JPH0715852A - 給電線の中性点接続部 - Google Patents

給電線の中性点接続部

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Publication number
JPH0715852A
JPH0715852A JP5185433A JP18543393A JPH0715852A JP H0715852 A JPH0715852 A JP H0715852A JP 5185433 A JP5185433 A JP 5185433A JP 18543393 A JP18543393 A JP 18543393A JP H0715852 A JPH0715852 A JP H0715852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
shielding layer
cable
neutral point
supply line
Prior art date
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Pending
Application number
JP5185433A
Other languages
English (en)
Inventor
由勝 ▲高▼橋
Yoshikatsu Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 この中性点接続部の接続部遮蔽層15には、
各給電線2のケーブル遮蔽層13と中性線6のケーブル
遮蔽層23が接続される。一方、各給電線のケーブル遮
蔽層13には少なくとも長手方向の一箇所に縁切り部3
1,32又は33が形成され、ケーブル遮蔽層13の長
手方向の電気的連続性が断たれている。 【効果】 各給電線2と中性線6のケーブル遮蔽層1
3,23により形成されるループの循環電流が抑制され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多相給電線路における給
電線のケーブル遮蔽層に流れる循環電流を抑制する給電
線の中性点接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、リニアモータカーの軌道には、
多数の推進用コイルが配置される。リニアモータカー
は、この推進用コイルの磁力によって推進力を与えられ
る。このような推進用コイルに給電を行うために、軌道
上には三相給電線路が布設される。図3に推進用コイル
への給電線路結線図を示す。図において三相用電源1
は、U相,V相,W相の各電源1u,1v,1wからな
る。そして、この三相用電源1に接続される給電線2
は、それぞれU相給電線2u、V相給電線2v、W相給
電線2wから構成されている。推進用コイル3は、この
給電線2の布設路である軌道上に並べて配置されてお
り、これらの推進用コイル3の1番目にU相、2番目に
V相、3番目にW相、4番目にU相、5番目にV相、6
番目にW相といった順に給電を行う。また、給電線2の
終端は中性点接続部4において、導体接続用電極5に一
括電気接続される。この導体接続用電極5は、中性線6
を介して三相用電源1の中性点に電気接続されている。
この中性線6も給電線2の布設路に沿って並設されてい
る。
【0003】図4に上記のような給電線路外観要部正面
図を示す。図のように推進用コイル3は、例えばコンク
リートのパネルの表面にボルト等で固定されている。そ
して、その下面には一方に短い寸法のコネクタ7Sが接
続され、他方に長い寸法のコネクタ7Lが接続されてい
る。そして、給電線2はいずれも、長いコネクタ7Lと
短いコネクタ7Sの間で斜めに直線的に布設されてい
る。従って、各推進用コイル3を相互に電気接続する複
数の給電線2は、互いにほぼ平行に整然と布設されてい
る。もちろんこれは給電線の布設方法の一例であって、
この他にも各種の布設方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に従来の給電線の
中性点接続部要部縦断面図を示す。ここには、3本の給
電線2と中性線6とがつなぎ込まれている。給電線2の
ケーブル導体11は、その端末においてケーブル絶縁体
12が除去され、それぞれ導体接続用電極5に電気的、
機械的に接続されている。また、中性線6の導体21
も、その終端においてケーブル絶縁体22が除去され、
上記導体接続用電極5に電気的、機械的に接続されてい
る。この導体接続用電極5のまわりには、電界緩和のた
めの導体遮蔽層16が設けられている。そして、さらに
その外周には接続部絶縁体14が被覆されている。ま
た、この中性点接続部外周を覆うように接続部遮蔽層1
5が設けられ、これは給電線2のケーブル遮蔽層13及
び中性線6のケーブル遮蔽層23と電気接続される構成
となっている。なお、この中性点接続部外周には、さら
に保護のための被覆が行われるが、ここでは図示を省略
している。また、給電線2の他端には、先に図4を用い
て説明したようなコネクタ7が取り付けられ、中性線6
の他端は、先に図3を用いて説明した三相用電源1の中
性点に接続される。また、各給電線2のケーブル遮蔽層
13と中性線6の導体21とは電源側においても一括し
て電気接続され、接地線を介して接地される。
【0005】ところで、上記のような構成の給電線路に
おいては、給電線2のケーブル遮蔽層13が中性線6の
両端で相互に電気接続されるため、ループ回路が形成さ
れ、誘導によって比較的大きな循環電流が流れるおそれ
がある。このような循環電流はケーブルを発熱させ、電
力損失の原因になる。また、給電線2の点検のためにそ
のケーブル導体11とケーブル遮蔽層13との間の絶縁
抵抗を測定する場合がある。このような場合、上記のよ
うな結線を行うと、各層毎のケーブル遮蔽層の独自の対
地絶縁抵抗測定が不可能になるという問題がある。本発
明は、以上の点に着目してなされたもので、ケーブル遮
蔽層に流れる循環電流を抑制し、給電線の保守点検を容
易にした給電線の中性点接続部を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の給電線の中性点
接続部は複数の給電線が終端され、各給電線の導体が中
性線に一括して電気接続される導体接続用電極と、この
導体接続用電極を絶縁層を介して包囲する接続部遮蔽層
とを備え、前記接続部遮蔽層は前記複数の給電線のケー
ブル遮蔽層と電気接続され、前記各給電線のケーブル遮
蔽層には、少なくとも長手方向の一箇所で電気的連続性
を断つ縁切り部が形成されていることを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】この中性点接続部の接続部遮蔽層には、各給電
線のケーブル遮蔽層と中性線のケーブル遮蔽層が接続可
能な構成となっている。一方、各給電線のケーブル遮蔽
層には、少なくとも長手方向の一箇所に縁切り部が形成
され、ケーブル遮蔽層の長手方向の電気的連続性が断た
れている。これにより、各給電線と中性線のケーブル遮
蔽層により形成されるループの循環電流が抑制される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の給電線の中性点接続部実施例を
示す要部縦断面図である。図の接続部は、先に図2を用
いて説明した接続部とほぼ同様の構成である。従って、
同一部分には同一符号を付した。即ち、この接続部には
3本の給電線2が接続されるとともに、中性線6が接続
される。各給電線2のケーブル導体11はその端末にお
いてケーブル絶縁体12が除去され、それぞれ導体接続
用電極5に機械的、電気的に接続されている。また、中
性線6の導体21もその端末においてケーブル絶縁体2
2が剥離され、導体接続用電極に電気的、機械的に接続
されている。この導体接続用電極5を接続部絶縁体14
を介して包囲する接続部遮蔽層15には、各給電線2の
ケーブル遮蔽層13が電気接続可能な状態とされてい
る。
【0009】なお、本発明の中性点接続部においては、
図の各給電線2のケーブル遮蔽層13に、少なくとも長
手方向の一箇所に縁切り部が設けられている。図1の例
としては、給電線2の中性点接続部に最も近い部分に縁
切り部31を設けたが、その1図中の一点鎖線で囲んだ
円中に、給電線2の中間に縁切り部32を設けた例と、
給電線2の他端にあるコネクタ7に近い部分に縁切り部
33を設けた例が図示されている。
【0010】なお、上記中性点接続部に最も近い縁切り
部31は、実際に給電線2のケーブル遮蔽層13と中性
点接続部の接続部遮蔽層15とを電気接続する作業を省
略すればよく、中性点接続部を組み立てる作業時に実施
できる。また、コネクタ7に近い部分の縁切り部33
は、コネクタ7を製造する際、コネクタ7の遮蔽体と給
電線2のケーブル遮蔽層13の電気接続を行わないよう
にすればよく、これも容易に実施できる。また、コネク
タ7を機器に接続する場合、その機器との間の遮蔽体の
電気接続を行わないようにすれば、図3に示した各層の
給電線2U,2V,2Wの長手方向の電気的連続性を断
つことが可能である。また、給電線の中間に縁切り部3
2を設ける場合、給電線の適当な箇所において被覆を剥
離し、ケーブル遮蔽層13を切り離すようにすればよ
い。
【0011】上記のように構成した給電線の中性点接続
部は、給電線の布設現場において、各給電線のコネクタ
7を機器に接続し、中性線6の他端を電源に接続すれば
工事が完了する。この場合に、各給電線2の長手方向の
一箇所で、縁切り部31,32、あるいは33が形成さ
れているため、各給電線2のケーブル遮蔽層はこの中性
点接続部の部分で相互にかつ中性線のケーブル遮蔽層と
電気的に切り離される。なお、各給電線のケーブル遮蔽
層13は、他端側即ち、電源側において一括電気接続さ
れ、図示しない接地線を介して接地される。従って、ケ
ーブル遮蔽層13を一点接地とし、これに循環電流が流
れるのを防止できる。本発明は以上の実施例に限定され
ない。中性点接続部の構成や形状あるいはコネクタの形
状さらに給電線の数などは、上記趣旨を逸脱しない範囲
で自由に変更して差し支えない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給電線の
中性点接続部は、中性点接続部につなぎ込まれる給電線
のケーブル遮蔽層の長手方向の一箇所に縁切り部が設け
られることによって、ケーブル遮蔽層にループが形成さ
れない。これにより循環電流が阻止され、電力損失など
が抑制される。また、上記のような中性点接続部は工場
において予め厳密な管理のもとに製造できるため、確実
な縁切りが可能で、信頼性も高いものとなる。さらに、
回路の保守点検の際、各層の対地絶縁測定が容易にでき
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電線の中性点接続部実施例を示す要
部縦断面図である。
【図2】従来の給電線の中性点接続部を示す要部縦断面
図である。
【図3】推進用コイルへの給電線路結線図である。
【図4】給電線路外観要部正面図である。
【符号の説明】
2 給電線 5 導体接続用電極 6 中性線 7 コネクタ 11 ケーブル導体 12 ケーブル絶縁体 13 ケーブル遮蔽層 14 接続部絶縁体 15 接続部遮蔽層 16 導体遮蔽層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の給電線が終端され、各給電線のケ
    ーブル導体が中性線に一括して電気接続される導体接続
    用電極と、 この導体接続用電極を接続部絶縁体を介して包囲する接
    続部遮蔽層とを備え、 前記接続部遮蔽層は前記複数の給電線のケーブル遮蔽層
    と電気接続可能に構成され、 前記各給電線のケーブル遮蔽層には、少なくとも長手方
    向の一箇所でその電気的連続性を断つ縁切り部が形成さ
    れていることを特徴とする給電線の中性点接続部。
JP5185433A 1993-06-29 1993-06-29 給電線の中性点接続部 Pending JPH0715852A (ja)

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JP5185433A JPH0715852A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 給電線の中性点接続部

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JP5185433A JPH0715852A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 給電線の中性点接続部

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JPH0715852A true JPH0715852A (ja) 1995-01-17

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ID=16170706

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JP5185433A Pending JPH0715852A (ja) 1993-06-29 1993-06-29 給電線の中性点接続部

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