JP2006248347A - 船舶の船尾部構造 - Google Patents

船舶の船尾部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006248347A
JP2006248347A JP2005066582A JP2005066582A JP2006248347A JP 2006248347 A JP2006248347 A JP 2006248347A JP 2005066582 A JP2005066582 A JP 2005066582A JP 2005066582 A JP2005066582 A JP 2005066582A JP 2006248347 A JP2006248347 A JP 2006248347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stern
rudder plate
propeller
ship
rudder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005066582A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tsutsumida
好亮 堤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2005066582A priority Critical patent/JP2006248347A/ja
Publication of JP2006248347A publication Critical patent/JP2006248347A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】水の抵抗を低減して、推進力及び推進速度の向上、燃費効率の向上を実現しうる船舶の船尾部構造を提供する。
【解決手段】船舶の船尾上部10aと船尾下部10bとの上下中間部10cにそれぞれの後端12a、12bよりも船首側に向けて凹む凹部14を設け、凹部14内に収納されるように配置され縦軸(26)回りに水平回転駆動自在に設けられた舵板16と、船尾下部10bの後端12bに取り付けられたプロペラ18と、を含み、側面視の凹部14の凹状輪郭24とプロペラ翼28とがそれぞれ舵板16と対向する部分との間(Gs,Gp)に大空隙を形成しないように舵板16が配置され、さらに、プロペラ翼28の後方には舵板16を含む何らの舵板に関連する構造物や装置を存在させないようにしたことを特徴とする船舶の船尾部構造1から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶が進行する際に受ける水抵抗を減少させる船尾部構造に関する。
従来の船舶の船尾部構造100は、例えば図5に示すように、プロペラ102の後方側に舵板104及び舵軸等が配置されて構成されている(例えば、特許文献1参照)。従来の船尾部構造100では、船尾下部側にプロペラボス106が設けられ、プロペラボス106の上部側からプロペラを迂回するようにスターンポスト107が曲成されつつ船尾上部のクラウン110に接続され、さらに後方に突出した船尾後端112に連続して一体的に設けられている。さらに、プロペラ102の翼とプロペラボス106の上方側とスターンポスト107とクラウン110との間には、間隙Sが形成されている。そして、舵板104を固定する舵軸109は船尾上部に片持ち支持状に支持されている。
2004−148972号公報
特許文献1のような従来の船尾部構造では、プロペラの後方側に舵板104等の構成物が配置されているから、該舵板自体が障害物となり、プロペラ推進力の損失、推進速度の損失、燃費効率の低下等の原因となっていた。さらに、船舶が航行する際に、プロペラ102前方側と船舶本体108との間に形成されている間隙S部分で乱流、渦流が発生するので、船舶が受ける水抵抗も大きくなり、推進力の損失、船舶速度の低下、燃費効率の低下等を生じるという問題があった。また、船尾後端112の直下部近傍に舵板104が配置されており、プロペラが船体本体に近接しているので図6、図7に示すように、船尾部の舷側114の水平断面視輪郭形状及び縦断面視輪郭形状を含む全体形状(特に舷側の下部側114a周辺の形状)が円弧状に複雑な曲線を帯びた形状となる結果、該舷側114a周辺部分の製造が難しく高い技術、煩雑な製造工程が必要となり、製造コストが高くつく上に、工期の長期化を招くものとなっていた。また、片持ち状の舵板を採用する大型船舶等では、舵板にかかる水圧も大きく、舵板の支持構造を堅牢なものとしなければならなかった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、船体の船尾部周辺、特にプロペラ周辺の水の抵抗を低減して、推進力及び推進速度の向上、さらには燃費効率の向上を実現しうる船舶の船尾部構造を提供することにある。さらに、他の目的は、複雑な曲線が少ない構造、低コストで製造できる船舶の船尾部構造を提供することにある。さらに、他の目的は、舵板に従来より大きな水圧がかからない構造及び舵軸に大きな負荷がかからない船舶の船尾部構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、船舶の船尾上部10aと船尾下部10bとの上下中間部10cにそれぞれの後端12a、12bよりも船首側に向けて凹む凹部14を設け、凹部14内に収納されるように配置され縦軸(26)回りに水平回転駆動自在に設けられた舵板16と、船尾下部10bの後端12bに取り付けられたプロペラ18と、を含み、側面視の凹部14の凹状輪郭24とプロペラ翼28とがそれぞれ舵板16と対向する部分との間(Gs,Gp)に大空隙を形成しないように舵板16が配置され、さらに、プロペラ翼28の後方には舵板16を含む何らの舵板に関連する構造物や装置を存在させないようにしたことを特徴とする船舶の船尾部構造1から構成される。船尾上部、船尾下部及び上下中間部の凹部の具体的な形状は任意でよく、製作上または水抵抗等を考慮して適宜形成することとしてもよい。側面視での凹部輪郭と舵板との間の空隙幅は、全体的に略一定に設けてもよく、例えば、後方に向けてわずかに幅広くなるなどの不均一になるように形成してもよい。船尾部構造は、小型、中型、大型船舶等いずれの形態にも適用することができるが、特に、一般商船で高速度を要求される船舶、例えば、コンテナ船、冷凍運搬船などに適用すると効果的である。
また、凹部14は船首方向Xに向けて一部矩形形状となるように横長形状に凹設され、舵板16は凹部形状に対応して横長四角形状に形成されたこととしてもよい。舵板は長方形、台形、平行四辺形、その他の四角形状に設けることとしても良い。
また、舵板16の横方向長さの中間位置を舵軸26に固定したこととしてもよい。
本発明は、船舶の船尾上部と船尾下部との上下中間部にそれぞれの後端よりも船首側に向けて凹む凹部を設け、凹部内に収納されるように配置され縦軸回りに水平回転駆動自在に設けられた舵板と、船尾下部の後端に取り付けられたプロペラと、を含み、側面視の凹部の凹状輪郭とプロペラ翼とがそれぞれ舵板と対向する部分との間に大空隙を形成しないように舵板が配置され、さらに、プロペラ翼の後方には舵板を含む何らの舵板に関連する構造物や装置を存在させないようにした構成であるから、船舶が航行する際の船尾部周辺の水の抵抗を低減でき、推進力の損失の防止、船舶速度の増加、燃費効率向上を実現できる。特に、舵板をプロペラよりも前方側に設け、プロペラ後方に水流の障害物となる構成物及び装置を配置させない構成としているので、船舶の推進効率を大幅に向上させることができる。同時に、船舶の直進時にプロペラ回転による舵板にかかる水圧がなく、小さな負荷及び駆動力でスムーズに操舵できる。さらに、船尾部全体の形状を複雑な曲面の少ない簡単な構造で製造できるから、低コストで船舶を建造することできる。また、例えば、タンカーのような一般商船でも、舵板にかかる大きな水圧に耐えうる操舵構成を備えた船尾部構造を製造できる。
また、凹部は船首方向に向けて一部矩形形状となるように横長形状に凹設され、舵板は凹部形状に対応して横長四角形状に形成された構成とすることにより、一般商船であっても船尾部構造を堅牢化または複雑化することなく、舵板としての操舵機能を実効しうる舵板面積を有効に確保できる。
また、舵板の横方向長さの中間位置を舵軸に固定した構成とすることにより、舵板が回転動する際の回転モーメントが少なく、小さな負荷及び駆動力でスムーズに操舵できる構成を簡単かつ具体的に実現できる。
以下添付図面を参照しつつ本発明の船舶の船尾部構造について説明する。本発明の船舶の船尾部構造は、例えば、タンカー、貨物船等の一般商船の船舶本体後部側に舵板、操舵装置及びプロペラを有する船尾部構造に好適に適用され、船舶が航行する際の水の抵抗を大幅に低減させ推進力の増大並びに船速の向上を図れる船舶の船尾部構造である。
図1、図2は、本発明の船舶の船尾部構造の実施形態を示している。図1、図2に示すように、本実施形態において、船舶の船尾部構造1は、船舶の船尾上部10aと船尾下部10bとの上下中間部10cにそれぞれの後端12a、12bよりも船首側に向けて凹むように設けられた凹部14と、凹部14内に配置される舵板16と、船尾下部10bの後端12bに取り付けられたプロペラ18と、を含む。見方を変えると、本発明の船舶の船尾部構造は、船尾端形状を船尾後方に向けて突出する上船尾突部111と下船尾突部113と、それらの中間に船首方向に凹設された凹部14を有する形状とし、その凹部14内に縦軸回りに回転する舵板16を余分な空隙を形成しないような態様で収容状に配置し、さらに下船尾突部113の突端側にプロペラ18を取り付けた構成である。なお、船尾端形状は中間に船首方向に凹む凹部14を有する2連の船尾突部を上下に配置させた形状ともいえる。
図1において、本実施形態では、船舶本体20の後部に一体的に設けられている船尾部10は、デッキに連続した船尾上部10aと、船底に連続した船尾下部10bとを船舶本体20から船尾後方に突出させつつ、それらの上下中間部10cに船首側に向けて凹設された凹部14を有する船尾端形状を含む。すなわち、本実施形態では、船尾部10の側面視の全体形状が上下中間位置で横向きに凹むようにコ字状に設けられている。
船尾下部10bは、船体本体20と一体的に構成され、強度を有するように設けられた下船尾突部113であり、該下船尾突部113は、横方向を長手とするプロペラ軸30と主機関(図示せず)からの回転駆動力をプロペラ軸30に伝達する中間軸32と、これらを回転自在に支持する支持台34等を収容する軸収容部である。プロペラ軸30は、支持台34に支持されている。下船尾突部113は、側面視刃先端状に形成され、船底側から上がり傾斜となって上部の船尾端側にプロペラ軸30を貫通支持するプロペラボス22を取り付けている。そして、プロペラボスから突出したプロペラ軸30の先端にプロペラ18が固定されている。プロペラ18は、翼28を有し、図示しない船体内の主機関からの回転駆動力により横方向を軸として回転する。本実施形態では、図3に示すように、下船尾突部113を含む船尾部下部側の舷側114の水平断面(図1上、A−A線矢視)の輪郭形状は、従来のような円弧状でなく船体本体側からプロペラ18が配置される船尾後端まで直線状に近い形状で形成される。
船尾上部10aは、船体本体20のデッキ35と舷側とに連続する船尾側上部の船体構造であり、上船尾突部111とされる。本実施形態では、該船尾上部10aは船舶本体に連続し側面視で矩形状に突出するとともに、平面視では図2に示すように先端に円弧部121を有する山形状を呈している。本実施形態では上船尾突部111の下面側は、後端12aから船首方向Xに向けてわずかに斜め下方に傾斜するように設けられている。船尾上部10aには、例えば舵板16を取り付けた舵軸26の図示しない操舵用駆動装置が内蔵されている。
船尾上部10aと、船尾下部10bとの上下中間部10cに横方向に向けて凹部14が形成されている。すなわち、船尾方向に突出する上船尾突部111と下船尾突部113との上下中間位置に船首方向に向けて凹となる凹部14が配置されている。凹部14は、上船尾突部111の下面と共通する上側面視辺141と、下船尾突部113の上面と共通する下側面視辺142と、それぞれの上側面視辺141と下側面視辺142との船首端側でそれらを縦方向に結ぶ奥側面視辺143と、により横側を開放するコ字状の舵板収容手段であり、少なくとも船体の側面視において、凹部14の中に舵板16を収容させるように配置させる。本実施形態において、凹部14は、水平な断面で見た場合に、図2に示す上船尾突部111と同様の、先端に円弧部121を有する山形形状をそのまま高さ方向に立体化した略立体二等辺三角形の空隙である。本実施形態では上船尾突部111の下面側は、後端12aから船首方向Xに向けてわずかに斜め下方後方側から船首方向Xに向けて、例えば、一部矩形形状となるような横長形状に凹設されている。一方では、図1において、凹部14は船尾後方側に向けて徐々に幅広く形成されて船尾後端側となる側面視辺側を開放している。
図1に示すように、上限中間に舵板収容部としての凹部14を形成させるように、上船尾突部及び下船尾突部111,113を船尾後方側に向けて船尾端を突設させるから、舵板16の大きさを確保し、充分な凹部空隙とするために上船尾突部及び下船尾突部111,113は船尾後方側に向けて充分な突出長さで船尾端から突設されている。すなわち、従来のように舵板を取り付けた舵軸が船尾端に近接して設けられることにより、舷側からの水流の剥離を緩やかに生じさせるために円弧状に形成していたものを、舵軸を船舶中央寄り位置に設定させているから、船尾部における舷側部分の平面輪郭形状を円弧状とせずに直線状にして構築させることができる。図4での一点鎖線200に対応した位置での平面輪郭形状は、図3に示すように直線状に形成されており、船尾部の下部側での舷側の外板形状(114a)が、断面視で直線状となり、外板自体は平面に近い形状となる。これにより、図3、図4に示すように、本実施形態では、船尾部形状を従来のような円弧形状の複雑な曲面としないで直線状に構成し得るので、一般商船の建造において、船尾構造全体の外板の曲げ加工、小組立及び大組立が簡単となり、製造コストを低廉にし、工期短縮を達成し得る。
図1において、舵板16は、凹部14内に収納されるように配置され、船尾上部10a及び船尾下部10cに支持される舵軸26を介して、縦軸回りに水平回転駆動自在に設けられている。舵板16は、側面視での凹部輪郭24と対向する部分との間Gsに大空隙を形成しないように設けられ、本実施形態では、横長の凹部14形状に対応して横長四角形状に形成されている。図1において、舵板16は、該凹部を略閉鎖するように側面視で後端16d側に向けて徐々に高さが高くなるように形成されており、舵板16との凹部輪郭24との間Gsは略一定幅の幅狭空隙が形成される。本実施形態では、舵板16は、例えば、凹部輪郭24との間Gsに舵板16自身が回転駆動できる程度の空隙であって、かつ余分な空隙が形成されないような幅狭の空間を形成するように設けられている。舵板16と凹部14との間Gsを小さな空隙とすることにより、船舶が航行する際に、該空隙部分での乱流、渦流の発生を抑制し推進力低下を防止する。さらに、本実施形態では、舵板16の後端16dは、船尾下部10bの後端と横方向位置が略揃うような位置に設定されている。すなわち、舵板の後端16dとプロペラ翼28(実際にはプロペラは回転するので、そのプロペラ翼の回転領域)とが近接して配置されおり、舵板16とプロペラ翼28とが対向する部分の間Gpに大空隙を形成しないように設けられている。本実施形態では、舵板後端16dとプロペラ翼28との間Gpは、舵板16及びプロペラ18が回転駆動することによる乱流、渦流ができない程度の幅狭い空隙が形成されており、船舶が航行する際の該空隙部分での乱流、渦流の発生を防止するように設けられている。本実施形態では、舵板16を上述のように横長形状に設けることで、簡単な構成で舵機能が有効に働く舵板面積を確保できる。例えば、貨物船等の一般商船であっても、船尾部を堅牢化または複雑化させることなく、船舶の長さを利用した効率よい配置構成を実現できる。なお、舵板16は凹部14の形状と対応してそれらの間に大空隙を形成させないように設けられるが、舵板及び凹部形状、大きさは任意でよい。
本実施形態では、舵板16は従来のようにその一端側に舵軸を固定するのではなく、横方向長さの中間位置において舵軸26を固定している。これにより、操舵装置等を介して舵板16を水中で回動させる際の回転モーメントが小さくて済み、横長形状の舵板でも操舵用駆動装置にかかる負荷が小さく、小さな駆動力でスムーズに操舵できる。また、喫水に対する舵板面積を充分な大きさのもので設定することができ、舵利き性能を良好に保持し得る。本実施形態では、舵軸26は、上船尾突部111の下面側の横方向の略中間位置に設けられた軸受38と、下船尾突部113側に設けた軸受40により水平回転自在に軸支されている。これにより、タンカー等の一般商船についても舵板にかかる大きな水圧に十分耐えうる舵軸構成を実現できる。なお、舵軸の舵板への固定位置は、横方向長さの中間位置に限らず、船首側寄り位置、または船尾後方側寄り位置でも良い。
本実施形態では、上記のように舵板16は、プロペラ翼28の前方側に配置して設けられており、舵軸26の中心を通る垂線をAPとすると、垂線APよりも後方側にプロペラ18が配置されている。したがって、本実施形態では、プロペラ翼28の後方には舵板16を含む何らの舵板に関連する構造物や装置を存在させないようにしている。これにより、船舶が進行する際に、プロペラ18の回転により生じる船舶推進用の水流の障害物となるものが全くないので、推進力を大幅に増大させ、同時に船舶の実効速度をあげ、かつ、燃費効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のようにプロペラの後方側に舵板を含む他の部材を一切取り付けずに推進力向上を図れる上に、凹部の輪郭部分と舵板16との間Gs、及び舵板の後端16dとプロペラ翼28との間Gpに余分な大きさの間隙が形成されないから、これらの間隙部分に乱流、渦流を発生して推進力低下を生じさせない結果、基本的な推進力を大幅に向上させ、かつ船速アップを実現し、ひいては燃費効率の向上を図れる。同時に、船舶の建造時の舷側輪郭形状を直線状に構成し得るから、製造コストを大幅に低減できる。さらに工期短縮が可能となる。
以上説明した本発明の船舶の船尾部構造は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明は、例えば、タンカー、コンテナ船、貨物船、旅客船等の船体後部側に推進装置及び操舵装置を有する船舶の船尾部構造に好適に適用できる。
本発明の実施形態に係る船舶の船尾部構造の側面視説明図である。 図1の船尾部構造を上方側から見た説明図である。 図1の船尾部構造のA−A線矢視図の船体輪郭線形状を概略して示す説明図である。 図1の船尾部構造のB−B線矢視図の船体輪郭線形状を概略して示す説明図である。 従来の船尾部構造の側面図である。 図5の従来の船尾部構造のC−C線矢視図の船体輪郭線形状を概略して示す説明図である。 図5の従来の船尾部構造のD−D線矢視図の船体輪郭線形状を概略して示す説明図である。
符号の説明
10 船尾部構造
10a 船尾上部
10b 船尾下部
10c 船尾部の上下中間部
12a 船尾上部の後端
12b 船尾下部の後端
14 凹部
16 舵板
18 プロペラ
24 凹状輪郭
26 舵軸
28 プロペラ翼

Claims (3)

  1. 船舶の船尾上部と船尾下部との上下中間部にそれぞれの後端よりも船首側に向けて凹む凹部を設け、
    凹部内に収納されるように配置され縦軸回りに水平回転駆動自在に設けられた舵板と、
    船尾下部の後端に取り付けられたプロペラと、を含み、
    側面視の凹部の凹状輪郭とプロペラ翼とがそれぞれ舵板と対向する部分との間に大空隙を形成しないように舵板が配置され、
    さらに、プロペラ翼の後方には舵板を含む何らの舵板に関連する構造物や装置を存在させないようにしたことを特徴とする船舶の船尾部構造。
  2. 凹部は船首方向に向けて一部矩形形状となるように横長形状に凹設され、
    舵板は凹部形状に対応して横長四角形状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の船舶の船尾部構造。
  3. 舵板の横方向長さの中間位置を舵軸に固定したことを特徴とする請求項2記載の船舶の船尾部構造。
JP2005066582A 2005-03-10 2005-03-10 船舶の船尾部構造 Pending JP2006248347A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005066582A JP2006248347A (ja) 2005-03-10 2005-03-10 船舶の船尾部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005066582A JP2006248347A (ja) 2005-03-10 2005-03-10 船舶の船尾部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006248347A true JP2006248347A (ja) 2006-09-21

Family

ID=37089293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005066582A Pending JP2006248347A (ja) 2005-03-10 2005-03-10 船舶の船尾部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006248347A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308140A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Sumitomo Heavy Industries Marine & Engineering Co Ltd 船舶
CN113443072A (zh) * 2021-07-21 2021-09-28 上海外高桥造船有限公司 一种船舶尾柱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308140A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Sumitomo Heavy Industries Marine & Engineering Co Ltd 船舶
CN113443072A (zh) * 2021-07-21 2021-09-28 上海外高桥造船有限公司 一种船舶尾柱
CN113443072B (zh) * 2021-07-21 2022-05-06 上海外高桥造船有限公司 一种船舶尾柱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2781122T3 (es) Dispositivo de gobierno y procedimiento de gobierno para el mismo
JP4789953B2 (ja) 船舶用推進システム
JP4717857B2 (ja) 船舶用ダクト及び船舶
EP2163471B1 (en) Propulsion and steering arrangement
US7192322B2 (en) Line design and propulsion system for a directionally stable, seagoing boat with rudder propeller drive system
JP5453625B2 (ja) 二軸推進器付船舶
WO2010073319A1 (ja) 船舶用ダクト及び船舶
CN102066193A (zh) 包括舵和螺旋桨的组件
JP2006248347A (ja) 船舶の船尾部構造
CN113179636B (zh) 操舵装置
US11518483B2 (en) Trim tab for a ship and a ship with the trim tab
KR20120138439A (ko) 선박용 러더 및 이를 구비한 선박
JP4820393B2 (ja) ビルジキール
US8881666B2 (en) Ship
US11427284B1 (en) Personal watercraft hull
JP2005239083A (ja) ポッド型推進器およびこれを備えた船舶
JP6841540B1 (ja) スラスター配置船尾構造
JP5030884B2 (ja) 船尾形状
JP4703244B2 (ja) 舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵船舶
JP3934337B2 (ja) ポッド型推進器
JP4362519B2 (ja) 舶用一軸二舵システムおよび一軸二舵船舶
JP2010195302A (ja) 2軸2舵船
CN109070981B (zh) 多轴船的推进装置
EP2692628A1 (en) Ship with a propeller and a rudder mounted in a recess, whereby the rudder is oriented towards the bow
JP2007050873A (ja) スターンフレームタグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061218

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20070428

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20070524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070925