JP7252050B2 - 同軸ケーブル用接続部材、伝送路及び走行路構造 - Google Patents

同軸ケーブル用接続部材、伝送路及び走行路構造 Download PDF

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Description

本発明は、同軸ケーブル用接続部材、伝送路及び走行路構造に関する。
従来、電気自動車や無人搬送車等といった、電動モータを用いた移動体は、電池に蓄えられたエネルギを使用して走行する。そのため、移動体には、移動距離に限界がある。また、電池への充電時間が長いため、再稼動に時間がかかる等、電池に起因する課題がある。
この課題を解決するために、移動体へのワイヤレス給電技術が注目されている。この技術は路面下に埋設された送電電極から移動体に搭載された受電電極へ、RF電力(高周波電力)を非接触で送信するものである。これにより、移動体は電池からのエネルギに頼ることなく、路面からの送電電力だけで走行することができる。すなわち、充電することなく、どこまでも走行することの可能が可能となる。
このように移動体へのワイヤレス給電を行う技術として、生産施設内を走行する無人搬送車や電動カート等といった電動車両に対してワイヤレス電力伝送を行うため、生産施設内の床に送電電極を埋設した電化フロア等も提案されている。
このような電化フロアでは、給電用ケーブルにより送電電極に電力供給を行っており、給電用ケーブルとしては、伝搬損失の低い同軸ケーブルが用いられている。
従来、給電用ケーブル等の高周波伝送線路を、高周波用コネクタを用いて高周波回路側の基板に接続する場合、給電用ケーブルに設けられた高周波用コネクタの地板を高周波回路側の基板のアースと電気的に確実に接続する必要があることから、高周波回路側の基板上に載置したときに基板と接する位置に出力端子が設けられた高周波用コネクタを高周波回路側の基板に設け、給電用ケーブルを、基板に設けられた高周波用コネクタに接続することによって、給電用ケーブル側の高周波用コネクタの出力端子と地板とを高周波回路側の基板に接続するようにした方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、同軸ケーブルに設けられたコネクタとストリップ伝送線とを、ストリップ伝送線に、特性インピーダンスの変化が生じないように接続するための、カプラ等も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000-151220号公報 特許第2574547号公報 特開2018-65407号公報
ところで、電化フロアにおいては、躯体影響をシールドするための金属シートからなるグランドと、絶縁層と、送電電極とがこの順に積層されて構成される。そして、高周波電源と送電電極とを同軸ケーブルで接続することで、送電電極を介して電動車両に対して電力伝送を行うようにしている。電化フロアを構成する送電電極が平面導体で形成されている場合、平面導体に、同軸ケーブルの円柱形状の芯線を接続することは難しく、同様の理由で同軸ケーブルのグランドを電化フロアのグランドに接続することも難しい。
そのため、同軸ケーブルを平面導体に電気的に容易に接続することができ、特に、同軸ケーブルの敷設場所での作業を低減することの可能な接続方法が望まれていた。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の問題に着目してなされたものであり、同軸ケーブルと平面導体とを電気的に容易に接続することの可能な同軸ケーブル用接続部材、伝送路及び走行路構造を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、同軸ケーブルの内部導体と外部導体とを、同軸コネクタを介して、平面導体からなる送電電極と接地電極とに接続する接続部材であって、同軸コネクタは、外部導体と導通するフランジ部と、内部導体と導通する中心導体と、を有し、フランジ部と接地電極とを電気的に接続するグランド側部材と、中心導体と送電電極とを電気的に接続する芯線側部材と、備え、芯線側部材は平板部を有し、平板部は送電電極の一方の面に面接触により電気的に接続される同軸ケーブル用接続部材、が提供される。
前記グランド側部材は平板部を有し、当該平板部は前記接地電極の一方の面に面接触により電気的に接続されていてもよい。
また、前記グランド側部材と前記芯線側部材との間に絶縁部材が設けられていてもよい。
また、前記グランド側部材は、前記同軸コネクタの中心軸と前記接地電極とが平行となるように前記同軸コネクタを支持する支持部をさらに備えていてもよい。
さらに、前記グランド側部材は、前記同軸コネクタの中心軸と前記接地電極とが垂直となるように前記同軸コネクタを支持する支持部をさらに備えていてもよい。
また、前記グランド側部材は、導電性部材からなるビス状部材であって、当該ビス状部材の一端は前記フランジ部に導通し、他端が前記接地電極に導通していてもよい。
さらにまた、前記同軸コネクタは、当該同軸コネクタの中心軸と前記接地電極とが垂直となるように設けられ、前記ビス状部材は、前記同軸コネクタを前記接地電極を含む部材に固定するビスであってもよい。
また、本発明の他の態様によれば、内部導体及び外部導体を含む同軸ケーブルと、送電電極及び接地電極を含む平面導体と、上記態様の同軸ケーブル用接続部材と、を備え、同軸ケーブルと平面導体とが同軸ケーブル用接続部材により接続されてなる伝送路、が提供される。
さらに、本発明の他の態様によれば、移動体の走行路に敷設され、移動体に電力供給を行う送電電極及び接地電極を含む平面導体と、内部導体及び外部導体を含み、平面導体に電力供給を行う同軸ケーブルと、上記態様の同軸ケーブル用接続部材と、を備え、同軸ケーブルと平面導体とは同軸ケーブル用接続部材により接続されている走行路構造、が提供される。
同軸ケーブルと平面導体とを、より容易に電気的に接続することができ、同軸ケーブル敷設時における敷設場所での処理を低減することができ、作業効率を向上させることができる。
本発明を適用した電化フロアの一例を示す概略構成図である。 同軸ケーブルと送電電極及び接地電極との接続方法を説明するための説明図である。 同軸コネクタの一例である。 第一実施形態における同軸ケーブル用接続部材の一例を示す構成図である。 同軸ケーブル用接続部材を電化フロアに設置した一例である。 第一実施形態における同軸ケーブル用接続部材の変形例である。 第一実施形態における同軸ケーブル用接続部材の変形例である。 第一実施形態における同軸ケーブル用接続部材の変形例である。 第二実施形態における同軸ケーブル用接続部材の一例を示す構成図である。 第二実施形態における同軸ケーブル用接続部材の変形例である。 第二実施形態における同軸ケーブル用接続部材の変形例である。 第三実施形態における同軸ケーブル用接続部材の一例を示す構成図である。 同軸ケーブル用接続部材を電化フロアに設置した一例である。
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の具体的な構成について記載されている。しかしながら、このような特定の具体的な構成に限定されることなく他の実施態様が実施できることは明らかであろう。また、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態で説明されている特徴的な構成の組み合わせの全てを含むものである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態では、本発明に係る同軸ケーブル用接続部材を備えた走行路構造を、電化フロアに適用する場合について説明する。
まず、第1実施形態を説明する。
図1(a)は、電化フロア1の一例を示す斜視図、図1(b)は、電化フロア1の縦断面図である。
電化フロア1は、例えば、平面導体からなる接地電極2と、接地電極2の上に積層された絶縁層3と、絶縁層3の上に一定間隔を空けて敷設された平面導体からなる送電電極4及び5と、を備え、図1(b)に示すように、送電電極4の上には絶縁層4aが積層され、送電電極5の上には絶縁層5aが積層されている。この電化フロア1は、例えば、床上に配置される。
例えば、接地電極2の厚みは50μm、絶縁層3の厚みは10mm、送電電極4及び5の厚みはそれぞれ50μmである。
送電電極4及び5には、それぞれ個別の同軸ケーブル10を介して高周波電源11の出力電力が供給される。
そして、例えば、特許文献3に記載された受電側装置を備えた移動体を、送電電極4及び5に沿って走行させることによって、移動体に設けられた受電側装置が送電電極4及び5から高周波エネルギを受信することにより、送電電極4及び5から移動体に対して給電を行うようになっている。
ここで、同軸ケーブル10を介して送電電極4及び5に電力供給を行う場合、図2に示すように、同軸ケーブル10の、外部導体としてのグランド10aを接地電極2に接続し、同軸ケーブル10の、内部導体としての芯線10bを送電電極4又は5に接続する必要がある。
また、同軸ケーブル10の取り外しや接続を容易にするためには、同軸ケーブル10と送電電極4及び5とを直接接続するのではなく、同軸コネクタを介して接続することが好ましい。
同軸ケーブル10側に設けられる同軸コネクタ12としては、例えば、図3に示すように、同軸ケーブル10が接続される接続部12aと、接続部12aの一端に形成された正面から見て略正方形のフランジ部12bと、接続部12a内から軸方向に延びて外部に一部が突出した中心導体12cと、を備える。そして、中心導体12cを送電電極4又は5に電気的に接続するようになっている。
図3に示す同軸コネクタ12を、平面導体からなる送電電極4又は5に接続する場合、フランジ部12bがあるため、中心導体12cを送電電極4又は5に直接接続することはそのままでは困難である。
そのため、本実施形態では、図4に示す同軸ケーブル用接続部材20を用いて同軸コネクタ12の中心導体12cと送電電極4(又は5)とを電気的に接続する。
同軸ケーブル用接続部材20は、図4(a)、(b)に示すように、グランド側部材21と、芯線側部材22と、グランド側部材21と芯線側部材22との間に設けられ、これら間を絶縁する絶縁部材23と、を備える。なお、図4は、同軸コネクタ12を接続した状態における同軸ケーブル用接続部材20を示した構成図であって、図4(a)は部分断面図、図4(b)は芯線側部材22側から見た背面図である。グランド側部材21に同軸コネクタ12が接続される。
グランド側部材21は、長方形の板状の部材が直角に折り曲げられてなる。グランド側部材21は、垂直に延びる垂直部(支持部)21aを上下方向に向け、グランド側部材21の水平に延びる水平部(平板部)21bの外側の面を下向きとした状態で、垂直部21aの外側の面は、面接触により絶縁部材23と接続され、水平部21bは絶縁部材23とは逆側に延びるように配置される。なお、ここでいう「外側の面」とは、折り曲げられた状態で、外側となる面のことをいう。また、「内側の面」とは、折り曲げられた状態で内側となる面のことをいう。
同軸コネクタ12は、接続部12a側を水平部21bの延びる方向に向け、同軸コネクタ12のフランジ部12bと垂直部21aの内側の面とが接し、フランジ部12bと水平部21bの内側の面とが接するように配置される。
絶縁部材23は、垂直部21aの幅と同等の幅を有し、垂直部21aの高さよりも高い四角形の板状であって、一方の面は垂直部21aの外側の面に接して設けられ、且つ、水平部21bの外側の面と絶縁部材23の下端面とが面一となるように配置される。
芯線側部材22は、長方形の板状の部材が直角に折り曲げられてなり、図4(b)に示すように芯線側部材22の幅は、絶縁部材23の幅よりも狭い。
芯線側部材22の垂直に延びる垂直部22aの外側の面は絶縁部材23の、垂直部21aと接する面とは逆側の面に接して設けられ、芯線側部材22の水平に延びる水平部(平板部)22bは絶縁部材23とは逆側に延びるように配置される。垂直部22aの延びる方向の長さは、垂直部21aの延びる方向の長さよりも短い。
そして、絶縁部材23の、垂直部21aが設けられた面とは逆側の面に垂直部22aの外側の面が接し、且つ側面視で水平部21bの下端面よりも水平部22bの下端面の方がΔhだけ高くなるように配置される。この差分Δhは、電化フロア1の絶縁層3の厚みと同等の値に設定される。また、芯線側部材22は、垂直部22aの上端面が、垂直部21aの上端面と同等の位置となるように配置される。
そして、同軸コネクタ12の接続部12a側を水平部21bの延びる方向に向け、同軸コネクタ12のフランジ部12bと垂直部21aの内側の面とが接し、フランジ部12bの下端面と水平部21bの内側の面とが接するように配置したときに、垂直部21a、絶縁部材23、及び垂直部22aそれぞれの、同軸コネクタ12の中心導体12cと対向する位置に、芯線導入用の穴20aが形成され、中心導体12cの先端は、穴20aのうちの垂直部22aが形成する穴の内面部分で、芯線側部材22と、ハンダ等の導電性接着剤24で電気的に接続される。このとき、グランド側部材21の垂直部21aに形成された穴の内面と中心導体12cとは接しないようになっている。なお、グランド側部材21の垂直部21aに形成された穴の内面と中心導体12cとが接しないように絶縁部材を介在させてもよい。
同軸コネクタ12は、同軸ケーブル用接続部材20に、例えばねじ止め等により固定される。これにより、同軸ケーブル10の芯線10bは、同軸コネクタ12の中心導体12cを介して芯線側部材22に電気的に接続される。同軸ケーブル10のグランド10aは
、同軸コネクタ12のフランジ部12bを介してグランド側部材21に電気的に接続される。
なお、垂直部21aと絶縁部材23と垂直部22aとは、接着剤等で接続すればよい。また、少なくとも芯線側部材22と絶縁部材23とは取り外し可能に接着し、芯線側部材22を、交換可能に形成してもよい。
また、グランド側部材21の水平部21bの上面視における形状は、接地電極2の上面と電気的に接続することができる形状であればよい。また、垂直部21aの、同軸コネクタ12側から見た形状は、同軸コネクタ12を固定することのできる形状であればよい。絶縁部材23の、同軸コネクタ12側から見た形状は、下端面が垂直部21aの下端面と面一となり、垂直部21aと垂直部22aとを確実に絶縁することができる形状であればよい。芯線側部材22の水平部22bの上面視における形状は、後述の図5に示すように、水平部22bを、絶縁層3と送電電極4(又は5)との間に配置したときに送電電極4(又は5)と面接触により電気的に接続することができる形状であればよい。また、垂直部22aの背面側から見た形状は、図4(b)に示すように、中心導体12cの先端をハンダ等の導電性接着剤24により垂直部22aに形成される穴の内面に固定することができ、且つ芯線側部材22を絶縁部材23に接するように配置することのできる形状であればよい。また、例えば、絶縁部材23の上端面は、側面視で、図4に示すように、垂直部21a及び22aの上端面よりも突出していてもよく、垂直部21a及び22aの上端面それぞれと絶縁部材23の上端面とが同一の高さであってもよい。また、垂直部21a及び22aの上端面の側面視における高さは同一でなくともよい。
図5は、電化フロア1に敷設された送電電極4(又は5)に、同軸ケーブル用接続部材20を用いて同軸ケーブル10を接続した場合の一例を示す、部分断面図である。なお、図5は、差分Δhが大きい場合を示す。
図5では送電電極4(又は5)に積層される絶縁層4a(又は5a)の図示を省略している。
図5に示すように、同軸ケーブル用接続部材20は、水平部21bの外側の面を接地電極2の上面に面接触により接続する。一方、水平部22bは、水平部22bの外側の面を絶縁層3の上面に面接触により接続し、水平部22bの上面と、送電電極4の絶縁層3側の面とを面接触により接続する。
水平部21bと接地電極2、また、水平部22bと送電電極4(又は5)と絶縁層3とは、例えば、接着剤等により接着してもよく、またねじ止めしてもよい。
同軸ケーブル用接続部材20の中心導体12cは、芯線側部材22に電気的に接続され、グランド10aは、グランド側部材21に電気的に接続されている。そのため、同軸ケーブル10の芯線10bは芯線側部材22を介して送電電極4(又は5)に電気的に接続され、同軸ケーブル10のグランド10aはグランド側部材21を介して接地電極2に電気的に接続されることになる。
次に、本実施形態に係る同軸ケーブル用接続部材20を用いることによる効果を説明する。
前述のように、仮に、同軸ケーブル用接続部材20を用いない場合、同軸ケーブル10に設けられた同軸コネクタ12を電化フロア1に接続するためには、何らかの中間部材を設ける必要がある。また、仮に同軸コネクタ12を取り外して、同軸ケーブル10を直接接続するにしても、手間がかかる。
図5に示すように、同軸ケーブル用接続部材20を用いると、電化フロア1に同軸ケーブル用接続部材20を配置することによって、同軸ケーブル10に設けられた同軸コネクタ12を同軸ケーブル用接続部材20に固定するだけで、同軸ケーブル10を送電電極4
(又は5)に接続することができ、同軸ケーブル10の取り外しや交換等を容易に行うことができる。また、同軸ケーブル用接続部材20を電化フロア1に設置する場合には、平面導体からなる水平部21bを平面導体からなる接地電極2に接続し、平面導体からなる水平部22bを平面導体である送電電極4(又は5)に接続すればよく、すなわち、平面導体どうしを面接触させて接続すればよい。そのため、同軸ケーブルと平面導体とを直接接続する場合に比較して、容易に接続することができる。その結果、同軸ケーブル10を敷設する場合の作業効率を向上させることができ、すなわち、同軸ケーブル10の敷設を容易且つ短時間で行うことができ、現場での作業時間の短縮や手間の削減を図ることができる。
また、同軸ケーブル用接続部材20において、少なくとも垂直部22aの高さが異なる複数の芯線側部材22又は同軸ケーブル用接続部材20そのものを用意しておけば、芯線側部材22又は同軸ケーブル用接続部材20を選択することによって、絶縁層3の厚みが異なる電化フロア1であっても、同軸ケーブル10を容易に送電電極4(又は5)及び接地電極2に接続することができる。
また、同軸コネクタ12を直接、送電電極4(又は5)及び接地電極2に接続するのではなく、同軸ケーブル用接続部材20を介して接続するため、同軸コネクタ12を同軸ケーブル用接続部材20に接続することができれば、同軸コネクタの型番等に関係なく、同軸ケーブル10を送電電極4、5及び接地電極2に接続することができる。
また、図5に示すように、同軸ケーブル10のグランド10aを、同軸ケーブル用接続部材20を介して、接地電極2に接続することができるため、電化フロア1用の接地電極と高周波電源11のグランドとを共通化することができる。
また、同軸コネクタ12の中心軸の方向と送電電極4(又は5)の延びる方向とが平行となるように同軸ケーブル用接続部材20を構成しているため、送電電極4(又は5)の上面を基準とする同軸ケーブル用接続部材20の高さを、同軸コネクタ12の側面視における高さの1/2程度に抑えることができる。すなわち、同軸ケーブル用接続部材20を用いて同軸ケーブル10を電化フロア1に敷設したときの凹凸を低減することができる。
なお、上記第1実施形態においては、図4に示すように、絶縁部材23の両面を、グランド側部材21と芯線側部材22とで挟む場合について説明したがこれに限るものではない。
例えば図6に示すように、芯線側部材22の垂直部22aの外側の面全体が絶縁部材23の一方の面に接するようにすると共に、さらに垂直部22aの上端面を覆う絶縁部材23aと内側の面全体を覆う絶縁部材23bとを設け、垂直部22aの側面を除く部分が露出せず、且つ中心導体12cが露出しないように形成してもよい。さらに、このとき、側面視で、フランジ部12bと、垂直部21aと、絶縁部材23と、絶縁部材23a及び23bそれぞれの上端面が面一となるように形成してもよい。
なお、図6は、同軸コネクタ12を接続した状態における同軸ケーブル用接続部材20を示した構成図であって、図6(a)は部分断面図、図6(b)は芯線側部材22側から見た背面図、図6(c)は上面図である。
また、芯線側部材22の垂直部22aは、中心導体12cを固定することができればよいため、例えば、図7(b)に示すように、側面視で、垂直部22aの上端面が、芯線導入用の穴20aと一致する程度の高さとなるように形成してもよい。
なお、図7は、同軸コネクタ12を接続した状態における同軸ケーブル用接続部材20を示した構成図であって、図7(a)は部分断面図、図7(b)は芯線側部材22側から見た背面図、図7(c)は上面図である。
また、図8に示すように、同軸ケーブル用接続部材20を、同軸コネクタ12の中心軸の延びる方向が、送電電極4(又は5)の延びる方向となるように構成してもよい。
この場合には、同軸ケーブル用接続部材20は、例えば、グランド側部材25と、芯線側部材22と、グランド側部材25と芯線側部材22との間に設けられ、これら間を絶縁する絶縁部材26とを備える。グランド側部材25に同軸コネクタ12が接続される。
芯線側部材22は第1実施形態における、図4に示す芯線側部材22と同一であって、穴20aのうち、垂直部22aに形成される穴の内面に、同軸コネクタ12の中心導体12cの先端が、導電性接着剤24によって電気的に接続される。
グランド側部材25は、例えば、芯線側部材22と同一幅を有する板状の部材が折り曲げられて構成され、一方の面が同軸コネクタ12のフランジ部12bに接して設けられ、他方の面が、芯線側部材22の垂直部22aと対向する垂直部25aと、一端が、垂直部25aの上端部と接合され、中心導体12cの延びる方向と平行に配置される水平部25bと、一端が、水平部25bの端部と接合され、垂直部22aの同軸コネクタ12とは逆側の面と対向する位置に設けられる垂直部25cと、一端が、垂直部25cの下端部に接合され、一方の面が水平部25bと対向し、他方の面が接地電極2と面接触する水平部25dと、を備える。
そして、グランド側部材25と芯線側部材22との間に、これら間が導通しないように絶縁部材26が設けられている。絶縁部材26は、具体的には、図8に示すように、芯線側部材22の水平部22bの外側の面を、絶縁層3の上面と接するように配置し、さらにグランド側部材25の垂直部25aがフランジ部12bに接し、水平部25dの外側の面が接地電極2に接し、水平部25dの端部が絶縁層3と接地電極2との間に配置された状態で、グランド側部材25と芯線側部材22と絶縁層3とフランジ部12bとで囲まれた領域に、フランジ部12bよりも同軸ケーブル10側に突出しないように設けられている。これによって、グランド側部材25と芯線側部材22との間、また、芯線側部材22と同軸コネクタ12との間で導通しないようになっている。
さらに、垂直部25a、絶縁部材26のうちの垂直部25aと垂直部22aとの間の部分、及び垂直部22aそれぞれの、同軸コネクタ12の中心導体12cと対向する位置に、芯線導入用の穴20aが形成され、中心導体12cの先端は、垂直部22aに形成された穴の部分で、芯線側部材22にハンダ等の導電性接着剤24で接続され、垂直部22aの部分で、芯線側部材22と導通されている。このとき、グランド側部材25の垂直部25aに形成された穴の内面と中心導体12cとは接しないように、例えば、垂直部25aに形成された穴の内面と中心導体12cとの間に絶縁部材等が設けられている。
このような構成とすることによって、同軸コネクタ12の中心軸を送電電極4(又は5)が延びる方向に沿って配置することもできる。
なお、図8は、電化フロア1に敷設された送電電極4(又は5)に、同軸ケーブル用接続部材20を用いて同軸ケーブル10を接続した場合の一例を示す、部分断面図である。図8では、送電電極4(又は5)に積層される絶縁層4a(又は5a)の図示を省略している。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図9は、第2実施形態における同軸ケーブル用接続部材30を説明するための構成図であって、電化フロア1に敷設された送電電極4(又は5)に、同軸ケーブル用接続部材30を用いて同軸ケーブル10を接続した場合の一例を示す、部分断面図である。
第2実施形態における同軸ケーブル用接続部材30は、図9に示すように、送電電極4(又は5)に対して、同軸コネクタ12の中心軸が垂直となるように同軸コネクタ12を支持するようにしたものである。
図9に示すように、第2実施形態における同軸ケーブル用接続部材30は、グランド側部材31と、芯線側部材32と、グランド側部材31と芯線側部材32との間を絶縁する
絶縁部材33とを備える。グランド側部材31に同軸コネクタ12が接続され、芯線側部材32に送電電極4(又は5)が接続される。
グランド側部材31は、長方形の板状の部材が直角に折り曲げられてなる。グランド側部材31は、水平に延び、その一方の面が同軸コネクタ12のフランジ部12bと面接触により接続される水平部31aと、垂直に延びる垂直部31bと、水平部31aとは逆側に延び、一方の面が接地電極2と面接触により接続される水平部31cとを備える。水平部31aが支持部に対応し、水平部31cが平板部に対応している。
芯線側部材32は、板状の部材で形成され、一方の面が送電電極4(又は5)に接して配置される。なお、図9では、送電電極4(又は5)の上に積層される絶縁層4a(又は5a)の図示を省略している。また、少なくとも芯線側部材32と送電電極4(又は5)とが接する部分には、絶縁層4a(又は5a)が設けられていない。
そして、芯線側部材32を送電電極4(又は5)に接するように配置した状態で、水平部31aと送電電極4(又は5)との間に、芯線側部材32全体を覆うように絶縁部材33が設けられている。
さらに、水平部31a、絶縁部材33及び芯線側部材32それぞれの、同軸コネクタ12の中心導体12cと対向する位置に、芯線導入用の穴30aが形成され、中心導体12cの先端は、芯線側部材32に形成された穴の内面に、ハンダ等の導電性接着剤24で電気的に接続される。このとき、グランド側部材31の水平部31aに形成された穴の内面と中心導体12cとが接しないように、例えば、これら間に絶縁部材が設けられている。
これにより、同軸ケーブル10の芯線10bは、中心導体12cを介して芯線側部材32に導通され、芯線側部材32を介して送電電極4(又は5)に電気的に接続される。また、同軸ケーブル10のグランド10aは、フランジ部12b及びグランド側部材31を介して接地電極2に電気的に接続される。
したがって、この場合も上記第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
なお、水平部31cは、図10に示すように、水平部31aと対向するように設けてもよい。
なお、図10は、電化フロア1に敷設された送電電極4(又は5)に、同軸ケーブル用接続部材30を用いて同軸ケーブル10を接続した場合の一例を示す、部分断面図である。図10では、送電電極4(又は5)に積層される絶縁層4a(又は5a)の図示を省略している。
また、図11に示すように、グランド側部材31をカタカナのコの字状に形成し、グランド側部材31の一方の水平部31aの外側の面と同軸コネクタ12のフランジ部12bとが接し、グランド側部材31の他方の水平部31cの外側の面と接地電極2とが接し、グランド側部材31の開口部を送電電極4(又は5)が延びる方向を向くように配置する。さらに、水平部31aと水平部31cとの間にこれらと平行となる板状の芯線側部材32を、上面視で水平部31a、31cよりも突出するように配置する。そして、水平部31a、芯線側部材32それぞれの、同軸コネクタ12の中心導体12cと対向する位置に、芯線導入用の穴30aを設け、中心導体12cの先端は、芯線側部材32に形成された穴の部分で芯線側部材32の内面とハンダ等の導電性接着剤24で電気的に接続する。このとき、グランド側部材31の水平部31aに形成された穴の内面と中心導体12cとが接しないように、例えばこれら間に絶縁部材を介在させるようにしている。
これにより、同軸ケーブル10の芯線10bは、中心導体12cを介して芯線側部材32に接続され、図11(b)に示すように、芯線側部材32を介して送電電極4(又は5)に電気的に接続される。また、同軸ケーブル10のグランド10aは、フランジ部12b及びグランド側部材31を介して接地電極2に面接触により電気的に接続される。
したがって、この場合も上記第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。なお、図11において、(a)は同軸コネクタ12を接続した状態における同軸ケーブル用接続部材30の部分断面図、(b)は同軸コネクタ12を接続した状態における同軸ケーブル用接続部材30を電化フロア1に設置した場合の一例を示す部分断面図である。図11では、送電電極4(又は5)に積層される絶縁層4a(又は5a)の図示を省略している。
なお、上記第1及び第2の実施形態において、グランド側部材21、31、芯線側部材22、32、は必ずしも連続した一つの部材で形成する必要はなく、複数の部材を接合して形成してもよい。同様に、絶縁部材23、26、33等は連続した一つの部材で形成する必要はなく、複数の部材を接合して形成してもよい。
また、上記各実施形態においては、絶縁部材23、26、33等を設けた場合について説明したが、絶縁部材23、26、33等を設けずに空間を確保することで絶縁部材23、26、33等を設けた場合と同等の効果を得るようにしてもよい。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図12は、第3実施形態における同軸ケーブル用接続部材40を説明するための構成図であって、同軸コネクタ12を接続した状態における同軸ケーブル用接続部材40を示している。図12(a)は部分断面図、図12(b)は芯線側部材22側から見た背面図である。また、図13は、電化フロア1に敷設された送電電極4(又は5)に、同軸ケーブル用接続部材40を用いて同軸ケーブル10を接続した場合の一例を示す、部分断面図であって、図12(b)のX-X′断面図である。図13では、送電電極4(又は5)の上に積層される絶縁層4a(又は5a)の図示を省略している。なお、電化フロア1は、コンクリート等の既存床1a上に敷設されている。
図12に示すように、第3実施形態における同軸ケーブル用接続部材40は、グランド側部材としてのビス41と、芯線側部材42と、同軸コネクタ12のフランジ部12b及び芯線側部材42間を絶縁する絶縁部材43と、を備える。なお、図12(a)において、ビス41は簡略化している。
ビス41は、導電性部材で形成される。図13に示すように、同軸コネクタ12は、フランジ部12bと送電電極4(又は5)とが対向する状態で、フランジ部12bに形成された貫通穴12bbと後述の絶縁部材43に形成された貫通穴43bbとを通して、ビス41により電化フロア1に固定される。ビス41は、図13に示すように、少なくともその先端が、電化フロア1の接地電極2に達する長さを有し、且つ同軸コネクタ12を電化フロア1に十分固定し得る長さを有する。例えば、ビス41は、図13に示すように、電化フロア1を貫通して既存床1aに達する長さを有する。
貫通穴12bbは、フランジ部の四つの角部それぞれの付近の四カ所に形成されている。
芯線側部材42は、板状の部材で形成され、芯線側部材42はその一端側に接続穴42aが形成されている。芯線側部材42と同軸コネクタ12とは、同軸コネクタ12の中心導体12cを、芯線側部材42の接続穴42aに挿入した状態で、接続穴42aの内周と中心導体12cの先端部側面とを、ハンダ等の導電性接着剤で導通可能に接続することで接続される。なお、芯線側部材42は、図12(b)に示すように、接続穴42aの内周と中心導体12cの先端部外周とを電気的に接続した状態で、上面視で、四つの貫通穴12bbのいずれとも重ならない大きさであり、且つ上面視で、芯線側部材42の、中心導体12cと接続された端部とは逆側の端部が、絶縁部材43よりも突出する大きさに形成される。
絶縁部材43は、少なくとも、上面視でフランジ部12b全体と重なる大きさを有し、
上面視で、同軸コネクタ12の中心導体12cと対向する位置に貫通穴43aが形成され、さらに、フランジ部12bの四つの貫通穴12bbそれぞれと対向する位置に貫通穴43bbが形成されている。
そして、同軸コネクタ12を同軸ケーブル用接続部材40に接続することにより、上面視で、絶縁部材43の貫通穴43aと芯線側部材42の接続穴42aとが連通し、絶縁部材43と芯線側部材42とを貫通する穴が形成され、この穴に中心導体12cが挿入された状態となり、芯線側部材42の接続穴42aの内周のうち、中心導体12cの外周と対向する部分が、ハンダ等の導電性接着剤で導通可能に接続される。
同様に、図13に示すように、上面視で、フランジ部12bの貫通穴12bbと絶縁部材43の貫通穴43bbとが連通し、フランジ部12bと絶縁部材43とを貫通する穴が形成される。
同軸ケーブル用接続部材40は、図13に示すように、芯線側部材42を絶縁層3と接触させ、芯線側部材42の、中心導体12cとは逆側の端部を、絶縁層3と送電電極4(又は5)とで挟み込んだ状態で、フランジ部12b側から、貫通穴12bb、貫通穴43bbを通して、ビス41により、電化フロア1に固定される。これにより、同軸ケーブル10の芯線10bは、中心導体12c、芯線側部材42を介して送電電極4(又は5)に電気的に接続される。一方、同軸ケーブル10のグランド10aは、フランジ部12b、貫通穴12bb、ビス41を介して接地電極2に電気的に接続される。
なお、図13に示すように、送電電極4(又は5)は、同軸ケーブル用接続部材40と対向する部分近傍には、設けられておらず、送電電極4(又は5)と、芯線側部材42との重なり幅が、両者間で十分導通可能な幅となるように形成されている。また、送電電極4(又は5)は、ビス41と導通しないように、ビス41の周囲を除く領域に形成されている。
したがって、この場合も上記第1及び第2実施形態と同様に、平面電極からなる送電電極4(又は5)に対し同軸ケーブル10を接続することにより生じる凹凸を抑制しつつ、高周波電源11と、送電電極4(又は5)とを、機械的に安定させつつ接続することができる。また、電化フロア1のグランド(つまり接地電極2)と高周波電源11のグランドとを共通化することができる。
また、同軸ケーブル用接続部材40を電化フロア1に固定するためのビス41が、フランジ部12bと接地電極2とを導通させるためのグランド側部材として作用するため、別途グランド側部材を設ける必要がない。そのため、部品点数の削減を図ることができ、同軸ケーブル用接続部材30を小型化することができる。
また、電化フロア1を施工した後、任意の場所に同軸ケーブル用接続部材40を配置すればよく、電化フロア1の設置と、同軸ケーブル10の敷設とは同時に行う必要はないため、電化フロア1の設置するための床側の工事と、同軸ケーブル10を敷設する電気工事とを別々に行うことができ、施工性を向上させることができる。
なお、ここでは、グランド側部材としてビス41を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、グランド側部材としてねじや釘等といったビス状部材を用いることも可能である。
また、上記実施形態においては、本発明に係る同軸ケーブル用接続部材を備えた走行路構造を電化フロアに適用し、送電電極4、5の上にそれぞれ絶縁層4a、5aを積層した場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、人が立ち入らない工場等の床に本発明に係る走行路構造を適用する場合には、送電電極4、5の上に絶縁層4a、5aを設けなくともよい。また、安全の面から、本発明に係る走行路構造を床下に埋設してもよい。
また、上記各実施形態においては、本発明に係る同軸ケーブル用接続部材を備えた走行路構造を、電化フロアに適用する場合について説明したがこれに限るものではない。
例えば、工場の床、駐車場、道路等の走行路に適用することができる。また、空港、物流倉庫、市場等といった、決められたルートを、電動フォークやAGV(無人搬送車)等が走行する事が予想される建物の床、ゴルフ場のカート道、遊園地のゴーカート等、屋外で概ね決められたルートを電動車両が走行する床や舗装路等に適用することも可能である。
また、電化フロアに限らず、例えば、本発明にかかる同軸ケーブル用接続部材を用いて、同軸ケーブルと平面導体とを電気的に接続した伝送路を形成するようにしてもよい。
上述のように、本発明の一実施形態に係る同軸ケーブル用接続部材は、同軸ケーブルの内部導体と外部導体とを、同軸コネクタを介して、平面導体からなる送電電極と接地電極とに接続する接続部材であって、同軸コネクタは、外部導体と導通するフランジ部と、内部導体と導通する中心導体と、を有し、フランジ部と接地電極とを電気的に接続するグランド側部材と、中心導体と送電電極とを電気的に接続する芯線側部材と、備え、芯線側部材は平板部を有し、平板部は送電電極の一方の面に面接触により電気的に接続される。
上記同軸ケーブル用接続部材は、さらに、前記グランド側部材は平板部を有し、当該平板部は前記接地電極の一方の面に面接触により電気的に接続されていてもよい。
また、前記グランド側部材と前記芯線側部材との間に絶縁部材が設けられていてもよい。
また、前記グランド側部材は、前記同軸コネクタの中心軸と前記接地電極とが平行となるように前記同軸コネクタを支持する支持部をさらに備えていてもよい。
さらに、前記グランド側部材は、前記同軸コネクタの中心軸と前記接地電極とが垂直となるように前記同軸コネクタを支持する支持部をさらに備えていてもよい。
また、前記グランド側部材は、導電性部材からなるビス状部材であって、当該ビス状部材の一端は前記フランジ部に導通し、他端が前記接地電極に導通しているが、前記同軸コネクタは、当該同軸コネクタの中心軸と前記接地電極とが垂直となるように設けられ、前記ビス状部材は、前記同軸コネクタを前記接地電極を含む部材に固定するビスであってもよい。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。
さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
1 電化フロア
2 接地電極
3 絶縁層
4、5 送電電極
10 同軸ケーブル
10a グランド
10b 芯線
12 同軸コネクタ
12b フランジ部
12c 中心導体
12bb 貫通穴
20、30、40 同軸ケーブル用接続部材
21、25、31 グランド側部材
22、32、42 芯線側部材
23、26、33、43 絶縁部材
24 導電性接着剤
41 ビス
42a 接続穴

Claims (4)

  1. 同軸ケーブルの内部導体と外部導体とを、同軸コネクタを介して、平面導体からなる送電電極と接地電極とに接続する接続部材であって、
    前記同軸コネクタは、前記外部導体と導通するフランジ部と、前記内部導体と導通する中心導体と、を有し、
    前記フランジ部と前記接地電極とを電気的に接続するグランド側部材と、
    前記中心導体と前記送電電極とを電気的に接続する芯線側部材と、備え、
    前記芯線側部材は平板部を有し、当該平板部は前記送電電極の一方の面に面接触により電気的に接続されており、
    前記グランド側部材は、導電性部材からなるビス状部材であって、当該ビス状部材の一端は前記フランジ部に導通し、他端が前記接地電極に導通することを特徴とする同軸ケーブル用接続部材。
  2. 同軸ケーブルの内部導体と外部導体とを、同軸コネクタを介して、平面導体からなる送電電極と接地電極とに接続する接続部材であって、
    前記同軸コネクタは、前記外部導体と導通するフランジ部と、前記内部導体と導通する中心導体と、を有し、
    前記フランジ部と前記接地電極とを電気的に接続するグランド側部材と、
    前記中心導体と前記送電電極とを電気的に接続する芯線側部材と、備え、
    前記グランド側部材は、板状部材が折り曲げられて形成された、前記接地電極の一方の面に面接触により電気的に接続される平板部と、前記同軸コネクタの前記フランジ部側に電気的に接続され、前記フランジ部の外周が前記平板部と接し且つ前記同軸コネクタの中心軸と前記接地電極とが平行となるように前記同軸コネクタを支持する支持部と、を有し、
    前記芯線側部材は、板上部材が折り曲げられて形成された、前記送電電極の一方の面に面接触により電気的に接続される平板部と、前記中心導体に電気的に接続される支持部と、を有し、
    前記フランジ部と、前記グランド側部材の前記支持部と、絶縁部材と、前記芯線側部材の前記支持部とが、前記中心軸が延びる方向に順に配置されて一体に固定され、且つ前記グランド側部材の前記支持部と前記絶縁部材と前記芯線側部材の前記支持部には、前記中心導体が非接触で挿入される連続した穴が形成され、
    前記中心導体は、前記穴の内面の前記芯線側部材の前記支持部の位置で当該支持部と電気的に接続されていることを特徴とする同軸ケーブル用接続部材。
  3. 内部導体及び外部導体を含む同軸ケーブルと、送電電極及び接地電極を含む平面導体と、請求項1又は請求項に記載の同軸ケーブル用接続部材と、を備え、
    前記同軸ケーブルと前記平面導体とが前記同軸ケーブル用接続部材により接続されてなることを特徴とする伝送路。
  4. 移動体の走行路に敷設され、前記移動体に電力供給を行う送電電極及び接地電極を含む平面導体と、
    内部導体及び外部導体を含み、前記平面導体に電力供給を行う同軸ケーブルと、
    請求項1又は請求項に記載の同軸ケーブル用接続部材と、を備え、
    前記同軸ケーブルと前記平面導体とは前記同軸ケーブル用接続部材により接続されていることを特徴とする走行路構造。
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