JP2006243661A - 感光材料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感光材料処理装置において、感光材料を複数列で並列搬送させるための振り分け機構を簡易化することで、コスト削減を図ることを目的とする。
【解決手段】 露光焼付けされた感光材料を処理液が装填された処理液槽に搬送し、現像処理する感光材料処理装置であって、従動ローラ(207)と、該従動ローラを支持するとともに、付勢されることで該従動ローラによる搬送ローラ(218)への圧着または圧着解除を行う第1の支持部材(205)と、挟持部材(407)と、該挟持部材を支持するとともに、付勢されることで回転部材(408)との間で前記感光材料の挟持または挟持解除を行う第2の支持部材(402)と、回動可能に配され、回動角度により、前記第1および第2の支持部材(205、402)を、順次または同時に付勢する偏芯部材201とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は感光材料処理装置に関するものである。
感光材料処理装置は、ロール状の印画紙(以下ペーパーと呼ぶ)を所定サイズに切断し乳剤面上に露光焼付けを行った後に、現像、漂白、水洗用の処理液が充填された処理槽内を順次通過させることで、写真等の現像を行うものである。
かかる装置では、一般に、所定サイズに切断された各ペーパーを1列にして搬送し一枚毎に露光焼付けを行う一方、処理液槽内を通過させる際には、2列に並べかえて搬送を行うことで、処理速度の向上を図っている。
このため、感光材料処理装置には、処理液槽の手前に、1列にて搬送されてきたペーパーを左右に振り分け、2列に並べかえるための振り分け装置が配されている。当該振り分け装置は、例えば、特許文献1及び特許文献2に示すとおり、ペーパーの表裏面に圧着しながらペーパーの搬送を行う1組のローラが長手方向に複数配され、さらに該ローラ間に位置し、搬送されてきたペーパーを挟持した後に回転させる回転機構が備えられている。そして、表裏それぞれのローラがペーパーの表裏面に圧着した状態でローラが駆動することでペーパーが回転機構の配された位置まで搬送されると、回転機構がペーパーを挟持し、ローラの圧着状態を解除したうえで、ペーパーを回転させる。これにより、ペーパーの向きが90度変更され、ローラの幅方向に2枚のペーパーを並列して搬送させることが可能となる。ペーパーが回転機構により回転された後は、ペーパーの挟持状態が解除され、再びローラにより圧着され、処理液槽に向けて搬送される。なお、ペーパーの表裏面に圧着しながらペーパーの搬送を行う1組のローラについては、例えば、特許文献3に開示されている。
特願2002−307164号 特願2002−307165号 特開平6−250367号公報
しかしながら、上記特許文献1、2に開示された振り分け装置は、いずれも、ローラの圧着/解除動作をするための駆動手段と、ペーパーの挟持/解除動作をするための駆動手段とを別々に設けていた。このため、装置の寸法が大きくなり、かつ、コストの上昇を招いていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、感光材料処理装置において、感光材料を複数列で並列搬送させるための振り分け機構を簡易化することで、装置寸法の縮小ならびにコスト削減をはかることを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る感光材料処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
露光焼付けされた感光材料を処理液が装填された処理液槽に搬送し、現像処理する感光材料処理装置であって、
搬送ローラに対向して配された従動ローラと、
前記従動ローラを支持するとともに、付勢されることにより、該従動ローラの前記搬送ローラへの圧着または圧着解除を行う第1の支持部材と、
前記感光材料を回転させるための回転部材に対向して配された挟持部材と、
前記挟持部材を支持するとともに、付勢されることにより、前記回転部材との間で前記感光材料の挟持または挟持解除を行う第2の支持部材と、
回動可能に配され、回動角度により、前記第1および第2の支持部材を、順次または同時に付勢する偏芯部材とを備える。
ここで、前記感光材料処理装置は、前記偏芯部材が回動することにより、
1)前記従動ローラの前記搬送ローラへの圧着、
2)前記感光材料の挟持、
3)前記従動ローラの前記搬送ローラからの圧着解除
の順序で動作するように前記第1および第2の支持部材が付勢されることを特徴とする。
本発明によれば、感光材料処理装置において、感光材料を複数列で並列搬送させるための振り分け機構を簡易化することで、装置寸法の縮小ならびにコスト削減をはかることを目的とする。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
<感光材料処理装置>
図1は本発明の一実施形態にかかる感光材料処理装置1(以下、装置1とも言う)の全体構成を示す図である。なお、装置1には、感光材料であるネガフィルムまたはポジフィルムの現像処理を行うために、処理液槽及び乾燥装置が一体的に設けられる機種も含まれるが、このように構成される機種についての説明は省略し、ここでは処理液槽及び乾燥装置が別体に構成される機種を代表して以下に述べる。
図1において、RPはロールペーパーであり、印画形成面となる発色乳剤塗布面を外側にして巻かれ、所定幅寸法(例えば、89mm幅)の連続した長尺ロールとしてコアに捲回されている。そして、光を完全に遮断した遮光状態でペーパーマガジン3内で回転自在に保持され、かつ暗室内で簡単に着脱できるように内蔵されている。
これらのペーパーマガジン3は、装置1を正面から見て左側下方に位置する左右収納部に図示のように同時あるいはいずれか一方の収納部に装填可能に設けられている。また、これらのペーパーマガジン3は図示のように左右収納部のいずれにも収容できるように、左右対称の形状に形成されている。
また、内蔵されたロールペーパーRPをペーパーマガジン3の外部に向けて矢印方向に排出する際に自動的に開口部を開く自動開閉機構が設けられており、ペーパーマガジン3の右収納部とペーパーマガジン3の左収納部のどちらか一方あるいは双方に同時に装填した場合に、同じように自動開閉するように構成されている。
ペーパーマガジン3の開口部の近傍には夫々カッターユニット4が配設されている。これらのカッターユニット4は、ペーパーマガジン3の開口部から送り出された直後のロールペーパーRPを露光する前に所望のカットサイズに切断するために設けられている。各カッターユニット4で所定のカットサイズに切断された印画形成前のペーパーPは、暗箱7の底面部位に配設された露光テーブル5の露光位置に順次送られる。
この搬送のために露光テーブル5には切断後のペーパーPの乳剤面側の裏面を走行面で吸引した状態で搬送する。
以上のようにして、露光の準備が整うと、露光部6に対してフィルムFを順次駒送りして、ズームレンズ等からなる光学系9を自動または手動にて調整して所望のサイズの像をペーパーP上に結像して露光を行う。
この露光後に、ペーパーPは搬送部10に向けて矢印D1方向に搬送され、この搬送途中で、大判ペーパーであるか否かの判断が行われて、下流方向に搬送される。ここで、ペーパーサイズが小型(例えば、127×89mm)の時は、振り分け装置12により左右に振り分けて搬送するようにして、下流側の第2の部屋14に設けられた各処理液槽16内を2列で搬送する。このように2列で搬送することで、処理速度をアップできることになる。また、パノラマ写真(254×89mm)のように縦長の場合も、同じように2列で搬送できる。
以上説明した左右収納部と、暗室7と露光テーブル5と搬送部10は処理液槽16に貯められた各処理液が温度上昇などにより気化することで発生したガスの影響を受けないように形成された第1の部屋13の内部に配設されている。このために、第1の部屋13は、上記の第2の部屋14との間に仕切り壁11が設けられており、この仕切り壁11に設けられた開口部に配設されたシャッター装置15の蓋部材の開閉動作を行うことで、ペーパーPを図中の矢印D2方向に搬送するときのみ蓋部材を開くようにして、気化ガスまたは水蒸気が第2の部屋14から第1の部屋13に向けて進入しないようにしている。また、第1の部屋13の内圧を第2の部屋14以上に維持することで、シャッター装置15の蓋部材が開いている状態でも気化ガスが進入しないようにしている。
シャッター装置15を矢印D2方向に通過したぺーパーPは、搬送ラック装置17内において破線図示の搬送路に沿うように搬送される。このために、露光後のペーパーPの現像処理を行うために処理液槽16内で矢印D3方向となるように方向転換して送られる。各搬送ラック17の搬送ローラは、共通の破線図示の駆動モータ20からウォームギアを用いた動力伝達機構を介して動力伝達されることで、搬送ラック17の全ての搬送ローラが同期駆動されるように構成されており、搬送ローラ間において速度差が発生することなく搬送できるように構成されている。
この搬送ラック17による搬送動作により、ペーパーPの先端が各処理液槽間に配設された案内装置18により案内されて矢印D4方向に向かう方向転換が行われて、漂白定着を行う次の処理液槽16に送られる。その後、図示のように搬送されて、最後に安定処理を行う処理液槽16を出てから矢印D5方向に方向転換するように案内されて、乾燥装置22に送り込まれる。この乾燥装置22は、破線図示のように搬送する途中で、ペーパーPの乳剤面への温風吹き付けをノズルを介して行ない乾燥させた後に、上方に向けて搬送される。また、乾燥装置22の下方の空間を占める筐体2内には電源部が設けられるとともに、この電源部の上には上記の各処理液槽16及び後述する種々の制御を行うためのプロセッサーの制御部30が配設されている。
上記の各処理液槽16の下方には、ボトル内に上記の各処理液の原液ないし濃縮液を収納したボトル29(現像液用の原液、漂白液、定着液、安定液用の原液がそれぞれ充填されたボトル)が着脱自在に設けられており、この下方の補充用の補充タンク19に対して原液を供給可能にするとともに、水タンク21から水の供給を行うことで、補充タンク19内の処理液(現像液、漂白液と定着液と水との混合、安定液)の濃度を一定に保つようにしている。
<振り分け装置の構成>
次に図2乃至図5を用いて振り分け装置12の構成について説明する。なお、ここでは説明の便宜上、ペーパーを搬送するための搬送機構と搬送されたペーパーの向きを変えるための回転機構とをわけて説明することとする。
1)搬送機構の構成
図2は振り分け装置12を構成する搬送機構について示した図である。同図において、201は偏芯部材であり、ハウジング200に取り付けられた偏芯部材支持部材202に回動可能に保持されており、回動中心203の周りを回動する。
204は接触部材であり、偏芯部材201が所定角度まで回動した際に偏芯部材201により紙面右方向(矢印D6の方向)に付勢される。205は支持部材であり、接触部材204の他、ローラ支持部材206が取り付けられている。支持部材205は回転軸208においてハウジング200に軸支されている。つまり、支持部材205は接触部材204が偏芯部材201によりD6方向に付勢されることで、ローラ支持部材206とともに回転軸208周りを矢印D7に示す方向に回動することとなる。
207は従動ローラであり、ペーパーPの搬送経路を介して搬送ローラ218に対向した位置にあるローラ支持部材206に回動自在に取り付けられている。なお、回転軸208にはねじりばね209が取り付けられ、一端がハウジング200の底面に、他端が連結部210(支持部材205と連結部材211とを連結するピン)に掛けられている。これにより、連結部210は矢印D6と反対方向に付勢されている。つまり、接触部材204が偏芯部材201により付勢されていない状態においては、支持部材205はねじりばね209により常に紙面左回りの方向に付勢されており、その結果、従動ローラ207は搬送ローラ218に対して圧着した状態となっている。
211は連結部材であり、支持部材205と支持部材214とを連結する。これにより、支持部材205の回動動作が連結部材211の矢印D8方向の動作となって支持部材214に伝達されることとなる。
214は支持部材であり、連結部材211を連結部212で軸支するとともに、ローラ支持部材215を保持している。また、支持部材214自身は、回転軸213においてハウジング200に軸支されている。つまり、支持部材214は連結部材211が矢印D8方向に動作することで、ローラ支持部材215とともに回転軸213周りを矢印D9に示す方向に回動することとなる。
216は従動ローラであり、ペーパーPの搬送経路を介して搬送ローラ220に対向した位置にあるローラ支持部材215に回動自在に取り付けられている。なお、回転軸213にはねじりばね217が取り付けられ、一端がハウジング200の底面に、他端が連結部212に掛けられている。これにより、支持部材214は紙面左向きに付勢されている。つまり、接触部材204が偏芯部材201により付勢されておらず、連結部材211が紙面右方向に動作していない状態においては、ローラ支持部材215はねじりばね217により常に紙面左回りの方向に付勢されており、その結果、従動ローラ216は搬送ローラ220に対して圧着した状態となっている。
218及び220は、ペーパーPの搬送経路を介して、それぞれ従動ローラ207及び216に対向する位置に配された搬送ローラである。搬送ローラ218及び220にはベルト219を介してモータ221の回転が伝達される。
2)搬送機構の動作
次に図3を用いて、偏芯部材201が回動した際の搬送機構の動作について説明する。図3は、偏芯部材201が所定角度回動した状態における搬送機構の状態を示す図である。
同図に示すように、偏芯部材201が所定角度まで回動すると、接触部材204を矢印D6方向に付勢する。これにより、ねじりばね209による紙面左方向(矢印D6と反対方向)への力に打ち勝って、支持部材205が回転軸208を中心に矢印D7’方向に回動し、支持部材205に取り付けられたローラ支持部材206に支持された従動ローラ207が上昇し、圧着状態が解除される(搬送ローラ218から離れる)。
一方、連結部210において支持部材205に連結された連結部材211は、ねじりばね217の紙面左方向(矢印D8’と反対方向)への力に打ち勝って、矢印D8’方向に動作し、支持部材214がローラ支持部材215とともに回転軸213周りを矢印D9’方向に回動する。この結果、ローラ支持部材215に支持された従動ローラ216が上昇し、圧着状態が解除される(搬送ローラ220から離れる)。
3)回転機構の構成
図4は振り分け装置12を構成する回転機構について示した図である。同図において図2または図3と同じ参照番号を付している部材は、同じものを示しているものとする。
401は第1の摺動部材であり、偏芯部材201が所定角度まで回動した際に偏芯部材201により紙面下方向(矢印D10方向)に付勢され、第2の摺動部材402内を摺動する。なお、第1の摺動部材401は、第2の摺動部材402内において、バネ405により支持されている。
402は第2の摺動部材であり、上部回転機構ハウジング403内においてバネ404により支持されている。これにより、第1の摺動部材が矢印D10方向に付勢された場合、第1の摺動部材401が第2の摺動部材402内を摺動し、バネ405が第2の摺動部材402の底部を矢印D10方向に押圧し、その結果、バネ404が縮み、第2の摺動部材402が上部回転機構ハウジング403内を摺動することとなる。
406はベアリングであり、第2の摺動部材402の底部に取り付けられ、第2の摺動部材とともに動作する。また、ベアリング406にはゴム製のパッド407(挟持部材)が取り付けられており(つまり、パッド407は第2の摺動部材402に回動自在に取り付けられており)、ペーパーPの搬送経路を介して対向する位置に配されたパッド408(回転部材)との間でペーパーPを挟持することができる。
パッド408は、不図示のモータに連結されたシャフト412に接続されており、パッド407との間で挟持したペーパーPの向きを自由に変えることができる構成となっている。
また、シャフト409にはエンコーダ409が配されており、パッド408の回転角度を検出する。シャフト412はベアリング411を介して支持部材410に支持されている。また、エンコーダ409も同様に支持部材410に支持されている。
4)回転機構の動作
次に図5を用いて、偏芯部材201が回動した際の回転機構の動作について説明する。図5は、偏芯部材201が所定角度回転した状態における回転機構の状態を示す図である。
同図に示すように、偏芯部材201が所定角度まで回動すると、第1の摺動部材401が矢印D10方向に付勢され、第2の摺動部材402内を摺動する。これにより第1の摺動部材401を支持していたバネ405が縮み、第2の摺動部材402の底面を矢印D10方向に押圧する。この結果、第2の摺動部材402が上部回転機構ハウジング403内を矢印D10方向に摺動し、第2の摺動部材402の底部にベアリング406を介して取り付けられたパッド407が下降し、パッド408と接触する。つまり、不図示のペーパーPをパッド407とパッド408との間で挟持する。
この状態で、シャフト412に連結された不図示のモータが回動すると、パッド408がパッド407とともに回動し、パッド407、408間に挟持されたペーパーPの向きをかえることができる。
以上の説明から明らかなように、図2乃至図5に示す振り分け装置12では、搬送機構における従動ローラ(207、216)による圧着/圧着解除と、回転機構におけるパッド407によるペーパーの挟持/挟持解除とを共通の偏芯部材201を回動させることで実現している。つまり、従来は従動ローラによる圧着/圧着解除動作と、パッドによる挟持/挟持解除動作とをそれぞれ別個の機構により、別個の駆動手段を用いて実現していたところ、図2乃至図5に示す振り分け装置12では、共通の偏芯部材201の回動により順次または同時に付勢することで実現できるため、駆動手段を1つにすることができ(つまり、共通の偏芯部材201を回動させるための駆動手段を1つ用意するだけでよく)、装置寸法の縮小並びにコスト削減を実現できる。
<振り分け装置の動作>
次に図6を用いて振り分け装置12全体の動作について説明する。同図において、601は偏芯部材201の回動角度を示したものである。また、602は搬送機構の状態を、603は回転機構の状態をそれぞれ偏芯部材201の回動角度601に対応して示したものである。
602に示すように、偏芯部材が0度から所定角度(偏芯部材201の形状及び大きさ並びに配置等の設計により任意にかわるため、所定角度と称して説明する)までは、従動ローラ207及び216が搬送ローラ218及び220に圧着している状態にある(602−1。図2の状態)。これに対して、偏芯部材が所定角度以上になると、従動ローラ207及び216が上昇し、圧着が解除された状態となる(602−2。図3の状態)。さらに偏芯部材201が回動すると、再び圧着状態に戻る(602−3。図2の状態)。
同様に、603に示すように、偏芯部材が0度から所定角度(上記所定角度とは異なる所定角度)までは、パッド407が上昇位置にあり、挟持が解除された状態にある(603−1。図4の状態)。これに対して、偏芯部材が所定角度以上になると、パッド407が下降し、パッド408との間でペーパーPを挟持することが可能な挟持状態となる(603−2。図5の状態)。さらに偏芯部材201が回動すると再び挟持解除状態に戻る(603−3。図4の状態)。
このように、偏芯部材201が回動し、支持部材205及び第2の摺動部材402を付勢することにより、i)従動ローラ207及び216の搬送ローラ218及び220への圧着、ii)ペーパーPの挟持、iii)従動ローラ207及び216の搬送ローラ218及び220からの圧着解除、の順序で動作するように構成されている。
604は、搬送機構の状態602と回転機構の状態603とから、振り分け装置12が実行可能な動作を示したものである。つまり、搬送機構が圧着状態(602−1)にあり、回転機構が挟持解除状態(603−1)にある場合には、従動ローラ207、216と搬送ローラ218、220との間でペーパーPを搬送することが可能な状態にある(604−1)。
また、搬送機構が圧着状態(602−1)にあり、回転機構が挟持状態(603−2)にある場合には、ペーパーPが搬送機構の位置にある状態で搬送が停止され、回転機構によりペーパーPが挟持された状態(604−2)にある。
また、搬送機構が圧着解除状態(602−2)にあり、回転機構が挟持状態(603−2)にある場合には、ペーパーPが従動ローラと搬送ローラとにより圧着されておらず、かつパッド407、408により挟持されていることから、ペーパーPを自由に回転させることができる状態(604−3)にある。
また、搬送機構が圧着解除状態(602−2)にあり、回転機構が挟持解除状態(603−3)にある場合には、ペーパーPが搬送機構にも回転機構にも拘束されていない状態にあることになる。このような状態はパノラマサイズ等の長尺ペーパーを下流に2列に振り分ける場合に用いられる。
このように、偏芯部材の回転角度601により、振り分け装置12の状態を変更することができ、所望の状態を所望の順序で実現するように、偏芯部材の回動角度が制御される。
図6の605は、振り分け装置12の動作順序の一例を示したものである。はじめに、ペーパーP搬送可能状態(604−1)において、ペーパーPを所定の位置まで搬送したのち、搬送を停止する(605の1)。
次に、偏芯部材201を回動し、ペーパーPを挟持し(605の2)、ペーパーP保持状態(挟持+圧着状態)にする(604−2)。ペーパーPが保持されたら、更に偏芯部材201を回動し、ペーパーP回転可能状態(604−3)にて、ペーパーPを回転させる(605の3)。ペーパーPの回転が完了したら、偏芯部材201を逆方向に回動し、ペーパーPを圧着し(605の4)、再びペーパーP保持状態にする(604−2)。
最後に、偏芯部材201を更に逆方向に回動し、ペーパーP搬送可能状態(604−1)にして、向きの変更されたペーパーPの搬送を行う(605の5)。
以上の説明から明らかなように、本実施形態にかかる振り分け装置によれば、搬送機構における従動ローラ(207、216)による圧着/解除と、回転機構におけるパッド407によるペーパーの挟持/解除とを共通の偏芯部材201を回動させることで実現することとしたため、機構が簡略化でき、装置寸法の縮小及びコスト削減をはかることが可能となる。
なお、上記実施形態においては、偏芯部材201が回動し、接触部材204を付勢することで、従動ローラ207及び216を圧着解除することとしたが、特にこれに限られず、予め圧着解除された位置に従動ローラ207及び216を配し、偏芯部材201が回動し、接触部材204を付勢することで、従動ローラ207及び216が搬送ローラ218及び220に圧着するように構成してもよい。
同様に、上記実施形態においては、偏芯部材201が回動し、第1の摺動部材401を付勢することで、パッド407をパッド408に接触させることとしたが、特にこれに限られず、予め挟持状態にあるパッド407を配し、偏芯部材201が回動し、第1の摺動部材401を付勢することで、挟持状態を解除するように構成してもよい。
本発明の一実施形態にかかる感光材料処理装置の全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる感光材料処理装置が備える振り分け装置(搬送機構)の構成を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる感光材料処理装置が備える振り分け装置(搬送機構)の構成を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる感光材料処理装置が備える振り分け装置(回転機構)の構成を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる感光材料処理装置が備える振り分け装置(回転機構)の構成を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる感光材料処理装置が備える振り分け装置全体の動作を示す図である。
符号の説明
200 ハウジング
201 偏芯部材
205 支持部材(第1の支持部材)
207、216 従動ローラ
218、220 搬送ローラ
401 第1の摺動部材
402 第2の摺動部材(第2の支持部材)
407 パッド(挟持部材)
408 パッド(回転部材)
P ペーパー(感光材料)

Claims (3)

  1. 露光焼付けされた感光材料を処理液が装填された処理液槽に搬送し、現像処理する感光材料処理装置であって、
    搬送ローラに対向して配された従動ローラと、
    前記従動ローラを支持するとともに、付勢されることにより、該従動ローラの前記搬送ローラへの圧着または圧着解除を行う第1の支持部材と、
    前記感光材料を回転させるための回転部材に対向して配された挟持部材と、
    前記挟持部材を支持するとともに、付勢されることにより、前記回転部材との間で前記感光材料の挟持または挟持解除を行う第2の支持部材と、
    回動可能に配され、回動角度により、前記第1および第2の支持部材を、順次または同時に付勢する偏芯部材と
    を備えることを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 前記偏芯部材が回動することにより、
    1)前記従動ローラの前記搬送ローラへの圧着、
    2)前記感光材料の挟持、
    3)前記従動ローラの前記搬送ローラからの圧着解除
    の順序で動作するように前記第1および第2の支持部材が付勢されることを特徴とする請求項1に記載の感光材料処理装置。
  3. 請求項2に記載の感光材料処理装置において、前記感光材料の搬送を制御する制御方法であって、
    前記従動ローラを前記搬送ローラに圧着させた状態で、前記感光材料を前記挟持部材の位置まで搬送する工程と、
    前記挟持部材の位置にて、前記挟持部材により前記回転部材との間で前記感光材料を挟持する工程と、
    前記従動ローラの前記搬送ローラへの圧着を解除する工程と、
    前記回転部材を回転させ前記感光材料の向きを変更する工程と、
    前記従動ローラを前記搬送ローラに圧着させ、前記挟持部材による挟持を解除した後、前記回転後の感光材料を搬送する工程と
    を備えることを特徴とする制御方法。
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