JP2006246689A - 携帯機器の電源制御方法及び携帯機器の電源制御回路 - Google Patents
携帯機器の電源制御方法及び携帯機器の電源制御回路 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 バックアップ電源がバックアップに必要な電圧より低くなると、遅延情報及びOn/OFF情報を初期化することにより、ハードウェアで設定した初期状態によりメイン電源が立ち上がるので、バックアップ電源の電圧がバックアップに必要な電圧以下になった場合でも対処することができる。
【選択図】 図1
Description
そこで、本発明の目的は、バックアップ電源の電圧がバックアップに必要な電圧以下になった場合でも対処することができる携帯機器の電源制御方法及び携帯機器の電源制御回路を提供することにある。
本発明の特徴は、携帯電話機などの携帯型通信機器において、電池パックを取り付ける場合や、充電により電池電圧が高くなったときに、あらかじめ指定された電源をOn、もしくはシーケンシャルに電源を立ち上げる電源制御方法及び電源制御回路である。
〔実施形態〕
本実施形態の携帯機器の電源制御方法は、On/OFFの順序、遅延情報及び時計情報に基づいて携帯機器の各回路へのメイン電源からの電圧をOn/OFFし、バックアップ電源で時計機能を保持する携帯機器の電源制御方法であって、バックアップ電源がバックアップに必要な電圧より低くなると、遅延情報及びOn/OFF情報を初期化することを特徴とする。
本発明に係る携帯機器の電源制御方法を適用した携帯機器の電源制御回路の一実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施例である携帯機器のブロック図である。
同図に示す携帯機器は、メイン電源としてのメイン電池1と、携帯機器を構成する各デバイスに電圧を供給する電源回路2と、モデムや無線機などの通信系のデバイス3と、LCD(液晶表示素子)などの表示デバイスの表示部4と、音源や、カメラなどのアプリケーションデバイス5と、キーパッドなどのデータ入力部6と、電源系などのシステムを制御するCPUやメモリなどの制御系デバイス7と、各デバイスのIOやその他のデバイス8と、バックアップ電池13の給電の際に電流の逆流を防ぐためのダイオード9と、メイン電池1が電池格納部から外れても、バックアップ電池13で駆動する時計機能10と、時計機能10及び電源回路2にクロックを供給するための発振回路11と、バックアップ電池13の充電の際の充電電流を制限するための制限抵抗12と、メイン電池1が無いとき(交換等で外されているとき)に時計機能10及び発振回路11を駆動させるためのバックアップ電池13と、ボルテージディテクタなどの電池電圧を検出するための検出手段14と、バックアップ電池の電圧を検出するための他の検出手段15とで構成されている。
図中の太線は電源ラインを示し、細線は信号ラインを示している。電源21〜電源26に関して、電源ラインは入力を電池電圧として、そのある一定の電圧にして各デバイスに供給している。
遅延回路の一つの手法として、アナログ的にコンデンサと抵抗により、時定数によって遅延を発生させる。アナログによる遅延回路は信号入力に対して、バッファ28202〜28204と、抵抗28205〜28207と、コンデンサ28208〜28210から構成される。
従来の携帯機器における電源制御では、電池電圧検出手段14がある一定の電圧を検出もしくは解除すると、それによってすべての電源が立ち上がる、もしくは電源制御ロジックのデフォルトによってOn/OFFするようになっている。この制御の場合、立ちあがる電源はハードウェアによって決まってしまうため、電源の立ち上がりの順序の必要なデバイスが接続される場合は、ハード的に変更が必要になってしまう。
本発明に係る携帯機器の電源制御方法の第1の実施例における動作の説明を図6の電源制御設定シーケンスを基に述べる。
電池電圧が解除状態において、制御部7に電源が投入されているときにおいて、制御部7から電源回路2の初期設定回路に対し、指定された電源のOn/OFF設定、及び遅延量の設定を行う(ステップA1)。
電池電圧が上昇したとき、初期設定回路28に設定された情報をもとに指定された電源がOnし、またある電源に関してはある一定の遅延量をもって立ち上がっていることを示している。
本発明に係第1の実施例における初期設定回路28と比較して、OR回路286と、遅延回路287と、遅延情報288とが追加されていることが分かる。これらの追加された回路はすべてバックアップ電池によって駆動する。
遅延回路287とOR回路286により、電池電圧検出手段15において電池電圧が低下し、検出されるタイミングを遅延させる回路になっており、遅延回路287の構成としては、図4(a)、(b)と同様な回路で構成される。遅延量に関しては、制御系デバイス7によってプログラマブルに遅延情報回路288に設定される。
(1)プログラマブルに電源制御を設定しておくことで、接続されるデバイスの電源投入順序の制約を満たすことができる。
2 電源回路
3 デバイス
4 表示部
5 アプリケーションデバイス
6 データ入力部
7 制御系デバイス
8 その他のデバイス
9 ダイオード
10 時計機能
11 発振回路
12 制限抵抗
13 バックアップ電池
14 検出手段
15 他の検出手段
Claims (8)
- On/OFFの順序、遅延情報及び時計情報に基づいて携帯機器の各回路へのメイン電源からの電圧をOn/OFFし、バックアップ電源で時計機能を保持する携帯機器の電源制御方法において、
前記バックアップ電源がバックアップに必要な電圧より低くなると、前記遅延情報及び前記On/OFF情報を初期化することを特徴とする携帯機器の電源制御方法。 - On/OFFの順序を、遅延情報及び時計情報に基づいて携帯機器の各回路へのメイン電源からの電圧をOn/OFFし、バックアップ電源で時計機能を保持する携帯機器の電源制御方法において、
バックアップロジックにて前記メイン電源の立ち上げ時のシーケンスをプログラマブルに行うと共に、
前記バックアップ電源がバックアップに必要な電圧より低くなると、前記遅延情報及び前記On/OFF情報を初期化することを特徴とする携帯機器の電源制御方法。 - On/OFFの順序を、遅延情報及び時計情報に基づいて携帯機器の各回路へのメイン電源からの電圧をOn/OFFし、バックアップ電源で時計機能を保持する携帯機器の電源制御方法において、
前記メイン電源の立ち上げ時にOn/OFF情報をプログラマブルに設定すると共に、
前記バックアップ電源がバックアップに必要な電圧より低くなると、前記遅延情報及び前記On/OFF情報を初期化することを特徴とする携帯機器の電源制御方法。 - On/OFFの順序情報を格納する順序情報格納手段と、
遅延情報を格納する遅延情報格納手段と、
時計情報を提供する時計手段と、
前記各順序情報、前記遅延情報、及び前記時計情報に基づいて携帯機器の各回路へのメイン電源からの電圧をOn/OFFし、バックアップ電源で時計機能を保持する携帯機器の電源制御回路において、
前記バックアップ電源の電圧を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出される電圧がバックアップに必要な電圧より低くなると、前記遅延情報及び前記On/OFF情報を初期化する初期化手段とを備えたことを特徴とする携帯機器の電源制御回路。 - On/OFFの順序情報を格納する順序情報格納手段と、
遅延情報を格納する遅延情報格納手段と、
時計情報を提供する時計手段と、
前記各順序情報、前記遅延情報、及び前記時計情報に基づいて携帯機器の各回路へのメイン電源からの電圧をOn/OFFし、バックアップ電源で時計機能を保持する携帯機器の電源制御回路において、
前記メイン電源の立ち上げ時のシーケンスをプログラマブルに行うバックアップロジックと、
前記バックアップ電源の電圧を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出される電圧がバックアップに必要な電圧より低くなると、前記遅延情報及び前記On/OFF情報を初期化する初期化手段とを備えたことを特徴とする携帯機器の電源制御回路。 - On/OFFの順序情報を格納する順序情報格納手段と、
遅延情報を格納する遅延情報格納手段と、
時計情報を提供する時計手段と、
前記各順序情報、前記遅延情報、及び前記時計情報に基づいて携帯機器の各回路へのメイン電源からの電圧をOn/OFFし、バックアップ電源で時計機能を保持する携帯機器の電源制御回路において、
前記メイン電源の立ち上げ時にOn/OFF情報をプログラマブルに設定する設定手段と、
前記バックアップ電源の電圧を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出される電圧がバックアップに必要な電圧より低くなると、前記遅延情報及び前記On/OFF情報を初期化する初期化手段とを備えたことを特徴とする携帯機器の電源制御回路。 - 前記遅延手段は、少なくとも1つのバッファ回路と、該バッファ回路の出力側に接続された微分回路とを備えたことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の電源制御回路。
- 前記遅延手段は、水晶発振回路と、該水晶発振回路の出力側に接続された少なくとも1つのフリップフロップ回路とを備えたことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項記載の電源制御回路。
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