JP4347661B2 - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Description

この発明は、各種電子機器などの電源用に用いられるスイッチングレギュレータに係り、詳しくは、スイッチングレギュレータのスイッチング周期と非同期で入力されるスリープ信号によってスイッチングレギュレータの動作を停止する際に、スリープ信号をスイッチング周期に同期させることによって過大電流やオーバーシュート電圧の発生を防止することができる降圧型スイッチングレギュレータに関する。
近年、携帯電話やデジタルカメラなど、電池を電源とした携帯機器の電源回路としては、高効率でしかも小型化が可能な、インダクタを用いた非絶縁型の降圧型スイッチングレギュレータ(以下、スイッチングレギュレータという。)が広く用いられている。
しかし、スイッチングレギュレータは、定格負荷においては高効率であるが、スイッチングレギュレータ自体の消費電流は比較的多いため、機器が待機状態、あるいは、スリープモードなどの低消費電流動作の場合は、著しく効率を低下させてしまう。そのため、待機状態やスリープモードの場合は、スイッチングレギュレータの動作を停止して、電池の電圧を直接機器の回路に供給したり、低消費電流で動作するシリーズレギュレータに切り換えたりしていた。電源を供給する負荷の大きさ等に応じてスイッチングレギュレータとシリーズレギュレータを切り替えて作動させ、消費電力の低減を図った直流安定化電源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
待機状態やスリープモードの場合には、動作が停止する従来のスイッチングレギュレータの構成を図3に示す。図3は、待機状態やスリープモードの場合には、動作が停止するスイッチングレギュレータを示す回路図である。図4は、図3に示すスイッチングレギュレータの回路の動作を示すタイミングチャートである。
スイッチングレギュレータ1のDC−DCコンバータ10の端子LXと出力端子Voutとの間には、インダクタ(L1)が接続され、出力端子Voutと接地(GND)との間にはコンデンサ(C1)が接続されている。出力端子Voutから負荷に電力が与えられる。また、図示はしないが、出力端子Voutには、スイッチングレギュレータ1の動作を停止した際に、機器の回路に電圧を供給するために、シリーズレギュレータ等の出力から電力が与えられる。インダクタ(L1)とコンデンサ(C1)は平滑回路を構成し、また、コンデンサC1はシリーズレギュレータの出力電圧を安定させる働きもする。
図示はしないが、DC−DCコンバータ10の電源端子(Vdd)とGNDとの間には直流電源が接続されている。そして、図示しない、負荷のとなる機器本体より、機器が待機状態、あるいは、スリープモードなどの低消費電流動作の場合に、スイッチングレギュレータ1とシリーズレギュレータを切り替えて作動させるように制御される。
スイッチングレギュレータ1は、入力端子(電源電圧Vdd)が与えられる第1のスイッチング素子11、同期整流用の第2のスイッチング素子12、インダクタ(L1)、コンデンサ(C1)、第1のスイッチング素子11をドライブするためのPchドライブ回路13、第2のスイッチング素子12をドライブするためのNchドライブ回路14、発振回路19、スリープ信号(SLPb)を反転するインバータ(INV)19aを備える
Pchドライブ回路13は、3入力ノア回路(NOR)13a、2入力ノア回路(NOR)13b、2入力ナンド回路(NAND)13d、2つのインバータ(INV)13c、13eと、PchMOSトランジスタ13f及びNchMOSトランジスタ13gで構成されている。
3入力ノア回路(NOR)13aには、発振回路19からのクロック信号、インバータ(INV)19aで反転されたスリープ信号並びにNchドライブ回路14の出力が与えられる。
3入力ノア回路(NOR)13aの出力は、2入力ノア回路(NOR)13bと2入力ナンド回路(NAND)13dに与えられる。2入力ノア回路(NOR)13bの出力はインバータ(INV)13cを介してPchMOSトランジスタ13fのゲート及び2入力ナンド回路(NAND)13dに与えられる。2入力ナンド回路(NAND)13dの出力はインバータ(INV)13eを介してNchMOSトランジスタ13gのゲート及び2入力ノア回路(NOR)13bに与えられる。PchMOSトランジスタ13fの一端はVddに接続され、他端はNchMOSトランジスタ13gを介してGNDに接続される。PchMOSトランジスタ13fとNchMOSトランジスタ13gの接続点からPchドライブ回路13の出力PHSが出力され、第1のスイッチングトランジスタ11のゲートに与えられる。
Nchドライブ回路14は、3入力ナンド回路(NAND)14a、2入力ノア回路(NOR)14b、2入力ナンド回路(NAND)14d、2つのインバータ(INV)14c、14eと、PchMOSトランジスタ14f及びNchMOSトランジスタ14gで構成されている。
3入力ナンド回路(NAND)14aには、発振回路19からのクロック信号、スリープ信号並びにPchドライブ回路13の出力が与えられる。
3入力ナンド回路(NAND)14aの出力は、2入力ノア回路(NOR)14bと2入力ナンド回路(NAND)14dに与えられる。2入力ノア回路(NOR)14bの出力はインバータ(INV)14cを介してPchMOSトランジスタ14fのゲート及び2入力ナンド回路(NAND)14dに与えられる。2入力ナンド回路(NAND)14dの出力はインバータ(INV)14eを介してNchMOSトランジスタ14gのゲート及び2入力ノア回路(NOR)14bに与えられる。PchMOSトランジスタ14fの一端はVddに接続され、他端はNchMOSトランジスタ14gを介してGNDに接続される。PchMOSトランジスタ14fとNchMOSトランジスタ14gの接続点からNchドライブ回路14の出力NLSが出力され、第2のスイッチングトランジスタ12のゲートに与えられる。
発振回路19から出力されるクロック信号がローレベルのときは、Pchドライブ回路13の出力電圧(PHS)とNchドライブ回路14の出力電圧(NLS)が共にローレベルになるので、第1のスイッチング素子11がオン、第2のスイッチング素子12がオフとなる。また、クロック信号がハイレベルのときは、Pchドライブ回路13の出力電圧(PHS)とNchドライブ回路14の出力電圧(NLS)が共にハイレベルになるので、第1のスイッチング素子11がオフ、第2のスイッチング素子12がオンとなる。なお、両ドライブ回路内ではPchとNchのMOSトランジスタ(13f、13g、14f、14g)が同時にオンしないように、クロック信号が変化した直後はPchとNchのMOSトランジスタ(13f、13g、14f、14g)を共にオフになるように制御している。
さらに、第1のスイッチング素子11と第2のスイッチング素子12も同時にオンしないように、クロック信号が変化した直後は両スイッチング素子を共にオフになるように制御している。
スリープ信号(SLPb)がハイレベルからローレベルになると、即ち、スリープ期間中は、Pchドライブ回路13の出力(PHS)をハイレベルに、Nchドライブ回路14の出力(NLS)をローレベルに設定する。このため、第1のスイッチング素子11と第2のスイッチング素子12は共にオフとなり、スイッチングレギュレータ1の動作は停止する。
次に、図3の回路動作について、図4のタイミングチャートを参照しながら説明を行う。
スリープ信号(SPLb)がハイレベル、即ち、スリープモードが解除されており、定格モード動作の場合は、発振回路19からクロック信号が出力される。
3入力ノア回路(NOR)13aと3入力ナンド回路(NAND)14aの入力には、発振回路19の出力が接続されているので、出力されるクロック信号は、両3入力ノア回路(NOR)13aと3入力ナンド回路(NAND)14aを通って、第1のスイッチング素子11のゲート(PHS)と第2のスイッチング素子12のゲート(NLS)に印加され、スイッチングレギュレータ1の動作を行っている。
スリープ信号(SLPb)がハイレベルからローレベルになると、即ち、スリープ期間になると、発振回路(OSC)18が動作を停止する。
また、この期間は、この信号が3入力ノア回路(NOR)13a、インバータ(INV)13bを介して、第1のスイッチング素子11のゲート電圧(PHS)をハイレベルに保ち、第1のスイッチング素子11をオフにする。さらに、インバータ(INV)19、3入力ナンド回路(NAND)14a、インバータ(INV)14bを介して第2のスイッチング素子12のゲート電圧(NLS)をローレベルに保に設定する。このため、第1のスイッチング素子11と第2のスイッチング素子12は共にオフとなり、スイッチングレギュレータ1の動作は停止する。
特開2003−216247号公報
ところで、上記スイッチングレギュレータ1を集積回路にした場合、第2のスイッチング素子12に並列に図3の一点鎖線で示すような寄生ダイオード(D1)が作り込まれることになる。
スリープ信号(SLPb)が第1のスイッチング素子11がオンしているタイミングで入力された場合は、スリープ信号(SLPb)に応じて生成された制御信号により第1のスイッチング素子11がオフしてもインダクタ(L1)の電流は現状の電流を流そうとするので、第2のスイッチング素子12に並列に作り込まれているダイオード(D1)を通して電流が流し続けようとする。この結果、出力電圧(Vout)が上昇すると共に、最悪、寄生ダイオード(D1)を破壊してしまうという問題があった。
この発明は、上記した従来の問題点を解消するためになされたものにして、スイッチングレギュレータの停止直後に、スイッチングレギュレータの集積回路に形成される寄生ダイオードの破壊を防止し、装置の損傷等を回避することをその課題とする。
この発明のスイッチングレギュレータは、上記課題を解決するため、入力電圧が与えられる入力端子と出力端子の間に第1のスイッチング素子とインダクタを直列に接続し、前記第1のスイッチング素子と前記インダクタの交点とGND間に、同期整流用の第2のスイッチング素子を接続し、前記第1のスイッチング素子のオン期間に前記インダクタに蓄えたエネルギーをオフ期間に前記同期整流用の第2のスイッチング素子を介して放出することで、前記入力電圧を所定の電圧に変換して出力するスイッチングレギュレータにおいて、前記スイッチングレギュレータの動作を制御する制御手段と、前記スイッチングレギュレータのスイッチングを行うためのクロック信号を出力する発振手段と、前記スイッチングレギュレータのスイッチング周期と非同期で出力された前記スイッチングレギュレータの動作を停止するためのスリープ信号をスイッチング周期に同期させる同期化回路と、を備え、前記制御手段は、前記同期回路から出力される信号に応じて前記第2のスイッチング素子がオンからオフに移行した後、前記スイッチングレギュレータの動作を停止するように制御することを特徴とする。
上記した構成によれば、スイッチングレギュレータの動作を停止する場合に、同期整流用の第2のスイッチング素子がオンからオフに移行した後のタイミングで行うようにしたので、インダクタに流れる電流が最小の時にスイッチングレギュレータを停止することになり、寄生ダイオードに流れる電流を最小にすることができると共に、出力電圧の上昇も抑えることができる。
前記同期化回路は、前記発振手段から出力されるクロック信号の周期に応じて生成される前記第1のスイッチング素子をオン/オフする第1の制御信号、および前記第2のスイッチング素子をオン/オフする第2の制御信号と、前記スリープ信号を入力し、前記スリープ信号を前記第2のスイッチング素子がオンからオフに移行した後のタイミングで、前記スイッチングレギュレータの動作を停止する内部スリープ信号を生成するように構成することができる。
また、前記同期化回路から出力される内部スリープ信号に応じて、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を共にオフに制御すると良い。
この発明によれば、スイッチングレギュレータを停止するタイミングを、同期整流用の第2のスイッチング素子がオンからオフに移行した後、例えば直後、すなわち、インダクタに流れる電流が最小の時に設定したので、スイッチングレギュレータの停止直後に寄生ダイオードに流れる電流が小さくでき、寄生ダイオードの破壊を防止し、しかも出力電圧の電圧上昇も抑えることができるようになった。
以下、この発明の実施形態につき図1に従い説明する。図1は、この発明の実施形態にかかる待機状態やスリープモードの場合は、動作を停止するスイッチングレギュレータを示す回路図、図2は、図1に示すスイッチングレギュレータの回路の動作を示すタイミングチャートである。尚、従来例と同一部分には、同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明を割愛する。
図1に示すように、降圧型スイッチングレギュレータ1のDC−DCコンバータ10の入力端子(電源電圧Vddが与えられる端子部)と出力端子Voutの間にPchMOSトランジスタで構成される第1のスイッチング素子11とインダクタL1が直列に接続されている。そして、第1のスイッチング素子11とインダクタL1の交点とGND間に、同期整流用のNchMOSトランジスタで構成される第2のスイッチング素子12が接続されている。
また、図示はしないが、出力端子Voutには、スイッチングレギュレータ1の動作を停止した際に、機器の回路に電圧を供給するために、シリーズレギュレータ等の出力から電力が与えられる。インダクタ(L1)とコンデンサ(C1)は平滑回路を構成し、また、コンデンサC1はシリーズレギュレータの出力電圧を安定させる働きもする。
図示はしないが、DC−DCコンバータ10の電源端子VddとGNDとの間には直流電源が接続されている。そして、図示しない、負荷となる機器本体より、機器が待機状態、あるいは、スリープモードなどの低消費電流動作の場合に、スイッチングレギュレータ1とシリーズレギュレータを切り替えて作動させるように制御される。
スイッチングレギュレータ1は、第1のスイッチング素子11をドライブするためのPchドライブ回路13、第2のスイッチング素子12をドライブするためのNchドライブ回路14を備える。
Pchドライブ回路13は、従来例と同様に、3入力ノア回路(NOR)13a、2入力ノア回路(NOR)13b、2入力ナンド回路(NAND)13d、2つのインバータ(INV)13c、13eと、PchMOSトランジスタ13f及びNchMOSトランジスタ13gで構成されている。
3入力ノア回路(NOR)13aには、クロック発生手段を構成するコンパレータ18からのクロック信号、後述するスリープ同期化回路3から出力される信号に基づいて生成された信号(DCSLP)並びにNchドライブ回路14の出力が与えられる。
3入力ノア回路(NOR)13aの出力は、2入力ノア回路(NOR)13bと2入力ナンド回路(NAND)13dに与えられる。2入力ノア回路(NOR)13bの出力はインバータ(INV)13cを介してPchMOSトランジスタ13fのゲート及び2入力ナンド回路(NAND)13dに与えられる。2入力ナンド回路(NAND)13dの出力はインバータ(INV)13eを介してNchMOSトランジスタ13gのゲート及び2入力ノア回路(NOR)13bに与えられる。PchMOSトランジスタ13fの一端はVddに接続され、他端はNchMOSトランジスタ13gを介してGNDに接続される。PchMOSトランジスタ13fとNchMOSトランジスタ13gの接続点からPchドライブ回路13の出力PHSが出力され、第1のスイッチングトランジスタ11のゲートに与えられる。
Nchドライブ回路14は、従来例と同様に、3入力ナンド回路(NAND)14a、2入力ノア回路(NOR)14b、2入力ナンド回路(NAND)14d、2つのインバータ(INV)14c、14eと、PchMOSトランジスタ14f及びNchMOSトランジスタ14gで構成されている。
3入力ナンド回路(NAND)14aには、クロック発生手段を構成するコンパレータ18からのクロック信号、後述するスリープ同期化回路3から出力される信号に基づいて生成された信号をインバータ(INV)36で反転された信号(DCSLPb)並びにPchドライブ回路13の出力が与えられる。
3入力ナンド回路(NAND)14aの出力は、2入力ノア回路(NOR)14bと2入力ナンド回路(NAND)14dに与えられる。2入力ノア回路(NOR)14bの出力はインバータ(INV)14cを介してPchMOSトランジスタ14fのゲート及び2入力ナンド回路(NAND)14dに与えられる。2入力ナンド回路(NAND)14dの出力はインバータ(INV)14eを介してNchMOSトランジスタ14gのゲート及び2入力ノア回路(NOR)14bに与えられる。PchMOSトランジスタ14fの一端はVddに接続され、他端はNchMOSトランジスタ14gを介してGNDに接続される。PchMOSトランジスタ14fとNchMOSトランジスタ14gの接続点からNchドライブ回路14の出力NLSが出力され、第2のスイッチングトランジスタ12のゲートに与えられる。
スイッチングレギュレータ1には、スイッチングを行うためのクロック発生手段を有し、この実施形態では、クロック発生手段は、出力電圧(Vout)に比例した電圧を出力する2つの直列抵抗(R1)61と(R2)62、基準電圧(Vref)を生成するデジタル−アナログコンバータ(DAC)16、出力電圧(Vout)に比例した電圧(A)と基準電圧(Vref)との電圧差を増幅する演算増幅回路(AMP)17、三角波を出力する発振回路(OSC)15、演算増幅回路(AMP)17の出力電圧と三角波電圧を比較し、方形波のクロック信号を出力するコンパレータ(CMP)18と、で構成されている。また、スリープ期間中は前記抵抗に流れる電流を遮断するための第3のスイッチング素子21が設けられている。第3のスイッチング手段21のゲートには、制御回路22から出力されるスリープ同期化回路3からの出力に基づいて生成されるスリープ信号(DCSLPb)が与えられる。
更に、この発明においては、図示しない機器本体より与えられるスリープ信号(SPLb)を入力して、スイッチングレギュレータ1のスイッチング周期と同期させるためのスリープ同期化回路3が制御回路22内に設けられる。スイッチングレギュレータ1の動作を停止するためのスリープ信号は、スイッチングレギュレータ1のスイッチング周期とは非同期で出力されるので、この実施形態では、スリープ信号に対応してスイッチングレギュレータ1の動作の停止を制御する制御信号をスリープ同期化回路3により同期させて出力する。
スリープ信号(SPLb)は制御回路22に与えられ、制御回路22のスリープ信号同期回路3からの出力に基づいて、スリープ信号に対応してスイッチングレギュレータ1の動作の停止を制御する制御信号(ANASLPb)を生成し、発振回路(OSC)15及びデジタル−アナログコンバータ(DAC)16のチップイネーブル端子(CE)に与える。
コンパレータ(CMP)18の出力端子(OUT)から出力されるクロック信号は、3入力ノア回路(NOR)13aの入力と、3入力ナンド回路(NAND)14aの入力に接続されている。
3入力ノア回路(NOR)13aには、スリープ同期化回路3から出力される信号に基づいて生成される内部スリープ信号(DCSLP)が、3入力ナンド回路(NAND)14aには、スリープ同期化回路3から出力される内部スリープ信号をインバータ36で反転した反転内部スリープ信号(DCSLPb)が与えられる。さらに、3入力ノア回路(NOR)13aには、第2のスイッチング素子12のゲートに与える電圧(NLS)が供給され、また、3入力ナンド回路(NAND)14aには、第1のスイッチング素子11のゲートに与える電圧(PHS)が供給される。
制御回路22には、Pchドライブ回路13の出力である第1のスイッチング素子11のゲートに与える電圧(PHS)並びにNchドライブ回路14の出力である第2のスイッチング素子12のゲートに与える電圧(NLS)がそれぞれ与えられる。
コンパレータ(CMP)18からのクロック信号がローレベルのときは、Pchドライブ回路13の出力電圧(PHS)とNchドライブ回路14の出力電圧(NLS)が共にローレベルになるので、第1のスイッチング素子11がオン、第2のスイッチング素子12がオフとなる。また、クロック信号がハイレベルのときは、Pchドライブ回路13の出力電圧(PHS)とNchドライブ回路14の出力電圧(NLS)が共にハイレベルになるので、第1のスイッチング素子11がオフ、第2のスイッチング素子12がオンとなる。なお、両ドライブ回路内ではPchとNchのMOSトランジスタ(13f、13g、14f、14g)が同時にオンしないように、クロック信号が変化した直後はPchとNchのMOSトランジスタ(13f、13g、14f、14g)が共にオフになるように制御している。
スリープ同期化回路3に基づいて生成される信号(ANASLPb)は、デジタル−アナログコンバータ(DAC)16、発振回路(OSC)15のチップイネーブル信号(CE)として与えられ、信号(ANASLPb)がローレベルの時には、デジタル−アナログコンバータ(DAC)16は、基準電圧(Vref)を発生し、発振回路(OSC)15は三角波を出力する。そしてコンパレータ18からクロック信号が出力される。また、信号(ANASLPb)がハイレベル、即ち、スイッチングレギュレータ1の動作が停止する時には、デジタル−アナログコンバータ(DAC)16、発振回路(OSC)15は、動作を停止する。
スリープ信号同期化回路3は、コンパレータ18から出力されるクロック信号の周期に応じて生成される前記第1のスイッチング素子11をオン/オフする第1の制御信号(PHS)、および前記第2のスイッチング素子12をオン/オフする第2の制御信号(NLS)と、スリープ信号(SLPb)を入力し、スイッチングレギュレータの停止信号(DCSLP)と(DCSLPb)及びクロック発生手段の停止信号(ANASLPb)を生成するものである。
次に、この発明の特徴とするスリープ信号同期化回路3を図1及び図2のタイミングチャートを参照して更に説明する。
制御回路22内に設けられたスリープ信号同期化回路3は、Pchドライブ回路13の出力信号(PHS)とNchドライブ回路14の出力信号(NLS)とスリープ信号(SLPb)を入力し、スイッチングレギュレータの停止信号(DCSLP)と(DCSLPb)、および発振手段を構成するデジタル−アナログコンバータ(DAC)16、発振回路(OSC)15の停止信号(ANASLPb)を出力する。
スリープ信号(SLPb)は、インバータ(INV)31を介してDタイプフリップフロップ回路(FF)32のデータ入力端子(D)に接続されている。
Pchドライブ回路13の出力信号(PHS)は、ラッチ回路を構成しているナンド回路(NAND)37の入力とアンド回路(AND)40の一方の入力に接続されている。Nchドライブ回路13の出力信号(NLS)は、インバータ(INV)39を介してラッチ回路を構成しているもう一方のナンド回路(NAND)38の入力とアンド回路(AND)40の他方の入力に接続されている。ラッチ回路の出力であるナンド回路(NAND)37の出力は、バッファ回路(BUF)41を通して遅延され、この遅延された信号(BUF2_O)は、アンド回路(AND)44の一方の入力とインバータ(INV)42の入力に接続されている。
アンド回路(AND)40の出力(AND1_O)は、アンド回路(AND)44の他方の入力と、アンド回路(AND)43の他方の入力に接続されている。
アンド回路(AND)44の出力(AND2_O)は、Dタイプフリップフロップ(FF)32のクロック入力(CL)に接続されている。また、アンド回路(AND)43の出力(AND3_O)は、Dタイプフリップフロップ(FF)33のクロック入力(CL)に接続されている。
Dタイプフリップフロップ(FF)32の出力(Q)は、Dタイプフリップフロップ(FF)33のデータ入力端子(D)に接続されている。Dタイプフリップフロップ(FF)33の出力(Q)はナンド回路(NAND)34の一方の入力と、ナンド回路(NAND)49の一方の入力に接続されている。
ナンド回路(NAND)34の出力は、インバータ(INV)35を介してPchドライブ回路13に入力されている。また、インバータ(INV)35の出力は、インバータ(INV)36を介してNchドライブ回路に入力されている。
ナンド回路(NAND)49の出力は、インバータ(INV)50とインバータ(INV)51を介してクロック発生手段のチップイネーブルに入力されると共に、バッファ回路(BUF)37を介して二つのDタイプフリップフロップ(FF)32と(FF)33のセット入力(Sb)に接続されている。
Pchドライブ回路とNchドライブ回路の各々の出力信号(PHS)と(NLS)から、図2に示すように、アンド回路(AND)44とアンド回路(AND)43の出力として2相のクロック信号(AND2_O)と(AND3_O)が生成される。
スリープ信号(SLPb)がハイレベルからローレベルに変化すると、この変化は2つのDタイプフリップフロップ(FF)32と(FF)33によって遅延されると共に、Pchドライブ回路13とNchドライブ回路14の出力信号(PHS)と(NLS)と同期が取られる。
その結果、スリープ信号(SLPb)がハイレベルからローレベルに変化した後、最初にNchドライブ回路14の信号(NLS)がハイレベルからローレベルに変化した時点で、Dタイプフリップフロップ(FF)33の出力信号(FF2_O)は、ローレベルからハイレベルに変化する。
ナンド回路(NAND)34の他方の入力にはインバータ(INV)50の出力が接続されており、この時点ではハイレベルに設定されているので、Dタイプフリップフロップ(FF)33の出力信号(FF2_O)はナンド回路(NAND)34を通ることができる。この信号は、さらにインバータ(INV)35を介してPchドライブ回路13に入力され、Pchドライブ回路13の出力(PHS)をハイレベルにし、第1のスイッチング素子11をオフにする。インバータ(INV)35の出力信号(DCSLP)が第1の内部スリープ信号である。
さらに、インバータ(INV)35の出力はインバータ(INV)36で反転され、Nchドライブ回路14に入力され、Nchドライブ回路の出力(NLS)をローレベルにし、同期整流用第2のスイッチング素子12をオフにする。インバータ(INV)36の出力信号(DCSLPb)が第2の内部スリープ信号である。
ナンド回路(NAND)49の他方の入力には、スリープ信号をインバータ(INV)31で反転した信号が入力されているので、ハイレベルになっている。このため、Dタイプフリップフロップ(FF)33の出力信号(FF2_O)はナンド回路(NAND)49を通り、さらに2つのインバータ(INV)50と(INV)51を介してデジタル−アナログコンバータ(DAC)16、発振回路(OSC)15のチップイネーブル端子(CE)に入力され、発振を停止する。
また、この信号はバッファ回路(BUF)37を介して2つのDタイプフリップフロップ(FF)32と(FF)33にセット信号を送り、2つのDタイプフリップフロップ(FF)32と(FF)33のセットを行う。インバータ(INV)51の出力信号(ANASLPb)が第3の内部スリープ信号である。
このように、スイッチングレギュレータ1を停止するタイミングを、第2のスイッチング素子12がオンからオフに移行した直後にしている。これは、図2のインダクタ電流に示すように、インダクタに流れる電流が最小のタイミングで行っていることになるので、停止直後に寄生ダイオード(D1)に流れる電流が小さく、寄生ダイオード(D1)の破壊防止が行えると共に、出力電圧(Vout)の上昇も抑えることができる。
この発明の実施形態にかかるスイッチングレギュレータを示す回路図である。 図1に示すスイッチングレギュレータの回路の動作を示すタイミングチャートである。 待機状態やスリープモードの場合に動作が停止するスイッチングレギュレータを示す回路図である。 図3に示すスイッチングレギュレータの回路の動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 スイッチングレギュレータ
3 スリープ同期化回路
10 DC−DCコンバータ
11 第1のスイッチング素子
12 第2のスイッチング素子
22 制御回路
21 第3のスイッチング素子
13 Pchドライブ回路
14 Nchドライブ回路
15 発振回路(OSC)
16 デジタル−アナログコンバータ(DAC)
17 演算増幅回路(AMP)
18 コンパレータ(CMP)
L1 インダクタ
C1 コンデンサ



Claims (3)

  1. 入力電圧が与えられる入力端子と出力端子の間に第1のスイッチング素子とインダクタを直列に接続し、前記第1のスイッチング素子と前記インダクタの交点とGND間に、同期整流用の第2のスイッチング素子を接続し、前記第1のスイッチング素子のオン期間に前記インダクタに蓄えたエネルギーをオフ期間に前記同期整流用の第2のスイッチング素子を介して放出することで、前記入力電圧を所定の電圧に変換して出力するスイッチングレギュレータにおいて、前記スイッチングレギュレータの動作を制御する制御手段と、前記スイッチングレギュレータのスイッチングを行うためのクロック信号を出力する発振手段と、前記スイッチングレギュレータのスイッチング周期と非同期で出力された前記スイッチングレギュレータの動作を停止するためのスリープ信号をスイッチング周期に同期させる同期化回路と、を備え、前記制御手段は、前記同期回路から出力される信号に応じて前記第2のスイッチング素子がオンからオフに移行した後、前記スイッチングレギュレータの動作を停止するように制御することを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 前記同期化回路は、前記発振手段から出力されるクロック信号の周期に応じて生成される前記第1のスイッチング素子をオン/オフする第1の制御信号、および前記第2のスイッチング素子をオン/オフする第2の制御信号と、前記スリープ信号を入力し、前記スリープ信号を前記第2のスイッチング素子がオンからオフに移行した後のタイミングで、前記スイッチングレギュレータの動作を停止する内部スリープ信号を生成することを特徴とする請求項に記載のスイッチングレギュレータ。
  3. 前記同期化回路から出力される内部スリープ信号に応じて、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を共にオフにすることを特徴とする請求項に記載のスイッチングレギュレータ。
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