JP2006248404A - 自動車のセンタピラー構造 - Google Patents

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JP2006248404A
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JP2005068598A
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Atsushi Nakajima
淳 中島
Toshiyuki Nakajima
俊幸 中島
Takumi Hida
卓美 肥田
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor Corp
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

【課題】
側突等によるセンタピラーへの過大な入力に対してインナ側リトラクタ開口部の変形を防止した自動車のセンタピラー構造を提供する。
【解決手段】
アウタリーンフォースメント1にリヤドアのヒンジ座面4が凸状に形成され、これに連接してヒンジリテーナスポット座面2が凹状に形成されているリヤドアのヒンジ取付面を備えた自動車のセンタピラーにおいて、前記ンジリテーナスポット座面2の上下壁面3a、3bの稜線6の位置を前記ヒンジ座面4の上下壁面5a、5bの稜線7に対し相違させ、前記ヒンジリテーナスポット座面2の縦壁面3cを前記ヒンジ座面4の幅より広くして台形状のヒンジリテーナスポット座面2を形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のセンタピラー構造に関するものである。
従来、自動車のセンタピラーにおいて、図3及び図4で示すように、アウタリーンフォースメント1にリヤドアのヒンジ座面40と、これと連接してヒンジリテーナスポット座面20とが形成されているリヤドアのヒンジ取付面を備えている。前記ヒンジリテーナスポット座面20は上下壁面30a、30bと縦壁面30cにより凹状に形成されており、前記ヒンジ座面40は上下壁面50aにより凸状に形成されている。そして、ヒンジリテーナスポット座面20は上下壁面30a、30bの稜線60とヒンジ座面40の稜線70とは同じ位置で連続している。また、ヒンジ座面40の裏面にはヒンジリテーナ80がスポット溶接により取り付けられている構造が知られている。
上記従来構造のセンタピラーを備えた自動車を側突実験した結果、図4で示すように、センタピラーへの過大な力P1がヒンジ座面40に入力すると、ヒンジリテーナスポット座面20の稜線60とヒンジ座面40の稜線70との位置が一致しているため稜線60、70に応力集中し、稜線70の入力を稜線60が軸力方向に受けてしまい、ヒンジリテーナスポット座面20とヒンジ座面40との境界部位Bが初期に座屈する。しかし、局部的な座屈であるためにエネルギ吸収EAをせずにインナリーンフォースメント90側に大きな力が入力P2し、この入力P2が大きいとインナ側リトラクタ100の開口部への入力P3大きくなり、インナ側リトラクタ100の開口部の歪みが高まり、その結果インナリーンフォースメント90の変形Cにつながる恐れがあることが判明した。
特開2000−142467公報 特開2003−2234公報
本発明の目的は、側突等によるセンタピラーへの過大な入力に対してインナ側リトラクタの開口部の変形を防止した自動車のセンタピラー構造を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明は、請求項1に記載の通り、アウタリーンフォースメントにリヤドアのヒンジ座面が凸状に形成され、これに連接してヒンジリテーナスポット座面が凹状に形成されているリヤドアのヒンジ取付面を備えた自動車のセンタピラーにおいて、前記ヒンジリテーナスポット座面の上下壁面の稜線の位置を前記ヒンジ座面の上下壁面の稜線に対し相違させ、前記ヒンジリテーナスポット座面の縦壁面を前記ヒンジ座面の幅より広くして台形状のヒンジリテーナスポット座面を形成したことを特徴とするものである。
本発明によると、衝突等によるセンタピラーへの過大な入力をアウタリーンフォースメントとインナリーンフォースメとでエネルギ吸収し、インナ側リトラクタの開口部の歪みを低減して変形を防止するという効果を有している。
以下本発明を実施するための最良の形態について図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1はセンタピラーのアウタリーンフォースメントであり、リヤドアのヒンジ座面4を凸形状とし、これと連接してヒンジリテーナスポット座面2を凹状に形成されているリヤドアのヒンジ取付面を備えいる。
本発明は、前記ヒンジリテーナスポット座面2の上下壁面3a、3bの稜線6の位置を前記ヒンジ座面4の上下壁面5a、5bの稜線7に対し相違させ、前記ヒンジリテーナスポット座面2の縦壁面3cを前記ヒンジ座面4の幅より広くして台形状のリテーナスポット座面2を形成したことを特徴とするものである。
前記ヒンジ座面4の裏面には、図示省略しているが従来と同様にヒンジリテーナがスポット溶接により取り付けられている。
本発明は上記の通りの構造であるから、側突等によりセンタピラーへの過大な力がヒンジ座面4に入力P1する。しかし、ヒンジリテーナスポット座面2の稜線6の位置がヒンジ座面4の稜線7に対し相違して位置しているため、ヒンジ座面4の稜線7に集中した入力はヒンジリテーナスポット座面2の稜線6に直には入らず、しかも、ヒンジリテーナスポット座面2の上下壁面3a、3bが入力方向に対して上下方向に開いているので応力分散した形となり軸方向の入力を伝えにくく、ヒンジリテーナスポット座面2とヒンジ座面4との境界部位Bが初期に座屈することがなくなる。
従って、図4で示すアウタリーンフォースメント1とインナリーンフォースメント90とでエネルギ吸収EAし、インナリーンフォースメントへの入力P2を低減する。
その結果、インナリーンフォースメント90のリトラクタ開口部の歪みを低減し、インナリーンフォースメントの変形を防止するという従来の自動車のセンタピラー構造の問題点を解消した利点を有している。
本発明の要部斜視図 本発明の要部拡大斜視図 従来の要部斜視図 図3のA−A線断面図
符号の説明
1 センタピラーのアウタリーンフォースメント
2 ヒンジリテーナスポット座面
3a ヒンジリテーナスポット座面の上壁面
3b ヒンジリテーナスポット座面の下壁面ヒンジ座面の下壁面
3c 縦壁面
4 ヒンジ座面
5a ヒンジ座面の上壁面
5b ヒンジ座面の下壁面
6 ヒンジ座面の稜線
7 ヒンジリテーナスポット座面の稜線

Claims (1)

  1. アウタリーンフォースメントにリヤドアのヒンジ座面が凸状に形成され、これに連接してヒンジリテーナスポット座面が凹状に形成されているリヤドアのヒンジ取付面を備えた自動車のセンタピラーにおいて、前記ヒンジリテーナスポット座面の上下壁面の稜線の位置を前記ヒンジ座面の上下壁面の稜線に対し相違させ、前記ヒンジリテーナスポット座面の縦壁面を前記ヒンジ座面の幅より広くして台形状のヒンジリテーナスポット座面を形成したことを特徴とする自動車のセンタピラー構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6430722U (ja) * 1987-08-19 1989-02-27

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