JP2006246509A - 高周波線路の接続構造 - Google Patents
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Abstract
同軸線路と平面線路との接続部におけるマイクロ波の反射や漏洩などによる伝播損失を抑制すると共に接続作業性を改善した、高周波特性に優れた高周波線路の接続構造を提供すること。
【解決手段】
同軸線路と平面線路とを接続する高周波線路の接続構造において、同軸線路の接地部と平面線路の接地電極とを接続する接地用接続部材を設け、該接地用接続部材に該平面線路の接地電極の面と略平行な切り欠け部が形成されると共に、該切り欠け部に取り付けられ略同軸形状を形成する蓋部材13を有することを特徴とする。
【選択図】図7
Description
これらの光デバイスの多くは、電気光学効果を有する平面基板上に形成されていることが多く、そのため光デバイス内の信号電極や接地電極の配線には平面線路が多用されている。他方、光デバイスに導入又は光デバイスから導出する電気信号は、近年の通信速度の高速化などを反映して高周波のマイクロ波が用いられており、マイクロ波信号は、光デバイスの外部においては、一般に同軸ケーブルを利用して伝送されている。
接続部材10には、一方に同軸ケーブルを取り付ける電気信号入出力コネクタ20が設けられ、他方には基板1上に形成された平面線路の信号電極2と接地電極3の各々に接続される、信号用接続部材12と接地用接続部材(図1では接続部材10の筐体自体が接地用接続部材を兼用している)が設けられている。コネクタ20内の信号線は該信号用接続部材12に接続部材10内において導通しており、また、コネクタ20の接地部は該接地用接続部材(図1では接続部材10の筐体自体)に接続されている。
なお、接地用接続部材については、図1のように接続部材10の筐体自体を利用する例に限らず、接続部材10の筐体を絶縁性材料で形成し、該接続部材10中を貫通すると共に、コネクタ20内の信号線を取り囲むように構成された導電性円筒部材を設け、該円筒部材を接地用接続部材とすることも可能である。
そして、信号用接続部材12と信号電極2との接合には、該平面部a(信号電極との接合部)を信号電極2に超音波圧着する方法などが利用される。
接地部分の接続構造については、特に、接地用接続部材(図1では接続部材10)と接地電極3との接続では、金線4やリボン状導線などで双方をボンディングする方法や、接続部材10と基板1とをハンダや導電性接着剤などで接合する方法などが利用されている。
場合には、接着部材10と基板1との熱膨張差により接着部が破損する虞がある。
さらに、これらの接続部では、スペースが狭いため、作業性にも難点がある。
このため、図4に示すように、接続部材10’の横断面を略L字型になるように切り欠け部11を設け、基板1と略平行な面を形成し、ワイヤやリボンなどの導線をボンディングするように構成されている。
しかしながら、切り欠け部11で同軸線路のインピーダンスが維持されなくなるため、特に高周波での電気特性が劣化するという問題があった。
さらに、請求項6に係る発明は、請求項5に記載の高周波線路の接続構造において、該コプレーナ線路のGND−GND間の幅が、同軸線路のGND導体径以下であることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の高周波線路の接続構造において、該平面線路が電気−光変換又は光−電気変換用の光デバイスに設けられた線路であることを特徴とする。
特に、請求項8に係る発明は、請求項7に記載の高周波線路の接続構造において、該光デバイスは、光変調器であることを特徴とする。
光変調器を構成する基板としては、電気光学効果を有する材料、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO3;以下、LNという)、タンタル酸リチウム(LiTaO3)、PLZT(ジルコン酸チタン酸鉛ランタン)、及び石英系の材料から構成され、特に、光導波路デバイスとして構成しやすく、かつ異方性が大きいという理由から、LiNbO3結晶、LiTaO3結晶、又はLiNbO3及びLiTaO3からなる固溶体結晶を用いることが好ましい。
信号線の接続構造としては、図2に示した、信号用接続部材12を用いるが、平面部aである基板上の信号電極との接合部の形状は、図5が示すように、先端がテーパ状に形成され、超音波圧着などにより信号電極2に接合されている。
詳細には、接合部の同軸線路側の幅w1は、信号電極の幅w1’より幅広であり、接合部の先端部の幅w2は、同じ位置の信号電極の幅w2’以下の幅に構成されている。
このため、図3のような従来例と比較して、同軸線路から平面線路へ平面状態の電極の幅が連続的に変化しているため、双方の線路間の変換をスムーズに行うことが可能となる。
なお、平面部aの形状は、図5において台形状を例示したが、先端部を先鋭化した三角形状とすることも可能である。
本発明では、信号用接続部材の接合部において、同軸線路側の幅と平面線路側の先端部の幅との両者を規定しているが、いずれか一方の条件を満たす場合でも、ある程度の高周波特性の改善が見られることは言うまでも無い。
図4に示すように、接地用接続部材(接続部材10’の筐体自体が接地用接続部材を担っている)に切り欠け部11を設け、接地用接続部材と基板上の接地電極とをワイヤ等でボンディングを行う。
このような接地用接続部材10’上に、図7に示すような導電性の蓋部材13を被せ、接地用接続部材10’と蓋部材13とを接合し、電気的に一体化させる。
該蓋部材13には、同軸線路に対応した凹部14が形成されており、同軸線路が基板1の近傍まで伸びている場合と同じ効果を有するように構成されている。
これにより、同軸線路において信号線を中心に放射状に発生している電界を、平面線路のような横方向の電界に、徐々に変化させることが可能となり、同軸線路と平面線路との円滑な変換を実現することが可能となる。
2 信号電極
3 接地電極
4 ワイヤなどの接続部
5 リボンなどの接続部
10 接続部材(接地用接続部材)
12 信号用接続部材
13 蓋部材
20 コネクタ
Claims (8)
- 同軸線路と平面線路とを接続する高周波線路の接続構造において、
同軸線路の接地部と平面線路の接地電極とを接続する接地用接続部材を設け、該接地用接続部材に該平面線路の接地電極の面と略平行な切り欠け部が形成されると共に、該切り欠け部に取り付けられ略同軸形状を形成する蓋部材を有することを特徴とする高周波線路の接続構造。 - 請求項1に記載の高周波線路の接続構造において、該接地用接続部材と該平面線路の接地電極とをボンディング手段で接続すると共に、該蓋部材にボンディング手段を避ける切り欠け部を設けたことを特徴とする高周波線路の接続構造。
- 請求項1又は2に記載の高周波線路の接続構造において、該蓋部材は、同軸線路側から平面線路側に近接するに従い、該略同軸形状の上部が徐々に開放されるように傾斜が形成されていることを特徴とする高周波線路の接続構造。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の高周波線路の接続構造において、該蓋部材の一部は該平面線路上に突出するように構成されていることを特徴とする高周波線路の接続構造。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の高周波線路の接続構造において、該平面線路がコプレーナ線路であることを特徴とする高周波線路の接続構造。
- 請求項5に記載の高周波線路の接続構造において、該コプレーナ線路のGND−GND間の幅が、同軸線路のGND導体径以下であることを特徴とする高周波線路の接続構造。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の高周波線路の接続構造において、該平面線路が電気−光変換又は光−電気変換用の光デバイスに設けられた線路であることを特徴とする高周波線路の接続構造。
- 請求項7に記載の高周波線路の接続構造において、該光デバイスは、光変調器であることを特徴とする高周波線路の接続構造。
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