば、ラベンダー油、ジャスミン油、レモン油等の天然香料;ゲラニオール、シトロネラール、オイゲノール、ウンデカラクトン、リモネン、フェネチルアルコール等の人工香料;前記人工香料や天然香料を調製して得られる調合香料等が挙げられる。
色素としては、例えば、青色1号、赤色106号、赤色2号、黄色4号、黄色202号の(1)、緑色3号等の厚生省令タール色素;クロロフィル、リボフラビン、アンナット等の食品添加物として認められている天然色素等が挙げられる。
美白剤としては、例えば、ビタミンEフェニル酸エステル、ビタミンCおよびその誘導体、エラグ酸、コウジ酸、ヒドロキシ酸等が挙げられる。
保湿剤としては、グリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、ブドウ糖、ショ糖、キシロース、トレハロース等が挙げられる。
その他の成分としては、例えば、ニコチン酸誘導体、グリチルリチン酸塩およびその誘導体、グリチルレチン酸塩およびその誘導体、ビタミン類(A、B、C、E、トコフェロールなど)、パラオキシ安息香酸エステル、イソプロピルメチルフェノール、尿素、コエンザイムQ10、コンドロイチン硫酸ナトリウム、グルコサミン、アルキル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体等の界面活性剤、スチレンエマルジョン、シリコーン、高重合ポリエチレングリコール等が挙げられる。
以下に実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
緑茶の葉を30%エタノール水溶液に入れ、緑茶エキスを抽出した。緑茶エキスを乾燥硫酸ナトリウムにて倍散して緑茶エキス倍散剤(乾燥硫酸ナトリウム:緑茶エキス=99:1)を調製した。その際、この緑茶エキス倍散剤が、倍散剤全量の約78%が粒径150〜355μmとなるようにした。そして、下記の配合成分を用い、香料以外を全てリボンミキサーで混合した。そして、得られた混合粉に上から香料を滴下しながら更に混合し、香料が均一に分散するまで混合して粉状入浴剤を得た。混合時に固化はなく、得られた混合粉にも偏析はみられなかった。なお、偏析の有無は、混合粉を100mLサンプルビンに入れ、ミクロ形電磁振動ふるい器M−100型(筒井理化学器械(株)製)で5分間振動させた後、上層及び下層の組成を分析し、更に目視にて確認した。
・乾燥硫酸ナトリウム 59.35重量%
・炭酸水素ナトリウム 30.0重量%
・緑茶エキス配合倍散剤 10.0重量%
・青色1号(粉末) 0.05重量%
・黄色202号の(1)(粉末) 0.10重量%
・液体香料(グリーン調) 0.5重量%
実施例2
実施例1と同一の緑茶エキス倍散剤、並びに下記の配合成分を用い、先ず香料と無水ケイ酸とをスーパーミキサー(高速ミキサー)にて混合し、粉末香料を調製した。そして、この粉末香料と、緑茶エキス倍散剤、炭酸水素ナトリウム及び黄色202号の(1)をリボンミキサーで均一になるまで混合して粉状入浴剤を得た。混合時に固化はなく、得られた粉状入浴剤にも偏析はみられなかった。
・緑茶エキス配合倍散剤 60.0重量%
・炭酸水素ナトリウム 37.9重量%
・黄色202号の(1)(粉末) 0.3重量%
・無水ケイ酸 0.8重量%
・液体香料(フルーティー調) 1.0重量%
比較例1
緑茶の葉を30%エタノール水溶液に入れ、緑茶エキスを抽出した。そして、下記の配合成分を用い、緑茶エキス及び香料以外を全てリボンミキサーで混合した。そして、得られた混合粉に上から緑茶エキス及び香料を滴下しながら更に混合を続けたが、充填機等の配管に混合粉の一部が付着し、流動性が無いものであった。
・乾燥硫酸ナトリウム 60.0重量%
・炭酸水素ナトリウム 38.25重量%
・緑茶エキス(液体) 0.6重量%
・青色1号(粉末) 0.05重量%
・黄色202号の(1)(粉末) 0.10重量%
・液体香料(グリーン調) 1.0重量%
比較例2
市販の緑茶エキスの粉体(フリーズドライ品;粒径50〜150μmに全量の約90%)、並びに下記の配合成分を用い、香料以外を全てリボンミキサーで混合した。そして、得られた混合粉の上から香料を滴下しながら更に混合し、香料が均一に分散するまで混合して粉状入浴剤を得た。得られた粉状入浴剤には、緑茶エキス粉体の偏析がみられた。
・乾燥硫酸ナトリウム 98.8重量%
・緑茶エキス粉体 0.6重量%
・黄色202号の(1)(粉末) 0.1重量%
・液体香料(グリーン調) 0.5重量%

Claims (2)

  1. 植物エキスを賦形剤で倍散してなる倍散剤を配合した粉状入浴剤であって、前記倍散剤が150〜355μmに粒度分布のピークを有することを特徴とする粉状入浴剤。
  2. 植物エキスとしてチャエキスを配合したことを特徴とする請求項1記載の粉状入浴剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010275212A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Earth Chem Corp Ltd 入浴剤およびスケール抑制方法

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