JP2006244275A - 入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 片手で携帯して多数の情報コードを高速に入力することができる入力装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本体5と、片手で把持する把持部6と、該把持部6を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部7とを備える入力装置1において、前記把持部6は、指で支持する第1把持部6aと該第1把持部6aと所定間隔をあけて設けられた第2把持部6bとからなり、前記操作部7は、前記本体5の一側に設けられた第1操作部7aと他側に設けられた第2操作部7bの少なくとも一方からなる。
【選択図】図2
【解決手段】 本体5と、片手で把持する把持部6と、該把持部6を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部7とを備える入力装置1において、前記把持部6は、指で支持する第1把持部6aと該第1把持部6aと所定間隔をあけて設けられた第2把持部6bとからなり、前記操作部7は、前記本体5の一側に設けられた第1操作部7aと他側に設けられた第2操作部7bの少なくとも一方からなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子機器に情報を入力する入力装置に関するものである。
従来、電子機器に情報を入力する入力装置としては、表面に親指で打鍵するキーを配置すると共に裏面に親指以外の指で打鍵するキーを配置したキーボードが知られている(例えば、特許文献1参照)。このキーボードによれば、両手でキーボードを保持した状態で情報コードを入力することができる。
また、キーの一回目の押下を行番号操作として二回目の押下を列番号操作として、キーの二度の押下によって一の情報コードを入力する携帯電話が知られている(例えば、特許文献2参照)。この携帯電話によれば、片手で情報コードを入力することができると共に同じキーの押下を繰り返して情報コードを選択する循環式の情報コード入力と比較して高速に情報コードを入力することができる。
また、ゲーム機等に車両の操舵情報等のアナログ情報を入力するアナログ入力部と、ゲーム機等にゲームを選択等するセレクト情報及びゲームをスタートするスタート情報等のデジタル情報を入力するデジタル入力部とを備えるゲームコントローラが知られている(例えば、特許文献3参照)。
また、空気調和機等の家電製品等に対して家電製品等の運転モード等の機能又は家電製品等のオン・オフ等をキーを操作して遠隔制御するリモコン装置が知られている(特許文献4参照)。
特開平8−305471号公報
特開2003−224629号公報
特開2002−224444号公報
特開2002−188846号公報
しかしながら、上述の従来技術では、キーボードの例は、情報コードに対応するキーが多数であって情報コードの入力には両手での操作が必要であるため、片手で携帯して情報コードの入力ができないという問題点がある。また、マウス等でアナログ情報を入力するアナログ入力装置と併用すると情報コードの入力が中断又は制限されるという問題点がある。
また、携帯電話の例は、情報コードに対応するキーが少数であって多数の情報コードを入力するために二度のキーの押下が必要であるため情報コードを入力する速度がキーボードと比較して遅いという問題点がある。また、アナログ入力装置との併用は困難であるという問題点がある。
また、ゲームコントローラの例は、アナログ情報の入力が重視されるためデジタル情報を入力するためのデジタル入力部は少数であってデジタル情報である情報コードを入力するためには不向きであるという問題点がある。
また、リモコン装置の例は、遠隔制御される装置の遠隔制御される機能等に対応してキーを設ける必要があって機能等の量が多くなるとキーを設ける盤面が大きくなるという問題点がある。また、遠隔制御される装置毎に設ける必要があるという問題点がある。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたもので、片手で携帯して多数の情報コードを高速に入力することができる入力装置を提供することを目的とする。
また、使用用途が限定されることなく汎用性を有する入力装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、本体と、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部とを備える入力装置において、前記把持部は、指で支持する第1把持部と該第1把持部と所定間隔をあけて設けられた第2把持部とからなり、前記操作部は、前記本体の一側に設けられた第1操作部と他側に設けられた第2操作部の少なくとも一方からなることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、前記把持部は、前記操作部を設けた本体表面に対し所定角度傾けて設けられることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、前記第2把持部は、前記本体に着脱可能に設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記第2把持部は、前記把持間隔を変更可能に設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記第1把持部は、第3操作部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、前記本体に設けられた前記操作部より本体から突出した保護突起を備えていることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、前記本体は、外部デバイスを備えることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、前記本体は、光学装置が設けられていることを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部とを備える入力装置において、前記入力装置を自立させる脚部が前記把持部を挟んで設けられ、前記操作部は、前記本体の一側に設けられた第1操作部と、他側に設けられた第2操作部と第4操作部とからなることを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、前記操作部は、指先が嵌る形状に形成され、少なくとも一方向に指掛突起が設けられていることを特徴とする。
また、請求項11に係る発明は、本体を片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部とを備える入力装置において、前記操作部はキートップと基板に実装されるスイッチとからなり、該スイッチは基板の裏面に実装されることを特徴とする。
また、請求項12に係る発明は、前記キートップは、水平移動を可能にするボール上に載置されることを特徴とする。
また、請求項13に係る発明は、前記操作部は本体に設けられ、該本体と前記キートップとの隙間に配置される防塵部材が設けられていることを特徴とする。
また、請求項14に係る発明は、前記スイッチをオンオフする揺動可能に支持された可動板と、前記キートップの水平移動により前記可動板を揺動させる可動カムローラとを備えることを特徴とする。
また、請求項15に係る発明は、前記キートップは支持板に支持され、該支持板は、カムフェーズと該カムフェーズに係合するセンターカムローラとからなる係合手段により前記本体に支持され、前記カムフェーズは、1個の前記スイッチをオンする第1受部と2個の前記スイッチをオンする第2受部とからなる安定点を備え、前記第1受部と第2受部との間に切替突起を設けたことを特徴とする。
また、請求項16に係る発明は、前記操作部は、前記カムフェーズに設けられた第1受部と前記第2受部との間に、少なくとも一方のスイッチがオンとなる安定領域を備えていることを特徴とする。
また、請求項17に係る発明は、本体と、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備え、前記表示部は、前記操作部に対応して前記前記情報コードを行列状に配置して表示することを特徴とする。
また、請求項18に係る発明は、前記表示部は、前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードの階層との対応を表示することを特徴とする。
また、請求項19に係る発明は、前記処理部は、前記操作部の複数の状態の何れかを検知して一の情報コードを選択した状態が所定時間経過したことに基づいて一の情報コードを入力候補とすることを特徴とする。
また、請求項20に係る発明は、前記表示部は、操作部により支持された状態と、前記操作部の複数の状態の何れかを検知して一の情報コードを選択した状態が所定時間経過した状態と、入力された状態とを識別可能に情報コードを強調表示することを特徴とする。
また、請求項21に係る発明は、前記表示部は、上層の前記情報コード郡を外側に、下層の前記情報コード郡を内側に配置して表示することを特徴とする。
また、請求項22に係る発明は、前記処理部は、複数の前記操作部が同時に同方向に移動した箇所に配置される情報コードに、復旧可能な情報コードを割り当てることを特徴とする。
また、請求項23に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部とを備える入力装置において、前記情報コードは行と段とから構成されており、1個の前記操作部で前記情報コードの選択を行うことを特徴とする。
また、請求項24に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記表示部は、前記電子機器に表示されるカーソルの近傍に前記情報コードを表示することを特徴とする。
また、請求項25に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部とを備える入力装置において、前記処理部は、外部から情報コードの入れ替えが可能であり、情報コードに応じて制御型を変更できることを特徴とする。
また、請求項26に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記処理部は、情報コードにポインタを所定方向に所定速度で移動させる情報コードを有し、ポインタは移動開始から加速して所定の移動速度に達することを特徴とする。
また、請求項27に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記処理部は、情報コードにマウスボタン機能を有することを特徴とする。
また、請求項28に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記処理部は、前記操作部が前記安定点を回動する回転量に応じ表示を変化させることを特徴とする。
また、請求項29に係る発明は、前記処理部は、前記操作部が前記安定点を回動する回転量に応じ前記情報コードをスクロールすることを特徴とする。
また、請求項30に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記表示部は、次操作を誘導する案内を表示することを特徴とする。
また、請求項31に係る発明は、前記表示部は、支持された情報コードに関する説明を表示することを特徴とする。
また、請求項32に係る発明は、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部とを備える入力装置において、前記操作部からの入力に対応した音声を出力するスピーカを備えることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の入力装置によれば、第1把持部を中指・薬指・小指で後ろから抱え込み、第2把持部を親指の腹で前から抱え込んで、両把持部を挟んで把持固定し、前記第1操作部を親指で、前記第2操作部を人差指で操作できるので、一の筐体で左右の手に対応することができるとともに、安定して保持しながら入力操作をすることができる。また、机上放置してある装置を、開閉操作することなく直ちに操作開始できる。
また、請求項2記載の入力装置によれば、操作部に加わる多方向への力を片手で確実に吸収し安定して把持すると共に、容易に入力操作をすることができる。
また、請求項3記載の入力装置によれば、低コスト部品の着脱交換で、一の装置を左右兼用として使える。
また、請求項4記載の入力装置によれば、操作者の手の大きさや好みに応じて適宜調節することができ、一の筐体で個人差に対してコストを抑えて対応できる。
また、請求項5記載の入力装置によれば、左右兼用のため、部品点数を低減できる。
また、請求項6記載の入力装置によれば、キートップが直接台などに接触しないため、設置時に無理な荷重が加わることにより生じるキートップの破損を防止することができる。
また、請求項7記載の入力装置によれば、マウスやポインティングデバイスなどを備えることにより、機能を拡張し、操作性を向上することができる。
また、請求項8記載の入力装置によれば、他方の手で物品を持ちながら、片手でバーコード読取りと多数のコ−ド情報入力とを同時にあるいは連続して行え、情報読み取り・入力作業の効率を向上できる。また、レンズやプリズムなどの重い光学系の重心を手の上方に配置する事で、長時間使用しても疲れない。
また、請求項9記載の入力装置によれば、机上でペンを持つのと同様な把持姿勢で使用できる。また、自立放置しているので、容易に把持することができる。
また、請求項10記載の入力装置によれば、人差指の押し上げ操作を容易に行なうことができる。
また、請求項11記載の入力装置によれば、操作部の全体厚さを抑えることができ、入力装置を小型化できる。
また、請求項12記載の入力装置によれば、操作部の厚さを抑えつつ、円滑に操作部を操作できる。
また、請求項13記載の入力装置によれば、操作部が変位しても、防塵部材により外部と遮断できるので長寿命化を図れる。
また、請求項14記載の入力装置によれば、操作部の全体厚さを抑えつつ接触面積の大きいスイッチを使用でき、把持・操作が容易で長寿命な入力装置を提供できる。
また、請求項15記載の入力装置によれば、コード入力を意図した通り安定的に動作させることができると共に、入力装置を薄型にすることができる。
また、請求項16記載の入力装置によれば、安定点を選択する操作中に、安定点から他の安定点へ移動する際、意図しないコードを入力してしまうことを防止できる。
また、請求項17記載の入力装置によれば、少ない面積で多くの情報を表示させることができる。
また、請求項18記載の入力装置によれば、複数指の状態の組合せで意図するコードを直接表示でき、円滑に操作できる。
また、請求項19記載の入力装置によれば、スイッチの状態組合せをコードに割り当てる場合の非同期操作で、2スイッチオン状態の安定点から全スイッチオフの中立点へ遷移する途中に1スイッチオンの状態を短時間通過してもこのコードを無視でき、少ないスイッチで多くの状態を検出する構成が可能となり、装置を小型化できる。
また、請求項20記載の入力装置によれば、一定の場所において現在の入力状態を確認できるので、視線移動を少なくでき、操作性を向上できる。
また、請求項21記載の入力装置によれば、視線移動が少なく、直感的に操作を行なうことができる。
また、請求項22記載の入力装置によれば、入力装置が落下した場合の影響、被害を最小限にとどめることができる。
また、請求項23記載の入力装置によれば、ほぼ親指だけで入力できるので、携帯電話の文字入力と同様に操作でき、容易に操作できる。
また、請求項24記載の入力装置によれば、文章と入力決定文字と、操作案内とが近接して表示されるので、視線移動を少なく操作できる。
また、請求項25記載の入力装置によれば、機能を拡張できると共に、使用者が容易にカスタマイズすることができる。
また、請求項26記載の入力装置によれば、ポインタを視認しながら、意図する位置へ迅速に精度よく到達させることができる。
また、請求項27記載の入力装置によれば、文字入力操作とマウス操作の連続操作を容易に行なうことができる。
また、請求項28記載の入力装置によれば、コード入力と同様操作で中断なく連続して対象を移動でき、迅速に操作できる。また、マウスホイールなどの不連続動作でなく、連続操作ができ、制御性を向上できる。
また、請求項29記載の入力装置によれば、表示欄数の制限なく選択項目を設定できる。
また、請求項30記載の入力装置によれば、誘導に従うことで、初心者でも操作中に行と段のステップを迷わずに、的確に操作することができる。
また、請求項31記載の入力装置によれば、候補コードを実際に決定入力する前に決定するか否かの判断を行なうことができ、簡易な表記だけでは解らない説明を参照したり、意図するコードを探したり、試行錯誤操作ができる。
また、請求項32記載の入力装置によれば、画面を見ずに操作できる。
(1)入力装置の全体構成
以下図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
以下図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は入力装置1の全体構成を示し、ユーザが片手で把持した状態で操作して用いる入力装置1、入力装置1から入力された情報を処理するコンピュータ2、該コンピュータ2で処理された情報を表示するディスプレイ3が、ネットワークを介して接続された構成を有する。また、入力装置1は、前記コンピュータ2とディスプレイ3とを一体的に備えても良いことはもちろんである。
(1−2)入力装置1の構成
図2に示す入力装置1は、本体5と、片手で把持する把持部6と、該把持部6を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部7とを備える。
(1−2)入力装置1の構成
図2に示す入力装置1は、本体5と、片手で把持する把持部6と、該把持部6を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部7とを備える。
前記把持部6は、前記本体5の下方中央から延びる第1把持部6aと、該第1把持部6aから所定の把持間隔をあけて前記本体5の側方から延びる第2把持部6bとからなる。
また、前記本体5には、保護突起8が形成される。該保護突起8は、前記本体5から突出した前記操作部7よりも突出して形成されることにより、入力装置1を載置した場合、床などに操作部7が直接接触することを防いで、保護する。
前記操作部7は、図3に示すように、前記本体5の一側または他側の少なくとも一方に設けられた第1操作部7aと第2操作部7bとからなる。前記第1操作部7aは主に親指で操作され、前記第2操作部7bは主に人差指で操作される。また、前記第1把持部6aには第3操作部7cが設けられてもよい。
前記把持間隔Wは、把持部6を手のひらで把持したときの支点、すなわち、前記第1把持部6aと、前記第2把持部6bとの支点間距離である(図3(c))。この支点を結ぶ直線が本体5表面に対し、所定角度α傾けて設けられる。前記第2把持部6bは、上方で前記本体5に軸支されていることにより左右方向に回動させて固定することができる(図3(a))。さらに、第2把持部6bと本体5との間に図示しないスペーサを設けることにより、前後方向に回動させて固定することができる(図3(b))。これにより、手の大きさや好みに合わせて適宜把持間隔Wを変更することができ、容易に調節することができる。
前記第1把持部6aは、図4に示すように、主に手の指で握られるため、握りやすい形状に形成される。前記第2把持部6bは、主に手のひらが当接し、これにより、前記第1把持部6aと第2把持部6bとを手で挟み把持される。このようにして、入力装置1は把持され、第1操作部7aが親指で、第2操作部7bが人差指で操作され、操作部7を指で操作したときに本体5に生じる他方向への力を、把持した手で吸収することができ、片手で安定的に操作することができる。また、前記第3操作部7cは、第1把持部6aを握る小指によって操作される。
図5は、本体5の変形例を示す図である。図5に示す本体5は、縦長の板形状であって、本体5上方に前記操作部7を設け、その下方に、前記操作部7により入力された情報を表示する表示部10を備え、前記把持部6は、本体5の前記表示部10が備えられていない他側に設けられた第1把持部6aと、前記本体5の側方に設けられた第2把持部6bとからなる。前記第1把持部6aは、垂直方向に延びる縦杆であり、本体5裏面略中央に設けられている。前記第2把持部6bは、前記表示部10が設けられている本体5表面側に突出して形成されている。これにより、上記第1実施例と同様に、前記第1把持部6aと前記第2把持部6bとの支点を結ぶ直線が、本体5表面に対し所定角度傾いた状態で把持することができる。
図6は、把持部6の別の変形例を示す図である。図6に示す本体5は、横幅の広い板形状であって、本体5上方に前記操作部7を設け、その下方に、前記操作部7により入力された情報を表示する表示部10を備え、前記把持部6は、本体5の前記表示部10が備えられていない他側に設けられた第1把持部6aと、前記本体5の側方に設けられた第2把持部6bとからなる。前記第1把持部6aは、背面視で下方に向かって先細となる楔形部材が左右一対として形成されている。前記第2把持部6bを左右に設けることにより、右利き用及び左利き用が1台で兼用できる。また、左右に設けられた前記第2把持部6bは本体に対して着脱自在に設けても良いことはもちろんである。
図7は、第2把持部6bの変形例を示す図である。図7に示す第2把持部6bは、本体5の側方に着脱自在に設けられる。この第2把持部6bは、種々の材質、大きさのものが、使用者の手の大きさ、好みにより選択的に用いられる。
また、図8は、本体5の変形例を示す図である。前記本体5の上部には、光学装置11が設けられる。光学装置11は例えば、デジタルカメラ、またはバーコードスキャナ、などが設けられ、把持部6を持ち替えることなく、被写体にレンズを向け片手で前記操作部7を操作して撮像し、またはバーコードを読み取ることができる。
図9と図10は、外部デバイスを設けた入力装置1の構成を示す図である。図9に示す入力装置1は、連結機構12によりマウス13と一体化されている。これにより、持ち替えることなく入力装置1の操作と共にマウス操作を行なうことができるので、操作性を向上できる。また、図10に示すように、入力装置1は、(a)ポインティングデバイス14や、(b)ジョグダイアル15、(c)スイッチ16などを設けることとしてもよい。このように入力装置1に一体的に設けることにより、携帯時における操作性を向上することができる。
図11は、入力装置1の変形例を示す図である。図11に示す入力装置1は、略フの字形に形成され、前記操作部7を挟んで前後方向に脚部20を備え、該脚部20により自立可能となっている。この入力装置1には、側方の一側に第1操作部7aが設けられ、他側には第2操作部7bと第4操作部7dとが設けられている。前記入力装置1の後方に把持部6が設けられており、前記脚部20と一体的に第1把持部6aが形成され、前記第1操作部7aが設けられている一側に着脱自在に第2把持部6bが設けられている。前記第4操作部7dは、主に中指で操作される。このように構成された入力装置1は、図12に示すように上方から把持される。すなわち、第1操作部7aに親指を、第2操作部7bに人差指を、第4操作部7dに中指を嵌め、把持部6が手のひらで把持される。これにより図13に示すように、入力装置1を台上に載置した状態で操作することができるので、労力を軽減することができる。また、入力装置1の脚部20、すなわち台との設置面にマウス機能を設けることとしてもよい。こうすることにより、持ち替えることなく、入力装置1のみでマウスおよびキーボード操作を行なうことができるので、より使い勝手を向上できる。
図14は、操作部7の断面図である。図14に示す操作部7は、キートップ21と基板22に実装される複数のスイッチ23と、前記キートップ21が本体5上をスライド可能に支持する係合手段24と、前記キートップ21の変位をスイッチ23のオンオフに切替える切替機構25と、からなる。
前記切替機構25は、可動板26と、前記キートップ21の水平移動により前記可動板26を揺動させる可動カムローラ27とからなる。前記可動板26は、その一端において前記可動カムローラ27の下端に一体的に接続されており、他端が、前記基板22の裏面に実装され接点が下方にあるスイッチ23の接点を押し上げ可能な位置に設けられる。可動カムローラ27は、上端において後述する支持板に当接している。また、本体5及び本体カバー5aとキートップ21との隙間に防塵部材29が配置される。
前記キートップ21は、図15に示すように、上面を開口する円筒状に形成されている。キートップ21の開口部は、親指、人差指、及び中指の先端がそれぞれ嵌る形状であり、指先に摩擦力が作用する形状及び又は材質で形成されている。このキートップ21は、指先が外れないように指掛突起21aが設けられている。前記指掛突起21aは、開口部の少なくとも一方向が突出して形成される。また、この指掛突起21aは、その先端が開口部の内側へ折り返されても良い。
図16は、前記キートップ21を支持する支持板28を示す図である。前記支持板28がスライド機構上に載置されることにより、スライド可能に支持される。前記支持板28は、前記キートップ21を支持する台部31と、該台部31の下方略中央から一体的に延びる足部32とからなる。前記台部31は、後述するスライド機構に支持されるスライド支持部33と、前記可動カムローラ27が係合する係合凹部34と、該台部31の略中央に形成されたカムフェーズ35とからなる。前記係合凹部34は、スイッチ23の数だけ、すなわち本実施例においては3箇所形成される。また、足部32は、支軸部32aにおいて、上下方向へ移動可能かつ、本体表面上を回動可能に本体5に軸支されている。
前記係合手段24は、図17に示すように、前記支持板28に形成されたカムフェーズ35と該カムフェーズ35に係合するセンターカムローラ36とからなる。前記カムフェーズ35は、星型状に形成された穴部であって、安定点を備える。該安定点は、奥行きの短い第1受部a,b,cと該第1受部a,b,cより奥行きの長い第2受部ab,bc,acとからなり、この第1受部a,b,cと第2受部ab,bc,acとが交互に放射状に形成される。第1受部a,b,cでは、1個の前記スイッチ23がオンされ、第2受部ab,bc,acでは、2個の前記スイッチ23がオンされる。ここで第1受部のaでは、SW1がオンされ、第1受部のbでは、SW2がオンされ、第1受部のcでは、SW3がオンされる。また、第2受部のabでは、SW1とSW2がオンされ、第2受部のbcでは、SW2とSW3がオンされ、第2受部のacでは、SW1とSW3がオンされる。前記第1受部a,b,cと第2受部ab,bc,acとの間には切替突起37が形成されている。この切替突起37は穴部の内方に突出して形成される。前記センターカムローラ36は、本体5表面から垂直に突設される。尚、本実施例では支持板28にカムフェーズ35を形成し本体5にセンターカムローラ36を設けた例を示したが、支持板28にセンターカムローラ36を固設し、本体5にカムフェーズ35を深堀形成してもよいことはもちろんである。
このように形成された安定点は、少なくともいずれかのスイッチ23がオンとなる安定領域が形成される。すなわち、図中の境界線Laを境界として第1受部a側がSW1の安定領域、境界線Lbを境界として第1受部b側がSW2の安定領域、境界線Lcを境界として第1受部c側がSW3の安定領域となる。尚、境界線La,Lb,Lcは、前記係合凹部34の形状により決定される。
前記スライド機構38は、図18に示すように、例えば前記基板22に設けられた支持受部39と、該支持受部に設けられたボール40とからなる。前記支持受部39には補強部材を設けても良い。
次に上記入力装置1における操作部7の作用について説明する。
説明の便宜上、操作部7を左下へ変位させた場合について説明する。まず、指先によってキートップ21を左下へスライドさせる。キートップ21をスライドさせると、図19に示すように、支持板28が一体的にスライドし、カムフェーズ35の第2受部bcにセンターカムローラ36が係合する。同時に支持板28に形成された係合凹部34が可動カムローラ27の上端を外側へ押す。係合凹部34が可動カムローラ27の上端を外側へ押すと、可動カムローラ27の下端に一体的に設けられた可動板26が揺動する。可動板26が揺動すると、可動板の他端がスイッチ23の接点を押し上げ、スイッチ23をオンすることができる(図14破線)。
(2)入力装置1のシステム構成
図20は入力装置1のシステム構成を示すブロック図である。入力装置1は、操作部7と、各操作部7のオン・オフ信号を受信してチャタリング除去などの処理をした後にMPU42に送信する信号入力回路43と、MPU42に接続された情報コードデータ及び各操作部7の操作を案内するための案内画面データが格納されている記憶部44と、MPU42に接続された情報コードの表示及び各操作部7の操作状況を表示して各操作部7の操作を案内する本体5又はコンピュータ2のディスプレイ3上に表示される手引画面45と、MPU42に接続された情報コードを電子機器入力する入出力部46と、入力装置1に電力を供給する電源47とから構成されている。尚、前記電源47にかえて、前記コンピュータ2からUSBポートを介して電力を供給する構成としてもよい。また、前記案内画面データは、コンピュータ2の記憶装置に記憶されることとしてもよい。
(2)入力装置1のシステム構成
図20は入力装置1のシステム構成を示すブロック図である。入力装置1は、操作部7と、各操作部7のオン・オフ信号を受信してチャタリング除去などの処理をした後にMPU42に送信する信号入力回路43と、MPU42に接続された情報コードデータ及び各操作部7の操作を案内するための案内画面データが格納されている記憶部44と、MPU42に接続された情報コードの表示及び各操作部7の操作状況を表示して各操作部7の操作を案内する本体5又はコンピュータ2のディスプレイ3上に表示される手引画面45と、MPU42に接続された情報コードを電子機器入力する入出力部46と、入力装置1に電力を供給する電源47とから構成されている。尚、前記電源47にかえて、前記コンピュータ2からUSBポートを介して電力を供給する構成としてもよい。また、前記案内画面データは、コンピュータ2の記憶装置に記憶されることとしてもよい。
また、上位機であるコンピュータ2は、入力装置1に対応したデバイスドライバソフトウェア48と手引画面表示ソフトウェア49とを有する。前記MPU42に内蔵されている制御ソフトウェアと、デバイスドライバソフトウェア48と、手引画面表示ソフトウェア49とは、連動して動作する。
(2−1−1)画面構成
コンピュータ2のディスプレイ上に表示される手引画面45の構成について図21を参照して説明する。手引画面45には、情報コードの配置を操作部7の動作に関連付けたコード配置表示と、現在選択しているコードの強調表示とが一体的に表示され、常に次に行われる動作が視認でき、次操作を誘導できる構成となっている。
(2−1−1)画面構成
コンピュータ2のディスプレイ上に表示される手引画面45の構成について図21を参照して説明する。手引画面45には、情報コードの配置を操作部7の動作に関連付けたコード配置表示と、現在選択しているコードの強調表示とが一体的に表示され、常に次に行われる動作が視認でき、次操作を誘導できる構成となっている。
コード表50は、2行3列に整列した6個の情報コード欄51で表示され、前記第1操作部7a及び第2操作部7bの6状態により選択される。この配置により、中央から見た各情報コード欄51の方向が入力装置1の操作部7の第1操作部7aを正面に見た状態に略対応することとなるので、直感的に情報コード欄51の位置を把握することができ、かつ、ディスプレイ3上で隙間なく並べてコード表50を構成することが出来るので効率的な画面配置をすることが出来る。
また、コード表50は、行と段を階層させ、「行」を2行3列に、「段」を「行」の中に同じく2行3列に配置し、情報コード群52を4行9列にまとめて表示している。さらに、中央に選択された情報コード欄51に対応する情報コードを表示する候補文字枠53と、入力決定されたコードにより作成された文章の数文字を表示する文字列枠54とが配置される。尚、第3操作部7cによるオン・オフ入力により、A面又はB面の選択を行える構成となっている。例えば、第3操作部7cがオフのとき、A面(図21(a))が表示され、第3操作部7cがオンのとき、B面(図21(b))が表示されるように構成される。各コード表50には、情報コードを表現する文字、コード名、などが表示され、イラスト化されたアイコンであってもよい。このように構成された情報コード群52はフォーマットして常時表示され、操作状態に応じて対応するコード表50及び情報コード欄51が強調表示される。尚、本実施例における情報コード群52の配列を左右反転させ、操作者の好みや利き手に応じて適宜変更して構成することとしてもよいことはもちろんである。
(2−1−2)集約型画面構成
次に図22を参照して集約型画面の構成について説明する。操作者の好みや操作の習熟度に応じ表示情報の詳細度の異なる複数の手引画面45を切り替え可能に表示する。(a)は、行の選択案内と、段の選択案内を簡便にしたものである。外側に行タイトル表示をし、その内側に現在選択された行に対応する段の各情報コードを表示し、中央に候補文字枠53と、文字列枠54と選択面表示を配置する構成である。(b)は、(a)を簡略化し、数文字の表示だけで操作案内ができるように構成した手引画面45である。最下段に面表示をし、中央段に現在選択中の行タイトルを表示し、最上段に各操作部7で指示している現状指示文字と、選択された候補文字と、入力決定された決定文字とを、その状態に応じて色分け表示する。この手引画面45では、情報コードの配列は全く表示されないため、各情報コードが所属する行と、その配置とを記憶している操作者に適しており、少数文字を表示するのみであるので視線移動を少なくできると共に、表示スペースを小さくできる。(c)は、(b)における最上段の表示のみだけを表示する手引画面45である。各階層を記憶している操作者に適しており、さらに表示スペースを小さくすることにより、ディスプレイの表示を妨げることなく入力操作をすることができる。したがって、アプリケーション画面に文字入力される入力文字の文末近傍にこの手引画面45を表示させることとしてもよい。こうすることにより、入力された文字から視線を移動させることなく入力操作をすることができる。また、コンピュータ2に搭載される基本ソフトウェアや文章作成ソフトウェアなどのアプリケーションソフトウェアから文字入力位置を表すカーソル座標情報を取得することによりカーソル位置に追従して上記手引画面45の表示位置を手引画面表示ソフトウェア49が逐次更新することにより入力文字の文末近傍に自動追尾させることができる。これにより、視線移動をさらに少なくでき操作をより容易に行える。
(2−2)入力装置1の入力処理
次に、図23を参照して操作部7による情報コードの入力処理について説明する。尚、説明の便宜上、以下のように定義する。第3操作部7cがオフのときをA面とし、オンのときをB面とする(a)。第2操作部7bが、正面視で右上方向すなわちSW1のみがオンのときを第1行、右下方向すなわちSW1とSW2とがオンのときを第2行、真下方向のときすなわちSW2がオンのときを第3行、左下方向のときすなわちSW2とSW3とがオンのときを第4行、左上方向のときすなわちSW3のみがオンのときを第5行、真上方向のときすなわちSW1とSW3とがオンのときを第6行とする(b)。また第1操作部7aが、正面視で右上方向すなわちSW1のみがオンのときを第1段、右下方向すなわちSW1とSW2とがオンのときを第2段、真下方向のときすなわちSW2がオンのときを第3段、左下方向のときすなわちSW2とSW3とがオンのときを第4段、左上方向のときすなわちSW3のみがオンのときを第5段、真上方向のときすなわちSW1とSW3とがオンのときを第6段とする(c)。第1操作部7a、第2操作部7b共に中央位置すなわち中立位置にあるときを第0行、第0段とする。また、第1操作部7aにより入力指示される情報コードは、選択されただけでは決定・入力されず、入力候補を選択後、スイッチ23をオフすること、すなわち中立位置に戻すことにより決定される。
(2−2−1)同時操作手順
図21(a)は、「に」を選択指示したときの手引画面45の構成を示した図である。第1操作部7aと第2操作部7bとを同時に操作して入力操作する同時操作手順について説明する。まず、第3操作部7cをオフにしA面を選択する。次いで第2操作部7bで「な」行を選択する。すなわち第2操作部7bを真上方向に押しSW1とSW3とをオンさせ6行を選択する。そうすると、候補文字枠53に「な行」が表示される。次に第1操作部7aで「に」段を選択し「に」を入力候補とする。すなわち第1操作部7aを右上方向に押しSW1をオンさせ1段を選択する。そうすると、候補文字枠53の表示が「な行」から「に」に切り替わる。このように第1操作部7aと第2操作部7bとを操作して行と段とを選択することができる。また、以上の順序は同時或いは順序が入れ替わってもよい。さらに、第1操作部7aを中央位置に戻すと、「に」を入力決定することができる。「に」段に決定すると、中央に設けられた候補文字枠53の表示色が変化し、「に」が決定されたことを視覚的に通知すると共に、文字列枠54に表示されている文末に「に」を追加する。こうすることにより「に」を入力指示することができる。また、入力結果を示す入力結果文字列の文末における数文字を表示する文字列枠54が前記候補文字枠53に隣接して設けられることにより、文脈中での入力文字監視をすることができる。さらに、文字列枠54を候補文字枠53の左側に配置することにより、文末文字が候補文字と隣接するので、候補文字の妥当性を容易に判断できる。尚、右上行には一般文字ではなく、特殊文字や変換のための情報コードが割り当てられる。第2操作部7bは、主に人差指で操作されるので、右上行を選択することが困難であるため、連続した文字列を入力する際に、過って特殊な文字を入力することを防止できる。さらに、図21(b)は、第3操作部7cがオンでB面が表示された状態を示す。
(2−1−2)集約型画面構成
次に図22を参照して集約型画面の構成について説明する。操作者の好みや操作の習熟度に応じ表示情報の詳細度の異なる複数の手引画面45を切り替え可能に表示する。(a)は、行の選択案内と、段の選択案内を簡便にしたものである。外側に行タイトル表示をし、その内側に現在選択された行に対応する段の各情報コードを表示し、中央に候補文字枠53と、文字列枠54と選択面表示を配置する構成である。(b)は、(a)を簡略化し、数文字の表示だけで操作案内ができるように構成した手引画面45である。最下段に面表示をし、中央段に現在選択中の行タイトルを表示し、最上段に各操作部7で指示している現状指示文字と、選択された候補文字と、入力決定された決定文字とを、その状態に応じて色分け表示する。この手引画面45では、情報コードの配列は全く表示されないため、各情報コードが所属する行と、その配置とを記憶している操作者に適しており、少数文字を表示するのみであるので視線移動を少なくできると共に、表示スペースを小さくできる。(c)は、(b)における最上段の表示のみだけを表示する手引画面45である。各階層を記憶している操作者に適しており、さらに表示スペースを小さくすることにより、ディスプレイの表示を妨げることなく入力操作をすることができる。したがって、アプリケーション画面に文字入力される入力文字の文末近傍にこの手引画面45を表示させることとしてもよい。こうすることにより、入力された文字から視線を移動させることなく入力操作をすることができる。また、コンピュータ2に搭載される基本ソフトウェアや文章作成ソフトウェアなどのアプリケーションソフトウェアから文字入力位置を表すカーソル座標情報を取得することによりカーソル位置に追従して上記手引画面45の表示位置を手引画面表示ソフトウェア49が逐次更新することにより入力文字の文末近傍に自動追尾させることができる。これにより、視線移動をさらに少なくでき操作をより容易に行える。
(2−2)入力装置1の入力処理
次に、図23を参照して操作部7による情報コードの入力処理について説明する。尚、説明の便宜上、以下のように定義する。第3操作部7cがオフのときをA面とし、オンのときをB面とする(a)。第2操作部7bが、正面視で右上方向すなわちSW1のみがオンのときを第1行、右下方向すなわちSW1とSW2とがオンのときを第2行、真下方向のときすなわちSW2がオンのときを第3行、左下方向のときすなわちSW2とSW3とがオンのときを第4行、左上方向のときすなわちSW3のみがオンのときを第5行、真上方向のときすなわちSW1とSW3とがオンのときを第6行とする(b)。また第1操作部7aが、正面視で右上方向すなわちSW1のみがオンのときを第1段、右下方向すなわちSW1とSW2とがオンのときを第2段、真下方向のときすなわちSW2がオンのときを第3段、左下方向のときすなわちSW2とSW3とがオンのときを第4段、左上方向のときすなわちSW3のみがオンのときを第5段、真上方向のときすなわちSW1とSW3とがオンのときを第6段とする(c)。第1操作部7a、第2操作部7b共に中央位置すなわち中立位置にあるときを第0行、第0段とする。また、第1操作部7aにより入力指示される情報コードは、選択されただけでは決定・入力されず、入力候補を選択後、スイッチ23をオフすること、すなわち中立位置に戻すことにより決定される。
(2−2−1)同時操作手順
図21(a)は、「に」を選択指示したときの手引画面45の構成を示した図である。第1操作部7aと第2操作部7bとを同時に操作して入力操作する同時操作手順について説明する。まず、第3操作部7cをオフにしA面を選択する。次いで第2操作部7bで「な」行を選択する。すなわち第2操作部7bを真上方向に押しSW1とSW3とをオンさせ6行を選択する。そうすると、候補文字枠53に「な行」が表示される。次に第1操作部7aで「に」段を選択し「に」を入力候補とする。すなわち第1操作部7aを右上方向に押しSW1をオンさせ1段を選択する。そうすると、候補文字枠53の表示が「な行」から「に」に切り替わる。このように第1操作部7aと第2操作部7bとを操作して行と段とを選択することができる。また、以上の順序は同時或いは順序が入れ替わってもよい。さらに、第1操作部7aを中央位置に戻すと、「に」を入力決定することができる。「に」段に決定すると、中央に設けられた候補文字枠53の表示色が変化し、「に」が決定されたことを視覚的に通知すると共に、文字列枠54に表示されている文末に「に」を追加する。こうすることにより「に」を入力指示することができる。また、入力結果を示す入力結果文字列の文末における数文字を表示する文字列枠54が前記候補文字枠53に隣接して設けられることにより、文脈中での入力文字監視をすることができる。さらに、文字列枠54を候補文字枠53の左側に配置することにより、文末文字が候補文字と隣接するので、候補文字の妥当性を容易に判断できる。尚、右上行には一般文字ではなく、特殊文字や変換のための情報コードが割り当てられる。第2操作部7bは、主に人差指で操作されるので、右上行を選択することが困難であるため、連続した文字列を入力する際に、過って特殊な文字を入力することを防止できる。さらに、図21(b)は、第3操作部7cがオンでB面が表示された状態を示す。
また、操作中に意図したとおりの候補情報コードを選択することに失敗した場合や、別の情報コードを入力したくなった場合、行を選択後その行の中に意図する情報コードを見つけることができなかった場合には、第1操作部7aを中央位置戻す決定操作をせずに別の操作をすることにより候補コードをキャンセルすることができる。また、図21(b)に示すように、適所に「・」(NULL)を何も動作しない情報コードとして割り当てておくことにより、容易に入力をキャンセルすることが可能になる。
(2−2−2)逐次操作手順
次に図24を参照して第1操作部7aのみで「行」と「段」とを選択決定する逐次操作手順について説明する。まず、第3操作部7cをオフにしA面を選択する。次いで第1操作部7aで「な」行を選択する。すなわち第1操作部7aを真上方向に押しSW1とSW3とをオンさせ6行を選択する(a)。さらに、第1操作部7aを中立位置に戻し、「な行」を候補行として登録する(b)。そうすると、候補文字枠53に「な行」が表示される。次いで第1操作部7aで「に」段を選択し、「に」を入力候補とする。すなわち第1操作部7aを右上方向に押しSW1をオンさせ1段を選択する。そうすると、候補文字枠53の表示が「な行」から「に」に切り替わる。さらに、第1操作部7aを中央位置に戻し決定する(c)。「に」段に決定すると、中央に設けられた候補文字枠53の表示色が変化し、「に」が決定されたことを視覚的に通知すると共に、中央に設けられた候補文字枠53に「に」が入力される(d)。こうすることにより「に」を入力指示することができる。上記行選択と、段選択とを交互に行うことにより第1操作部7aで逐次操作を行い、情報コードを入力することができる。また、第1操作部7aは主に親指で操作されるので、携帯電話を操作する場合と同様の感覚で操作することができる。尚、第3操作部7cをオン・オフすることにより面を切り替えることができることは言うまでもない。
(2−3)時素処理
図25を参照して時素処理について説明する。時素処理とは、意図しない情報コードが誤って入力されることを防ぐために、前記操作部の複数の状態の何れかを検知して位置の情報コードを選択した状態が所定時間経過したことに基づいて一の情報コードを入力候補とする処理をいう。図25は、第2操作部7bがSW3をオンさせ、第1操作部7aがSW2とSW3とを同時にオンさせた場合の信号変化の状態を示す。図26のフローチャートを参照して、第1操作部7aに基づいて説明する。まず、ステップ1においてタイマー監視周期が起動されると、ステップ2において全スイッチ23の変化を検出したか判定する。このときSW3の変化が検出される(図25のタイミング3)。したがって、ステップ3の変化時処理へ移行する。変化時処理では、スイッチ23の変化を検出したときからの経過時間の計測を開始する。次いでステップ4の表示変更処理へ移行する。次いでステップ1に戻り、さらにスイッチ23の変化を検出しないのでステップ5へ移行し、時素判定が終了したか判断する。ここで時素tを3としているので、まだ時素判定は満了しない(図25のタイミング4)。したがってステップ7の時素未了時処理へ移行し、ステップ4を経てステップ1に戻る。ステップ2においてSW2の変化が検出される(図25のタイミング5)。したがって、ステップ3の変化時処理へ移行する。変化時処理では、スイッチ23の変化を検出したときからの経過時間の計測を開始する。次いでステップ4の表示変更処理へ移行する。次いでステップ1に戻り、さらにスイッチ23の変化を検出しないのでステップ5へ移行し、時素判定が満了するまで同様のスキャンを継続する。ステップ5において所定時素tが経過したと判断すると(図25のタイミング8)、ステップ6の時素満了時処理へ移行する。時素満了時処理では、この状態に対応する情報コードを入力候補として候補コードに登録する。次いで、ステップ4の表示変更処理へ移行し、情報コードが候補コードに登録されたことを示す強調表示を行う。次に、候補コードが決定される過程について説明する。第1操作部7aのキートップ21が左下方向に変位し、カムフェーズ35の右上方向にあるセンターカムローラ36が図中の矢印の経路を辿って中立点に戻る場合について説明する。すなわち、先にSW3がオフし、次いでSW2がオフする場合について説明する。ステップ2においてSW3の変化が検出される(図25のタイミング13)。したがって、ステップ3の変化時処理へ移行する。所定時素tが経過する前にSW2の変化を検出する(図25のタイミング15)。SW3がオフしSW2のみがオンの状態が時素未了であるので、SW2を候補コードとして採用することなく、以前登録したSW2とSW3を同時にオンした状態の候補コードを決定する。これにより、状態遷移途中の意図しない無意味なコード(図25のタイミング13,14)を無視することができる。尚、時素が短すぎると、遷移途中のコードを入力してしまう可能性があり、また、長すぎると高速で操作する場合に、候補コード採用前に操作者が既に次操作を開始してしまい意図するコードが見落とされてしまう可能性があるので、実用的な範囲において時素は決定される。
(2−4)情報コード別制御型処理
次に図27,28を参照して情報コードにあわせて変更できる制御型の構成について説明する。図27に示すように、コード表50データは機能毎に行・段によって整理され、各情報コード毎に制御型が定義される。すなわち、画面表示のフォーマットを表示する制御ソフトウェアから独立してコード表50に割り当てられる各情報コードの集合体をコード表データとして設ける。これにより、各コード表50の各欄に対応する文字・コード毎に、指示されたときの動作、すなわち制御型を個別に定義することができる。したがって、機能を拡大することができるので適用できるアプリケーションが増えるほか、使用者によるカスタマイズ、及び誤コードを修正することが可能になる。この制御型として、すでに説明した文字入力型のほか、図28に示すように、文字置換型、制御コマンド型、コード表更新型、コード表部分更新型などを設けることができる。文字置換型は、清音と濁音・半濁音、大文字と小文字、全角文字と半角文字、ひらがなとカタカナなど、すでに入力した文字を一対一で対応する異種文字に変換する。制御コマンド型は、文字を選択する場合と同様の操作をしたときに、制御コードや、表記とは異なるコード列や、事前に登録してあった制御コード・文字列をコンピュータ2に対して送信する。この制御コード・文字列は、コード表データの制御条件に記載され、基本ソフトウェアやアプリケーションソフトウェアに特定のコマンドを発することができ、入力装置1としての機能を多様化できる。また、制御コード・文字列をコンピュータ2に搭載する場合は、アプリケーションソフトウェアへ指示を送信する。前記コード表更新型は、各コード表50に表示する情報コードを一斉に入れ替えることを指示する。例えば、「かな」を「アルファベット」に、A面をB面に入れ替えるなどの指示がされる。この場合、操作は文字入力と同様に操作することとなるが、決定した時は、文字がコンピュータ2に伝達されるのではなく、手引画面45の表示が更新され、同時に新たな表示に対応した情報コード選択が行われる。前記コード表部分更新型は、前記コード更新型の変形例であり、手引画面45の一部の表示のみを入れ替えることができる。例えば、現在指示中の行の各段表示を一時的に他の表示に切り替えることにより、制御コマンドを選択する時、大項目から小項目へ多段階表示して選択する。言語文字を全て表示するための行数が不足する場合に、使用頻度の低い行を他の行の隠し行として配置し必要時にのみ表示して選択する、などの使用方法を提供することができる。
(2−4−1)ポインタ操作型
次に図29,30を参照してポインタなどの座標を移動させるポインタ制御型について説明する。ポインタ操作型は、マウス機能を代用するものであり、ポインタを上下左右方向に移動させることができる。図29に示すように、コード表50内の各欄に「→」、「↓」、「←」、「↑」を表示すると共に、各欄に指示方向にポインタを移動させる情報コードを割り当てる。矢印を選択すると、選定し続ける時間に比例した移動速度でポインタを移動させるポインタ移動コマンドが連続して送出される。これにより速度調節をしながらポインタを移動させることができる。このとき、ポインタは所定の加速度で移動を開始し、所定の移動速度で移動することとしてもよい。すなわち、指示開始後、ポインタは速度0から徐々に加速し所定の移動速度に達する。これにより、使い勝手を向上することができる。また、異なる移動速度によりポインタを移動させるコマンド表を複数設けることとしてもよい。手引画面45には、2段に低速、3段に中速、4段に高速の情報コード欄が設けられている。図30に示すように、所定速度に応じて加速度を変更することにより、操作者が違和感なく操作することができる。また、マウスのクリック操作を行うコマンド表を設けてもよい。これにより、文字入力位置をクリックボタンで選択指示することにより、入力位置を指定してから文字を入力するまでの一連の動作を連続して行える。さらに、一画面上に表示された複数のポインタをそれぞれ選択して移動させることとしてもよい。これにより、一方のポインタを作業エリアのオブジェクト指示に使用し、他方のポインタをコマンド選択に使用するなど使い分けることにより、ポインタの移動距離を少なくして、作業性を向上することができる。また、ポインタ以外に、座標移動させる対象を情報コードに割り当てておくことにより、任意の対象を座標移動することとしてもよいことはもちろんである。
(2−4−2)循環操作型
次に循環操作型について説明する。前記安定領域において、各安定点を順次循環させるように操作すると、マウス機能におけるスクロール操作と同様の操作をすることができる。
(2−4−2−1)ホイール操作
図31を参照してホイール操作について説明する。図中、右下にある「水平」行を第2操作部7bで選択した場合について説明する。第1操作部7aを循環操作することにより、安定点が隣の安定点に移動するたび、すなわちコード表50の欄の選択が隣の欄へ移動するたびごとにスクロール信号が発せられる。このホイール操作として、垂直操作、回転操作、ズーミングなどの機能を設けてもよい。操作部7を循環させて操作できるので、指を戻す必要のあるマウスにおけるホイール操作に対し、連続動作をすることができ、制御性、操作性を向上できる。
(2−4−2−2)循環メニュー機能
次に循環メニュー機能について図32を参照して説明する。循環メニュー機能とは、コード表50の段の選択が隣の段に移った場合に、コード表50のメニューを1件入れ替えることにより、表示されるコード表50の枠を超えてメニューを表示させる機能である。例えば、選択される段の前後3件ずつを表示するものとする。すなわち、「アルファベット」行を選択した状態(a)から「A」段を選択すると、「A」を中心として前後3件分のメニューに表示変更される(b)。さらに隣の「Z」を選択すると、「Z」を中心とした表示に変更される(c)。この場合、左回りに循環し始めたので左回りに多い文字を表示している。引き続き1段移動する毎に1文字を入れ替える(d)。この操作を繰り返すことにより、コード表50の表示制限である6文字を越えてメニュー選択をすることができるので、拡張性を高めることができる。尚、本実施例ではコード表50に基づいて説明したが、情報コード群52において上記循環メニュー機能を備えることとしてもよいことはもちろんである。
(2−5)落下時誤入力防止機能
次に、入力装置1を過って落下させた場合の誤入力防止機能について説明する。落下させるなど、入力装置1に衝撃が加わった場合に、各操作部7、例えば前記第1操作部7a及び第2操作部7bに対し同方向へ負荷がかかる。各操作部7へ同方向への負荷がかかると、前記第1操作部7a及び第2操作部7bが同方向のスイッチ23をオンさせる。したがって、このように同方向のスイッチ23をオンさせた場合に対応する段に、復旧不可能となるような重要な情報コードを割り当てないようにすれば、致命的な被害を防ぎ被害を最小に止めることができる。
(2−6)解説表示機能
次に、解説表示機能について図33を参照して説明する。手引画面45上に解説表示欄55を設け、手引画面コード・文字の説明、動作内容などを、個々の説明を表示する。コード表データの拡張条件を活用するもので、文章表示のほか詳細なグラフィック表示なども可能となる。これにより、候補の段階で表示し、意図に合わない時に決定操作しなければ無入力処理で終える。また、従来のヘルプ表示やアプリケーションのコマンド解説と異なり、説明表示を逐一要求せず無条件に、かつ操作で注視している点近傍に表示できるので、操作が少なく視線移動が少なく操作性を向上できる。
操作コード出力先アプリケーションに解説表示を要求し、結果を表示してもよい。行を選択した段階で行に共通する制御型を表示する。これを見て次の操作を判断することができる。
(2−7)教習機能
次に、教習機能について図34を参照して説明する。コンピュータ2に2台の入力装置1を接続し、各入力装置1から情報を入力し手引画面45に表示させる。このとき、手引き画面上における強調表示を入力装置1に応じて異なるものとし、一方の入力装置1すなわち生徒側の入力装置1からの入力情報と、他方の入力装置1すなわち先生側の入力装置1からの入力情報とが識別可能となるように構成する。これにより、生徒側の入力が誤っている場合に、先生側の正しい入力を識別表示することによって、「行」、「段」の位置を言葉で説明する必要がないので、円滑に教習を行うことができる。
(2−8)音声出力機能
次に、音声出力機能について説明する。音声出力機能は、操作状況すなわち情報コードを選択、決定した場合に、各情報コードを音声により出力することにより、画面表示を視認できない環境においても、容易に操作することができる。例えば、本機能を携帯電話に搭載した場合には、入力装置1を耳に当てた状態で片手で操作し、視界を妨げずに発信操作などをすることができる。
(2−2−2)逐次操作手順
次に図24を参照して第1操作部7aのみで「行」と「段」とを選択決定する逐次操作手順について説明する。まず、第3操作部7cをオフにしA面を選択する。次いで第1操作部7aで「な」行を選択する。すなわち第1操作部7aを真上方向に押しSW1とSW3とをオンさせ6行を選択する(a)。さらに、第1操作部7aを中立位置に戻し、「な行」を候補行として登録する(b)。そうすると、候補文字枠53に「な行」が表示される。次いで第1操作部7aで「に」段を選択し、「に」を入力候補とする。すなわち第1操作部7aを右上方向に押しSW1をオンさせ1段を選択する。そうすると、候補文字枠53の表示が「な行」から「に」に切り替わる。さらに、第1操作部7aを中央位置に戻し決定する(c)。「に」段に決定すると、中央に設けられた候補文字枠53の表示色が変化し、「に」が決定されたことを視覚的に通知すると共に、中央に設けられた候補文字枠53に「に」が入力される(d)。こうすることにより「に」を入力指示することができる。上記行選択と、段選択とを交互に行うことにより第1操作部7aで逐次操作を行い、情報コードを入力することができる。また、第1操作部7aは主に親指で操作されるので、携帯電話を操作する場合と同様の感覚で操作することができる。尚、第3操作部7cをオン・オフすることにより面を切り替えることができることは言うまでもない。
(2−3)時素処理
図25を参照して時素処理について説明する。時素処理とは、意図しない情報コードが誤って入力されることを防ぐために、前記操作部の複数の状態の何れかを検知して位置の情報コードを選択した状態が所定時間経過したことに基づいて一の情報コードを入力候補とする処理をいう。図25は、第2操作部7bがSW3をオンさせ、第1操作部7aがSW2とSW3とを同時にオンさせた場合の信号変化の状態を示す。図26のフローチャートを参照して、第1操作部7aに基づいて説明する。まず、ステップ1においてタイマー監視周期が起動されると、ステップ2において全スイッチ23の変化を検出したか判定する。このときSW3の変化が検出される(図25のタイミング3)。したがって、ステップ3の変化時処理へ移行する。変化時処理では、スイッチ23の変化を検出したときからの経過時間の計測を開始する。次いでステップ4の表示変更処理へ移行する。次いでステップ1に戻り、さらにスイッチ23の変化を検出しないのでステップ5へ移行し、時素判定が終了したか判断する。ここで時素tを3としているので、まだ時素判定は満了しない(図25のタイミング4)。したがってステップ7の時素未了時処理へ移行し、ステップ4を経てステップ1に戻る。ステップ2においてSW2の変化が検出される(図25のタイミング5)。したがって、ステップ3の変化時処理へ移行する。変化時処理では、スイッチ23の変化を検出したときからの経過時間の計測を開始する。次いでステップ4の表示変更処理へ移行する。次いでステップ1に戻り、さらにスイッチ23の変化を検出しないのでステップ5へ移行し、時素判定が満了するまで同様のスキャンを継続する。ステップ5において所定時素tが経過したと判断すると(図25のタイミング8)、ステップ6の時素満了時処理へ移行する。時素満了時処理では、この状態に対応する情報コードを入力候補として候補コードに登録する。次いで、ステップ4の表示変更処理へ移行し、情報コードが候補コードに登録されたことを示す強調表示を行う。次に、候補コードが決定される過程について説明する。第1操作部7aのキートップ21が左下方向に変位し、カムフェーズ35の右上方向にあるセンターカムローラ36が図中の矢印の経路を辿って中立点に戻る場合について説明する。すなわち、先にSW3がオフし、次いでSW2がオフする場合について説明する。ステップ2においてSW3の変化が検出される(図25のタイミング13)。したがって、ステップ3の変化時処理へ移行する。所定時素tが経過する前にSW2の変化を検出する(図25のタイミング15)。SW3がオフしSW2のみがオンの状態が時素未了であるので、SW2を候補コードとして採用することなく、以前登録したSW2とSW3を同時にオンした状態の候補コードを決定する。これにより、状態遷移途中の意図しない無意味なコード(図25のタイミング13,14)を無視することができる。尚、時素が短すぎると、遷移途中のコードを入力してしまう可能性があり、また、長すぎると高速で操作する場合に、候補コード採用前に操作者が既に次操作を開始してしまい意図するコードが見落とされてしまう可能性があるので、実用的な範囲において時素は決定される。
(2−4)情報コード別制御型処理
次に図27,28を参照して情報コードにあわせて変更できる制御型の構成について説明する。図27に示すように、コード表50データは機能毎に行・段によって整理され、各情報コード毎に制御型が定義される。すなわち、画面表示のフォーマットを表示する制御ソフトウェアから独立してコード表50に割り当てられる各情報コードの集合体をコード表データとして設ける。これにより、各コード表50の各欄に対応する文字・コード毎に、指示されたときの動作、すなわち制御型を個別に定義することができる。したがって、機能を拡大することができるので適用できるアプリケーションが増えるほか、使用者によるカスタマイズ、及び誤コードを修正することが可能になる。この制御型として、すでに説明した文字入力型のほか、図28に示すように、文字置換型、制御コマンド型、コード表更新型、コード表部分更新型などを設けることができる。文字置換型は、清音と濁音・半濁音、大文字と小文字、全角文字と半角文字、ひらがなとカタカナなど、すでに入力した文字を一対一で対応する異種文字に変換する。制御コマンド型は、文字を選択する場合と同様の操作をしたときに、制御コードや、表記とは異なるコード列や、事前に登録してあった制御コード・文字列をコンピュータ2に対して送信する。この制御コード・文字列は、コード表データの制御条件に記載され、基本ソフトウェアやアプリケーションソフトウェアに特定のコマンドを発することができ、入力装置1としての機能を多様化できる。また、制御コード・文字列をコンピュータ2に搭載する場合は、アプリケーションソフトウェアへ指示を送信する。前記コード表更新型は、各コード表50に表示する情報コードを一斉に入れ替えることを指示する。例えば、「かな」を「アルファベット」に、A面をB面に入れ替えるなどの指示がされる。この場合、操作は文字入力と同様に操作することとなるが、決定した時は、文字がコンピュータ2に伝達されるのではなく、手引画面45の表示が更新され、同時に新たな表示に対応した情報コード選択が行われる。前記コード表部分更新型は、前記コード更新型の変形例であり、手引画面45の一部の表示のみを入れ替えることができる。例えば、現在指示中の行の各段表示を一時的に他の表示に切り替えることにより、制御コマンドを選択する時、大項目から小項目へ多段階表示して選択する。言語文字を全て表示するための行数が不足する場合に、使用頻度の低い行を他の行の隠し行として配置し必要時にのみ表示して選択する、などの使用方法を提供することができる。
(2−4−1)ポインタ操作型
次に図29,30を参照してポインタなどの座標を移動させるポインタ制御型について説明する。ポインタ操作型は、マウス機能を代用するものであり、ポインタを上下左右方向に移動させることができる。図29に示すように、コード表50内の各欄に「→」、「↓」、「←」、「↑」を表示すると共に、各欄に指示方向にポインタを移動させる情報コードを割り当てる。矢印を選択すると、選定し続ける時間に比例した移動速度でポインタを移動させるポインタ移動コマンドが連続して送出される。これにより速度調節をしながらポインタを移動させることができる。このとき、ポインタは所定の加速度で移動を開始し、所定の移動速度で移動することとしてもよい。すなわち、指示開始後、ポインタは速度0から徐々に加速し所定の移動速度に達する。これにより、使い勝手を向上することができる。また、異なる移動速度によりポインタを移動させるコマンド表を複数設けることとしてもよい。手引画面45には、2段に低速、3段に中速、4段に高速の情報コード欄が設けられている。図30に示すように、所定速度に応じて加速度を変更することにより、操作者が違和感なく操作することができる。また、マウスのクリック操作を行うコマンド表を設けてもよい。これにより、文字入力位置をクリックボタンで選択指示することにより、入力位置を指定してから文字を入力するまでの一連の動作を連続して行える。さらに、一画面上に表示された複数のポインタをそれぞれ選択して移動させることとしてもよい。これにより、一方のポインタを作業エリアのオブジェクト指示に使用し、他方のポインタをコマンド選択に使用するなど使い分けることにより、ポインタの移動距離を少なくして、作業性を向上することができる。また、ポインタ以外に、座標移動させる対象を情報コードに割り当てておくことにより、任意の対象を座標移動することとしてもよいことはもちろんである。
(2−4−2)循環操作型
次に循環操作型について説明する。前記安定領域において、各安定点を順次循環させるように操作すると、マウス機能におけるスクロール操作と同様の操作をすることができる。
(2−4−2−1)ホイール操作
図31を参照してホイール操作について説明する。図中、右下にある「水平」行を第2操作部7bで選択した場合について説明する。第1操作部7aを循環操作することにより、安定点が隣の安定点に移動するたび、すなわちコード表50の欄の選択が隣の欄へ移動するたびごとにスクロール信号が発せられる。このホイール操作として、垂直操作、回転操作、ズーミングなどの機能を設けてもよい。操作部7を循環させて操作できるので、指を戻す必要のあるマウスにおけるホイール操作に対し、連続動作をすることができ、制御性、操作性を向上できる。
(2−4−2−2)循環メニュー機能
次に循環メニュー機能について図32を参照して説明する。循環メニュー機能とは、コード表50の段の選択が隣の段に移った場合に、コード表50のメニューを1件入れ替えることにより、表示されるコード表50の枠を超えてメニューを表示させる機能である。例えば、選択される段の前後3件ずつを表示するものとする。すなわち、「アルファベット」行を選択した状態(a)から「A」段を選択すると、「A」を中心として前後3件分のメニューに表示変更される(b)。さらに隣の「Z」を選択すると、「Z」を中心とした表示に変更される(c)。この場合、左回りに循環し始めたので左回りに多い文字を表示している。引き続き1段移動する毎に1文字を入れ替える(d)。この操作を繰り返すことにより、コード表50の表示制限である6文字を越えてメニュー選択をすることができるので、拡張性を高めることができる。尚、本実施例ではコード表50に基づいて説明したが、情報コード群52において上記循環メニュー機能を備えることとしてもよいことはもちろんである。
(2−5)落下時誤入力防止機能
次に、入力装置1を過って落下させた場合の誤入力防止機能について説明する。落下させるなど、入力装置1に衝撃が加わった場合に、各操作部7、例えば前記第1操作部7a及び第2操作部7bに対し同方向へ負荷がかかる。各操作部7へ同方向への負荷がかかると、前記第1操作部7a及び第2操作部7bが同方向のスイッチ23をオンさせる。したがって、このように同方向のスイッチ23をオンさせた場合に対応する段に、復旧不可能となるような重要な情報コードを割り当てないようにすれば、致命的な被害を防ぎ被害を最小に止めることができる。
(2−6)解説表示機能
次に、解説表示機能について図33を参照して説明する。手引画面45上に解説表示欄55を設け、手引画面コード・文字の説明、動作内容などを、個々の説明を表示する。コード表データの拡張条件を活用するもので、文章表示のほか詳細なグラフィック表示なども可能となる。これにより、候補の段階で表示し、意図に合わない時に決定操作しなければ無入力処理で終える。また、従来のヘルプ表示やアプリケーションのコマンド解説と異なり、説明表示を逐一要求せず無条件に、かつ操作で注視している点近傍に表示できるので、操作が少なく視線移動が少なく操作性を向上できる。
操作コード出力先アプリケーションに解説表示を要求し、結果を表示してもよい。行を選択した段階で行に共通する制御型を表示する。これを見て次の操作を判断することができる。
(2−7)教習機能
次に、教習機能について図34を参照して説明する。コンピュータ2に2台の入力装置1を接続し、各入力装置1から情報を入力し手引画面45に表示させる。このとき、手引き画面上における強調表示を入力装置1に応じて異なるものとし、一方の入力装置1すなわち生徒側の入力装置1からの入力情報と、他方の入力装置1すなわち先生側の入力装置1からの入力情報とが識別可能となるように構成する。これにより、生徒側の入力が誤っている場合に、先生側の正しい入力を識別表示することによって、「行」、「段」の位置を言葉で説明する必要がないので、円滑に教習を行うことができる。
(2−8)音声出力機能
次に、音声出力機能について説明する。音声出力機能は、操作状況すなわち情報コードを選択、決定した場合に、各情報コードを音声により出力することにより、画面表示を視認できない環境においても、容易に操作することができる。例えば、本機能を携帯電話に搭載した場合には、入力装置1を耳に当てた状態で片手で操作し、視界を妨げずに発信操作などをすることができる。
上記実施例は本発明に対応して、本体5と、片手で把持する把持部6と、該把持部6を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部7とを備える入力装置1において、前記把持部6は、指で支持する第1把持部6aと該第1把持部6aと所定間隔をあけて設けられた第2把持部6bとからなり、前記操作部7は、前記本体5の一側に設けられた第1操作部7aと他側に設けられた第2操作部7bの少なくとも一方からなることとしたから、第1把持部6aを中指・薬指・小指で後ろから抱え込み、第2把持部6bを親指の腹で前から抱え込んで、両把持部6を挟んで把持固定し、前記第1操作部7aを親指で、前記第2操作部7bを人差指で操作できるので、一の筐体で左右の手に対応することができるとともに、安定して保持しながら入力操作をすることができる。また、机上放置してある装置を、開閉操作することなく直ちに操作開始できる。
また、前記把持部6は、前記操作部7を設けた本体5表面に対し所定角度傾けて設けられるため、操作部7に加わる多方向への力を片手で確実に吸収し安定して把持すると共に、容易に入力操作をすることができる。
また、前記第2把持部6bは、前記本体5に着脱可能に設けられているため、低コスト部品の着脱交換で、一の装置を左右兼用として使える。
また、前記第2把持部6bは、前記把持間隔Wを変更可能に設けられているため、操作者の手の大きさや好みに応じて適宜調節することができ、一の筐体で個人差に対してコストを抑えて対応できる。
また、前記第1把持部6aは、第3操作部7cが設けられているため、左右兼用のため、部品点数を低減できる。
また、前記本体5に設けられた前記操作部7より本体5から突出した保護突起8を備えているため、キートップ21が直接台などに接触しないため、設置時に無理な荷重が加わることにより生じるキートップ21の破損を防止することができる。
また、前記本体5は、外部デバイスを備えるため、機能を拡張し、操作性を向上することができる。
また、前記本体5は、光学装置11が設けられているため、他方の手で物品を持ちながら、片手でバーコード読取りと多数のコ−ド情報入力とを同時にあるいは連続して行え、情報読み取り・入力作業の効率を向上できる。また、レンズやプリズムなどの重い光学系の重心を手の上方に配置する事で、長時間使用しても疲れない。
また、前記入力装置1を自立させる脚部20が前記把持部6を挟んで設けられ、前記操作部7は、前記本体5の一側に設けられた第1操作部7aと、他側に設けられた第2操作部7bと第4操作部7dとからなるため、机上でペンを持つのと同様な把持姿勢で使用できる。また、自立放置しているので、容易に把持することができる。
また、前記操作部7は、指先が嵌る形状に形成され、少なくとも一方向に指掛突起21aが設けられているため、人差指の押し上げ操作を容易に行なうことができる。
また、前記操作部7はキートップ21と基板22に実装されるスイッチ23とからなり、該スイッチ23は基板22の裏面に実装されるため、操作部7の全体厚さを抑えることができ、入力装置1を小型化できる。
また、前記キートップ21は、水平移動を可能にするボール40上に載置されるため、操作部7の厚さを抑えつつ、円滑に操作部7を操作できる。
また、前記操作部7は本体5に設けられ、該本体5と前記キートップ21との隙間に配置される防塵部材29が設けられているため、操作部7が変位しても、防塵部材29により外部と遮断するので長寿命化を図れる。
また、前記スイッチ23をオンオフする揺動可能に支持された可動板26と、前記キートップ21の水平移動により前記可動板26を揺動させる可動カムローラ27とを備えるため、操作部7の全体厚さを抑えつつ接触面積の大きいスイッチ23を使用でき、把持・操作が容易で長寿命な入力装置1を提供できる。
また、前記キートップ21は支持板28に支持され、該支持板28は、カムフェーズ35と該カムフェーズ35に係合するセンターカムローラ36とからなる係合手段24により前記本体5に支持され、前記カムフェーズ35は、1個の前記スイッチ23をオンする第1受部と2個の前記スイッチ23をオンする第2受部とからなる安定点を備え、前記第1受部と第2受部との間に切替突起37を設けたため、コード入力を意図した通り安定的に動作させることができると共に、入力装置1を薄型にすることができる。
また、前記操作部7は、前記カムフェーズ35に設けられた第1受部と前記第2受部との間に、少なくとも一方のスイッチ23がオンとなる安定領域を備えているため、安定点を選択する操作中に、安定点から他の安定点へ移動する際、意図しないコードを入力してしまうことを防止できる。
また、前記表示部10は、前記操作部7に対応して前記前記情報コードを行列状に配置して表示するため、少ない面積で多くの情報を表示させることができる。
また、前記表示部10は、前記操作部7の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードの階層との対応を表示するため、複数指の状態の組合せで意図するコードを直接表示でき、円滑に操作できる。
また、前記処理部は、前記操作部7の複数の状態の何れかを検知して一の情報コードを選択した状態が所定時間経過したことに基づいて一の情報コードを入力候補とするため、スイッチ23の状態組合せをコードに割り当てる場合の非同期操作で、2スイッチ23オン状態の安定点から全スイッチ23オフの中立点へ遷移する途中に1スイッチ23オンの状態を短時間通過してもこのコードを無視でき、少ないスイッチ23で多くの状態を検出する構成が可能となり、装置を小型化できる。
また、前記表示部10は、操作部7により支持された状態と、前記操作部7の複数の状態の何れかを検知して一の情報コードを選択した状態が所定時間経過した状態と、入力された状態とを識別可能に情報コードを強調表示するため、一定の場所において現在の入力状態を確認できるので、視線移動を少なくでき、操作性を向上できる。
また、前記表示部10は、上層の前記情報コード郡を外側に、下層の前記情報コード郡を内側に配置して表示するため、視線移動が少なく、直感的に操作を行なうことができる。
また、前記処理部は、複数の前記操作部7が同時に同方向に移動した箇所に配置される情報コードに、復旧可能な情報コードを割り当てるため、入力装置1が落下した場合の影響、被害を最小限にとどめることができる。
また、前記情報コードは行と段とから構成されており、1個の前記操作部7で前記情報コードの選択を行うため、ほぼ親指だけで入力できるので、携帯電話の文字入力と同様に操作でき、容易に操作できる。
また、前記表示部10は、前記電子機器に表示されるカーソルの近傍に前記情報コードを表示するため、文章と入力決定文字と、操作案内とが近接して表示されるので、視線移動を少なく操作できる。
また、前記処理部は、外部から情報コードの入れ替えが可能であり、情報コードに応じて制御型を変更できるため、機能を拡張できると共に、使用者が容易にカスタマイズすることができる。
また、前記処理部は、情報コードにポインタを所定方向に所定速度で移動させる情報コードを有し、ポインタは移動開始から加速して所定の移動速度に達するため、ポインタを見失うことなく、意図する位置へ迅速に精度よく到達させることができる。
また、前記処理部は、情報コードにマウスボタン機能を有するため、文字入力操作とマウス操作の連続操作を容易に行なうことができる。
また、前記処理部は、前記操作部7が前記安定点を回動する回転量に応じ表示を変化させるため、コード入力と同様操作で中断なく連続して対象を移動でき、迅速に操作できる。また、マウスホイールなどの不連続動作でなく、連続操作ができ、制御性を向上できる。
また、前記処理部は、前記操作部7が前記安定点を回動する回転量に応じ前記情報コードをスクロールするため、表示欄数の制限なく選択項目を設定できる。
また、前記表示部10は、次操作を誘導する案内を表示するため、誘導にしたがうことで、初心者でも操作中に行と段とのステップを迷わずに、的確に操作することができる。
また、前記表示部10は、支持された情報コードに関する説明を表示するため、候補コードを実際に決定入力する前に決定するか否かの判断を行なうことができ、簡易な表記だけでは解らない説明を参照したり、意図するコードを探したり、試行錯誤操作ができる。
また、前記操作部7からの入力に対応した音声を出力するスピーカを備えるため、画面を見ずに操作できる。
本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
1 入力装置
5 本体
6 把持部
6a 第1把持部
6b 第2把持部
7 操作部
8 保護突起
5 本体
6 把持部
6a 第1把持部
6b 第2把持部
7 操作部
8 保護突起
Claims (32)
- 本体と、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部とを備える入力装置において、前記把持部は、指で支持する第1把持部と該第1把持部と所定間隔をあけて設けられた第2把持部とからなり、前記操作部は、前記本体の一側に設けられた第1操作部と他側に設けられた第2操作部の少なくとも一方からなることを特徴とする入力装置。
- 前記把持部は、前記操作部を設けた本体表面に対し所定角度傾けて設けられることを特徴とする請求項1記載の入力装置。
- 前記第2把持部は、前記本体に着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の入力装置。
- 前記第2把持部は、前記把持間隔を変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1記載の入力装置。
- 前記第1把持部は、第3操作部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の入力装置。
- 前記本体に設けられた前記操作部より本体から突出した保護突起を備えていることを特徴とする請求項1記載の入力装置。
- 前記本体は、外部デバイスを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の入力装置。
- 前記本体は、光学装置が設けられていることを特徴とする請求項7記載の入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部とを備える入力装置において、前記入力装置を自立させる脚部が前記把持部を挟んで設けられ、前記操作部は、前記本体の一側に設けられた第1操作部と、他側に設けられた第2操作部と第4操作部とからなることを特徴とする入力装置。
- 前記操作部は、指先が嵌る形状に形成され、少なくとも一方向に指掛突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の入力装置。
- 本体を片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部とを備える入力装置において、前記操作部はキートップと基板に実装されるスイッチとからなり、該スイッチは基板の裏面に実装されることを特徴とする入力装置。
- 前記キートップは、水平移動を可能にするボール上に載置されることを特徴とする請求項11記載の入力装置。
- 前記操作部は本体に設けられ、該本体と前記キートップとの隙間に配置される防塵部材が設けられていることを特徴とする請求項11又は12記載の入力装置。
- 前記スイッチをオンオフする揺動可能に支持された可動板と、前記キートップの水平移動により前記可動板を揺動させる可動カムローラとを備えることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項記載の入力装置。
- 前記キートップは支持板に支持され、該支持板は、カムフェーズと該カムフェーズに係合するセンターカムローラとからなる係合手段により前記本体に支持され、前記カムフェーズは、1個の前記スイッチをオンする第1受部と2個の前記スイッチをオンする第2受部とからなる安定点を備え、前記第1受部と第2受部との間に切替突起を設けたことを特徴とする請求項14記載の入力装置。
- 前記操作部は、前記カムフェーズに設けられた第1受部と前記第2受部との間に、少なくとも一方のスイッチがオンとなる安定領域を備えていることを特徴とする請求項15記載の入力装置。
- 本体と、片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備え、前記表示部は、前記操作部に対応して前記情報コードを行列状に配置して表示することを特徴とする入力装置。
- 前記表示部は、前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードの階層との対応を表示することを特徴とする請求項17記載の入力装置。
- 前記処理部は、前記操作部の複数の状態の何れかを検知して一の情報コードを選択した状態が所定時間経過したことに基づいて一の情報コードを入力候補とすることを特徴とする請求項18記載の入力装置。
- 前記表示部は、操作部により支持された状態と、前記操作部の複数の状態の何れかを検知して一の情報コードを選択した状態が所定時間経過した状態と、入力された状態とを識別可能に情報コードを強調表示することを特徴とする請求項19記載の入力装置。
- 前記表示部は、上層の前記情報コード郡を外側に、下層の前記情報コード郡を内側に配置して表示することを特徴とする請求項17〜20のいずれか1項記載の入力装置。
- 前記処理部は、複数の前記操作部が同時に同方向に移動した箇所に配置される情報コードに、復旧可能な情報コードを割り当てることを特徴とする請求項16記載の入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部とを備える入力装置において、前記情報コードは行と段とから構成されており、1個の前記操作部で前記情報コードの選択を行うことを特徴とする入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記表示部は、前記電子機器に表示されるカーソルの近傍に前記情報コードを表示することを特徴とする入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部とを備える入力装置において、前記処理部は、外部から情報コードの入れ替えが可能であり、情報コードに応じて制御型を変更できることを特徴とする入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記処理部は、情報コードにポインタを所定方向に所定速度で移動させる情報コードを有し、ポインタは移動開始から加速して所定の移動速度に達することを特徴とする入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記処理部は、情報コードにマウスボタン機能を有することを特徴とする入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記処理部は、前記操作部が前記安定点を回動する回転量に応じ表示を変化させることを特徴とする請求項16記載の入力装置。
- 前記処理部は、前記操作部が前記安定点を回動する回転量に応じ前記情報コードをスクロールすることを特徴とする請求項28記載の入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部と、前記操作部の複数の状態、又は前記操作部の複数の状態と前記処理部で割り当てられた情報コードとの対応を表示する表示部とを備える入力装置において、前記表示部は、次操作を誘導する案内を表示することを特徴とする入力装置。
- 前記表示部は、支持された情報コードに関する説明を表示することを特徴とする請求項30記載の入力装置。
- 片手で把持する把持部と、該把持部を把持した状態で前記片手の指先で操作可能な部位に設けられ該指先を離さずに操作して複数の状態に変位すると共に該複数の状態を検知する電子機器に情報を入力するための操作部と、該操作部の複数の状態に対応して情報コードを割り当てる処理部とを備える入力装置において、前記操作部からの入力に対応した音声を出力するスピーカを備えることを特徴とする入力装置。
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